JPH0934391A - 架空送電線路のルート表示マーカーとその木への取付方法 - Google Patents

架空送電線路のルート表示マーカーとその木への取付方法

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JPH0934391A
JPH0934391A JP20912795A JP20912795A JPH0934391A JP H0934391 A JPH0934391 A JP H0934391A JP 20912795 A JP20912795 A JP 20912795A JP 20912795 A JP20912795 A JP 20912795A JP H0934391 A JPH0934391 A JP H0934391A
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rope
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寿人 鈴木
Mamoru Tsuzuki
守 都筑
Mitsuru Okada
満 岡田
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Sankyo Co Ltd
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
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Chubu Electric Power Co Inc
Sankyo Co Ltd
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】架空送電線路の鉄塔を建設する目標地点の木
へ、その標識となる旗を容易に取付けることができるル
ート表示マーカーを提供する。 【解決手段】繊維強化プラスチツクの先細りテーパー管
から成る係留マスト(11)の上部先端側に旗(12)
を取付け、同じくマスト(11)の下部基端側に付属す
るロープ連結環(18)からロープ(46)を吊り下げ
ると共に、上記マスト(11)の中途部から複数の弾性
係留フツク(21)を、その斜め下向く全体的な放射対
称分布型として一体的に張り出し、上記マスト(11)
の弾性係留フツク(21)を木(C)の枝へ上方から係
留させた状態のもとで、その木(C)の幹へ上記ロープ
(46)を引き下げ緊張状態に縛り付けることにより、
上記マスト(11)を落下不能に保持するように定め
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は架空送電線路のルー
ト表示マーカーとその木への取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に架空送電線路の建設は図上計画ル
ートの設定、予定地域の現地踏査、主要地点における標
識旗の取付け、測量、用地交渉などの諸準備を経て着工
されるが、その標識旗を取付けるに当り、従来では経験
者が木登りして、その木の頂上に標識旗を縛り付けた
上、これをヘリコプターによる上空から鳥瞰し、図上計
画ルートの適否を確認している実際である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な標識旗の取付方法では、多大の労力と時間を要するほ
か、甚だ危険でもある。そして、このような問題は強風
などにより脱落した標識旗を再度取付けたり、用地取得
の困難さや地質条件、工事・保守作業条件などに基いて
取付位置を変更したり、或いは鉄塔の建設着工に際して
撤去したりする時にも起ることとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の抜本的な解決を企図しており、そのために役立つ架空
送電線路のルート表示マーカーとして、繊維強化プラス
チツクの先細りテーパー管から成る係留マストの上部先
端側に旗を取付け、同じくマストの下部基端側に付属す
るロープ連結環からロープを吊り下げると共に、上記マ
ストの中途部から複数の弾性係留フツクを、その斜め下
向く全体的な放射対称分布型として一体的に張り出し、
上記マストの弾性係留フツクを木の枝へ上方から係留さ
せた状態のもとで、その木の幹へ上記ロープを引き下げ
緊張状態に縛り付けることにより、上記マストを落下不
能に保持するように定めたことを特徴とし、
【0005】又、上記ルート表示マーカーを木に取付け
る方法として、係留マストの中途部から複数の弾性係留
フツクが、その斜め下向く全体的な放射対称分布型とし
て一体的に張り出すと共に、同じく係留マストの下部基
端側にロープ連結環が付属一体化されたルート表示マー
カーと、継ぎ足し単位管の継ぎ足し又は/及び伸縮単位
