JPH09317075A - 床の防音構造 - Google Patents
床の防音構造Info
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- JPH09317075A JPH09317075A JP8137013A JP13701396A JPH09317075A JP H09317075 A JPH09317075 A JP H09317075A JP 8137013 A JP8137013 A JP 8137013A JP 13701396 A JP13701396 A JP 13701396A JP H09317075 A JPH09317075 A JP H09317075A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】天井構造体の有効利用が図れると共に、スペー
スの有効利用も図れ、しかも空気音遮断性能も優れてい
る床の防音構造を提供する。 【解決手段】床構造体5と、この床構造体5の下部に天
井吊り子ゴム11にて吊られ、天井面材7を有する天井
構造体8とからなる床の防音構造であって、天井面材7
の上方に天井面材7を覆う大きさの動吸振天井板15を
設け、これにより、天井構造体の有効利用やそのスペー
スの有効利用を図り、しかも空気音遮断性能にも優れる
ようにした。
スの有効利用も図れ、しかも空気音遮断性能も優れてい
る床の防音構造を提供する。 【解決手段】床構造体5と、この床構造体5の下部に天
井吊り子ゴム11にて吊られ、天井面材7を有する天井
構造体8とからなる床の防音構造であって、天井面材7
の上方に天井面材7を覆う大きさの動吸振天井板15を
設け、これにより、天井構造体の有効利用やそのスペー
スの有効利用を図り、しかも空気音遮断性能にも優れる
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床の防音構造に関
し、特に、床構造体と、この床構造体の下部に天井吊り
子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、天井面材を有する
天井構造体とからなる床において、上階からの振動音が
階下に伝達するのを防止する際に用いて好適である床の
防音構造に関するものである。
し、特に、床構造体と、この床構造体の下部に天井吊り
子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、天井面材を有する
天井構造体とからなる床において、上階からの振動音が
階下に伝達するのを防止する際に用いて好適である床の
防音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、特公平7
ー49685号公報や実開昭62ー8265号公報に開
示されたものが知られている。
ー49685号公報や実開昭62ー8265号公報に開
示されたものが知られている。
【0003】このうち、特公平7ー49685号公報の
ものは、矩形に組まれた外周の梁とこの梁に架設された
複数の小梁とが溶接接合されて格子状に形成され、さら
に、上記小梁に床面材を受持する床受材としての床根太
が釘、接着剤等にて固定されて床構造体が構成されてい
る。
ものは、矩形に組まれた外周の梁とこの梁に架設された
複数の小梁とが溶接接合されて格子状に形成され、さら
に、上記小梁に床面材を受持する床受材としての床根太
が釘、接着剤等にて固定されて床構造体が構成されてい
る。
【0004】そして、この床構造体の床根太同士の間で
それぞれ両端部が上記小梁に載置される格好にて制振板
が配設されており、この制振板の両端部が上記小梁に
釘、接着剤等にて固定されて防音構造となっているもの
である。
それぞれ両端部が上記小梁に載置される格好にて制振板
が配設されており、この制振板の両端部が上記小梁に
釘、接着剤等にて固定されて防音構造となっているもの
である。
【0005】即ち、重量衝撃荷重に起因して床構造体に
生ずる振動は、該床構造体の並設された梁(実施例では
梁間に架設された小梁)間に両端が支持され、曲げ変形
に対する粘性及び弾性を有する制振板の曲げ振動によっ
て吸収、減衰されるようになっているものである。
生ずる振動は、該床構造体の並設された梁(実施例では
梁間に架設された小梁)間に両端が支持され、曲げ変形
に対する粘性及び弾性を有する制振板の曲げ振動によっ
て吸収、減衰されるようになっているものである。
【0006】また、実開昭62ー8265号公報のもの
は、天井強度部材としての天井スラブへ天井吊り子ゴム
としての略平行六面体状の防振ゴムを介して内装天井材
が吊り下げられる構成のものである。
は、天井強度部材としての天井スラブへ天井吊り子ゴム
としての略平行六面体状の防振ゴムを介して内装天井材
が吊り下げられる構成のものである。
【0007】即ち、重量衝撃荷重に起因して天井スラブ
に生ずる振動は、この天井スラブに吊り下げられた内装
天井材に伝達される際に、防振ゴムによって吸収、減衰
されるようになっているものである。
に生ずる振動は、この天井スラブに吊り下げられた内装
天井材に伝達される際に、防振ゴムによって吸収、減衰
されるようになっているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、特公平7ー49685号公報のものは、床
