JPH09312711A - 複数端末課金方式 - Google Patents

複数端末課金方式

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JPH09312711A
JPH09312711A JP12494196A JP12494196A JPH09312711A JP H09312711 A JPH09312711 A JP H09312711A JP 12494196 A JP12494196 A JP 12494196A JP 12494196 A JP12494196 A JP 12494196A JP H09312711 A JPH09312711 A JP H09312711A
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Withdrawn
Application number
JP12494196A
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English (en)
Inventor
Kuniko Seki
邦子 関
Shinichiro Matsuo
真一郎 松尾
Akihiro Takayama
明広 高山
Hiroaki Boku
浩顕 朴
Ichiro Matsuura
一朗 松浦
Sachiko Saito
幸子 齋藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構内交換機における複数端末課金方式に関
し、複数の内線が関与した局線通話料金を、所定の基準
に基づき配分可能とするを目的とする。 【解決手段】 局線発信呼を他の内線へ転送する転送機
能を具備する構内交換機(100)において、局線発信
呼により局線通話を行った総ての内線の識別情報を収集
し、局線発信呼に対応して記録する転送履歴記録手段
(101)と、公衆網から徴収される局線通話料金を推
算するに必要となる料金情報を収集し、局線発信呼に対
応して記録する料金情報収集手段(102)と、記録済
の各内線に、局線通話料金を配分する場合の条件を示す
配分情報を設定する配分情報設定手段(104)と、局
線通話が終了した時点で、記録済の料金情報から局線通
話料金を推算し、記録済の内線に、設定済の配分条件に
基づき配分する料金配分手段(103)とを設ける様に
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構内交換機における
複数端末課金方式に関し、特に一つの局線発信呼に複数
の内線が関与する転送機能、或いは会議通話機能を具備
する構内交換機における複数端末課金方式に関する。
【0002】
【従来の技術】構内交換機から局線発信通話を実行した
場合に、局線を収容する公衆網の運用者から所定の通話
料金が徴収される。
【0003】構内交換機の利用者は、かかる局線通話料
金を発信内線毎に把握して管理する場合が少なくない。
近年の構内交換機においては、個々の局線発信呼に対し
て公衆網から徴収される通話料金を、公衆網に類似の算
出基準で推算する技術が普及している。
【0004】従って各内線が、それぞれ単独に局線発信
呼を設定する場合には、局線通話料金の発生元の内線の
把握は可能である。然し、構内交換機の具備機能の多様
化に伴い、一つの局線発信呼に複数の内線が関与する状
態が、例えば転送機能、或いは会議通話機能等で発生し
ている。
【0005】例えば転送機能を具備する構内交換機にお
いて、第一の内線が第一の局線を経由して公衆網の第一
の加入者に発信し、通話終了後も第一の局線発信呼を解
放せず、第二の内線へ転送し、第二の内線が公衆網加入
者と通話後、更に第三の内線へ転送し、第三の内線が通
話終了後、第一の局線発信呼を解放したとすると、一つ
の第一の局線発信呼により第一乃至第三の内線が時系列
に通話を行ったこととなる。
【0006】かかる場合に、従来ある構内交換機は、一
つの第一の局線発信呼に対して徴収される局線通話料金
を、局線発信呼の解放段階で推算することは可能である
が、推算結果が得られた時点では第一および第二の内線
は第一の局線発信呼の管理下から消滅している為、推算
額を第一乃至第三の内線に配分することは出来ず、結局
総ての推算額の発生元を第三の内線と判断せざるを得な
くなる。
【0007】更に第二の内線が、第一の局線発信呼を第
三の内線へ転送する代わりに、第二の局線を経由して公
衆網の第二の加入者を呼出し、第一の局線発信呼を第二
の加入者へ転送したとすると、従来ある構内交換機は、
通話終了後に第一の局線発信呼および第二の局線発信呼
に対して徴収される局線通話料金をそれぞれ推算する
が、両推算結果が得られた時点では第一乃至第三の内線
は第一および第二の局線発信呼の管理下から消滅してい
る為、何れの内線も両推算額の発生元とすることが不可
能となる。
【0008】また会議通話機能を具備する構内交換機に
おいて、第一の内線が局線を経由して公衆網の加入者に
発信し、通話中に第二の内線を招集して三者による会議
通話を形成し、更に第三の内線を招集して四者会議を形
成した後、局線発信呼を解放したとすると、一つの局線
発信呼により第一乃至第三の内線が並行して会議通話を
行ったこととなる。
【0009】かかる場合にも、従来ある構内交換機は、
一つの局線発信呼に対して徴収される局線通話料金を、
局線発信呼の解放段階で推算することは可能であるが、
第一乃至第三の内線の何れが局線発信呼の解放契機とな
り、他の内線は局線発信呼の管理下から消滅している
為、推算額を第一乃至第三の内線に配分することは出来
ず、結局総ての推算額の発生元を局線発信呼の解放契機
となった内線と判断せざるを得なくなる。
【0010】何れの場合にも、個々の局線発信呼の利用
形態において、第一内線が通話料金の発生元となる等、
利用者が推算額の配分基準を、局線発信呼の性格〔サー
ビス種別、呼種別等〕に応じて独自に決定することも不
可能であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある構内交換機においては、局線発信呼に
複数の内線が関与した場合に、局線発信呼に伴い徴収さ
れる局線通話料金を推算することは可能であるが、推算
結果を複数の内線に配分することが不可能であり、また
配分に当たって所定の基準を適用することも不可能であ
った。
【0012】本発明は、複数の内線が関与した局線通話
料金を、所定の基準に基づき配分可能とすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は構内交換機、200は内
線、300は局線である。
【0014】101は、本発明により構内交換機(10
0)に設けられた転送履歴記録手段である。102は、
本発明により構内交換機(100)に設けられた料金情
報収集手段である。
【0015】103は、本発明により構内交換機(10
0)に設けられた料金配分手段である。104は、本発
明により構内交換機(100)に設けられた配分情報設
定手段である。
【0016】105は、本発明により構内交換機(10
0)に設けられた会議端末記録手段である。転送履歴記
録手段(101)は、局線発信呼により局線通話を実行
した総ての内線(200)の識別情報を収集し、局線発
信呼に対応して記録する。
【0017】料金情報収集手段(102)は、局線発信
呼に対して公衆網から徴収される局線通話料金を推算す
るに必要となる料金情報を収集し、局線発信呼に対応し
て記録する。
【0018】料金配分手段(103)は、局線通話が終
了した時点で、料金情報収集手段(102)に記録済の
料金情報から局線通話料金を推算し、転送履歴記録手段
(101)に記録済の総ての内線(200)に配分す
る。〔請求項1〕 なお料金配分手段(103)は、料金情報収集手段(1
02)に記録済の料金情報から推算した局線通話料金
を、転送履歴記録手段(101)に記録済の総ての内線
(200)に均等に配分することが考慮される。〔請求
項2〕 なお料金情報収集手段(102)は、局線発信呼に対し
て公衆網から徴収される通話料金を推算するに必要とな
る料金情報を、転送履歴記録手段(101)に記録され
る各内線(200)がそれぞれ実行した各局線通話に対
応してそれぞれ個別に収集し、また料金配分手段(10
3)は、局線通話が終了した時点で、各内線(200)
の実行した局線通話に対応して料金情報収集手段(10
2)に記録済の料金情報から各内線(200)の実行し
た局線通話に対応する局線通話料金を個別に推算し、該
推算結果をそれぞれ対応する内線(200)に配分する
ことが考慮される。〔請求項3〕 配分情報設定手段(104)は、転送履歴記録手段(1
01)が記録する各内線(200)に、局線通話料金を
配分する場合の条件を示す配分情報を設定する。
【0019】料金配分手段(103)は、局線通話が終
了した時点で、料金情報収集手段(102)に記録済の
料金情報から局線通話料金を推算し、転送履歴記録手段
(101)に記録済の内線(200)に、配分情報設定
手段(104)に設定済の配分条件に基づき配分する。
〔請求項4〕 なお局線発信呼により通話中の内線(200)が、局線
発信呼を、他の局線を経由して発信接続した公衆網加入
者へ転送した場合に、料金情報収集手段(102)は、
局線発信呼に対して公衆網から徴収される通話料金を推
算するに必要となる料金情報を収集し、局線発信呼に対
応して記録すると共に、他の局線(300)を経由する
発信呼に対して公衆網から徴収される通話料金を推算す
るに必要となる料金情報をも収集し、局線発信呼に対応
して記録し、また料金配分手段(103)は、局線通話
が終了した時点で、料金情報収集手段(102)に記録
済の両局線発信呼に関する料金情報から両局線発信呼に
関する局線通話料金を推算することをが考慮される。
〔請求項5〕 会議端末記録手段(105)は、局線発信呼による会議
通話を実行した総ての内線(200)の識別情報を収集
し、局線発信呼に対応して記録する。
【0020】料金配分手段(103)は、局線発信呼に
よる会議通話が終了した時点で、料金情報収集手段(1
02)に記録済の料金情報から局線通話料金を推算し、
会議端末記録手段(105)に記録済の総ての内線(2
00)に配分する。〔請求項6〕 料金配分手段(103)は、局線発信呼による会議通話
が終了した時点で、料金情報収集手段(102)に記録
済の料金情報から局線通話料金を推算し、会議端末記録
手段(105)に記録済の内線(200)に、配分情報
設定手段(104)に設定済の配分条件に基づき配分す
る。〔請求項7〕 なお局線発信呼により会議通話中の内線(200)が、
他の局線発信呼により公衆網加入者を招集して会議通話
に参加させた場合に、料金情報収集手段(102)は、
局線発信呼に対して公衆網から徴収される通話料金を推
算するに必要となる料金情報を収集し、局線発信呼に対
応して記録すると共に、他の局線発信呼に対して公衆網
から徴収される通話料金を推算するに必要となる料金情
報をも収集し、局線発信呼に対応して記録し、料金配分
手段(103)は、局線通話が終了した時点で、料金情
報収集手段(102)に記録済の両局線発信呼に関する
料金情報から両局線発信呼に関する局線通話料金を推算
することが考慮される。〔請求項8〕 なお配分情報設定手段(104)は、構内交換機(10
0)の保有する、構内交換機(100)に収容される総
ての内線(200)の属性を示す情報内に予め設定され
ている、局線通話料金の配分の可否を示す情報を抽出
し、配分条件として設定することが考慮される。〔請求
項9〕 なお配分情報設定手段(104)は、構内交換機(10
0)の保有する、構内交換機(100)に収容される総
ての内線(200)の属性を示す情報内に予め設定され
ている、局線通話料金の配分の可否を示す情報と、配分
可とする場合の配分比率を示す情報とを抽出し、配分条
件として設定することが考慮される。〔請求項10〕 なお配分情報設定手段(104)は、構内交換機(10
0)の保有する、一つの局線発信呼により局線通話を実
行した複数の内線(200)に対して、予め指定された
配分形式を示す情報を抽出し、配分条件として設定する
ことが考慮される。〔請求項11〕 なお配分情報設定手段(104)は、局線発信呼による
会議通話の招集者が、他の内線(200)を招集する際
に所定の操作で指定する、局線通話料金の配分の可否を
示す情報を受信し、配分条件として設定することが考慮
される。〔請求項12〕 従って、本発明によれば、局線発信通話に複数の内線が
関与した場合に、公衆網から徴収を予定される通話料金
を、所定の基準に基づき配分可能となり、当該構内交換
機の利便性が大幅に向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明(請求項1、2)の実施形
態による構内交換機を示す図であり、図3は図2におけ
る転送履歴格納部を例示する図であり、図4は図2にお
ける料金情報格納部を例示する図であり、図5は図2に
おける配分料金格納部を例示する図であり、図6は図2
における発信処理を例示する図であり、図7は図2にお
ける転送処理を例示する図であり、図8は図2における
終話処理を例示する図であり、図9は本発明(請求項
1、3)の実施形態による構内交換機を示す図であり、
図10は図9における料金情報格納部を例示する図であ
り、図11は図9における配分料金格納部を例示する図
であり、図12は図9における発信処理を例示する図で
あり、図13は図9における転送処理を例示する図であ
り、図14は図9における終話処理を例示する図であ
り、図15は本発明(請求項2、5)の実施形態による
構内交換機を示す図であり、図16は図15における転
送履歴格納部を例示する図であり、図17は図15にお
ける料金情報格納部を例示する図であり、図18は図1
5における配分料金格納部を例示する図であり、図19
は図15における転送処理を例示する図であり、図20
は図15における終話処理を例示する図であり、図21
は本発明(請求項4、9)の実施形態による構内交換機
を示す図であり、図22は図21における内線属性格納
部を例示する図であり、図23は図21における配分条
件格納部を例示する図であり、図24は図21における
発信処理を例示する図であり、図25は図21における
転送処理を例示する図であり、図26は図21における
終話処理を例示する図であり、図27は図21における
配分料金格納部を例示する図であり、図28は本発明
(請求項4、10)の実施形態による構内交換機を示す
図であり、図29は図28における内線属性格納部を例
示する図であり、図30は図28における配分条件格納
部を例示する図であり、図31は図28における発信処
理を例示する図であり、図32は図28における転送処
理を例示する図であり、図33は図28における終話処
理を例示する図であり、図34は図28における配分料
金格納部を例示する図であり、図35は本発明(請求項
4、11)の実施形態による構内交換機を示す図であ
り、図36は図35における配分規則格納部を例示する
図であり、図37は図35における配分条件格納部を例
示する図であり、図38は図35における発信処理を例
示する図であり、図39は図35における転送処理を例
示する図であり、図40は図35における終話処理を例
示する図であり、図41は図35における配分料金格納
部を例示する図であり、図42は本発明(請求項6)の
実施形態による構内交換機を示す図であり、図43は図
42における会議履歴格納部を例示する図であり、図4
4は図42における料金情報格納部を例示する図であ
り、図45は図42における配分料金格納部を例示する
図であり、図46は図42における発信処理を例示する
図であり、図47は図42における招集処理を例示する
図であり、図48は図42における終話処理を例示する
図であり、図49は本発明(請求項7、8、9)の実施
形態による構内交換機を示す図であり、図50は図49
における会議履歴格納部を例示する図であり、図51は
図49における料金情報格納部を例示する図であり、図
52は図49における配分料金格納部を例示する図であ
り、図53は図49における内線属性格納部を例示する
図であり、図54は図49における配分条件格納部を例
示する図であり、図55は図49における発信処理を例
示する図であり、図56は図49における招集処理を例
示する図であり、図57は図49における終話処理を例
示する図であり、図58は本発明(請求項7、11)の
実施形態による構内交換機を示す図であり、図59は図
58における配分規則格納部を例示する図であり、図6
0は図58における配分条件格納部を例示する図であ
り、図61は図58における配分料金格納部を例示する
図であり、図62は図58における発信処理を例示する
図であり、図63は図58における招集処理を例示する
図であり、図64は図58における終話処理を例示する
図であり、図65は本発明(請求項7、12)の実施形
態による構内交換機を示す図であり、図66は図65に
おける配分条件格納部を例示する図であり、図67は図
65における配分料金格納部を例示する図であり、図6
8は図65における発信処理を例示する図であり、図6
9は図65における招集処理を例示する図であり、図7
0は図65における終話処理を例示する図である。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0022】最初に、本発明(請求項1、2)の実施形
態を、図2乃至図8を用いて説明する。図2において
は、図1(a) における構内交換機(100)として構内
交換機(11 )が示されている。
【0023】構内交換機(11 )は、ネットワーク(N
W)(11)、中央制御装置(CC)(12)、主記憶
装置(MM)(13)および局線トランク(CT)(1
4)を具備している。
【0024】ネットワーク(NW)(11)には、それ
ぞれ端末(2)により終端される四本の内線(3)〔個
々の内線(3)を(311)乃至(314)と称する、以下
同様〕が、図1(a) における内線(200)として収容
され、また公衆網(4)に収容される局線(5)〔個々
の局線(5)を(541)等と称する、以下同様〕が、図
1(a) における局線(300)として、局線トランク
(CT)(14)を介して接続されている。
【0025】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1211 )、料金情報収集部(12
1 )および料金配分部(1231 )が設けられ、また
主記憶装置(MM)(13)内には、転送履歴格納部
(1311 )、料金情報格納部(1321 )および配分
料金格納部(1331 )が設けられており、転送履歴収
集部(1211 )および転送履歴格納部(1311
は、図1(a) における転送履歴記録手段(101)の役
割を果たし、また料金情報収集部(1221 )および料
金情報格納部(1321 )は、図1(a) における料金情
報収集手段(102)の役割を果たし、更に料金配分部
(1231 )および配分料金格納部(1331 )は、図
1(a) における料金配分手段(103)の役割を果た
す。
【0026】転送履歴格納部(1311 )は、図3に示
される如く、局線発信呼が設定された後、構内交換機
(11 )の具備する転送機能により、局線発信呼に接続
される内線(3)が順次転送されて交替した場合に、接
続された総ての内線(3)の電話番号(DN)を、個々
の局線発信呼に付与された呼識別番号(N)に対応し、
且つ接続順に付与された転送対応番号(M)に対応して
格納するものであり、転送履歴収集部(1211 )が、
各局線発信呼が生起する度に、付与された呼識別番号
(N)に対応する領域を確保し、局線発信呼により接続
された内線(3)の電話番号(DN)を、転送対応番号
(M)の順に格納する。
【0027】料金情報格納部(1321 )は、図4に示
される如く、局線発信呼が設定された場合に、公衆網
(4)から後刻徴収される局線通話料金(CH)を推算
する為に必要とする料金情報(CI)〔例えば被呼加入
者(6)の電話番号(DN)〔以後公衆網電話番号(D
N)と称する〕、通話開始時刻等を含む料金登算開始情
報(CIS )、通話終了時刻等を含む料金登算終了情報
(CIE )〕を、個々の局線発信呼に付与された呼識別
番号(N)に対応し、且つ局線発信呼が設定される局線
(5)に付与された局線対応番号(T)に対応して格納
するものであり、料金情報収集部(1221 )が、個々
の局線発信呼が生起する度に、付与される呼識別番号
(N)に対応する領域を確保し、所要の時期に料金情報
(CI)を収集して格納する。
【0028】配分料金格納部(1331 )は、局線発信
呼が終話した段階で、推算された局線通話料金(CH)
を、転送履歴格納部(1311 )に格納済の各内線
(3)〔電話番号(DN)〕に配分した結果を格納する
ものであり、料金配分部(123 1 )が、個々の局線発
信呼の局線通話料金(CH)を推算する段階で、付与さ
れる呼識別番号(N)に対応して確保し、各内線(3)
への配分結果を格納する。
【0029】図2乃至図8において、端末(211)の利
用者が、公衆網(4)に収容される加入者(643)との
通話を希望し、端末(211)を操作して構内交換機(1
1 )に発呼し、局線発信用の識別番号と、公衆網(4)
に収容される加入者(641)の公衆網電話番号(D
41)とをダイヤルすると、構内交換機(11 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、内線(311
の発呼検出および数字分析を実行し、局線発信呼である
ことを識別すると、任意の空き局線(541)の選択・捕
捉、加入者(643)の電話番号(DN43)の送出、並び
に内線(311)と局線(541)とを接続するネットワー
ク(NW)(11)内の通話路の設定等の、所定の局線
発呼処理を実行すると共に〔図6ステップS61〕、発
呼処理の対象呼が局線発信呼であることを識別すると
〔ステップS62〕、転送履歴収集部(1211 )を起
動する。
【0030】起動された転送履歴収集部(1211
は、中央制御装置(CC)(12)が局線発信呼に付与
した呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番
号(DN11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(1311 )を参照し、転送履
歴格納部(1311 )内に呼識別番号(N1 )に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、発呼内線(311)の電話番
号(DN11)を格納する〔ステップS63〕。
【0031】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、呼識別番号(N1 )と、
発呼局線(541)に付与されている局線対応番号
(T1 )とを取得すると共に、局線トランク(CT)
(1441)から被呼加入者(643)の電話番号(D
43)、発信月日、曜日、通話開始時刻等を含む料金登
算開始情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(M
M)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参照
し、料金情報格納部(1321 )内に呼識別番号
(N1 )に対応する領域を確保し、確保した領域内の局
線対応番号(T1 )に対応する領域に、料金登算開始情
報(CIS4 1 )を格納する〔ステップS64〕。
【0032】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、端末(211)を操作し、所定
の転送操作を実行〔例えばフッキングを行った後、転送
用特殊番号と転送先内線(3 12)の電話番号(DN12
とを順次ダイヤル〕すると、構内交換機(11 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、内線(311
からの転送操作の検出、局線(541)の保留、内線(3
12)の選択・呼出、内線(311)と(312)との転送通
知通話、内線(311)の復旧による内線(312)と局線
(541)との接続等の、所定の転送処理を実行すると共
に〔図7ステップS71〕、転送処理の対象呼〔呼識別
番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識別すると
〔ステップS72〕、転送履歴収集部(1211 )を起
動する。
【0033】起動された転送履歴収集部(1211
は、局線発信呼の呼識別番号(N1 )と、転送先内線
(312)の電話番号(DN12)とを取得した後、主記憶
装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(1311
を参照し、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の次転送対応番号(M2 )に対応する領域に、転送先内
線(312)の電話番号(DN12)を格納する〔ステップ
S73〕。
【0034】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(11 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(312)から内線
(313)への転送処理を実行すると共に〔ステップS7
1、S72〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号
(N1 )〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS72〕、転送履歴収集部(1211 )を起動し、
主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(13
1 )の、呼識別番号(N 1 )に対応して確保済の領域
内の次転送対応番号(M3 )に対応する領域に、転送先
内線(313)の電話番号(DN13)を格納する〔ステッ
プS73〕。
【0035】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(214
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(11 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(313)から内線
(314)への転送処理を実行すると共に〔ステップS7
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS72〕、前
述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴
格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に対応して
確保済の領域内の次転送対応番号(M4 )に対応する領
域に、転送先内線(314)の電話番号(DN14)を格納
する〔ステップS73〕。
【0036】なお料金情報収集部(1221 )は、以上
の局線発信通話の間に、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関する料金情報(CI)が収集された場合
には、その都度、料金情報格納部(1321 )内の呼識
別番号(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応する
領域に格納する。
【0037】やがて端末(214)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了し、更に別の内線(3)へ
転送すること無く、端末(214)を復旧させると、構内
交換機(11 )においては、中央制御装置(CC)(1
2)が、内線(314)の終話を検出し、局線発信呼〔呼
識別番号(N1 )〕に対する所定の終話処理を実行する
と共に〔図8ステップS81〕、終話処理の対象呼〔呼
識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識別する
と〔ステップS82〕、料金情報収集部(1221 )を
起動する。
【0038】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N1 )と局線対応番号(T1 )とを取
得し、また呼識別番号(N1 )、局線対応番号
