JPH09288366A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH09288366A
JPH09288366A JP26678096A JP26678096A JPH09288366A JP H09288366 A JPH09288366 A JP H09288366A JP 26678096 A JP26678096 A JP 26678096A JP 26678096 A JP26678096 A JP 26678096A JP H09288366 A JPH09288366 A JP H09288366A
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JP
Japan
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JP26678096A
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English (en)
Inventor
Takahito Kiyohara
貴人 清原
Setsu Rokutanzono
節 六反園
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電、露光を繰り返し行なっても、帯電性の
劣化がなく、しかも、残留電位が上昇しない電子写真感
光体を提供する。 【解決手段】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなる陽極酸化皮膜を有し、該皮膜の多孔質層の孔を、
電子輸送材料で充填した導電性支持体上に、光導電層を
設けた電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
関し、さらに詳しくは、陽極酸化皮膜を有するアルミニ
ウム材料からなる支持体を用いた電子写真感光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体は帯電性が低く、
電荷保持性が悪い上、繰り返し使用によるこれらの特性
の劣化が大きいという欠点を有している。このような電
子写真感光体の静電特性、特に帯電性を改良するため、
様々な試みが行われてきた。その一つとして高感度の電
荷発生層中へ帯電時に導電性支体側から帯電電荷と逆極
性の電荷が注入するのを防止するためブロッキング層と
して陽極酸化皮膜を設けることが提案されている(特開
昭63−116162号)。しかし、このアルミニウム
の多孔質陽極酸化皮膜は皮膜自体に無数の微細孔が開い
ているためそのままでは耐湿性、耐環境安定性が低いた
め帯電性、耐久性に劣るという欠点を有する。そのため
陽極酸化化皮膜に対して封孔処理を行い、陽極酸化皮膜
(Al23)の一部をベーマイト化(Al23・3H2
O)することが一般的である。
【0003】従来、封孔処理方法としては沸騰水により
封孔する水和封孔法(特開平1−312554号)、金
属塩を含む熱水により封孔する金属塩封孔法、顔料染料
による封孔処理方法(特開昭59−104651号)、
孔中に金属を充填する封孔処理方法(特開平3−109
564号)等がある。金属塩封孔法についてはフッ化ニ
ッケルを主成分とする封孔剤による低温にて封孔する方
法(特開平6−75208号)なども知られている。
【0004】しかし従来技術のうち、ベーマイト層を多
孔質陽極酸化皮膜上に作成する水和封孔法、金属封孔法
は高温で処理するため封孔浴の安定性が悪く、陽極酸化
表面に粉拭きが生じて欠陥が生じやすい。またフッ化ニ
ッケルを主成分とする低温封孔剤による封孔処理方法は
処理直後の耐食性が悪いため陽極酸化表面が劣化しやす
く耐久性に問題が生じ、安定するには数時間から数日間
以上を要する。その上残留電位の繰り返し特性を評価し
たところ残留電位が上昇するという欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決することにあり、つまり帯電と露光の繰り返
しにおいて残留電位が上昇しない電子写真感光体を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、陽極酸化
皮膜を、例えば電子輸送材料を含有する浴液に浸漬する
ことにより、該皮膜の多孔質層の孔を電子輸送材料で充
填させることにより、上記問題を解決しうることを見い
出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれ
ば、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる陽極
酸化皮膜を有する導電性支持体上に、光導電層を備えて
なる電子写真用感光体において、該陽極酸化皮膜の多孔
質層の孔を電子輸送材料で充填したことを特徴とする電
子写真感光体が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明においての陽極酸化皮膜を有する導電性支持体を
得るためのアルミニウム材料としては、純Al系の材料
の他に、Al−Mg、Al−Mg−Si、Al−Mg−
Mn、Al−Mn、Al−Cu−Ni、Al−Cu、A
l−Si、Al−Cu−Zn、Al−Cu−Si、Al
−Mg−Si系等のアルミニウム合金材料の中から選択
して使用することができる。
【0008】本発明においては、上記アルミニウム材料
を陽極酸化処理し陽極酸化皮膜を形成し、次いで該皮膜
の多孔質層の孔への電子輸送材料の充填処理を施こす。
先ず、上記アルミニウム材料よりなる被処理物は、陽極
酸化処理を施す前に、酸アルカリ、有機溶剤、界面活性
剤、エマルジョン、電解などの各種脱脂洗浄方法による
脱脂処理することが望ましい。陽極酸化処理は、通常、
例えばクロム酸、硫酸、シュウ酸、酒石酸、リン酸、ス
ルファミン酸、ベンゼンスルホン酸等の酸性浴中で陽極
酸化処理することにより行い、酸化皮膜を形成する。こ
の場合直流交流いずれでも良いが、電圧は2〜160
V、電流密度は0.1〜5A/dm2、液温10〜40
℃が好ましい。
【0009】次いで、このように形成した陽極酸化皮膜
を、以下のような充填処理剤を含有する処理浴中に浸漬
することにより充填処理を施こす。溶媒としては、例え
ばジクロロメタン、THF等電子輸送材料が溶解可能な
ものが好ましい。液温は、20℃以上、100℃未満、
浸漬時間は5分以上、60分以内が好ましい。充填処理
済み陽極酸化皮膜は、0.5〜20μmが好ましい。
【0010】本発明において、充填処理剤としての電子
