JPH0939695A - 車両用バンパ構造 - Google Patents

車両用バンパ構造

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JPH0939695A
JPH0939695A JP19200095A JP19200095A JPH0939695A JP H0939695 A JPH0939695 A JP H0939695A JP 19200095 A JP19200095 A JP 19200095A JP 19200095 A JP19200095 A JP 19200095A JP H0939695 A JPH0939695 A JP H0939695A
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JP
Japan
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bumper
armature
vehicle
reinforcement
mounting
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JP19200095A
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Minoru Mitsutano
稔 満多野
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の前面衝突時でのバンパアーマチャの一
部破断等による瞬間的な耐圧力の喪失を防止し得る車両
用バンパ構造を提供する。 【解決手段】 車体強度部材11に一対のバンパステイ
23の基端部を取付け、各バンパステイ23の先端部に
は、バンパアーマチャ21の両端部の取付け部21aを
取付け、該バンパアーマチャ21は、中間部が両端部よ
りも車体側から離間するように曲げられている車両用バ
ンパ構造20において、各バンパステイ23の先端部と
バンパアーマチャ21の両端部との各取付け部21a間
に対し、車幅方向へ略直線状に延びるレインフォース2
2の両端部の取付け部22aを可摺動的に介在させて一
体的に取付け、レインフォース22を車体側とバンパア
ーマチャ21との間に配設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に適用され
て衝突時等の衝撃を緩和且つ吸収する車両用バンパ構造
の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の車両用バンパ構造としては、例え
ば、図7ないし図9に示す構成がよく知られている。
【0003】これらの図7ないし図9において、従来の
バンパ構造50は、車両の車体強度部材を構成して車側
に沿わせた左右(一方については図示省略)のフロント
サイドメンバ11と、該各フロントサイドメンバ11の
前端部間を結合するクロスメンバ12との剛体構造の前
部側に配設される。
【0004】即ち、具体的には、この車両用バンパ構造
50の場合、両端部に取付け部51aを形成した比較的
強靭な合成樹脂製のバンパアーマチャ51を用い、各フ
ロントサイドメンバ11の前端部に対して、左右一対の
各バンパステイ52の基端部側を上下方向から取付けボ
ルト53a及びナット53bによって一体的に取付ける
と共に、各バンパステイ52の先端部間には、バンパア
ーマチャ51を車幅方向,ひいてはクロスメンバ12に
平行するように横架させた状態で、その各取付け部51
aを前方から取付けボルト53a及びナット53bによ
って一体的に取付けて構成する。
【0005】ここで、バンパアーマチャ部材51につい
ては、中間部が両端部よりも車体側から離間するように
曲げられており、このようにして車体強度部材の前部側
にバンパアーマチャ51を配設させると、このバンパア
ーマチャ51とクロスメンバ12との間には、必然的に
空間部55が介在されることになる。一方、各フロント
サイドメンバ11の前端部への取付けボルト54a及び
ナット54bによる各バンパステイ52の上下方向から
の取付けは、これらの各バンパステイ52を左右方向へ
幾分か揺動可能に支持させるためである。
【0006】そして、前記構成に基づく従来のバンパ構
造50を備える車両においては、前面衝突時に、前方側
からの衝突荷重Fがバンパアーマチャ51に加えられる
と、バンパアーマチャ51は、図7に二点鎖線で示した
ように、衝突エネルギ負荷の大きさ対応に自身の弾性に
抗して後方側へ撓曲して、その衝突エネルギを受支す
る。一方、撓曲に伴って生ずる部材自体の長手方向の延
び相当分は、両端部の各取付け部51aにおける各バン
パステイ52のボルト54aを中心にした夫々に外側へ
