JPH094378A - シールドセグメントグラウトホール用逆止弁 - Google Patents

シールドセグメントグラウトホール用逆止弁

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JPH094378A
JPH094378A JP7159115A JP15911595A JPH094378A JP H094378 A JPH094378 A JP H094378A JP 7159115 A JP7159115 A JP 7159115A JP 15911595 A JP15911595 A JP 15911595A JP H094378 A JPH094378 A JP H094378A
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JP
Japan
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grout hole
grout
check valve
water
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP7159115A
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English (en)
Inventor
Hisao Motomura
久男 本村
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NIPPON SEAL PACK KK
Original Assignee
NIPPON SEAL PACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆止弁の先端に漏水防止のためのシール材を
取付ける場合に、グラウトホール管への逆止弁の装着の
際にシール材が挿入の妨げにならず、スムーズに装着で
き、シール材の変形も防止できて漏水防止機能が損なわ
れることがない。 【構成】 内部に弁体12をスライド自在に装着した短尺
な筒体4の外周にグラウトホール管内周への台形螺合ネ
ジ5を設け、前記短尺な筒体4の挿入側先端を延長して
前記台形螺合ネジ5の谷部5aと同径の縮径部6を設
け、該縮径部6に溝条7を形成し、この溝条7内に水膨
潤性シール材8を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル施工における
シールド工法でのシールドセグメントに設けるグラウト
ホール用逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法でグラウト材の裏込め注入
を行うには、図5に示すようにシールドセグメント1に
グラウトホール管2を設け、このグラウトホール管2に
注入ホースを結合する。そして、注入する滑材やグラウ
ト材が逆流しないように、このグラウトホール管2内に
は従来、例えば図4に示すような逆止弁3を設けてい
る。
【0003】該逆止弁3は、短尺な筒体21による本体部
の外周にグラウトホール管2への螺合ネジ22を設け、筒
体21内に弁体23を設けたもので、この弁体23は、トンネ
ルから地山側の方向へは開くが、その逆方向には開かな
いよう構成してある。他方、グラウトホール管2にも前
記螺合ネジ22に螺合する螺合ネジを設けてある。
【0004】前記螺合ネジ22は、トンネルの大深度化や
海底トンネル等での施工において、高水圧に対応できる
よう台形ネジとしているため、噛み合わせ部分に生じる
隙間が大きく、高水圧下ではここから漏水が発生するお
それが大きい。
【0005】そこで、地山側の先端にゴムなどによるパ
ッキン24を取り付けて漏水を防止し、グラウト作業に支
障をきたさないようにしており、このパッキン24は、先
端が螺合ネジ22の谷部22aよりも幅広に拡径するラッパ
状に形成され、基部を筒体21の先端に固定するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】パッキン24の先端が拡
径しているため、グラウトホール管2内に挿入する際
に、管2内に設けてある螺合ネジの山部にパッキン24の
先端がぶつかり、逆止弁の装着がスムーズにできない。
また、パッキン24は基部を筒体21に取付けているだけで
あることと相まって、挿入時にパッキン24が変形し漏水
防止機能を十分に発揮できないこともある。
【0007】本発明の目的は、前記従来例の不都合を解
消し、逆止弁の先端に漏水防止のためのシール材を取付
