【発明の詳細な説明】
石鹸製品
本発明は、ボディーソープおよび洗濯石鹸の両方の製造時における膨張処理す
なわち曝気（ａｅｒａｔｉｏｎ）処理の実施に関する。
従来の最新の石鹸タブレット（ｔａｂｌｅｔ）は、所望の含水レベルまで乾燥
させた石鹸基剤を先ず最初に製造し、次ぎに作られる製品の性質に応じて石鹸基
剤の部片に所望の添加剤およびトリグリセリド（ｔｒｉｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ）
、すなわち香料、染料、加水剤（ｍｏｉｓｔｕｒｉｓｅｒｓ）、過脂肪剤、防腐
剤、油、殺菌剤および洗浄剤（ｄｅｔｅｒｇｅｎｔｓ）、脂肪（ｔａｌｌｏｗ）
などを混合して、一般に作られる。この混合作業で添加剤が石鹸部片に大雑把に
分散された後、石鹸基剤および添加剤のこの混合物は均質化される。最終的に均
質とされた石鹸がモールド成形または押出し成形されてバー材を形成され、該バ
ー材がビレットに切り出され、該ビレットから所望形状の石鹸タブレットが型押
し加工される。
石鹸基剤は通常のいずれかの石鹸製造処理、すなわち脂肪の鹸化、または水酸
化ナトリウムまたは水酸化カリウムによる脂肪酸の直接的な中和によって、作ら
れる。通常、石鹸基剤はナトリウム石鹸またはカリウム石鹸、またはそれらの混
合物であるが、望まれるならば他のアルカリ金属石鹸、アルカリ土類金属石鹸、
アンモニヤ石鹸またはアミン石鹸がトリグリセリド族の石鹸と同様に使用できる
。普通は、石鹸基剤は乾燥後に一般に２０重量％を超えない量の水を含む。通常
、石鹸基剤は添加剤を全く含まないが、望まれるならば石鹸部片の製造に必要な
例えば防腐剤のような添加剤をバー材に形成される前の石鹸基剤に組み入れるこ
とができる。
石鹸タブレットは、その製造方法に応じて不透明、半透明または透明とするこ
とができる。透明石鹸は、例えばアルコールに溶解した脂肪酸／アルカリ石鹸基
剤、またはアルコール、砂糖溶液およびグリセロール（ｇｌｙｃｅｒｏｌ）を添
加された脂肪酸／アルカリ反応体混合物のような適当な石鹸基剤溶液を冷却する
ことで、作られる。半透明石鹸は、例えば制御された温度での石鹸基剤の機械作
業によって作られる。
石鹸タブレットは合成洗浄剤（「ソープレスソープ」と称される）のような代
替の界面活性剤を使用しても作ることができ、このような代替界面活性剤は通常
の脂肪酸／アルカリ石鹸基剤に添加または置換して使用される。
石鹸タブレットは身体の洗浄またはその他の洗濯または洗浄の目的のために組
成される。
曝気された石鹸、すなわち浮石鹸は例えば英国特許第５３９７１８号明細書、
米国特許第２０４８２０６号明細書および英国特許第２１１８０５８Ａ号明細書
に記載されており、これにおいては引き続き成形の行われる石鹸製品の活発な機
械作業時に空気が導入される。
本発明によれば、マイクロ波を照射する段階を含む石鹸部片を膨張させるため
の処理が提供される。
本発明によれば、石鹸部片は一般に上述したように作られることができる。し
たがって石鹸は、脂肪の鹸化または脂肪酸の中和によって得られる通常の脂肪酸
／アルカリ石鹸基剤を含むいずれかの適当な界面活性剤または界面活性剤の組み
合わせとされる石鹸基剤、および合成洗浄石鹸基剤を含む。石鹸基剤は、例えば
押出し成形、モールド成形または型押し加工によって任意に形状を付された均質
な石鹸を形成するために意図的に使用される所望の添加剤と組み合わせることが
できる。
したがって、本発明の処理は膨張された石鹸すなわち曝気された石鹸の製造を
可能にするために適用される。特に曝気された石鹸タブレットは、各々のタブレ
ットが１回の洗浄で使い切られるように製造されることができる。
本発明は添付した図面を参照して、単なる例を挙げて説明する以下の記述から
、明確に理解されよう。図面において、
第１図は、マイクロ波の小さなバーストが与えられた後の石鹸部片を通る横断
面図を示す。
第２図は、第１図に示された横断面形を有する石鹸部片の斜視図を示す。
第３ａ図は、本発明の方法を適用する前の石鹸部片を示す。
第３ｂ図は、マイクロ波を照射した後の第３ａ図と同じ石鹸を示す。
第４ａ図は、石鹸部片を埋め込んだスポンジの横断面図を示す。
第４ｂ図は、マイクロ波を照射した後の第４ａ図と同じスポンジの横断面図を
示す。
第５ａ図は、石鹸部片を含む２部品石鹸モールド型の横断面図を示す。
第５ｂ図は、マイクロ波を照射した後の第５ａ図と同じモールド型の横断面図
を示す。
第１図で、曝気されたハニカム構造化された石鹸１の横断面は、互いに連結さ
れた石鹸薄片によって構成されている膨張され曝気されたハニカム構造化された
内部構造２を示している。この石鹸の内部構造２は同じ物質で作られた皮膜３で
囲まれており、皮膜３の厚さは例えば０．５ｍｍ〜０．００５ｍｍの間で変化す
る。この膨張され曝気された、すなわちハニカム構造化された石鹸は、各タブレ
ットが手／顔の１回の洗浄、または身体の１回の洗浄に使用できるように構成さ
れ、いずれの場合も用量は石鹸タブレットの寸法によって定まる。
このような石鹸の製造は、周知の石鹸製造処理に更なる段階の追加に基づく。
この段階はマイクロ波を、好ましくは小さいが頻繁なマイクロ波のバーストとし
て石鹸部片に照射することを伴う。第３ａ図は１つの石鹸部片４を示す。第３ｂ
図はマイクロ波を照射した後の同じ部片を示している。この結果、１：７の比率
で寸法を増大され、第１図に示したような横断面を有する石鹸タブレット１とな
る。第３ｂ図に示したような最小寸法が４ｍｍで最大寸法が１５０ｍｍの手また
は身体を１回洗浄するための膨張された石鹸部片に関しては、第３ａ図の初期の
石鹸部片は最小寸法は２．５ｍｍで最大寸法が５０ｍｍであり、この初期部片に
対して５００Ｗの出力で２０〜４０秒間（２４５０ＭＨｚ，間歇照射）にわたっ
てマイクロ波が照射される。
石鹸タブレットは、マイクロ波処理される前は５〜２０％またはそれ以上の水
分を含有し得るので、マイクロ波が石鹸タブレットを透過するときにその内部の
水分に対する通常のマイクロ波作用によって熱が発生されると考えられる。照射
されたマイクロ波の出力すなわち周波数は強さすなわちバースト周波数を高める
ことで増大させることができ、これにより露出時間を短縮することが可能になり
、
この逆もまた同様である。この結果、石鹸は膨張を生じ、これによりハニカム／
曝気構造が形成される。
望まれるならば寸法膨張比は、膨張される石鹸タブレットの表面に付着する水
（微細噴霧の形式で）を付与することで更に大きくできる。湿潤した膨張された
石鹸タブレットは更にマイクロ波のバーストに曝され、取り囲む石鹸皮膜が既に
説明した作用を繰り返す。
軟石鹸基剤は、本発明によれば良好な膨張を示す。このような石鹸基剤は、あ