管の引き伸ばしによって、必要な全体長さに一本化され
るマーカー取付用具とを準備し、上記マーカーにおける
係留マストの上部先端側には旗を、同じく係留マストの
ロープ連結環にはロープを各々縛り付けると共に、その
係留マストへ下方から上記取付用具を抜き差し自在に差
し込んだ上、その取付用具の継ぎ足し単位管を順次継ぎ
足すか又は/及び伸縮単位管を順次引き伸ばすことによ
り、上記マーカーを地面から木の幹に沿って頂上まで押
し上げ操作し、その頂上からマーカーの旗が出現して、
同じくマーカーの弾性係留フツクが木の枝へ上方から係
留するや、上記取付用具を高勢力に引き下げてマーカー
から抜き取った後、上記ロープを地面からの引き下げ緊
張状態のもとに、その木の幹へ縛り付けることを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】本発明に係る上記ルート表示マーカーの構成に
よれば、係留マストの上部先端側には旗が、同じく下部
基端側にはロープ連結環が取付けられているほか、その
係留マストの中途部からは複数の弾性係留フツクが、斜
め下向く全体的な放射対称分布型に張り出されているた
め、これを木の頂上へ取付けるべく地面から押し上げ操
作した際、上記係留マストが弾性係留フツクの言わば伏
倒する姿勢のもとで、木の頂上まで支障なく円滑に進行
することとなる。
【0007】そして、木の頂上から旗が出現するまで押
し上げられた係留マストの弾性係留フツクは、自づと復
元的に展開して木の枝へ上方から係留し、更に地面から
引き下げられて幹に縛り付けられるロープの緊張力とも
相俟って、その枝へ安定・確固な突っ張り弾圧状態に保
持される結果となり、強風などの自然的な外力を受ける
も、決して落下するおそれがない。
【0008】又、上記ルート表示マーカーを木へ取付け
る本発明の方法によれば、その地面から頂上までの必要
長さを、マーカー取付用具における継ぎ足し単位管の継
ぎ足し又は/及び伸縮単位管の引き伸ばしによって、支
障なく確保することができるばかりでなく、不使用時に
おけるマーカー取付用具の保管や、現地での携帯などを
小型コンパクトな包装状態のもとに便利良く行なえる。
【0009】更に、ルート表示マーカーの係留マストか
らはロープが付属的に吊り下げられており、その係留マ
ストとマーカー取付用具とは抜き差し自在に差込まれる
ようになっているため、そのマーカー取付用具を地面か
ら強く引き下げ操作することにより、ルート表示マーカ
ーのみを木の頂上へ残留状態に取付けることができる。
【0010】そして、一定期間の経過後上記ルート表示
マーカーから吊り下げられたロープを、やはり地面から
人為的に強く引き下げ操作することにより、用済みのル
ート表示マーカーを木から取りはずし落下させることも
でき、その木に対するルート表示マーカーの取付作業と
撤去作業を、何れも地面から安楽に能率良く行なえるの
であり、その作業上の熟練を要しない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、先ず図1〜4はその架空送電線路のルー
ト表示マーカー(A)を示しており、(11)は目標地
点における木の頂上へ係留される係留マストであって、
ガラス繊維や炭素繊維などの繊維強化プラスチツクを材
料とする一定長さ(例えば約3,000mm)の先細り
テーパー管から成り、その上部先端側には旗(12)が
取付け使用される。その旗(12)にはピンク色やその
他の着色カラーが施されて、上空などの遠方からでも容
易に視認できるようになっている。
【0012】上記係留マスト(11)としては、全体的
な一本物の先細りテーパー管を採用してもさしつかえな
いが、図示の実施例ではその包装や携帯上の便宜を図る
ために、上部先端側をなす一定長さ(例えば約1,50
0mm)の旗取付ポール(11a)と、下部基端側をな
すほぼ同じ長さの延長脚ポール(11b)とから抜き差
し自在に連結一本化して、その旗取付ポール(11a)
に上記旗(12)を縛り付けている。
【0013】つまり、図3から明白なように、上記旗取
付ポール(11a)の下部基端にはピン受け入れ孔(1
3)が開口形成されている一方、その延長脚ポール(1
1b)の上部先端が細い差込み接手(14)として段付
き状態に形成されている。(15)はその差込み接手
(14)の中空内部へ一端部の固着された円弧状板バネ
であり、その板バネ(15)の自由な他端部からは差込
み接手(14)を貫通する連結ピン(16)が、径方向
への一体的に植立されている。
【0014】そして、その連結ピン(16)は板バネ
(15)の背圧を受けて、常時差込み接手(14)の円
周面から突出する状態に保たれており、そのためこれに
抗して延長脚ポール(11b)の差込み接手(14)
を、上記旗取付ポール(11a)へ下方から差込み操作
すれば、その一旦没入した連結ピン(16)が旗取付ポ