輸送材料としては、公知のものがいずれも使用できる
が、特に以下に示す、一般式(1)〜一般式(20)で
表される化合物が使用でき、これら化合物を組み合わせ
て用いると効果の発現が顕著である。
【0011】下記一般式(1)で表される化合物
【化1】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のフェニル
基、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
ル基、シアノ基、またはニトロ基を、Xは、=C(CN)
2、=C(CN)COOR2、=C(COOR3)2、(ただ
し、R2及びR3はアルキル基を表し、R3は相互に結合
して環を形成しても良い。)を表し、nは1から3の整
数を表す。〕
【0012】下記一般式(2)で表される化合物
【化2】 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を、Xは
シアノ基、またはアルコキシカルボニル基を表す。〕
【0013】下記一般式(3)で表される化合物
【化3】 Ar−CH=C(COOR)2 (3) 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を、Rは
アルキル基を表す。ただし、Rは相互に結合して環を形
成しても良い。〕
【0014】下記一般式(4)で表される化合物
【化4】 〔式中、Xは硫黄またはセレン原子を、Yは置換もしく
は無置換のアルキル基、アリール基、またはシアノ基
を、Rは置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしく
は無置換のアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン
原子、または水素原子を表し、nは1から3の整数を表
す。〕
【0015】下記一般式(5)で表される化合物
【化5】 Ar−CH=CHNO2 (5) 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を表
す。〕
【0016】下記一般式(6)で表される化合物
【化6】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ置換もしくは無置換の
フェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基、または
複素芳香環基を表す。〕
【0017】下記一般式(7)で表される化合物
【化7】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のフェニル基
を、R2は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のフェニル基ハロゲン原子、ア
ルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、
シアノ基、またはニトロ基を表し、nは1から3の整数
を表す。〕
【0018】下記一般式(8)で表される化合物
【化8】 〔式中、R1は水素原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基、置換もしくは無置換のフェニル基、ハロゲン原
子、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
ル基、シアノ基、またはニトロ基を表し、nは1から3
の整数を表す。〕
【0019】下記一般式(9)で表される化合物
【化9】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ置換もしくは無置換の
フェニル基、置換もしくは無置換の多環芳香族基、また
は置換もしくは無置換の複素環基を表す。〕
【0020】下記一般式(10)で表される化合物
【化10】
【0021】下記一般式(11)で表される化合物
【化11】
【0022】下記一般式(12)で表される化合物
【化12】 〔式中、R1、R2は、ハロゲン原子、置換または無置換
のアルキル基、置換または無置換の芳香族基、アルコキ
シ基、シアノ基、ニトロ基、または−COOR3、−C
ONR34、−SO234で表される基を表す(ここ
でR3、R4は置換または無置換のアルキル基、置換また
は無置換の芳香族基、置換または無置換の複素環基より
なる群から選ばれた少なくとも一種の基を表し、互いに
結合して環を形成してもよい。)。また、nは0、1ま
たは2であり、mは0または1である。X、Yは=O、
=N(CN)、下記一般式(12)−aで表される基、
および(12)−bで表される基からなる群から選ばれ
た少なくとも一種の基を表す。
【化13】 {ここで式(12)−a中のR5は、ハロゲン原子、置
換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香
族基、アシル基、アルコキシ基、エステル基、アミド
基、シアノ基、ニトロ基、スルホン基、またはスルホン
アミド基を表す。kは0から3の整数である。また、式
(12)−b中のA、Bは水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、置換もしくは無置換のフェニル基、および前記
−COOR3で示される化合物よりなる群から選ばれた
少なくとも一種の基を表す}。〕
【0023】下記一般式(13)で表される化合物
【化14】 〔式中、R6、R7は、置換または無置換のアルキル基、
置換または無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無
置換のフェニル基、Zは=0、=C(D)(E)、=N
(CN)を表す(ここでDおよびEは水素原子、置換も
しくは無置換のフェニル基、シアノ基、置換もしくは無
置換のアルコキシカルボニル基を表す。)。〕
【0024】下記一般式(14)で表される化合物
【化15】 〔式中、R8は、置換または無置換のアルキル基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基を表し、R9は、置換ま
たは無置換のアルキル基、置換または無置換のフェニル
基、置換または無置換のシクロアルキル基を表し、Ar
は、置換または無置換のフェニル基、置換または無置換
の多環芳香族基あるいは置換または無置換の複素環基を
表し、lは0から4の整数を表す。〕
【0025】下記一般式(15)で表される化合物