(T1 )、内線(314)の電話番号(DN14)、公衆網
加入者(643)の電話番号(DN43)、終話月日、曜
日、通話終了時刻等を含む料金登算終了情報(C
E41 )を収集した後、主記憶装置(MM)(13)内
の料金情報格納部(1321 )を参照し、呼識別番号
(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応して確保済
の領域に格納する〔ステップS83〕。
【0039】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1231 )を起動する。起動された料金配
分部(1231 )は、呼識別番号(N1 )と局線対応番
号(T1 )とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(1311 )を参照し、呼識別
番号(N1 )に対応する領域に、転送対応番号(M1
乃至(M4 )に対応してそれぞれ格納済の総ての電話番
号(DN11)乃至(DN 14)を抽出し、電話番号(DN
11)乃至(DN14)を付与された四内線(311)乃至
(314)を、局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定
する〔ステップS84〕。
【0040】次に料金配分部(1231 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号
(T1 )に対応する領域に格納済の料金情報(CI41
〔料金登算開始情報(CIS41 )、料金登算終了情報
(CIE41 )等〕を抽出し、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
41)を推算する〔ステップS85〕。
【0041】次に料金配分部(1231 )は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象内線(311)乃至
(314)に対応して四等分した後、主記憶装置(MM)
(13)内の配分料金格納部(1331 )を参照し、図
5に示される如く、呼識別番号(N1 )に対応する領域
の、各転送対応番号(M1 )乃至(M4 )に対応する領
域に、各内線(311)乃至(314)に対する配分料金
(CH11)乃至(CH14)として格納する〔ステップS
86〕。
【0042】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
され、端末(212)、(213)および(214)の利用者
に対応して、内線(312)、(313)および(314)に
順次転送された後、解放された局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関する局線通話料金(CH41)〔推算値〕
が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の料金配分
対象と特定された全内線(311)乃至(314)に均等配
分されたこととなる。
【0043】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1331 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された各配分料金(CH11)乃至(CH14
を、各内線(311)乃至(314)に対応して予め準備さ
れている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0044】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1311 )、料金情報格納部(1321 )お
よび配分料金格納部(1331 )内に確保された呼識別
番号(N1 )対応領域は解放される。
【0045】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1、2)の実施形態によれば、内線(311)から局
線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内線
(3 12)、(313)および(314)に順次転送された場
合に、各内線(311)乃至(314)に付与された電話番
号(DN11)乃至(DN14)が転送履歴格納部(131
1 )に格納され、公衆網(4)から徴収される局線通話
料金(CH41)〔推算値〕は、転送履歴格納部(131
1 )に電話番号(DN11)乃至(DN14)が格納済の総
ての内線(311)乃至(314)に均等に配分されること
となり、利用者が局線通話にかかった費用〔推算値〕を
均等に分担する一律的管理が実現可能となる。
【0046】次に、本発明(請求項1、3)の実施形態
を、図3、図9乃至図14を用いて説明する。図9にお
いては、図1(a) における構内交換機(100)として
構内交換機(12 )が示されている。
【0047】構内交換機(12 )は、構内交換機
(11 )と同様に、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)および局線トランク(CT)(14)を具備してお
り、またネットワーク(NW)(11)には、構内交換
機(11 )と同様に、四本の内線(3)が図1(a) にお
ける内線(200)として収容され、また局線(5)が
図1(a) における局線(300)として、局線トランク
(CT)(14)を介して接続されている。
【0048】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1211 )、料金情報収集部(12
2 )および料金配分部(1232 )が設けられ、また
主記憶装置(MM)(13)内には、転送履歴格納部
(1311 )、料金情報格納部(1322 )および配分
料金格納部(1332 )が設けられており、転送履歴収
集部(1211 )および転送履歴格納部(1311
は、図1(a) における転送履歴記録手段(101)の役
割を果たし、また料金情報収集部(1222 )および料
金情報格納部(1322 )は、図1(a) における料金情
報収集手段(102)の役割を果たし、更に料金配分部
(1232 )および配分料金格納部(1332 )は、図
1(a) における料金配分手段(103)の役割を果た
す。
【0049】転送履歴格納部(1311 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図3に示される構成を有
し、転送履歴収集部(1211 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0050】料金情報格納部(1322 )は、図10に
示される如く、局線発信呼が設定され、且つ複数の内線
(3)に転送された場合に、公衆網(4)から後刻徴収
される局線通話料金(CH)を推算する為に必要とする
前述と同様の料金情報(CI)を、個々の局線発信呼に
付与された呼識別番号(N)に対応し、且つ各局線発信
呼〔呼識別番号(N)〕により局線通話を実行した各内
線(3)に付与された各転送対応番号(M)に対応する
領域に格納するものであり、料金情報収集部(12
2 )が、個々の局線発信呼が生起する度に、付与され
る呼識別番号(N)に対応する領域を確保し、また局線
通話を実行する内線(3)が転送により交替する度に、
それぞれ転送対応番号(M)に対応する領域に所要の時
期に料金情報(CI)を収集して格納する。
【0051】配分料金格納部(1332 )は、料金配分
部(1232 )が局線発信呼が終話した段階で、各転送
対応番号(M)毎の料金情報(CI)に基づき、各転送
対応番号(M)に対応する局線通話料金(CHM )を推
算し、推算結果を配分料金(CH1X)として、配分料金
格納部(1332 )の呼識別番号(N)および各転送対
応番号(M)に対応する領域に格納される。
【0052】図3、図9乃至図14において、端末(2
11)の利用者が、公衆網(4)に収容される加入者(6
43)との通話を希望し、端末(211)を操作して構内交
換機(1)に発呼し、局線発信用の識別番号と、公衆網
(4)に収容される加入者(643)の電話番号(D
43)をダイヤルすると、構内交換機(12 )において
は、中央制御装置(CC)(12)が、構内交換機(1
1 )におけると同様に、局線発呼処理を実行すると共に
〔図12ステップS121〕、発呼処理の対象呼〔呼識
別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識別すると
〔ステップS122〕、転送履歴収集部(1211 )を
起動する。
【0053】起動された転送履歴収集部(1211
は、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(131 1 )を参照し、転送履
歴格納部(131)内に呼識別番号(N1 )に対応する
領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、発呼内線(311)の電話番
号(DN11)を格納する〔ステップS123〕。
【0054】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1222 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1222 )は、構内交換機(11 )にお
けると同様に、呼識別番号(N1 )と発呼内線(311
の電話番号(DN11)とを取得すると共に、局線トラン
ク(CT)(1441)から料金登算開始情報(C
S41 )を収集した後、主記憶装置(MM)(13)内
の料金情報格納部(1322 )を参照し、呼識別番号
(N1 )に対応する領域を確保し、確保した領域内の最
初の転送対応番号(M1 )に対応する領域に、料金登算
開始情報(CISM1 )として格納する〔ステップS12
4〕。
【0055】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、前述と同様に、所定の転送操
作を実行すると、構内交換機(12 )においては、中央
制御装置(CC)(12)が、所定の内線(311)から
内線(312)への転送処理を実行すると共に〔図13ス
テップS131〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N
1 )〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステップ
S132〕、転送履歴収集部(1211 )を起動する。
【0056】起動された転送履歴収集部(1211
は、前述と同様に、局線発信呼の呼識別番号(N1 )と
転送先内線(312)の電話番号(DN12)とを取得した
後、主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴格納部
(1311 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応して
確保済の領域の次転送対応番号(M2 )に対応する領域
に、転送先内線(312)の電話番号(DN12)を格納す
る〔ステップS133〕。
【0057】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1222 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1222 )は、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕の内線(311)から(312)への転送処理が
実行された時刻を、内線(311)の局線通話終了時刻で
あり、且つ内線(312)の局線通話開始時刻と見做し、
内線(311)の局線通話に関する料金登算終了情報(C
E )として収集すると共に、内線(312)の局線通話
に関する料金登算開始情報(CIS )として収集した
後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報格納部
(1322 )を参照し、呼識別番号(N1 )および転送
対応番号(M1 )に対応する領域に料金登算終了情報
(CIEM1 )として格納すると共に、呼識別番号
(N1 )および転送対応番号(M2 )に対応する領域に
料金登算開始情報(CISM1 )として格納する〔ステッ
プS134〕。
【0058】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(12 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(312)から内線
(313)への転送処理を実行すると共に〔ステップS1
31〕、転送処理の対象呼が局線発信呼であることを識
別すると〔ステップS132〕、転送履歴収集部(12
1 )を起動し、主記憶装置(MM)(13)内の転送
履歴格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に対応
して確保済の領域内の次転送対応番号(M3 )に対応す
る領域に、転送先内線(313)の電話番号(DN13)を
格納させた後〔ステップS133〕、料金情報収集部
(1222 )を起動し、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕の内線(312)から(313)への転送処理が
実行された時刻を、内線(312)の局線通話に関する料
金登算終了情報(CIE )とし、且つ内線(313)の局
線通話に関する料金登算開始情報(CIS )として収集
させた後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報格
納部(1322 )の、呼識別番号(N1 )に対応して確
保済の領域の、転送対応番号(M2 )に対応する領域に
料金登算終了情報(CIEM2 )として格納させると共
に、転送対応番号(M3 )に対応する領域に料金登算開
始情報(CISM3 )として格納させる〔ステップS13
4〕。
【0059】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(214
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(1)においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(313)から内線
(314)への転送処理を実行すると共に〔ステップS1
31〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局
線発信呼であることを識別すると〔ステップS13
2〕、前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の
転送履歴格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に
対応して確保済の領域内の次転送対応番号(M4 )に対
応する領域に、転送先内線(314)の電話番号(D
14)を格納した後〔ステップS133〕、局線発信呼
〔呼識別番号(N1 )〕の内線(313)から(314)へ
の転送処理が実行された時刻を、内線(313)の局線通
話に関する料金登算終了情報(CIE )とし、且つ内線
(314)の局線通話に関する料金登算開始情報(C
S )として収集させた後、主記憶装置(MM)(1
3)内の料金情報格納部(1322 )の、呼識別番号
(N1 )に対応して確保済の領域内の転送対応番号(M
2 )に対応する領域に料金登算終了情報(CIEM2 )と
して格納すると共に、転送対応番号(M3 )に対応する
領域に料金登算開始情報(CISM3 )として格納する
〔ステップS134〕。
【0060】やがて端末(214)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了し、更に別の内線(3)へ
転送すること無く、端末(214)を復旧させると、構内
交換機(1)内の中央制御装置(CC)(12)は、構
内交換機(11 )におけると同様に、所定の終話処理を
実行すると共に〔図14ステップS141〕、終話処理
の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であるこ
とを識別すると〔ステップS142〕、料金情報収集部
(1222 )を起動する。
【0061】起動された料金情報収集部(1222
は、呼識別番号(N1 )と局線対応番号(T1 )とを取
得し、また局線トランク(CT)(1441)から料金登
算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置(M
M)(13)内の料金情報格納部(1322 )を参照
し、呼識別番号(N1 )および転送対応番号(M4 )に
対応する領域に、料金登算終了情報(CIEM4 )として
格納する〔ステップS143〕。
【0062】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1232 )を起動する。起動された料金配
分部(1232 )は、呼識別番号(N1 )を取得した
後、主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴格納部
(1311 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応して
確保済の領域に、転送対応番号(M1 )乃至(M4 )に
対応してそれぞれ格納済の総ての電話番号(DN11)乃
至(DN14)を抽出し、電話番号(DN11)乃至(DN
14)を付与された四内線(311)乃至(314)を、局線
通話料金〔推算値〕の配分対象と特定する〔ステップS
144〕。
【0063】次に料金配分部(1232 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1322 )を
参照し、呼識別番号(N1 )および各転送対応番号(M
1 )乃至(M4 )に対応する領域に格納済の料金情報
(CIM1)〔料金登算開始情報(CISM1 )、料金登算
終了情報(CIEM1 )〕乃至(CIM4)〔料金登算開始
情報(CISM4 )、料金登算終了情報(CIEM4 )〕を
抽出し、局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕に関して徴
収を予定される局線通話料金(CH41)の内、各転送対
応番号(M1 )乃至(M4 )に相当する部分局線通話料
金(CHM1)乃至(CHM4)を推算する〔ステップS1
45〕。
【0064】次に料金配分部(1232 )は、算出した
部分局線通話料金(CHM1)乃至(CHM4)を、各内線
(311)乃至(314)に対する配分料金(CH11)乃至
(CH14)と見做し、主記憶装置(MM)(13)内の
配分料金格納部(1332 )を参照し、図11に示され
る如く、呼識別番号(N1 )および各転送対応番号(M
1 )乃至(M4 )に対応する領域に格納する〔ステップ
S146〕。
【0065】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
され、端末(212)、(213)および(214)の利用者
に対応して、内線(312)、(313)および(314)に
順次転送された後、解放された局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関する局線通話料金(CH41)が、当該局
線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の料金配分対象と特定
された全内線(311)乃至(314)に、各内線(311
乃至(314)の局線通話期間に相当する配分料金(CH
11)乃至(CH14)として配分されたこととなる。
【0066】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1331 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された各配分料金(CH11)乃至(CH14
を、各内線(311)乃至(314)に対応して予め準備さ
れている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0067】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1311 )、料金情報格納部(1322 )お
よび配分料金格納部(1332 )内に確保された呼識別
番号(N1 )対応領域は解放される。
【0068】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1、3)の実施形態によれば、内線(311)から局
線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内線
(3 12)、(313)および(314)に順次転送された場
合に、各内線(311)乃至(314)に付与された電話番
号(DN11)乃至(DN14)が転送履歴格納部(13
1)に格納され、公衆網(4)から徴収される局線通話
料金(CH41)は、転送履歴格納部(131)に電話番
号(DN11)乃至(DN14)が格納済の総ての内線(3
11)乃至(314)に、各内線(311)乃至(314)の局
線通話期間に相当する配分料金(CH11)乃至(C
14)として配分されることとなり、利用者が局線通話
にかかった費用〔推算値〕を、局線通話期間に相当して
分担する管理が実現可能となる。
【0069】次に、本発明(請求項2、5)の実施形態
を、図6、図15乃至図20を用いて説明する。図15
においては、図1(a) における構内交換機(100)と
して構内交換機(13 )が示されている。
【0070】構内交換機(13 )は、構内交換機
(11 )と同様に、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)および局線トランク(CT)(14)を具備してお
り、またネットワーク(NW)(11)には、構内交換
機(11 )と略同様に、三本の内線(3)が図1(a) に
おける内線(200)として収容され、また二本の局線
(5)が図1(a) における局線(300)として、局線
トランク(CT)(14)を介して接続されている。
【0071】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1212 )、料金情報収集部(12
3 )および料金配分部(1233 )が設けられ、また
主記憶装置(MM)(13)内には、転送履歴格納部
(1312 )、料金情報格納部(1323 )および配分
料金格納部(1333 )が設けられており、転送履歴収
集部(1212 )および転送履歴格納部(1312
は、図1(a) における転送履歴記録手段(101)の役
割を果たし、また料金情報収集部(1223 )および料
金情報格納部(1323 )は、図1(a) における料金情
報収集手段(102)の役割を果たし、更に料金配分部
(1233 )および配分料金格納部(1333 )は、図
1(a) における料金配分手段(103)の役割を果た
す。
【0072】構内交換機(13 )は、局線発信呼の転送
先が内線(3)のみでは無く、公衆網(4)に収容され
る、被呼加入者〔例えば(643)〕以外の加入者〔例え
ば(644)〕を転送先として処理する〔所謂「公−公接
続」〕。
【0073】かかる場合に、構内交換機(13 )の中央
制御装置(CC)(12)は、局線発信呼を設定した局
線〔例えば(541)〕以外の空き局線〔例えば
(542)〕を選択・捕捉した後、局線(542)および公
衆網(4)を経由して転送先加入者(644)を呼出すと
共に、構内交換機(13 )においては局線(542)を転
送先として処理する。
【0074】以後、転送先公衆網加入者(644)へ発信
接続する為に使用される局線(542)を、転送先局線
(542)と称する。かかる場合に、構内交換機(13
内では一つの局線発信呼の転送状態として処理される
為、単一呼識別番号(N1 )が付与されるが、公衆網
(4)においては局線(541)から被呼加入者(643
に対する局線発信呼と独立に、局線(5 42)から転送先
加入者(644)に対する局線発信呼が設定されることと
なる為、公衆網(4)からは、局線(541)を経由する
局線発信呼の局線通話料金(CH 41)と共に、局線(5
42)を経由する局線発信呼の局線通話料金(CH42)も
徴収されることとなる。
【0075】転送履歴格納部(1312 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図16に示される構成を
有し、転送履歴収集部(1212 )は、構内交換機(1
1 )における転送履歴収集部(1211 )と略同様の機
能を具備するが、転送先が公衆網加入者〔例えは
(644)〕の場合には、構内交換機(13 )内で転送先
として処理される局線〔例えば(542)〕の、公衆網
(4)から付与されている電話番号(DN42)〔以後公
衆網電話番号(DN42)と称する〕を、転送先電話番号
(DN)として格納する。
【0076】料金情報格納部(1323 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図17に示される構成を
有し、局線発信呼が設定された場合に、公衆網(4)か
ら後刻徴収される局線通話料金(CH41)を推算する為
に必要とする前述と同様の料金情報(CI41)を、個々
の局線発信呼に付与された呼識別番号(N)に対応し、
且つ局線発信呼が設定される局線(541)に付与された
局線対応番号(T1 )に対応して格納すると共に、転送
先が公衆網加入者(644)であった場合に、転送先局線
(542)に関連して後刻徴収される局線通話料金(CH
42)を推算する為に必要とする料金情報(CI42)〔料
金登算開始情報(CIS42 )、料金登算終了情報(CI
E42 )等〕を、設定済の局線発信呼と同一の呼識別番号
(N)と、転送先局線(542)に付与された局線対応番
号(T2 )とに対応する領域に格納する。
【0077】配分料金格納部(1333 )は、料金配分
部(1233 )が局線発信呼が終話した段階で、各局線
対応番号(T)毎の料金情報(CI)に基づき、各局線
(5)に対応する局線通話料金(CH)を推算し、推算
結果を合計して局線通話料金(CH)〔推算値〕を算出
し、転送履歴格納部(1312 )に格納済の電話番号
(DN)の内、内線(3)のみを局線通話料金(CH)
の配分対象と特定し、特定された内線(3)に配分し、
配分された配分料金(CHX )を各内線(3)〔転送対
応番号(M)〕に対応して格納するものであり、料金配
分部(1233 )が、個々の局線発信呼の局線通話料金
(CH)を推算する段階で、付与される呼識別番号
(N)に対応して確保し、各内線(3)への配分結果を
格納する。
【0078】図6、図15乃至図20において、端末
(211)の利用者が、公衆網(4)に収容される加入者
(643)との通話を希望し、端末(211)を操作して構
内交換機(13 )に発呼し、局線発信用の識別番号と、
公衆網(4)に収容される加入者(643)の公衆網電話
番号(DN43)とをダイヤルすると、構内交換機
(13)においては、中央制御装置(CC)(12)
が、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発呼処
理を実行すると共に〔図6ステップS61〕、発呼処理
の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であるこ
とを識別すると〔ステップS62〕、転送履歴収集部
(1212 )を起動する。
【0079】起動された転送履歴収集部(1212
は、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(131 2 )を参照し、転送履
歴格納部(1312 )内に呼識別番号(N1 )に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、内線(311)の電話番号
(DN11)を格納する〔ステップS63〕。
【0080】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、構内交換機(11 )にお
