JPH09311231A - 分散シフト光ファイバ - Google Patents

分散シフト光ファイバ

Info

Publication number
JPH09311231A
JPH09311231A JP8146624A JP14662496A JPH09311231A JP H09311231 A JPH09311231 A JP H09311231A JP 8146624 A JP8146624 A JP 8146624A JP 14662496 A JP14662496 A JP 14662496A JP H09311231 A JPH09311231 A JP H09311231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
optical fiber
clad
refractive index
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8146624A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Akasaka
洋一 赤坂
Tamotsu Kamiya
保 神谷
Kazuyuki Shiraki
和之 白木
Masaharu Ohashi
正治 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP8146624A priority Critical patent/JPH09311231A/ja
Publication of JPH09311231A publication Critical patent/JPH09311231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導ブリルアン散乱を実効的に抑制可能で、
入力限界パワーの大きい分散シフト光ファイバを提供す
る。 【解決手段】 GeO2 ドープ石英を主成分とするコア
8の周りに純粋石英を主成分とするクラッド9を設け、
クラッド9の周りに外部クラッド層を設けて光ファイバ
を形成し、コア8とクラッド9にはFをドープしてFド
ーパント濃度をコア8およびクラッド9の長手方向に連
続して変化させることにより、コア8の屈折率とクラッ
ド9の屈折率をそれぞれコア8およびクラッド9の長手
方向に連続して変化させると共に、コア8の最大屈折率
に対するクラッド9の相対屈折率をコア8およびクラッ
ド9の全長にわたって等しくする。コア8およびクラッ
ド9の光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合を略0.005
%/km以上とすることで、誘導ブリルアン散乱発生閾値
を例えば8dBm以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導ブリルアン散
乱抑圧型の分散シフト光ファイバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた光通信が行われてお
り、光通信においては、光の発信部と受信部との中継間
隔を長くできるようにすることが重要な課題の1つであ
る。この中継間隔を長くするためには、光ファイバの伝
送損失を低減する方法と、光ファイバに入力する入力信
号光のパワーを強大にする方法の2つの方法が考えられ
るが、前者はすでに理論限界に近いために、多くの効果
が期待できない。一方、光ファイバへの入力信号光を強
くすることは、光増幅器としてのエルビウムドープファ
イバアンプの開発により非常に容易になりつつある。
【0003】しかしながら、光ファイバに信号光を入力
し、伝送させるときに、誘導ブリルアン散乱(SBS)
が生じることから、せっかく強い入力信号光を光ファイ
バに入力させても、その透過光パワーを大きくすること
ができないといった問題があった。この光ファイバ中の
誘導ブリルアン散乱は、非線形現象の1つであり、入射
光とファイバ中の音響フォノンとの間の非弾性散乱によ
って生じる。誘導ブリルアン散乱により光信号は後方に
散乱され、その程度は閾値を越えると急激に増加する。
そして、この誘導ブリルアン散乱の増加に起因し、閾値
を越えて入射光パワーを増加させても透過光パワーは殆
ど変化しなくなるため、誘導ブリルアン散乱は光通信に
とって大きな障害となる。
【0004】ところで、誘導ブリルアン散乱は、光ファ
イバの屈折率等のファイバ構造が均一であるほど起こり
易いことが知られており、したがって、誘導ブリルアン
散乱を抑圧するためには光ファイバの長手方向に何らか
の変化を与えて光ファイバの構造を長手方向に不均一化
すればよいことになる。
【0005】そこで、特開平5−249329号公報に
示されているように、GeO2 (酸化ゲルマニウム)ド
ープ石英を主成分とするコアと、純粋石英を主成分とす
るクラッドを有する光ファイバにおいて、これらのコア
とクラッドにはF(フッ素)がドープされており、この
Fドーパント濃度がコアおよびクラッドの長手方向に連
続して変化することにより、コアの屈折率とクラッドの
屈折率がそれぞれコアおよびクラッドの長手方向に連続
して変化した、誘導ブリルアン散乱抑圧型の光ファイバ
が提案されている。なお、この光ファイバは光ファイバ
横断面の屈折率分布をコアの最大屈折率で規格化したと
きに、その屈折率分布が光ファイバ長手方向(軸長方
向)の全長にわたって等しく形成されており、コアの最