【化16】 {式中、R1、R2は、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のア
リールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカル
バモイル基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もし
くは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアリ
ールオキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換も
しくは無置換のスルホン基、置換もしくは無置換のスル
ホンアミド基、シアノ基、チオシアノ基、ニトロ基、ま
たはハロゲン原子を表し、R1、R2は同一であっても異
なっていてもよい。Xは=O、=N−R3、=N−C
N、=C(A)(B)を表す。(ここでR3は、置換も
しくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香
族基を表す。またA、Bは水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換
もしくは無置換の複素環基、置換もしくは無置換のアル
コキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオ
キシカルボニル基、シアノ基を表し、A、Bは同一であ
っても、異なっていてもよい。)mは0〜4の整数を表
し、nは0〜2の整数を表す。}
【0026】下記一般式(16)で表される化合物
【化17】 {式中、R1、R2、X、m、nは一般式(15)に記載
のものと同じ。}
【0027】下記一般式(17)で表される化合物
【化18】 {式中、R1、R2は、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のア
リールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカル
バモイル基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もし
くは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアリ
ールオキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換も
しくは無置換のスルホン基、置換もしくは無置換のスル
ホンアミド基、シアノ基、チオシアノ基、ニトロ基、ま
たはハロゲン原子を表し、R1、R2は同一であっても異
なっていてもよい。R3は、水素原子、置換もしくは無
置換のアルキル基、置換もしく無置換の芳香族基を表
す。=Xは=O、=N−R4、=N−CN、=C(A)
(B)を表す。(ここでR4は、置換もしくは無置換の
アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基を表す。ま
たA、Bは水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
換の複素環基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボ
ニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニ
ル基、シアノ基を表し、A、Bは同一であっても、異な
っていてもよい。)mは0〜4の整数を表し、nは0〜
2の整数を表す。}
【0028】下記一般式(18)で表される化合物
【化19】
【0029】下記一般式(19)で表される化合物
【化20】
【0030】下記一般式(20)で表される化合物
【化21】 (式中、XはOまたはN−Rを表し、Rは置換もしくは
無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基
を表わす。)
【0031】前記一般式(1)で表される化合物の具体
例としては、以下の表1に示されるものが挙げられる。
【0032】
【表1−(1)】
【0033】
【表1−(2)】
【0034】
【表1−(3)】
【0035】
【表1−(4)】
【0036】また、一般式(2)で表される化合物の具
体例としては、以下の表2に示されるものが挙げられ
る。
【0037】
【表2−(1)】
【0038】
【表2−(2)】
【0039】
【表2−(3)】
【0040】
【表2−(4)】
【0041】
【表2−(5)】
【0042】
【表2−(6)】
【0043】
【表2−(7)】
【0044】
【表2−(8)】
【0045】
【表2−(9)】
【0046】
【表2−(10)】
【0047】
【表2−(11)】
【0048】
【表2−(12)】
【0049】
【表2−(13)】
【0050】
【表2−(14)】
【0051】
【表2−(15)】
【0052】また、一般式(3)で表される化合物の具
体例としては、以下の表3で示されるものが挙げられ
る。
【0053】
【表3−(1)】
【0054】
【表3−(2)】
【0055】
【表3−(3)】
【0056】
【表3−(4)】
【0057】また、一般式(4)で表される化合物の具
体例としては、以下の表4で示されるものが挙げられ
る。
【0058】
【表4−(1)】
【0059】
【表4−(2)】
【0060】
【表4−(3)】
【0061】
【表4−(4)】
【0062】
【表4−(5)】
【0063】また、一般式(5)で表される化合物の具
体例としては、以下の表5で示されるものが挙げられ
る。
【0064】
【表5−(1)】
【0065】
【表5−(2)】
【0066】
【表5−(3)】
【0067】
【表5−(4)】
【0068】
【表5−(5)】
【0069】また、一般式(6)で表される化合物の具
体例としては、以下の表6で示されるものが挙げられ
る。
【0070】
【表6−(1)】
【0071】
【表6−(2)】
【0072】
【表6−(3)】
【0073】
【表6−(4)】
【0074】
【表6−(5)】
【0075】
【表6−(6)】
【0076】
【表6−(7)】
【0077】
【表6−(8)】
【0078】
【表6−(9)】
【0079】また、一般式(7)で表される化合物の具
体例としては、以下の表7で示されるものが挙げられ
る。
【0080】
【表7−(1)】
【0081】
【表7−(2)】
【0082】
【表7−(3)】
【0083】
【表7−(4)】
【0084】また、一般式(8)で表される化合物の具
