JPH09317275A - 電気錠装置 - Google Patents

電気錠装置

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JPH09317275A
JPH09317275A JP16083196A JP16083196A JPH09317275A JP H09317275 A JPH09317275 A JP H09317275A JP 16083196 A JP16083196 A JP 16083196A JP 16083196 A JP16083196 A JP 16083196A JP H09317275 A JPH09317275 A JP H09317275A
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Daisuke Yamamoto
大介 山本
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Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的なシリンダー錠を有する錠前を、後付
けにより電気錠に変換する電気錠装置を提供する。 【解決手段】 サムターンを取り外した後の扉の内面開
口を覆うように内側エスカチオンを装着し、この内側エ
スカチオン内に、錠箱のデッドカムに係合する連結部材
6を突設し、フランジ7に施錠用従動ピン8及び解錠用
従動ピン9を植設した従動軸を回動自在に設け、外部操
作部材の内端に装着された駆動カム11により、施錠ボ
ード14及び解錠ボード15を介してピン8、9を駆動
してデッドカムを制御する。一方、少なくとも解錠ボー
ド15に引き違い可能に連結されたリトラクター16を
設け、このリトラクター16に担持されたロッキングレ
バー17を電磁アクチュエータに連結された作動板19
により係止切欠18に対し係脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気錠装置に係
り、特に、既設の機械的なシリンダー錠に後付けしてこ
れを電気錠に変換することができる電気錠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気錠は、電磁アクチュエータによって
錠前の錠止機構を制御するもので、機械的な鍵を用いな
いので鍵の複製を心配する必要が無く安全性が高い上
に、錠前の遠隔操作が可能であるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気錠は、例えば新築の家屋の扉口に装備する場合には
比較的容易に取り付けることができるが、既設の機械的
なシリンダー錠を電気錠に取り替える場合には、シリン
ダー錠や錠箱をそっくり交換しなければならない。
【0004】その為、扉の錠箱を収納していた空洞部を
掘り広げたり修正したりする必要があり、その交換作業
は一般に面倒でしかも長時間にわたり、場合によっては
1個の電気錠の交換に半日掛かってしまうこともある。
【0005】また、交換したシリンダー錠用の錠箱は通
常廃棄してしまうから、資源の無駄遣いになってしま
う、という不都合もある。
【0006】そこで、この発明は、既設の機械的なシリ
ンダー錠の錠前を電気錠に変換することができ、しかも
錠箱も既設のものをその儘使用することができる電気錠
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、扉の自由側端縁部内面の
サムターンを取り外した後の扉面開口を覆うように装着
された内側エスカチオンと、この内側エスカチオン内に
おいて錠箱内のデッドカムと同軸に回動可能に支承され
た杆体で、外端にデッドカムに係合する連結部材を、ま
たこの連結部材の内側にフランジを夫々装着すると共
に、このフランジに施錠用従動ピン及び解錠用従動ピン
を回動軸に関し対称的に植設した従動軸と、内側エスカ
チオン内においてこの従動軸から離間した位置に回動可
能に設けられ、扉外面に設けられたノブやハンドル等の
外部操作部材の、扉を貫通して内側エスカチオン内に挿
入された内端に同軸に結合されると共に、回動軸に関し
て対称的に張り出した一対の作動端を形成した駆動カム
と、この駆動カムの一端と従動軸の施錠用従動ピンとの
間に延在し、長さ方向に移動可能に案内された施錠ボー
ドと、駆動カムの他端と従動軸の解錠用従動ピンとの間
に延在し、施錠ボードと平行な関係位置を保って長さ方
向に移動可能に案内された解錠ボードと、駆動カムに関
して施、解錠ボードとは反対側に配設され、施、解錠ボ
