JPH0942258A - ねじ受け具 - Google Patents
ねじ受け具Info
- Publication number
- JPH0942258A JPH0942258A JP21550995A JP21550995A JPH0942258A JP H0942258 A JPH0942258 A JP H0942258A JP 21550995 A JP21550995 A JP 21550995A JP 21550995 A JP21550995 A JP 21550995A JP H0942258 A JPH0942258 A JP H0942258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- panel
- holding piece
- holding
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
え、パネルP1の端部を挾持するその一対の挾持片の
内、一方の挾持片2AにボルトBを挿通する貫通孔4を
穿設して、該一方の挾持片の外面側に貫通孔と連続する
ナット手段Nを設けてなるねじ受け具において、他方の
挾持片2Bをその自由端縁2bが一方の挾持片の貫通孔
内に突出しない短寸法に成形すると共に、一方の挾持片
の自由端部寄り内面にロック爪8を形成して、該ロック
爪をパネルの通孔H1の孔縁に内側から係止させる構成
を採用することにより、部品P2をパネルにねじ止め固
定する過程で、ボルトの先端部がナット手段にぶつかっ
て、一方の挾持片を押し上げようとしても、上記ロック
爪のパネルの通孔の孔縁に対する係止で、一方の挾持片
がボルトの先端部で押し上げられて口開きを起こすこと
を効果的に防止する。
Description
のパネルにボルトを介してねじ止めするために使用され
るねじ受け具の改良に関するものである。
ば、実公昭63−39446号公報や実公平5−528
4号公報に示すものが存する。これら従来のねじ受け具
は、多少の構造上の相違を有するが、基本的には、いず
れも、合成樹脂製基体と金属製ナットの2部品とから成
り、特に、前者の合成樹脂製基体に関しては、上下一対
の挾持片と連結部を有する横U字状に成形して、一対の
挾持片の各中央部にボルトを挿通する貫通孔を穿設する
と共に、一方の挾持片の外面側にその貫通孔を取り囲む
筒状の収納部を一体に連設して、該収納部の側面にナッ
ト手段たる上記金属製ナットを挿入する挿入口を開設す
る構成となっている。
口から収納部内に金属製ナットを挿入して、合成樹脂製
基体と金属製ナットの合体状態を得、同基体をパネルの
端部に上下一対の挾持片を介して取り付けた後、部品を
自身の通孔が他方の挾持片の貫通孔と一致する状態に添
わせて、ボルトの先端部を当該部品の通孔から各貫通孔
とパネルの通孔を経て一方の挾持片に連設されている収
納部内に導き、該収納部内に収納されている金属製ナッ
トに螺合して締め付ければ、これにより、部品がパネル
に対してねじ止め固定されることとなる。
受け具にあっては、一方の挾持片の貫通孔の孔縁又は他
方の挾持片の貫通孔の孔縁にパネルの通孔内に嵌まり込
むテーパー突起を形成して、該テーパー突起の作用で、
合成樹脂製基体をパネルの端部側に位置決めする構成を
採用してはいるが、原理的には、単に、このパネルの端
部を一対の挾持片で弾性的に挾持するだけである。
各貫通孔とパネルの通孔を経て、一方の挾持片に連設さ
れている収納部内に導く過程で、当該ボルトの先端部が
収納部内の金属製ナットにぶつかると、一方の挾持片が
押し上げられて容易に口開きを起こして、ボルトの先端
部を金属製ナットにスムーズに螺合できなくなってしま
うので、これにより、作業性が著しく低下してしまう大
きな問題点を有している。又、この一方の挾持片の口開
きに起因して、金属製ナットにボルトの先端部が斜めか
ら螺合して、両者の締付状態が不良となってしまう恐れ
があることも否定できない。
じ受け具が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、横U字状を呈する合成樹脂製基体を備え、パ
ネルの端部を挾持するその一対の挾持片の内、一方の挾
持片にボルトを挿通する貫通孔を穿設して、該一方の挾
持片の外面側に貫通孔と連続するナット手段を設けてな
るねじ受け具を前提として、他方の挾持片をその自由端
縁が一方の挾持片の貫通孔内に突出しない短寸法に成形
すると共に、一方の挾持片の自由端部寄り内面にロック
爪を形成して、該ロック爪を上記パネルの通孔の孔縁に
内側から係止させる構成を採用した。尚、この場合に
は、短寸法に成形された他方の挾持片の自由端部内面
に、ロック爪と一緒にパネルの通孔内に嵌まり込むスト
ッパー部を形成することが好ましい。
一方の挾持片と短寸法に成形された他方の挾持片の間に
当てがいながら押し込むと、一方の挾持片の内面に形成
されているロック爪がパネルの通孔内に導かれて、当該
通孔の対応する孔縁に内側から係止すると同時に、スト
ッパー部もロック爪と対向して通孔内に嵌まり込むの
で、これにより、合成樹脂製基体がパネルの端部に位置
決めされて確実に取り付けられる。
挾持片の貫通孔と一致する状態に添わせて、当該部品の
通孔からパネルの通孔と貫通孔を経て、ボルトの先端部
を一方の挾持片側に設けられているナット手段と螺合さ
せれば、これにより、部品がパネルに対してねじ止め固
定される訳であるが、この時に、例え、ボルトの先端部
がナット手段にぶつかって、一方の挾持片を押し上げよ
うとしても、上記ロック爪がパネルの通孔の孔縁に強固