体例としては、以下の表8で示されるものが挙げられ
る。
【0085】
【表8】
【0086】また、前記一般式(9)で示される化合物
の具体例としては、例えば、表9で示すものが挙げられ
る。
【0087】
【表9−(1)】
【0088】
【表9−(2)】
【0089】
【表9−(3)】
【0090】
【表9−(4)】
【0091】
【表9−(5)】
【0092】
【表9−(6)】
【0093】
【表9−(7)】
【0094】
【表9−(8)】
【0095】
【表9−(9)】
【0096】
【表9−(10)】
【0097】
【表9−(11)】
【0098】
【表9−(12)】
【0099】
【表9−(13)】
【0100】
【表9−(14)】
【0101】
【表9−(15)】
【0102】
【表9−(16)】
【0103】
【表9−(17)】
【0104】
【表9−(18)】
【0105】
【表9−(19)】
【0106】
【表9−(20)】
【0107】
【表9−(21)】
【0108】
【表9−(22)】
【0109】
【表9−(23)】
【0110】
【表9−(24)】
【0111】
【表9−(25)】
【0112】また、一般式(10)〜一般式(11)で
表される化合物の具体例としては、それぞれ表10〜表
11で示されるものが挙げられる。
【0113】
【表10】
【0114】
【表11】
【0115】また、一般式(12)で表される化合物の
具体例としては、以下の表12で示されるものが挙げら
れる。
【0116】
【表12−(1)】
【0117】
【表12−(2)】
【0118】また、一般式(13)で表される化合物の
具体例としては、以下の表13で示されるものが挙げら
れる。
【0119】
【表13−(1)】
【0120】
【表13−(2)】
【0121】
【表13−(3)】
【0122】
【表13−(4)】
【0123】
【表13−(5)】
【0124】
【表13−(6)】
【0125】
【表13−(7)】
【0126】
【表13−(8)】
【0127】
【表13−(9)】
【0128】
【表13−(10)】
【0129】
【表13−(11)】
【0130】
【表13−(12)】
【0131】
【表13−(13)】
【0132】
【表13−(14)】
【0133】また、一般式(14)で表される化合物の
具体例としては、以下の表14で示されるものが挙げら
れる。
【0134】
【表14−(1)】
【0135】
【表14−(2)】
【0136】
【表14−(3)】
【0137】
【表14−(4)】
【0138】
【表14−(5)】
【0139】
【表14−(6)】
【0140】
【表14−(7)】
【0141】
【表14−(8)】
【0142】
【表14−(9)】
【0143】
【表14−(10)】
【0144】
【表14−(11)】
【0145】また、一般式(15)で表される化合物の
具体例としては、以下の表15で示されるものが挙げら
れる。
【0146】
【表15−(1)】
【0147】
【表15−(2)】
【0148】また、一般式(16)で表される化合物の
具体例としては、以下の表16で示されるものが挙げら
れる。
【0149】
【表16】
【0150】また、一般式(17)で表される化合物の
具体例としては、以下の表17で示されるものが挙げら
れる。
【0151】
【表17−(1)】
【0152】
【表17−(2)】
【0153】
【表17−(3)】
【0154】
【表17−(4)】
【0155】また、一般式(18)で表される化合物の
具体例としては、以下の表18で示されるものが挙げら
れる。
【0156】
【表18】
【0157】また、一般式(19)で表される化合物の
具体例としては、以下の表19で示されるものが挙げら
れる。
【0158】
【表19】
【0159】また、一般式(20)で表される化合物の
具体例としては、以下の表20で示されるものが挙げら
れる。
【0160】
【表20−(1)】
【0161】
【表20−(2)】
【0162】
【表20−(3)】
【0163】本発明の電子写真感光体は、このように製
造されたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる
陽極酸化皮膜を有し、該皮膜の多孔質層の孔が電子輸送
材料で充填された導電性支持体上に、光導電層を形成さ
せたものである。電子写真感光体には、該光導電層が、
電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有する単一の層から
なる単層型と、電荷発生物質を含有する電荷発生層と、
電荷輸送物質を含有する電荷輸送層の積層からなる積層
型とがあるが、一般に、積層型の感光体は、単層型の感
光体に比べて感度等の面で優れている。以下、本発明の
電子写真用感光体の光導電層は、いずれの型のものであ
ってもよいが、図1に示すような積層型のものについて
具体的に説明する。
【0164】本発明の電子写真感光体は、アルミニウム
またはアルミニウム合金からなり、多孔質層の孔が電子
輸送材料で充填された陽極酸化皮膜を有する導電性支持
体上に、先ず、電荷発生層を設ける。該電荷発生層は、
電荷発生物質を主材料とした層で、必要に応じてバイン
ダー樹脂を用いることもある。
【0165】バインダー樹脂としては、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリケト
ン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリアクリルアミドなどが用いられる。これ
らのバインダー樹脂は単独または2種類以上混合して用
いられる。
【0166】電荷発生物質としては、例えばシーアイピ
グメントブルー25〔カラーインデックス(ICI)2
1180〕、シーアイピグメントレッド41〔CI21
200〕、シーアイアシッドレッド52〔CI4510
0〕、シーアイベーシックレッド〔CI45210〕、
さらにポリフィン骨格を有するフタロシアニン系顔料、
アズレニウム塩顔料、スクアリック塩顔料、カルバゾー
ル骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033号公
報に記載)、スチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭
53−138229号公報に記載)、トリフェニルアミ
ン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−132547号
