JPH09293872A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH09293872A
JPH09293872A JP10724096A JP10724096A JPH09293872A JP H09293872 A JPH09293872 A JP H09293872A JP 10724096 A JP10724096 A JP 10724096A JP 10724096 A JP10724096 A JP 10724096A JP H09293872 A JPH09293872 A JP H09293872A
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laser light
film
film transistor
thin film
silicon film
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Tadayoshi Miyamoto
忠芳 宮本
Yasuhiro Mitani
康弘 三谷
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界効果移動度が高く、かつ電界効果移動度
の半導体基板内でのばらつきの小さい薄膜トランジスタ
を得ることができる薄膜トランジスタの製造方法を提供
する。 【解決手段】 絶縁性基板1の表面を洗浄した後、ベー
スコート膜2を形成し、非晶質シリコン膜3を形成す
る。そして、第1のレーザー光4を絶縁性基板1を最適
な焦点位置から遠ざけた位置に設置して照射し、非晶質
シリコン膜3を変成する。次に、変成されたシリコン膜
5に、第2のレーザー光6を絶縁性基板1を最適な焦点
位置に設置して照射し、変成されたシリコン膜5を熔融
結晶化して多結晶シリコン膜7にする。次に、多結晶シ
リコン膜7を島状にパターニングし、薄膜トランジスタ
を形成する領域以外の多結晶シリコン膜7を除去する。
そして、多結晶シリコン膜7上にゲート絶縁膜8及びゲ
ート電極9を形成して不純物注入を行う。さらに、絶縁
膜10、ソース電極11及びドレイン電極12を形成
し、薄膜トランジスタを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
の製造方法に関し、アクティブマトリクス型の液晶表示
装置及びイメージセンサー等に利用される薄膜トランジ
スタの結晶化工程で好適に実施される薄膜トランジスタ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁性基板上に薄膜トランジ
スタを形成した半導体装置としては、薄膜トランジスタ
を各画素用のスイッチング素子及びそのスイッチング素
子のための周辺駆動回路に用いるアクティブマトリクス
型液晶表示装置並びにイメージセンサー等が知られてい
る。
【0003】これらの装置に用いられる薄膜トランジス
タには、薄膜状のシリコン半導体を用いることが一般的
である。薄膜状のシリコン半導体としては、非晶質シリ
コン半導体からなるものと結晶性を有するシリコン半導
体からなるものとの二つに大別される。
【0004】非晶質シリコン半導体は、作製温度が低
く、気相法で比較的容易に作製することが可能であるこ
とから、量産性に富み、最も一般的に用いられている。
しかし、構造上トランジスタサイズの縮小化が困難であ
るため、画素の高開口率化が難しく、かつキャリア移動
度等の物性が結晶性を有するシリコン半導体に比べて劣
っている。
【0005】したがって、より優れた高速特性と高開口
率を得るため、結晶性を有するシリコン半導体からなる
薄膜トランジスタの製造方法の確立が強く求められてい
る。
【0006】一方、結晶性を有するシリコン半導体とし
ては、単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン
(p−Si)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成
分を含む非晶質シリコン及び結晶性と非晶質性との中間
の状態を有するセミアモルファスシリコン等が知られて
いる。
【0007】これら結晶性を有する薄膜状のシリコン半
導体を得る方法としては、 (1)結晶性を有する膜を直接成膜する (2)半導体膜を成膜しておき、熱エネルギーを加える
ことによって結晶化させる (3)半導体膜を成膜しておき、レーザー光のエネルギ
ーによって結晶化させるというような方法が知られてい
る。
【0008】しかし、前述した各方法には、以下のよう
な問題点がある。
【0009】(1)の方法では、成膜工程と同時に結晶
化が進行するため、結晶性シリコンを得るにはシリコン
膜の厚膜化が不可欠であり、粒径の大きさを一定以上に
大きくすることが困難である。したがって、シリコン膜
中に多くの粒界を含み、キャリア移動度が粒界部のトラ
ップによって制限されるため、駆動回路に必要な電流駆
動能力が得られない。また、成膜温度が600℃以上の
高温であるため、安価なガラス基板が使用できないとい
うコスト面の問題点もある。
【0010】(2)の方法では、大面積に対応できると
いう利点はあるが、結晶化には600℃以上の高温で数