らゆる非石鹸粒子は別として、以下の範囲の組成を有する。
全脂肪物質 ７０ 〜８０ 重量％
付随カチオン（ｃａｔｉｏｎ） ６ 〜 ９ 重量％
電解質 ０．１〜 １．０重量％
石鹸基剤は、４０°Ｃで少なくとも１．８×１０-5Ｎ／ｍ2の降伏応力を有す
ることが好ましい。
結果として生じたハニカム構造化された状態の最終的な石鹸タブレットは水に
接すると、石鹸薄片の連鎖が分解を始めるので、優れた泡立ち性を示して溶解（
もとの状態からほとんどの水が蒸発されているので、通常の石鹸よりも速い速度
で溶解する）し、均一な泡になる。家庭使用の状況のもとで経年および温度変化
によって取り扱い時に石鹸バー材が過度にひび割れおよび変質を生じるような、
ひび割れした石鹸の一般的な発生を回避することができる。１回使用の寸法であ
る膨張されたタブレットは主要な衛生上の利点を与える。何故なら、この石鹸タ
ブレットは起こり得る交互感染に決して加担せず、交互感染が回避されるからで
ある。それ故に、使用されなかったものは廃棄されるということに代えて必要と
される量だけが使用されるように、ホテル／客用の石鹸のような場所に使用され
たときに、この膨張された石鹸はそれ自体が環境を大きく改善する新たな洗浄方
法として与えられることになる。
第４ａ図にて、スポンジ製品５の横断面形状は石鹸部片７を埋め込んだ人工ス
ポンジとされ得るスポンジ６を示している。第４ｂ図は５００Ｗの出力で２０〜
４０秒間ほどマイクロ波を照射（２４５０ＭＨｚ、間歇照射）した後の、石鹸部
片を埋め込んだ同じ横断面形状のスポンジ６を示している。見られるように、曝
気された石鹸タブレット８は大体１：７の比率で寸法を増大されており、それ故
にスポンジ面積を横断して拡大され、半剛性スポンジブロック９を形成している
。このブロック９はその後冷気によって助成されて冷却される。
結果的に得られたハニカム構造化された石鹸タブレットを有する最終的なスポ
ンジブロック９は、水と接して溶解し、石鹸薄片の連鎖が次第に分解を始めるに
つれて均一な泡を形成する。全ての石鹸が溶解された後には、スポンジ６だけが
残る。これは１片の用具すなわちスポンジ９を使用するだけで身体の洗浄を可能
にする。このことは狭い生活空間の状況のもとで、または衛生が最も重要とされ
る状況において利点を有する。
第５ａ図には２部品モールド型１０，１１の横断面が示されている。内部には
モールド型寸法の例えば１０〜２０％の大きさの石鹸部片１２が配置されている
。第５ｂ図は第５ａ図に示したものと同じであるが、５００Ｗの出力で２０〜４
０秒間ほどマイクロ波を照射（２４５０ＭＨｚ，間歇照射）した後のモールド型
を示している。図示したように、この曝気された石鹸部片１３は曝気によりモー
ルド型を充満するように寸法を増大した。その後引き続いて冷却段階が実施され
、この後石鹸タブレットは取り出された。このモールド石鹸処理は、正確な用量
が要求される場合、例えば人の世話（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃａｒｅ）および医療
、および他の家庭的または工業的な洗浄目的に関し、計量された用量が正確に繰
り返して使用できるようにする利点を有する。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Soap Products The present invention relates to the implementation of swelling or aeration treatments in the manufacture of both body soaps and laundry soaps. Conventional state-of-the-art soap tablets first produce a soap base that is dried to the desired water content level and then add the desired additive to the soap base piece depending on the nature of the product being made. And triglycerides, that is, fragrances, dyes, moisturisers, fat-preserving agents, preservatives, oils, bactericides and detergents, fats, etc. are commonly made. After the additives have been roughly dispersed in the soap pieces in this mixing operation, the mixture of soap base and additives is homogenized. Finally, the homogenized soap is molded or extruded to form a bar material, the bar material is cut into a billet, and a soap tablet having a desired shape is embossed from the billet. The soap base is made by any conventional soap making process, ie saponification of fats or direct neutralization of fatty acids with sodium or potassium hydroxide. Usually the soap base is sodium or potassium soaps, or mixtures thereof, but if desired, other alkali metal soaps, alkaline earth metal soaps, ammonia soaps or amine soaps are used as well as triglyceride family soaps. it can. Ordinarily, the soap base will, after drying, generally contain no more than 20% by weight of water. Normally, the soap base contains no additives, but if desired it is possible