ける料金情報収集部(1221 )と同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発信局線(541)に付与され
ている局線対応番号(T1 )とを取得すると共に、局線
トランク(CT)(1441)から料金登算開始情報(C
S41 )を収集した後、主記憶装置(MM)(13)内
の料金情報格納部(1321 )を参照し、呼識別番号
(N1 )に対応する領域を確保し、確保された領域内の
局線対応番号(T1 )に対応する領域に、料金登算開始
情報(CIS41 )を格納する〔ステップS64〕。
【0081】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(13 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(311)から内線
(312)への転送処理を実行すると共に〔図19ステッ
プS191〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号
(N1 )〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS192〕、転送履歴収集部(1212 )を起動す
る。
【0082】起動された転送履歴収集部(1212
は、転送先が転送先局線(5)であるか否かを解析し
〔ステップS193〕、転送先局線(5)では無く、内
線(312)であることを識別すると、構内交換機
(11 )における転送履歴収集部(1211 )と同様
に、呼識別番号(N1 )と転送先内線(312)の電話番
号(DN12)を取得し、主記憶装置(MM)(13)内
の転送履歴格納部(1312 )を参照し、呼識別番号
(N1 )に対応して確保済の領域の次転送対応番号(M
2 )に対応する領域に、転送先内線(312)の電話番号
(DN12)を格納する〔ステップS194〕。
【0083】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(13 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(312)から内線
(313)への転送処理を実行すると共に〔ステップS1
91〕、転送対象呼が局線発信呼であり〔ステップS1
92〕、且つ転送先が内線(313)であることを識別す
ると〔ステップS193、転送履歴格納部(1312
の、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域の次転
送対応番号(M3)に対応する領域に、転送先内線(3
13)の電話番号(DN13)を格納する〔ステップS19
4〕。
【0084】なお料金情報収集部(1223 )は、局線
発信呼に関する料金情報(CI)が収集された場合に
は、前述と同様に、料金情報格納部(1321 )内の呼
識別番号(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応す
る領域に格納する。
【0085】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、公衆網(4)に収
容される他の加入者(644)へ転送を希望し、所定の転
送操作を実行する際に、転送先として、局線発信接続用
特殊番号と転送先加入者(6 44)の公衆網電話番号(D
44)とを順次ダイヤルすると、構内交換機(13 )に
おいては、中央制御装置(CC)(12)が、局線(5
42)を転送先局線として選択・捕捉した後、内線
(313)から公衆網加入者(644)への転送処理を実行
すると共に〔ステップS191〕、転送処理の対象呼
〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識別
すると〔ステップS192〕、転送履歴収集部(121
2 )を起動する。
【0086】起動された転送履歴収集部(1212
は、転送先が局線(542)であることを識別すると〔ス
テップS193〕、局線発信呼の呼識別番号(N1 )と
転送先局線(542)の公衆網電話番号(DN42)とを取
得した後、主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴格
納部(1312 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応
して確保済の領域の次転送対応番号(M4 )に対応する
領域に、転送先局線(5 42)の公衆網電話番号(D
42)を格納する〔ステップS195〕。
【0087】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、呼識別番号(N1 )と、
転送用局線(542)の局線対応番号(T2 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1442)から転送先
局線(542)に関する料金登算開始情報(CIS42 )を
収集した後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報
格納部(1323 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対
応して確保済の領域の局線対応番号(T2 )に対応する
領域に、料金登算開始情報(CIS42 )を格納する〔ス
テップS196〕。
【0088】また料金情報収集部(1223 )は、加入
者(643)と(644)との通話中に、局線発信呼〔呼識
別番号(N1 )〕に関する局線(541)および(542
において料金情報(CI41)または(CI42)が収集さ
れた場合には、前述と同様に、料金情報格納部(132
3 )内の呼識別番号(N1 )内の局線対応番号(T1
および(T2 )に対応する領域にそれぞれ格納する。
【0089】やがて公衆網加入者(643)と(644)と
の通話が終了し、加入者(643)または(644)が復旧
すると、構内交換機(13 )においては、中央制御装置
(CC)(12)が、公衆網加入者(643)または(6
44)の終話を局線トランク(CT)(1441)または
(1442)を介して検出し、所定の終話処理を実行する
と共に〔図20ステップS201〕、終話処理の対象呼
〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識別
すると〔ステップS202〕、料金情報収集部(122
3 )を起動する。
【0090】起動された料金情報収集部(1223
は、呼識別番号(N1 )と、局線対応番号(T1 )およ
び(T2 )とを取得すると共に、各局線トランク(C
T)(1441)および(1442)から料金登算終了情報
(CIE41 )および(CIE42 )を収集した後、主記憶
装置(MM)(13)内の料金情報格納部(1323
を参照し、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の、局線対応番号(T1 )に対応する領域、並びに局線
対応番号(T2 )に対応する領域に、それぞれ料金登算
終了情報(CIE41 )或いは(CIE42 )を格納する
〔ステップS203〕。
【0091】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1233 )を起動する。起動された料金配
分部(1233 )は、主記憶装置(MM)(13)内の
転送履歴格納部(1312 )を参照し、呼識別番号(N
1 )に対応する領域の、各転送対応番号(M)に対応す
る領域に格納済の電話番号(DN)に、転送先局線
(5)の公衆網電話番号(DN)が格納されているか否
かを解析し、転送対応番号(M1 )乃至(M3 )に対応
する領域には内線(311)乃至(313)の電話番号(D
11)乃至(DN13)が格納されているが、転送対応番
号(M4 )に対応する領域のみには、転送先局線
(542)の公衆網電話番号(DN42)が格納されている
ことを識別すると、転送対応番号(M1 )乃至(M3
に格納済の内線電話番号(DN11)、(DN12)および
(DN13)に対応する三内線(311)乃至(313)のみ
を局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定する〔ステ
ップS204、S205〕。
【0092】次に料金配分部(1233 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1323 )を
参照し、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の、局線対応番号(T1 )に対応する領域に格納済の料
金情報(CI41)〔料金登算開始情報(CIS41 )、料
金登算終了情報(CIE41 )等〕を抽出し、局線
(541)を経由する局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕
に関して徴収を予定される局線通話料金(CH41)を推
算すると共に、局線対応番号(T2 )に対応する領域に
格納済の料金情報(CI42)〔料金登算開始情報(CI
S42 )、料金登算終了情報(CIE42 )等〕を抽出し、
局線(542)を経由する局線発信局線転送呼〔呼識別番
号(N1 )〕に関して徴収を予定される局線通話料金
(CH42)を推算する〔ステップS206〕。
【0093】続いて料金配分部(1233 )は、局線通
話料金(CH41)および(CH42)の合計値(CH41
CH42)を算出した後、算出した合計値(CH41+CH
42)を、配分対象内線数に三等分した後、主記憶装置
(MM)(13)内の配分料金格納部(1333 )を参
照し、図18に示される如く、呼識別番号(N1 )に対
応する領域の、各内線(311)乃至(313)に対応する
各転送対応番号(M1 )乃至(M3 )に対応する領域
に、各内線(311)乃至(313)に対する配分料金(C
11)乃至(CH13)として格納する〔ステップS20
7〕。
【0094】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)から局線(541)を経由して公衆網加
入者(643)との間に設定された後、端末(212)およ
び(2 13)の利用者に対応して、内線(312)および
(313)に順次転送された後、更に局線(542)を経由
して公衆網加入者(644)に転送された局線発信呼〔呼
識別番号(N1 )〕の、局線(541)に関する局線通話
料金(CH41)〔推算値〕と、局線(542)に関する局
線通話料金(CH42)〔推算値〕との合計値(CH 41
CH42)が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の
料金配分対象と特定された三内線(311)乃至(313
に均等配分されたこととなる。
【0095】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1333 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された各配分料金(CH11)乃至(CH13
を、各内線(311)乃至(313)に対応して予め準備さ
れている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0096】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1312 )、料金情報格納部(1323 )お
よび配分料金格納部(1333 )内に確保された呼識別
番号(N1 )対応領域は解放される。
【0097】なおステップS204における解析の結
果、転送履歴格納部(1312 )の呼識別番号(N1
対応領域内の全ての転送対応番号(M1 )乃至(M4
対応領域に、内線(3)の電話番号(DN)のみが格納
されていた場合には、料金配分部(1233 )は、構内
交換機(11 )における料金配分部(1231 )〔図8
ステップS84乃至S86〕と同様に、電話番号(D
N)が格納済の全ての四内線(3)を料金配分対象と
し、局線(541)に関する局線通話料金(CH41)を、
前記四内線(3)に均等配分する〔ステップS20
8〕。
【0098】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項2、5)の実施形態によれば、内線(311)から局
線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内線
(3 12)および(313)、並びに公衆網加入者(644
に順次転送された場合に、各内線(311)乃至(313
に付与された電話番号(DN11)乃至(DN13)と、転
送先局線(542)の公衆網電話番号(DN42)とが転送
履歴格納部(1312)に格納され、公衆網(4)から
徴収される局線通話料金(CH41)および(CH42)の
合計値(CH41+CH42)〔推算値〕は、転送履歴格納
部(1311 )に格納済の内線電話番号(DN11)乃至
(DN13)および転送先局線(542)の公衆網電話番号
(DN42)の中から、内線電話番号(DN11)乃至(D
13)が付与された内線(311)乃至(313)のみに均
等に配分されることとなり、利用者が局線通話にかかっ
た費用〔推算値〕を均等に分担する一律的管理が実現可
能となる。
【0099】次に、本発明(請求項4、9)の実施形態
を、図3、図4、図21乃至図27を用いて説明する。
図21においては、図1(b) における構内交換機(10
0)として構内交換機(14 )が示されている。
【0100】構内交換機(14 )は、構内交換機
(11 )と同様に、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)および局線トランク(CT)(14)を具備してお
り、またネットワーク(NW)(11)には、構内交換
機(11 )と同様に、四本の内線(3)が図1(b) にお
ける内線(200)として収容され、また局線(5)が
図1(b) における局線(300)として、局線トランク
(CT)(14)を介して接続されている。
【0101】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1211 )、料金情報収集部(12
1 )、料金配分部(1234 )および配分条件設定部
(124 1 )が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、転送履歴格納部(1311 )、料金情報格
納部(1321 )、配分料金格納部(1331 )、内線
属性格納部(1341 )および配分条件格納部(135
1 )が設けられており、転送履歴収集部(1211 )お
よび転送履歴格納部(1311 )は、図1(b) における
転送履歴記録手段(101)の役割を果たし、また料金
情報収集部(122 1 )および料金情報格納部(132
1 )は、図1(b) における料金情報収集手段(102)
の役割を果たし、また配分条件設定部(1241 )およ
び配分条件格納部(1351 )は、図1(b) における配
分情報設定手段(104)の役割を果たし、更に料金配
分部(1234 )および配分料金格納部(1331
は、図1(b) における料金配分手段(103)の役割を
果たす。
【0102】転送履歴格納部(1311 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図3に示される構成を有
し、転送履歴収集部(1211 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0103】料金情報格納部(1321 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図4に示される構成を有
し、料金情報収集部(1221 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0104】内線属性格納部(1341 )には、図22
に示される如く、当該構内交換機(14 )に収容される
総ての内線(3)の属性を示す情報〔以後内線属性情報
(SDB)と称する〕が、各内線(3)の電話番号(D
N)に対応して格納されている。なお図22には、内線
属性情報(SDB)の内容として、局線通話料金(C
H)〔推算値〕の配分可否を示す配分可否情報(X)
〔局線通話料金(CH)を配分可能とする場合にはX=
論理“1”、配分不能とする場合にはX=論理“0”〕
のみが示されている。
【0105】配分条件格納部(1351 )は、図23に
示される如く、転送履歴格納部(131)に格納済の各
電話番号(DN)に対応する各内線(3)の配分可否情
報(X)が、それぞれ呼識別番号(N1 )および転送対
応番号(M)に対応して格納されており、転送履歴収集
部(121)が転送履歴格納部(131)に電話番号
(DN)を設定する度に、配分条件設定部(1241
が内線属性格納部(1341 )から抽出し、配分条件格
納部(1351 )に格納する。
【0106】配分料金格納部(1331 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図5に示される構成を有
するが、料金配分部(1234 )は、構内交換機
(11 )に示される料金配分部(1231 )の如く、転
送履歴格納部(131)に格納済の電話番号(DN)に
対応する内線(3)を総て局線通話料金(CH)の配分
対象と特定せず、転送履歴格納部(131)に格納済の
電話番号(DN)に対応する内線(3)であり、且つ配
分条件格納部(1351 )に設定済の配分可否情報
(X)が配分可能〔(X)=論理“1”〕に設定されて
いる内線(3)のみを局線通話料金(CH)の配分対象
と特定し、料金配分部(1234 )が局線発信呼の終話
段階で推算した局線通話料金(CH)を、特定された各
内線(3)〔電話番号(DN)〕に配分した結果を格納
する。
【0107】図3、図4、図21乃至図27において、
端末(211)の利用者が、公衆網(4)に収容される加
入者(643)との通話を希望し、端末(211)を操作し
て構内交換機(1)に発呼し、局線発信用の識別番号
と、公衆網(4)に収容される加入者(643)の電話番
号(DN43)をダイヤルすると、構内交換機(14 )に
おいては、中央制御装置(CC)(12)が、構内交換
機(11 )におけると同様に、局線発呼処理を実行する
と共に〔図24、ステップS241〕、発呼処理の対象
呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識
別すると〔ステップS242〕、転送履歴収集部(12
1 )を起動する。
【0108】起動された転送履歴収集部(1211
は、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(131 1 )を参照し、転送履
歴格納部(131)内に呼識別番号(N1 )に対応する
領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、内線(311)の電話番号
(DN11)を格納する〔ステップS243〕。
【0109】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1241 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1241 )は、呼識別番号(N1 )と電
話番号(DN11)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(1341 )を参照し、電
話番号(DN11)に対応する内線属性情報(SDB11
から内線(311)の配分可否情報(X11)〔=論理
“1”〕を抽出した後、続いて主記憶装置(MM)(1
3)内の配分条件格納部(1351 )を参照し、配分条
件格納部(1351 )内に呼識別番号(N1 )に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、配分可否情報(X11)〔=
論理“1”〕を格納する〔ステップS244〕。
【0110】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、構内交換機(11 )にお
けると同様に、呼識別番号(N1 )と、発呼局線
(541)に付与された局線対応番号(T 1 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1441)から料金登
算開始情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(M
M)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参照
し、呼識別番号(N1 )に対応する領域を確保し、確保
した領域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、
料金登算開始情報(CIS41)を格納する〔ステップS
245〕。
【0111】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(14 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(311)から(3
12)への転送処理を実行すると共に〔図25、ステップ
S251〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕
が局線発信呼であることを識別すると〔ステップS25
2〕、転送履歴収集部(1211 )を起動する。
【0112】起動された転送履歴収集部(1211
は、呼識別番号(N1 )と転送先内線(312)の電話番
号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(1311 )を参照し、呼識別
番号(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応番
号(M2 )に対応する領域に、転送先内線(312)の電
話番号(DN12)を格納する〔ステップS253〕。
【0113】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1241 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1241 )は、呼識別番号(N1 )と電
話番号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(1341 )を参照し、電
話番号(DN12)に対応する内線属性情報(SDB12
から内線(312)の配分可否情報(X12)〔=論理
“0”〕を抽出し、続いて主記憶装置(MM)(13)
内の配分条件格納部(1351 )を参照し、呼識別番号
(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応番号
(M2 )に対応する領域に、配分可否情報(X12)〔=
論理“0”〕を格納する〔ステップS254〕。
【0114】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、前述と同様に、所定の転送操
作を実行すると、構内交換機(14 )においては、中央
制御装置(CC)(12)が、前述と同様に、内線(3
12)から(313)への転送処理を実行すると共に〔ステ
ップS251〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号
(N1 )〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS252〕、転送履歴収集部(121)を起動し、
主記憶装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(13
1 )の、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
内の次転送対応番号(M3 )に対応する領域に、転送先
内線(313)の電話番号(DN13)を格納させ〔ステッ
プS253〕、また配分条件設定部(1241 )を起動
し、主記憶装置(MM)(13)内の内線属性格納部
(1341 )の、電話番号(DN13)に対応する内線属
性情報(SDB13)から内線(313)の配分可否情報
(X13)〔=論理“1”〕を抽出し、配分条件格納部
(1351 )内に呼識別番号(N1 )に対応して確保済
の領域内の次転送対応番号(M3 )に対応する領域に、
配分可否情報(X13)〔=論理“1”〕を格納させる
〔ステップS254〕。
【0115】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(214
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(14 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(313)から(3
14)への転送処理を実行すると共に〔ステップS25
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS252〕、
前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の転送履
歴格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に対応し
て確保済の領域内の次転送対応番号(M4 )に対応する
領域に、転送先内線(314)の電話番号(DN14)を格
納し、また主記憶装置(MM)(13)内の内線属性格
納部(134 1 )の、電話番号(DN14)に対応する内
線属性情報(SDB14)から内線(3 14)の配分可否情
報(X14)〔=論理“0”〕を抽出し、配分条件格納部
(1351 )内に呼識別番号(N1 )に対応して確保済
の領域内の次転送対応番号(M 4 )に対応する領域に、
配分可否情報(X14)〔=論理“0”〕を格納する〔ス
テップS254〕。
【0116】なお料金情報収集部(1221 )は、局線
発信呼に関する料金情報(CI)が収集された場合に
は、前述と同様に、料金情報格納部(1321 )内の呼
識別番号(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応す
る領域に格納する。
【0117】やがて端末(214)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了し、更に別の内線(3)へ
転送すること無く、端末(214)を復旧させると、構内
交換機(14 )においては、中央制御装置(CC)(1
2)が、構内交換機(11 )におけると同様に、所定の
終話処理を実行すると共に〔図26ステップS26
1〕、終話処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS262〕、
料金情報収集部(1221 )を起動する。
【0118】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N1 )と局線対応番号(T1 )とを取
得し、また局線トランク(CT)(1441)に関する料
金登算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号(T1
に対応する領域に、料金登算終了情報(CIE41 )を格
納する〔ステップS263〕。
【0119】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1234 )を起動する。起動された料金配
分部(1234 )は、呼識別番号(N1 )および局線対
応番号(T1 )を取得した後、配分条件格納部(135
1 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応する領域に、
転送対応番号(M1 )乃至(M4 )に対応してそれぞれ
格納済の総ての配分可否情報(X11)乃至(X14)の中
から、論理“1”に設定されている配分可否情報
(X11)および(X13)を検索し、配分可否情報