十時間にわたる加熱処理が必要であるため、安価なガラ
ス基板の使用及び単位時間当たりの加工数であるスルー
プットの向上を考えると、加熱温度を下げ、さらに短時
間で結晶化させるという相反する問題点を同時に解決す
る必要がある。
【0011】(3)の方法では、熔融結晶化過程の結晶
化現象を利用するため、小粒径ながら粒界が良好に処理
され高品質な結晶性シリコン膜が得られるが、現在最も
一般的に使用されているエキシマレーザーを例にとる
と、レーザー光の照射面積が小さく低スループットであ
るという問題点がある。また、大面積基板の全面を均一
に処理するには、レーザーの安定性が充分ではないとい
う問題点がある。
【0012】非晶質シリコン膜をレーザー光によって熔
融結晶化し、薄膜トランジスタを製造する具体的な方法
としては、例えば、同一の照射条件のレーザー光を走査
し、非晶質シリコン膜をアニールして多結晶シリコン膜
とする方法がある。
【0013】また、特開平5−275336号公報に開
示されているように、非晶質シリコン膜をレーザー光に
よってアニールする際に、非晶質シリコン膜に含まれる
水素が一気に噴出してシリコン膜を損傷することを防止
するため、2回以上のレーザー光の照射によって非晶質
シリコン膜をアニールして多結晶シリコン膜とする方法
が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した方法には、以
下のような問題点がある。
【0015】同一の照射条件のレーザー光を走査し、非
晶質シリコン膜をアニールして多結晶シリコン膜とする
方法では、1本目の走査ラインと2本目の走査ラインと
が重なり合う部分が存在するため、レーザー光の照射面
積内に光吸収係数の異なる非晶質シリコン膜と多結晶シ
リコン膜とが混在する。このため、図4に示すように、
エネルギー密度の高いレーザー光を照射すれば特性の優
れた電界効果移動度の高い薄膜トランジスタを得ること
ができるが、電界効果移動度の半導体基板内でのばらつ
きが大きくなり、実用化することは困難である。
【0016】図4は、従来の薄膜トランジスタの電界効
果移動度と照射エネルギー密度との関係を示す説明図で
ある。照射エネルギー密度が低い場合、電界効果移動度
の半導体基板内でのばらつきは小さいが、電界効果移動
度の低い薄膜トランジスタしか得られず、逆に照射エネ
ルギー密度が高い場合、電界効果移動度は高いが、電界
効果移動度の半導体基板内でのばらつきの大きい薄膜ト
ランジスタしか得られないことを示している。
【0017】また、特開平5−275336号公報に開
示されている方法では、シリコン膜中の水素量を制御す
ることについては有効であるが、多結晶シリコン膜の結
晶性及び電界効果移動度の均一性等については考慮され
ていない。
【0018】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、電界効果移動度が高く、かつ
電界効果移動度の半導体基板内でのばらつきの小さい薄
膜トランジスタを得ることができる薄膜トランジスタの
製造方法を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の薄膜トランジスタの製
造方法は、絶縁性基板上に堆積された非晶質半導体膜
に、少なくとも2回のレーザー光照射を行うことによ
り、前記非晶質半導体膜を多結晶半導体膜とする薄膜ト
ランジスタの製造方法において、前記レーザー光は、少
なくとも2種類の異なるエネルギー強度分布を有するこ
とを特徴としている。
【0020】請求項2記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法にお
いて、前記エネルギー強度分布は、第1のレーザー光が
なだらかな曲線を有し、第2のレーザー光が急峻な曲線
を有することを特徴としている。
【0021】請求項3記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、請求項2記載の薄膜トランジスタの製造方法にお
いて、光学系と前記絶縁性基板との距離を変化させるこ
とにより、前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー
光とを得ることを特徴としている。
【0022】請求項4記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、請求項1乃至請求項3記載の薄膜トランジスタの
製造方法において、前記第1のレーザー光は、前記非晶
質半導体膜を結晶化できる閾値エネルギー密度であり、
前記第2のレーザー光は、前記第1のレーザー光によっ
て変成された半導体膜を十分に熔融結晶化できるエネル
ギー密度であることを特徴としている。
【0023】本発明の薄膜トランジスタの製造方法によ
れば、少なくとも2種類の異なるエネルギー強度分布を
有するレーザー光によって非晶質シリコン膜をアニール
し、多結晶シリコン膜とすることにより、第1のレーザ
ー光で非晶質シリコン膜の表面を変成して多結晶シリコ
ン膜にすることができるとともに、シリコン膜中の脱水
素化処理及びシリコン膜表面にシリコン酸化膜を形成す
