JPH09307511A - 音声品質改善装置 - Google Patents

音声品質改善装置

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JPH09307511A
JPH09307511A JP11514996A JP11514996A JPH09307511A JP H09307511 A JPH09307511 A JP H09307511A JP 11514996 A JP11514996 A JP 11514996A JP 11514996 A JP11514996 A JP 11514996A JP H09307511 A JPH09307511 A JP H09307511A
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章 寺澤
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博昭 竹山
Takako Tanaka
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Minoru Fukushima
実 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADPCMデコーダでADPCM符号からP
CM符号に変換する際のクリック雑音を低減し通話品質
の向上を図る。 【解決手段】 音声データ伝送誤り検出符号(CRC符
号)により誤りが検出されたフレームに対し、ADPC
M符号と一時刻前のADPCM符号との差分を計算する
差分検出部1と、その差分検出部1により計算された差
分値と、Unique Wordの誤りビット数に応じ
て変更される閾値との比較を行なう閾値比較部2と、そ
の閾値比較部2の結果より、差分値が閾値よりも大きい
場合は、ADPCM符号を閾値よりも小さくなるように
置換する符号置換部3を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルコードレ
ス電話の音声通信のための符号化に規定されている、3
2kbpsADPCM音声符号化方式(ITU‐TG.
726)において、伝送誤りがある際の通話品質を改善
する音声品質改善装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルハンディホンシステム(PH
S)の無線路における通信では、音声は、32kbps
ADPCM音声符号化方式(lTU‐TG.726準
拠)により符号化され、図13に示す構成を有する伝送
フォーマットにより伝送される。この場合、音声は、T
CHにADPCM符号(4ビット)×40サンブル(=
8kHzサンプリング×5ms)の、計160ビットと
いう単位(フレームと呼ぶ)で伝送されている。この伝
送フォーマットにおいて、UW(Unique Wor
d)は、フレームの同期をとるためのビットであり、C
RCは、TCHの音声データの伝送誤りを検出するため
の検出ビットである。ADPCM音声符号化方式は、低
ビットでかつ高品質な音声通信を実現するが、現実には
想定した誤り率(10-3程度)よりも高い誤り率(10
-2程度)の下での通信が行われることも現実には存在
し、何らかのエラー対策処理を施さないと十分な通話品
質が得られず、聴覚上耳障りな異音(クリック雑音)が
発生し、通話品質は劣化する。そのため、通話品質の劣
化を防ぐための対策が必要であった。
【0003】従来、この対策法として、復号前のADP
CM符号への符号置換処理としては、特願平4−263
528に記載された方式があり、復号後の異音発生時の
処理としては、特願平6−252865に記載された方
式等があるが、いずれの方式も音声通信における誤り検
出は、CRCのみにより行なわれている。しかし、CR
Cによる伝送エラー検出では、TCHの音声データに誤
りが有るか無いかの判断しかできないため、例えば、1
ビット誤りなのか誤りなのか、100ビット誤りなのか
ということがわからない。そのため、CRCによりエラ
ーが検出されたフレームに対して、異音発生を防ぐため
の符号置換処理を行った際に、本来、誤りの無い符号ま
で置換してしまう可能性がある。この間題に対して、特
願平7−250107に記載された発明では、回線状況
を推定し、その推定結果に応じたADPCM符号置換処
理を行ない、通話品質の劣化を防いでいる。
【0004】図14に、特願平7−250107に記載
された装置のブロック図を示す。図14で、回線品質推