(X 11)および(X13)に対応する転送対応番号
(M1 )および(M3 )を認識する。
【0120】続いて料金配分部(1234 )は、主記憶
装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(1311
を参照し、呼識別番号(N1 )に対応する領域の内、配
分条件格納部(1351 )で確認済の転送対応番号(M
1 )および(M3 )に対応して格納済の電話番号(DN
11)および(DN13)を抽出し、電話番号(DN11)お
よび(DN13)を付与された内線(311)および
(313)を、局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定
する〔ステップS264〕。
【0121】次に料金配分部(1234 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号
(T1 )に対応する領域に格納済の料金情報(CI41
〔料金登算開始情報(CIS41 )、料金登算終了情報
(CIE41 )等〕を抽出し、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
41)を推算する〔ステップS265〕。
【0122】次に料金配分部(1231 )は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象として特定した内
線(311)および(313)に対応して二等分した後、主
記憶装置(MM)(13)内の配分料金格納部(133
1 )を参照し、図27に示される如く、呼識別番号(N
1 )に対応する領域の、配分対象内線(311)および
(313)、即ち転送対応番号(M1 )および(M3 )に
対応する領域に、各内線(311)および(313)に対す
る配分料金(CH11)および(CH13)として格納する
〔ステップS266〕。
【0123】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
された後、端末(212)、(213)および(214)の利
用者に対応して、内線(312)、(313)および
(314)に順次転送されて解放された局線発信呼〔呼識
別番号(N1 )〕に関する局線通話料金(CH41)〔推
算値〕が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の料
金配分対象と特定された二内線(311)および(313
に均等配分されたこととなる。
【0124】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1331 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された各配分料金(CH11)および(CH13
を、各内線(311)および(313)に対応して予め準備
されている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0125】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1311 )、料金情報格納部(1321 )、
配分料金格納部(1331 )および配分条件格納部(1
35 1 )内に確保された呼識別番号(N1 )対応領域は
解放される。
【0126】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項4、9)の実施形態によれば、内線(311)から局
線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内線
(3 12)、(313)および(314)に順次転送された場
合に、各内線(311)乃至(314)に付与された電話番
号(DN11)乃至(DN14)が転送履歴格納部(13
1)に格納されると共に、各内線(311)乃至(314
の内線属性情報(SDB 11)乃至(SDB14)に設定済
の配分可否情報(X11)乃至(X14)が参照され、公衆
網(4)から徴収される局線通話料金(CH41)〔推算
値〕は、転送履歴格納部(1311 )に電話番号(DN
11)乃至(DN14)が格納済の内線(311)乃至
(314)の内、論理“1”に設定された配分可否情報
(X11)および(X 13)に対応する内線(311)および
(313)に対してのみ、均等に配分されることとなり、
利用者が局線通話にかかった費用〔推算値〕を、予め定
められた内線(311)および(313)の範囲内で均等に
分担する管理が実現可能となる。
【0127】次に、本発明(請求項4、10)の実施形
態を、図3、図4、図28乃至図34を用いて説明す
る。図28においては、図1(b) における構内交換機
(100)として構内交換機(15 )が示されている。
【0128】構内交換機(15 )は、構内交換機
(11 )と同様に、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)および局線トランク(CT)(14)を具備してお
り、またネットワーク(NW)(11)には、構内交換
機(11 )と同様に、四本の内線(3)が図1(b) にお
ける内線(200)として収容され、また局線(5)が
図1(b) における局線(300)として、局線トランク
(CT)(14)を介して接続されている。
【0129】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1211 )、料金情報収集部(12
1 )、料金配分部(1235 )および配分条件設定部
(124 2 )が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、転送履歴格納部(1311 )、料金情報格
納部(1321 )、配分料金格納部(1331 )、内線
属性格納部(1341 )および配分条件格納部(135
2 )が設けられており、転送履歴収集部(1211 )お
よび転送履歴格納部(1311 )は、図1(b) における
転送履歴記録手段(101)の役割を果たし、また料金
情報収集部(122 1 )および料金情報格納部(132
1 )は、図1(b) における料金情報収集手段(102)
の役割を果たし、また配分条件設定部(1242 )およ
び配分条件格納部(1352 )は、図1(b) における配
分情報設定手段(104)の役割を果たし、更に料金配
分部(1235 )および配分料金格納部(1331
は、図1(b) における料金配分手段(103)の役割を
果たす。
【0130】転送履歴格納部(1311 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図3に示される構成を有
し、転送履歴収集部(1211 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0131】料金情報格納部(1321 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図4に示される構成を有
し、料金情報収集部(1221 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0132】内線属性格納部(1342 )には、図29
に示される如く、当該構内交換機(15 )に収容される
総ての内線(3)の属性を示す内線属性情報(SDB)
が、各内線(3)の電話番号(DN)に対応して格納さ
れている。なお図29には、内線属性情報(SDB)の
内容として、局線通話料金(CH)〔推算値〕の配分可
否を示す配分可否情報(X)と、配分可否情報(X)が
配分可能〔=論理“1”〕に設定されている場合に、配
分の割合を示す情報〔以後配分比率情報(W)と称し、
十進数「1」、「2」等で示す〕とのみが示されてい
る。
【0133】配分条件格納部(1352 )は、図30に
示される如く、転送履歴格納部(1311 )に格納済の
各電話番号(DN)に対応する各内線(3)の配分可否
情報(X)および配分比率情報(W)が、それぞれ呼識
別番号(N1 )および転送対応番号(M)に対応して格
納されており、転送履歴収集部(1211 )が転送履歴
格納部(1311 )に電話番号(DN)を設定する度
に、配分条件設定部(1242 )が内線属性格納部(1
342 )から抽出し、配分条件格納部(1352)に格
納する。
【0134】配分料金格納部(1331 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図5に示される構成を有
するが、料金配分部(1235 )は、構内交換機
(11 )に示される料金配分部(1231 )の如く、転
送履歴格納部(1311 )に格納済の電話番号(DN)
に対応する内線(3)を総て局線通話料金(CH)の配
分対象と特定せず、転送履歴格納部(1311 )に格納
済の電話番号(DN)に対応する内線(3)であり、且
つ配分条件格納部(1352 )に設定済の配分可否情報
(X)が配分可能〔(X)=論理“1”〕に設定されて
いる内線(3)のみを局線通話料金(CH)の配分対象
と特定し、料金配分部(1235 )が局線発信呼が終話
した段階で推算された局線通話料金(CH)を、特定さ
れた各内線(3)〔電話番号(DN)〕に、配分条件格
納部(1352 )に設定済の配分比率情報(W)を考慮
して配分した結果を格納する。
【0135】図3、図4、図28乃至図34において、
端末(211)の利用者が、公衆網(4)に収容される加
入者(643)との通話を希望し、端末(211)を操作し
て構内交換機(1)に発呼し、局線発信用の識別番号
と、公衆網(4)に収容される加入者(643)の電話番
号(DN43)とをダイヤルすると、構内交換機(15
においては、中央制御装置(CC)(12)が、構内交
換機(11 )におけると同様に、局線発呼処理を実行す
ると共に〔図31、ステップS311〕、発呼処理の対
象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを
識別すると〔ステップS312〕、転送履歴収集部(1
211 )を起動する。
【0136】起動された転送履歴収集部(1211
は、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(131 1 )を参照し、転送履
歴格納部(1311 )内に呼識別番号(N1 )に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、内線(311)の電話番号
(DN11)を格納する〔ステップS313〕。
【0137】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1242 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1242 )は、呼識別番号(N1 )と電
話番号(DN11)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(1342 )を参照し、電
話番号(DN11)に対応する内線属性情報(SDB11
から内線(311)の配分可否情報(X11)〔=論理
“1”〕および配分比率情報(W11)〔=「2」〕を抽
出し、続いて主記憶装置(MM)(13)内の配分条件
格納部(1352 )を参照し、配分条件格納部(135
2 )内に呼識別番号(N 1 )に対応する領域を確保し、
確保した領域内の最初の転送対応番号(M1 )に対応す
る領域に、配分可否情報(X11)〔=論理“1”〕およ
び配分比率情報(W11)〔=「2」〕を格納する〔ステ
ップS314〕。
【0138】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、構内交換機(11 )にお
けると同様に、呼識別番号(N1 )と、発信局線
(541)に付与されている局線対応番号(T1 )とを取
得すると共に、局線トランク(CT)(1441)から料
金登算開始情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N1 )に対応する領域を確保し、確
保した領域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域
に、料金登算開始情報(CI S41 )を格納する〔ステッ
プS315〕。
【0139】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(15 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(311)から(3
12)への転送処理を実行すると共に〔図32、ステップ
S321〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕
が局線発信呼であることを識別すると〔ステップS32
2〕、転送履歴収集部(1211 )を起動する。
【0140】起動された転送履歴収集部(1211
は、呼識別番号(N1 )と転送先内線(312)の電話番
号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(1311 )を参照し、呼識別
番号(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応番
号(M2 )に対応する領域に、転送先内線(312)の電
話番号(DN12)を格納する〔ステップS323〕。
【0141】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1242 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1242 )は、呼識別番号(N1 )と電
話番号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(1342 )を参照し、電
話番号(DN12)に対応する内線属性情報(SDB12
から内線(312)の配分可否情報(X12)〔=論理
“0”〕および配分比率情報(W12)〔=「−」〕を抽
出し、続いて主記憶装置(MM)(13)内の配分条件
格納部(1352 )を参照し、配分条件格納部(135
2 )内の呼識別番号(N 1 )に対応して確保済の領域内
の、次転送対応番号(M2 )に対応する領域に、配分可
否情報(X12)〔=論理“0”〕および配分比率情報
(W12)〔=「−」〕を格納する〔ステップS32
4〕。
【0142】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(15 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(312)から(3
13)への転送処理を実行すると共に〔ステップS32
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS322〕、
転送履歴収集部(121)を起動し、主記憶装置(M
M)(13)内の転送履歴格納部(1311 )の、呼識
別番号(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応
番号(M3 )に対応する領域に、転送先内線(313)の
電話番号(DN13)を格納させ〔ステップS323〕、
また配分条件設定部(1242 )を起動し、主記憶装置
(MM)(13)内の内線属性格納部(1342 )の、
電話番号(DN13)に対応する内線属性情報(SD
13)から内線(313)の配分可否情報(X13)〔=論
理“1”〕および配分比率情報(W13)〔=「1」〕を
抽出し、配分条件格納部(1352 )内に呼識別番号
(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応番号
(M3 )に対応する領域に、配分可否情報(X13)〔=
論理“1”〕および配分比率情報(W13)〔=「1」〕
を格納する〔ステップS324〕。
【0143】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(214
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(15 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(313)から(3
14)への転送処理を実行すると共に〔ステップS32
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを確認すると〔ステップS322〕、
前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の転送履
歴格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に対応し
て確保済の領域内の次転送対応番号(M4 )に対応する
領域に、転送先内線(314)の電話番号(DN14)を格
納し、また主記憶装置(MM)(13)内の内線属性格
納部(134 2 )の、電話番号(DN14)に対応する内
線属性情報(SDB14)から内線(3 14)の配分可否情
報(X14)〔=論理“0”〕および配分比率情報
(W14)〔=「−」〕を抽出し、配分条件格納部(13
2 )内に呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の、次転送対応番号(M4 )に対応する領域に、配分可
否情報(X14)〔=論理“0”〕および配分比率情報
(W14)〔=「−」〕を格納する〔ステップS32
4〕。
【0144】なお料金情報収集部(1221 )は、局線
発信呼に関する料金情報(CI)が収集された場合に
は、前述と同様に、料金情報格納部(1321 )内の呼
識別番号(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応す
る領域に格納する。
【0145】やがて端末(214)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了し、更に別の内線(3)へ
転送すること無く、端末(214)を復旧させると、構内
交換機(15 )においては、中央制御装置(CC)(1
2)が、構内交換機(11 )におけると同様に、所定の
終話処理を実行すると共に〔図33ステップS33
1〕、終話処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS332〕、
料金情報収集部(1221 )を起動する。
【0146】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N1 )と局線対応番号(T1 )とを取
得し、また局線トランク(CT)(1441)に関する料
金登算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号(T1
に対応する領域に、料金登算終了情報(CIE41 )を格
納する〔ステップS333〕。
【0147】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1235 )を起動する。起動された料金配
分部(1235 )は、呼識別番号(N1 )および局線対
応番号(T1 )を取得した後、配分条件格納部(135
2 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応する領域に、
転送対応番号(M1 )乃至(M4 )に対応してそれぞれ
格納済の総ての配分可否情報(X11)乃至(X14)の中
から、論理“1”に設定されている配分可否情報
(X11)および(X13)を検索すると、配分可否情報
(X11)および(X13)に対応する転送対応番号
(M1 )および(M3 )を認識すると共に、転送対応番
号(M1 )および(M3 )に対応して格納済の配分階級
情報(W11)および(W13)を抽出する。
【0148】続いて料金配分部(1235 )は、主記憶
装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(1311
を参照し、転送履歴格納部(1311 )内に呼識別番号
(N 1 )に対応する領域の内、配分条件格納部(135
2 )で確認済の転送対応番号(M1 )および(M3 )に
対応して格納済の電話番号(DN11)および(DN13
を抽出し、電話番号(DN11)および(DN13)を付与
された内線(311)および(313)を、局線通話料金
〔推算値〕の配分対象と特定する〔ステップS33
4〕。
【0149】次に料金配分部(1235 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号
(T1 )に対応する領域に格納済の料金情報(CI41
〔料金登算開始情報(CIS41 )、料金登算終了情報
(CIE41 )等〕を抽出し、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
41)を推算する〔ステップS335〕。
【0150】次に料金配分部(1235 )は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象として特定した内
線(311)および(313)に、それぞれ対応する配分比
率情報(W11)〔=「2」〕および(W13)〔=
「1」〕に比例して三分の二および三分の一に配分した
後、図34に示される如く、主記憶装置(MM)(1
3)内の配分料金格納部(1331 )内の、呼識別番号
(N1 )に対応する領域の、配分対象内線(311)およ
び(313)、即ち転送対応番号(M1 )および(M3
に対応する領域に、各内線(311)および(313)に対
する配分料金(CH11)〔三分の二配分分〕および(C
13)〔三分の一配分分〕として格納する〔ステップS
336〕。
【0151】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
され、端末(212)、(213)および(214)の利用者
に対応して、内線(312)、(313)および(314)に
順次転送された後、解放された局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関する局線通話料金(CH41)〔推算値〕
が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の料金配分
対象と特定された二内線(311)および(313)に、そ
れぞれ対応する配分比率情報(W11)〔=「2」〕およ
び(W13)〔=「1」〕に比例して配分されたこととな
る。
【0152】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1331 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された各配分料金(CH11)および(CH13
を、各内線(311)および(313)に対応して予め準備
されている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0153】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1311 )、料金情報格納部(1321 )、
配分料金格納部(1331 )および配分条件格納部(1
35 2 )内に確保された呼識別番号(N1 )対応領域は
解放される。
【0154】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項4、10)の実施形態によれば、内線(311)から
局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内
線(312)、(313)および(314)に順次転送された
場合に、各内線(311)乃至(314)に付与された電話
番号(DN11)乃至(DN14)が転送履歴格納部(13
1 )に格納されると共に、各内線(311)乃至
(314)の内線属性情報(SDB11)乃至(SDB14
に設定済の配分可否情報(X11)乃至(X14)および配
分比率情報(W11)乃至(W14)が参照され、公衆網
(4)から徴収される局線通話料金(CH41)〔推算
値〕は、転送履歴格納部(1311 )に電話番号(DN
11)乃至(DN14)が格納済の内線(311)乃至
(314)の内、論理“1”に設定された配分可否情報
(X11)および(X13)に対応する内線(311)および
(313)に対してのみ、配分比率情報(W11)〔=
「2」〕および(W13)〔=「1」〕に比例して配分さ
れることとなり、利用者が局線通話にかかった費用〔推
算値〕を、予め定められた内線(311)および(313
の範囲内で、予め定められた配分比率情報(W11)〔=
「2」〕および(W13)〔=「1」〕に比例して分担す
る管理が実現可能となる。
【0155】次に、本発明(請求項4、11)の実施形
態を、図3、図4、図35乃至図41を用いて説明す
る。図35においては、図1(b) における構内交換機
(100)として構内交換機(16 )が示されている。
【0156】構内交換機(16 )は、構内交換機
(11 )と同様の、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)および局線トランク(CT)(14)の他に、更に
保守コンソール(15)を具備しており、またネットワ
ーク(NW)(11)には、構内交換機(11 )と同様
に、四本の内線(3)が図1(b) における内線(20
0)として収容され、また局線(5)が図1(b) におけ
る局線(300)として、局線トランク(CT)(1
4)を介して接続されている。
【0157】中央制御装置(CC)(12)内には、転
送履歴収集部(1211 )、料金情報収集部(12
1 )、料金配分部(1236 )および配分条件設定部
(124 3 )が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、転送履歴格納部(1311 )、料金情報格
納部(1321 )、配分料金格納部(1331 )、配分
条件格納部(1351 )および配分規則格納部(136
1 )が設けられており、転送履歴収集部(1211 )お
よび転送履歴格納部(1311 )は、図1(b) における
転送履歴記録手段(101)の役割を果たし、また料金
情報収集部(122 1 )および料金情報格納部(132
1 )は、図1(b) における料金情報収集手段(102)
の役割を果たし、また配分条件設定部(1243 )、配
分条件格納部(1351 )および配分規則格納部(13
1 )は、図1(b) における配分情報設定手段(10
4)の役割を果たし、更に料金配分部(1236 )およ
び配分料金格納部(1331 )は、図1(b) における料
金配分手段(103)の役割を果たす。
【0158】転送履歴格納部(1311 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図3に示される構成を有
し、転送履歴収集部(1211 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0159】料金情報格納部(1321 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図4に示される構成を有
し、料金情報収集部(1221 )は、構内交換機
(11 )におけると同様の機能を具備する。
【0160】配分規則格納部(1361 )は、図36に
示される如く、当該構内交換機(1 6 )の運用者が考察
して決定し、保守コンソール(15)から予め入力した
特定の適用呼(CTP)と、該適用呼(CTP)に対応
する配分規則(DRL)とが、対応して格納されてい
る。
【0161】図36においては、一例として、「局線発
信転送呼」を適用呼(CTP1 )として、「転送対応番
号(M1 )に局線通話料金(CH)の全額を負担」なる
配分規則(DRL1 )が格納されている。
【0162】配分条件格納部(1351 )は、図37に
示される如く、転送履歴格納部(1311 )に格納済の
各電話番号(DN)に対応する各内線(3)の配分可否
情報(X)が、それぞれ呼識別番号(N1 )および転送
対応番号(M)に対応して格納されており、転送履歴収