の揺動で補償される。このようにして外部から加えられ
る衝突エネルギをバンパアーマチャ51によって緩和且
つ吸収するのである。
【0007】また、この場合、吸収しきれない残余の衝
突エネルギがあれば、各バンパステイ52を保持する車
体側の剛性構造にされた各フロントサイドメンバ11,
ないしはこれらの各フロントサイドメンバ11を経て図
示しないサイドシル等に伝えることで完全に吸収するの
である。
【0008】この種の従来の車両用バンパ構造の一例と
しては、例えば、特開平4−287742号公報に開示
された構成のものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成の車両用バンパ構造50では、前面衝突時のバンパア
ーマチャ51に対する衝突エネルギが一層大きく、衝突
荷重Aによる負荷がより以上に加えられて、前方側へ所
要程度に離間されたバンパアーマチャ51の長さ方向の
延びが進み、それ自体がほぼ直線状態(水平状態)にま
で達して限界付近を越えると、このバンパアーマチャ5
1が後方側に何らの適当する受圧メンバをも有しておら
ずに、車体側のクロスメンバ12との間に空間部55が
存在しているため、図10に見られるように、衝突荷重
Fが加えられる加重点の反対側で一部に割れ等の破断を
生ずる場合がある。
【0010】つまり、このようにしてバンパアーマチャ
51のそれ自体がもつ耐圧力が瞬間的に消失する惧れが
あるもので、この結果、バンパとしての役割りを十分に
は果し得なくなり、外部から加えらる衝突エネルギが直
接、車体側に伝えられることになるという好ましくない
事態を生じ、このような不利は、たとえ車体側にクロス
メンバ21が設けられていなくとも、バンパアーマチャ
ー部材51の後方側に空間部55が存在している限りは
全く同様に生ずるものであった。
【0011】従って、この発明の目的とするところは、
車両の前面衝突時に発生するバンパアーマチャの一部破
断等による瞬間的な耐圧力の喪失を防止して、衝突エネ
ルギを効果的に緩衝且つ吸収し得るようにした車両用バ
ンパ構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、請求項1に記載された発明
は、車体強度部材に一対のバンパステイの基端部を車幅
方向に離間させて取付けると共に、該両バンパステイの
先端部には、バンパアーマチャの両端部の取付け部を取
付け、該バンパアーマチャは、中間部が両端部よりも車
体側から離間するように曲げられている車両用バンパ構
造において、前記両バンパステイの先端部とバンパアー
マチャの取付け部との間に、車幅方向へ略直線状に延び
るレインフォースの両端部の取付け部を摺動可能に介在
させて取付け、該レインフォースを車体側とバンパアー
マチャとの間に配設したことを特徴としている。
【0013】従って、この請求項1に記載された車両用
バンパ構造の場合、前面衝突時に加えられる衝突荷重に
よって撓曲されるバンパアーマチャの長さ方向への延び
は、可摺動的に支持されているレインフォースとは無関
係なままで、両端部の各取付け部を支持する夫々の各バ
ンパステイの揺動によって補償されることになり、同時
に、この状態において、加圧下のバンパアーマチャがほ
ぼ直線状態にまで撓曲された時点では、延びの影響を受
けずに剛直状態のまま保持されているレインフォースに
よって受支されるもので、このようにして衝突エネルギ
によるバンパアーマチャの耐力限界を越えた破断が阻止
される。
【0014】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載の車両用バンパ構造において、前記レインフ
ォースの各取付け部に車幅方向へ沿う取付け長孔を形成
し、該各取付け長孔に取付けボルトを通して、前記バン
パステイの先端部に前記レインフォースとバンパアーマ
チャとの取付け部を取付け、該レインフォースの取付け
部を取付け長孔を介してバンパアーマチャとバンパステ
イとの間に摺動可能に配設したことを特徴としている。
【0015】従って、この請求項2に記載された車両用
バンパ構造の場合には、レインフォースの各取付け部に
形成した取付け長孔によって、このレインフォースが、
前面衝突時の衝突荷重で撓曲されるバンパアーマチャの
長さ方向への延びの影響に関係なく剛直状態のままで保
持される。
【0016】また、請求項3に記載された発明は、請求
項1及び2に記載の車両用バンパ構造において、前記バ
ンパアーマチャとレインフォースとの間に、緩衝材を介
在させたことを特徴としている。
【0017】従って、この請求項3に記載された車両用
バンパ構造の場合には、介在される緩衝材により、レイ
ンフォースとの間でバンパアーマチャに加えられる衝突