に係止している関係で、従来の如く、ボルトの先端部
で、一方の挾持片が押し上げられて口開きを起こすこと
を効果的に防止できる。
形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るねじ受
け具も、従来のものと同様に、図1に示す如く、合成樹
脂製基体1と金属製ナットNの2部品から成り、前者の
合成樹脂製基体1は、パネルの端部を弾性的に挾持する
一対の挾持片2A・2Bと連結部3を有する横U字状を
呈し、一方の挾持片2Aの外面側にその貫通孔4を取り
囲む筒状の収納部5を一体に連設して、該収納部5の側
面に金属製ナットNを挿入する挿入口6を開設すること
を前提とするものであるが、特徴とするところは、以下
の構成を採用した点にある。
2・図3に示す如く、他方の挾持片2B側にはボルトを
挿入する貫通孔を穿設せずに、当該他方の挾持片2Bを
その自由端縁2bが一方の挾持片2Aの貫通孔4内に突
出しない短寸法となるように成形し、この短寸法に成形
された他方の挾持片2Bの自由端部内面に円弧状のスト
ッパー部7を一体に形成して、該ストッパー部7をパネ
ルの通孔内に嵌め込ませる構成となすと共に、一方の挾
持片2Aの自由端部寄りの内面に、外方に折曲する先端
部8aを有する円弧状のロック爪8を上記貫通孔4の孔
縁に沿って一体に形成して、該ロック爪8の折曲先端部
8aをパネルの通孔の対応する下縁に内側から係止させ
る構成となしたものである。
するロック爪8と他方の挾持片2Bの自由端縁2bの間
にボルトの挿通を許容する空間が画成され、且つ、当該
ロック爪8と自由端縁2bがボルトを挿通するガイドと
もなる。この為、ロック爪8と自由端縁2bの対向部位
側に対しても、図示する如く、一方の挾持片2Aの貫通
孔4と対応した円弧形状を付与することが好ましい。
尚、図中9は、上記収納部5の上壁面に形成されたボル
トの先端部を受け入れる天井孔である。
各種の部品P2をパネルP1側にねじ止め固定する場合
にも、基本的には、従来と同様に、まず、上記挿入口6
から収納部5内に金属製ナットNを挿入して、合成樹脂
製基体1と金属製ナットNの合体状態を得、同基体1を
パネルP1の端部側に上下一対の挾持片2A・2Bの弾
性挾持力を利用して取り付けることとなる。
パネルP1の端部を長寸法を呈する一方の挾持片2Aと
短寸法を呈する他方の挾持片2Bの間に当てがいながら
押し込むと、図5に示す如く、一方の挾持片2Aの内面
側に形成されているロック爪8がパネルP1の通孔H1
内に導かれて、自身の折曲先端部8aを対応する通孔H
1の下縁に係止させると同時に、ストッパー部7も当該
ロック爪8と対向して通孔H1内に自動的に嵌まり込む
ので、これにより、金属製ナットNを合体した合成樹脂
製基体1がパネルP1の端部側に簡単に取り付けられ
る。しかも、この取付状態にあっては、ロック爪8とス
トッパー部7とがパネルP1の通孔H1の内径に沿って
嵌まり込んでいるので、合成樹脂製基体1がパネルP1
の端部に確実に位置決めされて、不用意に移動すること
が決してない。
が一方の挾持片2Aの貫通孔4と一致する状態に添わせ
て、ボルトBの先端部を当該部品P2の通孔H2からパ
ネルP1の通孔H1と貫通孔4を経て、一方の挾持片2
Aに連設されている収納部5内に導き、当該収納部5内
に収納されている金属製ナットNに螺合して締め付けれ
ば、これにより、図6に示す如く、部品P2がパネルP
1に対してねじ止め固定される訳である。
合に、例え、ボルトBの先端部が金属製ナットNにぶつ
かって、一方の挾持片2Aを図中矢印方向に押し上げよ
うとしても、既述した如く、ロック爪8の折曲先端部8
aがパネルP1の通孔H1の下縁に強固に係止して、当
該一方の挾持片2Aの同方向に対する押し上げを積極的
に阻止している関係で、従来の如く、ボルトBの先端部
で、一方の挾持片2Aが押し上げられて口開きを起こす
ことを効果的に防止できるので、ボルトBの先端部を金
属製ナットNにスムーズに螺合させることが可能とな
る。
2の固定作業の向上が大いに期待できるばかりか、一方
の挾持片2Aの口開きに起因して、金属製ナットNにボ
ルトBの先端部が斜めから螺合して、締め付け状態が不
良となる心配も決してない。又、本実施の形態にあって
も、具体的には図示しないが、収納部5の内壁面に対し
ては、収納される金属製ナットNの六角形状に相似する
断面形状を付与しているので、ボルトBの螺合締付時
に、金属製ナットNが共回りする心配もない。
製基体1と金属製ナットNの2部品から成るねじ受け具
を対象としたものであるが、本発明は、これに限定され
るものではなく、独立した金属製ナットNに代えて、一
方の挾持片2A側にその貫通孔4と連続する筒状のナッ
ト部を一体に形成したねじ受け具等に対しても、容易に
実施応用できることは言うまでもない。
により、ナット手段が設けられている一方の挾持片がボ
ルトの先端部で押し上げられて口開きを起こすことを完
全に防止できるので、部品の固定作業の向上が大いに期
待できると共に、一方の挾持片の口開きに起因して、ナ
ット手段にボルトの先端部が斜めから螺合して、締め付
け状態が不良となる心配も全くなくなった。
て示す斜視図である。
斜視図である。
のB−B線断面図である。
業工程を説明する要部断面図である。
態を示す要部断面図である。
部断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 横U字状を呈する合成樹脂製基体を備
え、パネルの端部を挾持するその一対の挾持片の内、一
方の挾持片にボルトを挿通する貫通孔を穿設して、該一
方の挾持片の外面側に貫通孔と連続するナット手段を設