大屈折率に対するクラッドの相対屈折率がコアおよびク
ラッドの全長にわたって等しく形成されている。
【0006】図8には、この光ファイバの屈折率分布が
示されている。同図に示すように、光ファイバの入射側
から出射側に向かうに連れて、Fドーパント濃度が徐々
に増加しており、それに伴い、コア8およびクラッド9
の屈折率はそれぞれ、光ファイバの入射側から出射側に
向かうに連れて徐々に低下しているが、コア8の長手方
向に対するFドーパント濃度変化とクラッドの長手方向
に対するFドーパント濃度変化とは等しいために、コア
8の屈折率に対するクラッド9の相対屈折率(図8の
N)の大きさは光ファイバの長手方向のどの位置におい
ても等しい大きさとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
では、光ファイバの構造を不均一化させるのに際し、例
えばコア8およびクラッド9の屈折率変化等の構造変化
を、光ファイバの長手方向にどの程度与えればよいかは
明確にされていなかった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、誘導ブリルアン散乱発生の
閾値を高くできる光ファイバの構造を明確化し、誘導ブ
リルアン散乱の抑圧によって入力限界パワーを大きくす
ることができる分散シフト光ファイバを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成により課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本発明は、GeO2 ドー
プ石英を主成分とするコアと純粋石英を主成分とするク
ラッドを有し、該コアとクラッドにはFがドープされて
該Fドーパント濃度がコアおよびクラッドの長手方向に
連続して変化することによりコアの屈折率とクラッドの
屈折率がそれぞれコアおよびクラッドの長手方向に連続
して変化しており、かつ、コアの最大屈折率に対するク
ラッドの相対屈折率がコアおよびクラッドの全長にわた
って等しい分散シフト光ファイバであって、該分散シフ
ト光ファイバはコアおよびクラッドの光ファイバ長さ方
向の屈折率変化割合を略0.005 %/km以上としたことを
特徴として構成されている。
【0010】また、前記コアは、センタコアと該センタ
コアの外周側を覆うサイドコアから成り、該サイドコア
の屈折率は前記センタコアの屈折率よりも小さく形成さ
れており、センタコアの最大屈折率に対するサイドコア
の相対屈折率がコアの全長にわたって等しく形成され、
該センタコアの最大屈折率に対するクラッドの相対屈折
率がコアおよびクラッドの全長にわたって等しく形成さ
れていることをも本発明の特徴的な構成とされている。
【0011】さらに、前記クラッドはその内径がコアの
直径の略4倍以上であること、前記クラッドはその内径
がセンタコアの直径の略4倍以上であること、前記クラ
ッドの外周側には外部クラッド層が外付け法によって形
成されていることも本発明の特徴的な構成とされてい
る。
【0012】非線形現象の1つである光ファイバ中の誘
導ブリルアン散乱は、光ファイバの屈折率等のファイバ
構造が均一であるほど起こり易いことが知られており、
光ファイバの長手方向に屈折率変化を与えてファイバ構
造を不均一化すれば抑圧可能である。そこで、本出願人
は、コアとクラッドにFをドープしてFドーパント濃度
をコアおよびクラッドの長手方向に連続して変化し、か
つ、コアの最大屈折率に対するクラッドの相対屈折率を
コアおよびクラッドの全長にわたって等しい分散シフト
光ファイバを形成し、この分散シフト光ファイバのコア
およびクラッドの光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合
(ΔF長手変化率)と誘導ブリルアン散乱発生閾値との
関係を調べた。
【0013】その結果、図3に示すような結果となり、
ΔF長手変化率が大きくなるほど誘導ブリルアン散乱発
生閾値は大きくなるが、ΔF長手変化率が略0.005 %/
kmよりも小さい場合には、誘導ブリルアン散乱発生閾値
の向上効果があまり得られず、ΔF長手変化率が略0.00
5 %/km以上となってから実効的な誘導ブリルアン散乱
発生閾値向上効果が見られた。
【0014】上記構成の本発明においては、分散シフト
光ファイバは、コアとクラッドにFがドープされてこの
Fドーパント濃度の変化によりコアの屈折率とクラッド
の屈折率がそれぞれコアおよびクラッドの長手方向に連
続して変化しており、かつ、コアの最大屈折率に対する
クラッドの相対屈折率がコアおよびクラッドの全長にわ
たって等しく、しかも、このコアおよびクラッドの光フ
ァイバ長さ方向の屈折率変化割合(ΔF長手変化率)が
略0.005 %/km以上であるために、図3の結果から明ら
かなように、光ファイバ中の誘導ブリルアン散乱が抑圧
されて誘導ブリルアン散乱発生閾値が高くなり、したが
って、光ファイバへの入力限界パワーを高くすることが
可能となり、上記課題が解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図2には、本発明に係る分散シフト
光ファイバの第1〜第3実施形態例の要部構成が示され
ている。同図に示されるように、本第1〜第3実施形態
例の分散シフト光ファイバは、いずれも、GeO2 ドー
プ石英を主成分とするコア8と、純粋石英を主成分とす