集部(1211 )が転送履歴格納部(1311 )に電話
番号(DN)を設定する度に、配分条件設定部(124
3 )が配分規則格納部(1361 )から抽出した配分規
則(DRL)を解析し、配分条件格納部(1351 )に
格納する。
【0163】配分料金格納部(1331 )は、構内交換
機(11 )におけると同様に、図5に示される構成を有
するが、料金配分部(1236 )は、構内交換機
(14 )における料金配分部(1234 )と略同様に、
転送履歴格納部(1311 )に格納済の電話番号(D
N)に対応する内線(3)であり、且つ配分条件格納部
(1351 )に設定済の配分可否情報(X)が配分可能
〔(X)=論理“1”〕に設定されている内線(3)の
みを局線通話料金(CH)の配分対象と特定し、料金配
分部(1236 )が局線発信呼が終話した段階で推算さ
れた局線通話料金(CH)を、特定された各内線(3)
〔電話番号(DN)〕に配分した結果を格納する。
【0164】図3、図4、図35乃至図41において、
端末(211)の利用者が、公衆網(4)に収容される加
入者(643)との通話を希望し、端末(211)を操作し
て構内交換機(1)に発呼し、局線発信用の識別番号
と、公衆網(4)に収容される加入者(643)の電話番
号(DN43)とをダイヤルすると、構内交換機(1)に
おいては、中央制御装置(CC)(12)が、構内交換
機(11 )におけると同様に、局線発呼処理を実行する
と共に〔図38、ステップS381〕、発呼処理の対象
呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼であることを識
別すると〔ステップS382〕、転送履歴収集部(12
1 )を起動する。
【0165】起動された転送履歴収集部(1211
は、構内交換機(11 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(131 1 )を参照し、転送履
歴格納部(1311 )内に呼識別番号(N1 )に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の転送対応番号
(M1 )に対応する領域に、内線(311)の電話番号
(DN11)を格納する〔ステップS383〕。
【0166】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1243 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1243 )は、主記憶装置(MM)(1
3)内の配分規則格納部(1361 )を参照し、当該
呼、即ち局線発信呼が、配分規則格納部(1361 )に
格納済の適用呼(CTP)の何れにも該当しないことを
確認すると、配分規則格納部(1361 )から何れの配
分規則(DRL)も抽出すること無く、復旧する〔ステ
ップS384〕。
【0167】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、構内交換機(11 )にお
けると同様に、呼識別番号(N1 )と、局線(541)に
付与されている局線対応番号(T 1 )とを取得すると共
に、局線トランク(CT)(1441)から料金登算開始
情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(MM)
(13)内の料金情報格納部(1321 )を参照し、呼
識別番号(N1 )に対応する領域を確保し、確保した領
域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、料金登
算開始情報(CIS41)を格納する〔ステップS38
5〕。
【0168】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(212
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(16 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(311)から(3
12)への転送処理を実行すると共に〔図39、ステップ
S391〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕
が局線発信呼であることを識別すると〔ステップS39
2〕、転送履歴収集部(1211 )を起動する。
【0169】起動された転送履歴収集部(1211
は、呼識別番号(N1 )と転送先内線(312)の電話番
号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の転送履歴格納部(1311 )を参照し、呼識別
番号(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応番
号(M2 )に対応する領域に、転送先内線(312)の電
話番号(DN12)を格納する〔ステップS393〕。
【0170】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(1243 )を起動する。起動された配
分条件設定部(1243 )は、前述と同様に、主記憶装
置(MM)(13)内の配分規則格納部(1361 )を
参照し、当該呼、即ち局線発信転送呼が、配分規則格納
部(1361 )に格納済の適用呼(CTP1 )に該当す
ることを識別すると、対応して格納済の配分規則(DR
1 )、即ち「転送対応番号(M1 )に該当する内線
(311)に局線通話料金(CH)を全額負担させる」を
抽出・解析し、配分規則(DRL1 )を適用する為に配
分条件格納部(135 1 )を参照し、呼識別番号
(N1 )に対応する領域を確保し、確保した領域内の転
送対応番号(M1 )に対応する領域に配分可否情報(X
11)が格納済か否かを解析し、未格納であることを認識
すると、転送対応番号(M1 )に対応する領域に配分可
否情報(X11)〔=論理“1”〕を格納し、また呼識別
番号(N1 )に対応して確保済の領域の、転送対応番号
(M2 )以降〔目下の所転送対応番号(M2 )のみ〕に
対応する領域に配分可否情報(X12)が格納済か否かを
解析し、未格納であることを認識すると、転送対応番号
(M2 )に対応する領域に、配分可否情報(X12)〔=
論理“0”〕を格納する〔ステップS394〕。
【0171】やがて端末(212)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(213
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(16 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(312)から(3
13)への転送処理を実行すると共に〔ステップS39
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS392〕、
転送履歴収集部(1211 )を起動し、主記憶装置(M
M)(13)内の転送履歴格納部(1311 )の、呼識
別番号(N1 )に対応して確保済の領域内の次転送対応
番号(M3 )に対応する領域に、転送先内線(313)の
電話番号(DN13)を格納させ〔ステップS393〕、
また配分条件設定部(1243 )を起動する。
【0172】起動された配分条件設定部(1243
は、前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の配
分規則格納部(1361 )を参照し、当該呼、即ち局線
発信転送呼が、配分規則格納部(1361 )に格納済の
適用呼(CTP1 )に該当することを識別すると、対応
して格納済の配分規則(DRL1 )、即ち「転送対応番
号(M1 )に該当する内線(311)に局線通話料金(C
H)を全額負担させる」を抽出・解析し、配分規則(D
RL1 )を適用する為に配分条件格納部(135 1 )を
参照し、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の、転送対応番号(M1 )に対応する領域に配分可否情
報(X11)が格納済か否かを解析し、配分可否情報(X
11)〔=論理“1”〕が格納済であることを認識する
と、現状を維持し、また呼識別番号(N1 )に対応して
確保済の領域の、転送対応番号(M2 )以降〔目下の所
転送対応番号(M2 )および(M3 )〕に対応する領域
に配分可否情報(X12)および(X13)が格納済か否か
を解析し、転送対応番号(M2 )に対応する領域には配
分可否情報(X12)〔=論理“0”〕が格納済である
が、転送対応番号(M3 )に対応する領域には未格納で
あることを認識すると、転送対応番号(M3 )に対応す
る領域に、配分可否情報(X13)〔=論理“0”〕を格
納する〔ステップS394〕。
【0173】やがて端末(213)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了した後、別の端末(214
の利用者へ転送を希望し、所定の転送操作を実行する
と、構内交換機(14 )においては、中央制御装置(C
C)(12)が、前述と同様に、内線(313)から(3
14)への転送処理を実行すると共に〔ステップS39
1〕、転送処理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS392〕、
前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の転送履
歴格納部(1311 )の、呼識別番号(N1 )に対応し
て確保済の領域内の次転送対応番号(M4 )に対応する
領域に、転送先内線(314)の電話番号(DN14)を格
納し〔ステップS393〕、また配分条件設定部(12
3 )を起動する。
【0174】起動された配分条件設定部(1243
は、前述と同様に、主記憶装置(MM)(13)内の配
分規則格納部(1361 )を参照し、当該呼、即ち局線
発信転送呼が、配分規則格納部(1361 )に格納済の
適用呼(CTP1 )に該当することを識別すると、対応
して格納済の配分規則(DRL1 )、即ち「転送対応番
号(M1 )に該当する内線(311)に局線通話料金(C
H)を全額負担させる」を抽出・解析し、配分規則(D
RL1 )を適用する為に配分条件格納部(135 1 )を
参照し、呼識別番号(N1 )に対応して確保済の領域
の、転送対応番号(M1 )に対応する領域に配分可否情
報(X11)が格納済か否かを解析し、配分可否情報(X
11)〔=論理“1”〕が格納済であることを認識する
と、現状を維持し、また呼識別番号(N1 )に対応して
確保済の領域の、転送対応番号(M2 )以降〔目下の所
転送対応番号(M2 )乃至(M4 )〕に対応する領域に
配分可否情報(X12)乃至(X14)が格納済か否かを解
析し、転送対応番号(M2 )および(M3 )に対応する
領域には配分可否情報(X12)〔=論理“0”〕および
(X13)〔=論理“0”〕が格納済であるが、転送対応
番号(M4 )に対応する領域には未格納であることを認
識すると、転送対応番号(M4 )に対応する領域に、配
分可否情報(X14)〔=論理“0”〕を格納する〔ステ
ップS394〕。
【0175】なお料金情報収集部(1221 )は、局線
発信呼に関する料金情報(CI)が収集された場合に
は、前述と同様に、料金情報格納部(1321 )内の呼
識別番号(N1 )および局線対応番号(T1 )に対応す
る領域に格納する。
【0176】やがて端末(214)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話を終了し、更に別の内線(3)へ
転送すること無く、端末(214)を復旧させると、構内
交換機(11 )内の中央制御装置(CC)(12)は、
構内交換機(11 )におけると同様に、所定の終話処理
を実行すると共に〔図40ステップS401〕、終話処
理の対象呼〔呼識別番号(N1 )〕が局線発信呼である
ことを識別すると〔ステップS402〕、料金情報収集
部(1221 )を起動する。
【0177】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N1 )と局線対応番号(T1 )とを取
得すると共に、局線トランク(CT)(1441)から料
金登算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号(T1
に対応する領域に、料金登算終了情報(CIE41 )を格
納する〔ステップS403〕。
【0178】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(1236 )を起動する。起動された料金配
分部(1236 )は、呼識別番号(N1 )および局線対
応番号(T1 )を取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の配分規則格納部(1361 )を参照し、当該
呼、即ち局線発信転送呼が、配分規則格納部(13
1)に格納済の適用呼(CTP1 )に該当することを
識別すると、対応して格納済の配分規則(DRL1 )、
即ち「転送対応番号(M1 )に該当する内線(311)に
局線通話料金(CH)を全額負担させる」を抽出・解析
し、配分規則(DRL 1 )を適用する為に配分条件格納
部(1351 )を参照し、呼識別番号(N1 )に対応し
て確保済の領域の、転送対応番号(M1 )に対応する領
域に配分可否情報(X11)〔=論理“1”〕が格納済で
あり、且つ転送対応番号(M2 )以降〔(M2 )乃至
(M4 )〕に対応する領域に配分可否情報(X12)乃至
(X14)〔何れも=論理“0”〕が格納済であることを
確認する〔ステップS404〕。
【0179】続いて料金配分部(1236 )は、構内交
換機(14 )における料金配分部(1234 )と同様
に、配分条件格納部(1351 )を参照し、配分条件格
納部(1351 )内の呼識別番号(N1 )に対応する領
域に、転送対応番号(M1 )乃至(M4 )に対応してそ
れぞれ格納済の総ての配分可否情報(X11)乃至
(X14)の中から、論理“1”に設定されている配分可
否情報(X11)を検索すると、配分可否情報(X11)に
対応する転送対応番号(M1 )を認識する。
【0180】続いて料金配分部(1236 )は、主記憶
装置(MM)(13)内の転送履歴格納部(1311
を参照し、呼識別番号(N1 )に対応する領域の内、配
分条件格納部(1351 )で確認済の転送対応番号(M
1 )に対応して格納済の電話番号(DN11)を抽出し、
電話番号(DN11)を付与された内線(311)を、局線
通話料金〔推算値〕の配分対象と特定する〔ステップS
405〕。
【0181】次に料金配分部(1236 )は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N1 )および局線対応番号
(T1 )に対応する領域に格納済の料金情報(CI41
〔料金登算開始情報(CIS41 )、料金登算終了情報
(CIE41 )等〕を抽出し、局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
41)を推算する〔ステップS406〕。
【0182】次に料金配分部(1236 )は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象として特定した端
末(211)に対応して全額配分する為に、図41に示さ
れる如く、主記憶装置(MM)(13)内の配分料金格
納部(1331 )内の、呼識別番号(N1 )に対応する
領域の、配分対象内線(311)、即ち転送対応番号(M
1 )に対応する領域に、内線(311)に対する配分料金
(CH11)として格納する〔ステップS407〕。
【0183】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
され、端末(212)、(213)および(214)の利用者
に対応して、内線(312)、(313)および(314)に
順次転送された後、解放された局線発信呼〔呼識別番号
(N1 )〕に関する局線通話料金(CH41)〔推算値〕
が、予め格納済の配分規則(DRL1 )に基づき、当該
局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕の料金配分対象と特
定された内線(311)に全額配分されたこととなる。
【0184】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(1331 )の呼識別番号(N1 )対応領
域に格納された配分料金(CH11)を、内線(311)に
対応して予め準備されている通話料金登算領域にそれぞ
れ格納する。
【0185】以上の料金配分処理が終了すると、転送履
歴格納部(1311 )、料金情報格納部(1321 )、
配分料金格納部(1331 )および配分条件格納部(1
35 1 )内に確保された呼識別番号(N1 )対応領域は
解放される。
【0186】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項4、11)の実施形態によれば、内線(311)から
局線発信呼〔呼識別番号(N1 )〕が設定された後、内
線(312)、(313)および(314)に順次転送された
場合に、各内線(311)乃至(314)に付与された電話
番号(DN11)乃至(DN14)が転送履歴格納部(13
1 )に格納されると共に、予め各種適用呼(CTP)
に対応する配分規則(DRL)が格納済の配分規則格納
部(1361 )を参照することにより、当該局線発信呼
に適用される配分規則(DRL)が抽出され、抽出され
た配分規則(DRL)に基づき、配分条件格納部(13
1 )内に各内線(311)乃至(314)に対応する配分
可否情報(X11)乃至(X14)が格納され、公衆網
(4)から徴収される局線通話料金(CH41)〔推算
値〕は、転送履歴格納部(1311 )に電話番号(DN
11)乃至(DN14)が格納済の内線(311)乃至
(314)の内、配分条件格納部(1351 )に格納済の
論理“1”に設定された配分可否情報(X11)に対応す
る内線(311)に対してのみ配分されることとなり、利
用者が局線通話にかかった費用〔推算値〕を、各種適用
呼(CTP)に対応して予め定められた配分規則(DR
L)に従って負担する管理が実現可能となる。
【0187】次に、本発明(請求項6)の実施形態を、
図42乃至図48を用いて説明する。図42において
は、図1(c) における構内交換機(100)として構内
交換機(17 )が示されている。
【0188】構内交換機(17 )は、ネットワーク(N
W)(11)、中央制御装置(CC)(12)、主記憶
装置(MM)(13)、局線トランク(CT)(14)
および会議トランク(16)を具備している。
【0189】ネットワーク(NW)(11)には、それ
ぞれ端末(2)により終端される四本の内線(3)が、
図1(c) における内線(200)として収容され、また
公衆網(4)に収容される局線(5)が、図1(c) にお
ける局線(300)として、局線トランク(CT)(1
4)を介して接続されている。
【0190】中央制御装置(CC)(12)内には、会
議履歴収集部(1251 )、料金情報収集部(12
1 )および料金配分部(12311)が設けられ、また
主記憶装置(MM)(13)内には、会議履歴格納部
(1371 )、料金情報格納部(1321 )および配分
料金格納部(13311)が設けられており、会議履歴収
集部(1251 )および会議履歴格納部(1371
は、図1(c) における会議端末記録手段(105)の役
割を果たし、また料金情報収集部(1221 )および料
金情報格納部(1321 )は、図1(c) における料金情
報収集手段(102)の役割を果たし、更に料金配分部
(12311)および配分料金格納部(13311)は、図
1(c) における料金配分手段(103)の役割を果た
す。
【0191】会議履歴格納部(1371 )は、図43に
示される如く、局線発信呼が設定された後、構内交換機
(11 )の具備する会議通話機能により、局線発信呼に
接続される内線(3)が他の内線(3)等を順次招集し
て会議通話を構成した場合に、接続された総ての内線
(3)の電話番号(DN)を、個々の局線発信呼に付与
された呼識別番号(N)に対応し、且つ局線発信呼に参
加順に付与された参加順番号(P)に対応して格納する
ものであり、会議履歴収集部(1251 )が、各局線発
信呼が生起する度に、付与された呼識別番号(N)に対
応する領域を確保し、局線発信呼により接続された内線
(3)の電話番号(DN)を、参加順番号(P)の順に
格納する。
【0192】料金情報格納部(1321 )は、図44に
示される如く、局線発信呼が設定された場合に、公衆網
(4)から後刻徴収される局線通話料金(CH)を推算
する為に必要とする料金情報(CI)〔例えば被呼加入
者(6)の公衆網電話番号(DN)、通話開始時刻等を
含む料金登算開始情報(CIS )、通話終了時刻等を含
む料金登算終了情報(CIE )〕を、個々の局線発信呼
に付与された呼識別番号(N)に対応し、且つ局線発信
呼が設定される局線(5)に付与された局線対応番号
(T)に対応して格納するものであり、料金情報収集部
(1221 )が、個々の局線発信呼が生起する度に、付
与される呼識別番号(N)に対応する領域を確保し、所
要の時期に料金情報(CI)を収集して格納する。
【0193】配分料金格納部(13311)は、局線発信
呼が終話した段階で、推算された局線通話料金(CH)
を、会議履歴格納部(1371 )に格納済の各内線
(3)〔電話番号(DN)〕に配分した結果を格納する
ものであり、料金配分部(123 1 )が、個々の局線発
信呼の局線通話料金(CH)を推算する段階で、付与さ
れる呼識別番号(N)に対応して確保し、各内線(3)
への配分結果を格納する。
【0194】図42乃至図48において、端末(211
の利用者が、公衆網(4)に収容される加入者(643
との通話を希望し、端末(211)を操作して構内交換機
(1 1 )に発呼し、局線発信用の識別番号と、公衆網
(4)に収容される加入者(6 43)の電話番号(D
43)とをダイヤルすると、構内交換機(17 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、内線(311
の発呼検出および数字分析を実行し、所定の発呼処理を
実行すると共に〔図46、ステップS461〕、発呼処
理の対象呼が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS462〕、会議履歴収集部(1251 )を起動す
る。
【0195】起動された会議履歴収集部(1251
は、局線発信呼に付与した呼識別番号(N10)と、発呼
内線(311)の電話番号(DN11)とを取得した後、主
記憶装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(137
1 )を参照し、会議履歴格納部(1371 )内に呼識別
番号(N10)に対応する領域を確保し、確保した領域内
の最初の参加順番号(P1 )に対応する領域に、発呼内
線(311)の電話番号(DN11)を格納する〔ステップ
S463〕。
【0196】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、呼識別番号(N10)と、
発呼局線(541)に付与されている局線対応番号
(T1 )とを取得すると共に、局線トランク(CT)
(1441)から料金登算開始情報(CIS41 )を収集し
た後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報格納部
(1321 )を参照し、料金情報格納部(1321 )内
に呼識別番号(N10)に対応する領域を確保し、確保し
た領域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、料
金登算開始情報(CIS41 )を格納する〔ステップS4
64〕。
【0197】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話に、別の端末(212)の利用者の
参加を希望すると、端末(211)を操作し、所定の会議
招集操作を実行〔例えばフッキングを行った後、会議招
集用特殊番号と被招集内線(312)の電話番号(D
12)とを順次ダイヤル〕すると、構内交換機(17
においては、中央制御装置(CC)(12)が、内線
(311)による招集操作の検出、空き会議トランク(1
6)の選択・捕捉、局線(541)の保留、内線(312
の選択・呼出、内線(311)と(312)との会議参加要
求通話、内線(311)の操作による内線(311)、(3
12)および局線(541)による会議接続等、所定の招集
処理を実行すると共に〔図47、ステップS471〕、
招集処理の対象呼〔呼識別番号(N10)〕が局線発信呼
であることを識別すると〔ステップS472〕、会議履
歴収集部(1251 )を起動する。
【0198】起動された会議履歴収集部(1251
は、局線発信呼の呼識別番号(N10)と、被招集内線
(312)の電話番号(DN12)とを取得した後、主記憶
装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(1371
を参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域
内の次参加順番号(P2 )に対応する領域に、被招集内
線(312)の電話番号(DN12)を格納する〔ステップ
S473〕。
【0199】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)および内線(312)との会議通話に、更に
別の端末(213)の利用者の参加を希望し、所定の招集
操作を実行すると、構内交換機(17 )においては、中
央制御装置(CC)(12)が、前述と同様に、内線
(313)の招集処理を実行すると共に〔ステップS47
1〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号(N10)〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS472〕、
会議履歴収集部(1251 )を起動し、主記憶装置(M
M)(13)内の会議履歴格納部(1371 )の、呼識
別番号(N10)に対応して確保済の領域の次参加順番号
(P3 )に対応する領域に、被招集内線(313)の電話
番号(DN13)を格納する〔ステップS473〕。
【0200】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、内線(312)および(312)との会議通
話に、更に別の端末(214)の利用者の参加を希望し、
所定の招集操作を実行すると、構内交換機(17 )にお
いては、中央制御装置(CC)(12)が、前述と同様
に、内線(314)の招集処理を実行すると共に〔ステッ
プS471〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号
(N10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS472〕、前述と同様に、主記憶装置(MM)
(13)内の会議履歴格納部(1371 )の、呼識別番
号(N10)に対応して確保済の領域内の次参加順番号
(P4 )に対応する領域に、被招集内線(314)の電話
番号(DN14)を格納する〔ステップS473〕。
【0201】なお料金情報収集部(1221 )は、局線
発信呼〔呼識別番号(N10)〕に関する料金情報(C
I)が収集された場合には、前述と同様に、料金情報格
納部(1321 )内の呼識別番号(N10)および局線対
応番号(T1 )に対応する領域に格納する。
【0202】やがて端末(211)乃至(214)の利用者
が、公衆網加入者(643)との会議通話を終了し、それ
ぞれ端末(211)乃至(214)を復旧させると、構内交
換機(17 )においては、中央制御装置(CC)(1
2)が、会議呼〔呼識別番号(N10)〕に対する所定の
終話処理を実行すると共に〔図48ステップS48
1〕、終話処理の対象呼〔呼識別番号(N10)〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS482〕、
