JPH09280113A - オートチョーク弁付気化器 - Google Patents

オートチョーク弁付気化器

Info

Publication number
JPH09280113A
JPH09280113A JP11313696A JP11313696A JPH09280113A JP H09280113 A JPH09280113 A JP H09280113A JP 11313696 A JP11313696 A JP 11313696A JP 11313696 A JP11313696 A JP 11313696A JP H09280113 A JPH09280113 A JP H09280113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke valve
engine
bimetal
choke
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11313696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kokichi Kawachi
弘吉 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11313696A priority Critical patent/JPH09280113A/ja
Publication of JPH09280113A publication Critical patent/JPH09280113A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動後の暖機が不十分な状態でチョーク弁を
全開とすると運転が不安定となる。 【解決手段】 一端が固定された半円形状のAバイメタ
ルを電気加熱して曲率を変化させ、その自由端でチョー
ク弁レバーを回転させてチョーク弁を開閉するオートチ
ョーク弁付気化器において、機関の暖機が不十分のとき
は機関のシリンダヘッド等に明けられた穴に埋設されエ
ンジン温度を感知し長手方向へ伸縮するBバイメタル
と、該Bバイメタルの移動側の端部に結合され、その伸
縮方向に移動可能にガイドされ、先端に鉤部を備えたロ
ッドとを加設し、前記Bバイメタルの冷態時には、前記
ロッド先端の鉤部がチョーク弁レバーに設けられた制御
ピンに当接し、前記チョーク弁レバーの回転を抑えチョ
ーク弁の全開を防止し、機関暖機後はBバイメタルが伸
長して前記鉤部と制御ピンの接触が移動しチョーク弁を
全開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のオート
チョーク弁付気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンの排気ガス中の有害成
分を少なくするためには、運転中の空気燃料比を気化器
を調整してA/F=14.7付近に合わせ、排気を3元
触媒フィルタを通して浄化するようにしているが、エン
ジンが冷間状態で始動するときは、エンジンの機能上か
なりの濃い混合気が必要であり、そのために気化器には
スロットル弁の他にチョーク弁を設けて始動時に一時的
に濃い混合気をエンジンの燃焼室に送り込んでいる。
【0003】しかし始動後、エンジンが暖まるに従って
自動的にチョーク弁を開き、運転に最適の空燃比になる
ようなオートチョーク弁付気化器を使用している。さら
にエンジンの初動時においてもできるだけ有害ガス量を
減らすために、濃い混合ガスの供給期間を少なくするた
めチョーク弁の開度を変更する種々な工夫がなされてい
る。
【0004】図7〜図10に示したものは、特公昭47
−22026号において紹介された第1従来例で上記の
目的に沿ったオートチョーク弁付気化器であるので、そ
の概略を説明する。図7〜8において1は気化器本体、
2はチョーク弁、3はスロットルバルブ、4は排気管、
5はバイメタル、6はバイメタル、7はバイメタルカバ
ー、8は防塵用カバー、9はチョークレバーで、このチ
ョークレバー9はバイメタル5,6と連結されているロ
ッド10により、チョーク弁2を作動させる。11は完
爆時を検出してチョーク弁2を完爆開度θ1 に開かせる
ためのチョークピストンでロッド13を介してチョーク
レバー9と連結している。
【0005】以上の構成において、完爆に移った時、チ
ョーク弁2が閉まっているために、気化器の空気道路に
高負圧が生じ、チョークピストン11のダイアフラム1
2が負圧側に移動し、ロッド13、チョークレバー9を
介してチョーク弁2を完爆開度θ1 にする。バイメタル