to incorporate additives necessary for the production of soap pieces, such as preservatives, into the soap base before it is formed into bar stock. it can. Soap tablets can be opaque, translucent or transparent, depending on the method of manufacture. Clear soaps can be prepared by cooling a suitable soap base solution, such as a fatty acid / alkali soap base dissolved in alcohol, or a fatty acid / alkali reactant mixture added with alcohol, sugar solution and glycerol. , Made. Translucent soaps are made, for example, by mechanical working of soap bases at controlled temperatures. Soap tablets can also be made using alternative surfactants, such as synthetic detergents (called "soap soaps"), which have the usual fatty acid / alkaline soap groups. It is used by adding or substituting it to the agent. Soap tablets are formulated for body cleaning or other laundry or cleaning purposes. Aerated soaps, i.e. floating soaps, are described, for example, in GB 539718, US 2048206 and GB 2118058A, in which the soap product to be subsequently molded is Air is introduced during active machine work. According to the present invention, there is provided a process for expanding a soap piece that includes the step of irradiating with microwaves. According to the invention, soap pieces can generally be made as described above. Soaps are therefore soap bases with any suitable surfactant or combination of surfactants, including conventional fatty acid / alkali soap bases obtained by saponification of fats or neutralization of fatty acids, and synthetic cleaning soaps. Including base. The soap base can be combined with any desired additives that are intentionally used to form an optionally shaped homogeneous soap, for example by extrusion, molding or embossing. Therefore, the treatment of the present invention is applied to enable the production of expanded or aerated soap. Especially aerated soap tablets can be manufactured so that each tablet is used up in one wash. The invention will be clearly understood from the following description, which is given, by way of example only, with reference to the accompanying drawings. In the drawings, FIG. 1 shows a cross-sectional view through a piece of soap after being given a small burst of microwaves. 2 shows a perspective view of a soap piece having the cross-sectional shape shown in FIG. Figure 3a shows a soap strip before applying the method of the invention. FIG. 3b shows the same soap as in FIG. 3a after irradiation with microwaves. FIG. 4a shows a cross-sectional view of a sponge embedded with soap pieces. FIG. 4b shows a cross-sectional view of the same sponge as in FIG. 4a after irradiation with microwaves. FIG. 5a shows a cross-sectional view of a two-part soap mold containing soap pieces. FIG. 5b shows a cross-sectional view of the same mold as in FIG. 5a after irradiation with microwaves. In FIG. 1, the cross section of an aerated