構造体と、この床構造体の下部に設けられ、天井面材を
有する天井構造体とからなるものにおいて、床構造体に
制振板からなる防音構造を用いたものであって、天井構
造体に防音構造を採用したものではなかった。
来技術では、特公平7ー49685号公報のものは、床
構造体と、この床構造体の下部に設けられ、天井面材を
有する天井構造体とからなるものにおいて、床構造体に
制振板からなる防音構造を用いたものであって、天井構
造体に防音構造を採用したものではなかった。
【0009】即ち、防音という面からは天井構造体の有
効利用がなされていないという問題があった。また、制
振板は梁(或は、小梁)間の全面に貼り上げるという構
成ではないので、空気音遮断性能という面では劣るもの
であり、この面からも改良の余地のあるものであった。
効利用がなされていないという問題があった。また、制
振板は梁(或は、小梁)間の全面に貼り上げるという構
成ではないので、空気音遮断性能という面では劣るもの
であり、この面からも改良の余地のあるものであった。
【0010】また、実開昭62ー8265号公報のもの
は、天井構造体に防音構造を施しているので天井構造体
の有効利用という点では優れているが、スペース的には
空間の多い不利な構成でスペースの有効利用という点で
は劣るという問題があった。また、特公平7ー4968
5号公報のものと同様に、空気音遮断性能という面では
劣るものであり、この面からの問題もあるものであっ
た。
は、天井構造体に防音構造を施しているので天井構造体
の有効利用という点では優れているが、スペース的には
空間の多い不利な構成でスペースの有効利用という点で
は劣るという問題があった。また、特公平7ー4968
5号公報のものと同様に、空気音遮断性能という面では
劣るものであり、この面からの問題もあるものであっ
た。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、天井構造体の有効利用が図れると共に、スペー
スの有効利用も図れ、しかも空気音遮断性能も優れてい
る床の防音構造を提供することを目的とするものであ
る。
であり、天井構造体の有効利用が図れると共に、スペー
スの有効利用も図れ、しかも空気音遮断性能も優れてい
る床の防音構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、床構造体と、この床構造体
の下部に天井吊り子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、
天井面材を有する天井構造体とからなる床の防音構造で
あって、前記天井面材の上方に該天井面材を覆う大きさ
の動吸振天井板を設けたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、床構造体と、この床構造体
の下部に天井吊り子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、
天井面材を有する天井構造体とからなる床の防音構造で
あって、前記天井面材の上方に該天井面材を覆う大きさ
の動吸振天井板を設けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の発明は、前記動吸振
天井板が床大梁に木桟を介して取付けられていることを
特徴とする。
天井板が床大梁に木桟を介して取付けられていることを
特徴とする。
【0014】また、請求項3記載の発明は、前記動吸振
天井板が床大梁に直接取付けられていることを特徴とす
る。
天井板が床大梁に直接取付けられていることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項4記載の発明は、床構造体
と、この床構造体の下部に天井吊り子ゴム又は天井吊り
木桟にて吊られ、天井面材を有する天井構造体とからな
る床の防音構造であって、前記天井面材を下面にて支持
する天井根太の上面に該天井面材を覆う大きさの動吸振
天井板を取付けたことを特徴とする。
と、この床構造体の下部に天井吊り子ゴム又は天井吊り
木桟にて吊られ、天井面材を有する天井構造体とからな
る床の防音構造であって、前記天井面材を下面にて支持
する天井根太の上面に該天井面材を覆う大きさの動吸振
天井板を取付けたことを特徴とする。
【0016】さらに、請求項5記載の発明は、前記天井
面材の共振させようとする天井根太にのみ動吸振板を取
付けたことを特徴とする。
面材の共振させようとする天井根太にのみ動吸振板を取
付けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、天井面材の上方に該
天井面材を覆う大きさの動吸振天井板を設けたので、天
井構造体側での吸振作用が得られ、しかもスペースの有
効活用が果たせると共に空気音遮断性能も優れている。
天井面材を覆う大きさの動吸振天井板を設けたので、天
井構造体側での吸振作用が得られ、しかもスペースの有
効活用が果たせると共に空気音遮断性能も優れている。
【0018】また、請求項2記載の発明では、動吸振天
井板が床大梁に木桟を介して取付けられているので、請
求項1記載の発明における作用が遺憾なく発揮される。
井板が床大梁に木桟を介して取付けられているので、請