公報に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔
料(特開昭54−21728号公報に記載)、オキサジ
アゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−1274
2号公報に記載)、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料
(特開昭54−22834号公報に記載)、ビススチル
ベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−17733号
公報に記載)、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有す
るアゾ顔料(特開昭54−2129号公報に記載)、ジ
スチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭5
4−17734号公報に記載)、カルバゾール骨格を有
するトリアゾ顔料(特開昭54−195767号公報、
同57−195768号公報に記載)等、さらにシーア
イピグメントブルー16(CI74100)等のフタロ
シアニン系顔料、シーアイバットブラウン5(CI73
410)、シーアイバッドダイ(CI73030)等の
インジゴ系顔料、アルゴスカーレットB(バイオレット
社製)、インダンスレンスカーレットR(バイエル社
製)等のペリレン系顔料等の有機顔料がある。これらの
電荷発生物質は単独で、あるいは2種以上併用して用い
られる。
【0167】バインダー樹脂は電荷発生物質に対して重
量比で0/1〜10/1用いるのが適当であり、好まし
くは0/1〜1/1である。電荷発生層は、電荷発生物
質を必要ならばバインダー樹脂とともにテトラヒドロフ
ラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、ジオキ
サン、ジクロルエタン等の溶媒を用いてボールミル、ア
トライター、サンドミルなどにより分散し、分散液を適
度に希釈して塗布することにより形成できる。塗布は浸
漬塗工法やスプレーコート、ロールコート法などを用い
て行うことができる。電荷発生層の膜厚は0.01〜5
μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmであ
る。
【0168】次に、このようにして形成された電荷発生
層上に、電荷輸送層を設ける。該電荷輸送層は、電荷輸
送物質および必要に応じて用いられるバインダー樹脂よ
りなる。適当な溶剤にこれらの物質を溶解ないし分散し
てこれを塗布乾燥することにより電荷輸送層を形成する
ことができる。
【0169】電荷輸送物質としては、ポリ−N−ビニル
カルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリ
ルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホル
ムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルフェナントレン、オキサゾール誘導体、
オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフ
ェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)アントラセン、1,1−ビス−(4−ジベンジルア
ミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチ
リルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニル
スチルベン誘導体等の電子供与性物質が挙げられる。こ
の中でも特にトリフェニルアミン誘導体、フェニルヒド
ラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体が望ましい。
【0170】また、本発明において必要に応じて用いら
れるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、スチレンブタジエン−共
重合体、スチレン無水マレイン酸−共重合体、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレ
ート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セ
ルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコ
ーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹
脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性また
は熱硬化性樹脂が挙げられる。これらのバインダー樹脂
は単独または2種類以上混合して用いられる。
【0171】溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、トルエン、モノクロルベンゼン、ジクロルエタ
ン、塩化メチレンなどが用いられる。バインダー樹脂は
電荷輸送物質に対して重量比で10/1〜1/100、
好ましくは3/1〜1/10である。電荷輸送層の厚さ
は5〜100μm程度が適当である。また、本発明にお
いて電荷輸送層中に可塑剤やレベリング剤を添加しても
よい。可塑剤としてはジブチルフタレート、ジオクチル
フタレートなど一般の樹脂の可塑剤として使用されてい
るものがそのまま使用でき、その使用量は電荷輸送層に
対して0〜30重量%程度が適当である。レベリング剤
としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニル
シリコーンオイルなどのシリコーンオイル類が使用さ
れ、その使用量は電荷輸送層に対して0〜1重量%程度
が適当である。
【0172】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、更に詳細
に説明する。
【0173】実施例1 アルミニウム板を蒸留水超音波洗浄を行った。引き続
き、電解質溶液として15%の硫酸溶液を用いて、液温
20℃にて、1A/dm2の電流密度で陽極酸化を行
い、5μmの陽極酸化皮膜を形成し、水洗後乾燥させ
た。次に、先に作成した陽極酸化皮膜を下記のような封
孔処理浴に80℃、10分浸漬し充填処理を行い、水洗
後乾燥させた。次いで、充填処理を行った陽極酸化皮膜