ール(11a)の上記ピン受け入れ孔(13)と対応合
致するや否や、そのピン受け入れ孔(13)へ自づと受
け入れ係止されることとなり、茲に旗取付ポール(11
a)とその延長脚ポール(11b)とが連結一体化し、
全体的な一本の係留マスト(11)に仕上がるのであ
る。その連結状態では、両ポール(11a)(11b)
の円周面が互いに面一化すること、言うまでもない。
【0015】他方、上記延長脚ポール(11b)の下部
基端にはリベツトなどを介して、ステンレス鋼のバンド
環(17)が被着固定されている。(18)はそのバン
ド環(17)に溶接一体化されたロープ連結環であり、
これに後述のロープが連結使用されることとなる。尚、
上記旗取付ポール(11a)にも同様なバンド環を介し
て、ロープ連結環を固定一体化し、その上下数段のロー
プ連結環からロープを各々吊り下げても良い。
【0016】(19)は上記延長脚ポール(11b)の
中途部へやはりリベツト(20)などによって被着固定
されたステンレス鋼のベース環であり、これからは複数
(図では合計4本)の弾性係留フツク(21)が、放射
対称分布型として一体的に張り出されている。
【0017】その弾性係留フツク(21)の各個はステ
ンレス鋼の取付短軸(21a)と、その先端部に張り出
し連続するステンレスコイルバネの長い弾性翼(21
b)とから一本化されており、その取付短軸(21a)
が上記ベース環(19)の円周面に溶接されている一
方、弾性翼(21b)の張り出し先端部がストツパー爪
(21c)として曲げ起された状態にある。
【0018】又、上記弾性係留フツク(21)は図4の
ように、その全体を上下方向から見た場合、悉くベース
環(19)の円周面に対して接線となる方向へ張り出し
延長されている。しかも、横方向から見た場合には図3
から明白なように、上記延長脚ポール(11b)の垂直
中心線と一定角度(θ)(例えば約45度)だけ交叉す
る斜め下向きに張り出し延長されており、その言わば楔
作用によって上方から木の枝へ、安定良く確固に係留で
きるように定められている。
【0019】更に、各弾性係留フツク(21)の取付短
軸(21a)は上記延長脚ポール(11b)の半径とほ
ぼ同じ長さ(L1)(例えば60mm)に寸法化されて
おり、これによって弾性翼(21b)を延長脚ポール
(11b)と密接する方向へ強制的に押し曲げた時、そ
の取付短軸(21a)の先端部が延長脚ポール(11
b)の円周面から外方へ大きく張り出さぬようになって
いる。
【0020】他方、弾性翼(21b)の長さ(L2)
(約200mm)は取付短軸(21a)のそれよりも長
く、上記一定角度(θ)の斜め下向き姿勢状態にある
が、その張力よりも過大な押圧力が下方から加わった時
には、自動弾撥的に上向き反転し、上記木の枝に対する
係留状態が解除されることとなる。
【0021】上記弾性係留フツク(21)は図5、6の
変形実施例から示唆されるように、係留マスト(11)
の就中延長脚ポール(11b)へ一定間隔を保つ上下数
段として、上記と同様に取付け固定することもできる。
そうすれば、木の枝が細くまばらな状態である場合に
も、その枝に対して安定・確固に係留させ得る点で、ま
すます効果的となる。
【0022】何れにしても、延長脚ポール(11b)の
携帯用カバースリーブ(22)を作成用意し、これを上
方から延長脚ポール(11b)へ抜き差し自在に差込み
使用することにより、上記弾性係留フツク(21)の就
中弾性翼(21b)を延長脚ポール(11b)の円周面
と密接する伏倒状態に保つことが好ましい。そうすれ
ば、安全に便利良く携帯することができるからである。
【0023】次に、図1、2、7〜20は木の枝に対す
る上記ルート表示マーカー(A)の取付用具(B)を示
しているが、これは上部先端側をなす連結ポールユニツ
ト(23)と、下部基端側をなす伸縮ポール(24)と
から成る。
【0024】即ち、連結ポールユニツト(23)は一定
長さ(例えば約1,500mm)を有する継ぎ足し単位
管(23a)の複数本から連結使用されるものであり、
その継ぎ足し単位管(23a)が炭素繊維強化プラスチ
ツク(CFRP)、ガラス繊維強化プラスチツク(GF
RP)又はその複合材のストレート管から具体化されて
いる。
【0025】そして、その継ぎ足し単位管(23a)の
下部基端には上記延長脚ポール(11b)の上部先端と
ほぼ同じく、図7〜9のような細い差込み接手(25)
が段付き状態に形成されている。(26)はその差込み
接手(25)の中空内部に一端部の固着された円弧状板
バネ、(27)はその板バネ(26)の自由な他端部か
ら一体的に植立された連結ピンであり、常時は板バネ
(26)の弾圧付勢力を受けて、差込み接手(25)の
円周面から突出する状態に保たれている。
【0026】他方、同じく継ぎ足し単位管(23a)の
上部先端には、上記連結ピン(27)の受け入れ孔(2