るクラッド9とを有しており、クラッド9がコア8の外
周側を覆っている。コア8とクラッド9にはFがドープ
されており、このFドーパント濃度がコア8およびクラ
ッド9の長手方向に連続して変化することにより、図1
に示すように、コア8の屈折率とクラッド9の屈折率が
それぞれコア8およびクラッド9の長手方向に連続して
変化しており、かつ、コア8の最大屈折率に対するクラ
ッド9の相対屈折率がコア8およびクラッド9の全長に
わたって等しく形成されている。
【0016】コア8とクラッド9は、VAD(Vapor-ph
ase Axial Deposition)法によって同時合成されたスー
トから形成されており、コア8のクラッド9に対する比
屈折率差Δ+が1.0 %で、屈折率形状がa乗プロファイ
ル(a=8)となるように、すなわち、屈折率形状がコ
ア8の中心部を中心としたY=Xa の曲線形状を呈する
ようになっている。
【0017】図2に示されるように、クラッド9の外周
側には外部クラッド層7が形成されており、この外部ク
ラッド層7は外付け法によって形成されている。クラッ
ド層7はクラッド9と同様に、純粋石英を主成分として
おり、かつ、Fがドープされているが、外部クラッド層
7のFドーパント濃度は、外部クラッド層7の長手方向
に変化せず、均一濃度となっている。
【0018】第1〜第3実施形態例の分散シフト光ファ
イバは、いずれも波長1.55μm帯ゼロ分散光ファイバで
あり、第1〜第3実施形態例のいずれの分散シフト光フ
ァイバにおいても、コア8の直径は約5μmであり、外
部クラッド層7の内径は約125 μmと成している。
【0019】表1には、本第1〜第3実施形態例の分散
シフト光ファイバの屈折率等の各パラメータについてま
とめた結果が示されている。なお、表1には、比較例と
して、GeO2 ドープ石英のコア8と純粋石英のクラッ
ド9とを有し、クラッド9の内径が125 μmであり、コ
ア8およびクラッド9にFがドープされていない従来の
1.3 μm帯ゼロ分散光ファイバについて同様にまとめた
結果も共に示してある。
【0020】
【表1】
【0021】なお、表1において、Δ[F]INは、F
ドープを行わないときのコア8およびクラッド9の屈折
率を基準とし、コア8およびクラッド9にFドープを行
うことにより変化する光ファイバの入射側の比屈折率差
を示し、Δ[F]EXは、同じく光ファイバの出射側の
比屈折率差を示している。これらのΔ[F]INとΔ
[F]EXの値から、光ファイバ全長での比屈折率差Δ
[F]の変化量が定まり、このΔ[F]変化量は、第
1、第2、第3実施形態例について、それぞれ、0.14
%,0.10%,0.16%となっている。そして、第1、第
2、第3実施形態例の光ファイバの長さ(光ファイバ
長)はいずれも20kmであることから、光ファイバ単位長
さ当りの比屈折率差Δ[F]の変化量は、第1、第2、
第3実施形態例の分散シフト光ファイバについて、0.00
7 %/km,0.005 %/km,0.008 %/kmとなっている。
なお、比較例の光ファイバの長さも20kmであるが、この
比較例の光ファイバにはFがドープされていないため
に、比屈折率差Δ[F]およびその変化量はいずれも0
となっている。
【0022】また、表1には、本第1、第2、第3実施
形態例の分散シフト光ファイバのクラッド9の内径とコ
ア8の直径との比も示されており、第1実施形態例にお
いては、クラッド9の内径がコア8の直径の4.25倍と成
しており、第2実施形態例においは、クラッド9の内径
がコア8の直径の5.20倍、第3実施形態例においては、
クラッド9の内径がコア8の直径の6.00倍と成してい
る。
【0023】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、本実施形態例の分散シフト光ファイバの作製
方法について説明する。まず、光ファイバを形成する光
ファイバ母材をVAD法を用いて合成するが、本実施形
態例の光ファイバは、コア8およびクラッド9のFドー
パント濃度が光ファイバの長手方向に連続して変化して
おり、かつ、コア8の最大屈折率に対するクラッド9の
相対屈折率がコア8およびクラッド9の全長にわたって
等しい分散シフト光ファイバであるために、コア8を形
成するコア部とクラッド9を形成するクラッド部を同時
合成してスートを形成する。
【0024】このスートは、コアおよびクラッドの原材
料を気相化し、例えば図4に示すように、棒状の基板10
の先端側に、コア部3となるGeO2 ドープ石英ガラス
粒子体を合成して基板10の軸方向に堆積させていき、こ
のコア部3の外周側にクラッド部4の石英ガラス粒子体
を堆積させていく。なお、同図に示すように、基板10を
上側に引き上げながら、コア部3およびクラッド部4を
堆積させていくことにより、コア部3およびクラッド部
4が基板10の軸方向に堆積される。
【0025】スート5は白色体であり、このスート5を
例えばゾーン炉内に通して高温で加熱しながらFをコア
部3およびクラッド部4にドープし、かつ、そのFドー
パント濃度をコア部3およびクラッド部4の長手方向に
連続して変化させながらガラス化することにより、コア
部3およびクラッド部4のFドーパント濃度をコア部3
およびクラッド部4の長手方向で連続的に変化させる。
【0026】このように、コア部3およびクラッド部4
のFドーパント濃度をコア部3およびクラッド部4の長
手方向で大きく変化させ、Fドーパント濃度の長手方向