エネルギの緩和且つ吸収を助長する。
【0018】さらに、請求項4に記載された発明は、請
求項1に記載の車両用バンパ構造において、前記バンパ
アーマチャは、鉛直方向に沿う断面が車体側で開放され
た断面コ字状を呈し、車幅方向略中央部でコ字状の内側
にコ字状の開きを防止する補強リブをコ字状の上下面部
と縦壁部とを接続するように設けたことを特徴としてい
る。
【0019】従って、この請求項4に記載された車両用
バンパ構造の場合には、バンパアーマチャの耐衝撃性が
増す。
【0020】
【発明の実施の形態1】図1ないし図3は、この発明の
実施の形態1を示すもので、この実施の形態1による車
両用バンパ構造20は、車両の車体強度部材を構成して
車側に沿わせた左右(一方については図示省略)の角筒
状鋼材からなるフロントサイドメンバ11と、該各フロ
ントサイドメンバ11の前端部相互間を結合するクロス
メンバ12との剛性構造の前部側に配設される。各フロ
ントサイドメンバ11での上下各面の対応位置には、夫
々に支持取付け孔11aを穿設してある。なお、後述す
る各記載からも明らかなように、この実施の形態1の場
合、クロスメンバ12に関しては、必ずしも本構造に直
接関係せず、必ずしもその存在如何に限定されるもので
はない。
【0021】この実施の形態1でのバンパ部材として
は、主体部となる中間部を長手方向に沿って前方側へや
や膨出するように曲げ、且つ両端部に夫々固定可能で且
つ摺動不能な各取付け部,具体的には、個々の各取付け
孔21bを上下に位置して穿設した各取付け部21aを
備える比較的強靭な合成樹脂製のバンパアーマチャ21
を用いる。
【0022】また、バンパアーマチャ21の衝突エネル
ギ負荷による撓曲を受支する受支部材としては、長手方
向に比較的剛直にされ、且つ両端部にバンパアーマチャ
21の各取付け孔21bに一致して夫々に固定可能で且
つ長手方向へ摺動可能な各取付け部,具体的には、長手
方向に沿わせた個々の取付け長孔22bを上下に位置し
て穿設した各取付け部22aを備えるレインフォース2
2を用いる。
【0023】さらに、バンパアーマチャ21の各取付け
部21a及びレインフォース22の各取付け部22aを
支持する支持部材としては、バンパアーマチャ21の各
取付け孔21b及びレインフォース22の各取付け長孔
22bに一致する前端面の上下に位置して個々の支持取
付け孔23aを穿設し、且つ各フロントサイドメンバ1
1の各支持取付け孔11aに一致して基端部側の該当す
る上下に位置して支持取付け孔23bを穿設した夫々の
各バンパステイ23を用いる。
【0024】そして、この実施の形態1による車両用バ
ンパ構造20を車体の前部側に配設するのには、先ず、
バンパアーマチャ21の各取付け部21aに対し、後方
側からレインフォース22の各取付け部22aを組み合
わせた状態で各バンパステイ23を配すると共に、夫々
の各取付け孔21b及び各取付け長孔22bの内側対応
部分、それに支持取付け孔23aを夫々に通して取付け
ボルト24a及びナット24bにより、所要の緊締力の
もとで取付けて一体的に固定化結合する。この場合、バ
ンパアーマチャ21とレインフォース22との間には、
バンパアーマチャ21の前方への曲げ相当分だけの有効
空間部26が形成されることになる。
【0025】引続き、各フロントサイドメンバ11の前
端部内に対して、バンパアーマチャ21及びこれに組み
合わせたレインフォース22を横架するようにして夫々
の各バンパステイ23の基端部を嵌入させた上で、ここ
でも同様に、各支持取付け孔11a,23aを通して上
下方向から取付けボルト25a及びナット25bによ
り、所要の緊締力のもとで取付けて一体的に固定化結合
する。この場合にも、レインフォース22とクロスメン
バ12との間には、従来の場合と同様に各バンパステイ
23の支持突出相当分だけの空間部27が形成されるこ
とになる。
【0026】従って、このように構成される実施の形態
1の車両用バンパ構造20場合、バンパアーマチャ21
に衝突荷重が全く加えられていない状態では、構造全体
の各部が所要の緊締力で一体化結合されているために、
バンパアーマチャ21が自身の耐圧力及び緊締力に対応
して所期通りのバンパとしての役割りを果すことにな
り、たとえ緊締力以下の衝突荷重が加えられても、この
バンパアーマチャ21の後方への撓曲によって緩衝ない
しは吸収が可能である。
【0027】また、図4に示されているように、バンパ
アーマチャ21に緊締力以上の衝突荷重Fが加えられる
と、このバンパアーマチャ21は、従来の場合と同様
に、衝突エネルギ負荷の大きさ対応に自身の弾性に抗し
て後方の有効空間部26側へ撓曲されることで、該衝突
エネルギを受支してその緩和且つ吸収をなすが、この
時、撓曲に伴って生ずる部材自体の長手方向の延び相当