8)が対応的に開口形成されている。そのため、同じ継
ぎ足し単位管(23a)の複数本を使用して、図9のよ
うにその隣り合う一方の下部基端に位置する差込み接手
(25)を、他方の上部先端へ抜き差し自在に差込み操
作すれば、その一方の連結ピン(27)と他方のピン受
け入れ孔(28)とが係止し合って、必要な全体長さ
(例えば約9,000mm)の連結ポールユニツト(2
3)として一本化される結果となり、その状態では隣り
合う継ぎ足し単位管(23a)の円周面が面一に連続す
る。
【0027】但し、連結ポールユニツト(23)を形作
る最も上部先端の継ぎ足し単位管(23a)は、上記延
長脚ポール(11b)の下部基端へ別個な先細りテーパ
ー接手管(29)を介して、ただ単なるテーパー嵌合状
態に差込み使用されるようになっており、その連結ポー
ルユニツト(23)を高勢力に強く引き下げれば、上記
係留マスト(11)の延長脚ポール(11b)から容易
に抜き取り分離することができる。
【0028】その先細りテーパー接手管(29)も上記
継ぎ足し単位管(23a)と同様な材質から成るが、図
7から明白なように、その下部基端は継ぎ足し単位管
(23a)の上部先端に差込まれるストレート管部(2
9a)として、又同じく上部先端は上記延長脚ポール
(11b)の下部基端に差込まれるテーパー管部(29
b)として、各々造形されているほか、そのストレート
管部(29a)の中空内部には、上記継ぎ足し単位管
(23a)のピン受け入れ孔(28)へ係止する連結ピ
ン(30)を備えた板バネ(31)が、やはり付属設置
されてもいる。
【0029】尚、先には係留マスト(11)を形作る旗
取付ポール(11a)とその延長脚ポール(11b)と
の相互間や、その延長脚ポール(11b)への先細りテ
ーパー接手管(29)と継ぎ足し単位管(23a)との
相互間、その継ぎ足し単位管(23a)同志の隣り合う
相互間を各々連結ピン(16)(27)(30)により
抜き差し自在に連結するに当り、その連結ピン(16)
(27)(30)に各々板バネ(15)(26)(3
1)の背圧を付与しているが、図7に対応する図10の
変形実施例から明白な通り、その各板バネ(16)(2
7)(31)に代る圧縮コイルバネ(32)を採用し
て、これにより上記連結ピン(16)(27)(30)
を常時突出状態に弾圧付勢しても良い。(33)はその
コイルバネ(32)を上記延長脚ポール(11b)や先
細りテーパー接手管(29)、継ぎ足し単位管(23
a)の内部に封入するバネリテーナーである。
【0030】又、先に一言した伸縮ポール(24)は図
11、12のように、その上部先端から下部基端へ行く
程徐々に太くなる複数本の伸縮単位管(24a)を備え
ており、その伸縮単位管(24a)が上記連結ポールユ
ニツト(23)の継ぎ足し単位管(23a)と同様な材
質のストレート管から成る。その伸縮ポール(24)の
伸縮単位管(24a)を引き伸ばした全体長さは、例え
ば約8,000mmであり、その短縮した状態での全体
長さは約1,600mmとして、小型コンパクトに携帯
や保管を行なえるようになっている。
【0031】しかも、伸縮ポール(24)における最も
細い伸縮単位管(24a)の上部先端には、上記継ぎ足
し単位管(23a)の連結ピン(27)と対応するピン
受け入れ孔(34)が開口形成されている一方、最も太
い伸縮単位管(24a)の下部基端には、足踏み固定用
のステツプ(35)が起伏的な回動自在に枢着されてい
る。不使用時には、その伸縮単位管(24a)の円周面
へステツプ(35)を密接させる如く、伏倒できるよう
になっているのである。
【0032】そして、上記伸縮単位管(24a)の隣り
合う相互間は、図13〜20に抽出するような伸縮自在
のスライド嵌合状態にある。
【0033】即ち、その一方の細い伸縮単位管(24a
−1)の下部基端には、偏心接手管(36)がリベツト
(37)を介して連結一本化されている。その偏心接手
管(36)の円周面が細い伸縮単位管(24a−1)の
それと面一に保たれているわけであるが、これに切り欠
かれた止め鞘受け入れ用凹周溝面(38)は、上記伸縮
単位管(24a−1)と偏心するカム面をなしており、
しかもここには1本の係止ピン(39)が突設されてい
る。
【0034】(40)は上記凹周溝面(38)を言わば
埋め戻すC字型として、ゴムや合成樹脂などから作成さ
れた止め鞘であり、その円弧面には摩擦力を昂めるため
の凹凸(41)が付与されている。(42)は同じく止
め鞘(40)の円弧面に沿って切り欠かれた回動ガイド
長孔であり、その長孔(42)の一端部において上記係
止ピン(39)と係止した状態では、止め鞘(40)の
円弧面が上記伸縮単位管(24a−1)の円周面と面一
化し、同じく長孔(42)の他端部において係止ピン
(39)と係止した状態では、止め鞘(40)の円弧面
