JPH09298544A - ネットワーク運用管理装置 - Google Patents

ネットワーク運用管理装置

Info

Publication number
JPH09298544A
JPH09298544A JP8113494A JP11349496A JPH09298544A JP H09298544 A JPH09298544 A JP H09298544A JP 8113494 A JP8113494 A JP 8113494A JP 11349496 A JP11349496 A JP 11349496A JP H09298544 A JPH09298544 A JP H09298544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
network
operation management
notification
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8113494A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoko Takahashi
聡子 高橋
Yoshihiro Oda
美博 小田
Shizuo Nara
靜夫 奈良
Takashi Imai
孝 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8113494A priority Critical patent/JPH09298544A/ja
Priority to US08/744,755 priority patent/US5968124A/en
Publication of JPH09298544A publication Critical patent/JPH09298544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の下位ネットワークが相互接続されて成る
ネットワークの運用管理装置に関し、ネットワーク全体
にわたってやり取りされる運用情報を一元管理して自動
制御することを目的とする。 【解決手段】ネットワーク運用管理のための運用管理情
報を蓄積する情報蓄積手段と、運用情報を送受信する通
信手段とを備え、下位ネットワークからの運用情報の受
信時、その内容を該運用管理情報に反映させる必要があ
ればそのための更新処理を行い、また、通知処理を行う
必要があれば該運用管理情報に基づき、通知用の運用情
報を作成して所要の下位ネットワークに配付するよう制
御するネットワーク運用管理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タが通信ネットワークを介して相互に接続されている分
散処理環境において、ネットワークの運用に関する情報
(以下、運用情報と称する)のやり取りを自動制御する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的広い範囲に及ぶ分散処理環境は、
例えば、各事業所、オフィス等に設置された各種コンピ
ュータ機器をLAN(ローカルエリアネットワーク)に
接続し、さらに、LAN間を直接または広域網を介して
中継装置で相互接続することにより構成される。そし
て、所定のネットワーク範囲毎に配置された各ネットワ
ーク管理者がそれぞれ管理用装置を通して担当するネッ
トワーク範囲の運用管理を行う。
【0003】ネットワーク管理者間でそれぞれの管理す
るネットワーク範囲の運用情報を通知しあう場合、一般
的には電子メール等の手段が用いられる。そして各ネッ
トワーク管理者は、受信した運用情報の内容に応じて、
自分の管理するネットワーク範囲内の利用者に対して通
知を行う。また、電子掲示板(ニュース)システム等を
利用すれば、ネットワーク管理者間で通知しあった運用
情報を一元管理し、利用者の閲覧に供することも可能で
ある。
【0004】また、ネットワーク監視システム等により
ネットワーク内の障害発生が検出された場合、当該ネッ
トワーク範囲を管理するネットワーク管理者は、運用情
報の場合と同様に電子メール等で障害情報を他のネット
ワーク管理者やネットワーク利用者に通知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、分散処理環境
を構成するネットワーク全体を通して運用情報を制御・
管理するシステムがなかったため、受信した運用情報の
内容の判断や取扱いは各ネットワーク範囲毎の管理者個
人に委ねられていた。しかし、近年のネットワーク規模
拡大に伴いネットワーク管理者の扱う情報量が増大した
ため、個人の負荷が増大するとともに以下の問題が生じ
た。
【0006】運用情報はメールでやり取りされる場合が
ほとんどであり、各ネットワーク管理者は、電子メール
の利用可能なネットワーク範囲内であれば直接的に関係
のない範囲についての運用情報も受信することがある
が、受信した運用情報がネットワーク管理の対象範囲内
ネットワークの情報であるか否かの判断は管理者個人に
任されていた。また、ネットワーク管理者は、受信した
運用情報の内容に応じて通知の必要性の判断や通知対象
の決定を行い、自分の管理するネットワーク範囲内の利
用者に対して手動操作で通知情報を配付していた。この
ように電子メールで通知された運用情報の扱いは管理者
個人の裁量に任されていたため個人的な主観が入り、見
落としや間違い、時間的なロスなどが発生し、そのため
情報の取扱いが公正でなかったり、利用者に必要な情報
が通知されなかったり、タイムリーな情報提供が困難で
あったりした。
【0007】また、運用情報の配付については、一般的
には送信側があらかじめ決定した宛先に対して情報提供
を行い、受信側は送られてくる情報を一方的に受信する
だけであったため、受信側からは、どこからの情報が配
付されることになっているかといった状態把握や、不要
な情報の受信取止めなどの制御をすることができなかっ
た。
【0008】また、電子掲示板システム等を利用して運
用情報の一元管理を図る場合、ネットワークを介して集
められる運用情報は、伝送経路の長さやネットワーク諸
条件から、必ずしも発信された順番どおりに到着すると
は限らない。したがって、運用情報の到着順に電子掲示
板の内容を更新していくと、時間的な整合性が失われて
内容に矛盾が発生する。また、電子掲示板のように単一
の表に全ての情報を網羅したのでは、利用者が必要なデ
ータだけを参照する場合に検索に時間がかかるだけでな
く、利用者に不要な情報まで参照させることによりネッ
トワークのトラヒックが増大する。
【0009】また、ネットワークで障害が発生した場
合、既存のネットワーク監視システムで障害箇所を特定
して各ネットワーク管理者に直ちに通知することは可能
であったが、現状分析や復旧見通し、迂回経路、復旧時
の再開といった実際に必要な通知情報は人手により作成
して配付していたため通知が届くまでに時間がかかり、
スムーズなネットワーク運用が困難であった。
【0010】本発明は上述の諸問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、複数のネットワ
ークが相互に接続された分散処理環境において、ネット
ワークの運用情報を一元管理して自動制御することによ
り、ネットワーク運用の効率性、信頼性、正確性、迅速
性の向上を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上述
の課題を解決するために、複数の下位ネットワークが相
互接続されて成るネットワークの運用のためにネットワ
ーク全体にわたってやり取りされる運用情報を一元的に
管理するネットワーク運用管理装置であって、ネットワ
ーク運用管理のための運用管理情報を蓄積する情報蓄積
手段と、運用情報を送受信する通信手段とを備え、下位
ネットワークからの運用情報の受信時、その内容を該運
用管理情報に反映させる必要があればそのための更新処