での変化割合を大きくするためには、ゾーン炉内でのF
分圧変化を時間がたつにつれて急激に変化させることが
考えられるが、そのようにゾーン炉内でのF分圧変化を
急激に変化させることは難しいために、本出願人は、ス
ート状態でのコア部3の細径化によってFドーパント濃
度の光ファイバ長手方向での変化割合を大きくするよう
にした。
【0027】なお、光ファイバは、周知の如く、光ファ
イバ母材をその端部から高周波加熱炉、電機加熱炉、酸
素・水素炎等で2000度程度に加熱しながら紡糸すること
により細径に形成されるが、一般的に用いられている波
長1.3 μm帯ゼロ分散ファイバ(シングルモード光ファ
イバ)においては、ファイバ素線径が125 μmでコア8
の直径が約10μmであるのに対し、本実施形態例のよう
に、波長1.55μm帯ゼロ分散の分散シフト光ファイバに
おいては、コア8の直径が約5μmであり、このような
波長1.55μm帯ゼロ分散の分散シフト光ファイバは、波
長1.3 μm帯ゼロ分散ファイバに比べてコア8の体積が
4分の1程度である。
【0028】そのため、例えば本実施形態例の分散シフ
ト光ファイバを形成する光ファイバ母材のコア部3の直
径を、上記シングルモード光ファイバを形成する光ファ
イバ母材のコア部3の直径と同様の太さにすると、この
光ファイバ母材を紡糸して形成される分散シフト光ファ
イバの長さが長くなる。そして、スート状態でスートの
長手方向での単位長さ当りのFドーパント濃度変化割合
が等しい場合には、このスートをガラス化した光ファイ
バ母材の紡糸により形成される分散シフト光ファイバ
は、その長手方向での屈折率変化割合がシングルモード
光ファイバに比べて小さくなってしまうのである。
【0029】そこで、本実施形態例では、コア部3を細
径化して形成することを考え、そのために、図4に示す
ような角型バーナ13を用い、図5に示すように、この角
型バーナ13の気体噴出口6のうち、コア部3の原料噴出
口6aを幅1mmといった小さな原料噴出口とし、この角
型バーナ13の原料噴出口6aから噴出される原材料を基
板10の先端側に堆積形成するようにした。なお、角型バ
ーナ13の各気体噴出口6のうち、気体噴出口6b,6
c,6d,6e,6fからは、それぞれ、制御Ar(ア
ルゴン)、側面加熱水素、水素、アルゴン、酸素がそれ
ぞれ噴出される。また、細径のコア部3の外周側に、コ
ア部3の直径の略4倍以上の内径を有するクラッド部4
を形成するために、図4に示すような丸型バーナ11を2
本使用してコア部3の外周側にクラッド部4を同時合成
するようにした。
【0030】このようにして形成されたスート5を、前
記の如く、ゾーン炉内で加熱し、このとき、ゾーン炉の
フッ素雰囲気濃度とスート5のゾーン炉内での移動速度
(引き下げ速度)を制御しながら、コアおよびクラッド
の長手方向にFドーパント濃度が連続的に変化させて光
ファイバ母材を作製する。
【0031】次に、このコア8とクラッド9とを有する
光ファイバ母材の外周側に、外付け法によって、外部ク
ラッド層7を形成するガラス粒子体をクラッド9の外周
側に堆積させていき、この外部クラッド層7を形成する
外部クラッド部には、ガラス化においてFを均一にドー
プさせる。その後、この外部クラッド部を有する光ファ
イバ母材を前記の如く紡糸することにより、本第1〜第
3実施形態例の各分散シフト光ファイバが形成される。
【0032】本第1〜第3実施形態例の分散シフト光フ
ァイバは以上のようにして作製され、本出願人がこれら
の分散シフト光ファイバと前記比較例として形成した光
ファイバについて、誘導ブリルアン散乱発生閾値、光フ
ァイバの入力限界パワーについて測定したところ、表2
に示す結果が得られた。なお、表2には、本第1、第
2、第3実施形態例の分散シフト光ファイバおよび比較
例の光ファイバの損失特性、波長1550nm(1.55μm)で
の波長分散特性を調べた結果も共に示してある。
【0033】
【表2】
【0034】この表2から明らかなように、比較例の光
ファイバにおける誘導ブリルアン散乱発生閾値が7.0 d
Bmであるのに対し、本第1、第2、第3実施形態例の
分散シフト光ファイバにおいては、それぞれ、9.0 dB
m,8.0 dBm,13.0dBmとなり、本第1〜第3実施
形態例においては、いずれも、誘導ブリルアン散乱発生
閾値が比較例の光ファイバよりも大幅に大きくなったこ
とが確認された。
【0035】そして、このように、第1、第2、第3実
施形態例の分散シフト光ファイバにおいては、誘導ブリ
ルアン散乱発生閾値が大きいために、入力限界パワーも
大きくなり、比較例の光ファイバの入力限界パワーが5.
0 mWであるのに対し、本第1、第2、第3実施形態例
においては、入力限界パワーがそれぞれ、8.0 mW,6.
3 mW,20.0mWとなり、入力限界パワーも格段に増加
したことが確認された。
【0036】なお、本出願人は上記本第1、第2、第3
実施形態例の分散シフト光ファイバおよび、比較例の光
ファイバの他に、分散シフト光ファイバのコア8および
クラッド9の光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合(Δ
F長手変化率)を略0.001 %/km、略0.003 %/kmとな
る分散シフト光ファイバを作製して、ΔF長手変化率と
誘導ブリルアン散乱発生閾値との関係を調べたところ、
図3に示すような結果が得られ、ΔF長手変化率を略0.