ードと同じ方向に移動可能に案内されると共に、少なく
とも解錠ボードに引き違い可能に連結されたリトラクタ
ーと、基端をこのリトラクター上に回動可能に支承さ
れ、自由端がリトラクター外に突出するように付勢され
たロッキングレバーと、内側エスカチオン内に固設さ
れ、駆動カムに外力が作用しない常態においてロッキン
グレバーの自由端と係合してリトラクターを係止する係
止部材と、通電時ロッキングレバーをその付勢力に抗し
て係止部材から解放するように作動する電磁アクチュエ
ータとを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
を参照して説明する。図1において符号1は内側エスカ
チオンを示し、この内側エスカチオン1は、扉の自由側
端縁部内面に、既設の機械的なシリンダー錠を有する錠
前のサムターンを取り外した後の扉面の開口を覆うよう
に装着される。
【0009】ちなみに、図1において内側エスカチオン
1の右側が扉(図示せず)であり、この発明による電気
錠装置を既設のシリンダー錠を有する錠前に適用する場
合、上記したようにサムターンを取り外す作業と、内側
エスカチオンを装着する作業の他、後述する電磁アクチ
ュエータ2を収納する穴、及び外部操作部材を通す穴を
扉面に穿設するだけで良い。
【0010】また、サムターンを取り外した後に残るシ
リンダー錠及び錠箱は、その儘電気錠装置の構成部材と
して利用する。
【0011】内側エスカチオン1内には、一面が開いた
細長い箱状のケース3が設けられており、このケース3
内に後述する諸機能部材が収容、案内されている。
【0012】このケース3の開口を覆うように、蓋板4
がケース3に結合されるが、図面を明瞭にするため内側
エスカチオン1を省略して示す図2の正面図において
は、この蓋板4の図示を省略してある。
【0013】内側エスカチオン1の上方には、図1に示
すように、扉内の錠箱のデッドカム(図示せず)と同軸
の従動軸5が回動可能に支承されている。
【0014】この従動軸5の外端(図1で右端)には、
錠箱内のデッドカムの通常は十字形の係合穴と係合する
平板状の連結部材6が装着されている。この連結部材6
は、それまで装着されていたサムターンのそれと同形で
あることが望ましい。
【0015】また、この連結部材6の内側(図1で左
側)における従動軸5には、円板状のフランジ7が一体
に結合されており、このフランジ7の内側には、施錠用
従動ピン8と解錠用従動ピン9とが相互に180度の角
度間隔を保って、従動軸5の回動軸に関し対称的に植設
されている。
【0016】なお、この施、解錠用従動ピン8、9のフ
ランジ7における角度位置は、図2に示すように、フラ
ンジ7を時計盤面に見立て、夫々1時半と7時半の角度
位置に設定するものとする。
【0017】また、従動軸5の室内側に突出した内端に
は、図1に示すように、サムターン摘み10が装着され
ている。
【0018】一方、図1及び図2に示すように、内側エ
スカチオン1内において従動軸5より離間した下方に
は、駆動カム11が回動可能に支承されている。
【0019】図示の実施例における駆動カム11は、そ
の回動軸に関して対称的に張り出した一対の作動端1
2、12を有する筒体で、その筒部には回動軸と同軸の
角孔13(図2参照)が形成されている。
【0020】他方、扉外面にはノブやハンドル等の外部
操作部材(図示せず)が回動可能に装着されており、こ
の外部操作部材の横断面正方形の内端が扉を貫通して上
記角孔13に挿通され、このようにして外部操作部材と
駆動カム11とは回動方向において一体的に結合され
る。
【0021】上記駆動カムの一方の作動端(図2で右方
の作動端)12と従動軸の施錠用従動ピン8との間には
上下方向に長い施錠ボード14が配設されている。
【0022】この施錠ボード14は、例えば板材を断面
L字形に折曲して構成した部材で、図面を明瞭にするた
め図示しない案内部材によって上下方向に移動可能に案
内されている。
【0023】また、上記駆動カムの他方の作動端(図2
で左方の作動端)12と従動軸の解錠用従動ピン9との
間には、上下方向に長い解錠ボード15が配設されてい
る。
【0024】この解錠ボード15も、施錠ボード14と
同様に板材を断面L字形に折曲して構成した部材で、こ
れも図示を省略する案内部材によって上下方向に移動可
能に案内されている。
【0025】なお、図示の実施例においては、これら
施、解錠ボード14、15は、図面を明瞭にするため図
示しないばね部材により図1及び図2で下方に付勢され
ているが、駆動カム11に外力が作用しない常態におい