の上に下記電荷発生層用塗工液をブレード塗工し、12
0℃、10分間乾燥し、膜厚0.1μmの電荷発生層を
形成し、さらにそのうえに電荷輸送層用塗工液をブレー
ド塗工し、120℃、20分間乾燥し、膜厚20μmの
電荷移動層を形成し電子写真用感光体を作製した。
【0174】 (充填処理浴) 下記構造式(21)で表される電子輸送材料 3.4重量部 ジクロロメタン 96.6重量部
【化22】
【0175】(電荷発生層用塗工液)400gのシクロ
ヘキサノンと25gの下記構造式(22)で表されるア
ゾ顔料と40gのポリビニルブチラール樹脂(積水化学
エスレックスBM−3)を投入して48時間ボールミリ
ングして混合した。さらに400gのシクロヘキサノン
を加えて24時間混合した後取り出した分散液800g
を攪拌しながら、メチルエチルケトン800gを加え電
荷発生層用塗工液とした。
【0176】
【化23】
【化24】
【0177】 (電荷輸送層用塗工液) 下記構造式(23)で表される カルバゾールヒドラゾン系電荷輸送物質 10重量部 ポリカーボネイド樹脂[帝人(株)製K1300] 10重量部 シリコーン油[信越シリコーン(株)製KF50] 0.0002重量部 テトラヒドロフラン 80重量部
【化25】
【0178】実施例2 実施例1において、電子輸送材料に表1中、No.18
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0179】実施例3 実施例1において、電子輸送材料に表2中、No.14
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0180】実施例4 実施例1において、電子輸送材料に表3中、No.5の
化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1と
同様に感光体を作成した。
【0181】実施例5 実施例1において、電子輸送材料に表4中、No.1の
化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1と
同様に感光体を作成した。
【0182】実施例6 実施例1において、電子輸送材料に表5中、No.22
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0183】実施例7 実施例1において、電子輸送材料に表6中、No.5の
化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1と
同様に感光体を作成した。
【0184】実施例8 実施例1において、電子輸送材料に表7中、No.10
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0185】実施例9 実施例1において、電子輸送材料に表8中、No.8の
化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1と
同様に感光体を作成した。
【0186】実施例10 実施例1において、電子輸送材料に表9中、No.10
2の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
1と同様に感光体を作成した。
【0187】実施例11 実施例1において、電子輸送材料に表10中、No.6
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0188】実施例12 実施例1において、電子輸送材料に表11中、No.2
の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例1
と同様に感光体を作成した。
【0189】比較例1 実施例1において、純水中で90℃、30分浸漬し封孔
処理を行いベーマイト化したこと以外は実施例1と同様
に感光体を作成した。
【0190】比較例2 実施例1において、酢酸ニッケル溶液中で90℃、10
分浸漬し封孔処理を行ったこと以外は実施例1と同様に
感光体を作成した。
【0191】以上のようにして作製した電子写真感光体
を静電特性測定装置(川口電気EPA−8100)を使
用して以下のように静電特性を評価した。−6KVのコ
ロナ帯電を20秒間行い、ついで10秒間暗減衰させ5
luxのタングステン光を照射したこのときの帯電開始
1秒後の表面電位をV1(V)、タングステン光を10
秒間照射させたときの表面電位Vr(V)を測定した。
次に、−800Vに帯電させ5luxのタングステン光
を照射してこの表面電位が−400Vになるのに必要な
露光量E(lux・sec)を測定した。またこのあと
上記の帯電・露光の一連の操作を5000回転後、同様
に測定した。その結果を表21に示す。
【0192】
【表21】
【0193】実施例13 アルミニウム板を蒸留水超音波洗浄を行った。引き続
き、電解質溶液として15%の硫酸溶液を用いて、液温
20℃にて、1A/dm2の電流密度で陽極酸化を行
い、5μmの陽極酸化皮膜を形成し、水洗後乾燥させ
た。次に、先に作成した陽極酸化皮膜を下記のような封
孔処理浴に80℃、10分浸漬し充填処理を行い、水洗
後乾燥させた。次いで、充填処理を行った陽極酸化皮膜
の上に下記電荷発生層用塗工液をブレード塗工し、12
0℃、10分間乾燥し、膜厚0.1μmの電荷発生層を
形成し、さらにそのうえに電荷輸送層用塗工液をブレー
ド塗工し、120℃、20分間乾燥し、膜厚20μmの
電荷移動層を形成し電子写真用感光体を作製した。
【0194】 (充填処理浴) 下記構造式(24)で表される電子輸送材料 3.4重量部 ジクロロメタン 96.6重量部
【化26】
【0195】(電荷発生層用塗工液)400gのシクロ
ヘキサノンと24gの下記構造式(25)で表されるア
ゾ顔料と24gのポリビニルブチラール樹脂(積水化学
エスレックスBM−3)を投入して48時間ボールミリ
ングして混合した。さらに400gのシクロヘキサノン
を加えて24時間混合した後取り出した分散液800g
を攪拌しながら、メチルエチルケトン800gを加え電
荷発生層用塗工液とした。
【0196】
【化27】
【化28】
【0197】 (電荷輸送層塗工液) 下記構造式(26)で表される α−フェニルスチルベン系電荷輸送物質 7重量部 ポリカーボネート樹脂〔帝人(株)製K1300〕 7重量部 シリコーン油(信越シリコーン(株)製KF50) 0.0002重量部 塩化メチレン 86重量部
【化29】
【0198】実施例14 実施例13において、電子輸送材料に表13中、No.
