JPH09290918A - 育苗箱移し換え装置 - Google Patents

育苗箱移し換え装置

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JPH09290918A
JPH09290918A JP10881996A JP10881996A JPH09290918A JP H09290918 A JPH09290918 A JP H09290918A JP 10881996 A JP10881996 A JP 10881996A JP 10881996 A JP10881996 A JP 10881996A JP H09290918 A JPH09290918 A JP H09290918A
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JP
Japan
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seedling raising
working position
predetermined number
support
stacked
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Pending
Application number
JP10881996A
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English (en)
Inventor
Tadao Wakuta
忠雄 涌田
Takechiyo Harada
竹千代 原田
Retsu Fujioka
烈 藤岡
Yoshiro Chinen
悌郎 知念
Takeo Ando
武男 安藤
Tetsumi Oishi
鉄美 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送機構
の終端部から支持台車に移し換えるように構成された育
苗箱移し換え装置において、所定個数に積み重ねられた
育苗箱が、傾くようなことなく支持台車に移し換えられ
るようにする。 【解決手段】 搬送機構3の終端部とは反対側に対向す
る固定部と、支持台車25の非作業位置側とは反対側に
対向する固定部と亘り、検出光L1を投射する光センサ
ー31を備え、所定個数に積み重ねられた育苗箱17が
搬送機構3から支持台車25に移し換えられるのに伴っ
て、所定個数に積み重ねられた育苗箱17により光セン
サー31の検出光L1が非検出状態になると、送り込み
機構28の作動を開始させて、所定個数に積み重ねられ
た育苗箱17を低速に減速操作して支持台車25に移し
換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定個数に積み重
ねられた育苗箱を搬送機構によって搬送し、支持台車に
移し換える育苗箱移し換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】育苗箱移し換え装置においては、所定個
数に積み重ねられた育苗箱を搬送してくる搬送機構、搬
送機構の終端部において搬送機構の搬送方向と交差する
横方向に移動自在な支持台車を備えて構成されているも
のがある。これにより、所定個数に積み重ねられた育苗
箱が搬送機構によって搬送されてきて搬送機構の終端部
に達すると、搬送機構の終端部に接続される作業位置の
支持台車に、所定個数に積み重ねられた育苗箱が移し換
えられ、所定個数に積み重ねられた育苗箱を支持した支
持台車が、搬送機構の終端部から横方向の非作業位置に
移動操作されて発芽室等に運ばれる。そして、次の支持
台車を前述の非作業位置から作業位置に移動させ、次の
所定個数に積み重ねられた育苗箱を支持台車に移し換え
るのであり、以上の操作を繰り返していく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような育苗箱移
し換え装置において、所定個数に積み重ねられた育苗箱
を搬送機構の終端部から支持台車に移し換える際、所定
個数に積み重ねられた育苗箱を搬送してくる搬送機構の
搬送作用によって移し換えるように構成すると、所定個
数に積み重ねられた育苗箱が支持台車に移し換えられて
停止した際にショックが発生して、所定個数に積み重ね
られた育苗箱が傾くような状態の生じることがある。本
発明は、所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送機構の
終端部から支持台車(支持部)に移し換えるように構成
された育苗箱移し換え装置において、所定個数に積み重
ねられた育苗箱が、傾くようなことなく支持台車(支持
部)に移し換えられるように構成することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると、例えば図8に示すよう
に所定個数に積み重ねられた育苗箱17が搬送機構3に
よって搬送されてきて、搬送機構3の終端部から作業位
置の支持台車25に、所定個数に積み重ねられた育苗箱
17が送り込まれ始めると、所定個数に積み重ねられた
育苗箱17によって光センサー31の検出光L1が遮断
されて非検出状態となり、送り込み機構28によって所
定個数に積み重ねられた育苗箱17が、低速に減速操作
されながら支持台車25に移し換えられる。これによ
り、所定個数に積み重ねられた育苗箱17が支持台車2
5に移し換えられて停止した際のショックを抑えること
ができる。
【0005】所定個数に積み重ねられた育苗箱17が支
持台車25に送り込まれ始めたことを検出する場合にお
いて、例えば図8に示すように作業位置において搬送機
構3の終端部とは反対側に対向する固定部と、作業位置
において非作業位置側(図8の紙面右方側)とは反対側
に対向する固定部と亘り、検出光L1が投射されるよう
に構成している(図8に示す構成では、前述の両固定部
の一方に光センサー31を配置し、他方に反射板32を
配置しているが、この位置関係を逆にしてもよく、これ
以外の構成として反射板32を廃止し、前述の両固定部
の一方に光センサー31の発光器を配置し、他方に受光
器を配置することが考えられる)。
【0006】これにより、搬送機構3と支持台車25と
の間の育苗箱17の通路や、支持台車25における作業
位置(図8参照)と非作業位置(図8の紙面右方)との
間の通路には、光センサー31等は配置されないことに