理を行い、また、通知処理を行う必要があれば該運用管
理情報に基づき、通知用の運用情報を作成して所要の下
位ネットワークに配付するよう制御するネットワーク運
用管理装置が提供される。
【0012】これにより、ネットワーク全体の運用情報
の管理が自動制御されるので、下位ネットワークの管理
者の負荷が大幅に軽減され、また、管理者個人の主観的
判断や手動操作が排除されることにより、運用情報が公
正かつ正確に処理され、ネットワークの各管理者や利用
者に対して必要な情報がタイムリーに提供される。
【0013】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、ネットワークにおける障害の発生を監視する障害監
視手段を更に備え、該運用管理情報は障害の診断基準と
なる障害診断情報を含み、該障害監視手段により障害が
検出されたら、該障害診断情報に基づき該障害を診断
し、該診断結果と該運用管理情報とに基づき、該障害に
関する情報を通知するための運用情報を作成して所要の
下位ネットワークに配付し、また、該障害結果を該運用
管理情報に反映させる必要があればそのための更新処理
を行うよう制御する構成とすることができる。
【0014】かかる構成とすることで、ネットワークの
障害について最新の状況を常に把握するとともに、障害
発生時には直ちに障害箇所を特定した後、各管理者や利
用者が実際に必要とする障害情報(迂回経路情報や復旧
後の再開情報など)を迅速に通知することができる。
【0015】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、該情報蓄積手段に蓄積される運用管理情報に、運用
管理の対象となるネットワーク範囲を限定する対象範囲
情報を含むことにより、該対象範囲情報により限定され
るネットワーク範囲を対象として該運用管理情報の内容
を決定して管理を行うことができる。
【0016】これにより、運用管理の直接の対象とはな
らないネットワーク範囲(例えば、広域網を介して接続
される遠隔地の事業所内のLAN)については運用管理
情報の内容から除外することができ、情報蓄積量や処理
負荷の軽減を図ることができる。
【0017】また、該運用管理情報は、ネットワーク運
用管理の各項目に対応する複数の情報単位が互いに独立
するように編成することができる。このように編成する
ことで、受信した運用情報の種別や内容に応じた情報単
位だけが処理対象となるので、検索や更新の処理が簡素
化され、処理時間を短縮できる。
【0018】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、該運用管理情報に、ネットワーク内でやり取りされ
る運用情報の発信元と通知先との対応関係を定義した通
知範囲情報を含むことにより、受信した運用情報に対応
する通知処理を行う際、該通知範囲情報に基づき、該受
信した運用情報の発信元に対応する通知先を決定し、該
通知先に通知用の運用情報を送信する構成とすることが
できる。
【0019】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、該通知範囲情報がネットワーク内の障害発生箇所と
通知先との対応関係をも定義することにより、発生した
障害に関する通知処理を行う際、該通知範囲情報に基づ
き、当該障害発生箇所に対応する通知先を決定し、該通
知先に通知用の運用情報を送信する構成とすることがで
きる。
【0020】かかる構成とすることで、運用情報の配付
時に、あらかじめ定めた配付先決定要因にしたがって配
付先を自動的に決定できるので、より公正でリアルタイ
ムな情報提供が可能となる。
【0021】また、該通知範囲情報で定義される各対応
関係は、それぞれ当該発信元または当該通知先からの変
更要求を受け付けることで変更可能とすることができ
る。これにより、該通知範囲情報を発信元と通知先の双
方向から制御することができるので、通知先のネットワ
ーク管理者は、所定の発信元からの運用情報を一方的に
受信するだけでなく、不要となった情報の受信を取り止
めたり、必要となった情報を新たに受信したりできる。
【0022】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、該情報蓄積手段が該運用管理情報の情報単位の更新
時に当該情報単位を更新させた運用情報の発信順番情報
を記録することにより、受信した運用情報に対応して該
運用管理情報の更新処理を行う際、該受信した運用情報
の発信順番情報と、更新対象の情報単位に対して記録さ
れている前記発信順番情報とを比較し、その結果に基づ
いて、該情報単位の更新の可否を決める構成とすること
ができる。
【0023】かかる構成とすることで、受信した運用情
報の時間的な整合性が保たれ、更新によって該運用管理
情報の内容に矛盾が発生するのを防止できる。
【0024】また、上述のネットワーク運用管理装置
は、該運用管理情報に、情報種別および情報要求元に対
応するアクセス許可レベルを定義したアクセスレベル情
報を含むことにより、情報を要求するアクセスを受け付
けた際、該アクセスレベル情報に基づき、該要求された
情報の種別および要求元に対応するアクセス許可レベル
に応じて情報公開を制限する構成とすることができる。
【0025】かかる構成とすることで、ネットワーク運
用管理装置にアクセスして運用管理情報を参照しようと
するネットワーク管理者や利用者等に対して、すべての
情報を公開するのではなく、そのアクセス元(のネット
ワークアドレスや所属などの物理情報)に対応するアク
セスレベル(情報の量や質)に応じて最低限必要な情報
を公開することができるので、情報検索が簡易化され、
ネットワーク上のトラヒック増加が抑えられるととも
に、柔軟できめ細かい情報機密保持の制御が可能とな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例としてのネッ
トワーク運用・監視制御システム1の構成を示す図であ
る。本実施例におけるネットワークは、複数のサブネッ
トワーク(Ethernet等のLAN)が直接あるいは回線網
を介してゲートウェイ(ネットワーク間を中継接続する
装置)で相互接続されたもので、ネットワーク運用・監
視制御システム1はこのネットワーク内の任意の位置に
サーバとして接続することができる。
【0027】ネットワーク運用・監視システム1は、ネ
ットワーク内の各所から送られてくる運用情報を受信、
蓄積して一元管理することにより、受信した運用情報の
内容に応じてその情報が必要な対象(利用者や利用部門
など)を特定し自動的に通知を行ったり、ネットワーク
利用者からの要求に応じて情報を公開したりする運用管
理の制御を行う。さらに、ネットワークの障害発生を監
視し、障害の検出時に自動的に障害を診断して障害情報
を通知する障害監視制御も行う。
【0028】本実施例では、ネットワーク内で運用情報
を伝達する手段として電子メールシステムを使用する。
また、ネットワーク運用・監視システム1の管理対象と
なるネットワークの範囲(以下、対象ネットワークと称
する)は、ドメイン名(ネットワークの特定の一部分に
対して与えられる名前)に対応して限定される。各ドメ
イン毎に置かれたネットワーク管理者は、それぞれネッ
トワークに接続された管理用装置を通して自分のドメイ
ン内の運用管理を行っている。
【0029】ネットワーク運用・監視システム1は、運
用情報の送受信を制御するデータ送受信制御部10と、
対象ネットワークの運用情報を制御・管理する運用制御
・管理部20と、対象ネットワーク内の状態監視と障害
検出時の情報運用を制御する障害監視機能部30とで構
成される。
【0030】データ送受信制御部10は、運用情報の送
受信制御部11と受信内容の種別判定を行うデータ種別
判定機能部12とからなる。運用制御・管理部20は、
種別判定されたデータの処理を行う運用制御機能部21
と運用情報を処理するために必要な情報を管理する各種