求項1記載の発明における作用が遺憾なく発揮される。
【0019】また、請求項3記載の発明では、動吸振天
井板が床大梁に直接取付けられているので、請求項1記
載の発明における作用が遺憾なく発揮されるのみなら
ず、スペース的に優れたものとなる。
井板が床大梁に直接取付けられているので、請求項1記
載の発明における作用が遺憾なく発揮されるのみなら
ず、スペース的に優れたものとなる。
【0020】また、請求項4記載の発明では、天井面材
を下面にて支持する天井根太の上面に該天井面材を覆う
大きさの動吸振天井板を取付けたので、天井構造体側で
の吸振作用が得られると共にスペースの有効活用が果た
せ、しかも空気音遮断性能も優れている。
を下面にて支持する天井根太の上面に該天井面材を覆う
大きさの動吸振天井板を取付けたので、天井構造体側で
の吸振作用が得られると共にスペースの有効活用が果た
せ、しかも空気音遮断性能も優れている。
【0021】さらに、請求項5記載の発明では、天井面
材の共振させようとする天井根太にのみ動吸振板を取付
けたので、請求項4記載の発明における作用が遺憾なく
発揮されるのみならず、その吸振作用はより優れたもの
となる。
材の共振させようとする天井根太にのみ動吸振板を取付
けたので、請求項4記載の発明における作用が遺憾なく
発揮されるのみならず、その吸振作用はより優れたもの
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0023】図1は本発明の実施の形態1を示してい
る。
る。
【0024】図1において、床板1に床根太2を介して
床面材3が取付けられており、これら床板1、床根太
2、床面材3が床大梁4によって支持されて床構造体5
が構成されている。
床面材3が取付けられており、これら床板1、床根太
2、床面材3が床大梁4によって支持されて床構造体5
が構成されている。
【0025】そして、床構造体5の床大梁4に、天井根
太6にて支持された天井面材7を有する天井構造体8
が、支持部材9、10とこの支持部材9、10間の天井
吊り子ゴムとしての防振ゴム11とを介して、吊り下げ
状態で取付けられている。
太6にて支持された天井面材7を有する天井構造体8
が、支持部材9、10とこの支持部材9、10間の天井
吊り子ゴムとしての防振ゴム11とを介して、吊り下げ
状態で取付けられている。
【0026】さらに、天井面材7の上方にはこの天井面
材7を覆う大きさの動吸振天井板15が配設されてお
り、この実施の形態1では、床大梁4に動吸振天井板1
5が木桟16を介して取付けられている。
材7を覆う大きさの動吸振天井板15が配設されてお
り、この実施の形態1では、床大梁4に動吸振天井板1
5が木桟16を介して取付けられている。
【0027】ここで、動吸振天井板15は、図2に示す
ように、複数の動吸振板17を貼り合わせて構成されて
おり、個々の動吸振板17としてはパーティクルボー
ド、硬質木片セメント板、石膏ボード或はOSB(オリ
エンテッド・ストランド・ボード:集成材)等が用いら
れる。
ように、複数の動吸振板17を貼り合わせて構成されて
おり、個々の動吸振板17としてはパーティクルボー
ド、硬質木片セメント板、石膏ボード或はOSB(オリ
エンテッド・ストランド・ボード:集成材)等が用いら
れる。
【0028】そして、動吸振天井板15における動吸振
板17の継ぎ目18にはコーキング処理が施されて気密
が保たれるようになっていると共に、動吸振天井板15
上には錘19が取付けられている。
板17の継ぎ目18にはコーキング処理が施されて気密
が保たれるようになっていると共に、動吸振天井板15
上には錘19が取付けられている。
【0029】尚、図1において、符号21は上部ジョイ
ント、符号22は下部ジョイント、符号23は隣ユニッ
ト大梁をそれぞれ示している。
ント、符号22は下部ジョイント、符号23は隣ユニッ
ト大梁をそれぞれ示している。
【0030】このような実施の形態1においては、床大
梁4の振動を動吸振天井板15の曲げ変形による振動と
共振させて低減させ、階下への音の伝搬を低減させるこ
とができる。
梁4の振動を動吸振天井板15の曲げ変形による振動と
共振させて低減させ、階下への音の伝搬を低減させるこ
とができる。
【0031】そして、共振させる振動数は、動吸振天井
板15の剛性、スパン、重量(錘19を含む)によって
決める。
板15の剛性、スパン、重量(錘19を含む)によって
決める。
【0032】また、このような実施の形態1において
は、スペースの有効活用が果たせると共に、空気音遮断
性能の優れたものとすることができる。
は、スペースの有効活用が果たせると共に、空気音遮断
性能の優れたものとすることができる。
【0033】図3は本発明の実施の形態2を示してい
る。
る。
【0034】この実施の形態2は動吸振天井板25が床
大梁4に直接取付けられている形態であり、その他は実
施の形態1と同様である。
大梁4に直接取付けられている形態であり、その他は実
施の形態1と同様である。
【0035】従って、図3において実施の形態1と同一
構成要素のものには同一の符号を付して重複する説明は
省略するが、この実施の形態2においては実施の形態1
と同様の作用、効果が得られる以外に、スペース上極め
て有利なものとすることができる。