なる。従って、所定個数に積み重ねられた育苗箱17の
搬送機構3から支持台車25への送り込みが支障なく行
えるのであり、前述の作業位置と非作業位置とに亘る支
持台車25の移動も支障なく行える。
【0007】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴のように、搬送機構の終端部に接続
される作業位置で支持台車を保持できる位置決め機構を
備えると、所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送機構
から作業位置の支持台車に移し換える際に、支持台車の
位置がズレて、支持台車への移し換えに支障が生じると
言う事態が未然に防止される。
【0008】〔III〕請求項3の特徴によると、請求
項2の場合と同様に前項〔II〕に記載の「作用」を備
えており、これに加えて以下のような「作用」を備えて
いる。請求項3の特徴のように位置決め機構を磁石によ
り構成すると、支持台車を非作業位置から作業位置に移
動させるだけで、磁石(位置決め機構)が支持台車に作
用するように構成することができる。
【0009】〔IV〕請求項4の特徴によると、請求項
1,2,3のうちのいずれか一つ場合と同様に、前項
〔I〕,〔II〕,〔III〕のうちのいずれか一つに
記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のよう
な「作用」を備えている。所定個数に積み重ねられた育
苗箱が、送り込み機構により低速に減速操作されながら
支持台車に移し換えられるように構成する場合、送り込
み機構を下側に配置して、所定個数に積み重ねられた育
苗箱を送り込み機構に載せながら、支持台車に移し換え
ると言うように構成するのが一般的である。
【0010】請求項4の特徴のように、作業位置の支持
台車よりも上側に位置する送り込み位置及び作業位置の
支持台車よりも下方の退避位置に亘り、送り込み機構を
昇降操作自在な昇降機構を備えると、所定個数に積み重
ねられた育苗箱を支持台車に移し換えた後に、送り込み
機構を送り込み位置から退避位置に下降操作してやれ
ば、所定個数に積み重ねられた育苗箱を支持した支持台
車を、送り込み機構に干渉することなく作業位置から非
作業位置に支障なく移動させることができる。
【0011】〔V〕請求項5の特徴によると、請求項4
の場合と同様に前項〔IV〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。送り込み機構を昇降操作する昇降機構を備えた場
合、所定個数に積み重ねられた育苗箱を支持するには大
きな力が必要なので、この昇降機構を作動油が供給され
ることで送り込み機構を作業位置に上昇操作する油圧作
動型式に構成することがある。これにより、ポンプから
昇降機構に作動油を誤って供給し過ぎて、昇降機構の作
動油の圧力が特に大きく上昇すると、昇降機構の一部に
いわゆるロック状態が発生して、昇降機構が下降し難く
なる場合がある。
【0012】請求項5の特徴によると、昇降機構を作動
油が供給されることで送り込み機構を作業位置に上昇操
作する油圧作動型式に構成した場合、送り込み機構が作
業位置に上昇操作されるのに必要な圧力以上に作動油の
圧力が上昇するのを阻止するリリーフ弁を備えているの
で、ポンプから昇降機構に作動油を誤って供給し過ぎて
も、昇降機構の作動油の圧力の必要以上の上昇が抑えら
れるので、昇降機構の一部に前述のロック状態が発生す
ることもなく、昇降機構が下降し難くなると言う状態も
生じない。
【0013】〔VI〕請求項6の特徴によると、請求項
4又は5の場合と同様に前項〔IV〕又は〔V〕に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。請求項6の特徴のような表示部
を備えると、作業者が送り込み機構が送り込み位置に上
昇していること表示部により認識することができるの
で、送り込み機構を送り込み位置に残した状態で、所定
個数に積み重ねられた育苗箱を支持した支持台車を、誤
って作業位置から非作業位置に移動させようとしたり、
送り込み機構が退避位置に下降操作されているのに、所
定個数に積み重ねられた育苗箱を誤って搬送機構から支
持台車に送り込もうとする誤操作が未然に防止される。
【0014】〔VII〕請求項7の特徴によると、例え
ば図17に示すように所定個数に積み重ねられた育苗箱
が搬送機構3によって搬送されてきて、搬送機構3の終
端部から作業位置の支持部43に、所定個数に積み重ね
られた育苗箱が送り込まれ始めると、所定個数に積み重
ねられた育苗箱によって光センサー49の検出光L2が
遮断されて非検出状態となり、送り込み機構44によっ
て所定個数に積み重ねられた育苗箱が、低速に減速操作
されながら支持部43に移し換えられる。これにより、
所定個数に積み重ねられた育苗箱が支持部43に移し換
えられて停止した際のショックを抑えることができる。
【0015】以上のようにして、所定個数に積み重ねら
れた育苗箱を支持部43に移し換えると、例えば図17
に示すように支持部43を横方向(図17の紙面上下方
向)に離れた非作業位置に移動させて、支持台43を昇
降操作して所定個数に積み重ねられた育苗箱を支持台車
47に移し換える。次に例えば図18(ロ)から図18
(ハ)に示すように支持部43を作業位置に移動させ
て、支持台43を搬送機構3と同じ高さとなるように昇
降操作する。
【0016】所定個数に積み重ねられた育苗箱が支持部
43に送り込まれ始めたことを検出する場合において、
例えば図17に示すように、作業位置において搬送機構
3の終端部とは反対側に対向する固定部と、作業位置に
おいて非作業位置側(図17の紙面上方側)とは反対側
に対向する支持部43の部位とに亘り、検出光L2が投
射されるように構成している(図17に示す構成では、
前述の固定部及び支持部43の部位の一方に光センサー
49を配置し、他方に反射板50を配置しているが、こ
の位置関係を逆にしてもよく、これ以外の構成として反
射板50を廃止し、前述の固定部及び支持部43の部位
の一方に光センサー49の発光器を配置し、他方に受光
器を配置することが考えられる)。
【0017】これによって、搬送機構3と支持部43と
の間の育苗箱の通路や、支持部43における作業位置
(図17参照)と非作業位置(図17の紙面上方)との
間の通路には、光センサー49等は配置されないことに
なる。従って、所定個数に積み重ねられた育苗箱の搬送