管理表管理部22とからなる。障害監視制御機能部30
は、対象ネットワーク内の応答監視を常時行う応答監視
制御機能部31と障害監視に関連する情報を管理する関
連情報管理部32とからなる。
【0031】図2に各種管理表管理部22の構成を示
す。各種管理表管理部22は、各種管理表を更新する際
にデータの整合性をチェックする等の制御を行う受信情
報整合チェック・更新制御機能部220と、ネットワー
ク運用管理のための各種管理表とからなる。各種管理表
には、対象ネットワークに関するネットワーク情報であ
る対象ネットワーク情報221、運用管理の対象外のネ
ットワーク情報である対象外ネットワーク情報222、
ネットワークの運用状況を記録する運用状況表223、
および情報の通知・公開に関する情報を収容する情報公
開関連情報224がある。
【0032】対象ネットワークは次のように限定され
る。ネットワーク運用・監視制御システム1のシステム
管理者は、ネットワークの管理対象範囲の運用管理をす
るために必要な項目(ネットワークの名称やアドレス、
事務所など)を選択する。それにより、運用制御・管理
部20内の各種管理表管理部22は、システムが保有す
るネットワーク情報の中から選択項目に該当する情報を
抽出して対象ネットワーク情報221を作成する。
【0033】対象ネットワーク情報221は、単一の管
理表(ファイル)として作成されるのではなく、必要に
応じて基本情報と関連情報からなる複数の管理表として
作成される。本実施例の場合、図2に示されるように、
基本情報としてアドレス・ドメイン情報一覧表221a
が作成され、関連情報として管理元職制・連絡先情報表
221b、ネットワーク相互接続関係表221c、およ
び保守担当連絡先一覧表221dが作成される。
【0034】図3〜図6は、あらかじめシステム管理者
がドメイン名で対象ネットワークを管理することを決定
した場合の、対象ネットワーク情報221の基本情報と
関連情報の構成例を示す。
【0035】図3はアドレス・ドメイン一覧表221a
の構成例である。アドレス・ドメイン一覧表221a
は、対象ネットワークの範囲に属するサブネットワーク
のアドレスと、そのサブネットワークにおける利用ドメ
インの名称との対応関係の一覧表である。
【0036】図4は管理元職制・連絡先情報表221b
の構成例である。管理元職制・連絡先情報表221b
は、各ネットワーク管理者の情報として、氏名、職制
(所属部署)、および連絡先(メールアドレス、内線番
号、FAX番号、建屋情報など)が登録される管理表で
ある。管理元職制・連絡先情報表221bは、ドメイン
別情報とネットワーク別情報とに区分され、ドメイン名
とネットワークアドレスの何れからでもネットワーク管
理者の情報を検索できるようになっている。
【0037】図5はネットワーク相互接続関係表221
cの構成例である。ネットワーク相互接続関係表221
cには、各サブネットワークのアドレスとそれに隣接す
るサブネットワークのアドレスとが対応付けられてい
る。図5の例では、ネットワークアドレス133.16
1.AAA.XXXのサブネットワークに対して、ネッ
トワークアドレス133.161.AAA.SSSおよ
び133.161.AAA.BBBのサブネットワーク
が隣接していることが示されている。
【0038】図6は保守担当連絡先一覧表221dの構
成例である。保守担当連絡先一覧表221dは、各サブ
ネットワーク毎に、サブネットワーク内の関連ノードと
そのアドレス、および保守担当者とその連絡先が登録さ
れる管理表である。
【0039】上記の各種管理表は、ネットワーク内を流
れるルーティング情報や各ネットワーク管理者が送信し
てくる各種の通知情報、本システムに設定されている情
報を更新するための制御情報などにより随時作成、更新
される。なお、本実施例のシステムでは、限定された対
象ネットワークについて運用情報の処理および障害監視
を制御しているので、対象外ネットワーク情報222は
蓄積されるだけで、制御目的には使用されない。
【0040】本実施例の場合、対象ネットワークの範囲
が狭く、管理項目が少量であることから、RDB(リレ
ーショナルデータベース)のイメージで各種管理表の例
を示している。しかし、対象ネットワークの範囲が広
く、扱うデータ量が膨大となった場合にもRDBを利用
すると、各種管理表間の項目について結合処理が多大に
発生してシステム全体の処理速度の低下を招きやすい。
このような場合は、既存技術であるOODB(オブジェ
クト指向データベース)を利用し、ネットワーク管理上
必要な項目とその更新処理を1つのクラスとして各種管
理表の管理を行ってもよい。
【0041】以下、ネットワーク運用・監視制御システ
ム1による処理の概要を説明する。ネットワーク運用・
監視制御システム1が取り扱う運用情報は次のデータ種
別に分類されるものとする。 ・問合せ情報 = ネットワーク管理者がネットワーク
の運用状況等をシステムに問い合わせるための情報 ・通知情報 = システムとネットワーク管理者間で
ネットワークの運用状況等を通知し合うための情報 ・制御情報 = ネットワーク管理者が運用管理情報
の更新や追加をシステムに要求するための情報 ・障害情報 = ネットワークで発生した障害につい
てシステムとネットワーク管理者間で通知し合うための
情報 また、運用情報は電子メールにより送受信されるが、電
子メールのヘッダ部分の記述項目はネットワーク管理者
間であらかじめ了解がとれており、運用情報のデータ種
別もヘッダ部分の記述項目により判定できるものとす
る。
【0042】図7は、ネットワーク運用・監視制御シス
テム1が受信した運用情報に対する自動処理の流れを示
すフローチャートである。まず、データ送受信制御部1
0において、送受信制御部11が運用情報の電子メール
を受信すると(ステップS1)、データ種別判定機能部
12がその電子メールのヘッダ部分の記述項目から運用
情報のデータ種別を判定する(ステップS2)。判定さ
れたデータ種別が、問合せ情報、通知情報、制御情報の
何れかであれば、その運用情報は運用制御・管理部20
に送られ、また、障害情報であれば、障害監視機能部3
0で処理された後に運用制御・管理部20に送られる。
障害監視機能部30での処理については後で詳しく説明
する。
【0043】運用制御・管理部20に送られた運用情報
が問合せ情報である場合、運用制御機能部21は、各種
管理表管理部22内の管理表から対象となる情報を抽出
して回答処理を行い、管理表に保持していない情報につ
いての問合せに対してはその旨を回答する(ステップS
5)。
【0044】また、運用情報が問合せ情報以外の場合、
運用制御機能部21は、その運用情報のヘッダ部分の記
述項目(発信元情報など)を対象ネットワーク情報22
1の内容と照合することにより、それが対象ネットワー
ク内の情報か否かを判定する(ステップS3)。対象ネ
ットワーク内の情報である場合、ネットワーク運用に必
要な諸項目(ネットワーク名、ドメイン名、日時、停止
/運用・・・)をキーとして運用情報の内容を更に詳細
に解析し(ステップS4)、必要に応じて、各種管理表
管理部22内の該当する管理表に対する更新処理を行う
とともに、情報通知範囲表224aに基づき決定した情
報配付先に対して通知処理を行う(ステップS5)。上
記のステップS3で対象外のネットワーク情報と判定さ
れた運用情報は、各種管理表管理部22内に対象外ネッ
トワーク情報222として蓄積される。
【0045】図8は通知処理時に参照される情報通知範
囲表224aの構成例である。情報通知範囲表224a
は、情報の配付先決定要因となるものであり、情報の送
信側と受信側を縦横の軸とするマトリックス形式で情報
通知レベルが規定されている。つまり、ネットワーク運
用・監視制御システム1は、ある送信側ドメインから運
用情報を受信したら、情報通知範囲表224aを参照
し、その送信側ドメインに対応する情報通知レベルに応
じて、その運用情報の内容を受信側の各ドメインに通知
する。
【0046】ここで、情報通知レベルとは、受信側ドメ