が1組のとき(バイメタル5)、暖機運転によって得ら
れる熱により徐々にバイメタル5がチョーク弁2を図9
の曲線イ−ロ−ハのように開かせて、t1 時間後に全開
(θ0 =90°)にする。
【0006】図10に示すようにバイメタル5と同軸に
バイメタル6を設け、暖機運転の最低時間tθ後には、
バイメタル6の作動速度がバイメタル5のそれよりもロ
点以降で上回るように選定してあれば、チョーク弁2は
曲線イ−ロ−ニ−ハのような開度特性となる。このよう
にすれば、チョーク弁の全開時間がバイメタル1組のと
きのt1 からt2 となり、排気有害成分を減少すること
ができる。チョーク弁2の開度がロ点に達したとき、マ
イクロスイッチ14が突起17に押されてバッテリ16
より電流が流れ、指示ランプ15が点灯する。
【0007】特公昭51−11258により開示された
第2従来例は、内燃機関の吸気路に設けたチョーク弁の
作動レバーに、内燃機関温度の上昇に応動して前記チョ
ーク弁に対して開弁動作する第1感温部材と、内燃機関
雰囲気温度の上昇に応動して前記チョーク弁に対して開
弁動作する第2感応部材とを互に直列に連結し、その両
感温部材の変形量の和若しくは差により前記チョーク弁
の開度を決定するようにした内燃機関のチョーク弁制御
装置である。
【0008】又特開昭59−105945により開示さ
れた第3従来例は、温度上昇に伴ってチョーク弁の開き
動作に対する抵抗を減少させるように働く第1のバイメ
タルと、温度上昇に伴って絞り弁開度を小さくさせるよ
うに働く第2のバイメタルと、絞り弁と連動するカムレ
バーおよびこのカムレバーと接触してその回動動作を制
御するカムを有するリング機構とを具え、前記第2のバ
イメルタは前記カムを温度変化に伴い回動させるように
構成したことを特徴としている。
【0009】従って適当な温度定数を有するバイメタル
を選定することによって、チョーク弁がほぼ全開状態と
なっても絞り弁をアイドル開度よりも大きい開度に維持
してエンジンの暖気を完全に終了させてからアイドル開
度とすることができ、従ってエンジン暖機が完了しない
うちに絞り弁がアイドル開度となってしまって、エンジ
ンをストールさせるという心配が解消されるように構成
したものである。
【0010】さらに実開平2−1449により開示され
た第4従来例は、バイメタルの変位によってチョークバ
ルブの開度を制御させるオートチョークにおいて、前記
バイメタルの外側にリード線を巻き付けそのリード線を
巻き付けたバイメタルの領域をリード線と共に断熱カバ
ーで覆ったものであり、始動時にチョーク弁を閉じると
ともに機関が始動して暖機運転されるにつれて自動的に
リード線に電流が流れチョーク弁が開くようにしたもの
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】汎用エンジンは低価格
で所要の性能を発揮することが重要である。その中で近
年汎用エンジンに対しても排気ガス規制がなされてき
た。汎用エンジンでは自動車用等のように排気温度や成
分等の条件をフィードバックした燃料噴射や気化器制御
等はコスト的に採用しにくい。
【0012】そこで気化器のセッティングのみを、触媒
が有効に働くA/F=14.7付近に合わせることによ
り、排気ガスを浄化する方法があるが、上記の従来例で
は、早く理論空燃比にする手段として2系統のバイメタ
ルを使用しているが、汎用エンジンにおいては、始動直
後のエンジンが未だ充分に温まっていない状態では、負
荷運転が不調になり充分な性能を発揮できないので、暖
機状態に応じて、燃料がやや濃い混合ガス供給する時間
を延ばす必要がある。
【0013】本発明の目的は、始動後の暖気が不十分な
状態で空燃比が過小となり、運転が不安定で加速不良、
ハンチング等を起すことなく、部品点数が少なく、製
作、組立コストが低いオートチョーク弁付気化器を提供
するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るオートチ
ョーク弁付気化器は、一端が気化器本体に固定され半円
形状に曲げられ、電気加熱により曲率を変化させること
により自由端が振れ作動する板状のバイメタルの作動で
チョーク弁レバーを回転させてチョーク弁を開閉するオ
ートチョーク弁付気化器において、エンジンのシリンダ
又はシリンダヘッドに明けられた穴の底部に片端部を固
設して埋め込まれエンジン温度を感知して長手方向に伸
縮する熱応動金属と、同熱応動金属の移動側の端部に結
合されその伸縮方向に移動可能にガイドされ先端に鉤部
を備えたロッドとを加設し、前記熱応動金属の冷態時に
前記ロッド先端の鉤部が前記チョーク弁レバーに設けら