構成要素のものには同一の符号を付して重複する説明は
省略するが、この実施の形態2においては実施の形態1
と同様の作用、効果が得られる以外に、スペース上極め
て有利なものとすることができる。
【0036】図4は本発明の実施の形態3を示してい
る。
る。
【0037】この実施の形態3は、天井面材7を下面に
て支持する天井根太6の上面にこの天井面材7を覆う大
きさの動吸振天井板35を取付けた形態である。
て支持する天井根太6の上面にこの天井面材7を覆う大
きさの動吸振天井板35を取付けた形態である。
【0038】その他の構成は実施の形態1と同様であ
る。
る。
【0039】従って、図4において実施の形態1と同一
の構成要素には同一の符号を付すが、この実施の形態3
においては、天井根太6の振動を動吸振天井板35の曲
げ変形による振動と共振させて低減させ、階下への音の
伝搬を低減させることができる。
の構成要素には同一の符号を付すが、この実施の形態3
においては、天井根太6の振動を動吸振天井板35の曲
げ変形による振動と共振させて低減させ、階下への音の
伝搬を低減させることができる。
【0040】そして、この動吸振天井板35における動
吸振板17の継ぎ目18においてもコーキング処理が施
されて気密が保たれるようになっていると共に、動吸振
天井板35上には錘19が取付けられている(図5参
照)。
吸振板17の継ぎ目18においてもコーキング処理が施
されて気密が保たれるようになっていると共に、動吸振
天井板35上には錘19が取付けられている(図5参
照)。
【0041】また、共振させる振動数は、動吸振天井板
35の剛性、スパン、重量(錘19を含む)によって決
める。
35の剛性、スパン、重量(錘19を含む)によって決
める。
【0042】このような実施の形態3においても、スペ
ースの有効活用が果たせると共に、空気音遮断性能の優
れたものとすることができる。
ースの有効活用が果たせると共に、空気音遮断性能の優
れたものとすることができる。
【0043】図6は本発明の実施の形態4を示すための
ものであるが、断面図としては実施の形態3と同様であ
る。
ものであるが、断面図としては実施の形態3と同様であ
る。
【0044】この実施の形態4においては、実施の形態
3と同一の構成の上に、天井面材7の共振させようとす
る天井根太6にのみ動吸振板17を取付ける構成のもの
である。
3と同一の構成の上に、天井面材7の共振させようとす
る天井根太6にのみ動吸振板17を取付ける構成のもの
である。
【0045】即ち、図6における天井構造体8におい
て、共振させようとする天井根太6を選択し、その天井
根太6のみに、図7の矢印Aで示すように動吸振板17
(図8に示す)を取付けるものである。
て、共振させようとする天井根太6を選択し、その天井
根太6のみに、図7の矢印Aで示すように動吸振板17
(図8に示す)を取付けるものである。
【0046】従って、この実施の形態4においては、天
井根太6の振動を動吸振天井板35の曲げ変形による振
動と共振させて低減させる他に、動吸振板17の曲げ変
形による振動と共振させても低減させる。
井根太6の振動を動吸振天井板35の曲げ変形による振
動と共振させて低減させる他に、動吸振板17の曲げ変
形による振動と共振させても低減させる。
【0047】即ち、実施の形態3における作用、効果が
遺憾なく発揮されるのみならず、その吸振作用はより優
れたものとなる。
遺憾なく発揮されるのみならず、その吸振作用はより優
れたものとなる。
【0048】尚、上記の全ての実施の形態においては、
床構造体の下部に天井吊り子ゴムにて天井構造体が吊ら
れる場合を述べたが、床構造体の下部に天井吊り木桟に
て天井構造体が吊られる場合においても本発明が適用で
きることは勿論である。
床構造体の下部に天井吊り子ゴムにて天井構造体が吊ら
れる場合を述べたが、床構造体の下部に天井吊り木桟に
て天井構造体が吊られる場合においても本発明が適用で
きることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上述べた如く、請求項1記載の発明に
よれば、天井面材の上方に該天井面材を覆う大きさの動
吸振天井板を設けたので、天井構造体側での吸振作用が
得られ、しかもスペースの有効活用が果たせると共に空
気音遮断性能の優れたものとすることができる。
よれば、天井面材の上方に該天井面材を覆う大きさの動
吸振天井板を設けたので、天井構造体側での吸振作用が
得られ、しかもスペースの有効活用が果たせると共に空
気音遮断性能の優れたものとすることができる。
【0050】また、請求項2記載の発明によれば、動吸
振天井板が床大梁に木桟を介して取付けられているの
で、請求項1記載の発明における効果を遺憾なく発揮す
ることができる。
振天井板が床大梁に木桟を介して取付けられているの
で、請求項1記載の発明における効果を遺憾なく発揮す
ることができる。
【0051】また、請求項3記載の発明によれば、動吸
振天井板が床大梁に直接取付けられているので、請求項
1記載の発明における効果を遺憾なく発揮できるのみな
らず、スペースの有効利用を顕著に行なうことができ
る。
振天井板が床大梁に直接取付けられているので、請求項
1記載の発明における効果を遺憾なく発揮できるのみな
らず、スペースの有効利用を顕著に行なうことができ