2の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
1と同様に感光体を作成した。
【0199】実施例15 実施例13において、電子輸送材料に表14中、No.
12の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施
例13と同様に感光体を作成した。
【0200】実施例16 実施例13において、電子輸送材料に表15中、No.
3の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
13と同様に感光体を作成した。
【0201】実施例17 実施例13において、電子輸送材料に表16中、No.
2の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
13と同様に感光体を作成した。
【0202】実施例18 実施例13において、電子輸送材料に表17中、No.
3の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
13と同様に感光体を作成した。
【0203】実施例19 実施例13において、電子輸送材料に表18中、No.
5の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施例
13と同様に感光体を作成した。
【0204】実施例20 実施例13において、電子輸送材料に表19中、No.
13の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施
例13と同様に感光体を作成した。
【0205】実施例21 実施例13において、電子輸送材料に表20中、No.
27の化合物を使い、充填処理を行ったこと以外は実施
例13と同様に感光体を作成した。
【0206】実施例13〜21で作製した電子写真感光
体について、実施例1〜12の電子写真感光体と同様に
して、静電特性を評価した。その結果を表22に示す。
【0207】
【表12】 上記表12に示したように、本発明は、陽極酸化皮膜を
有するアルミニウム基体上に光導電層を設けた電子写学
感光体において、該陽極酸化皮膜を電子輸送材料を含有
する溶液により充填処理したものであるので、帯電と露
光の繰り返しにおいても、帯電性が劣化せず残留電位が
上昇しないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体(積層型)の断面模式
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/06 315 G03G 5/06 315B 315Z 318 318B 318A 319 319 5/14 101 5/14 101B

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
    らなる陽極酸化皮膜を有する導電性支持体上に、光導電
    層を備えてなる電子写真用感光体において、該陽極酸化
    皮膜の多孔質層の孔を電子輸送材料で充填したことを特
    徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化1】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
    無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のフェニル
    基、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
    ル基、シアノ基、またはニトロ基を、 Xは、=C(CN)2、=C(CN)COOR2、=C(C
    OOR3)2、(ただし、R2及びR3はアルキル基を表
    し、R3は相互に結合して環を形成しても良い。)を表
    し、nは1から3の整数を表す。〕
  3. 【請求項3】 前記電子輸送材料が、下記一般式(2)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化2】 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を、Xは
    シアノ基、またはアルコキシカルボニル基を表す。〕
  4. 【請求項4】 前記電子輸送材料が、下記一般式(3)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化3】 Ar−CH=C(COOR)2 (3) 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を、Rは
    アルキル基を表す。ただし、Rは相互に結合して環を形
    成しても良い。〕
  5. 【請求項5】 前記電子輸送材料が、下記一般式(4)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化4】 〔式中、Xは硫黄またはセレン原子を、Yは置換もしく
    は無置換のアルキル基、アリール基、またはシアノ基
    を、Rは置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしく
    は無置換のアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン
    原子、または水素原子を表し、nは1から3の整数を表
    す。〕
  6. 【請求項6】 前記電子輸送材料が、下記一般式(5)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化5】 Ar−CH=CHNO2 (5) 〔式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基を表
    す。〕
  7. 【請求項7】 前記電子輸送材料が、下記一般式(6)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化6】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ置換もしくは無置換の
    フェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基、または
    複素芳香環基を表す。〕
  8. 【請求項8】 前記電子輸送材料が、下記一般式(7)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化7】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
    無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のフェニル基
    を、R2は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
    基、置換もしくは無置換のフェニル基、ハロゲン原子、
    アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル
    基、シアノ基、またはニトロ基を表し、nは1から3の
    整数を表す。〕
  9. 【請求項9】 前記電子輸送材料が、下記一般式(8)
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。 【化8】 〔式中、R1は水素原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基、置換もしくは無置換のフェニル基、ハロゲン原
    子、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
    ル基、シアノ基、またはニトロ基を表し、nは1から3
    の整数を表す。〕
  10. 【請求項10】 前記電子輸送材料が、下記一般式
    (9)で表される化合物であることを特徴とする請求項
    1記載の電子写真感光体。 【化9】 〔式中、R1及びR2は、それぞれ置換もしくは無置換の
    フェニル基、置換もしくは無置換の多環芳香族基、また
    は置換もしくは無置換の複素環基を表す。〕
  11. 【請求項11】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    0)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化10】
  12. 【請求項12】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化11】
  13. 【請求項13】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化12】 〔式中、R1、R2は、ハロゲン原子、置換または無置換
    のアルキル基、置換または無置換の芳香族基、アルコキ
    シ基、シアノ基、ニトロ基、または−COOR3、−C
    ONR34、−SO234で表される基を表す(ここ
    でR3、R4は置換または無置換のアルキル基、置換また
    は無置換の芳香族基、置換または無置換の複素環基より
    なる群から選ばれた少なくとも一種の基を表し、互いに
    結合して環を形成してもよい。)。また、nは0、1ま