れた制御ピンに当接することにより前記チョーク弁レバ
ーの回転を抑え、エンジンが負荷運転可能な温度に暖機
するまでチョーク弁の開度を全開前の所定開度に抑え、
負荷運転可能な温度に暖機して後は前記熱応動金属の伸
長の動きにより前記チョーク弁の開度を全開とするよう
に制御することを特徴としている。
【0015】第2発明に係るオートチョーク弁付気化器
は、一端が気化器本体に固定され半円形状に曲げられ、
電気加熱により曲率を変化させることにより自由端が振
れ作動する板状のバイメタルの作動によりチョーク弁レ
バーを回転させてチョーク弁を開閉するオートチョーク
弁付気化器において、エンジンのシリンダ又はシリンダ
ヘッドに明けられた穴に挿嵌されエンジン温度を感知し
て長手方向に伸縮する熱応動金属と、同熱応動金属の移
動側の端部に当接し前記バイメタルの伸縮方向に移動可
能にガイドさればねにより同熱応動金属を押す方向に付
勢され先端に鉤部を備えたロッドとを加設し、前記熱応
動金属の加熱による伸長力は前記ロッドに付勢されたば
ね力より大きく、ロッドに付勢されたばね力は前記板状
バイメタルの振れ力より大きくして、前記熱応動金属の
冷態時に前記ロッド先端の鉤部が前記チョーク弁レバー
に設けられた制御ピンに当接することにより前記チョー
ク弁レバーの回転を抑え、エンジンが負荷運転可能な温
度に暖機するまでチョーク弁の開度を全開前の所定開度
に抑え、負荷運転可能な温度に暖機して後、前記熱応動
金属の伸長の動きにより前記チョーク弁の開度を全開と
するように制御することを特徴としている。
【0016】第3発明に係るオートチョーク弁付気化器
は、請求項1又は2記載のものにおいて、前記熱応動金
属が補助バイメタル又は形状記憶合金にて構成されたこ
とを特徴としている。
【0017】
【発明の実施形態】上記のオートチョーク弁付気化器は
気化器の周辺でコンパクトに纏めることができ、構成も
簡単であるので、汎用の小型エンジンに採用して好適で
ある。 [本発明の実施形態]本発明の第1の実施形態を図に基
づいて説明する。図1は、オートチョーク付気化器の構
造説明図であり、図2は、図1の気化器の関係部分を矢
印A方向から見た側面図である。
【0018】21は気化器本体、22はチョーク弁、2
3はスロットル弁で気化器に吸入される空気は図の下側
から上方に流れる。25はAバイメタルで気化器本体2
1に取付けブラケット40によってその端部25aを固
定して取付けられている。26はバイメタルカバーで内
側にはバイメタル加熱用ヒータが内蔵される。38は加
熱用ヒータの電源であり(又はエンジンの回転により発
電された電源)、エンジンの始動時にスイッチ39が入
りヒータ回路が通となる。
【0019】29はチョーク弁22のチョーク軸22a
に固設されたチョークレバーで、このチョークレバー2
9は、チョーク軸22aに巻付けてあるリターンスプリ
ング28により図1において反時計回り方向、すなわち
チョーク弁22を閉じる方向に付勢されている。また、
チョークレバー29は、バイメタル25が加熱されて変
形し、バイメタル25の端部25bが図4に示したよう
に図の上方に移動したとき、ピン32を押してチョーク
弁22を時計回り方向に回動させ開放する。
【0020】24はシリンダ(又はシリンダヘッド)、
35はシリンダ24に明けられた穴24aに挿嵌された
Bバイメタル35で、このBバイメタル35の端部に固
定金具44が鑞付等で固着され、この固定金具44は穴
24aの底部において止めねじ45により固定されてい
る。また、Bバイメタル35の他の端はロッド43の端
部43aに鑞付け等で固着されている。27はシリンダ
ヘッドと気化器本体21の結合フランジの間に設けられ
た断熱用のインシュレータである。
【0021】ロッド43はこのインシュレータ27と一
体のロッドガイド27aと気化器本体21に取付けられ
た2本のガイドピン34によって直線方向に案内され
る。ロッド43にはチョーク制御棒31が固設され、こ
の制御棒31の先端の鉤はチョークレバー29がAバイ
メタル25の加熱変形作動により回転するとき、チョー
クレバー29に設けられた制御ピン33に係合してチョ
ークレバー29をその位置(チョーク弁22の開度3/
4の位置)以上に回らぬように停止させている。
【0022】このときAバイメタル25はチョークレバ
ー29を回す方向に弾性力を保持した状態にある(Bバ
イメタル35の形状維持力はAバイメタル25の曲げ弾
性力によるチョーク弁回動トルクより大きい)。シリン
ダ(又はシリンダヘッド)24の温度が上昇し、Bバイ
メタル35が伸びてチョーク制御棒31を押出すと、チ