イン内部での通知対象を数段階に限定するものであり、
例えば図9に示すように、レベル「1」ではドメイン内
の全利用者に直ちに通知を行い、レベル「2」ではマシ
ン管理者・責任者だけに通知を行い、レベル「3」では
通知は行わない、といったレベル設定をすることができ
る。
【0047】図8の例では、Aドメインから送信された
運用情報あるいはAドメインに関する運用情報は、A、
Bドメインでは全利用者に通知され、Cドメインではマ
シン管理者・責任者にのみ通知され、Zドメインでは通
知されない。
【0048】各ドメインのネットワーク管理者は、ネッ
トワーク運用・監視制御システム1に問合せ情報や制御
情報を送ることにより、情報通知範囲表224a内の自
ドメインに関する情報を参照あるいは更新することが可
能である。例えば、図8のAドメインは、どのドメイン
からの情報が通知されるかという受信状況を把握したい
場合、図の点線部分の情報を参照することができる。ま
た、例えばネットワークの構成変更等に伴いCドメイン
に関する情報が不要となった場合、AドメインはCドメ
インに対する情報通知レベルを3に変更する制御情報を
送信することにより、Cドメインに関する情報の受信を
取り止めることができる。
【0049】情報通知範囲表224aは、運用情報のデ
ータ種別毎(例えば、通知情報用と障害情報用)に別々
に設けることにより、それぞれの情報の扱いを決めるこ
とができる。
【0050】次に、各種管理表の更新時の矛盾発生を防
止する制御の例を図10を参照して説明する。各種管理
表管理部22内の受信情報整合チェック・更新制御機能
部220は、各種管理表の更新を制御するために、最終
更新時間管理領域220aを保持している。最終更新時
間管理領域220aには、各管理表対応に、最終更新日
時、最終更新時に受信した運用情報の発信日時、および
関連データ(最終更新時に受信した運用情報の発信元ド
メインなど)が記録されている。
【0051】データ送受信制御部10が受信した運用情
報に応じて各種管理表の更新が必要となった場合、受信
情報整合チェック・更新制御機能部220は、その運用
情報のヘッダ部分に記録されている発信日時を確認する
とともに、その運用情報からネットワーク管理上必要な
項目を抽出して、それらの項目をキーとして更新対象と
なる管理表をリストアップする。そして、最終更新時間
管理領域220aを参照することにより、今回受信した
運用情報の発信日時と、その更新対象となる管理表の最
終更新時に受信した運用情報の発信日時とを比較して矛
盾(例えば、今回の運用情報の発信日時の方が最終更新
時の運用情報の発信日時より早い場合など)がないかチ
ェックするとともに、今回受信した運用情報から抽出し
た項目と関連データとを比較して更新内容に矛盾がない
かチェックする。その結果、時間的および内容的に矛盾
がなければ、該当の管理表に対する更新処理を行い、最
終更新時間管理領域220aも更新する。
【0052】上記の例では、受信情報整合チェック・更
新制御機能部220内に最終更新時間管理領域220a
を設けて最終更新に対応する発信日時等の情報を一括管
理しているが、他の方法として、これらの情報を各管理
表内で管理し、管理表の更新時に上記のチェックを行う
ようにしてもよい。
【0053】次に、障害監視処理について説明する。障
害監視機能部30において、応答監視制御機能部31
は、関連情報管理部32で管理されている情報に基づ
き、常に対象ネットワーク内の応答監視を行いながら、
障害検出時に障害診断を行う。応答監視制御機能部31
による応答監視処理は、既存の障害監視システムで実現
されている手段を利用してもよい。
【0054】図11に関連情報管理部32の構成を示
す。各種機器設定情報321は、応答監視対象機器(ル
ータなど)の設定情報が複写されて管理される領域であ
る。障害切りわけ表322は、対象ネットワーク情報2
21の基本情報および関連情報から抽出された、機器の
構成や接続関係、迂回経路などの情報が編集されて管理
される領域である。対象ネットワーク情報221は随時
に更新されて常に最新情報が登録されているので、障害
切りわけ表322もそれに合わせて随時に更新される。
【0055】図12に障害切りわけ表322の構成の一
例を示す。障害監視機能部30は、応答監視制御機能部
31が障害を検出するか、あるいは障害が発生したドメ
インからの障害情報を受け取った場合、障害切りわけ表
322を参照して詳細な障害診断(障害箇所の特定な
ど)を行い、迂回経路情報など必要な通知情報を集めて
障害情報を作成する。
【0056】例えば、応答監視制御機能部31は、サブ
ネットNo.3のホストAからの応答がなくなったこと
を検出した場合、障害切りわけ表322を参照して、ホ
ストAの隣接ノードであるサーバBからの応答の有無を
調べ、サーバBからの応答があればホストAが障害箇所
であると判定する。また、サーバBからの応答もない場
合は、さらにその隣接ノードであるサーバCからの応答
の有無を調べる、というように障害箇所の探索を行って
いく。
【0057】また、応答監視機能制御部31は、障害箇
所の特定後、その障害箇所に関係する特定ノードに対し
て重点的に応答監視を行なう。そして、その特定ノード
からの応答が再開したら、復旧確認を行ない、復旧の旨
を通知する通知情報を作成する。
【0058】障害監視機能部30で作成された障害情報
や復旧情報は運用制御・管理部20に送られ、運用制御
機能部21により運用情報とし通知処理される。また、
運用制御・管理部20は、障害監視機能部30による監
視情報に基づき、各種管理表管理部22内の状態監視状
況表223bを随時更新する。
【0059】次に、情報公開の制限について説明する。
ネットワーク運用・監視制御システム1は、問合せ情報
に対する回答として情報を参照させるだけでなく、シス
テムが収集・管理している情報に対して直接アクセスし
て参照することも許可しているが、要求どおりにすべて
の情報を参照させるのではなく、情報種別と情報要求元
とに応じて情報公開を制限している。各種管理表管理部
22の情報公開関連情報224には、この情報公開の制
限条件を定義したアクセスレベル管理表224bが用意
されている。
【0060】図13にアクセスレベル管理表224bの
構成の一例を示す。アクセスレベル管理表224bは、
情報種別とアクセス元とを縦横の軸としたマトリックス
として構成され、マトリックスの個々の要素がアクセス
レベルを示している。アクセスレベルは、各アクセス元
の距離数値と情報公開レベルとを組み合わせたものであ
る。距離数値とは、ネットワーク構成上における本シス
テムからの距離を数値で示したもので、各種管理表管理
部22にあるネットワーク相互接続関係表221cから
求められる。距離数値の表現はネットワークの種類によ
りそれぞれ異なる。例えば、ホップ数(中継のルータ数
により決まる)、メトリック値、ルートパスコスト(ブ
リッジ識別子により決められたルートブリッジまでの距
離)などである。また、情報公開レベルとは、情報をど
の程度まで公開するかというレベルを表す値であり、情
報の公開内容や公開先などを制限する。
【0061】図13と図14を参照して情報公開時のア
クセスレベルによる情報制御の一例を示す。ネットワー
ク1内にあるネットワーク運用・監視制御システム1に
対して、同じネットワーク内の利用者Aから運用スケジ
ュール(情報2)を問い合わせるアクセスがあった場
合、アクセスレベル管理表224bからアクセスレベル
=5Cが得られる。ネットワーク運用・監視制御システ
ム1から距離数値5以内にあるネットワークは、図14
に示されるように、ネットワーク1〜ネットワーク6で
ある。したがって、ネットワーク運用・監視制御システ
ム1は、利用者Aに対して、ネットワーク1〜ネットワ
ーク6についてCレベル(デフォルト一週間)の運用ス
ケジュールを公開するよう情報制御を行う。
【0062】アクセスレベル管理表244bに設定され
ているアクセスレベルは、ネットワーク管理者からの制