機構3から支持部43への送り込みが支障なく行えるの
であり、前述の作業位置と非作業位置とに亘る支持部4
3の移動も支障なく行える。
【0018】例えば図17に示すように固定部48と支
持部43とに亘り検出光L2が投射されるように構成し
ているので、支持部43を非作業位置から作業位置に移
動させた際、支持部43を搬送機構3と同じ高さに昇降
操作しなければ、固定部48と支持部43との高さの違
いにより、光センサー49の検出光L2が非検出状態と
なる。これにより、支持部43を作業位置に移動させた
際、支持部43が搬送機構3と同じ高さに位置している
か否かも、光センサー49の検出光L2によって検出す
ることができる。
【0019】〔VIII〕請求項8の特徴によると、請
求項7の場合と同様に前項〔VII〕に記載の「作用」
を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備
えている。請求項8の特徴のように、支持部の非作業位
置に接続される支持台車をこの非作業位置で保持する保
持機構を備えると、所定個数に積み重ねられた育苗箱を
支持部から支持台車に移し換える際に、支持台車の位置
がズレて、支持台車への移し換えに支障が生じると言う
事態が未然に防止される。
【0020】支持部から所定個数に積み重ねられた育苗
箱が移し換えられる支持台車は、キャスター車輪等を備
えて、作業者が支持台車を移動させ易いように構成され
ているものが多くある。この場合、前述の保持機構を支
持台車のキャスター車輪に係合して支持台車を保持する
ように構成すると、支持台車によってキャスター車輪の
向きが変わった際、支持台車を前述の非作業位置に正確
に位置させることができないことがある。請求項8の特
徴では、支持台車において向きが変わることのない固定
フレームに係合するように保持機構を構成しているの
で、キャスター車輪の向きが変わってもこれに関係な
く、保持機構により支持台車を前述の非作業位置に正確
に位置させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(1)図1及び図2に育苗箱移し換え装置の全体を示し
ており、ローラー型式の第1搬送機構1、積み重ね部
2、ローラー型式の第2搬送機構3及び移し換え部19
が直線状に配置されている。第1及び第2搬送機構1,
3は、ローラー1a,3aがモータ(図示せず)によっ
て回転駆動及び停止操作自在に構成されており、播種処
理及び灌水処理の終了した育苗箱17が、第1搬送機構
1により図1及び図2の紙面右側から積み重ね部2に搬
送されてくる。
【0022】(2)次に積み重ね部2について説明す
る。図3及び図4に示すように、モータ4によって回転
駆動される偏芯カム5、及び四角の筒状のガイド部材6
内を上下方向に往復移動自在に支持された昇降部7が備
えられ、昇降部7の上端に昇降台8が固定されており、
昇降部7の下端のローラー7cが偏芯カム5に載せ付け
られて、モータ4により偏芯カム5を回転駆動すること
によって、昇降部7及び昇降台8が昇降操作される。
【0023】図3,4,7に示すように、筒状のガイド
部材6内に昇降部7が配置されており、昇降部7に備え
られた8個の第1案内ローラー7aがガイド部材6にお
ける一対の対向する案内面6aに接当しており、昇降部
7に備えられた4個の第2案内ローラー7bが、ガイド
部材6において案内面6aとは異なる一対の対向する案
内面6bに接当している。これにより、昇降部7がガイ
ド部材6によって、前後及び左右に傾斜しないように支
持案内される。
【0024】図3,4,5,6に示すように、昇降台8
に金属製の多数の支持ロッド9が第1及び第2搬送機構
1,3の方向に沿って固定されており、支持ロッド9の
前側及び後側に補助台10が固定され、補助台10の下
部に備えられたロッド10aに、昇降部7及び昇降台8
を下方側(偏芯カム5側)に付勢するバネ11が取り付
けられている。
【0025】昇降台8及び補助台10の間に、モータ
(図示せず)によって回転駆動される4本の駆動軸12
が配置され、支持ロッド9の間に位置するように4個の
第1ローラー13が駆動軸12の各々に固定されてお
り、2個の第2ローラー14が駆動軸12の各々の両端
に固定されている。第1ローラー13は硬質ゴム製で、
厚みのある平ギヤのように外周部に凹凸が形成されてお
り、第2ローラー14は金属製で外周部に凹凸は形成さ
れておらず、第2ローラー14よりも第1ローラー13
の方が大径に設定されている。図3に示す昇降台8の下
降位置において、第2ローラー14の上端よりも、昇降
台8の支持ロッド9が下側に位置するように設定されて
いる(第2ローラー14を駆動軸12に固定せずに、駆
動軸12に自由回転自在に支持してもよい)。
【0026】図4及び図5に示すように、昇降台8の上
方に横長の一対の支持板18が配置されており、育苗箱
17に係合して育苗箱17を支持する作用位置、及び育
苗箱17から離れる非作用位置に、図4の紙面左右方向
にスライド操作自在に支持板18が構成されている。図
5及び図6に示すように、積み重ね部2の入口部(図5
の紙面右側)に、上側が細い円錐状で縦軸芯P1周りに
自由回転する位置決めローラー15が左右一対配置され
ている。積み重ね部2の出口部(図5の紙面左側)に、
出退操作自在なピン状の一対のストッパー16が配置さ
れている。図1に示すように第1及び第2搬送機構1,
3、積み重ね部2に、育苗箱17の存否を検出する光学
式の第1存否センサー21、第2存否センサー22、第
3存否センサー23及び第4存否センサー24が備えら
れている。
【0027】(3)次に第2搬送機構3の終端部に接続
される移し換え部19について説明する。図1,2,8
に示すように、第2搬送機構3の搬送方向と交差する方
向に一対のレール20が配置されており、車輪25aを
備えた支持台車25が、第2搬送機構3の終端部に接続
される作業位置、及び第2搬送機構3の搬送方向と交差
する横方向(図8の紙面右方向)に離れた非作業位置に
亘り、レール20に沿って往復移動自在に構成されてい
る。
【0028】支持台車25の作業位置において第2搬送
機構3の終端部とは反対側の固定部に光センサー31が
固定され、作業位置において前述の非作業位置側(図8
の紙面右側)とは反対側に対向する固定部に反射板32
が固定されている。これにより、図1に示すように光セ
ンサー31の発光部からの検出光L1が、作業位置の支
持台車25の上面を斜めに横切るように反射板32に達