ることができるため、第2のレーザー光で変成したシリ
コン膜を熔融結晶化して多結晶シリコン膜にすれば、良
好な結晶性を有し、電界効果移動度の半導体基板内での
ばらつきの小さい薄膜トランジスタを得ることができ
る。
【0024】さらに、エネルギー強度分布は、第1のレ
ーザー光がなだらかな曲線を有し、第2のレーザー光が
急峻な曲線を有することにより、さらに良好な結晶性を
有し、電界効果移動度の半導体基板内でのばらつきの小
さい薄膜トランジスタを得ることができる。
【0025】また、光学系と絶縁性基板との距離を変化
させることによって第1のレーザー光と第2のレーザー
光とを得ることにより、パルスエネルギーまたは発振周
波数等の光学系の設定条件を変更することなくエネルギ
ー強度分布を異ならせることができるため、再現性よ
く、安定したレーザー光をシリコン膜に照射することが
できる。
【0026】また、第1のレーザー光は、非晶質シリコ
ン膜を結晶化できる閾値エネルギー密度であり、第2の
レーザー光は、第1のレーザー光によって変成されたシ
リコン膜を十分に熔融結晶化できるエネルギー密度であ
ることにより、より一層良好な結晶性を有し、電界効果
移動度の半導体基板内でのばらつきの小さい薄膜トラン
ジスタを得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1乃至図3を用いて説明する。図1は本発明に係わる薄
膜トランジスタの製造工程を示す工程図、図2は光学系
とレーザー光の被照射面との焦点距離を変化させた場合
のエネルギー強度分布を示す説明図、図3は本発明に係
わる薄膜トランジスタの電界効果移動度と照射エネルギ
ー密度との関係を示す説明図である。
【0028】図2において、X軸はレーザー光の幅方
向、Y軸はエネルギー強度、Aは最適な焦点距離におけ
るエネルギー強度分布、Bは最適な焦点距離から被照射
面を5mm遠ざけた場合のエネルギー強度分布、Cは最
適な焦点距離から被照射面を10mm遠ざけた場合のエ
ネルギー強度分布を表しており、光学系と被照射面との
焦点距離を変化させることにより、光学系の設定条件を
変更することなく、エネルギー強度とその分布曲線の形
状を変化させられることを示している。
【0029】図3は、第1のレーザー光として200m
J/cm2のレーザー光をシリコン膜に照射した後、第
2のレーザー光をシリコン膜に照射した場合、第2のレ
ーザー光のエネルギー密度と得られる薄膜トランジスタ
の電界効果移動度との関係を表しており、第2のレーザ
ー光としてエネルギー密度の高いレーザー光を照射し、
電界効果移動度の高い薄膜トランジスタを製造しても、
半導体基板内の電界効果移動度のばらつきが小さくなる
ことを示している。
【0030】まず、図1(a)に示すように、石英また
はガラス等からなる絶縁性基板1の表面を洗浄した後、
二酸化シリコンからなるベースコート膜2をスパッタリ
ング装置を用いて厚さ300nm程度堆積させる。
【0031】このベースコート膜2の膜厚は、絶縁性基
板1の表面状態によって異なり、十分に平坦かつナトリ
ウムイオン等の半導体特性に悪影響を与えるイオン濃度
が十分に低ければ省略することができ、逆に傷があった
り凹凸が激しければ300nmよりも厚く堆積させる必
要がある。
【0032】次に、図1(b)に示すように、ベースコ
ート膜2上に化学的気相成長法(CVD法)またはスパ
ッタリング法を用いて、非晶質シリコン膜3を50nm
程度の厚さに堆積させ、第1のレーザー光4として、エ
キシマ(XeCl)レーザーを用いて発振波長308n
m、発振時間(パルス幅)約50nm、発振周波数30
0Hzの設定条件で、絶縁性基板1を最適な焦点位置か
ら5mm遠ざけた位置に設置して照射し、非晶質シリコ
ン膜3を変成する。
【0033】このとき、絶縁性基板1面での第1のレー
ザー光4のエネルギー密度は200mJ/cm2、レー
ザー光の幅は約2mm、エネルギー強度分布は図2に示
すBのようになだらかな曲線を有している。
【0034】次に、図1(c)に示すように、第1のレ
ーザー光4によって変成されたシリコン膜5に、第2の
レーザー光6として、エキシマ(XeCl)レーザーを
用いて発振波長308nm、発振時間(パルス幅)約5
0nm、発振周波数300Hzの設定条件で、絶縁性基
板1を最適な焦点位置に設置して照射し、第1のレーザ
ー光4によって変成されたシリコン膜5を熔融結晶化し
て多結晶シリコン膜7を得る。
【0035】このとき、絶縁性基板1面での第2のレー
ザー光6のエネルギー密度は285mJ/cm2、レー
ザー光の幅は約2mm、エネルギー強度分布は図2に示
すAのように急峻な曲線を有している。尚、第2のレー
ザー光6の幅は、第1のレーザー光4の幅よりも若干細
くなっている。
【0036】本実施の形態における第1のレーザー光4
の発振波長は308nm、発振時間(パルス幅)は約5
0nm、発振周波数は300Hz、照射エネルギー密度
は200mJ/cm2とし、第2のレーザー光6の発振
波長は308nm、発振時間(パルス幅)は約50n
m、発振周波数は300Hz、照射エネルギー密度は2
85mJ/cm2としたが、シリコン膜の状態(膜質、
膜厚、構造)によって条件は異なる。
【0037】ここで、得られた多結晶シリコン膜7をラ