料金情報収集部(1221 )を起動する。
【0203】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N10)と局線対応番号(T1 )とを取
得すると共に、局線トランク(CT)(1441)から料
金登算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N10)および局線対応番号(T1
に対応して確保済の領域に格納する〔ステップS48
3〕。
【0204】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(12311)を起動する。起動された料金配
分部(12311)は、呼識別番号(N10)と局線対応番
号(T1 )とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の会議履歴格納部(1371 )を参照し、呼識別
番号(N10)に対応する領域に、参加順番号(P1 )乃
至(P4 )に対応してそれぞれ格納済の総ての電話番号
(DN11)乃至(DN14)を抽出し、電話番号(D
11)乃至(DN14)を付与された四内線(311)乃至
(314)を、局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定
する〔ステップS484〕。
【0205】次に料金配分部(12311)は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N10)および局線対応番号
(T1 )に対応する領域に格納済の料金情報(CI41
〔料金登算開始情報(CIS41 )、料金登算終了情報
(CIE41 )等〕を抽出し、局線発信呼〔呼識別番号
(N10)〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
41)を推算する〔ステップS485〕。
【0206】次に料金配分部(12311)は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象内線(311)乃至
(314)に対応して四等分した後、主記憶装置(MM)
(13)内の配分料金格納部(13311)を参照し、図
45に示される如く、呼識別番号(N10)に対応する領
域の、各参加順番号(P1 )乃至(P4 )に対応する領
域に、各内線(311)乃至(314)に対する配分料金
(CH11)乃至(CH14)として格納する〔ステップS
486〕。
【0207】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)と公衆網加入者(6 43)との間に設定
され、端末(212)、(213)および(214)の利用者
に対応して、内線(312)、(313)および(314)を
順次招集して会議通話を構成した後、解放された局線発
信呼〔呼識別番号(N10)〕に関する局線通話料金(C
41)〔推算値〕が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N
1 )〕の料金配分対象と特定された全内線(311)乃至
(314)に均等配分されたこととなる。
【0208】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(13311)の呼識別番号(N10)対応領
域に格納された各配分料金(CH11)乃至(CH14
を、各内線(311)乃至(314)に対応して予め準備さ
れている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0209】以上の料金配分処理が終了すると、会議履
歴格納部(1371 )、料金情報格納部(1321 )お
よび配分料金格納部(13311)内に確保された呼識別
番号(N10)対応領域は解放される。
【0210】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項6)の実施形態によれば、内線(311)から局線発
信呼〔呼識別番号(N10)〕が設定された後、内線(3
12)、(313)および(314)が順次招集されて会議通
話が構成された場合に、各内線(311)乃至(314)に
付与された電話番号(DN11)乃至(DN14)が会議履
歴格納部(1371 )に格納され、公衆網(4)から徴
収される局線通話料金(CH41)〔推算値〕は、会議履
歴格納部(1371 )に電話番号(DN11)乃至(DN
14)が格納済の総ての内線(311)乃至(314)に均等
に配分されることとなり、利用者が局線通話にかかった
費用〔推算値〕を均等に分担する一律的管理が実現可能
となる。
【0211】次に、本発明(請求項7、8、9)の実施
形態を、図49乃至図57を用いて説明する。図49に
おいては、図1(d) における構内交換機(100)とし
て構内交換機(18 )が示されている。
【0212】構内交換機(18 )は、構内交換機
(17 )と同様に、ネットワーク(NW)(11)、中
央制御装置(CC)(12)、主記憶装置(MM)(1
3)、局線トランク(CT)(14)および会議トラン
ク(16)を具備しており、またネットワーク(NW)
(11)には、三本の内線(3)が図1(d) における内
線(200)として収容され、また二本の局線(5)が
図1(d) における局線(300)として、局線トランク
(CT)(14)を介して接続されている。
【0213】中央制御装置(CC)(12)内には、会
議履歴収集部(1252 )、料金情報収集部(12
3 )、料金配分部(12312)および配分条件設定部
(124 11)が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、会議履歴格納部(1372 )、料金情報格
納部(1323 )、配分料金格納部(13312)、内線
属性格納部(13411)および配分条件格納部(135
11)が設けられており、会議履歴収集部(1252 )お
よび会議履歴格納部(1372 )は、図1(d) における
会議端末記録手段(105)の役割を果たし、また料金
情報収集部(122 3 )および料金情報格納部(132
3 )は、図1(d) における料金情報収集手段(102)
の役割を果たし、また配分条件設定部(12411)およ
び配分条件格納部(13511)は、図1(d) における配
分情報設定手段(104)の役割を果たし、更に料金配
分部(12312)および配分料金格納部(13312
は、図1(d) における料金配分手段(103)の役割を
果たす。
【0214】構内交換機(18 )は、局線発信呼に基づ
き構成される会議通話が、内線(3)のみでは無く、公
衆網(4)に収容される加入者(6)も被招集対象とし
ている。
【0215】会議履歴格納部(1372 )は、構内交換
機(17 )における会議履歴格納部(1371 )と略同
様に、図50に示される構成を有し、会議履歴収集部
(1252 )は、構内交換機(17 )における会議履歴
収集部(1251 )と略同様の機能を具備するが、被招
集局線(5)の公衆網電話番号(DN)も会議履歴格納
部(1372 )に格納する。
【0216】料金情報格納部(1323 )は、構内交換
機(17 )における料金情報格納部(1321 )と略同
様に、図51に示される構成を有し、料金情報収集部
(1223 )は、構内交換機(17 )における料金情報
収集部(1221 )と略同様の機能を具備するが、発信
局線(5)に関する料金情報(CI)のみならず、被招
集局線(5)に関する料金情報(CI)も収集し、料金
情報格納部(1323 )に格納する。
【0217】内線属性格納部(13411)には、図53
に示される如く、当該構内交換機(18 )に収容される
総ての内線(3)の属性を示す内線属性情報(SDB)
が、各内線(3)の電話番号(DN)に対応して格納さ
れている。なお図53には、内線属性情報(SDB)の
内容として、局線通話料金(CH)〔推算値〕の配分可
否を示す配分可否情報(X)〔局線通話料金(CH)を
配分可能とする場合にはX=論理“1”、配分不能とす
る場合にはX=論理“0”〕のみが示されている。
【0218】また内線属性格納部(13411)には、構
内交換機(18 )に接続される局線(541)および(5
42)に付与される公衆網電話番号(DN41)および(D
42)に対応しても、配分可否情報(X41)および(X
42)〔何れも論理“0”に設定〕がそれぞれ格納されて
いる。
【0219】配分条件格納部(13511)は、図54に
示される如く、会議履歴格納部(1372 )に格納済の
各電話番号(DN)に対応する各内線(3)および局線
(5)の配分可否情報(X)が、それぞれ呼識別番号
(N10)および参加順番号(P)に対応して格納されて
おり、会議履歴収集部(1252 )が会議履歴格納部
(1372 )に電話番号(DN)を設定する度に、配分
条件設定部(12411)が内線属性格納部(13411
から抽出し、配分条件格納部(13511)に格納する。
【0220】配分料金格納部(13312)は、構内交換
機(17 )におけると同様に、図52に示される構成を
有するが、料金配分部(12312)は、構内交換機(1
7 )に示される料金配分部(12311)の如く、会議履
歴格納部(1371 )に格納済の電話番号(DN)に対
応する内線(3)を総て局線通話料金(CH)の配分対
象と特定せず、会議履歴格納部(1372 )に格納済の
電話番号(DN)に対応する内線(3)であり、且つ配
分条件格納部(13511)に設定済の配分可否情報
(X)が配分可能〔(X)=論理“1”〕に設定されて
いる内線(3)のみを局線通話料金(CH)の配分対象
と特定し、料金配分部(12312)が局線発信呼が終話
した段階で推算された局線通話料金(CH)を、特定さ
れた各内線(3)〔電話番号(DN)〕に配分した結果
を格納する。
【0221】図49乃至図57において、端末(211
の利用者が、公衆網(4)に収容される加入者(643
との通話を希望し、端末(211)を操作して構内交換機
(1)に発呼し、局線発信用の識別番号と、公衆網
(4)に収容される加入者(643)の電話番号(D
43)とをダイヤルすると、構内交換機(18 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、構内交換機
(17 )におけると同様に、局線発呼処理を実行すると
共に〔図55、ステップS551〕、発呼処理の対象呼
が局線発信呼であることを識別すると〔ステップS55
2〕、会議履歴収集部(1252 )を起動する。
【0222】起動された会議履歴収集部(1252
は、構内交換機(17 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N10)と、内線(311)の電話番号(D
11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(13)内
の会議履歴格納部(1372 )を参照し、会議履歴格納
部(1372 )内に呼識別番号(N10)に対応する領域
を確保し、確保した領域内の最初の参加順番号(P1
に対応する領域に、発呼内線(311)の電話番号(DN
11)を格納する〔ステップS553〕。
【0223】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12411)を起動する。起動された配
分条件設定部(12411)は、呼識別番号(N10)と電
話番号(DN11)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(1341 )を参照し、電
話番号(DN11)に対応する内線属性情報(SDB11
から内線(311)の配分可否情報(X11)〔=論理
“1”〕を抽出した後、続いて主記憶装置(MM)(1
3)内の配分条件格納部(1351 )を参照し、配分条
件格納部(1351 )内に呼識別番号(N10)に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の参加順番号
(P1 )に対応する領域に、配分可否情報(X11)〔=
論理“1”〕を格納する〔ステップS554〕。
【0224】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、構内交換機(17 )にお
けると同様に、呼識別番号(N10)と、発信局線
(541)に付与された局線対応番号(T 1 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1441)から料金登
算開始情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(M
M)(13)内の料金情報格納部(1323 )を参照
し、呼識別番号(N10)に対応する領域を確保し、確保
した領域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、
料金登算開始情報(CIS41)を格納する〔ステップS
555〕。
【0225】やがて発呼端末(211)の利用者が、公衆
網加入者(643)との通話に、別の端末(212)の利用
者の参加を希望し、所定の会議招集操作を実行すると、
構内交換機(18 )においては、中央制御装置(CC)
(12)が、所定の内線(3 12)の招集処理を実行する
と共に〔図56、ステップS561〕、招集処理の対象
呼〔呼識別番号(N10)〕が局線発信呼であることを識
別すると〔ステップS562〕、会議履歴収集部(12
2 )を起動する。
【0226】起動された会議履歴収集部(1252
は、呼識別番号(N10)と被招集内線(312)の電話番
号(DN12)とを取得した後、被招集対象が局線(5)
であるか否かを解析し〔ステップS563〕、局線
(5)では無く内線(312)であることを識別すると、
主記憶装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(13
2)を参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済
の領域の、次参加順番号(P 2 )に対応する領域に、被
招集内線(312)の電話番号(DN12)を格納する〔ス
テップS564〕。
【0227】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12411)を起動する。起動された配
分条件設定部(12411)は、呼識別番号(N10)と電
話番号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)
(13)内の内線属性格納部(13411)を参照し、電
話番号(DN12)に対応する内線属性情報(SDB12
から内線(312)の配分可否情報(X12)〔=論理
“0”〕を抽出し、続いて主記憶装置(MM)(13)
内の配分条件格納部(13511)を参照し、呼識別番号
(N10)に対応して確保済の領域の、次参加順番号(P
2 )に対応する領域に、配分可否情報(X12)〔=論理
“0”〕を格納する〔ステップS565〕。
【0228】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)および端末(212)の利用者との会議通話
に、更に別の端末(213)の利用者の参加を希望し、所
定の招集操作を実行すると、構内交換機(18 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、前述と同様
に、内線(313)の招集処理を実行すると共に〔ステッ
プS561〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号
(N10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS562〕、会議履歴収集部(1252 )を起動
し、被招集対象が局線(5)では無く内線(313)であ
ることを識別した後〔ステップS563〕、主記憶装置
(MM)(13)内の会議履歴格納部(1371 )に、
呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、次参加
順番号(P3 )に対応する領域に、被招集内線(313
の電話番号(DN13)を格納させ〔ステップS56
4〕、また配分条件設定部(12411)を起動し、主記
憶装置(MM)(13)内の内線属性格納部(13
11)の、電話番号(DN13)に対応する内線属性情報
(SDB13)から内線(313)の配分可否情報(X13
〔=論理“1”〕を抽出し、配分条件格納部(13
11)内に呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域
の、次参加順番号(P3 )に対応する領域に、配分可否
情報(X13)〔=論理“1”〕を格納させる〔ステップ
S565〕。
【0229】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、端末(212)および(213)の各利用者
との会議通話に、更に公衆網(4)に収容される他の加
入者(644)の参加を希望し、所定の招集操作を実行す
る際に、被招集対象として、局線発信接続用特殊番号と
被招集加入者(644)の公衆網電話番号(DN44)とを
順次ダイヤルすると、構内交換機(18 )においては、
中央制御装置(CC)(12)が、局線(542)を被招
集局線(5)として選択・捕捉した後、公衆網(4)を
経由して被招集加入者(644)の招集処理を実行すると
共に〔ステップS561〕、招集処理の対象呼〔呼識別
番号(N10)が局線発信呼であることを識別すると〔ス
テップS562〕、会議履歴収集部(1252 )を起動
する。
【0230】起動された会議履歴収集部(1252
は、被招集対象が局線(542)であることを識別すると
〔ステップS563〕、局線発信呼の呼識別番号
(N10)と被招集局線(542)の公衆網電話番号(DN
42)とを取得した後、主記憶装置(MM)(13)内の
会議履歴格納部(1372 )を参照し、呼識別番号(N
10)に対応して確保済の領域の次参加順番号(P4 )に
対応する領域に、被招集局線(542)の公衆網電話番号
(DN42)を格納する〔ステップS566〕。
【0231】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、呼識別番号(N10)と、
被招集局線(542)の局線対応番号(T2 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1442)から転送先
局線(542)に関する料金登算開始情報(CIS42 )を
収集した後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報
格納部(1323 )を参照し、呼識別番号(N10)に対
応して確保済の領域の局線対応番号(T2 )に対応する
領域に、料金登算開始情報(CIS42 )を格納する〔ス
テップS567〕。
【0232】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、呼識別番号(N10)と、
被招集局線(542)の局線対応番号(T2 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1442)から被招集
局線(542)に関する料金登算開始情報(CIS42 )を
収集した後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報
格納部(1323 )を参照し、呼識別番号(N10)に対
応して確保済の領域の局線対応番号(T2 )に対応する
領域に、料金登算開始情報(CIS42 )を格納する〔ス
テップS567〕。
【0233】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12411)を起動する。起動された配
分条件設定部(12411)は、呼識別番号(N10)と被
招集局線(542)の公衆網電話番号(DN12)とを取得
した後、主記憶装置(MM)(13)内の内線属性格納
部(13411)を参照し、公衆網電話番号(DN42)に
対応して格納済の被招集局線(542)の配分可否情報
(X42)〔=論理“0”〕を抽出し、続いて主記憶装置
(MM)(13)内の配分条件格納部(13511)を参
照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、
次参加順番号(P4 )に対応する領域に、配分可否情報
(X42)〔=論理“0”〕を格納する〔ステップS56
8〕。
【0234】なお料金情報収集部(1223 )は、局線
発信呼に関する料金情報(CI)が収集された場合に
は、前述と同様に、料金情報格納部(1323 )内の呼
識別番号(N10)および局線対応番号(T1 )または
(T2 )に対応する領域に格納する。
【0235】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、(644)、端末(2 12)および(213
の利用者との会議通話を終了し、それぞれ端末(211
乃至(213)を復旧させると、構内交換機(18 )にお
いては、中央制御装置(CC)(12)が、局線発信呼
〔呼識別番号(N10)〕に対する所定の終話処理を実行
すると共に〔図57ステップS571〕、終話処理の対
象呼〔呼識別番号(N 10)〕が局線発信呼であることを
識別すると〔ステップS572〕、料金情報収集部(1
223 )を起動する。
【0236】起動された料金情報収集部(1223
は、呼識別番号(N10)と局線対応番号(T1 )および
(T2 )とを取得すると共に、各局線トランク(CT)
(14 41)および(1442)から料金登算終了情報(C
E41 )および(CIE42 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1323 )を参
照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、
局線対応番号(T1 )に対応する領域、並びに局線対応
番号(T2 )に対応する領域に、料金登算終了情報(C
E41 )或いは(CIE42 )を格納する〔ステップS5
73〕。
【0237】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(12312)を起動する。起動された料金配
分部(12312)は、呼識別番号(N10)と、局線対応
番号(T1 )および(T2 )とを取得した後、配分条件
格納部(13511)を参照し、呼識別番号(N10)に対
応する領域に、参加順番号(P1 )乃至(P4 )に対応
してそれぞれ格納済の総ての配分可否情報(X11)乃至
(X13)および(X42)の中から、論理“1”に設定さ
れている配分可否情報(X11)および(X13)を検索
し、配分可否情報(X11)および(X13)に対応する参
加順番号(P1 )および(P3 )を認識する。
【0238】続いて料金配分部(12312)は、主記憶
装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(1372
を参照し、呼識別番号(N10)に対応する領域の内、配
分条件格納部(13511)で確認済の参加順番号
(P1 )および(P3 )に対応して格納済の電話番号
(DN11)および(DN13)を抽出し、電話番号(DN
11)および(DN13)を付与された内線(311)および
(313)を、局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定
する〔ステップS574〕。
【0239】次に料金配分部(12312)は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1323 )を
参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域
の、局線対応番号(T1 )に対応する領域に格納済の料
金情報(CI41)〔料金登算開始情報(CIS41 )、料
金登算終了情報(CIE41 )等〕を抽出し、局線
(541)を経由する局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕
に関して徴収を予定される局線通話料金(CH41)を推
算すると共に、局線対応番号(T2 )に対応する領域に
格納済の料金情報(CI42)〔料金登算開始情報(CI
S42 )、料金登算終了情報(CIE42 )等〕を抽出し、
局線(542)を経由する局線発信呼〔呼識別番号
(N10)〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
42)を推算する〔ステップS575〕。
【0240】次に料金配分部(12312)は、算出した
局線通話料金(CH41)および(CH42)の合計値(C
41+CH42)を算出した後、算出した合計値(CH41
+CH42)を、配分対象内線数に二等分した後、主記憶
装置(MM)(13)内の配分料金格納部(13312
を参照し、図52に示される如く、呼識別番号(N10
に対応する領域の、各内線(311)および(313)に対
応する各参加順番号(P1 )および(P3 )に対応する
領域に、各内線(311)および(313)に対する配分料
金(CH11)および(CH13)として格納する〔ステッ
プS576〕。
【0241】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)から局線(541)を経由して公衆網加
入者(643)との間に設定された後、端末(212)およ
び(2 13)の利用者に対応して、内線(312)、
(313)および(314)を順次招集した後、更に局線
(542)を経由して公衆網加入者(644)も招集して会
議通話を構成した後、解放された局線発信呼〔呼識別番
号(N10)〕の、局線(541)に関する局線通話料金
(CH41)〔推算値〕と、局線(542)に関する局線通
話料金(CH41)〔推算値〕との合計値(CH41+CH
42)が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の料金
配分対象と特定された二内線(311)および(313)に
均等配分されたこととなる。
【0242】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(13312)の呼識別番号(N10)対応領
域に格納された各配分料金(CH11)および(CH13
を、各内線(311)および(313)に対応して予め準備
されている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0243】以上の料金配分処理が終了すると、会議履
歴格納部(1372 )、料金情報格納部(1323 )、
配分料金格納部(13312)および配分条件格納部(1
35 11)内に確保された呼識別番号(N10)対応領域は
解放される。
【0244】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項7、8、9)の実施形態によれば、内線(311)か
ら局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕が設定された後、
内線(312)および(313)、並びに公衆網加入者(6
44)が順次招集された場合に、各内線(311)乃至(3
13)に付与された電話番号(DN11)乃至(DN13
と、被招集局線(542)の公衆網電話番号(DN42)と
が会議履歴格納部(1372 )に格納されると共に、内
線属性格納部(13411)に格納済の各内線(3 11)乃
至(313)および被招集局線(542)の配分可否情報
(X11)乃至(X13)および(X42)が参照され、公衆
網(4)から徴収される局線通話料金(CH 41)および
(CH42)の合計値(CH41+CH42)〔推算値〕は、
会議履歴格納部(1372 )に電話番号(DN11)乃至
(DN13)および公衆網電話番号(DN42)が格納済の
内線(311)乃至(313)および被招集局線(542)の
内、論理“1”に設定された配分可否情報(X11)およ
び(X13)に対応する内線(3 11)および(313)に対