御情報により追加、更新可能とすることができる。
【0063】以上にネットワーク運用・監視制御システ
ム1の処理の概要を説明したが、次に、各処理のより具
体的な実例を示す。
【0064】まず、通知情報を受信した時の処理の実例
について説明する。ネットワーク運用・監視制御システ
ム1に対象ネットワーク内のAドメインから、図15に
示すドメイン停止案内の運用情報が届いたとすると、デ
ータ送受信制御部10において、送受信制御部11がこ
の運用情報を受信し、データ種別判定機能部12が運用
情報の種別判定を行う。運用情報のヘッダ部分には、In
formation (通知)、Request (問合せ)など、運用情
報の種別に対応してあらかじめ決められたキーが書き込
まれているものとする。データ種別判定機能部12は、
受信した運用情報のヘッダ部分の中から検索したInform
ation というキーから、それが通知情報であると判定す
る。
【0065】次に、運用制御・管理部20において、運
用制御機能部21が、運用情報のヘッダ部分から情報発
信元のドメイン名(Aドメイン)を読み出し、各種管理
表管理部22内のアドレス・ドメイン情報一覧表221
a(図3を参照)を参照して、Aドメインが対象ネット
ワークであると判定する。次に、運用情報の本文に書き
込まれている停止日時や停止ドメイン名、影響範囲など
の内容が詳細に解析され、各種管理表のうち更新対象と
なる管理表がリストアップされる。この例では、運用状
況についての通知であることからスケジュール管理表2
23aが更新対象となる。
【0066】通知情報を受信した場合、対象となる管理
表を直ちに更新するのではなく、受信情報整合チェック
・更新制御機能部22が最終更新時間管理領域220a
(図10を参照)を参照して矛盾の有無をチェックす
る。この場合、最終更新時間管理領域220aに記録さ
れているスケジュール管理表223aの最終更新時情報
を参照し、最終更新時に受信した運用情報の発信日時と
今回受信した通知情報の発信日時との時間的前後関係、
および更新内容に矛盾がなければ、スケジュール管理表
223aが更新される。
【0067】さらに、各種管理表管理部22の情報通知
範囲表224a(図8を参照)を参照し、Aドメインか
らの情報を必要としている部門(通知先)に対して、予
め決定された情報通知レベルに応じて通知が行われる。
この場合、AおよびBドメイン内の全ユーザと、Cドメ
イン内のマシン管理者・責任者に通知を行い、Zドメイ
ンに対しては通知を行わない。
【0068】次に、問合せ情報を受信した時の処理の実
例について説明する。ネットワーク運用・監視制御シス
テム1にBドメインの利用者から運用情報が届き、運用
情報のヘッダ部分に書き込まれたRequest というキーか
ら問合せ情報であることが判定され、さらに詳しい解析
により、Zドメインの運用スケジュールの問合せである
こと、要求元はBドメインであることが判明したとす
る。運用制御機能部21は、各種管理表管理部22のア
クセスレベル管理表224b(図13を参照)に基づ
き、Bドメインから要求された運用スケジュール情報
(情報2に相当)のアクセスレベルは5Cであると判定
する。すなわち、図14で説明したように、本システム
から距離数値5の範囲内のネットワーク情報について、
1週間の情報のみ公開が許可されている。Zドメインが
距離数値5の範囲内であれば、運用制御機能部21は、
各種管理表管理部22内のスケジュール管理表223a
から、Zドメインの1週間の運用スケジュール情報を抽
出し、要求元のBドメインの利用者に対して、この情報
を通知するよう制御する。
【0069】また、Zドメインの情報が運用状況表22
3に登録されていなければ情報を保持していない旨を回
答し、Zドメインの情報へのアクセスがアクセスレベル
管理表で許可されていなければ情報公開できない旨を回
答する。
【0070】次に、障害監視処理の実例について説明す
る。障害監視機能部30は、応答監視制御機能部31に
よりサブネットNo.3(Xドメイン)のルータYから
応答がないことを検出すると、それを障害情報として運
用制御・機能部20に通知する。運用制御・機能部20
では、運用制御機能部21が、上述の通知情報受信の場
合と同様に、各種管理表の更新処理と、情報通知範囲表
224aに基づく障害情報の通知処理を行う。
【0071】また障害監視機能部30において、応答監
視制御機能部31は、ルータYからの応答がないことを
検出した時点で、障害切りわけ表322(図12を参
照)に基づき詳細な障害状況を把握するとともに、ルー
タYに対する監視時間間隔を小さくとって応答監視を集
中的に行う。さらに、応答監視制御機能部31は、障害
切りわけ表322から、ルータYの代替ルータ(ルータ
4)と、ネットワークNo.3への代替経路を障害対応
情報として抽出し、それを運用制御・管理部20に送
る。運用制御・機能部20の運用制御機能部21は、そ
の障害対応情報に応じて各種管理表(ネットワーク相互
接続関係表221cなど)を更新するとともに、情報通
知範囲表224aに基づく通知処理を行う。
【0072】応答監視制御機能部31がルータYからの
応答復旧を検出した場合も、それに応じて各種管理表が
更新され、経路変更等の復旧情報が通知される。
【0073】なお、障害監視機能部30は、付属的な機
能として、ルータ等のネットワーク機器の設定情報を自
動変更することが可能である。例えば、ネットワーク運
用・管理制御システム1で管理しているネットワーク内
にあるルータMの定義情報を所定の時間に変更したい場
合、あらかじめその定義内容を制御情報として本システ
ムに送信しておくと、障害監視機能部30において、そ
の定義情報が各種機器設定情報321に格納され、応答
監視制御機能部31が変更日時をセットして応答監視を
開始する。それにより、セットした変更日時になると、
各種機器設定情報321から定義情報が読み出され、制
御情報としてルータYに送信されることにより、ルータ
Yの定義情報が自動的に変更される。また同時に、ルー
タYの定義変更についての通知処理が行われる。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数の下位ネットワークが相互接続されて成るネッ
トワークにおいて、ネットワーク全体の運用情報が一元
管理、自動制御され、運用情報の処理や通知を専任者に
依存しないスムーズなネットワーク運用が可能となる。
【0075】また、本発明によれば、運用情報を管理す
る対象ネットワークを限定することで、運用情報とそれ
に関連する物理情報を密接に管理でき、情報通知がスム
ーズかつ効率的に行われる。
【0076】また、本発明によれば、ネットワーク内で
の運用情報のやり取りにおいて、予め定めた配付先決定
要因に基づき、情報を必要とする利用者へ公正かつタイ
ムリに運用情報を配付できる。また、運用情報の送信側
と受信側の双方向から配付先決定要因を参照または更新
できるので、利用者の必要性に応じた情報配付が可能と
なり、受信側からの制御により不要な情報の受信を取り
止める等の制御によりネットワークのトラヒックの軽減
にも繋がる。
【0077】また、本発明によれば、一元管理されてい
るネットワーク運用管理情報の更新時における矛盾発生
が防止されるので、運用管理情報が最新かつ正確に保た
れ、ネットワーク運用の信頼性が向上する。
【0078】また、本発明によれば、従来の障害監視シ
ステムでは管理者が手動操作で対応するしかなかった障
害時の状況通知と復旧通知が自動化され、速やかな障害
対応が可能となる。
【0079】また、本発明によれば、情報公開制限の設
定により、情報公開に伴う処理負荷を軽減できると同時
に、ネットワーク運用管理情報の機密保持の確保を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図2】ネットワーク運用・監視制御システムの各種管
理表管理部の構成を示す図である。
【図3】各種管理表管理部におけるアドレス・ドメイン