定回路は、CRCエラーが検出されたフレームに対して
絶対値が6以上のADPCM符号の出現数を数えて、そ
の数に従って回線品質を推定し、回線品質推定結果を出
力する。符号置換回路では、回線品質推定結果に応じ
て、あらかじめ収集したいくつかの回線品質における符
号誤りの統計量に基づいてADPCM符号の符号置換を
行ない出力する。符号置換回路により出力されたADP
CM符号は、ADPCMデコーダによりPCM符号に変
換されて出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ADPCM符号化方式
を用いた音声通信において、伝送誤りがあるときには、
ADPCMデコーダによりADPCM符号からPCM符
号に変換する際に異音(クリック雑音)が発生するとい
う問題点があった。この異音は、聴覚上耳障りな音であ
り、通話品質を著しく劣化させていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、ADPCMデコーダによ
りADPCM符号からPCM符号に変換する際に発生す
る異音(クリック雑音)の発生防止、または、異音が発
生したときの聴覚上の不快感の軽減による、通話品質の
向上が図れる音声品質改善装置の構造を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の音声品質改善装置は、従来、フレームの同
期をとるために用いられている同期フレーム(UW:U
nique Word)に着目し、UWのビット誤り数
に従って回線品質を推定し、回線品質推定結果に応じた
音声品質改善処理を行なうことにより通話品質の向上を
図るものである。
【0008】つまり、CRC符号による伝送誤りが検出
された際に、従来、フレーム同期をとるためだけに使用
されていたUWを、そのビット誤り数による回線品質の
推定を行ない、回線品質推定結果により伝送誤りに対す
る改善手段を変えることにより、ADPCMデコーダで
発生する異音発生による聴覚上の不快感を低滅すること
が可能となり通話品質は向上する。
【0009】請求項1記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、音声データ伝送誤り検出符号(Cy
clic Redundary Check Cod
e:CRC符号)により誤りが検出されたフレームに対
し、ADPCM符号と一時刻前のADPCM符号との差
分を計算する差分検出部と、その差分検出部により計算
された差分値と、同期フレーム(PHSでは、Uniq
ue Word)の誤りビット数に応じて変更される閾
値との比較を行なう閾値比較部と、その閾値比較部の結
果より、差分値が閾値よりも大きい場合は、ADPCM
符号を閾値よりも小さくなるように置換する符号置換部
を備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、CRC符号により誤りが検出された
フレームに対し、同期フレームの誤りビット数に応じて
閾値を決定し、ADPCM符号が閾値を超えている場
合、ADPCM符号が閾値よりも小さくなるようにAD
PCM符号を置換する符号置換部を備えたことを特徴と
するものである。
【0011】請求項3記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、CRC符号により誤りが検出された
フレームに対し、同期フレームの誤りビット数に応じて
閾値を決定し、ADPCM符号が閾値を超えている場
合、ADPCM符号が閾値よりも小さくなるようにAD
PCM符号を置換する符号置換部と、ADPCMデコー
ダによりADPCM符号をPCM符号に変換する際に、
ADPCMデコーダの内部変数値により異音発生を検出
し、異音発生を検出した場合に、異音検出フラグを立て
る機能を有するADPCMデコーダを備えたことを特徴
とするものである。
【0012】請求項3記載の音声品質改善装置は、CR
C符号により伝送誤りが検出された場合の、ADPCM
デコーダの内部変数に着目し、内部変数のとる値により
異音発生を検出するもので、異音発生がADPCMデコ
ーダにより検出された場合、異音発生フラグを立て、フ
ラグが立ったときに、入力フレームに対して、UWの誤
りビット数に応じて回線品質を推定し、その回線品質推
定の結果によりADPCM符号の上限値を決定して、符
号置換を行なう符号置換部と、ADPCM符号からPC
M符号に復号すると共に、復号した際の内部変数により
復号時に発生する異音を検出する機能を持つADPCM
デコーダとを備えている。但し、符号置換部と、ADP