し、反射板32で反射した検出光L1が、作業位置の支
持台車25の上面を斜めに横切るようにして光センサー
31の受光部に受光される。
【0029】移し換え部19の下部に昇降部26が備え
られ、昇降部26のモータ27で回転駆動される一対の
搬送チェーン28が昇降部26の上部に備えられてお
り、搬送チェーン28が支持台車25よりも上側に位置
する送り込み位置、及び支持台車25がレール20に沿
って移動可能な位置まで搬送チェーン28が下降する退
避位置に亘り、昇降部26及び搬送チェーン28が昇降
操作自在に構成されている。
【0030】作動油が供給されることで伸長して昇降部
26を持ち上げ操作する油圧シリンダ(図示せず)が備
えられており、油圧シリンダに作動油を供給するポンプ
(図示せず)、ポンプを作動操作する足踏み式の操作ペ
ダル(図示せず)、ポンプからの作動油を油圧シリンダ
に供給する上昇位置及び油圧シリンダの作動油を排出す
る下降位置に切換操作自在な操作弁(図示せず)が備え
られている。
【0031】これにより、操作弁を上昇位置に切換操作
した状態で操作ペダルを繰り返して踏み操作することに
よって、昇降部26及び搬送チェーン28を送り込み位
置に上昇操作できるのであり、操作弁を下降位置に切換
操作することにより、昇降部26及び搬送チェーン28
を退避位置に下降操作できる。この場合、後述するよう
に搬送チェーン28が所定個数に積み重ねられた育苗箱
17を支持した状態で、昇降部26及び搬送チェーン2
8が送り込み位置から下降しないのに必要な圧力以上
に、油圧シリンダの作動油の圧力が上昇すると開くリリ
ーフ弁(図示せず)が備えられている。
【0032】図1及び図2に示すように、昇降部26及
び搬送チェーン28が送り込み位置に上昇操作されてい
ることを検出するリミットスイッチ(図示せず)が備え
られており、昇降部26及び搬送チェーン28が送り込
み位置に上昇操作されていると、リミットスイッチの検
出に基づいて点灯する表示ランプ29が備えられてい
る。図8に示すようにレール20に沿って支持台車25
を移動させる際、支持台車25に作用して支持台車25
を第2搬送機構3の終端部に接続される作業位置に保持
する磁石30が、一対備えられている。
【0033】(4)次に播種処理及び灌水処理の終了し
た育苗箱17が、第1搬送機構1により積み重ね部2に
搬送され、積み重ね部2において育苗箱17が下側から
所定個数N1に積み重ねられるまでの流れについて、図
9に基づいて説明する。図12(イ)に示すように、播
種処理及び灌水処理の終了した育苗箱17が第1搬送機
構1に送り込まれて、第1存否センサー21により育苗
箱17が検出されると(ステップS1)、第1搬送機構
1により育苗箱17が積み重ね部2の昇降台8の位置に
送り込まれ(ステップS2)、育苗箱17が第2存否セ
ンサー22に検出されると(ステップS3)、第1及び
第2ローラー13,14が低速(第1搬送機構1の搬送
速度よりも低速)で回転駆動されて(ステップS4)、
育苗箱17が減速操作されながら昇降台8の位置に引き
込まれていく。
【0034】昇降台8の位置に引き込まれてくる育苗箱
17が、第3存否センサー23に検出され(ステップS
5)、突出位置に操作されているストッパー16に接当
して停止し、第1及び第2ローラー13,14も停止操
作される(ステップS6)。この場合、図5及び図6に
示すように積み重ね部2の入口部(図5の紙面右側)
に、上側が細い円錐状で縦軸芯P1周りに自由回転する
位置決めローラー15が左右一対配置されているので、
左右方向での位置が決められた状態で育苗箱17が、昇
降台8の位置に引き込まれてくる。
【0035】次に図12(ロ)に示すように、昇降台8
の上昇操作が開始されて育苗箱17が昇降台8によって
持ち上げられ(ステップS7)、作用位置に突出してい
る支持板18が非作用位置に退入操作されて(ステップ
S8)、支持板18に既に積み重ねられて支持されてい
る育苗箱17に、昇降台8に支持された育苗箱17が下
側から当たり、昇降台8によって育苗箱17が下側から
積み重ねられながら持ち上げられる。このように、第3
存否センサー23による育苗箱17の検出、昇降台8に
よる育苗箱17の持ち上げ、及び支持板18の非作用位
置への退入操作の3つの操作が行われることによって、
一つの育苗箱17が昇降台8及び支持板18に支持され
るとカウントされる(育苗箱17のカウント数N)(ス
テップS9)。
【0036】次に図12(ハ)に示すように支持板18
が作用位置に突出操作され(ステップS11)、昇降台
8が下降操作され始めて(ステップS12)、積み重ね
られた育苗箱17が支持板18に支持されるのであり、
図12(ニ)に示すように昇降台8が下降位置で停止し
て(ステップS13)、ステップS1に戻る。以上の操
作を繰り返していくことにより育苗箱17が積み重ねら
れて、育苗箱17の積み重ね数がカウント数Nとしてカ
ウントされていく。
【0037】(5)前述のように昇降台8の昇降操作に
伴い、支持板18が作用位置及び非作用位置に出退操作
される構成について説明する。図13,14,4に示す
ように、モータ4の出力軸4aに昇降台8の昇降操作用
の偏芯カム5が固定されて、出力軸4aに第1検出板3
3が固定されており、第1検出板33に第2検出板34
及び第3検出板35が固定されている。一つの固定の支
持フレーム36に、第1近接センサー37及び第2近接
センサー38が上下に並べて固定されている。
【0038】図13に示す状態は、第1近接センサー3
7によって第1検出板33が検出されている状態であ
り、図3及び図4に示すように昇降台8が下降位置で停
止している状態である。この状態において図12(イ)
に示すように、育苗箱17が第1搬送機構1から昇降台
8の位置に送り込まれて、第3存否センサー23によっ
て検出されると、モータ4により偏芯カム5が図3及び
図13の紙面反時計方向に回転され始めて、昇降台8の
上昇操作が開始される。
【0039】次に第2検出板34が第2近接センサー3
8の位置に達して検出されると、第2近接センサー38
の検出に基づいて、図12(ロ)に示すように作用位置
の支持板18が非作用位置に退入操作され、昇降台8に
より育苗箱17が下側から積み重ねられながら持ち上げ
られる。偏芯カム5が図3及び図13の紙面反時計方向
にさらに回転して、第3検出板35が第2近接センサー
38の位置に達して検出されると、第2近接センサー3