が伸縮単位管(24a−1)の円周面から一定量だけ外
方へ張り出すようになっている。
【0035】そのため、その止め鞘(40)の円弧面を
図18、19のように、伸縮単位管(24a−1)の円
周面と面一化させた状態において、他方の太い伸縮単位
管(24a−2)へ抜き差し自在に差込み連結できると
共に、その隣り合う両伸縮単位管(24a−1)(24
a−2)を伸縮操作し得るのである。その後図20のよ
うに、両伸縮単位管(24a−1)(24a−2)を相
対回動させれば、上記止め鞘(30)が細い伸縮単位管
(24a−1)の円周面から徐々に張り出して、太い伸
縮単位管(24a−2)の内周面を圧迫し、その止め鞘
(40)との摩擦力を介して、両伸縮単位管(24a−
1)(24a−2)の連結状態が固定一体化され、伸縮
操作の不能となる。
【0036】但し、図18、19と対応する図21、2
2の変形実施例に示す通り、太い伸縮単位管(24a−
2)の上部先端に雄ネジ(43)を刻成する一方、これ
に差込んだ細い伸縮単位管(24a−1)の下部基端
へ、割り駒(44)を被着させると共に、上記雄ネジ
(43)と螺合する袋ナツト(45)を回動操作して、
その割り駒(44)を締付け収縮させることにより、両
伸縮単位管(24a−1)(24a−2)の連結状態を
固定一体化するように構成しても良い。
【0037】尚、上記袋ナツト(45)を緩めれば、割
り駒(44)が復元的に拡開して、その両伸縮単位管
(24a−1)(24a−2)の伸縮操作を行なえるこ
とは、言うまでもない。
【0038】上記ルート表示マーカー(A)を形作る係
留マスト(11)の旗取付ポール(11a)とその延長
脚ポール(11b)とは抜き差し可能であり、又マーカ
ー取付用具(B)をなす連結ポールユニツト(23)も
抜き差し自在な継ぎ足し単位管(23a)の複数本から
成るため、これらを悉く分解すると共に、同じくマーカ
ー取付用具(B)の伸縮ポール(24)を短縮させるこ
とによって、その全体を小型コンパクトな包装状態のも
とに携帯したり、或いは保管したりすることができる。
【0039】架空送電線路の建設準備として、計画ルー
トの主要地点に位置する木(C)の頂上へ、上記ルート
表示マーカー(A)を取付作業するに当っては、その現
地に持ち込んだ係留マスト(11)の旗取付ポール(1
1a)と延長脚ポール(11b)とを、図1のように差
し込み一体化すると共に、その延長脚ポール(11b)
のロープ連結環(18)に長いロープ(46)の一端部
を縛り付け固定しておく。
【0040】その後、上記延長脚ポール(11b)の下
部基端へ複数本の継ぎ足し単位管(23a)を順次差込
み連結することにより、必要な全体長さの連結ポールユ
ニツト(23)として一本化し、その連結ポールユニツ
ト(23)の最も下部基端側をなす継ぎ足し単位管(2
3a)へ、更に伸縮ポール(24)の上部先端を差し込
み連結して、その伸縮ポール(24)を上方への引き伸
ばし状態に固定維持することにより、上記ルート表示マ
ーカー(A)を図23のように、木(C)の幹に沿って
枝を避け乍ら押し上げ操作する。
【0041】その際には、伸縮ポール(24)の最も下
部基端側をなす伸縮単位管(24a)に付属しているス
テツプ(35)を接地させて、これを足で踏み止めるこ
とにより、上記ルート表示マーカー(A)やその取付用
具(B)を安定に起立させ、両手での押し上げ操作を行
なうのである。
【0042】そうすれば、上記ルート表示マーカー
(A)における係留マスト(11)の就中延長脚ポール
(11b)から張り出している弾性係留フツク(21)
が、斜め下向く伏倒姿勢状態にあり、且つ弾力性を有す
るために、その旗取付ポール(11a)が木(C)の枝
に分け入り乍ら上方へ円滑に進行し、やがて旗(12)
が木(C)の頂上から出現することになり、これに随伴
したロープ(46)が吊り下がる結果となる。
【0043】そこで、次に上記マーカー取付用具(B)
を地面から高勢力に強く引き下げ操作する。そうすれ
ば、ルート表示マーカー(A)の旗取付ポール(11
a)とその延長脚ポール(11b)とは連結ピン(1
6)を介した固定状態にあり、又連結ポールユニツト
(23)の継ぎ足し単位管(23a)同志や、これと伸
縮ポール(24)との相互間も、連結ピン(27)を介
した固定状態にあるため、その連結ピンを介しないただ
単なるテーパー嵌合での差込み状態にとどまる上記延長
脚ポール(11b)と連結ポールユニツト(23)との
相互間が自づと分離し、そのルート表示マーカー(A)
のみが図24のように、木(C)の頂上に残留する結果
となる。
【0044】その過程では、上記延長脚ポール(11
b)から張り出す弾性係留フツク(21)が、その斜め
下向く姿勢状態の楔作用により、言わば張り出し展開す
る如く、木(C)の枝へ確実に喰い付き係留し、決して
落下しない所謂アウトリガーとして機能するわけであ