分については、介在されているレインフォース22の取
付け該当部が、夫々に取付け状態で摺動可能,つまり可
摺動的な取付け長孔22bに形成されており、且つその
取付けボルト24a及びナット24bによる取付け状態
では、これらの取付けボルト24a及びナット24bの
それ自体が取付け長孔22b内の内側対応部分を通して
取付けられているために、ここでのバンパアーマチャ2
1の長手方向への延びは、各バンパステイ23を伴った
ままで、夫々の各取付けボルト24a及びナット24b
が取付け長孔22b内の内側対応部分から外側対応部分
に移動すること,つまり、レインフォース22とは何ら
関係せずに、各バンパステイ23が基端部側の各取付け
ボルト25a及びナット25bを中心にした外側への揺
動によって補償されることになり、このようにして外部
から加えられる衝突エネルギが緩和且つ吸収されるので
ある。
【0028】一方、バンパアーマチャ21に対する衝突
エネルギがより一層大きくて長さ方向への延びがさらに
進み、このバンパアーマチャ21のそれ自体がほぼ直線
状態(水平状態)にまで達した場合には、ここでのバン
パアーマチャ21が剛直なままに保持されているレイン
フォース22に当接して受支されることになり、これに
よって、従来の場合に問題となっていたバンパアーマチ
ャ21の一部破断が有効に阻止され、このようにして吸
収しきれなかった残余の衝突エネルギは、各バンパステ
ィ23を保持する車体側の剛性構造にされた各フロント
サイドメンバ11,ないしは各フロントサイドメンバ1
1を経て図示しないサイドシル等に伝えられることで完
全に吸収されるのである。
【0029】
【発明の実施の形態2】次に、図5は、この発明の実施
の形態2を適用したバンパアーマチャとレインフォース
との組み合せを示すもので、この実施の形態2において
は、ここでの車両用バンパ構造30のバンパ部材とし
て、横断面形状が車体側で開口するコ字状のフランジ付
きチャンネルを用い、このバンパアーマチャ31の前面
部と後面開口部内とに相応の緩衝性を有する前面側及び
後面側の各緩衝材32,33を配置させ、且つ後面側緩
衝材33をレインフォース22に対向させたもので、そ
の他の各部については、実施の形態1の場合と同様に構
成する。
【0030】従って、この実施の形態2による車両用バ
ンパ構造30の場合、前面衝突時には、前面側緩衝材3
2に対して衝突荷重Fが加えられ、先ず、この前面側緩
衝材32を圧潰させながら、バンパアーマチャ31の後
方側への撓曲によって衝突エネルギ負荷の緩衝且つ吸収
がなされ、次いで、このバンパアーマチャ31の撓曲が
より以上に進んだ時点では、レインフォース22との間
で後面側緩衝材33を圧潰させながら、バンパアーマチ
ャ31をレインフォース22によって受支させるもの
で、実施の形態1の場合に比較するとき、衝突エネルギ
負荷の緩衝且つ吸収がより一層助長されるのである。
【0031】
【発明の実施の形態3】次に、図6は、この発明の実施
の形態3を適用したバンパアーマチャとレインフォース
との組み合せを示すもので、この実施の形態3において
は、ここでの車両用バンパ構造40のバンパ部材とし
て、実施の形態2の場合と同様に、横断面形状が車体側
で開口するコ字状のフランジ付きチャンネルを用いると
共に、このバンパアーマチャ41での後面開口部内の上
下面部と縦壁部とを接続するようにして各補強リブ41
aを施したもので、その他の各部については、実施の形
態1の場合と同様に構成するが、この実施の形態3の場
合にも、前面部と後面開口部内とに夫々の各緩衝材4
2,43を配置させることを妨げない。
【0032】従って、この実施の形態3による車両用バ
ンパ構造40の場合には、図6に二点鎖線で示した如
く、衝突荷重Fが加えられることで生じ易いチャンネル
での開口側の口開きを各補強リブ41aによって効果的
に避けることができるほかに、ここでもまた、各実施の
形態1及び2の場合と同様な作用効果が得られるのであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上、各実施の形態によって説明したよ
うに、この発明によれば、車両用バンパ構造において、
左右の各バンパステイの先端部とバンパアーマチャの両
端部との各取付け部間に対し、車幅方向へ略直線状に延
びるレインフォースの両端部の取付け部を可摺動的に介
在させて一体的に取付け、このレインフォースを車体側
とバンパアーマチャとの間に配設させて構成したので、
前面衝突時の衝突エネルギをバンパアーマチャの後方側
への撓曲により、可摺動的に支持されているレインフォ
ースとは無関係なままで緩衝ないしは吸収できると共
に、このバンパアーマチャがほぼ直線状態にまで撓曲さ