情報一覧表の構成例を示す図である。
【図4】各種管理表管理部における管理元職制・連絡先
情報表の構成例を示す図である。
【図5】各種管理表管理部におけるネットワーク相互接
続関係表の構成例を示す図である。
【図6】各種管理表管理部における保守担当連絡先一覧
表の構成例を示す図である。
【図7】受信した運用情報の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図8】各種管理表管理部における情報通知範囲表の構
成例を示す図である。
【図9】情報通知範囲表における情報通知レベルの設定
例を示す図である。
【図10】各種管理表管理部における各種管理表の更新
時の矛盾防止制御の一例を示す図である。
【図11】障害監視機能部における関連情報管理部の構
成を示す図である。
【図12】関連情報管理部における障害切りわけ表の構
成例を示す図である。
【図13】各種管理表管理部におけるアクセスレベル管
理表の構成例を示す図である。
【図14】情報公開制限の制御の一例を示す図である。
【図15】電子メールによる運用情報の具体例を示す図
である。
【符号の説明】
1 ネットワーク運用・監視制御システム 10 データ送受信制御部 11 送受信制御部 12 データ種別判定機能部 20 運用制御・管理部 21 運用制御機能部 22 各種管理表管理部 220 受信情報整合チェック・更新制御機能部 220a 最終更新時間管理領域 221 対象ネットワーク情報 221a アドレス・ドメイン情報一覧表 221b 管理元職制・連絡先情報表 221c ネットワーク相互接続関係表 221d 保守担当連絡先一覧表 222 対象外ネットワーク情報 223 運用状況表 223a スケジュール管理表 223b 状態監視状況表 224 情報公開関連情報 224a 情報通知範囲表 224b アクセスレベル管理表 30 障害監視機能部 31 応答監視制御機能部 32 関連情報管理部 321 各種機器設定情報 322 障害切りわけ表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 靜夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 今井 孝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の下位ネットワークが相互接続されて
    成るネットワークの運用のためにネットワーク全体にわ
    たってやり取りされる運用情報を一元的に管理するネッ
    トワーク運用管理装置であって、 ネットワーク運用管理のための運用管理情報を蓄積する
    情報蓄積手段と、 運用情報を送受信する通信手段とを備え、 下位ネットワークからの運用情報の受信時、その内容を
    該運用管理情報に反映させる必要があればそのための更
    新処理を行い、また、通知処理を行う必要があれば該運
    用管理情報に基づき、通知用の運用情報を作成して所要
    の下位ネットワークに配付するよう制御するネットワー
    ク運用管理装置。
  2. 【請求項2】ネットワークにおける障害の発生を監視す
    る障害監視手段を更に備え、 該運用管理情報は、障害の診断基準となる障害診断情報
    を含み、 該障害監視手段により障害が検出されたら、該障害診断
    情報に基づき該障害を診断し、該診断結果と該運用管理
    情報とに基づき、該障害に関する情報を通知するための
    運用情報を作成して所要の下位ネットワークに配付し、
    また、該障害結果を該運用管理情報に反映させる必要が
    あればそのための更新処理を行うよう制御する請求項1
    記載のネットワーク運用管理装置。
  3. 【請求項3】該運用管理情報は、運用管理の対象となる
    ネットワーク範囲を限定する対象範囲情報を含み、 該対象範囲情報により限定されるネットワーク範囲を対
    象として該運用管理情報の内容を決定して管理を行う請
    求項1または2に記載のネットワーク運用管理装置。
  4. 【請求項4】該運用管理情報は、ネットワーク運用管理
    の各項目に対応する複数の情報単位が互いに独立するよ
    うに編成された請求項1〜3の何れかに記載のネットワ
    ーク運用管理装置。
  5. 【請求項5】該運用管理情報は、ネットワーク内でやり
    取りされる運用情報の発信元と通知先との対応関係を定
    義した通知範囲情報を含み、 受信した運用情報に対応する通知処理を行う際、該通知
    範囲情報に基づき、該受信した運用情報の発信元に対応
    する通知先を決定し、該通知先に通知用の運用情報を送
    信するようにした請求項1〜4の何れかに記載のネット
    ワーク運用管理装置。
  6. 【請求項6】該通知範囲情報は、ネットワーク内の障害
    発生箇所と通知先との対応関係をも定義し、 発生した障害に関する通知処理を行う際、該通知範囲情
    報に基づき、当該障害発生箇所に対応する通知先を決定
    し、該通知先に通知用の運用情報を送信するようにした
    請求項5記載のネットワーク運用管理装置。
  7. 【請求項7】該通知範囲情報で定義される各対応関係
    は、それぞれ当該発信元または当該通知先からの変更要
    求を受け付けることで変更可能とした請求項5または6
    に記載のネットワーク運用管理装置。
  8. 【請求項8】該情報蓄積手段は、該運用管理情報の情報
    単位の更新時に、当該情報単位を更新させた運用情報の
    発信順番情報を記録し、 受信した運用情報に対応して該運用管理情報の更新処理
    を行う際、該受信した運用情報の発信順番情報と、更新
    対象の情報単位に対して記録されている前記発信順番情
    報とを比較し、その結果に基づいて、該情報単位の更新
    の可否を決めるようにした請求項1〜7の何れかに記載
    のネットワーク運用管理装置。
  9. 【請求項9】該運用管理情報は、情報種別および情報要
    求元に対応するアクセス許可レベルを定義したアクセス
    レベル情報を含み、 情報を要求するアクセスを受け付けた際、該アクセスレ
    ベル情報に基づき、該要求された情報の種別および要求
    元に対応するアクセス許可レベルに応じて情報公開を制
    限するようにした請求項1〜8の何れかに記載のネット
    ワーク運用管理装置。
JP8113494A 1996-05-08 1996-05-08 ネットワーク運用管理装置 Pending JPH09298544A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113494A JPH09298544A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 ネットワーク運用管理装置
US08/744,755 US5968124A (en) 1996-05-08 1996-11-06 Network operation managing system, method and computer program product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113494A JPH09298544A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 ネットワーク運用管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09298544A true JPH09298544A (ja) 1997-11-18

Family