CMデコーダとの間の無限ルーブになることを防ぐた
め、一度符号置換を行なったフレームに対しては、AD
PCMデコーダにより異音が検出され異音発生フラグが
立っても、符号置換は行なわない。
【0013】請求項4記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、ADPCMデコーダによりADPC
M符号をPCM符号に変換した際に、異音の発生を検出
する異音検出部と、その異音検出部により異音が検出さ
れた場合、同期フレームの誤りビット数に応じてフレー
ム単位でPCM減衰の減衰量を変えるPCM減衰部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の音声品質改善装置は、AD
PCMデコーダによりADPCM符号からPCM符号へ
変換した際にPCM符号に異音が発生している場合、聴
覚上の不快感を低滅させるために、異音が発生したこと
を検出する異音発生検出部と異音が発生した場合に異音
を聴覚上耳障りのない程度に異音が発生したフレームと
それ以後の数フレームをUWの誤りビット数に応じて段
階的に減衰量を変更するPCM減衰部とを備えている。
【0015】請求項5記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、ADPCMデコーダによりADPC
M符号をPCM符号に変換した際に、異音の発生を検出
する異音検出部と、入力信号レベルを検出するレベル検
出部とを備え、異音発生を検出した場合に、入力信号の
異音部分を同期フレームの誤りビット数に応じて滅衰量
を変更し、前記レベル検出部により得られる入力信号レ
ベルと略同等の大きさの白色雑音を入力信号に加えるこ
とを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の音声品質改善装置は、AD
PCMデコーダによりADPCM符号からPCM符号へ
変換した際に異音が発生した場合、異音を検出する異音
検出部と、異音を聴覚的に聞き取れない程度のレベルま
で減衰させるPCM減衰部と、そのとき、再生音声に断
続感を残してしまうと聴覚上不快感を与えるため、入力
音声信号レベルを検知するレベル検出部と、レベル検出
部により検出したレベルの白色雑音を加える白色雑音送
出部等により構成される。
【0017】請求項6記載の音声品質改善装置は、無線
通信において、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
e Word)の誤りビット数によって回線品質を推定
し、通話品質を向上させるための処理を行なう音声品質
改善装置であって、ADPCMデコーダによりADPC
M符号をPCM符号に変換した際に、異音の発生を検出
する異音検出部と、その異音検出部により異音が検出さ
れた場合に、入力信号が、無音信号か有音信号かを検出
する無音・有音検出部と、入力信号が無音信号か有音信
号かと、同期フレームの誤りビット数とに応じて、減衰
を行なう区間または減衰量を変更するPCM減衰部を備
えたことを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の音声品質改善装置は、請求
項1乃至請求項3に記載された音声品質改善装置の、A
DPCM符号への所定の処理と、請求項4乃至請求項6
に記載された音声品質改善装置の、ADPCMデコーダ
によりPCM符号に変換した後の所定の処理とを、同期
フレーム(PHSでは、Unique Word)の誤
りビット数に応じて組み合わせて、通話品質を向上させ
るための処理を行なうことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2に基づいて本発明の
音声品質改善装置の一実施形態について説明する。図1
は音声品質改善装置のブロック図、図2は符号置換部3
の動作を説明するための説明図である。図で、遅延器
は、入力したADPCM符号を1時刻遅延させるための
ものであり、差分検出部1は、入力したADPCM符号
と遅延器部により得られる1時刻前のADPCM符号と
の差分の絶対値を計算するものである。閾値比較部2
は、差分検出部1により得られるADPCM符号の差分
の絶対値と、UWの誤りビット検出部9が検出するUW
の誤りビット数に応じて変更される閾値との大小比較を
行なう。例えば、CRCCODE10によってCRC符
号の誤りが検出されたフレームで、UWの誤りビット数
が0〜1ビットのとき閾値を1とし、誤りビット数が2
〜4ビットのとき閾値を4とする。