honeycomb structured soap 1 shows an expanded and aerated honeycomb structured internal structure 2 constituted by interconnected soap flakes. The internal structure 2 of this soap is surrounded by a coating 3 made of the same substance, the thickness of the coating 3 varying for example between 0.5 mm and 0.005 mm. This expanded, aerated, or honeycomb structured soap is constructed so that each tablet can be used for one hand / face wash or one body wash, in each case the dosage is soap. Determined by tablet dimensions. The production of such soaps is based on the addition of further steps to the known soap production process. This step involves irradiating the soap pieces with microwaves, preferably as small but frequent bursts of microwaves. FIG. 3a shows one soap piece 4. FIG. 3b shows the same piece after irradiation with microwaves. As a result, the size of the soap tablet 1 is increased by a ratio of 1: 7, and the soap tablet 1 has a cross section as shown in FIG. For swollen soap pieces for a single wash of the hand or body with a minimum dimension of 4 mm and a maximum dimension of 150 mm as shown in Figure 3b, the initial soap section of Figure 3a has a minimum dimension. The maximum size is 2.5 mm at 50 mm, and the initial piece is irradiated with microwaves at an output of 500 W for 20 to 40 seconds (2450 MHz, intermittent irradiation). Soap tablets may contain 5-20% or more water before being microwaved, so that when microwaves penetrate the soap tablet, heat is generated by the normal microwave action on the water inside. It is thought to be done. The power or frequency of the radiated microwaves can be increased by increasing the power or burst frequency, which allows a shorter exposure time and vice versa. As a result, the soap undergoes swelling, which creates a honeycomb / aerated structure. If desired, the dimensional expansion ratio can be further increased by applying water (in the form of a fine spray) that adheres to the surface of the expanded soap tablet. The moistened, swollen soap tablets are further exposed to a burst of microwaves, with the surrounding soap film repeating the effects already described. Soft soap bases exhibit good swelling according to the present invention. Such a soap base, apart from any non-soap particles, has a composition in the following range. Total fat material 70-80% by weight Associated cations 6-9% by weight Electrolytes 0.1-1.0% by weight The soap base is at least 1.8 x 10 -5 N / m 2 at 40 ° C. It is preferable to have a yield stress. When the final honeycomb tablet in the resulting honeycomb structured state comes into contact with water, the chains of soap flakes begin to decompose, resulting in excellent foaming and dissolution (most water from the original state is dissolved). Since it has been evaporated, it dissolves at a faster rate than regular soap), resulting in a uniform foam. It avoids the common