ID=14613743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8113494A Pending JPH09298544A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 ネットワーク運用管理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5968124A (ja)
JP (1) JPH09298544A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7165251B2 (en) 2002-09-05 2007-01-16 Hitachi, Ltd. In-context launch management method, system therefor, and computer-readable storage medium
US8014297B2 (en) 2007-03-09 2011-09-06 Fujitsu Limited Network test apparatus, network test method and network test program
JP2012100056A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Fujitsu Ltd 対処提示方法及び対処提示装置

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6687221B1 (en) * 1997-02-21 2004-02-03 Fujitsu Limited Communication management control system, communication control unit therefor and computer program product
US6181776B1 (en) * 1997-12-24 2001-01-30 Nortel Networks Limited Network management of automatic call distributor resources
JP3782229B2 (ja) * 1998-03-13 2006-06-07 富士通株式会社 パス情報構築方法
US7127499B1 (en) * 1998-11-25 2006-10-24 General Electric Company Medical diagnostic system service method and apparatus
AU2001266601A1 (en) * 2000-05-23 2001-12-03 Ntechra, Inc. Messaging based proxy application management
US7051098B2 (en) * 2000-05-25 2006-05-23 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy System for monitoring and reporting performance of hosts and applications and selectively configuring applications in a resource managed system
JP4386634B2 (ja) * 2000-07-10 2009-12-16 富士通株式会社 ネットワーク統合管理システム
US20040260790A1 (en) * 2000-12-21 2004-12-23 Ge Medical System Global Technology Company, Llc Method and apparatus for remote or collaborative control of an imaging system
US7409403B1 (en) * 2001-10-30 2008-08-05 Red Hat, Inc. Alert management data infrastructure and configuration generator
US7487233B2 (en) * 2001-12-05 2009-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Device access based on centralized authentication
US7167919B2 (en) * 2001-12-05 2007-01-23 Canon Kabushiki Kaisha Two-pass device access management
JP5428934B2 (ja) * 2010-02-22 2014-02-26 富士通株式会社 障害パターン生成プログラムおよび障害パターン生成装置
US10212076B1 (en) * 2012-12-27 2019-02-19 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products for mapping a node-scope specific identifier
US10397101B1 (en) * 2012-12-27 2019-08-27 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products for mapping identifiers
US10587505B1 (en) 2012-12-27 2020-03-10 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products
US10419335B1 (en) * 2012-12-27 2019-09-17 Sitting Man, Llc Region scope-specific outside-scope indentifier-equipped routing methods, systems, and computer program products
US10447575B1 (en) 2012-12-27 2019-10-15 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products
US10411998B1 (en) * 2012-12-27 2019-09-10 Sitting Man, Llc Node scope-specific outside-scope identifier-equipped routing methods, systems, and computer program products
US10419334B1 (en) * 2012-12-27 2019-09-17 Sitting Man, Llc Internet protocol routing methods, systems, and computer program products
US10404582B1 (en) 2012-12-27 2019-09-03 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products using an outside-scope indentifier
US10404583B1 (en) * 2012-12-27 2019-09-03 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products using multiple outside-scope identifiers
US10411997B1 (en) * 2012-12-27 2019-09-10 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products for using a region scoped node identifier