005 %/km以上とすることにより、誘導ブリルアン散乱
発生閾値を実効的に高くできることが分かった。
【0037】本実施形態例によれば、前記のように、分
散シフト光ファイバの光ファイバ母材を形成するとき
に、スート5のコア部3を細く形成し、このスート5の
ガラス化等の工程を経て形成した分散シフト光ファイバ
の、コア8およびクラッド9の光ファイバ長さ方向の屈
折率変化割合を略0.005 %/km以上の大きな値とするこ
とにより、光ファイバの長手方向の構造変化率を大きく
し、誘導ブリルアン散乱発生の閾値を高くすることが可
能となり、光ファイバの入力限界パワーを増加させるこ
とができる。
【0038】また、本実施形態例によれば、いずれも、
クラッド9の内径がコア8の直径よりも4倍以上の大き
さに形成されており、コア8からクラッド9側に染み出
して伝搬する光信号に対して、分散による影響を与える
といった問題の発生を抑制することができる。なお、こ
の理由は以下のように説明される。
【0039】光ファイバを光信号が伝搬するときに、光
信号はコア8からクラッド9側に染み出して伝搬する
が、この光が染み出す大きさ(光が染み出す部分はオプ
ティカルクラッドと呼ばれている)は、例えば本実施形
態例のようなプロファイルの光ファイバにおいては、コ
ア8の約4倍程度となる。そして、本実施形態例のよう
に、コア8の屈折率分布がコア8の長手方向に連続して
変化している場合、前記オプティカルクラッドの屈折率
もコア8の長手方向に連続して変化し、かつ、この変化
率がコア8の屈折率変化率と等しくないと、光ファイバ
の分散特性に影響が及ぶことになる。
【0040】それに対し、本第1〜第3実施形態例にお
いては、いずれも、クラッド9の内径はコア8の略4倍
以上の大きさに形成されているために、前記オプティカ
ルクラッド部はいずれもクラッド9内に含まれることに
なり、このクラッド9は、そのFドーパント濃度のクラ
ッドおよびコアの長手方向に対する変化およびその変化
率がコア8のFドーパント濃度のコア長手方向に対する
変化率と等しく形成されているために、前記のような分
散の影響を受けることを抑制することができる。
【0041】さらに、本実施形態例では、クラッド9の
外周側に、クラッド9の長手方向にFドーパント濃度が
変化しない外部クラッド層7が外付け法によって形成さ
れており、外部クラッド層7を設けずに分散シフト光フ
ァイバを形成する場合に比べ、非常に容易に分散シフト
光ファイバを作製することができる。それというのは、
光ファイバ母材から形成される光ファイバのファイバ素
線径が125 μmとなるように、コア部3とクラッド部4
のみを有するスート5をVAD法等によって同時合成す
ることは、現在の合成技術レベルでは非常に難しく、し
たがって、このようにコア部3とクラッド部4のみを有
するスート5を同時合成してこのスート5から光ファイ
バを作製することは容易ではないが、本実施形態例のよ
うに、コア部3の直径の約4倍から約6倍程度のクラッ
ド部4を有するスート5を形成してガラス化し、その
後、外部クラッド層7を外付け法によって形成すること
により、容易に上記のような誘導ブリルアン散乱抑圧側
の分散シフト光ファイバを作製することができる。
【0042】さらに、本実施形態例によれば、外部クラ
ッド層7は、光ファイバ母材を形成するときに、純粋石
英にFをドープして形成されており、このようにFをド
ープすることで、光ファイバ母材における外部クラッド
層形成部分(Fドープ石英)の粘度を純粋石英よりも低
くして、光ファイバ母材に熱を加えて紡糸するときの加
熱温度を低くすることができる。そのため、外部クラッ
ド層7を純粋石英により形成する場合に比べ、光ファイ
バの作製をより一層行い易くすることができるし、光フ
ァイバ母材の紡糸の際に加える熱によって、コア8等に
悪影響を及ぼすことを防ぐこともできる。
【0043】図6には、本発明に係る分散シフト光ファ
イバの第4実施形態例の要部構成が示されている。本実
施形態例は上記第1〜第3実施形態例と同様に、コア8
と、コア8の外周側を覆うクラッド9と、クラッド9の
外周側を覆う外部クラッド層7とを有しており、本実施
形態例が上記第1〜第3実施形態例と異なる特徴的なこ
とは、コア8がセンタコア1とこのセンタコア1の外周
側を覆うサイドコア2から成り、サイドコア2の屈折率
がセンタコア1の屈折率よりも小さく形成されているこ
とである。
【0044】図7には、本実施形態例の分散シフト光フ
ァイバのコア8およびクラッド9の屈折率構造が示され
ており、本実施形態例では、前記の如く、サイドコア2
の屈折率がセンタコア1の屈折率よりも小さく形成され
ていることから、コア8およびクラッド9の屈折率分布
構造は墓石形状のプロファイルと成している。また、セ
ンタコア1およびサイドコア2は共にGeO2 ドープ石
英を主成分としており、センタコア1にドープされてい
るGeO2 がサイドコア2にドープされているGeO2
よりも多いために、センタコア1の屈折率がサイドコア
2の屈折率よりも大きくなっている。
【0045】本実施形態例でも、光ファイバ横断面の屈
折率分布をコア8の最大屈折率、すなわち、センタコア