ける場合に、グラウトホール管への逆止弁の装着の際に
シール材が挿入の妨げにならず、スムーズに装着でき、
シール材の変形も防止できて漏水防止機能が損なわれる
ことがないシールドセグメントグラウトホール用逆止弁
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、内部に弁体をスライド自在に装着した短尺筒
体の外周にグラウトホール管内周への台形螺合ネジを設
け、前記短尺筒体の挿入側先端を延長して前記台形螺合
ネジの谷部と同径の縮径部を設け、該縮径部に溝条を形
成し、この溝条内に水膨潤性シール材を装着し、及び、
短尺筒体の縮径部が挿入される箇所のグラウトホール管
内周を、該グラウトホール管内周に設けた台形螺合ネジ
の山部と同径の縮径部に形成することを要旨とするもの
である。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、漏水防止のた
めの水膨潤性シール材は、筒体を延長して形成した部分
に設けた溝条に装着してあり、しかもこの延長部分は筒
体に設けた台形螺合ネジの谷部と同径の縮径部に形成し
たから、水膨潤性シール材が台形螺合ネジの谷部より外
方に突出することがない。よって、グラウトホール管へ
の挿入時に水膨潤性シール材が管側に設けたネジにぶつ
かって変形するこがなく、挿入もスムーズにできる。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、短尺筒体の縮径部が挿入される箇所のグラウ
トホール管内周を、該グラウトホール管内周に設けた台
形螺合ネジの山部と同径の縮径部に形成することで、縮
径部の挿入のスムーズ性を確保しつつ、水膨潤性シール
材を取付た縮径部とグラウトホール管との管の隙間を小
さくでき、シール性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のシールドセグメントグラウト
ホール用逆止弁の実施例を示す一部切欠いた正面図、図
2は同上グラウトホール管に取付た状態の正面図、図3
は本発明のグラウトホール用逆止弁の実施例を示す筒体
の平面図で、本発明のグラウトホール用の逆止弁3は、
短尺な筒体4の外周にグラウトホール管2の内周への台
形螺合ネジ5を設け、該筒体4の挿入側(地山側)の先
端を延長してストレート管とする。
【0012】この延長部分は、前記螺合ネジ5の谷部5
aと同径の縮径部6とし、該縮径部6に周方向にそって
溝条7を形成し、この溝条7に水膨潤性シール材8を埋
め込む。
【0013】水膨潤性シール材8の材質は、一例として
天然ゴム、液状ゴム、合成ゴム、クロロプレンゴム等の
ゴム成分に、高分子系水膨潤性樹脂を混入して混練し、
押し出し成形で断面円弧の偏平帯状としたもので、厚さ
は溝条7の深さとほぼ等しくする。この高分子系水膨潤
性樹脂としては、吸水性ポリウレタン樹脂やビニルアル
コール/アクリル酸塩共重合体等が選択でき、数倍の倍
率のものとする。
【0014】また、筒体4の開口内部に弁座用係止段部
9を形成し、縮径部6と反対側の開口端に弁支持用のア
ーム10を設け、該アーム10の中心に貫通孔11を設ける。
【0015】かかる筒体4の内部に弁体12をスライド自
在に装着する。この弁体12は、例えば、弁棒13の端部に
弁板14を設けたもので、弁棒13を貫通孔11に挿入し、弁
板14の周縁部を係止段部9と係合する。弁棒13の先端
は、貫通孔11から筒体4の外方に突出し、この突出部に
コイルバネ15を巻回して、弁体12にトンネル方向への押
圧力を付勢する。
【0016】他方、グラウトホール管2の内周に筒体4
に設けた台形螺合ネジ5と螺合する台形螺合ネジ16を設
け、筒体4の縮径部6が挿入される箇所のグラウトホー
ル管2の内周を、該グラウトホール管2内周に設けた台
形螺合ネジ16の山部16aと同径のストレートな縮径部17
に形成する。
【0017】次に使用法について説明する。筒体4の縮
径部6に形成した溝条7に水膨潤性シール材8を予め埋
め込んでおき、筒体4側の台形螺合ネジ5をグラウトホ
ール管2側の台形螺合ネジ16と螺合させながら、筒体4
をグラウトホール管2内に挿入する。
【0018】この挿入時、筒体4の先端には水膨潤性シ
ール材8が取付けてあるが、該水膨潤性シール材8の外
周は筒体4側の台形螺合ネジ5の谷部5aよりも外方に
突出していないから、水膨潤性シール材8がグラウトホ
ール管2側の台形螺合ネジ16に引っ掛かることはなく、
スムーズに挿入される。
【0019】筒体4をグラウトホール管2側の台形螺合
ネジ16の先端まで挿入した状態で、筒体4側の縮径部6