ョーク制御棒31先端の鉤が制御ピン33から離れて図
5の矢の方向の動き、チョークレバー29はAバイメタ
ル25が保持している弾性力により、さらにチョークレ
バー29を回転させてチョーク弁を全開とする。
【0023】エンジンの始動時には、チョーク弁22は
弱いリターンスプリング28により閉方向に付勢されて
おり、始動により半開状態となる。(チョーク弁22の
受圧面はチョーク軸22aに対しアンバランスとなって
おり、吸気負圧により自動的に開く)エンジンは徐々に
暖機状態となっていくが、一方エンジン始動と同時に、
バイメタルカバー26に内蔵のヒータの電気回路のスイ
ッチ39が入り、電源38から電流が流れて、Aバイメ
タル25は加熱され、曲率半径が小さくなるように変形
して略一定時間でチョーク弁22を開いてゆく。
【0024】しかしエンジンが完全に暖気するまでは、
シリンダ24(又はシリンダヘッド)に設けられたシリ
ンダ温度感知用Bバイメタル35が伸長変形せず、図4
に示してあるように、チョーク制御棒31先端の鉤が制
御ピン33に当接してこれを抑え、チョーク弁を3/4
程度の開度を保ち、エンジンが充分に暖気した後、図5
に示されたように、このバイメタル35も変形し伸長し
てチョーク制御棒31先端の鉤が移動し、チョーク弁2
2の開度制限を外し、チョーク弁22は全開となる。
【0025】以上に述べた、経過時間に対するチョーク
弁22の開度特性は、図6のようになる。チョーク弁2
2がAバイメタル25だけで作動されたときは、チョー
ク弁22の開度特性は曲線X−S−Yのようになり、し
かしこのような開度特性ではエンジン回転が不安定とな
り加速不良やハンチング等を起こす。しかしBバイメタ
ル35が作用したときは、チョーク弁22の開度特性は
曲線X−S−Z1 (又はS−Z2 、或いはS−Z3 の曲
線は外気温度、エンジンの暖気状態によって変化する)
のようになる。
【0026】このようにすれば、チョーク弁の全開時間
を遅らせ、暖気が充分となるまでエンジンの燃焼室にや
や濃い燃料空気比の混合気を送り込み、安定した負荷運
転をすることができる。排気ガス対策のためには、定常
負荷運転のときにエンジンの空燃比がA/F=14.7
付近になるように気化器をセッティングし、排気管に3
元触媒フィルタを設けて排気を浄化する。
【0027】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態を図に基づいて説明する。図3は、本発明の第2の実
施形態に係るオートチョーク付気化器の構造説明図であ
り、第1の実施形態の説明に使用した図2、図4及び図
5の部品構成は、この第2の実施形態にも共通してい
る。本実施形態の構成で第1の実施形態と異なる部分
は、Bバイメタル35の装着方式であり、この相違点を
主に説明する。
【0028】図3において、エンジンのシリンダ24
(又はシリンダヘッド)に設けた穴24aに、シリンダ
温度を感知して長手方向に伸縮する両端が自由のBバイ
メタル35が挿嵌され、Bバイメタル35の開口側の端
部にロッド30の端部30aが当接し、ロッド30のフ
ランジ30bとインシュレータ27と一体のロッドガイ
ド27aとの間にばね36が装嵌され、ロッド30は設
定温度以下ではBバイメタル35を縮める方向即ち上方
に付勢されている。
【0029】ロッド30の反対側の端部には鉤部を備え
たチョーク制御棒31が取付けられ、このチョーク制御
棒31の鉤部は、図4のようにチョークレバー29に取
付けられた制御ピン33の動きを決められた位置におい
て抑えるようにセットされている。シリンダ24の温度
が上昇し設定温度以上になるとBバイメタル35の伸長
力はばね36によるロッド30の上方への付勢力より大
きくなりロッド30は下方にのびる。又ロッド30のば
ね36による付勢力はAバイメタル25の横振れ力より
大きくしてある。
【0030】この第2の実施形態のBバイメタル35の
装着方式はAバイメタル35の構造が単体であるので製
作、取付とも容易である。この第2の実施形態の作用
は、第1の実施形態の作用と全く同じであるので、説明
を省略する。なおBバイメタル35に代えて形状記憶合
金を採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】排気ガス対策のために気化器を全体に空
燃比をA/F=14.7付近にセッティングしたエンジ
ンにおいては、始動後の暖機が不充分な状態では空燃比
過小になり易く、運転が非常に不安定となり、加速不
良、ハンチング等を起こす。これはオートチョークの全
開状態への時間がバイメタル25の加熱時間のみに係わ