US10904144B2 (en) 2012-12-27 2021-01-26 Sitting Man, Llc Methods, systems, and computer program products for associating a name with a network path
US10397100B1 (en) * 2012-12-27 2019-08-27 Sitting Man, Llc Routing methods, systems, and computer program products using a region scoped outside-scope identifier
CN109408581B (zh) * 2018-11-13 2020-11-17 杭州数梦工场科技有限公司 一种数据交换方法、装置、设备及存储介质
CN110531926A (zh) * 2019-08-01 2019-12-03 深圳供电局有限公司 一种基于云平台的电力数据管理系统

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5101348A (en) * 1988-06-23 1992-03-31 International Business Machines Corporation Method of reducing the amount of information included in topology database update messages in a data communications network
JPH02154555A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Fujitsu Ltd ネットワーク管理処理方式
JPH0575733A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Nec Corp 情報システムの障害検出連絡方式
JPH0612288A (ja) * 1992-06-29 1994-01-21 Hitachi Ltd 情報処理システム及びその監視方法
JPH06232968A (ja) * 1993-02-02 1994-08-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信網のオペレーションシステム
US5706508A (en) * 1993-04-05 1998-01-06 International Business Machines Corporation System and method for monitoring SNMP tables
US5715393A (en) * 1993-08-16 1998-02-03 Motorola, Inc. Method for remote system process monitoring
US5644706A (en) * 1994-06-20 1997-07-01 Microsoft Corporation Failure detection and reporting for a computer mail gateway
US5758083A (en) * 1995-10-30 1998-05-26 Sun Microsystems, Inc. Method and system for sharing information between network managers
US5710885A (en) * 1995-11-28 1998-01-20 Ncr Corporation Network management system with improved node discovery and monitoring

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7165251B2 (en) 2002-09-05 2007-01-16 Hitachi, Ltd. In-context launch management method, system therefor, and computer-readable storage medium
US8014297B2 (en) 2007-03-09 2011-09-06 Fujitsu Limited Network test apparatus, network test method and network test program
JP2012100056A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Fujitsu Ltd 対処提示方法及び対処提示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5968124A (en) 1999-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09298544A (ja) ネットワーク運用管理装置
US6557122B1 (en) Notification system for informing a network user of a problem in the network
CN101981546B (zh) 以不取得事件信息的it装置为对象的根本原因分析方法、装置及程序
US7325054B2 (en) System for notifying destination user when status of consumable products of printing devices meets user selected notification condition
JP3966598B2 (ja) サーバ選択システム
CN106506490B (zh) 一种分布式计算控制方法以及分布式计算系统
JPH11224219A (ja) 分散キャッシュ制御方法及び分散制御装置及び分散キャッシュシステム及び分散キャッシュ制御プログラムを格納した記憶媒体
KR20000076842A (ko) 네트워크-부착 단말기를 구성하는 시스템 및 방법
JPH09153011A (ja) ネットワーク管理システム
JPH08288945A (ja) 監視装置の負荷分散処理システム
JP6033189B2 (ja) 通信装置、通信方法および通信プログラム
US7126909B2 (en) Centralized management technique of call control data
JP4391960B2 (ja) リソース管理装置、システムおよび方法
CN103797762A (zh) 通信终端、通信方法和通信系统
JP4673532B2 (ja) マルチマネージャ環境における包括アライメントプロセス
JP2004310458A (ja) 個人情報流通方法および個人情報管理システム並びにポリシー判定システム
US20020083161A1 (en) Network management system and a network management method
EA021438B1 (ru) Способ и система для управления роумингом мобильного оборудования
JPH08166916A (ja) オンラインデータ配送システム
JP4121259B2 (ja) 問題管理方法およびシステム、並びに問題管理プログラム
KR100205032B1 (ko) 광대역 회선 분배 시스템의 종속 망 이력 데이터 관리방법
JP3149924B2 (ja) ネットワーク監視制御方法とそのシステム
JPH11331157A (ja) 競合制御方法及び競合制御システム
JP2013037544A (ja) 通信装置と通信システムとプログラム
JP3641159B2 (ja) 遠隔集中管理装置、遠隔集中管理装置システムおよび遠隔集中管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020730