1の最大屈折率で規格化したときに、その屈折率分布が
光ファイバ長手方向の全長にわたって等しく形成されて
おり、センタコア1の最大屈折率に対するサイドコア2
の相対屈折率N1 がコア8の全長にわたって等しく形成
され、センタコア1の最大屈折率に対するクラッド9の
相対屈折率N2 がコア8およびクラッド9の全長にわた
って等しく形成されている。そして、本実施形態例で
も、上記第1〜第3実施形態例と同様に、コア8および
クラッド9の光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合は、
略0.005 %/km以上と成している。また、本実施形態例
では、クラッド9の内径がセンタコア1の直径の略4倍
以上に形成されている。
【0046】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例も上記第1〜第3実施形態例とほぼ同
様にして作製され、ほぼ同様の効果を奏することができ
る。
【0047】なお、本実施形態例のように、センタコア
1とセンタコア1よりも屈折率の小さいサイドコア2を
有してコア8が形成されている場合には、周知の如く分
散シフト光ファイバの分散制御性を良くすることができ
る。また、このような光ファイバにおいて、コア8から
コア8の外周側のクラッド9に染み出して伝搬する光
は、センタコア1の直径の略4倍程度であり、したがっ
て、光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合がセンタコア
1の屈折率変化割合と等しく形成されているクラッド9
の内径を、前記の如くセンタコア1の直径の略4倍以上
に形成することにより、上記第1〜第3実施形態例と同
様に、分散シフト光ファイバの伝送光の分散特性に影響
を与えることなく光伝送を行うことができる。
【0048】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記第1、第2、第3実施形態例においては、コア8お
よびクラッド9の光ファイバ長さ方向の屈折率割合変化
は、表1の光ファイバ単位長さ当りの比屈折率差Δ
[F]の各変化量としたが、コア8およびクラッド9の
光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合は略0.005 %/km
以上であれば、表1に示したような値以外の変化量であ
っても構わない。
【0049】また、本発明の分散シフト光ファイバにお
けるコア径とクラッド径の比は特に限定されるものでは
なく、適宜設定されるものである。ただし、上記第1〜
第3実施形態例のように、コア8がセンタコア1および
サイドコア2を有していない分散シフト光ファイバにお
いては、コア8の光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合
と同様の光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合を有する
クラッド9の内径をコア8の直径の略4倍以上とし、上
記第4実施形態例のように、コア8がセンタコア1とサ
イドコア2を有する分散シフト光ファイバの場合には、
クラッド9の内径をセンタコア1の直径の略4倍以上と
することが望ましい。このようにすることで、前記の如
く、オプティカルクラッドがコア8と同様の屈折率変化
を有するクラッド9内に形成されることになり、分散に
よる影響のない光ファイバとすることができる。
【0050】さらに、上記第1〜第3実施形態例では、
コア8のクラッド9に対する比屈折率差Δ+が1.0 %
で、屈折率形状がa乗プロファイル(a=8)にGe
(ゲルマニウム)がドープされたコア部3(コアスー
ト)の周りにクラッド部4を堆積させたスート5を用い
て光ファイバ母材を形成したが、コア8のクラッド9に
対する比屈折率差Δ+の大きさや、屈折率形状は特に限
定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0051】さらに、上記実施形態例では、スート5を
ガラス化するときに、ゾーン炉内での加熱によってガラ
ス化を行ったが、ガラス化は必ずしもゾーン炉内で行う
とは限らず、適宜の方法により行われるものである。
【0052】さらに、上記実施形態例では、いずれも、
クラッド9の外周側に、Fドーパント濃度がクラッド9
の長手方向に変化しない外部クラッド層7を設けて形成
したが、外部クラッド層7は必ずしもFがドープされて
そのFドーパント濃度が変化しないように形成されると
は限らない。ただし、外部クラッド層7をクラッド9の
長手方向にFドーパント濃度が変化しないFドープ石英
材料により形成することにより、光ファイバ母材を紡糸
して光ファイバを形成するときに、光ファイバ母材の加
熱温度を低くすることが可能となるために、外部クラッ
ド層7はクラッド9の長手方向にFドーパント濃度が変
化しない石英材料により形成することが好ましい。
【0053】さらに、外部クラッド層7は省略すること
もできる。ただし、外部クラッド層7を設けずに、例え
ばVAD法によって、光ファイバ素線径が125 μmとな