は、グラウトホール管2側の縮径部17の部分に位置し、
筒体4とグラウトホール管2との間の隙間は小さくな
る。この状態で筒体4がグラウトホール管2内にセット
される。
【0020】グラウト材を注入すると、注入圧でコイル
バネ15の弾力に抗して弁板14が地山側に押され、弁体12
が開く。注入が終了すればコイルバネ15の弾力で弁板14
が復位し、係止段部9と係合して筒体4の開口を閉塞す
る。
【0021】その後、水膨潤性シール材8が地山側のグ
ラウト材などからの浸入水と接触すると、この水分と反
応し膨潤する。その結果、筒体4とグラウトホール管2
との間の隙間はこの水膨潤性シール材8で埋められ、漏
水が防止される。
【0022】なお、図示は省略するが、グラウトホール
管2のストレート部を谷部と同径に形成してもよく、こ
の場合は、台形螺合ネジ16の縮径部6との間には大きな
隙間が生じるが、水膨潤性シール材8に前記実施例で使
用したものよりも高倍率のものを使用すれば、隙間を埋
めることが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明のシールドセグ
メントグラウトホール用逆止弁は、逆止弁の先端に漏水
防止のためのシール材を取付ける場合に、グラウトホー
ル管への逆止弁の装着の際にシール材が挿入の妨げにな
らず、スムーズに装着でき、シール材の変形も防止でき
て漏水防止機能が損なわれることがなく、グラウトホー
ル管と逆止弁を形成する筒体とに設ける螺合ネジを台形
ネジとする場合に、噛み合わせ部分に隙間が生じても、
漏水を効果的に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールドセグメントグラウトホール用
逆止弁の実施例を示す一部切欠いた正面図である。
【図2】本発明のシールドセグメントグラウトホール用
逆止弁をグラウトホール管に取付た状態の正面図であ
る。
【図3】本発明のシールドセグメントグラウトホール用
逆止弁の実施例を示す筒体の平面図である。
【図4】従来のシールドセグメントグラウトホール用逆
止弁の縦断正面図である。
【図5】シールドセグメントグラウトホールの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…セグメント 2…グラウトホール
管 3…逆止弁 4…筒体 5…台形螺合ネジ 5a…谷部 6…縮径部 7…溝条 8…水膨潤性シール材 9…係止段部 10…アーム 11…貫通孔 12…弁体 13…弁棒 14…弁板 15…コイルバネ 16…台形螺合ネジ 16a…山部 17…縮径部 21…筒体 22…螺合ネジ 22a…谷部 23…弁体 24…パッキン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に弁体をスライド自在に装着した短
    尺筒体の外周にグラウトホール管内周への台形螺合ネジ
    を設け、前記短尺筒体の挿入側先端を延長して前記台形
    螺合ネジの谷部と同径の縮径部を設け、該縮径部に溝条
    を形成し、この溝条内に水膨潤性シール材を装着したこ
    とを特徴とするシールドセグメントグラウトホール用逆
    止弁。
  2. 【請求項2】 短尺筒体の縮径部が挿入される箇所のグ
    ラウトホール管内周を、該グラウトホール管内周に設け
    た台形螺合ネジの山部と同径の縮径部に形成することを
    特徴とする請求項1記載のシールドセグメントグラウト
    ホール用逆止弁。
JP7159115A 1995-06-26 1995-06-26 シールドセグメントグラウトホール用逆止弁 Pending JPH094378A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007830A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Metro Kaihatsu Kk 裏込め材注入孔の止水構造及び裏込め材の再注入方法
US8118519B2 (en) 2007-12-14 2012-02-21 Press-Seal Gasket Corporation Grout and lifting tube
CN112270883A (zh) * 2020-11-05 2021-01-26 上海市建筑科学研究院有限公司 一种表征注浆材料填充性的模拟试验装置

Cited By (4)

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