occurrence of cracked soaps, which under the conditions of domestic use will undergo excessive cracking and alteration of the soap bar material during handling due to aging and temperature changes. Expanded tablets, which are single-use dimensions, offer major hygiene benefits. This is because the soap tablet never participates in possible cross infections and avoids cross infections. Therefore, when used in places such as hotel / guest soap, this expanded so that only the required amount is used instead of being discarded if not used. Soap will itself be given as a new cleaning method that greatly improves the environment. In Fig. 4a, the cross-sectional shape of the sponge product 5 shows a sponge 6 which can be an artificial sponge with embedded soap pieces 7. FIG. 4b shows a sponge 6 having the same cross-sectional shape with embedded soap pieces after irradiation with microwaves (2450 MHz, intermittent irradiation) for about 20 to 40 seconds at an output of 500 W. As can be seen, the aerated soap tablet 8 is sized at a ratio of approximately 1: 7 and is therefore expanded across the sponge area forming a semi-rigid sponge block 9. This block 9 is then cooled with the aid of cold air. The final sponge block 9 with the resulting honeycomb structured soap tablets dissolves in contact with water and forms uniform bubbles as the chains of soap flakes start to decompose. Only sponge 6 remains after all the soap has been dissolved. This allows the body to be washed using only one piece of tool or sponge 9. This has advantages in tight living space situations, or where hygiene is of paramount importance. FIG. 5a shows a cross section of a two part mold 10,10. A soap piece 12 having a size of, for example, 10 to 20% of the mold size is arranged inside. FIG. 5b is the same as that shown in FIG. 5a, but shows the mold after being irradiated with microwaves (2450 MHz, intermittent irradiation) at an output of 500 W for about 20 to 40 seconds. As shown, the aerated soap piece 13 increased in size to fill the mold by aeration. A subsequent cooling step was then carried out, after which the soap tablets were removed. This mold soaping process allows the metered dose to be used exactly exactly where exact doses are required, for example for personal care and medical, and other household or industrial cleaning purposes. Have the advantage of doing so.
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９５年９月２５日
【補正内容】
および合成洗浄石鹸基剤を含む。石鹸基剤は、例えば
この石鹸の内部構造２は同じ物質で作られた皮膜３で囲まれており、皮膜３の厚
さは例えば０．５ｍｍ〜０．００５ｍｍの間で変化する。この膨張され曝気され
た、すなわちハニカム構造化された石鹸は、各タブレットが手／顔の１回の洗浄
、または身体の１回の洗浄に使用できるように構成され、いずれの場合も用量は
石鹸タブレットの寸法によって定まる。
このような石鹸の製造は、周知の石鹸製造処理に更なる段階の追加に基づく。
この段階はマイクロ波を、好ましくは小さいが頻繁なマイクロ波のバーストとし
て石鹸部片に照射することを伴う。第３ａ図は１つの石鹸部片４を示す。第３ｂ
図はマイクロ波を照射した後の同じ部片を示している。この結果、１：７または
それ以上の比率で寸法を増大され、第１図に示したような横断面を有する石鹸タ
ブレット１となる。第３ｂ図に示したような最小寸法が４ｍｍで最大寸法が１５
０ｍｍの手または身体を１回洗浄するための膨張された石鹸部片に関しては、第