【0020】符号置換部3では、閾値比較部2により入
力したADPCM符号と、1時刻前のADPCM符号と
の差分の絶対値が、UWの誤りビット数に応じて変更さ
れる閾値より大きい場合、ADPCM符号を閾値比較部
2の閾値よりも小さくなるように置換して出力する。そ
うでない場合は、入力したADPCM符号の置換を行な
わず、そのまま出力する。UWの誤りビット数に応じ
て、閾値を変更するということは、UWの誤りビット数
に応じて回線品質を推定し、その回線品質により閾値を
変更していることに相当している。そのため、回線品質
に応じた符号置換処理を行なっていることになる。
【0021】図3及び図4に基づいて本発明の音声品質
改善装置の異なる実施形態について説明する。図3は音
声品質改善装置のブロック図、図4はADPCM符号置
換部の動作を説明するための説明図である。符号置換部
3では、UWの誤りビット数に応じて、ADPCM符号
の絶対値のとりうる値の上限を設定し、その上限を超え
たADPCM符号に対し、上限を超えないように符号置
換を行なう。例えば、UWの誤りビット数が0〜1ビッ
トのとき上限値を6とし、誤りビット数が2〜4ビット
のとき上限値を4とする。UWの誤りビット数に応じ
て、上限値を変更するということは、UWの誤りビット
数に応じて回線品質を推定し、その回線品質により上限
値を変更していることに相当している。そのため、回線
品質に応じた符号置換処理を行なっていることになる。
【0022】図5及び図6に基づいて本発明の音声品質
改善装置のさらに異なる実施形態について説明する。図
5は音声品質改善装置のブロック図、図6はADPCM
符号置換部の動作を説明するための説明図である。符号
置換部3では、CRCエラーが検出された場合で、か
つ、ADPCMデコーダ4によりADPCM符号からP
CM符号への復号の際に異音が検出され異音検出フラグ
が立っている場合に、UWの誤りビット数に応じて、A
DPCM符号の絶対値のとりうる値の上限を設定し、そ
の上限を超えたADPCM符号に対し、上限を超えない
ように符号置換を行なう。例えば、UWの誤りビット数
が0〜1ビットのとき閾値を1とし、誤りビット数が2
〜4ビットのとき閾値を4とする。UWの誤りビット数
に応じて、上限値を変更するということは、UWの誤り
ビット数に応じて回線品質を推定し、その回線品質によ
り上限値を変更していることに相当している。そのた
め、回線品質に応じた符号置換処理を行なっていること
になる。上限値を超えない場合は、符号置換を行なわな
いADPCM符号をそのまま出力する。
【0023】ADPCMデコーダ4では、入力したAD
PCM符号をPCM符号へ復号するすると共に、復号時
の内部変数の値により異音発生が検出された場合に異音
検出フラグを立てる。lTU‐TG.726に規定され
た、ADPCMデコーダ4の概略構成を、図7のブロッ
ク図に示す。実際に異音検出に使用する変数は、Spで
ある。Spの値がある値(例えば、127)よりも大き
い値をとるとき異音を発生するという特徴を生かし、S
pの値に閾値を設け、その閾値よりも大きい値をとる場
合には、異音発生検出フラグを立てる。
【0024】図8及び図9に基づいて本発明の音声品質
改善装置のさらに異なる実施形態について説明する。図
8は音声品質改善装置のブロック図、図9はPCM減衰
部6の動作を説明するための説明図である。PCM減衰
部6では、異音検出部5により異音発生が検出された場
合、異音が発生した時点からそのフレームの最後まで−
18dB、その次の2フレームに対して−12dB、さ
らにその次の2フレームに対して−6dBのPCM減衰
を行ない、滅衰を行なった後のPCM符号を出力する。
この減衰させるフレーム数は、UWの誤りビット数に応
じて変更する。異音発生が検出されない場合には、入力
したPCM信号をそのまま出力する。
【0025】異音検出部5での異音検知の方法を以下に
示す。まず、過去のPCM符号の(疑似)平均値を以下
の式に従って計算する。
【0026】
【数1】
【0027】ただし、PCM_tは時刻tにおけるPC
M符号の絶対値、PCM_0=0、PCM_MEAN_
0=0とする。
【0028】次に、次式のようにして、求められたPC
M_MEAN_tとPCM符号の絶対値PCM_tとの
差分の絶対値を求め、その値が閾値よりも大きければ異
音と判断する。
【0029】
【数2】
【0030】段階的にPCM抑圧量を変える点に関し
て、特願平6−97486に記載された装置では、デー
タ置換部で置換されたデータにエラー信号を与え、その
エラー信号に応じて抑圧量を段階的に変えている。一