    たは2であり、mは0または1である。 X、Yは=
    O、=N(CN)、下記一般式(12)−aで表される
    基、および(12)−bで表される基からなる群から選
    ばれた少なくとも一種の基を表す。 【化13】 {ここで式(12)−a中のR5は、ハロゲン原子、置
    換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香
    族基、アシル基、アルコキシ基、エステル基、アミド
    基、シアノ基、ニトロ基、スルホン基、またはスルホン
    アミド基を表す。kは0から3の整数である。また、式
    (12)−b中のA、Bは水素原子、ハロゲン原子、シ
    アノ基、置換もしくは無置換のフェニル基、および前記
    −COOR3で示される化合物よりなる群から選ばれた
    少なくとも一種の基を表す。}〕
  14. 【請求項14】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    3)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化14】 〔式中、R6、R7は、置換または無置換のアルキル基、
    置換または無置換のシクロアルキル基、置換もしくは無
    置換のフェニル基、Zは=0、=C(D)(E)、=N
    (CN)を表す(ここでDおよびEは水素原子、置換も
    しくは無置換のフェニル基、シアノ基、置換もしくは無
    置換のアルコキシカルボニル基を表す。)。〕
  15. 【請求項15】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    4)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化15】 〔式中、R8は、置換または無置換のアルキル基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、ニトロ基を表し、R9は、置換ま
    たは無置換のアルキル基、置換または無置換のフェニル
    基、置換または無置換のシクロアルキル基を表し、Ar
    は、置換または無置換のフェニル基、置換または無置換
    の多環芳香族基あるいは置換または無置換の複素環基を
    表し、lは0から4の整数を表す。〕
  16. 【請求項16】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    5)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化16】 {式中、R1、R2は、置換もしくは無置換のアルキル
    基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
    換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のア
    リールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカル
    バモイル基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もし
    くは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアリ
    ールオキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換も
    しくは無置換のスルホン基、置換もしくは無置換のスル
    ホンアミド基、シアノ基、チオシアノ基、ニトロ基、ま
    たはハロゲン原子を表し、R1、R2は同一であっても異
    なっていてもよい。Xは=O、=N−R3、=N−C
    N、=C(A)(B)を表す。(ここでR3は、置換も
    しくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香
    族基を表す。またA、Bは水素原子、置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換
    もしくは無置換の複素環基、置換もしくは無置換のアル
    コキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオ
    キシカルボニル基、シアノ基を表し、A、Bは同一であ
    っても、異なっていてもよい。)mは0〜4の整数を表
    し、nは0〜2の整数を表す。}
  17. 【請求項17】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    6)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化17】 (式中、R1、R2、X、m、nは請求項16記載のもの
    と同じ。)
  18. 【請求項18】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    7)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化18】 {式中、R1、R2は、置換もしくは無置換のアルキル
    基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
    換のアルコキシカルボニル基、置換もしくは無置換のア
    リールオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のカル
    バモイル基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もし
    くは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアリ
    ールオキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、置換も
    しくは無置換のスルホン基、置換もしくは無置換のスル
    ホンアミド基、シアノ基、チオシアノ基、ニトロ基、ま
    たはハロゲン原子を表し、R1、R2は同一であっても異
    なっていてもよい。R3は、水素原子、置換もしくは無
    置換のアルキル基、置換もしく無置換の芳香族基を表
    す。=Xは=O、=N−R4、=N−CN、=C(A)
    (B)を表す。(ここでR4は、置換もしくは無置換の
    アルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基を表す。ま
    たA、Bは水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
    基、置換もしくは無置換の芳香族基、置換もしくは無置
    換の複素環基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボ
    ニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニ
    ル基、シアノ基を表し、A、Bは同一であっても、異な
    っていてもよい。)mは0〜4の整数を表し、nは0〜
    2の整数を表す。}
  19. 【請求項19】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    8)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化19】
  20. 【請求項20】 前記電子輸送材料が、下記一般式(1
    9)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化20】
  21. 【請求項21】 前記電子輸送材料が、下記一般式(2
    0)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。 【化21】 (式中、XはOまたはN−Rを表し、Rは置換もしくは
    無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基
    を表わす。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137523A (ja) * 2011-11-30 2013-07-11 Canon Inc 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2015152909A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 三菱化学株式会社 電子写真感光体、カートリッジ、及び画像形成装置

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JP2013137523A (ja) * 2011-11-30 2013-07-11 Canon Inc 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
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