３ａ図の初期の石鹸部片は最小寸法は２．５ｍｍで最大寸法が５０ｍｍであり、
この初期部片に対して５００Ｗの出力で２０〜４０秒間（２４５０ＭＨｚ，間歇
照射）にわたってマイクロ波が照射される。
石鹸タブレットは、マイクロ波処理される前は５〜２０％またはそれ以上の水
分を含有し得るので、マイクロ波が石鹸タブレットを透過するときにその内部の
水分に対する通常のマイクロ波作用によって熱が発生されると考えられる。照射
されたマイクロ波の出力すなわち周波数は強さすなわちバースト周波数を高める
ことで増大させることができ、これにより露出時間を短縮することが可能になり
、この逆もまた同様である。この結果、石鹸は膨張を生じ、これによりハニカム
／曝気構造が形成される。
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９５年１０月１７日
【補正内容】
石鹸タブレットは、その製造方法に応じて不透明、半透明または透明とするこ
とができる。透明石鹸は、例えばアルコールに溶解した脂肪酸／アルカリ石鹸基
剤、またはアルコール、砂糖溶液およびグリセロール（ｇｌｙｃｅｒｏｌ）を添
加された脂肪酸／アルカリ反応体混合物のような適当な石鹸基剤溶液を冷却する
ことで、作られる。半透明石鹸は、例えば制御された温度での石鹸基剤の機械作
業によって作られる。
石鹸タブレットは合成洗浄剤（「ソープレスソープ」と称される）のような代
替の界面活性剤を使用しても作ることができ、このような代替界面活性剤は通常
の脂肪酸／アルカリ石鹸基剤に添加または置換して使用される。
石鹸タブレットは身体の洗浄またはその他の洗濯または洗浄の目的のために組
成される。
曝気された石鹸、すなわち浮石鹸は例えば英国特許第５３９７１８号明細書、
米国特許第２０４８２０６号明細書および英国特許第２１１８０５８Ａ号明細書
に記載されており、これにおいては引き続き成形の行われる石鹸製品の活発な機
械作業時に空気が導入される。
マイクロ波の照射は石鹸製品を処理するために提案された。ベルギー国特許第
Ａ１００４８７６号明細書および米国特許第４１１８３３３号明細書は、石鹸お
よび水のスラリーを膨張させるためにマイクロ波を照射する石鹸粉末の製造を開
示している。
英国特許第Ａ−２２０３７５２号明細書は、石鹸がマイクロ波の照射を受ける
ような石鹸粒子と水との混合物のモールド成形による浮石鹸の形成を開示してい
る。
本発明によれば、石鹸部片とされた石鹸にマイクロ波を照射して、該石鹸部片
を膨張させ、これにより膨張されたハニカム構造化された石鹸部片を形成するこ
とを特徴とする、膨張された石鹸製品を製造する処理が提供される。
本発明によれば、石鹸部片は一般に上述したように作られることができる。し
たがって石鹸は、脂肪の鹸化または脂肪酸の中和によって得られる通常の脂肪酸
／アルカリ石鹸基剤を含むいずれかの適当な界面活性剤または界面活性剤の組み
合わせとされる石鹸基剤、
請求の範囲
１．石鹸部片とされる石鹸にマイクロ波を照射して前記個体の石鹸部片を膨張
させ、これにより膨張されたハニカム構造化された石鹸部片を形成することを特
徴とする膨張された石鹸製品を製造する方法。
２．請求項１による方法であって、
膨張された石鹸に微細噴霧として水を付与し、
更にマイクロ波を照射して石鹸を更に膨張させることを更に含む方法。
３．請求項１または請求項２による方法であって、前記石鹸が初期材料の容積
の少なくとも７倍の容積に膨張される方法。
４．請求項１から請求項３までのいずれか１項による方法であって、前記膨張
された石鹸が水よりも小さい密度を有する方法。
５．請求項１から請求項４までのいずれか１項による方法であって、前記石鹸
部片がモールド型のキャビティ内部に配置される方法。
６．請求項１から請求項４までのいずれか１項による方法であって、様々また
は均一な寸法の石鹸タブレットがマイクロ波を照射する前にスポンジ内に埋め込
まれた方法。
７．前掲請求項のいずれかによる方法で製造された膨張されたハニカム構造化
された石鹸製品。
８．請求項７による製品であって、１回の洗浄に十分な量の材料を含んでなる
製品。
９．請求項７または請求項８による製品であって、４ｍｍ〜１５０ｍｍの横断
面寸法を有する製品。[Procedure of Amendment] Article 184-8 of the Patent Act
[Submission date] September 25, 1995
[Correction contents]
And synthetic detergent soap base. Soap base, for example,
The inner structure 2 of this soap is surrounded by a film 3 made of the same substance,
The thickness varies, for example, between 0.5 mm and 0.005 mm. This is inflated and aerated
, Ie honeycomb structured soap, each tablet has one hand / face wash
, Or for a single wash of the body, in each case the dose is
Determined by the dimensions of the soap tablet.
The production of such soaps is based on the addition of further steps to the known soap production process.
This step converts microwaves into bursts of microwaves, preferably small but frequent.
And irradiating the soap pieces. FIG. 3a shows one soap piece 4. 3b
The figure shows the same piece after irradiation with microwaves. As a result, 1: 7 or
A soap filter having a dimension increased at a higher ratio and having a cross section as shown in FIG.
Bullet 1 The minimum dimension is 4 mm and the maximum dimension is 15 mm as shown in Fig. 3b.