るような光ファイバ母材を形成する場合に比べ、コア8
とクラッド9とを有する光ファイバ母材に外付け法によ
って外部クラッド層7を形成して光ファイバ母材とする
方がその作製が容易である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、コアの屈折率とクラッ
ドの屈折率をそれぞれコアおよびクラッドの長手方向に
連続して変化させ、かつ、コアの最大屈折率に対するク
ラッドの相対屈折率をコアおよびクラッドの全長にわた
って等しい分散シフト光ファイバとし、さらに、コアお
よびクラッドの光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合を
略0.005 %/km以上の大きな値としたものであるから、
光ファイバの構造を長手方向に不均一化する割合を大き
な値とし、光ファイバ構造が均一であるほど起こり易い
誘導ブリルアン散乱を実効的に抑圧することができる。
そのため、誘導ブリルアン散乱発生閾値を高め、入力限
界パワーの大きい分散シフト光ファイバとすることがで
きる。
【0055】また、前記コアは、センタコアと該センタ
コアの外周側を覆うサイドコアから成り、該サイドコア
の屈折率は前記センタコアの屈折率よりも小さく形成さ
れており、センタコアの最大屈折率に対するサイドコア
の相対屈折率がコアの全長にわたって等しく形成され、
該センタコアの最大屈折率に対するクラッドの相対屈折
率がコアおよびクラッドの全長にわたって等しく形成さ
れている本発明によれば、前記と同様の効果を奏し、さ
らに、光ファイバの分散制御性を良くすることができ
る。
【0056】さらに、前記クラッドはその内径がコアの
直径の略4倍以上である本発明および、センタコアとセ
ンタコアの外周側を覆うセンタコアよりも屈折率の小さ
いサイドコアと、サイドコアの外周側を覆うクラッドと
を有して、クラッドはその内径がセンタコアの直径の略
4倍以上である本発明によれば、コアの光ファイバ長手
方向に対する屈折率変化と同様の屈折率変化を有するク
ラッドの大きさを、光ファイバを光が伝搬するときに光
がコア側からクラッド側に染み出す大きさ(オプティカ
ルクラッドの大きさ)以上にすることが可能となり、ク
ラッドの大きさをオプティカルクラッドの大きさよりも
小さく形成した場合のように、コアの屈折率変化とオプ
ティカルクラッドの屈折率変化の違いから生じる光ファ
イバの分散への影響を抑制することができる。
【0057】さらに、前記クラッドの外周側には外部ク
ラッド層が外付け法によって形成されている本発明によ
れば、例えば現在広く用いられている、ファイバ素線径
が125 μmの光ファイバを形成する際に、その光ファイ
バを形成する光ファイバ母材を、コアとなるコア部およ
びクラッドとなるクラッド部のみで形成するよりも、光
ファイバ母材を容易に作製することが可能となり、この
光ファイバ母材により形成される光ファイバの作製も容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散シフト光ファイバの第1〜第
3実施形態例のコアおよびクラッドの屈折率分布を示す
構成図である。
【図2】上記第1〜第3実施形態例の分散シフト光ファ
イバを示す構成図である。
【図3】分散シフト光ファイバのコアおよびクラッドの
光ファイバ長手方向の屈折率変化率と光ファイバの誘導
ブリルアン散乱発生閾値との関係を示すグラフである。
【図4】上記第1〜第3実施形態例の分散シフト光ファ
イバの光ファイバ母材作製方法を示す説明図である。
【図5】上記第1〜第3実施形態例の分散シフト光ファ
イバの光ファイバ母材のコア部作製に用いられる角型バ
ーナの説明図である。
【図6】本発明に係る分散シフト光ファイバの第4実施
形態例を示す構成図である。
【図7】上記第4実施形態例の分散シフト光ファイバの
コアおよびクラッドの屈折率分布を示す構成図である。
【図8】従来提案されている分散シフト光ファイバの屈
折率分布を示す説明図である。
【符号の説明】
1 センタコア 2 サイドコア 3 コア部 4 クラッド部 8 コア 9 クラッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白木 和之 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 大橋 正治 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GeO2 ドープ石英を主成分とするコア
    と純粋石英を主成分とするクラッドを有し、該コアとク
    ラッドにはFがドープされて該Fドーパント濃度がコア
    およびクラッドの長手方向に連続して変化することによ
    りコアの屈折率とクラッドの屈折率がそれぞれコアおよ
    びクラッドの長手方向に連続して変化しており、かつ、
    コアの最大屈折率に対するクラッドの相対屈折率がコア
    およびクラッドの全長にわたって等しい分散シフト光フ
    ァイバであって、該分散シフト光ファイバはコアおよび
    クラッドの光ファイバ長さ方向の屈折率変化割合を略0.