8の検出に基づいて、図12(ハ)に示すように非作用
位置の支持板18が作用位置に突出操作されて、積み重
ねられた育苗箱17が支持板18に支持される。偏芯カ
ム5が図3及び図13の紙面反時計方向にさらに回転し
て、第1検出板33が第1近接センサー37の位置に達
して検出されると、第1近接センサー37の検出に基づ
いて図3及び図4に示すように昇降台8が下降位置で停
止する。
【0040】(6)次に、積み重ね部2において育苗箱
17が下側から所定個数N1に積み重ねられ、所定個数
N1に積み重ねられた育苗箱17が積み重ね部2から送
り出されるまでの流れについて、図9及び図10に基づ
いて説明する。図12(イ)に示す第3存否センサー2
3による育苗箱17の検出、昇降台8による育苗箱18
の持ち上げ、及び支持板18の非作用位置への退入操作
の3つの操作により、育苗箱17のカウント数Nが所定
個数N1(例えば30個)に達すると(ステップS1
0)、支持板18の作用位置への突出操作は行われず
に、所定個数N1に積み重ねられた育苗箱17を昇降台
8が支持した状態のままで、昇降台8が下降操作され始
め(ステップS14)、昇降台8が下降位置(図3及び
図4参照)で停止する(ステップS15)。
【0041】この状態において図15(イ)に示すよう
に第2搬送機構3に何も無ければ(第4存否センサー2
4の非検出状態)(ステップS16)、ストッパー16
が退入位置に操作されて(ステップS17)、第1及び
第2ローラー13,14により所定個数N1に積み重ね
られた育苗箱17が、積み重ね部2から第2搬送機構3
に送り出され始める(ステップS18)。この場合、第
1及び第2ローラー13,14はステップS4の状態よ
りも高速で回転駆動されて、所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17が、積み重ね部2から第2搬送機構3に
素早く送り出される。
【0042】以上のように、所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17を支持した昇降台8が下降位置(図3及
び図4参照)で停止すると、第2存否センサー22が検
出状態に切り換わり、所定個数N1に積み重ねられた育
苗箱17が第2搬送機構3に送り出されると、第2存否
センサー22が非検出状態に切り換わるので、この第2
存否センサー22の非検出状態への切り換わりに基づい
て、カウント数Nが零に設定される(ステップS19,
S20)。
【0043】前述のように所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17が積み重ね部2から第2搬送機構3に送り
出された際、播種処理及び灌水処理の終了した次の育苗
箱17が第1搬送機構1に送り込まれていると(第1存
否センサー21の検出状態)(ステップ21)、先ず第
1搬送機構1が停止してこの育苗箱17が第1搬送機構
1で待機する(ステップS22)。
【0044】次に待機の状態で設定時間T2が経過して
(ステップS23,S24)、第3存否センサー23が
非検出状態であると(所定個数N1に積み重ねられた育
苗箱17が積み重ね部2から完全に送り出された状態)
(ステップS25)、ストッパー16が突出位置に操作
されて(ステップS26)、ステップS2に移行し育苗
箱17が昇降台8の位置に送り込まれて、前項(5)に
記載のように積み重ね部2において育苗箱17の次の積
み重ねが開始される。
【0045】(7)次に、所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17が積み重ね部2から第2搬送機構3及び移
し換え部19に送り出されるまでの流れについて、図1
0及び図11に基づいて説明する。図15(イ)に示す
ように第2搬送機構3に何も無い状態において(第4存
否センサー24の非検出状態)(ステップS16)、所
定個数N1に積み重ねられた育苗箱17が積み重ね部2
から第2搬送機構3に送り出された際、移し換え部19
の作業位置に位置する支持台車25にも何も無い場合
(光センサー31の検出光L1が遮断されていない状
態)(ステップS27)、所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17が、第2搬送機構3から移し換え部19の
支持台車25に送り出され始める(ステップS28)。
【0046】前述のように、所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17が支持台車25にある程度送り込まれ始
めると、図8に示すように所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17の角部が光センサー31の検出光L1を遮
断するので、この検出光L1の非検出状態に基づいて
(ステップS29)、送り込み位置に在る搬送チェーン
28が低速(第2搬送機構3の搬送速度よりも低速)で
回転駆動されて(ステップS30)、所定個数N1に積
み重ねられた育苗箱17が、低速に減速操作されながら
支持台車25に移し換えられる。
【0047】以上のようにして、所定個数N1に積み重
ねられた育苗箱17を支持台車25に移し換えると、こ
の支持台車25をレール20に沿って、横方向(図8の
紙面右方向)に離れた非作業位置に移動させて(反射板
32とは反対側)、発芽室(図示せず)にまで運び、次
の新しい支持台車25を移し換え部19の作業位置に設
置する。
【0048】次に、図15(ロ)に示すように所定個数
N1に積み重ねられた育苗箱17が積み重ね部2から第
2搬送機構3に送り出された際、移し換え部19の作業
位置に位置する支持台車25に、前回の操作で所定個数
N1に積み重ねられた育苗箱17が支持されている場合
(光センサー31の検出光L1が遮断された非検出状
態)(ステップS27)、第2搬送機構3が停止して所
定個数N1に積み重ねられた育苗箱17が、第2搬送機
構3で待機する(ステップS31)。所定個数N1に積
み重ねられた育苗箱17を支持した支持台車25が非作
業位置に移動され、次の新しい支持台車25が移し換え
部19の作業位置に設置されると、第2搬送機構3で待
機している所定個数N1に積み重ねられた育苗箱17
が、前述のステップS28,S29,S30と同様にし
て支持台車25に移し換えられる。
【0049】次に、所定個数N1に積み重ねられた育苗
箱17を支持した昇降台8が、下降操作されて下降位置