For swollen soap strips for one wash of 0 mm hand or body, see
The initial soap piece in Figure 3a has a minimum dimension of 2.5 mm and a maximum dimension of 50 mm,
Output power of 500W for 20-40 seconds (2450MHz, intermittent
(Irradiation).
Soap tablets should contain 5-20% or more water before being microwaved.
Can contain minutes, so that when microwaves penetrate the soap tablet, its internal
It is believed that heat is generated by the usual microwave action on water. Irradiation
Microwave output or frequency boosts intensity or burst frequency
Can increase the exposure time, which in turn reduces exposure time.
, And vice versa. As a result, the soap causes swelling, which causes the honeycomb
/ Aeration structure is formed.
[Procedure of Amendment] Article 184-8 of the Patent Act
[Submission date] October 17, 1995
[Correction contents]
Soap tablets can be opaque, translucent or transparent, depending on the method of manufacture.
Can be. Transparent soap is, for example, fatty acid / alkali soap group dissolved in alcohol
Agent or add alcohol, sugar solution and glycerol
Cool a suitable soap-based solution such as added fatty acid / alkali reactant mixture
It can be made. Translucent soaps are, for example, machine-made soap-based products at controlled temperatures.
Made by work.
Soap tablets are a substitute for synthetic detergents (called "soap soap").
Alternative surfactants can also be made, and such alternative surfactants are usually
It is used by adding or substituting to the fatty acid / alkali soap base.
Soap tablets are designed for personal cleaning or other laundry or cleaning purposes.
Is made.
Aerated soap, i.e. floating soap, is for example described in British Patent No. 539718,
US 2048206 and UK 2118058A
, Which is the active machine for soap products that is subsequently molded.
Air is introduced during mechanical work.
Microwave irradiation has been proposed for treating soap products. Belgium Patent No.
A1004876 and U.S. Pat. No. 4,118,333 are soap and soap.
Opened the production of soap powder that was irradiated with microwaves to expand the slurry of water and water.
Is shown.
British Patent No. A-2203752 shows that soap is exposed to microwave radiation.
Discloses the formation of floating soap by molding a mixture of such soap particles and water.
You.
According to the present invention, the soap, which has been used as a soap piece, is irradiated with microwaves to remove the soap piece.
To expand, thereby forming expanded honeycomb structured soap pieces.
There is provided a process for producing an expanded soap product, characterized by:
According to the invention, soap pieces can generally be made as described above. I
Soap is therefore a normal fatty acid obtained by saponifying fat or neutralizing fatty acids.
/ Any suitable surfactant or combination of surfactants, including alkaline soap bases
Soap base combined,
The scope of the claims
1. Microwave irradiates the soap, which is supposed to be soap, with the soap to expand the soap
And thereby forming expanded honeycomb structured soap pieces.
A method of producing a swollen soap product that features.
2. A method according to claim 1, wherein
Add water as a fine spray to the expanded soap,
Further comprising irradiating with microwaves to further expand the soap.
3. A method according to claim 1 or claim 2, wherein the soap is a volume of initial material.
Expanded to at least 7 times the volume.
4. A method according to any one of claims 1 to 3, wherein the expansion
The treated soap has a density less than that of water.
5. A method according to any one of claims 1 to 4, wherein the soap
The method by which the pieces are placed inside the mold cavity.
6. A method according to any one of claims 1 to 4, wherein
Is a uniform size soap tablet embedded in the sponge before being exposed to microwaves.
Addicted way.
7. Expanded honeycomb structured produced by a method according to any of the preceding claims
Soap products.
8. A product according to claim 7, comprising a sufficient amount of material for a single wash.
Product.
9. A product according to claim 7 or claim 8, wherein the cross section is between 4 mm and 150 mm.
Products with surface dimensions.
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ
Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ
，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，
ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ，
ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ
Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ
，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ，
ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ
Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ
，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ
【要約の続き】
─────────────────────────────────────────────────── ─── Continued Front Page (81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE, DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, MC, NL, PT, SE), OA ( BF, BJ, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, TD, TG), AP (KE, MW, SD), AM, AT, AU, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN, CZ, DE, DK, ES, FI, GB, GE, HU, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LK, LT, LU, LV, MD, MG, MN , MW, NL, NO, NZ, PL, PT, RO, RU, SD, SE, SI, SK, TJ, TT, UA, US, UZ, VN [Continued Summary]