れた時点では、延びの影響を受けずに剛直状態のまま保
持されるレインフォースで受支し、結果的には、ここで
の衝突エネルギによるバンパアーマチャの耐力限界を越
えた破断を良好且つ効果的に防止し得るという実用上優
れた特長がある。
【0034】また、レインフォースの各取付け部に車幅
方向へ沿わせた取付け長孔を形成させておき、これらの
各取付け長孔に取付けボルトを通して可摺動的に取付け
るときは、レインフォースが、前面衝突時の衝突荷重で
撓曲されるバンパアーマチャの長さ方向への延びに影響
されずに剛直状態のまま保持できるもので、衝突エネル
ギの緩和且つ吸収をより一層助長し得る。
【0035】さらに、バンパアーマチャとレインフォー
スとの間に緩衝材を介在させるときは、レインフォース
との間でこの緩衝材により、バンパアーマチャに加えら
れる衝突エネルギの緩和且つ吸収に役立たせることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を適用した車両用バン
パ構造の概要を左右対称の片側で模式的に示す平面構成
図である。
【図2】同実施の形態1による主要部の分解斜視図であ
る。
【図3】同実施の形態1による図1のA−A線部を拡大
した断面図である。
【図4】同実施の形態1によるバンパアーマチャ部材に
所定以上の衝突荷重が負荷された時の状態を示す平面説
明図である。
【図5】この発明の実施の形態2を適用したバンパアー
マチャ部材とレインフォース部材との組み合せを示す断
面図である。
【図6】この発明の実施の形態3を適用したバンパアー
マチャ部材とレインフォース部材との組み合せを示す断
面図である。
【図7】従来例による車両用バンパ構造の概要を左右対
称の片側で模式的に示す平面構成図である。
【図8】同従来例による主要部の分解斜視図である。
【図9】同従来例による図8のB−B線部を拡大した断
面図である。
【図10】同従来例によるバンパアーマチャ部材に所定
以上の衝突荷重が負荷された時の状態を示す平面説明図
である。
【符号の説明】
11 フロントサイドメンバ 12 クロスメンバ F 衝突荷重 20,30,40 車両用バンパ構造 21,31,41 バンパアーマチャ部材 22 レインフォース部材 23 バンパステイ部材 24a,25a 取付けボルト 24b,25b ナット 26 有効空間部 27 空間部 32,42 前面側緩衝材 33,43 後面側緩衝材 41a 補強リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体強度部材に一対のバンパステイの基
    端部を車幅方向に離間させて取付けると共に、該両バン
    パステイの先端部には、バンパアーマチャの両端部の取
    付け部を取付け、該バンパアーマチャは、中間部が両端
    部よりも車体側から離間するように曲げられている車両
    用バンパ構造において、 前記両バンパステイの先端部とバンパアーマチャの取付
    け部との間に、車幅方向へ略直線状に延びるレインフォ
    ースの両端部の取付け部を摺動可能に介在させて取付
    け、該レインフォースを車体側とバンパアーマチャとの
    間に配設したことを特徴とする車両用バンパ構造。
  2. 【請求項2】 前記レインフォースの各取付け部に車幅
    方向へ沿う取付け長孔を形成し、該各取付け長孔に取付
    けボルトを通して、前記バンパステイの先端部に前記レ
    インフォースとバンパアーマチャとの取付け部を取付
    け、該レインフォースの取付け部を取付け長孔を介して
    バンパアーマチャとバンパステイとの間に摺動可能に配
    設したことを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパ
    構造。
  3. 【請求項3】 前記バンパアーマチャとレインフォース
    との間に、緩衝材を介在させたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車両用バンパ構造。
  4. 【請求項4】 前記バンパアーマチャは、鉛直方向に沿
    う断面が車体側で開放された断面コ字状を呈し、車幅方
    向略中央部でコ字状の内側にコ字状の開きを防止する補
    強リブをコ字状の上下面部と縦壁部とを接続するように
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパ
    構造。
JP19200095A 1995-07-27 1995-07-27 車両用バンパ構造 Pending JPH0939695A (ja)

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