(図3及び図4参照)で停止した際(ステップS1
5)、図15(ハ)に示すように前回の操作で所定個数
N1に積み重ねられた育苗箱17が、第2搬送機構3に
まだ残っている場合(第4存否センサー24の検出状
態)(ステップS16)、第1及び第2ローラー13,
14は回転駆動されず、所定個数N1に積み重ねられた
育苗箱17を支持した昇降台8は、積み重ね部2の下降
位置で待機している(ステップS31)。
【0050】第2搬送機構3に残っている所定個数N1
に積み重ねられた育苗箱17が、第2搬送機構3から移
し換え部19の支持台車25に移し換えられて(第4存
否センサー24の非検出状態)(ステップS32)、そ
の時点から設定時間T1が経過すると(ステップS3
3,S34)、ステップS18に移行して、第1及び第
2ローラー13,14により所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17が、積み重ね部2から第2搬送機構3に
送り出される。
【0051】〔発明の実施の第1別形態〕図1及び図2
に示す移し換え部19に代えて、第2搬送機構3の終端
部に図16及び図17に示すような、フォークリフト型
式の移し換え機構39を備えてもよい。図16及び図1
7に示すように、移し換え機構39は車輪41を備えた
主フレーム42に支持台43を昇降操作自在に備え、支
持台43に支持ローラー44及び支持ローラー44を回
転駆動するモータ45を備えて構成されている。
【0052】第2搬送機構3の搬送方向と交差する方向
に一対のレール40が配置されており、移し換え機構3
9は支持台43が第2搬送機構3の終端部に接続される
作業位置、及び第2搬送機構3の搬送方向と交差する横
方向(図17の紙面上下方向)に離れた非作業位置に亘
り、レール40に沿って往復移動自在である。非作業位
置においてレール40の上側を交差するように一対のレ
ール46が配置されており、キャスター車輪47aを備
えてレール46に沿って移動自在な発芽台車47が備え
られている。
【0053】図17に示すように、支持台43の作業位
置において第2搬送機構3の終端部とは反対側に対向す
る固定部48に光センサー49が固定され、非作業位置
側とは反対側(図17の紙面下側)に対向する支持台4
3の部位に反射板50が固定されている。これにより、
光センサー49の発光部からの検出光L2が、作業位置
の支持台43の上面を斜めに横切るように反射板50に
達し、反射板50で反射した検出光L2が、作業位置の
支持台43の上面を斜めに横切るようにして光センサー
49の受光部に受光される。
【0054】以上の構成により、移し換え機構39の支
持台43が作業位置に位置している状態において、所定
個数N1に積み重ねられた育苗箱17が第2搬送機構3
から支持台43に送り出され始めると、所定個数N1に
積み重ねられた育苗箱17の角部により、光センサー4
9の検出光L2が遮断されて非検出状態となるので、こ
れに基づいて支持台43の支持ローラー44が低速(第
2搬送機構3の搬送速度よりも低速)で回転駆動され、
所定個数N1に積み重ねられた育苗箱17が、低速に減
速操作されながら支持台43に移し換えられる。
【0055】以上のようにして、所定個数N1に積み重
ねられた育苗箱17を支持台43に移し換えると、図1
8(イ)に示すように移し換え機構39をレール40に
沿って、横方向(図17の紙面上下方向)に離れた非作
業位置に移動させて(反射板50とは反対側)、支持台
43を発芽台車47に入り込ませ、図18(ロ)に示す
ように支持台43を下降操作して、所定個数N1に積み
重ねられた育苗箱17を発芽台車47に移し換える。次
に図18(ハ)に示すように移し換え機構39を作業位
置に移動させて、支持台43を第2搬送機構3と同じ高
さに上昇操作する。
【0056】図17に示すように固定部48に光センサ
ー49を備え、支持台43に反射板50を備えているの
で、図18(ハ)に示すように移し換え機構39を作業
位置に移動させた際に、支持台43を第2搬送機構3と
同じ高さに上昇操作しなければ、光センサー49と反射
板50との高さの違いにより、光センサー49の検出光
L2が反射板50に達せず検出光L2の非検出状態とな
る。これにより、図18(ハ)に示すように移し換え機
構39を作業位置に移動させた際、支持台43が第2搬
送機構3と同じ高さに位置していなければ(光センサー
49の検出光L2の非検出状態)、支持台43の上昇操
作が忘れられていると判断されて、警報ブザー(図示せ
ず)が作動する。
【0057】発芽台車47は所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17を4組支持できるように構成されてお
り、発芽台車47の前側に所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17を2組支持させると、発芽台車47をレー
ル46に沿って図17の紙面右方に移動させて、発芽台
車47の後側に所定個数N1に積み重ねられた育苗箱1
7を2組支持させる。
【0058】図16及び図17に示すように、レール4
0の端部に支持フレーム51が縦向きに固定されてお
り、支持フレーム51の上端の横軸芯P2周りに係合部
材52が上下に揺動操作自在に支持されている。これに
より、発芽台車47の前側に所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17を支持させる場合、発芽台車47の前側
の固定フレーム47bの一端に係合部材52を係合させ
て、発芽台車47をこの位置で保持する。次に、発芽台
車47をレール46に沿って図17の紙面右方に移動さ
せて、発芽台車47の後側に所定個数N1に積み重ねら
れた育苗箱17を支持させる場合、発芽台車47の後側
の固定フレーム47cの一端に係合部材52を係合させ
て、発芽台車47をこの位置で保持する。
【0059】〔発明の実施の第2別形態〕図8及び図1
7に示す光センサー31,49及び反射板32,50に
加えて、所定個数N1に積み重ねられた育苗箱17が、
支持台車25(支持台43)の終端部(図8における支
持台車25の紙面上端部、図17における支持部43の
紙面下端部)に達すると、所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17の角部(検出光L1,L2を遮断する角
部)を検出する光センサー(図示せず)及び反射板(図