マン測定によって評価すれば、510〜520cm-1
近にピークが現れ、結晶化されていることを確認でき
る。
【0038】次に、図1(d)に示すように、エッチン
グ処理にて多結晶シリコン膜7を島状にパターニング
し、薄膜トランジスタを形成する領域以外の多結晶シリ
コン膜7を除去する。
【0039】次に、図1(e)に示すように、多結晶シ
リコン膜7上にスパッタリング法によってゲート絶縁膜
8を堆積させ、ゲート電極9を形成して不純物注入を行
う。さらに、二酸化シリコンからなる絶縁膜10を形成
し、エッチングによって開口部を設け、ソース電極11
及びドレイン電極12を形成し、薄膜トランジスタを得
る。
【0040】このようにして得られる薄膜トランジスタ
は、図3に示すように、電界効果移動度が高くても、電
界効果移動度の半導体基板内でのばらつきの小さい薄膜
トランジスタである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の薄膜トラ
ンジスタの製造方法によれば、少なくとも2種類の異な
るエネルギー強度分布を有するレーザー光によって非晶
質シリコン膜をアニールし、多結晶シリコン膜とするこ
とにより、良好な結晶性を有し、電界効果移動度が高
く、かつ電界効果移動度の半導体基板内でのばらつきの
小さい薄膜トランジスタを得ることができ、高速応答の
薄膜トランジスタを得ることができる。
【0042】さらに、エネルギー強度分布は、第1のレ
ーザー光がなだらかな曲線を有し、第2のレーザー光が
急峻な曲線を有することにより、さらに良好な結晶性を
有し、電界効果移動度が高く、かつ電界効果移動度の半
導体基板内でのばらつきの小さい薄膜トランジスタを得
ることができ、高速応答の薄膜トランジスタを得ること
ができる。
【0043】また、光学系と絶縁性基板との距離を変化
させることによって第1のレーザー光と第2のレーザー
光とを得ることにより、パルスエネルギーまたは発振周
波数等の光学系の設定条件を変更することなくエネルギ
ー強度分布を異ならせることができるため、再現性よ
く、安定したレーザー光をシリコン膜に照射することが
でき、半導体基板間で特性のばらつきの小さい薄膜トラ
ンジスタを得ることができる。
【0044】また、第1のレーザー光は、非晶質シリコ
ン膜を結晶化できる閾値エネルギー密度であり、第2の
レーザー光は、第1のレーザー光によって変成されたシ
リコン膜を十分に熔融結晶化できるエネルギー密度であ
ることにより、より一層良好な結晶性を有し、電界効果
移動度が高く、かつ電界効果移動度の半導体基板内での
ばらつきの小さい薄膜トランジスタを得ることができ、
高速応答の薄膜トランジスタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明に係わる薄膜トランジ
スタの製造工程を示す工程図である。
【図2】光学系とレーザー光の被照射面との焦点距離を
変化させた場合のエネルギー強度分布を示す説明図であ
る。
【図3】本発明に係わる薄膜トランジスタの電界効果移
動度と照射エネルギー密度との関係を示す説明図であ
る。
【図4】従来の薄膜トランジスタの電界効果移動度と照
射エネルギー密度との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 ベースコート膜 3 非晶質シリコン膜 4 第1のレーザー光 5 変成されたシリコン膜 6 第2のレーザー光 7 多結晶シリコン膜 8 ゲート絶縁膜 9 ゲート電極 10 絶縁膜 11 ソース電極 12 ドレイン電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に堆積された非晶質半導体
    膜に、少なくとも2回のレーザー光照射を行うことによ
    り、前記非晶質半導体膜を多結晶半導体膜とする薄膜ト
    ランジスタの製造方法において、前記レーザー光は、少
    なくとも2種類の異なるエネルギー強度分布を有するこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エネルギー強度分布は、第1のレー
    ザー光がなだらかな曲線を有し、第2のレーザー光が急
    峻な曲線を有することを特徴とする請求項1記載の薄膜
    トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 光学系と前記絶縁性基板との距離を変化
    させることにより、前記第1のレーザー光と前記第2の
    レーザー光とを得ることを特徴とする請求項2記載の薄
    膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のレーザー光は、前記非晶質半
    導体膜を結晶化できる閾値エネルギー密度であり、前記
    第2のレーザー光は、前記第1のレーザー光によって変
    成された半導体膜を十分に熔融結晶化できるエネルギー
    密度であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
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