る。
【0045】そのため、最後に上記ルート表示マーカー
(A)から吊り下がるロープ(46)を、図24のよう
な地面からの引き下げ緊張状態において木(C)の幹に
縛り付け、その引張りに対抗する上記弾性係留フツク
(21)の復元弾性力とも相俟って、ルート表示マーカ
ー(A)を木(C)の頂上に固定維持するのであり、こ
のようにして一連の取付作業を完了するや、上記マーカ
ー取付用具(B)を小型コンパクトに包装・携帯しつ
つ、次の目標地点へ移動し、その地点毎に上記と同様な
取付作業を繰り返す。
【0046】他方、一定期間の経過後に上記ルート表示
マーカー(A)は撤去されて、その地点に架空送電線路
の鉄塔が建設されることとなるが、その撤去するに当っ
ては上記ロープ(46)を利用し、これを木(C)の幹
から解き放って、図25のように勢い良く引き下げ操作
する。そうすれば、マーカー(A)の延長脚ポール(1
1b)から張り出している弾性係留フツク(21)が、
瞬間的に上向き反転し、木(C)の枝に対する係留状態
を解かれて落下することになり、そのマーカー(A)の
取付作業のみならず撤去作業をも地面から安楽に能率良
く行なえるのである。
【0047】尚、図示の実施例ではマーカー取付用具
(B)を連結ポールユニツト(23)と、これに連結使
用される伸縮ポール(24)との上下一対からユニツト
化しているが、その何れか一方の全体長さを長く定める
ことによって、他方の使用を省略してもさしつかえな
い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る架空送電線
路のルート表示マーカーではその構成上、繊維強化プラ
スチツクの先細りテーパー管から成る係留マスト(1
1)の上部先端側に旗(12)を取付け、同じくマスト
(11)の下部基端側に付属するロープ連結環(18)
からロープ(46)を吊り下げると共に、上記マスト
(11)の中途部から複数の弾性係留フツク(21)
を、その斜め下向く全体的な放射対称分布型として一体
的に張り出し、上記マスト(11)の弾性係留フツク
(21)を木(C)の枝へ上方から係留させた状態のも
とで、その木(C)の幹へ上記ロープ(46)を引き下
げ緊張状態に縛り付けることにより、上記マスト(1
1)を落下不能に保持するように定めてあるため、冒頭
に述べた従来技術の課題を完全に解決できる効果があ
り、経験者が一々木登りして、その木の頂上へ標識旗を
縛り付け固定する作業を要しない。
【0049】即ち、本発明ではルート表示マーカー
(A)を形作る係留マスト(11)の上部先端側に旗
(12)が、同じく係留マスト(11)の下部基端側に
ロープ(46)の連結環(18)が各々取付けられてい
るほか、その係留マスト(11)の中途部から複数の弾
性係留フツク(21)が、斜め下向く全体的な放射対称
分布型として一体的に張り出されているため、これを目
標地点に位置する木(C)の頂上へ取付けるべく、地面
から押し上げ操作した過程において、上記係留マスト
(11)が弾性係留フツク(21)の言わば傘を閉じる
如く伏倒する姿勢状態のもとに、その木(C)の枝へ分
け入り支障なく頂上まで進行することとなる。
【0050】そして、木(C)の頂上から旗(12)が
出現するまで押し上げられた係留マスト(11)の弾性
係留フツク(21)は、自づと復元的に展開して木
(C)の枝へ上方から係留し、更に地面から引き下げら
れるロープ(46)の緊張力とも相俟って、その枝へ安
定・確固な突っ張り弾圧状態に保持される結果となり、
強風などの自然的な外力を受けるも、決して落下するお
それがなく、その旗(12)の本来的な目的を達成でき
るのである。
【0051】特に、請求項2の構成を採用するならば、
上記効果を奏し得ることは勿論のこと、その係留マスト
(11)の旗取付ポール(11a)と、延長脚ポール
(11b)とを抜き取り分解することにより、現地での
移動携帯上小型コンパクト化でき、一層便利であると言
える。
【0052】又、請求項3の構成を採用するならば、弾
性係留フツク(21)の各個を係留マスト(11)へ容
易に付属固定させることができ、その弾性翼(21b)
をこれから曲げ起されたストツパー爪(21c)によっ
て、一層確実に木(C)の枝へ係留させ得ると共に、カ
バースリーブ(22)の差込み使用により、携帯上の安
全性と小型コンパクト化を図れる効果もある。
【0053】他方、本発明のルート表示マーカー(A)
を目標地点の木(C)へ取付ける方法として、請求項4
の構成を採用するならば、そのマーカー取付用具(B)
が継ぎ足し単位管(23a)の継ぎ足し又は/及び伸縮
単位管(24a)の引き伸ばしにより、地面から木
(C)の頂上に至る必要長さとして一本化されるように
なっているため、その必要長さの変化に支障なく対応す
ることができ、そのマーカー取付用具(B)の保管や現