示せず)を、光センサー31,49及び反射板32,5
0と同じように配置してもよい。
【0060】これにより、所定個数N1に積み重ねられ
た育苗箱17が支持台車25(支持台43)の終端部
を、前述の追加した光センサー及び反射板により検出し
て、搬送チェーン28(支持ローラー44)をさらに減
速操作して停止させ、所定個数N1に積み重ねられた育
苗箱17が支持台車25(支持台43)においてショッ
ク少なく停止するように構成する。前述の追加した光セ
ンサー及び反射板は、支持台車25(支持台43)の終
端部において、所定個数N1に積み重ねられた育苗箱1
7の下側及び上側に配置してもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、所定個数に積
み重ねられた育苗箱を搬送機構の終端部から支持台車に
移し換えるように構成された育苗箱移し換え装置におい
て、所定個数に積み重ねられた育苗箱を、ショック少な
く支持台車の位置で停止させることができるので、支持
台車において所定個数に積み重ねられた育苗箱が傾くと
言うような事態を未然に防止することができて、この後
の育苗箱の処理が行い易くなる。所定個数に積み重ねら
れた育苗箱が支持台車に送り込まれ始めたことを光セン
サーによって検出する場合、光センサーの検出光の配置
(発光器や反射板等の配置)に工夫を施すことによっ
て、所定個数に積み重ねられた育苗箱の搬送機構から支
持台車への送り込み、及び作業位置と非作業位置とに亘
る支持台車の移動も支障なく行えるようになって、育苗
箱移し換え装置の作業性能を向上させることができた。
【0062】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてい
る。請求項2の特徴のように、搬送機構の終端部に接続
される作業位置で支持台車を保持できる位置決め機構を
備えることにより、支持台車の位置のズレにより支持台
車への移し換えに支障が生じると言う事態が未然に防止
されるようになり、育苗箱移し換え装置の処理性能を向
上させることができた。
【0063】請求項3の特徴によると、請求項2の場合
と同様に前述の請求項2の「発明の効果」を備えてい
る。請求項3の特徴のように位置決め機構を磁石により
構成すると、支持台車を非作業位置から作業位置に移動
させるだけで、磁石(位置決め機構)が支持台車に作用
するように構成することができるので、作業位置におい
てフック部材を支持台車に係合させて保持するような操
作を行う必要がなくなり、操作性の良いものとなる。
【0064】請求項4の特徴によると、請求項1,2,
3のうちのいずれか一つの場合と同様に、前述の請求項
1,2,3のうちのいずれか一つの「発明の効果」を備
えている。請求項4の特徴によると、送り込み機構を昇
降操作自在な昇降機構を備えて、送り込み機構を支持台
車よりも下方の退避位置に下降操作できるように構成す
ることによって、支持台車を作業位置と非作業位置とに
亘って支障なく容易に移動させることができるようにな
り、育苗箱移し換え装置の作業性能を向上させることが
できた。
【0065】請求項5の特徴によると、請求項4の場合
と同様に前述の請求項4の「発明の効果」を備えてい
る。請求項5の特徴によると、昇降機構を油圧作動型式
に構成した場合に、送り込み機構が作業位置に上昇操作
されるのに必要な圧力以上に作動油の圧力が上昇するの
を阻止するリリーフ弁を備えることにより、ロック状態
の発生により昇降機構が下降し難くなると言う状態を未
然に防止することができるので、昇降機構の作動の確実
性を向上させることができた。
【0066】請求項6の特徴によると、請求項4又は5
の場合と同様に前述の請求項4又は5の「発明の効果」
を備えている。請求項6の特徴のような表示部を備える
ことにより、各種の誤操作が未然に防止され、この誤操
作に基づく故障等も未然に防止されるので、昇降機構の
信頼性を向上させることができた。
【0067】請求項7の特徴によると、所定個数に積み
重ねられた育苗箱を搬送機構の終端部から支持部に移し
換えるように構成された育苗箱移し換え装置において、
所定個数に積み重ねられた育苗箱を、ショック少なく支
持部で停止させることができるので、支持部において所
定個数に積み重ねられた育苗箱が傾くと言うような事態
を未然に防止することができて、この後の育苗箱の処理
が行い易くなる。所定個数に積み重ねられた育苗箱が支
持部に送り込まれ始めたことを光センサーによって検出
する場合、光センサーの検出光の配置(発光器や反射板
等の配置)に工夫を施すことによって、所定個数に積み
重ねられた育苗箱の搬送機構から支持部への送り込み、
及び作業位置と非作業位置とに亘る支持部の移動も支障
なく行えるようになって、育苗箱移し換え装置の作業性
能を向上させることができた。請求項7の特徴による
と、前述の光センサーにより支持部が搬送機構と同じ高
さに位置しているか否かも検出することができるので、
この検出に基づいて警報等を発するように構成すれば、
支持部が搬送機構と同じ高さに位置していない状態で、
所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送機構の終端部か
ら支持部に移し換えようとして、所定個数に積み重ねら
れた育苗箱が傾くと言うような事態が未然に防止され
て、育苗箱移し換え装置の作業性能を向上させることが
できた。
【0068】請求項8の特徴によると、請求項7の場合
と同様に前述の請求項7の「発明の効果」を備えてい
る。請求項8の特徴によると、支持台車にキャスター車
輪等が備えられていても、これに関係なく支持台車を支
持部の非作業位置に正確に位置させることができるの
で、所定個数に積み重ねられた育苗箱を非作業位置の支
持部から支持台車に、支障なく容易に移し換えることが
できるようになり、移し換えの際に所定個数に積み重ね
られた育苗箱が傾くと言うような事態が未然に防止され
て、育苗箱移し換え装置の作業性能を向上させることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗箱移し換え装置の全体平面図
【図2】育苗箱移し換え装置の全体側面図
【図3】昇降台付近の縦断側面図
【図4】昇降台付近の縦断正面図
【図5】昇降台付近の平面図
【図6】昇降台における位置決めローラー付近の縦断正
面図
【図7】昇降台における昇降部付近の横断平面図
【図8】移し換え部付近の平面図