方、図8及び図9に示す音声品質改善装置では、異音の
発生を検出し、異音を検出した部分より段階的な異音抑
圧処理を行なっているため、特願平6−97486に記
載された装置の手法とは異なる手法を用いるものであ
る。
【0031】図10のブロック図に基づいて本発明の音
声品質改善装置のさらに異なる実施形態について説明す
る。レベル検出部7では、ADPCMデコーダ4により
出力されるPCM符号のレベルを、PCM符号の絶対値
を積分することにより求める。PCM減衰部6では、異
音検出部5で異音が検出された場合、異音が発生してい
るフレームのみを聴覚的に聞こえない程度に減衰させ、
レベル検出部7により検出したPCMのレベルと同等の
レベルを持つ白色雑音(図10では白色雑音送出部11
から供給)をPCM変換した信号を入力信号に加えて出
力する。異音が検出されなかった場合には、入力したP
CM符号をそのまま出力する。
【0032】図11のブロック図に基づいて本発明の音
声品質改善装置のさらに異なる実施形態について説明す
る。無音・有音検出部8では、ADPCMデコーダ4に
より得られるPCM符号が無音信号であるか有音信号で
あるかを検出する。無音の検出は、PCM信号の絶対値
を16ms間積分して、その値が、閾値(例えば閾値を
−36dBm0としたときは0.01122)より小さ
い値ならば、無音であるとする。無音でない場合は有音
とする。
【0033】PCM減衰部6では、異音検出部5により
異音が検出された場合、入力信号が無音信号か有音信号
かという条件、及び、UWの誤りビット数に応じて、P
CM信号を減衰する区間、または、減衰量を変更する。
例えば、入力信号が無音信号の場合は有音信号の時に比
べて長時間減衰する。異音が検出されない場合は、入力
したPCM信号をそのまま出力する。
【0034】図12の表1に基づいて本発明の音声品質
改善装置のさらに異なる実施形態について説明する。図
12に基づいて説明する音声品質改善装置は、請求項1
乃至請求項3に記載された音声品質改善装置の、ADP
CM符号への所定の処理(符号置換処理)と、請求項4
乃至請求項6に記載された音声品質改善装置の、ADP
CMデコーダ4によりPCM符号に変換した後の所定の
処理(異音抑圧処理)とを、同期フレーム(PHSで
は、Unique Word)の誤りビット数に応じて
組み合わせて、通話品質を向上させるための処理を行な
うことを特徴とするもので、図12の表1は、それらの
処理の組み合わせの実施形態を示したものであり、図1
2の表1に示すように、符号置換処理と異音抑圧処理と
の組み合わせに制限はなく、任意の組み合わせが可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
音声品質改善装置によれば、CRCエラーが検出された
時点で、一時刻前のADPCM符号との差分を用いて符
号置換をすることにより、異音発生に関係のある符号の
みを、UWの誤りビット数に応じて回線品質を推定し、
その回線品質推定の結果にしたがって、ADPCM符号
の特性を生かし、符号置換するため、異音発生を未然に
防ぐだけでなく、伝送誤りがあっても元音声を忠実に再
生できる。その結果、伝送誤りが発生した場合の通話音
声の劣化を防ぐことが可能になり、通話品質の劣化を防
ぐことが可能となる。
【0036】請求項2記載の音声品質改善装置によれ
ば、CRCエラーが検出された時点で、UWの誤りビッ
ト数に応じて回線品質を推定して、その回線品質に応じ
て異音発生に影響のある符号を置換するため、異音発生
を未然に防ぐことが可能である。その結果、伝送誤りが
発生した場合の通話音声の劣化を防ぐことが可能にな
り、通話品質の劣化を防ぐことが可能となる。
【0037】請求項3記載の音声品質改善装置によれ
ば、ADPCMデコーダでADPCM符号をPCM符号
に復号するときに、CRC符号による誤り検出と共に、
CRCエラー検出の無いフレームに対してADPCMデ
コーダで内部変数の値により異音発生を検出し、異音発
生したフレームに対して、UWの誤りビット数に応じて
回線品質を推定し、その回線品質推定の結果にしたがっ
て、符号置換処理を行なうことにより、異音の発生回数
は、極めて少なくなる。そのため、異音による聴覚への
影響は異音発生回数に比例して少なくなるため、音声品
質の向上を図ることが可能となる。この方式では、AD
PCMデコーダの内部変数により異音を検出しているの
で、確実に異音発生を防ぐことが可能となる。
【0038】請求項4記載の音声品質改善装置によれ
ば、ADPCMデコーダでADPCM符号をPCM符号