地での携帯も、小型コンパクトな包装状態のもとに便利
良く行なえる効果がある。
【0054】又、ルート表示マーカー(A)の係留マス
ト(11)からはロープ(46)が付属的に吊り下げら
れており、その係留マスト(11)とマーカー取付用具
(B)とは抜き差し自在に差込まれるようになっている
ため、そのマーカー取付用具(B)を地面から高勢力に
強く引き下げ操作すれば、上記係留マスト(11)から
マーカー取付用具(B)を抜き取り分離することがで
き、そのルート表示マーカー(A)のみを木(C)の頂
上へ残留状態に取付け固定し得るのである。
【0055】そして、上記ルート表示マーカー(A)か
ら吊り下がるロープ(46)を、やはり地面から強く引
き下げ操作することにより、ルート表示マーカー(A)
を木(C)から取りはずし落下させることも可能であ
る。つまり、目標地点の木(C)に対するルート表示マ
ーカー(A)の取付作業と、同じく撤去作業とを誰でも
多大な労力や時間の必要なく、安楽にすばやく実行でき
るわけである。
【0056】更に、請求項5の構成を採用するならば、
マーカー取付用具(B)の上部先端が先細りテーパー接
手管(29)として、ルート表示マーカー(A)の係留
マスト(11)へ下方からただ単なるテーパー嵌合状態
に差込まれるため、そのルート表示マーカー(A)を確
実に木(C)の頂上まで押し上げ操作でき、その操作を
ステツプ(35)の足踏み固定によって、一層安定な起
立姿勢状態のもとで軽快に行なえるほか、マーカー取付
用具(B)を強く引き下げ操作すれば、ルート表示マー
カー(A)と容易に分離して、そのルート表示マーカー
(A)のみを木(C)の頂上へ残留状態に取付け維持し
得る効果もある。
【0057】その場合、マーカー取付用具(B)を上部
先端側の連結ポールユニツト(23)と、下部基端側の
伸縮ポール(24)とから抜き差し自在に連結一本化す
るならば、その押し上げ操作上の手元部を極力握り持ち
やすい太さに維持しつつも、地面から木(C)の頂上に
至る必要な全体長さを、容易に長く確保することがで
き、実用上著しく有益であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルート表示マーカーとその取付用
具との連結状態を示す側面図である。
【図2】図1の分解状態を示す側面図である。
【図3】ルート表示マーカーを抽出して示す一部破断の
拡大側面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】延長脚ポールの変形実施例にカバースリーブを
差込んだ状態の一部破断側面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】連結ポールユニツトの継ぎ足し単位管に対する
先細りテーパー接手管の連結状態を示す一部破断側面図
である。
【図8】連結ポールユニツトの継ぎ足し単位管を抽出し
て示す一部破断の側面図である。
【図9】継ぎ足し単位管同志の連結状態を示す一部破断
の側面図である。
【図10】図9に対応する変形実施例を示す部分断面図
である。
【図11】伸縮ポールの引き伸ばし状態を示す側面図で
ある。
【図12】同じく短縮させた状態の側面図である。
【図13】伸縮単位管同志の連結部分を示す分解斜面図
である。
【図14】図13の偏心接手管を抽出して示す側面図で
ある。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【図16】図13の止め鞘を抽出して示す側面図であ
る。
【図17】図16の17−17線断面図である。
【図18】伸縮単位管同志の連結状態を示す断面図であ
る。
【図19】図18の19−19線断面図である。
【図20】図19に対応する連結固定状態の断面図であ
る。
【図21】図18に対応する変形実施例を示す断面図で
ある。
【図22】図21の22−22線断面図である。
【図23】木の頂上に対するルート表示マーカーの取付
作業状況を示す説明図である。
【図24】同じくルート表示マーカーの取付完了状態を
示す説明図である。
【図25】ルート表示マーカーの撤去作業状況を示す説
明図である。
【符号の説明】
(11)・係留マスト (11a)・旗取付ポール (11b)・延長脚ポール (12)・旗 (18)・ロープ連結環 (21)・弾性係留フツク (21a)・取付短軸 (21b)・弾性翼 (21c)・ストツパー爪 (23)・連結ポールユニツト (23a)・継ぎ足し単位管 (24)・伸縮ポール (24a)・伸縮単位管 (29)・テーパー接手管 (35)・ステツプ (46)・ロープ (A)・ルート表示マーカー (B)・マーカー取付用具 (C)・木 (L1)・長さ (L2)・長さ (θ)・下向き傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都筑 守 愛知県名古屋市昭和区紅梅町1丁目17番地 株式会社サンキョウ内 (72)発明者 岡田 満 三重県鳥羽市松尾町1002番地1 浜口計器 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維強化プラスチツクの先細りテーパー管