ては、夫々の下端を側方に向けて折曲げて形成した係合
部14a、15aを介して駆動カムの作動端12に係止
され、図示の待機位置を保つ。
【0026】上記駆動カム11の下方には、リトラクタ
ー16が上下方向に移動可能に案内されている。
【0027】図示の実施例におけるリトラクター16
は、上部中央に外部操作部材の作動軸との干渉を避ける
ためにU字形の切欠を形成した板状体で、大体の形状が
縦長の矩形であり、その上端部両側端縁に形成されたL
字形の案内板16a(図1参照)を室内側に直角に折曲
げている。
【0028】この案内板16aは、前記ケース3の側板
内面と摺接してリトラクター16を上下方向に案内する
と共に、上記施、解錠ボード14、15の下端の係合部
14a、15aに上方から係合している。
【0029】その為、リトラクター16は施、解錠ボー
ド14、15とは独立に上方に移動できるが、下方に移
動するときには施、解錠ボード14、15を引き連れて
下降する。換言すれば、リトラクター16は施、解錠ボ
ード14、15と引き違い可能に係合している。
【0030】このリトラクター16の内面下方には、ロ
ッキングレバー17の基端が回動自在に軸支されてい
る。
【0031】このロッキングレバー17は、捩りばねと
しての付勢ばね20(図2参照)の弾力により、その自
由端が時計方向に回動してリトラクター16外に突出す
る方向に付勢されている。
【0032】そして、このロッキングレバー17の自由
端部に突設された係合片17aは、駆動カム11に外力
が作用しない常態においてケース3の側板の端縁に形成
された係止切欠18に入り込んでいる(図2参照)。
【0033】また、前記蓋板4の外面下方には、例えば
ソレノイド等の電磁アクチュエータ2が装着されてお
り、このソレノイド2のプランジャの先端に装着された
作動板19の先端は、蓋板4に開口した図示しないスリ
ットを通って、図2に示すように、上記ロッキングレバ
ー17の斜面部に下方から係合可能に臨んでいる。
【0034】上記のように構成されたこの発明の一実施
例による電気錠装置において、図1及び図2は施錠状態
を示している。すなわち、図2に示す角度位置の連結部
材6は、錠箱内のデッドカムを錠止角度位置、すなわち
デッドボルトを扉枠のストライク孔に投入する角度位置
に進めている。
【0035】すなわち、この施錠状態においては、解錠
の為駆動カム11を図2において時計方向に回し、その
作動端12により解錠ボード15を押上げようとする
と、解錠ボード15の下端に形成された係合部15aが
案内板16aを介してリトラクター16を上方に押上げ
ようとする。
【0036】しかしながら、施錠状態においてはリトラ
クター16に担持されたロッキングレバー17の自由端
が係合切欠18に係止されているから、解錠ボード15
及びこれに連結されたリトラクター16は移動すること
ができない。
【0037】一方、扉外面に装着されたテンキー等の暗
証番号入力盤から正しい暗証符号を入力し、或いは室内
の制御盤から解錠信号を制御装置に供給すると、電磁ア
クチュエータ2が通電される。
【0038】すると、ソレノイドのプランジャがコイル
内に没入する結果、図2において作動板19が上昇し、
ロッキングレバー17の傾斜部と係合してこれを反時計
方向に所定の角度動かし、図2に鎖線で示すように、ロ
ッキングレバー17と係止切欠18との係合を解く。
【0039】この状態で駆動カム11を時計方向に回動
させると、解錠ボード15及びリトラクター16は一体
的に上昇して解錠ボード15の上端縁が解錠用従動ピン
9に当接し、更なる解錠ボード15の上昇によってフラ
ンジ7が時計方向に回動して図3の角度位置に至る。
【0040】なお、リトラクター16の上昇によって電
磁アクチュエータ2の作動板19とロッキングレバー1
7との係合が解けるが、自由になったロッキングレバー
17の自由端はケース3の側板内面に当接してそれ以上
回動しないから、リトラクター16の上昇に支障は生じ
ない。
【0041】また、図3に示すように駆動カム11が大
きく回動するとその作動端12がケース3の側板と干渉
するので、この干渉を避けるため側板の一部を切り欠い
ておくのは勿論である。
【0042】更にまた、施錠ボード14とリトラクター
16とは引き違い可能に係合しているから、解錠操作時
リトラクター16は施錠ボードを図2に示す施錠位置に
残して上昇し、その為ピンを植設したフランジと施錠ボ
ード14との干渉は生じない。
【0043】図3に示す解錠時には、従動軸5の連結部
材が例えば90度回動し、この連結部材6によって90