に変換した際に異音が発生した場合PCM符号の減衰量
をUWの誤りビット数に応じて段階的に変えることによ
り、異音発生フレームとその予防のために数フレームを
一定量の滅衰量でPCM減衰をした場合では途切れ途切
れの再生音声になっていたが、それをフレーム単位で減
衰量を変えることにより再生音声が途切れ途切れになる
ことが少なくなり、その結果、通話品質の劣化を防ぐこ
とが可能となる。
【0039】請求項5記載の音声品質改善装置によれ
ば、ADPCMデコーダでADPCM符号をPCM符号
に変換したときに異音が発生した場合、異音の影響を感
じなくする程度にまでPCM抑圧をすることにより、異
音の聴覚的な影響を除去できる。しかし、異音の聴覚的
な影響を除去すると、その部分の再生音声が欠如してし
まい、断続感のある再生音声となってしまう恐れがあ
る。そのため、入力信号のレベルと同程度のレベルの背
景雑音をPCM抑圧をした部分に加えることにより、再
生音声の断続感は、回避可能となる。その結果、異音発
生による聴覚的影響は低減でき、同時に通話品質は向上
する。
【0040】請求項6記載の音声品質改善装置によれ
ば、ADPCMデコーダによりADPCM符号をPCM
符号に変換したときに異音が発生した場合、異音発生か
ら元の信号レベルに戻るまでの時間が無音信号と有音信
号とで異なるため、より長い時間のかかる傾向にある無
音信号に対してPCM抑圧処理をする時間を長くするこ
とにより、異音の影響を低減することが可能となる。ま
た、UWの誤りビット数に応じて回線品質を推定し、そ
の回線品質に応じた異音への減衰区間、減衰量を変更す
ることにより、異音の影響を低減することが可能とな
る。その結果、異音発生の影響により聴覚上の不快感を
与えることが無くなり、通話品質は向上する。
【0041】請求項7記載の音声品質改善装置によれ
ば、UWの誤りビット数に応じて回線品質を推定し、そ
の回線品質推定の結果にしたがって、請求項1乃至請求
項3に記載された音声品質改善装置の、異音発生を防ぐ
ための符号置換処理と、請求項4乃至請求項6に記載さ
れた音声品質改善装置の異音減衰処理を組み合わせるこ
とにより、伝送誤りがあったときに発生する異音の影響
を低減することが可能となり、通話品質は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声品質改善装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】符号置換部の動作を説明するための説明図であ
る。
【図3】本発明の音声品質改善装置の異なる実施形態を
示すブロック図である。
【図4】符号置換部の動作を説明するための説明図であ
る。
【図5】本発明の音声品質改善装置のさらに異なる実施
形態を示すブロック図である。
【図6】符号置換部の動作を説明するための説明図であ
る。
【図7】ADPCMデコーダの一実施形態の概略構成を
示すブロック図である。回線品質に応じた音声品質改善
処理方法の従来例
【図8】本発明の音声品質改善装置のさらに異なる実施
形態を示すブロック図である。
【図9】PCM減衰部の動作を説明するための説明図で
ある。
【図10】本発明の音声品質改善装置のさらに異なる実
施形態を示すブロック図である。
【図11】本発明の音声品質改善装置のさらに異なる実
施形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の音声品質改善装置のさらに異なる実
施形態を示すブロック図である。
【図13】伝送フォーマットを示す構成図である。
【図14】従来の音声品質改善装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 差分検出部 2 閾値比較部 3 符号置換部 4 ADPCMデコーダ 5 異音検出部 6 PCM減衰部 7 レベル検出部 8 無音・有音検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04 H04Q 11/04 (72)発明者 福島 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、音声データ伝送
    誤り検出符号(Cyclic Redundary C
    heck Code:CRC符号)により誤りが検出さ
    れたフレームに対し、ADPCM符号と一時刻前のAD
    PCM符号との差分を計算する差分検出部と、その差分