る。
【0052】さらに、請求項4記載の発明では、天井面
材を下面にて支持する天井根太の上面に該天井面材を覆
う大きさの動吸振天井板を取付けたので、天井構造体側
での吸振作用が得られると共にスペースの有効活用が果
たせ、しかも空気音遮断性能の優れたものとすることが
できる。
材を下面にて支持する天井根太の上面に該天井面材を覆
う大きさの動吸振天井板を取付けたので、天井構造体側
での吸振作用が得られると共にスペースの有効活用が果
たせ、しかも空気音遮断性能の優れたものとすることが
できる。
【0053】さらにまた、請求項5記載の発明によれ
ば、天井面材の共振させようとする天井根太にのみ動吸
振板を取付けたので、請求項4記載の発明における効果
を遺憾なく発揮できるのみならず、その吸振効果をより
優れたものとすることができる。
ば、天井面材の共振させようとする天井根太にのみ動吸
振板を取付けたので、請求項4記載の発明における効果
を遺憾なく発揮できるのみならず、その吸振効果をより
優れたものとすることができる。
【図1】本発明の実施の形態1を示す断面図である。
【図2】図1の動吸振天井板の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3を示す断面図である。
【図5】図4の動吸振天井板の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態4を示すための断面図であ
る。
る。
【図7】図6の天井構造体の斜視図で、動吸振板を取付
けるための説明図である。
けるための説明図である。
【図8】図7の天井構造体に取付ける動吸振板の斜視図
である。
である。
4 床大梁 5 床構造体 6 天井根太 7 天井面材 8 天井構造体 11 防振ゴム(天井吊り子ゴム) 15、25、35 動吸振天井板 16 木桟 17 動吸振板
Claims (5)
- 【請求項1】床構造体と、この床構造体の下部に天井吊
り子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、天井面材を有す
る天井構造体とからなる床の防音構造であって、前記天
井面材の上方に該天井面材を覆う大きさの動吸振天井板
を設けたことを特徴とする床の防音構造。 - 【請求項2】前記動吸振天井板が床大梁に木桟を介して
取付けられていることを特徴とする請求項1記載の床の
防音構造。 - 【請求項3】前記動吸振天井板が床大梁に直接取付けら
れていることを特徴とする請求項1記載の床の防音構
造。 - 【請求項4】床構造体と、この床構造体の下部に天井吊
り子ゴム又は天井吊り木桟にて吊られ、天井面材を有す
る天井構造体とからなる床の防音構造であって、前記天
井面材を下面にて支持する天井根太の上面に該天井面材
を覆う大きさの動吸振天井板を取付けたことを特徴とす
る床の防音構造。 - 【請求項5】前記天井面材の共振させようとする天井根
太にのみ動吸振板を取付けたことを特徴とする請求項4
記載の床の防音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137013A JPH09317075A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 床の防音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137013A JPH09317075A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 床の防音構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317075A true JPH09317075A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15188786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8137013A Pending JPH09317075A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 床の防音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09317075A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016148192A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 三井住友建設株式会社 | 建築物の天井構造 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8137013A patent/JPH09317075A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016148192A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 三井住友建設株式会社 | 建築物の天井構造 |
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