り、エンジンの暖気や実作業に関係なく一定であるため
である。
【0032】これを改善するためには、一定の時間で作
動するオートチョークとエンジンの暖気状態を感知する
熱応動金属35の作動により、エンジン冷機時に1/4
程度チョークを閉にして、実際の空気量を絞り、トラン
セントの間は空燃比をA/F=13程度にすることによ
り良好な運転性を得ることができる。このオートチョー
クの構造は気化器周辺に纏めて構成でき、構成部品数も
少なく、製作、組立コストは低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るオートチョーク
付気化器の構造説明図である。
【図2】図1の気化器の関係部分を矢印A方向から見た
側面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るオートチョーク
付気化器の構造説明図である。
【図4】図1、図2のチョークレバーのエンジン始動直
後位置を示す作用図である。
【図5】図1、図2のチョークレバーのエンジン暖機後
の位置を示す作用図である。
【図6】図1、図2のオートチョーク付気化器の暖機時
におけるチョーク弁開度特性を示す図である。
【図7】従来のオートチョーク弁付気化器の構造説明図
である。
【図8】図7のチョーク弁がθ1 開いたときの説明図で
ある。
【図9】図7のオートチョーク弁付気化器の暖機時にお
けるチョーク弁開度特性を示す図である。
【図10】図7のバイメタル部を矢印P方向に見た図で
ある。
【符号の説明】
21…気化器本体、22…チョーク弁、24…シリン
ダ、25…Aバイメタル、29…チョークレバー、30
…ロッド、31…チョーク制御棒、32…ピン、33…
制御ピン、35…Bバイメタル、36…ばね、38…電
源、43…ロッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が気化器本体に固定され半円形状に
    曲げられ、電気加熱により曲率を変化させることにより
    自由端が振れ作動する板状のバイメタルの作動でチョー
    ク弁レバーを回転させてチョーク弁を開閉するオートチ
    ョーク弁付気化器において、エンジンのシリンダ又はシ
    リンダヘッドに明けられた穴の底部に片端部を固設して
    埋め込まれエンジン温度を感知して長手方向に伸縮する
    熱応動金属と、同熱応動金属の移動側の端部に結合され
    その伸縮方向に移動可能にガイドされ先端に鉤部を備え
    たロッドとを加設し、前記熱応動金属の冷態時に前記ロ
    ッド先端の鉤部が前記チョーク弁レバーに設けられた制
    御ピンに当接することにより前記チョーク弁レバーの回
    転を抑え、エンジンが負荷運転可能な温度に暖機するま
    でチョーク弁の開度を全開前の所定開度に抑え、負荷運
    転可能な温度に暖機して後は前記熱応動金属の伸長の動
    きにより前記チョーク弁の開度を全開とするように制御
    することを特徴とするオートチョーク弁付気化器。
  2. 【請求項2】 一端が気化器本体に固定され半円形状に
    曲げられ、電気加熱により曲率を変化させることにより
    自由端が振れ作動する板状のバイメタルの作動によりチ
    ョーク弁レバーを回転させてチョーク弁を開閉するオー
    トチョーク弁付気化器において、エンジンのシリンダ又
    はシリンダヘッドに明けられた穴に挿嵌されエンジン温
    度を感知して長手方向に伸縮する熱応動金属と、同熱応
    動金属の移動側の端部に当接し前記バイメタルの伸縮方
    向に移動可能にガイドさればねにより同熱応動金属を押
    す方向に付勢され先端に鉤部を備えたロッドとを加設
    し、前記熱応動金属の加熱による伸長力は前記ロッドに
    付勢されたばね力より大きく、ロッドに付勢されたばね
    力は前記板状バイメタルの振れ力より大きくして、前記
    熱応動金属の冷態時に前記ロッド先端の鉤部が前記チョ
    ーク弁レバーに設けられた制御ピンに当接することによ
    り前記チョーク弁レバーの回転を抑え、エンジンが負荷
    運転可能な温度に暖機するまでチョークの開度を全開前
    の所定開度に抑え、負荷運転可能な温度に暖機して後、
    前記熱応動金属の伸長の動きにより前記チョーク弁の開
    度を全開とするように制御することを特徴とするオート
    チョーク弁付気化器。
  3. 【請求項3】 前記熱応動金属を補助バイメタル又は形
    状記憶合金にて構成してなる請求項1又は2記載のオー
    トチョーク弁付気化器。