    検出部により計算された差分値と、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数に応
    じて変更される閾値との比較を行なう閾値比較部と、そ
    の閾値比較部の結果より、差分値が閾値よりも大きい場
    合は、ADPCM符号を閾値よりも小さくなるように置
    換する符号置換部を備えたことを特徴とする音声品質改
    善装置。
  2. 【請求項2】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、CRC符号によ
    り誤りが検出されたフレームに対し、同期フレームの誤
    りビット数に応じて閾値を決定し、ADPCM符号が閾
    値を超えている場合、ADPCM符号が閾値よりも小さ
    くなるようにADPCM符号を置換する符号置換部を備
    えたことを特徴とする音声品質改善装置。
  3. 【請求項3】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、CRC符号によ
    り誤りが検出されたフレームに対し、同期フレームの誤
    りビット数に応じて閾値を決定し、ADPCM符号が閾
    値を超えている場合、ADPCM符号が閾値よりも小さ
    くなるようにADPCM符号を置換する符号置換部と、
    ADPCMデコーダによりADPCM符号をPCM符号
    に変換する際に、ADPCMデコーダの内部変数値によ
    り異音発生を検出し、異音発生を検出した場合に、異音
    検出フラグを立てる機能を有するADPCMデコーダを
    備えたことを特徴とする音声品質改善装置。
  4. 【請求項4】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、ADPCMデコ
    ーダによりADPCM符号をPCM符号に変換した際
    に、異音の発生を検出する異音検出部と、その異音検出
    部により異音が検出された場合、同期フレームの誤りビ
    ット数に応じてフレーム単位でPCM減衰の減衰量を変
    えるPCM減衰部とを備えたことを特徴とする音声品質
    改善装置。
  5. 【請求項5】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、ADPCMデコ
    ーダによりADPCM符号をPCM符号に変換した際
    に、異音の発生を検出する異音検出部と、入力信号レベ
    ルを検出するレベル検出部とを備え、異音発生を検出し
    た場合に、入力信号の異音部分を同期フレームの誤りビ
    ット数に応じて滅衰量を変更し、前記レベル検出部によ
    り得られる入力信号レベルと略同等の大きさの白色雑音
    を入力信号に加えることを特徴とする音声品質改善装
    置。
  6. 【請求項6】 無線通信において、同期フレーム(PH
    Sでは、Unique Word)の誤りビット数によ
    って回線品質を推定し、通話品質を向上させるための処
    理を行なう音声品質改善装置であって、ADPCMデコ
    ーダによりADPCM符号をPCM符号に変換した際
    に、異音の発生を検出する異音検出部と、その異音検出
    部により異音が検出された場合に、入力信号が、無音信
    号か有音信号かを検出する無音・有音検出部と、入力信
    号が無音信号か有音信号かと、同期フレームの誤りビッ
    ト数とに応じて、減衰を行なう区間または減衰量を変更
    するPCM減衰部を備えたことを特徴とする音声品質改
    善装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3に記載された音声
    品質改善装置の、ADPCM符号への所定の処理と、請
    求項4乃至請求項6に記載された音声品質改善装置の、
    ADPCMデコーダによりPCM符号に変換した後の所
    定の処理とを、同期フレーム(PHSでは、Uniqu
    e Word)の誤りビット数に応じて組み合わせて、
    通話品質を向上させるための処理を行なうことを特徴と
    する音声品質改善装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002164796A (ja) * 2000-11-29 2002-06-07 Toshiba Corp 符号化データ伝送装置
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