してのみ、均等に配分されることとなり、利用者が局線
通話にかかった費用〔推算値〕を、予め定められた内線
(311)および(313)の範囲内で均等に分担する管理
が実現可能となる。
【0245】次に、本発明(請求項7、11)の実施形
態を、図50、図51、図58乃至図64を用いて説明
する。図58においては、図1(d) における構内交換機
(100)として構内交換機(19 )が示されている。
【0246】構内交換機(19 )は、図35に示される
構内交換機(16 )と同様に、ネットワーク(NW)
(11)、中央制御装置(CC)(12)、主記憶装置
(MM)(13)、局線トランク(CT)(14)およ
び保守コンソール(15)を具備しており、またネット
ワーク(NW)(11)には、図49に示される構内交
換機(18 )と同様に、三本の内線(3)が図1(d) に
おける内線(200)として収容され、また二本の局線
(5)が図1(d) における局線(300)として、局線
トランク(CT)(14)を介して接続されている。
【0247】中央制御装置(CC)(12)内には、会
議履歴収集部(1252 )、料金情報収集部(12
3 )、料金配分部(12313)および配分条件設定部
(124 12)が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、会議履歴格納部(1372 )、料金情報格
納部(1323 )、配分料金格納部(13313)、配分
条件格納部(13512)および配分規則格納部(136
11)が設けられており、会議履歴収集部(1252 )お
よび会議履歴格納部(1372 )は、図1(d) における
会議端末記録手段(105)の役割を果たし、また料金
情報収集部(122 3 )および料金情報格納部(132
3 )は、図1(d) における料金情報収集手段(102)
の役割を果たし、また配分条件設定部(12412)、配
分条件格納部(13512)および配分規則格納部(13
11)は、図1(d) における配分情報設定手段(10
4)の役割を果たし、更に料金配分部(12313)およ
び配分料金格納部(13313)は、図1(d) における料
金配分手段(103)の役割を果たす。
【0248】会議履歴格納部(1372 )は、構内交換
機(18 )におけると同様に、図50に示される構成を
有し、会議履歴収集部(1252 )は、構内交換機(1
8 )におけると略同様の機能を具備する。
【0249】料金情報格納部(1323 )は、構内交換
機(18 )におけると同様に、図51に示される構成を
有し、料金情報収集部(1223 )は、構内交換機(1
8 )におけると同様に、局線発信呼が生起する度に、料
金情報(CI)を収集し、料金情報格納部(1323
内の、呼識別番号(N)および局線対応番号(T)に対
応する領域に格納する。
【0250】配分規則格納部(1362 )は、図35に
示される構内交換機(16 )における配分規則格納部
(1361 )と同様に、図59に示される構成を有し、
当該構内交換機(19 )の運用者が考察して決定し、保
守コンソール(15)から予め入力した適用呼(CT
P)と、該適用呼(CTP)に対応する配分規則(DR
L)とが、対応して格納されている。
【0251】図59においては、一例として、「局線発
信局線招集呼」を適用呼(CTP11)として、「参加順
番号(P1 )に局線通話料金(CH)の全額を負担」な
る配分規則(DRL11)が格納されている。
【0252】配分条件格納部(1351 )は、図60に
示される如く、会議履歴格納部(1372 )に格納済の
各電話番号(DN)に対応する各内線(3)の配分可否
情報(X)が、それぞれ呼識別番号(N)および参加順
番号(P)に対応して格納されており、会議履歴収集部
(1252 )が会議履歴格納部(1372 )に電話番号
(DN)を設定する度に、配分条件設定部(12412
が配分規則格納部(13611)から抽出した配分規則
(DRL)を解析し、配分条件格納部(13512)に格
納する。
【0253】配分料金格納部(13313)は、構内交換
機(18 )におけると同様に、図61に示される構成を
有し、料金配分部(12313)は、構内交換機(18
における料金配分部(12312)と同様に、会議履歴格
納部(1372 )に格納済の電話番号(DN)に対応す
る内線(3)であり、且つ配分条件格納部(13512
に設定済の配分可否情報(X)が配分可能〔(X)=論
理“1”〕に設定されている内線(3)のみを局線通話
料金(CH)の配分対象と特定し、料金配分部(123
13)が局線発信呼が終話した段階で推算された局線通話
料金(CH)を、特定された各内線(3)〔電話番号
(DN)〕に配分した結果を格納する。
【0254】図50、図51、図58乃至図64におい
て、端末(211)の利用者が、公衆網(4)に収容され
る加入者(643)との通話を希望し、端末(211)を操
作して構内交換機(19 )に発呼し、局線発信用の識別
番号と、公衆網(4)に収容される加入者(643)の電
話番号(DN43)とをダイヤルすると、構内交換機(1
9 )においては、中央制御装置(CC)(12)が、構
内交換機(18 )におけると同様に、局線発呼処理を実
行すると共に〔図62、ステップS621〕、発呼処理
の対象呼が局線発信呼であることを識別すると〔ステッ
プS622〕、会議履歴収集部(1252 )を起動す
る。
【0255】起動された会議履歴収集部(1252
は、構内交換機(18 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N1 )と、内線(311)の電話番号(D
11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(13)内
の会議履歴格納部(1372 )を参照し、会議履歴格納
部(1372 )内に呼識別番号(N10)に対応する領域
を確保し、確保した領域内の最初の参加順番号(P1
に対応する領域に、発呼内線(311)の電話番号(DN
11)を格納する〔ステップS623〕。
【0256】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12412)を起動する。起動された配
分条件設定部(12412)は、構内交換機(16 )にお
けると同様に、主記憶装置(MM)(13)内の配分規
則格納部(13611)を参照し、当該呼、即ち局線発信
呼が、配分規則格納部(13611)に格納済の適用呼
(CTP)の何れにも該当しないことを確認すると、配
分規則格納部(13611)から何れの配分規則(DR
L)も抽出すること無く、復旧する〔ステップS62
4〕。
【0257】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、構内交換機(18 )にお
けると同様に、呼識別番号(N10)と、局線(541)に
付与された局線対応番号(T1 )とを取得すると共に、
局線トランク(CT)(1441)から料金登算開始情報
(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の料金情報格納部(1323 )を参照し、呼識別
番号(N10)に対応する領域を確保し、確保した領域内
の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、料金登算開
始情報(CIS41 )を格納する〔ステップS625〕。
【0258】やがて発呼端末(211)の利用者が、公衆
網加入者(643)との通話に、別の端末(212)の利用
者の参加を希望し、端末(211)を操作して所定の会議
招集操作を実行すると、構内交換機(19 )において
は、中央制御装置(CC)(12)が、前述と同様に、
被招集内線(312)の招集処理を実行すると共に〔図6
3、ステップS631〕、招集処理の対象呼〔呼識別番
号(N10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ス
テップS632〕、会議履歴収集部(1252 )を起動
する。
【0259】起動された会議履歴収集部(1252
は、呼識別番号(N10)と被招集内線(312)の電話番
号(DN13)とを取得した後、被招集対象が局線(5)
であるか否かを解析し〔ステップS633〕、局線
(5)では無く内線(312)であることを識別すると、
主記憶装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(13
2)を参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済
の領域の、次参加順番号(P 2 )に対応する領域に、被
招集内線(312)の電話番号(DN12)を格納する〔ス
テップS634〕。
【0260】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12412)を起動する。起動された配
分条件設定部(12412)は、前述と同様に、主記憶装
置(MM)(13)内の配分規則格納部(13611)を
参照し、当該呼、即ち局線発信転送呼が、配分規則格納
部(13611)に格納済の適用呼(CTP)の何れにも
該当しないことを確認すると、配分規則格納部(136
11)から何れの配分規則(DRL)も抽出すること無
く、復旧する〔ステップS635〕。
【0261】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)および端末(212)の利用者との会議通話
に、更に別の端末(213)の利用者の参加を希望し、所
定の招集操作を実行すると、構内交換機(19 )におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、前述と同様
に、内線(313)の招集処理を実行すると共に〔ステッ
プS631〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号
(N10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS632〕、会議履歴収集部(1252 )を起動
し、被招集対象が局線(5)では無く内線(313)であ
ることを識別した後〔ステップS633〕、主記憶装置
(MM)(13)内の会議履歴格納部(1372 )に、
呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、次参加
順番号(P3 )に対応する領域に、被招集内線(313
の電話番号(DN13)を格納させ〔ステップS63
4〕、また配分条件設定部(12412)を起動し、主記
憶装置(MM)(13)内の配分規則格納部(13
11)を参照し、当該呼、即ち局線発信転送呼が、配分
規則格納部(13611)に格納済の適用呼(CTP)の
何れにも該当しないことを確認すると、配分規則格納部
(13611)から何れの配分規則(DRL)も抽出する
こと無く、復旧する〔ステップS635〕。
【0262】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、端末(212)および(213)の各利用者
との会議通話に、更に公衆網(4)に収容される他の加
入者(644)の参加を希望し、所定の招集操作を実行す
る際に、被招集対象として、局線発信接続用特殊番号と
被招集加入者(644)の公衆網電話番号(DN44)とを
順次ダイヤルすると、構内交換機(19 )においては、
中央制御装置(CC)(12)が、局線(542)を被招
集局線(5)として選択・捕捉した後、公衆網(4)を
経由して被招集加入者(644)の招集処理を実行すると
共に〔ステップS631〕、招集処理の対象呼〔呼識別
番号(N10)が局線発信呼であることを識別すると〔ス
テップS632〕、会議履歴収集部(1252 )を起動
する。
【0263】起動された会議履歴収集部(1252
は、被招集対象が局線(542)であることを識別すると
〔ステップS633〕、局線発信呼の呼識別番号
(N10)と被招集局線(542)の公衆網電話番号(DN
42)とを取得した後、主記憶装置(MM)(13)内の
会議履歴格納部(1372 )を参照し、呼識別番号(N
10)に対応して確保済の領域の次参加順番号(P4 )に
対応する領域に、被招集局線(542)の公衆網電話番号
(DN42)を格納する〔ステップS636〕。
【0264】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1223 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1223 )は、呼識別番号(N10)と、
被招集局線(542)の局線対応番号(T2 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1442)から転送先
局線(542)に関する料金登算開始情報(CIS42 )を
収集した後、主記憶装置(MM)(13)内の料金情報
格納部(1323 )を参照し、呼識別番号(N10)に対
応して確保済の領域の局線対応番号(T2 )に対応する
領域に、料金登算開始情報(CIS42 )を格納する〔ス
テップS637〕。
【0265】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12412)を起動する。起動された配
分条件設定部(12412)は、前述と同様に、主記憶装
置(MM)(13)内の配分規則格納部(13611)を
参照し、当該呼、即ち局線発信局線招集呼が、配分規則
格納部(13611)に格納済の適用呼(CTP11)に該
当することを識別すると、対応して格納済の配分規則
(DRL11)、即ち「参加順番号(P1 )に該当する内
線(311)に局線通話料金(CH)を全額負担させる」
を抽出・解析し、配分規則(DRL1 )を適用する為に
配分条件格納部(13512)を参照し、呼識別番号(N
10)に対応する領域を確保し、確保した領域内の、参加
順番号(P1 )に対応する領域に配分可否情報(X11
〔=論理“1”〕を格納し、また呼識別番号(N10)に
対応して確保済の領域の、参加順番号(P2 )以降〔目
下の所参加順番号(P2 )乃至(P4 )〕に対応する領
域に配分可否情報(X12)、(X13)および(X42
〔何れも=論理“0”〕を格納する〔ステップS68
3〕。
【0266】なお料金情報収集部(1223 )は、局線
発信呼〔呼識別番号(N10)〕に関する料金情報(C
I)が収集された場合には、前述と同様に、料金情報格
納部(1323 )内の呼識別番号(N10)および局線対
応番号(T1 )または(T2 )に対応する領域に格納す
る。
【0267】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、(644)、端末(2 12)および(213
の利用者との会議通話を終了し、それぞれ端末(211
乃至(213)を復旧させると、構内交換機(19 )にお
いては、中央制御装置(CC)(12)が、局線発信呼
〔呼識別番号(N10)〕に対する所定の終話処理を実行
すると共に〔図64ステップS641〕、終話処理の対
象呼〔呼識別番号(N 10)〕が局線発信呼であることを
識別すると〔ステップS642〕、料金情報収集部(1
223 )を起動する。
【0268】起動された料金情報収集部(1223
は、呼識別番号(N10)と局線対応番号(T1 )および
(T2 )とを取得すると共に、各局線トランク(CT)
(14 41)および(1442)から料金登算終了情報(C
E41 )および(CIE42 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1323 )を参
照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、
局線対応番号(T1 )に対応する領域、並びに局線対応
番号(T2 )に対応する領域に、料金登算終了情報(C
E41 )或いは(CIE42 )を格納する〔ステップS6
43〕。
【0269】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12412)を起動する。起動された配
分条件設定部(12412)は、前述と同様に、主記憶装
置(MM)(13)内の配分規則格納部(13611)を
参照し、当該呼、即ち局線発信局線招集呼が、配分規則
格納部(13611)に格納済の適用呼(CTP11)に該
当することを確認すると、対応して格納済の配分規則
(DRL11)、即ち「参加順番号(P1 )に該当する内
線(311)に局線通話料金(CH)を全額負担させる」
を抽出した後、更に配分条件格納部(13512)を参照
し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、参
加順番号(P1 )に対応する領域に配分可否情報
(X11)〔=論理“1”〕が格納済であり、且つ呼識別
番号(N10)に対応して確保済の領域の、参加順番号
(P2 )乃至(P4 )に対応する領域に配分可否情報
(X12)、(X13)および(X42)〔何れも=論理
“0”〕がそれぞれ格納済であるか否かを確認し、未格
納であれば補正する〔ステップS644〕。
【0270】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(12313)を起動する。起動された料金配
分部(12313)は、呼識別番号(N10)と、局線対応
番号(T1 )および(T2 )とを取得した後、配分条件
格納部(13512)を参照し、呼識別番号(N10)に対
応する領域に、参加順番号(P1 )乃至(P4 )に対応
してそれぞれ格納済の総ての配分可否情報(X11)乃至
(X13)および(X42)の中から、論理“1”に設定さ
れている配分可否情報(X11)を検索し、配分可否情報
(X11)に対応する参加順番号(P1 )を認識する。
【0271】続いて料金配分部(12313)は、主記憶
装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(1372
を参照し、呼識別番号(N10)に対応する領域の内、配
分条件格納部(13511)で確認済の参加順番号
(P1 )に対応して格納済の電話番号(DN11)を抽出
し、電話番号(DN11)を付与された内線(311)を、
局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定する〔ステッ
プS645〕。
【0272】次に料金配分部(12313)は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1323 )を
参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域
の、局線対応番号(T1 )に対応する領域に格納済の料
金情報(CI41)〔料金登算開始情報(CIS41 )、料
金登算終了情報(CIE41 )等〕を抽出し、局線
(541)を経由する局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕
に関して徴収を予定される局線通話料金(CH41)を推
算すると共に、局線対応番号(T2 )に対応する領域に
格納済の料金情報(CI42)〔料金登算開始情報(CI
S42 )、料金登算終了情報(CIE42 )等〕を抽出し、
局線(542)を経由する局線発信呼〔呼識別番号
(N10)〕に関して徴収を予定される局線通話料金(C
42)を推算する〔ステップS646〕。
【0273】次に料金配分部(12313)は、算出した
局線通話料金(CH41)および(CH42)の合計値(C
41+CH42)を算出した後、算出した合計値(CH41
+CH42)を、配分対象内線数に一等分した後、主記憶
装置(MM)(13)内の配分料金格納部(13313
を参照し、図61に示される如く、呼識別番号(N10
に対応する領域の、内線(311)に対応する参加順番号
(P1 )に対応する領域に、内線(311)に対する配分
料金(CH11)として格納する〔ステップS647〕。
【0274】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)から局線(541)を経由して公衆網加
入者(643)との間に設定された後、端末(212)およ
び(2 13)の利用者に対応して、内線(312)、
(313)および(314)を順次招集した後、更に局線
(542)を経由して公衆網加入者(644)も招集して会
議通話を構成した後、解放された局線発信呼〔呼識別番
号(N10)〕の、局線(541)に関する局線通話料金
(CH41)〔推算値〕と、局線(542)に関する局線通
話料金(CH41)〔推算値〕との合計値(CH41+CH
42)が、当該局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の料金
配分対象と特定された内線(311)のみに全額配分され
たこととなる。
【0275】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(13313)の呼識別番号(N10)対応領
域に格納された配分料金(CH11)を、内線(311)に
対応して予め準備されている通話料金登算領域にそれぞ
れ格納する。
【0276】以上の料金配分処理が終了すると、会議履
歴格納部(1372 )、料金情報格納部(1323 )、
配分料金格納部(13313)および配分条件格納部(1
35 12)内に確保された呼識別番号(N10)対応領域は
解放される。
【0277】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項7、11)の実施形態によれば、内線(311)から
局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕が設定された後、内
線(312)および(313)、並びに公衆網加入者
(644)が順次招集された場合に、各内線(311)乃至
(313)に付与された電話番号(DN11)乃至(D
13)と、被招集局線(542)の公衆網電話番号(DN
42)とが会議履歴格納部(137 2 )に格納されると共
に、予め各種適用呼(CTP)に対応する配分規則(D
RL)が格納済の配分規則格納部(13611)を参照す
ることにより、当該局線発信呼〔適用呼(CTP11)〕
に適用される配分規則(DRL11)が抽出され、抽出さ
れた配分規則(DRL11)に基づき、配分条件格納部
(13512)内に各内線(311)乃至(313)および局
線(542)に対応する配分可否情報(X11)乃至
(X13)および(X42)が格納され、公衆網(4)から
徴収される局線通話料金(CH41)および(CH42)の
合計値(CH41+CH42)〔推算値〕は、会議履歴格納
部(1372 )に電話番号(DN11)乃至(DN13)が
格納済の内線(311)乃至(313)の内、配分条件格納
部(13512)に格納済の論理“1”に設定された配分
可否情報(X11)に対応する内線(311)に対してのみ
配分されることとなり、利用者が局線通話にかかった費
用〔推算値〕を、各種適用呼(CTP)に対応して予め
定められた配分規則(DRL)に従って負担する管理が
実現可能となる。
【0278】次に、本発明(請求項7、12)の実施形
態を、図43、図44、図65乃至図70を用いて説明
する。図65においては、図1(d) における構内交換機
(100)として構内交換機(110)が示されている。
【0279】構内交換機(110)は、図42に示される
構内交換機(17 )と同様に、ネットワーク(NW)
(11)、中央制御装置(CC)(12)、主記憶装置
(MM)(13)、局線トランク(CT)(14)およ
び会議トランク(16)を具備しており、またネットワ
ーク(NW)(11)には、それぞれ端末(2)により
終端される四本の内線(3)が、図1(d) における内線
(200)として収容され、また公衆網(4)に収容さ
れる局線(5)が、図1(d) における局線(300)と
して、局線トランク(CT)(14)を介して接続され
ている。
【0280】中央制御装置(CC)(12)内には、会
議履歴収集部(1251 )、料金情報収集部(12
1 )、料金配分部(12314)および配分条件設定部
(124 13)が設けられ、また主記憶装置(MM)(1
3)内には、会議履歴格納部(1371 )、料金情報格
納部(1321 )、配分料金格納部(13314)および
配分条件格納部(13513)が設けられており、会議履
歴収集部(1251 )および会議履歴格納部(13
1 )は、図1(d) における会議端末記録手段(10
5)の役割を果たし、また料金情報収集部(1221
および料金情報格納部(1321 )は、図1(d) におけ
る料金情報収集手段(102)の役割を果たし、配分条
件設定部(12413)および配分条件格納部(13
13)は、図1(d) における配分情報設定手段(10
4)の役割を果たし、更に料金配分部(12314)およ
び配分料金格納部(13314)は、図1(d) における料
金配分手段(103)の役割を果たす。
【0281】会議履歴格納部(1371 )は、構内交換
機(17 )におけると同様に、図43に示される構成を
有し、会議履歴収集部(1251 )は、構内交換機(1
7 )におけると同様の機能を具備する。
【0282】料金情報格納部(1321 )は、構内交換
機(17 )におけると同様に、図44に示される構成を
有し、料金情報収集部(1221 )は、構内交換機(1
7 )におけると同様の機能を具備する。
【0283】配分料金格納部(13314)は、図67に
示される如く、構内交換機(17 )における配分料金格
納部(13311)と同様の構成を有するが、料金配分部
(12314)は、図49に示される構内交換機(18
における料金配分部(123 12)と略同様の機能を具備
する。
【0284】配分条件格納部(13513)は、図66に
示される如く、構内交換機(18 )における配分条件格
納部(13511)と同様の構成を有するが、配分条件設
定部(12413)は、発呼内線(311)が局線発信操作
の際、或いは局線発信通話に被招集内線(3)の招集操
作の際、後刻公衆網(4)から徴収されると想定される
局線通話料金〔推算値〕の非配分を指定する特殊番号
〔以後非配分特殊番号(SPN)と称する〕をダイヤル
するか否かにより、配分条件格納部(13513)の、当
該局線発信呼に付与された呼識別番号(N)と、局線発
信呼への参加順序を示す参加順番号(P)とに対応する
領域に格納する配分可否情報(X)を、非配分状態〔例
えは論理“0”〕または可配分状態〔例えば論理
“1”〕に設定する。
【0285】図43、図44、図65乃至図70におい
て、端末(211)の利用者が、公衆網(4)に収容され
る加入者(643)との通話を希望し、且つ自内線
(311)へは局線発信通話料金の非配分を希望し、端末
(211)を操作して構内交換機(1 1 )に発呼し、非配
分特殊番号(SPN)と、局線発信用の識別番号と、公
衆網(4)に収容される加入者(643)の電話番号(D
43)とを順次ダイヤルすると、構内交換機(17 )に
おいては、中央制御装置(CC)(12)が、構内交換
機(17 )におけると同様に、発呼処理を実行すると共
に〔図68、ステップS681〕、発呼処理の対象呼が
局線発信呼であることを識別すると〔ステップS68
2〕、会議履歴収集部(1251 )を起動する。
【0286】起動された会議履歴収集部(1251
は、構内交換機(17 )におけると同様に、局線発信呼
の呼識別番号(N10)と、発呼内線(311)の電話番号
(DN 11)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の会議履歴格納部(137 1 )を参照し、会議履
歴格納部(1371 )内に呼識別番号(N10)に対応す
る領域を確保し、確保した領域内の最初の参加順番号
(P1 )に対応する領域に、発呼内線(311)の電話番
号(DN11)を格納する〔ステップS683〕。
【0287】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12413)を起動する。起動された配
分条件設定部(12413)は、呼識別番号(N10)と発
呼内線(311)の電話番号(DN11)とを取得した後、
発呼内線(311)が非配分特殊番号(SPN)をダイヤ
ルしたことを検出すると〔ステップS684〕、参加順