JP11313696A 1996-04-10 1996-04-10 オートチョーク弁付気化器 Withdrawn JPH09280113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11313696A JPH09280113A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オートチョーク弁付気化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11313696A JPH09280113A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オートチョーク弁付気化器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09280113A true JPH09280113A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14604475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11313696A Withdrawn JPH09280113A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 オートチョーク弁付気化器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09280113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022138356A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 三菱重工メイキエンジン株式会社 オートチョーク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022138356A1 (ja) * 2020-12-21 2022-06-30 三菱重工メイキエンジン株式会社 オートチョーク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6990969B2 (en) Automatic choke for an engine
KR100732137B1 (ko) 기화기의 오토 쵸크 장치
JP2007162576A (ja) エンジンの気化器自動制御装置
CS209467B2 (en) Regulation device for adjusting the choke position
US7854216B2 (en) General purpose internal combustion engine
US5660765A (en) Thermostatic element for controlling a solenoid operated carburetor choke
US7204232B2 (en) Carburetor electrically-operated automatic choke system
US4181107A (en) Carburetor choke valve controlling device
JP5058058B2 (ja) 汎用内燃機関
CN100406710C (zh) 用于发动机的自动阻气门及其操作方法
JPH09280113A (ja) オートチョーク弁付気化器
JPS629739B2 (ja)
JPH0128286Y2 (ja)
US3980065A (en) Automatic actuator for carburetor choke valve
JPH0315787Y2 (ja)
JP4199171B2 (ja) 気化器のオートチョーク装置
JPH0341669B2 (ja)
JPH0716034Y2 (ja) 可変スワール機構
Berg The electric choke for improved cold start control
JPS6198937A (ja) エンジンの始動方法
JPS62178760A (ja) 気化器の自動始動装置
JPH0227183Y2 (ja)
JPH0311418Y2 (ja)
JPH0137162Y2 (ja)
JPH0223791Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040625

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761