度解錠方向に回動された錠箱内のデッドカムはデッドボ
ルトを扉枠のストライク孔から引き抜いて錠箱内に収納
し、このようにして解錠操作が終了する。
【0044】解錠後ハンドル等の外部操作部材から手を
離せば、外部操作部材の戻しばねが駆動カム11を図2
の角度位置に復帰させ、解錠ボード15も図2の待機位
置に戻る。
【0045】解錠された錠前を再施錠するには、電磁ア
クチュエータ2への通電後駆動カム11を図2で反時計
方向に回す。
【0046】すると、今度は解錠ボード15を図2の待
機位置に残して、施錠ボード14とリトラクター16と
が一体的に上昇し、図3に示す角度位置にあるフランジ
の施錠用従動ピン8を施錠ボード14が押上げて図2に
示す角度位置に戻す。すなわち施錠する。
【0047】施錠後外部操作部材から手を離せば、自動
的に諸部材が図2に示す待機位置に戻るのは上記した解
錠操作と同様である。
【0048】なお、施錠ボード14をリトラクター16
に引き違い可能に係合させた図示の実施例では、施錠時
にも暗証符号の入力操作が必要であるが、施錠ボードと
リトラクターとの係合を解けば、駆動カム11を施錠方
向に回動させれば無条件に施錠を行うことができるよう
になる。
【0049】また、図2から明らかなように、本発明装
置の機構は待機状態においては従動軸5と干渉しないの
で、室内側からはサムターン摘み10を操作することに
より、室外側からは従来のシリンダ錠の合鍵により、夫
々電気錠とは独立に施解錠操作をすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、室内側から錠箱内のデッドカムを制御するから、
従来の錠箱をその儘利用して、後付けにより機械的なシ
リンダー錠の錠前を電気錠に変換する、という所期の目
的を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電気錠装置の一部断
面側面図。
【図2】そのケースの蓋板を取り外して示す正面図で、
施錠状態を示す。
【図3】図2と同様の正面図で、解錠操作時の状態を示
す。
【符号の説明】
1 内側エスカチオン 2 電磁アクチュエータ 5 従動軸 6 連結部材 7 フランジ 8 施錠用従動ピン 9 解錠用従動ピン 10 サムターン摘み 11 駆動カム 12 作動端 14 施錠ボード 15 解錠ボード 16 リトラクター 17 ロッキングレバー 18 係止切欠 19 作動板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の自由側端縁部内面のサムターンを取
    り外した後の扉面開口を覆うように装着された内側エス
    カチオンと、この内側エスカチオン内において錠箱内の
    デッドカムと同軸に回動可能に支承された杆体で、外端
    にデッドカムに係合する連結部材を、またこの連結部材
    の内側にフランジを夫々装着すると共に、このフランジ
    に施錠用従動ピン及び解錠用従動ピンを回動軸に関し対
    称的に植設した従動軸と、内側エスカチオン内において
    この従動軸から離間した位置に回動可能に設けられ、扉
    外面に設けられたノブやハンドル等の外部操作部材の、
    扉を貫通して内側エスカチオン内に挿入された内端に同
    軸に結合されると共に、回動軸に関して対称的に張り出
    した一対の作動端を形成した駆動カムと、この駆動カム
    の一端と従動軸の施錠用従動ピンとの間に延在し、長さ
    方向に移動可能に案内された施錠ボードと、駆動カムの
    他端と従動軸の解錠用従動ピンとの間に延在し、施錠ボ
    ードと平行な関係位置を保って長さ方向に移動可能に案
    内された解錠ボードと、駆動カムに関して施、解錠ボー
    ドとは反対側に配設され、施、解錠ボードと同じ方向に
    移動可能に案内されると共に、少なくとも解錠ボードに
    引き違い可能に連結されたリトラクターと、基端をこの
    リトラクター上に回動可能に支承され、自由端がリトラ
    クター外に突出するように付勢されたロッキングレバー
    と、内側エスカチオン内に固設され、駆動カムに外力が
    作用しない常態においてロッキングレバーの自由端と係
    合してリトラクターを係止する係止部材と、通電時ロッ
    キングレバーをその付勢力に抗して係止部材から解放す
    るように作動する電磁アクチュエータとを有することを
    特徴とする電気錠装置。
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