番号(P1 )に対応する内線(311)が後刻徴収される
局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の通話料金の非配分
を希望していると判定し、主記憶装置(MM)(13)
内の配分条件格納部(13513)を参照し、配分条件格
納部(13513)内に呼識別番号(N10)に対応する領
域を確保し、確保した領域内の最初の参加順番号
(P1 )に対応する領域に、非配分状態に設定した配分
可否情報(X11)〔=論理“0”〕を格納する〔ステッ
プS685〕。
【0288】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金情報収集部(1221 )を起動する。起動された料
金情報収集部(1221 )は、構内交換機(17 )にお
けると同様に、呼識別番号(N10)と、発信局線
(541)に付与された局線対応番号(T 1 )とを取得す
ると共に、局線トランク(CT)(1441)から料金登
算開始情報(CIS41 )を収集した後、主記憶装置(M
M)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参照
し、呼識別番号(N10)に対応する領域を確保し、確保
した領域内の局線対応番号(T1 )に対応する領域に、
料金登算開始情報(CIS41)を格納する〔ステップS
687〕。
【0289】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)との通話に、別の端末(212)の利用者の
参加を希望し、且つ内線(312)へは局線発信通話料金
の配分を希望し、非配分特殊番号(SPN)のダイヤル
を伴わぬ、通常の会議招集操作を実行すると、構内交換
機(110)においては、中央制御装置(CC)(12)
が、所定の内線(312)の招集処理を実行すると共に
〔図69、ステップS691〕、招集処理の対象呼〔呼
識別番号(N10)〕が局線発信呼であることを識別する
と〔ステップS692〕、会議履歴収集部(1251
を起動する。
【0290】起動された会議履歴収集部(1251
は、呼識別番号(N10)と被招集内線(312)の電話番
号(DN12)とを取得した後、主記憶装置(MM)(1
3)内の会議履歴格納部(1371 )を参照し、呼識別
番号(N10)に対応して確保済の領域の、次参加順番号
(P2 )に対応する領域に、被招集内線(312)の電話
番号(DN12)を格納する〔ステップS693〕。
【0291】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
配分条件設定部(12413)を起動する。起動された配
分条件設定部(12413)は、呼識別番号(N10)と電
話番号(DN12)とを取得した後、発呼内線(311)が
非配分特殊番号(SPN)をダイヤルしなかったことを
検出すると〔ステップS694〕、招集内線(311)が
参加順番号(P2 )に対応する内線(312)には後刻徴
収される局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の通話料金
の配分を希望していると判定し、主記憶装置(MM)
(13)内の配分条件格納部(13513)を参照し、呼
識別番号(N10)に対応して確保済の領域の、次参加順
番号(P2 )に対応する領域に、可配分状態に設定した
配分可否情報(X12)〔=論理“1”〕を格納する〔ス
テップS696〕。
【0292】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)および端末(212)の利用者との会議通話
に、更に別の端末(213)の利用者の参加を希望し、且
つ内線(313)へは局線発信通話料金の非配分を希望
し、非配分特殊番号(SPN)のダイヤルを伴う所定の
会議招集操作を実行すると、構内交換機(110)におい
ては、中央制御装置(CC)(12)が、前述と同様
に、内線(313)の招集処理を実行すると共に〔ステッ
プS691〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号
(N 10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステ
ップS692〕、会議履歴収集部(1251 )を起動
し、主記憶装置(MM)(13)内の会議履歴格納部
(1371 )の、呼識別番号(N10)に対応して確保済
の領域の次参加順番号(P 3 )に対応する領域に、被招
集内線(313)の電話番号(DN13)を格納させ〔ステ
ップS693〕、また配分条件設定部(12413)を起
動する。
【0293】起動された配分条件設定部(12413
は、呼識別番号(N10)と電話番号(DN13)とを取得
した後、発呼内線(311)が非配分特殊番号(SPN)
をダイヤルしたことを検出すると〔ステップS69
4〕、招集内線(311)が参加順番号(P3 )に対応す
る内線(313)には後刻徴収される局線発信呼〔呼識別
番号(N10)〕の通話料金の非配分を希望していると判
定し、主記憶装置(MM)(13)内の配分条件格納部
(13513)を参照し、呼識別番号(N10)に対応して
確保済の領域の、次参加順番号(P3 )に対応する領域
に、非配分状態に設定した配分可否情報(X13)〔=論
理“0”〕を格納する〔ステップS696〕。
【0294】やがて端末(211)の利用者が、公衆網加
入者(643)、端末(212)および(213)の利用者と
の会議通話に、更に別の端末(214)の利用者の参加を
希望し、且つ内線(314)へは局線発信通話料金の配分
を希望し、非配分特殊番号(SPN)のダイヤルを伴わ
ぬ、通常の招集操作を実行すると、構内交換機(110
においては、中央制御装置(CC)(12)が、前述と
同様に、内線(314)の招集処理を実行すると共に〔ス
テップS691〕、招集処理の対象呼〔呼識別番号(N
10)〕が局線発信呼であることを識別すると〔ステップ
S692〕、前述と同様に、主記憶装置(MM)(1
3)内の会議履歴格納部(1371 )の、呼識別番号
(N10)に対応して確保済の領域内の次参加順番号(P
4 )に対応する領域に、被招集内線(314)の電話番号
(DN14)を格納させ〔ステップS693〕、また配分
条件設定部(12413)を起動する。起動された配分条
件設定部(12413)は、呼識別番号(N10)と電話番
号(DN14)とを取得した後、発呼内線(311)が非配
分特殊番号(SPN)をダイヤルしなかったことを検出
すると〔ステップS694〕、招集内線(311)が参加
順番号(P4 )に対応する内線(314)には後刻徴収さ
れる局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の通話料金の配
分を希望していると判定し、主記憶装置(MM)(1
3)内の配分条件格納部(13513)を参照し、呼識別
番号(N10)に対応して確保済の領域の、次参加順番号
(P4 )に対応する領域に、可配分状態に設定した配分
可否情報(X14)〔=論理“1”〕を格納する〔ステッ
プS696〕。
【0295】なお料金情報収集部(1221 )は、局線
発信呼〔呼識別番号(N10)〕に関する料金情報(C
I)が収集された場合には、前述と同様に、料金情報格
納部(1321 )内の呼識別番号(N10)および局線対
応番号(T1 )に対応する領域に格納する。
【0296】やがて端末(211)乃至(214)の利用者
が、公衆網加入者(643)との会議通話を終了し、それ
ぞれ端末(211)乃至(214)を復旧させると、構内交
換機(110)においては、中央制御装置(CC)(1
2)が、会議呼〔呼識別番号(N10)〕に対する所定の
終話処理を実行すると共に〔図70ステップS70
1〕、終話処理の対象呼〔呼識別番号(N10)〕が局線
発信呼であることを識別すると〔ステップS482〕、
料金情報収集部(1221 )を起動する。
【0297】起動された料金情報収集部(1221
は、呼識別番号(N10)と局線対応番号(T1 )とを取
得すると共に、局線トランク(CT)(1441)から料
金登算終了情報(CIE41 )を収集した後、主記憶装置
(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を参
照し、呼識別番号(N10)および局線対応番号(T1
に対応して確保済の領域に、料金登算終了情報(CI
E41 )を格納する〔ステップS703〕。
【0298】続いて中央制御装置(CC)(12)は、
料金配分部(12314)を起動する。起動された料金配
分部(12314)は、呼識別番号(N10)と、局線対応
番号(T1 )とを取得した後、配分条件格納部(135
13)を参照し、呼識別番号(N10)に対応する領域に、
参加順番号(P1 )乃至(P4 )に対応してそれぞれ格
納済の総ての配分可否情報(X11)乃至(X14)の中か
ら、論理“1”に設定されている配分可否情報(X)を
検索し〔ステップS704〕、配分可否情報(X12)お
よび(X14)が論理“1”に設定されていること検出す
ると、配分可否情報(X12)および(X14)に対応する
参加順番号(P2 )および(P4 )を認識する。
【0299】なお料金配分部(12314)が論理“1”
に設定済の配分可否情報(X)を検索の結果、全ての配
分可否情報(X11)乃至(X14)が論理“0”に設定さ
れており、論理“1”に設定済の配分可否情報(X)が
検出出来なかった場合には、料金配分部(12314
は、参加順番号(P1 )に対応する配分可否情報
(X11)を強制的に論理“0”から論理“1”に変更す
ることにより〔ステップS706〕、配分不能通話料金
の発生を防止する。
【0300】続いて料金配分部(12314)は、主記憶
装置(MM)(13)内の会議履歴格納部(1371
を参照し、呼識別番号(N10)に対応する領域の内、配
分条件格納部(13513)で確認済の参加順番号
(P2 )および(P4 )に対応して格納済の電話番号
(DN12)および(DN14)を抽出し、電話番号(DN
12)および(DN14)を付与された内線(312)および
(314)を、局線通話料金〔推算値〕の配分対象と特定
する〔ステップS707〕。
【0301】次に料金配分部(12314)は、主記憶装
置(MM)(13)内の料金情報格納部(1321 )を
参照し、呼識別番号(N10)に対応して確保済の領域
の、局線対応番号(T1 )に対応する領域に格納済の料
金情報(CI41)〔料金登算開始情報(CIS41 )、料
金登算終了情報(CIE41 )等〕を抽出し、局線
(541)を経由する局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕
に関して徴収を予定される局線通話料金(CH41)を推
算する〔ステップS708〕。
【0302】次に料金配分部(12314)は、算出した
局線通話料金(CH41)を、配分対象内線数に二等分し
た後、主記憶装置(MM)(13)内の配分料金格納部
(13314)を参照し、図67に示される如く、呼識別
番号(N10)に対応する領域の、各内線(312)および
(314)に対応する各参加順番号(P2 )および
(P 4 )に対応する領域に、各内線(312)および(3
14)に対する配分料金(CH 12)および(CH14)とし
て格納する〔ステップS709〕。
【0303】以上により、端末(211)の利用者によ
り、内線(311)から局線(541)を経由して公衆網加
入者(643)との間に設定された後、端末(212)乃至
(214)の利用者に対応して、内線(312)乃至
(314)を順次招集して会議通話を構成した後、解放さ
れた局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕の、局線
(541)に関する局線通話料金(CH41)〔推算値〕
が、内線(311)により発呼および招集の際に指定され
た二内線(312)および(314)に、均等配分されたこ
ととなる。
【0304】以後中央制御装置(CC)(12)は、配
分料金格納部(13314)の呼識別番号(N10)対応領
域に格納された各配分料金(CH12)および(CH14
を、各内線(312)および(314)に対応して予め準備
されている通話料金登算領域にそれぞれ格納する。
【0305】以上の料金配分処理が終了すると、会議履
歴格納部(1371 )、料金情報格納部(1321 )、
配分料金格納部(13314)および配分条件格納部(1
35 13)内に確保された呼識別番号(N10)対応領域は
解放される。
【0306】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項7、12)の実施形態によれば、内線(311)から
局線発信呼〔呼識別番号(N10)〕が設定された後、内
線(312)乃至(314)が順次招集された場合に、各内
線(311)乃至(314)に付与された電話番号(D
11)乃至(DN14)が会議履歴格納部(1371 )に
格納されると共に、内線(311)により発呼および招集
の際に、非配分特殊番号(SPN)により非配分(論理
“0”)または可配分(論理“1”)と指定された配分
可否情報(X11=論理“0”)、(X12=論理
“1”)、(X13=論理“0”)および(X14=論理
“1”)が配分条件格納部(13513)に格納され、公
衆網(4)から徴収される局線通話料金(CH41)〔推
算値〕は、会議履歴格納部(1371 )に電話番号(D
11)乃至(DN14)が格納済の内線(311)乃至(3
14)の内、論理“1”に設定された配分可否情報
(X12)および(X14)が格納済の内線(312)および
(314)に対してのみ、均等に配分されることとなり、
局線通話にかかった費用〔推算値〕を、局線通話の発呼
者および会議通話の招集者が意の儘に指定した内線が均
等に分担する管理が実現可能となる。
【0307】なお、図2乃至図70はあく迄本発明の一
実施形態に過ぎず、例えば本発明の対象となる構内交換
機(100)の構成は、図示される構内交換機(11
乃至(110)に限定されることは無く、収容内線数、収
容局線数、中継線を収容する等、他に幾多の変形が考慮
されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。
また請求項5または請求項8の適用対象請求項、並びに
請求項9、10および11の適用対象請求項は例示済の
ものに限定されることは無く、他に幾多の組合せが考慮
されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。
【0308】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記構内交換機
おいて、局線発信通話に複数の内線が関与した場合に、
公衆網から徴収を予定される通話料金を、所定の基準に
基づき配分可能となり、当該構内交換機の利便性が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明(請求項1、2)の実施形態による構
内交換機
【図3】 図2における転送履歴格納部
【図4】 図2における料金情報格納部
【図5】 図2における配分料金格納部
【図6】 図2における発信処理
【図7】 図2における転送処理
【図8】 図2における終話処理
【図9】 本発明(請求項1、3)の実施形態による構
内交換機
【図10】 図9における料金情報格納部
【図11】 図9における配分料金格納部
【図12】 図9における発信処理
【図13】 図9における転送処理
【図14】 図9における終話処理
【図15】 本発明(請求項2、5)の実施形態による
構内交換機
【図16】 図15における転送履歴格納部
【図17】 図15における料金情報格納部
【図18】 図15における配分料金格納部
【図19】 図15における転送処理
【図20】 図15における終話処理
【図21】 本発明(請求項4、9)の実施形態による
構内交換機
【図22】 図21における内線属性格納部
【図23】 図21における配分条件格納部
【図24】 図21における発信処理
【図25】 図21における転送処理
【図26】 図21における終話処理
【図27】 図21における配分料金格納部
【図28】 本発明(請求項4、10)の実施形態によ
る構内交換機
【図29】 図28における内線属性格納部
【図30】 図28における配分条件格納部
【図31】 図28における発信処理
【図32】 図28における転送処理
【図33】 図28における終話処理
【図34】 図28における配分料金格納部
【図35】 本発明(請求項4、11)の実施形態によ
る構内交換機
【図36】 図35における配分規則格納部
【図37】 図35における配分条件格納部
【図38】 図35における発信処理
【図39】 図35における転送処理
【図40】 図35における終話処理
【図41】 図35における配分料金格納部
【図42】 本発明(請求項6)の実施形態による構内
交換機
【図43】 図42における会議履歴格納部
【図44】 図42における料金情報格納部
【図45】 図42における配分料金格納部
【図46】 図42における発信処理
【図47】 図42における招集処理
【図48】 図42における終話処理
【図49】 本発明(請求項7、8、9)の実施形態に
よる構内交換機
【図50】 図49における会議履歴格納部
【図51】 図49における料金情報格納部
【図52】 図49における配分料金格納部
【図53】 図49における内線属性格納部
【図54】 図49における配分条件格納部
【図55】 図49における発信処理
【図56】 図49における招集処理
【図57】 図49における終話処理
【図58】 本発明(請求項7、11)の実施形態によ
る構内交換機
【図59】 図58における配分規則格納部
【図60】 図58における配分条件格納部
【図61】 図58における配分料金格納部
【図62】 図58における発信処理
【図63】 図58における招集処理
【図64】 図58における終話処理
【図65】 本発明(請求項7、12)の実施形態によ
る構内交換機
【図66】 図65における配分条件格納部
【図67】 図65における配分料金格納部
【図68】 図65における発信処理
【図69】 図65における招集処理
【図70】 図65における終話処理
【符号の説明】
1、100 構内交換機 2 端末 3、200 内線 4 公衆網 5、300 局線 6 (公衆網)加入者 11 ネットワーク(NW) 12 中央制御装置(CC) 13 主記憶装置(MM) 14 局線トランク(CT) 15 保守コンソール 16 会議トランク 101 転送履歴記録手段 102 料金情報収集手段 103 料金配分手段 104 配分情報設定手段 105 会議端末記録手段 121 転送履歴収集部 122 料金情報収集部 123 料金配分部 124 配分条件設定部 125 会議履歴収集部 131 転送履歴格納部 132 料金情報格納部 133 配分料金格納部 134 内線属性格納部 135 配分条件格納部 136 配分規則格納部 137 会議履歴格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 明広 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 朴 浩顕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松浦 一朗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 齋藤 幸子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局線発信呼により通話中の内線が、該局
    線発信呼を他の内線へ転送する転送機能を具備する構内
    交換機において、 前記局線発信呼により局線通話を実行した総ての内線の
    識別情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録する
    転送履歴記録手段と、 前記局線発信呼に対して公衆網から徴収される局線通話
    料金を推算するに必要となる料金情報を収集し、前記局
    線発信呼に対応して記録する料金情報収集手段と、 前記局線通話が終了した時点で、前記料金情報収集手段
    に記録済の料金情報から前記局線通話料金を推算し、前
    記転送履歴記録手段に記録済の総ての内線に配分する料
    金配分手段とを設けることを特徴とする複数端末課金方
    式。
  2. 【請求項2】 前記料金配分手段は、前記料金情報収集
    手段に記録済の料金情報から推算した前記局線通話料金
    を、前記転送履歴記録手段に記録済の総ての内線に均等
    に配分することを特徴とする請求項1記載の複数端末課
    金方式。
  3. 【請求項3】 前記料金情報収集手段は、前記局線発信
    呼に対して公衆網から徴収される通話料金を推算するに
    必要となる料金情報を、前記転送履歴記録手段に記録さ
    れる前記各内線がそれぞれ実行した各局線通話に対応し
    てそれぞれ個別に収集し、 前記料金配分手段は、前記局線通話が終了した時点で、
    前記各内線の実行した局線通話に対応して前記料金情報
    収集手段に記録済の料金情報から前記各内線の実行した
    局線通話に対応する前記局線通話料金を個別に推算し、
    該推算結果をそれぞれ対応する内線に配分することを特
    徴とする請求項1記載の複数端末課金方式。
  4. 【請求項4】 局線発信呼により通話中の内線が、該局
    線発信呼を他の内線へ転送を可能とする機能を具備する
    構内交換機において、 前記局線発信呼により局線通話を行った総ての内線の識
    別情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録する転
    送履歴記録手段と、 前記局線発信呼に対して公衆網から徴収される局線通話
    料金を推算するに必要となる料金情報を収集し、前記局
    線発信呼に対応して記録する料金情報収集手段と、 前記転送履歴記録手段が記録する前記各内線に、前記局
    線通話料金を配分する場合の条件を示す配分情報を設定
    する配分情報設定手段と、 前記局線通話が終了した時点で、前記料金情報収集手段
    に記録済の料金情報から前記局線通話料金を推算し、前
    記転送履歴記録手段に記録済の内線に、前記配分情報設
    定手段に設定済の配分条件に基づき配分する料金配分手
    段とを設けることを特徴とする複数端末課金方式。
  5. 【請求項5】 前記局線発信呼により通話中の内線が、
    該局線発信呼を、他の局線を経由して発信接続した公衆
    網加入者へ転送した場合に、 前記料金情報収集手段は、前記局線発信呼に対して公衆
    網から徴収される通話料金を推算するに必要となる料金
    情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録すると共
    に、前記他の局線を経由する発信呼に対して前記公衆網
    から徴収される通話料金を推算するに必要となる料金情
    報をも収集し、前記局線発信呼に対応して記録し、 前記料金配分手段は、前記局線通話が終了した時点で、
    前記料金情報収集手段に記録済の前記両局線発信呼に関
    する料金情報から前記両局線発信呼に関する局線通話料
    金を推算することを特徴とする請求項1または請求項4
    記載の複数端末課金方式。
  6. 【請求項6】 局線発信呼により通話中の内線が、他の
    内線を招集する会議通話機能を具備する構内交換機にお
    いて、 前記局線発信呼による会議通話を実行した総ての内線の
    識別情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録する
    会議端末記録手段と、 前記局線発信呼に対して公衆網から徴収される通話料金
    を推算するに必要となる料金情報を収集し、前記局線発
    信呼に対応して記録する料金情報収集手段と、 前記局線発信呼による会議通話が終了した時点で、前記
    料金情報収集手段に記録済の料金情報から前記局線通話
    料金を推算し、前記会議端末記録手段に記録済の総ての
    内線に配分する料金配分手段とを設けることを特徴とす
    る複数端末課金方式。
  7. 【請求項7】 局線発信呼により通話中の内線が、他の
    内線を招集する会議通話機能を具備する構内交換機にお
    いて、 前記局線発信呼による会議通話を実行した総ての内線の
    識別情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録する
    会議端末記録手段と、 前記局線発信呼に対して公衆網から徴収される局線通話
    料金を推算するに必要となる料金情報を収集し、前記局
    線発信呼に対応して記録する料金情報収集手段と、 前記転送履歴記録手段が記録する前記各内線に、前記局
    線通話料金を配分する場合の条件を示す配分情報を設定
    する配分情報設定手段と、 前記局線発信呼による会議通話が終了した時点で、前記
    料金情報収集手段に記録済の料金情報から前記局線通話
    料金を推算し、前記会議端末記録手段に記録済の内線
    に、前記配分情報設定手段に設定済の配分条件に基づき
    配分する料金配分手段とを設けることを特徴とする複数
    端末課金方式。
  8. 【請求項8】 前記局線発信呼により会議通話中の内線
    が、他の局線発信呼により公衆網加入者を招集して前記
    会議通話に参加させた場合に、 前記料金情報収集手段は、前記局線発信呼に対して公衆
    網から徴収される通話料金を推算するに必要となる料金
    情報を収集し、前記局線発信呼に対応して記録すると共
    に、前記他の局線発信呼に対して前記公衆網から徴収さ
    れる通話料金を推算するに必要となる料金情報をも収集
    し、前記局線発信呼に対応して記録し、 前記料金配分手段は、前記局線通話が終了した時点で、
    前記料金情報収集手段に記録済の前記両局線発信呼に関
    する料金情報から前記両局線発信呼に関する局線通話料
    金を推算することを特徴とする請求項7記載の複数端末
    課金方式。
  9. 【請求項9】 前記配分情報設定手段は、前記構内交換
    機の保有する、前記構内交換機に収容される総ての内線
    の属性を示す情報内に予め設定されている、前記局線通
    話料金の配分の可否を示す情報を抽出し、前記配分条件
    として設定することを特徴とする請求項4または請求項
    7記載の複数端末課金方式。
  10. 【請求項10】 前記配分情報設定手段は、前記構内交
    換機の保有する、前記構内交換機に収容される総ての内
    線の属性を示す情報内に予め設定されている、前記局線
    通話料金の配分の可否を示す情報と、配分可とする場合
    の配分比率を示す情報とを抽出し、前記配分条件として
    設定することを特徴とする請求項4または請求項7記載
    の複数端末課金方式。
  11. 【請求項11】 前記配分情報設定手段は、前記構内交
    換機の保有する、一つの局線発信呼により局線通話を実
    行した複数の内線に対して、予め指定された配分形式を
    示す情報を抽出し、前記配分条件として設定することを
    特徴とする請求項4または請求項7記載の複数端末課金
    方式。
  12. 【請求項12】 前記配分情報設定手段は、前記局線発
    信呼による会議通話の招集者が、他の内線を招集する際
    に所定の操作で指定する、前記局線通話料金の配分の可
    否を示す情報を受信し、前記配分条件として設定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の複数端末課金方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018056386A1 (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 日本電気株式会社 IoTデバイス、通信システム、IoTデバイスの制御方法および制御プログラム

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