    から成る係留マスト(11)の上部先端側に旗(12)
    を取付け、同じくマスト(11)の下部基端側に付属す
    るロープ連結環(18)からロープ(46)を吊り下げ
    ると共に、 上記マスト(11)の中途部から複数の弾性係留フツク
    (21)を、その斜め下向く全体的な放射対称分布型と
    して一体的に張り出し、 上記マスト(11)の弾性係留フツク(21)を木
    (C)の枝へ上方から係留させた状態のもとで、その木
    (C)の幹へ上記ロープ(46)を引き下げ緊張状態に
    縛り付けることにより、上記マスト(11)を落下不能
    に保持するように定めたことを特徴とする架空送電線路
    のルート表示マーカー。
  2. 【請求項2】係留マスト(11)を上部先端側の旗取付
    ポール(11a)と、下部基端側の延長脚ポール(11
    b)とから抜き差し自在に連結一本化し、 上記旗取付ポール(11a)に旗(12)を取付ける一
    方、その延長脚ポール(11b)にロープ連結環(1
    8)と複数の弾性係留フツク(21)とを取付け固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の架空送電線路のルー
    ト表示マーカー。
  3. 【請求項3】弾性係留フツク(21)の各個を係留マス
    ト(11)へ斜め下向きに付属固定された取付短軸(2
    1a)と、その取付短軸(21a)の先端部に連結され
    たコイルバネの弾性翼(21b)とから一本化し、 上記取付短軸(21a)の長さ(L1)を係留マスト
    (11)の半径とほぼ等しく寸法化する一方、上記弾性
    翼(21b)をその取付短軸(21a)よりも長く張り
    出し、その張り出し先端部をストツパー爪(21c)と
    して連続的に曲げ起したことを特徴とする請求項1記載
    の架空送電線路のルート表示マーカー。
  4. 【請求項4】係留マスト(11)の中途部から複数の弾
    性係留フツク(21)が、その斜め下向く全体的な放射
    対称分布型として一体的に張り出すと共に、同じく係留
    マスト(11)の下部基端側にロープ連結環(18)が
    付属一体化されたルート表示マーカー(A)と、 継ぎ足し単位管(23a)の継ぎ足し又は/及び伸縮単
    位管(24a)の引き伸ばしによって、必要な全体長さ
    に一本化されるマーカー取付用具(B)とを準備し、 上記マーカー(A)における係留マスト(11)の上部
    先端側には旗(12)を、同じく係留マスト(11)の
    ロープ連結環(18)にはロープ(46)を各々縛り付
    けると共に、その係留マスト(11)へ下方から上記取
    付用具(B)を抜き差し自在に差し込んだ上、 その取付用具(B)の継ぎ足し単位管(23a)を順次
    継ぎ足すか又は/及び伸縮単位管(24a)を順次引き
    伸ばすことにより、上記マーカー(A)を地面から木
    (C)の幹に沿って頂上まで押し上げ操作し、 その頂上からマーカー(A)の旗(12)が出現して、
    同じくマーカー(A)の弾性係留フツク(21)が木
    (C)の枝へ上方から係留するや、上記取付用具(B)
    を高勢力に引き下げてマーカー(A)から抜き取った
    後、 上記ロープ(46)を地面からの引き下げ緊張状態のも
    とに、その木(C)の幹へ縛り付けることを特徴とする
    架空送電線路のルート表示マーカーを木に取付ける方
    法。
  5. 【請求項5】マーカー取付用具(B)の上部先端を先細
    りテーパー接手管(29)として、ルート表示マーカー
    (A)をなす係留マスト(11)の下部基端へ、ただ単
    なるテーパー嵌合状態に差し込む一方、 同じく取付用具(B)の下部基端に足踏み固定用のステ
    ツプ(35)を、起伏的な回動自在に枢着したことを特
    徴とする請求項4記載の架空送電線路のルート表示マー
    カーを木に取付ける方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014161285A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Takigen Mfg Co Ltd 支柱パイプの固定構造

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