【図9】育苗箱の積み重ねから移し換えまでの制御の流
れの前半を示す図
【図10】育苗箱の積み重ねから移し換えまでの制御の
流れの中半を示す図
【図11】育苗箱の積み重ねから移し換えまでの制御の
流れの後半を示す図
【図12】積み重ね部における育苗箱の積み重ねの流れ
を示す図
【図13】昇降台におけるモータ付近の側面図
【図14】昇降台におけるモータ及び偏芯カム付近の縦
断正面図
【図15】所定個数に積み重ねられた育苗箱の積み重ね
部から移し換え部への流れを示す図
【図16】発明の実施の第1別形態において、移し換え
機構及び発芽台車の正面図
【図17】発明の実施の第1別形態において、移し換え
機構及び発芽台車付近の平面図
【図18】発明の実施の第1別形態において、所定個数
に積み重ねられた育苗箱の発芽台車への移し換えの流れ
を示す図
【符号の説明】
3 搬送機構 17 育苗箱 25,47 支持台車 28,44 送り込み機構 29 表示部 30 位置決め機構、磁石 31,49 光センサー 43 支持部 47b,47c 支持台車の固定フレーム 52 保持機構 N1 所定個数 L1,L2 検出光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 烈 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 知念 悌郎 埼玉県羽生市西2丁目21番10号 金子農機 株式会社内 (72)発明者 安藤 武男 埼玉県羽生市西2丁目21番10号 金子農機 株式会社内 (72)発明者 大石 鉄美 埼玉県羽生市西2丁目21番10号 金子農機 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送
    してくる搬送機構を備え、 支持台車を前記搬送機構の終端部に接続される作業位
    置、及び前記搬送機構の搬送方向と交差する横方向の非
    作業位置に亘り移動自在に構成し、所定個数に積み重ね
    られた育苗箱を、前記搬送機構から作業位置の前記支持
    台車に移し換え可能に構成すると共に、 前記作業位置において前記搬送機構の終端部とは反対側
    に対向する固定部と、前記作業位置において前記非作業
    位置側とは反対側に対向する固定部と亘り、検出光を投
    射する光センサーと、 所定個数に積み重ねられた育苗箱を前記搬送機構から作
    業位置の前記支持台車に、前記搬送機構の搬送速度より
    も低速に減速操作して移し換える送り込み機構とを備え
    て、 所定個数に積み重ねられた育苗箱が前記搬送機構から作
    業位置の前記支持台車に移し換えられるのに伴って、所
    定個数に積み重ねられた育苗箱により前記光センサーの
    検出光が非検出状態になると、前記送り込み機構の作動
    を開始させる制御手段を備えてある育苗箱移し換え装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持台車を作業位置において保持可
    能な位置決め機構を備えてある請求項1記載の育苗箱移
    し換え装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め機構を、前記支持台車を磁
    力によって保持する磁石により構成してある請求項2記
    載の育苗箱移し換え装置。
  4. 【請求項4】 前記送り込み機構を所定個数に積み重ね
    られた育苗箱を上部に載置して搬送するように構成し、
    作業位置の前記支持台車よりも上側に位置する送り込み
    位置及び作業位置の前記支持台車よりも下方の退避位置
    に亘り、前記送り込み機構を昇降操作自在な昇降機構を
    備えてある請求項1,2,3のうちのいずれか一つに記
    載の育苗箱移し換え装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降機構を、作動油が供給されるこ
    とで前記送り込み機構を作業位置に上昇操作する油圧作
    動型式に構成すると共に、前記送り込み機構が作業位置
    に上昇操作されるのに必要な圧力以上に作動油の圧力が
    上昇するのを阻止するリリーフ弁を備えてある請求項4
    記載の育苗箱移し換え装置。
  6. 【請求項6】 前記送り込み機構が送り込み位置に上昇
    していることを表示する表示部を備えてある請求項4又
    は5記載の育苗箱移し換え装置。
  7. 【請求項7】 所定個数に積み重ねられた育苗箱を搬送
    してくる搬送機構を備え、 前記搬送機構の終端部に接続される作業位置及び前記搬
    送機構の搬送方向と交差する横方向の非作業位置に亘り
    往復移動自在で、且つ昇降自在な支持部を備えて、所定
    個数に積み重ねられた育苗箱を、前記搬送機構から作業
    位置の前記支持部に移し換え可能に構成すると共に、 前記作業位置において前記搬送機構の終端部とは反対側
    に対向する固定部と、前記非作業位置側とは反対側に対
    向する前記支持部の部位と亘り、検出光を投射する光セ
    ンサーと、 所定個数に積み重ねられた育苗箱を前記搬送機構から作
    業位置の前記支持部に、前記搬送機構の搬送速度よりも
    低速に減速操作して移し換える送り込み機構とを備え
    て、 前記作業位置において前記光センサーの検出光が非検出
    状態であると、前記支持部が前記搬送機構の終端部に接
    続される高さに位置していないと判断して、前記送り込
    み機構を作動を牽制阻止する牽制手段と、 所定個数に積み重ねられた育苗箱が前記搬送機構から作
    業位置の前記支持部に移し換えられるのに伴って、所定
    個数に積み重ねられた育苗箱により前記光センサーの検
    出光が非検出状態になると、前記送り込み機構の作動を
    開始させる制御手段とを備えてある育苗箱移し換え装
    置。
  8. 【請求項8】 前記支持部の非作業位置に位置して、所
    定個数に積み重ねられて前記支持部に支持された育苗箱
    を受け取る移動自在な支持台車を備えると共に、前記支
    持台車における固定フレームに係合して前記支持台車を
    前記非作業位置に保持する保持機構を備えてある請求項
    7記載の育苗箱移し換え装置。
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