    005 %/km以上としたことを特徴とする分散シフト光フ
    ァイバ。
  2. 【請求項2】 コアは、センタコアと該センタコアの外
    周側を覆うサイドコアから成り、該サイドコアの屈折率
    は前記センタコアの屈折率よりも小さく形成されてお
    り、センタコアの最大屈折率に対するサイドコアの相対
    屈折率がコアの全長にわたって等しく形成され、該セン
    タコアの最大屈折率に対するクラッドの相対屈折率がコ
    アおよびクラッドの全長にわたって等しく形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の分散シフト光ファイ
    バ。
  3. 【請求項3】 クラッドはその内径がコアの直径の略4
    倍以上であることを特徴とする請求項1記載の分散シフ
    ト光ファイバ。
  4. 【請求項4】 クラッドはその内径がセンタコアの直径
    の略4倍以上であることを特徴とする請求項2記載の分
    散シフト光ファイバ。
  5. 【請求項5】 クラッドの外周側には外部クラッド層が
    外付け法によって形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の分散シフト光
    ファイバ。
JP8146624A 1996-05-16 1996-05-16 分散シフト光ファイバ Pending JPH09311231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8146624A JPH09311231A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 分散シフト光ファイバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8146624A JPH09311231A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 分散シフト光ファイバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09311231A true JPH09311231A (ja) 1997-12-02

Family

ID=15411952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8146624A Pending JPH09311231A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 分散シフト光ファイバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09311231A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322135B1 (ko) * 1999-03-11 2002-02-04 윤종용 잔류 기계적 스트레스를 최대화하는 광섬유 및 이를 이용한 광섬유 격자 제작방법
EP1762867A1 (en) 2005-09-09 2007-03-14 Draka Comteq B.V. Optical fiber with reduced stimulated brillouin scattering
US7555186B2 (en) 2006-12-04 2009-06-30 Draka Comteq B.V. Optical fiber
WO2009050727A3 (en) * 2007-05-31 2009-07-09 Sterlite Technologies Ltd Optical fiber having high sbs threshold
WO2009050728A3 (en) * 2007-06-05 2009-07-09 Sterlite Technologies Ltd Optical fiber having high sbs threshold and reduced macrobending loss
US8837889B2 (en) 2005-11-10 2014-09-16 Draka Comteq, B.V. Single mode optical fiber

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322135B1 (ko) * 1999-03-11 2002-02-04 윤종용 잔류 기계적 스트레스를 최대화하는 광섬유 및 이를 이용한 광섬유 격자 제작방법
EP1762867A1 (en) 2005-09-09 2007-03-14 Draka Comteq B.V. Optical fiber with reduced stimulated brillouin scattering
EP1764633A1 (en) 2005-09-09 2007-03-21 Draka Comteq B.V. Optical fiber with reduced stimulated brillouin scattering
US7437040B2 (en) 2005-09-09 2008-10-14 Draka Comteq B.V. Optical fiber with reduced stimulation Brillouin scattering
US8837889B2 (en) 2005-11-10 2014-09-16 Draka Comteq, B.V. Single mode optical fiber
US7555186B2 (en) 2006-12-04 2009-06-30 Draka Comteq B.V. Optical fiber
US7894698B2 (en) 2006-12-04 2011-02-22 Draka Comteq B.V. Optical fiber
WO2009050727A3 (en) * 2007-05-31 2009-07-09 Sterlite Technologies Ltd Optical fiber having high sbs threshold
WO2009050728A3 (en) * 2007-06-05 2009-07-09 Sterlite Technologies Ltd Optical fiber having high sbs threshold and reduced macrobending loss

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI226464B (en) Optical fiber, non-linear optical fiber, optical amplifier using the same optical fiber, wavelength converter and optical fiber manufacture method
JP3439892B2 (ja) 希土類元素添加マルチコアファイバ及びその製造方法
WO2006046467A1 (ja) 光ファイバ
CN103323908B (zh) 一种单模光纤及其制造方法
CN112147738B (zh) 可抑制受激布里渊散射效应的高拉曼增益光纤及制备方法
US5303318A (en) High power acceptable optical fiber and fabrication method thereof
WO2006090519A1 (ja) 誘導ブリユアン散乱抑制光ファイバ
JP4093553B2 (ja) 光ファイバプリフォームとその製造方法、及びこれを線引きして得られる光ファイバ
JP3505533B2 (ja) 光ファイバ
JP3764040B2 (ja) 光ファイバ
RU2271025C2 (ru) Одномодовое оптическое волокно и способ изготовления одномодового оптического волокна
CA2360918A1 (en) Optical fiber preform having oh barrier and fabrication method thereof
JPH09311231A (ja) 分散シフト光ファイバ
JP2753426B2 (ja) 高入力光ファイバ及びその母材の製造方法
JPS61122137A (ja) 光学的導波管
KR100878709B1 (ko) 산소 화학량론을 조정하여 광섬유를 제조하는 방법
US11378738B2 (en) Optical fiber
JPH10206669A (ja) 光ファイバ及びその製造方法
JP3434428B2 (ja) 通信用光ファイバおよびその製造方法
JP3580640B2 (ja) 分散シフト光ファイバ母材の製造方法
JPH1096828A (ja) 誘導ブリルアン散乱抑圧光ファイバ
JP4975266B2 (ja) 光ファイバの製造方法
JPS63199303A (ja) 漏洩光フアイバとその製造方法
JP3731243B2 (ja) シングルモード光ファイバおよびその製造方法
JPS638707A (ja) 分散シフト光フアイバ