けてなるねじ受け具において、他方の挾持片をその自由
端縁が一方の挾持片の貫通孔内に突出しない短寸法に成
形すると共に、一方の挾持片の自由端部寄り内面にロッ
ク爪を形成して、該ロック爪を上記パネルの通孔の孔縁
に内側から係止させるように構成したことを特徴とする
ねじ受け具。 - 【請求項2】 短寸法に成形された他方の挾持片の自由
端部内面に、ロック爪と一緒にパネルの通孔内に嵌まり
込むストッパー部を形成したことを特徴とする請求項1
記載のねじ受け具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21550995A JP3543239B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ねじ受け具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21550995A JP3543239B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ねじ受け具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942258A true JPH0942258A (ja) | 1997-02-10 |
JP3543239B2 JP3543239B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=16673591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21550995A Expired - Fee Related JP3543239B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | ねじ受け具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543239B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309498A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Japan Power Fastening Co Ltd | クリップナット |
JP2018170433A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社デンソーウェーブ | セキュリティボックス |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP21550995A patent/JP3543239B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309498A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Japan Power Fastening Co Ltd | クリップナット |
JP2018170433A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社デンソーウェーブ | セキュリティボックス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543239B2 (ja) | 2004-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8333048B2 (en) | Fixture set | |
KR910009091Y1 (ko) | 나사받이구 | |
JP2008530479A (ja) | 連結装置 | |
CA2260429A1 (en) | Locking clip system for securing panels together | |
JP2002036873A (ja) | サンバイザーホルダー | |
US7338241B2 (en) | Fastener receptacle | |
JP3197135B2 (ja) | スタッド固定具 | |
JP2002354637A (ja) | 配線・配管材の固定具 | |
JPH0942258A (ja) | ねじ受け具 | |
JP3200698B2 (ja) | ねじ受け具 | |
JPH0121206Y2 (ja) | ||
JPH02256777A (ja) | ドアのヒンジ取付装置 | |
JP2001182732A (ja) | ボルトの固定構造 | |
JP2601494Y2 (ja) | ネジ固定型ホルダー | |
JP2532270Y2 (ja) | 配管固定具 | |
JP2604678Y2 (ja) | グロメット | |
JPH0452328Y2 (ja) | ||
JPH0429124Y2 (ja) | ||
KR950008894Y1 (ko) | 파이프 행거 | |
JP2578683Y2 (ja) | 線、棒状物のクランプ | |
JPS5834791Y2 (ja) | 板状体等の二部材の取付け構造 | |
JPS6246390Y2 (ja) | ||
JPS6034803Y2 (ja) | スクリユ−グロメツト | |
JPH0332657Y2 (ja) | ||
JPH11257329A (ja) | スタッド係止具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |