JPH09271694A - 電気集塵装置の集塵極 - Google Patents

電気集塵装置の集塵極

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JPH09271694A
JPH09271694A JP8386996A JP8386996A JPH09271694A JP H09271694 A JPH09271694 A JP H09271694A JP 8386996 A JP8386996 A JP 8386996A JP 8386996 A JP8386996 A JP 8386996A JP H09271694 A JPH09271694 A JP H09271694A
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JP
Japan
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dust collecting
collecting electrode
ribs
dust
electrode
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Withdrawn
Application number
JP8386996A
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English (en)
Inventor
Masahiko Fujiyama
正彦 藤山
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH09271694A publication Critical patent/JPH09271694A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送効率を高くすることができ、かつ、複数の
集塵(じん)極を積み重ねた場合に、下段の集塵極が変
形させられることがないようにする。 【解決手段】両側縁より内側において長手方向に延びる
リブ23a〜23dと、両側縁において長手方向に延び
る溝部23e、23fとを有する。そして、前記リブ2
3a〜23d及び溝部23e、23fは折曲部P11〜
16、P21〜23において鈍角を形成する。集塵極2
3のリブ23a〜23d及び溝部23e、23fは、集
塵極23を積み重ねたとき、隣接する集塵極23のリブ
23a〜23d及び溝部23e、23fにそれぞれ収容
されるので、一度に輸送することができる集塵極23の
枚数が多くなる。複数の集塵極23を積み重ねたとき
に、上段の集塵極23の荷重によって下段の集塵極23
が変形させられることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集塵(じん)
装置の集塵極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気集塵装置においては、ダスト
を含有する被処理ガスが、入口煙道を通り、整流板によ
って流速分布が均一化された後、装置本体内に供給され
るようになっている。該装置本体内には放電極及び集塵
極が配設され、両者によって電場が形成される。
【0003】そして、該電場内に供給された被処理ガス
中のダストは、電気力によって前記集塵極に引き付けら
れて除去され、ダストが除去された後の被処理ガスは、
出口煙道を通って電気集塵装置外に排出される。なお、
集塵極に引き付けられ、集塵極の表面に付着したダスト
は、槌(つい)打ハンマによる衝撃力によって集塵極の
表面から剥(はく)離させられ、ホッパ内に落下させら
れて捕集される。
【0004】ところで、被処理ガスが流れるガス流路に
は、所定間隔ごとに放電極が配設され、前記ガス流路の
両側には、前記放電極を挟み互いに対向させて複数の集
塵極が配設されるようになっている。該集塵極において
は、被処理ガス中のダストを付着させるために十分な表
面積が必要であり、そのために、平板、又は折曲げ加工
によってリブが形成された平板を使用するようにしてい
る。
【0005】通常、前記集塵極は、14〜15〔m〕の
長さを有するので、自重によって撓(たわ)み、平面度
を維持することができなくなってしまう。この場合、集
塵極の平面度を維持するために、集塵極の両側縁に補強
部材を固定したり、各集塵極間に架設される支持金物へ
の固定箇所を多くしたりすることが考えられるが、部品
点数及び施工工数がその分多くなってしまう。
【0006】そこで、集塵極の両側縁に折曲げ加工によ
って巻回部を形成するようにしている。図2は従来の電
気集塵装置のガス流路を示す図である。図において、1
1は図示しない被処理ガスが流れるガス流路、12は該
ガス流路において所定間隔ごとに配設された複数の放電
極、13は前記ガス流路11の両側に前記放電極12を
挟んで互いに対向させて1列に並べられた複数の集塵極
である。
【0007】そして、図示しない電源装置によって前記
放電極12と集塵極13との間に高電圧が印加され、前
記ガス流路11内に電場が形成される。なお、14は前
記放電極12の周囲に形成されるコロナ放電の範囲であ
る。前記放電極12は鉛直に延びる棒状体から成り、前
記集塵極13は鉛直に延びる板状体から成る。前記集塵
極13は、被処理ガス中のダストを良好に付着させるこ
とができ、しかも、放電極12との間の距離を確保する
ために十分な断面強度を有するような形状にされる。
【0008】すなわち、集塵極13は、両側縁より内側
の中央近傍において長手方向に延びる複数本(この場
合、2本)のリブ13a、13b、及び両側縁において
長手方向に延びるほぼ矩(く)形の巻回部13c、13
dを有する。なお、該巻回部13c、13dは、平板に
折曲げ加工を施すことによって形成され、各折曲部P
1、P2において鈍角を形成し、折曲部P3〜P5にお
いて90度を成す。
【0009】この場合、前記集塵極13において、被処
理ガス中のダストを良好に付着させるために必要な表面
積を十分に確保することができるだけでなく、断面強度
を高くすることができる。したがって、14〜15
〔m〕の長さを有する集塵極13の場合でも、自重で撓
んでしまうことがなくなるので、平面度を維持すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電気集塵装置においては、据付現場で組み立てるた
めに複数の集塵極13を積み重ねた状態で輸送しようと
すると、前記巻回部13c、13dが互いに当接するの
で、厚さ方向に嵩(かさ)張ってしまうだけでなく、巻
回部13c、13dに変形が発生してしまう。
【0011】図3は従来の集塵極を積み重ねた状態を示
す図である。図において、13は集塵極、13c、13
dは巻回部である。図に示すように、複数の集塵極13
を積み重ねると、隣接する集塵極13の巻回部13c、
13d同士が当接する。そして、該巻回部13c、13
dの厚さをdとし、積み重ねられる集塵極13の枚数を
nとすると、全体がn×dの高さになる。
【0012】したがって、一度に輸送することができる
集塵極13の枚数が少なくなり、輸送効率が低くなって
しまう。また、複数の集塵極13を積み重ねると、上段
の集塵極13の荷重が下段の集塵極13の巻回部13
c、13dに集中して加わるので、下段の集塵極13の
巻回部13c、13dに歪(ひず)み等の変形が発生し
てしまう。
【0013】本発明は、前記従来の電気集塵装置の集塵
極の問題点を解決して、輸送効率を高くすることがで
き、かつ、複数の集塵極を積み重ねた場合に、上段の集
塵極の荷重によって下段の集塵極が変形させられること
がない電気集塵装置の集塵極を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
気集塵装置の集塵極においては、両側縁より内側におい
て長手方向に延びるリブと、両側縁において長手方向に
延びる溝部とを有する。そして、前記リブ及び溝部は、
折曲部において鈍角を形成する。
【0015】本発明の他の電気集塵装置の集塵極におい
ては、さらに、両側縁は二つ折りにされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における電気集塵装置のガス流路を示す図で
ある。図において、11は図示しない被処理ガスが流れ
るガス流路、12は該ガス流路11において所定間隔ご
とに配設された複数の放電極、23は前記ガス流路11
の両側に前記放電極12を挟んで互いに対向させて1列
に並べられた複数の集塵極である。
【0017】そして、図示しない電源装置によって前記
放電極12と集塵極23との間に高電圧が印加され、前
記ガス流路11内に電場が形成される。なお、14は前
記放電極12の周囲に形成されるコロナ放電の範囲であ
る。前記放電極12は鉛直に延びる棒状体から成り、前
記集塵極23は鉛直に延びる板状体から成る。前記集塵
極23は、被処理ガス中のダストを良好に付着させるこ
とができ、しかも、放電極12との間の距離を確保する
ために十分な断面強度を有するような形状にされる。
【0018】すなわち、集塵極23は、両側縁より内側
の中央近傍において長手方向に延びる複数本(本実施の
形態においては4本)のリブ23a〜23d、及び両側
縁において長手方向に延びる溝部23e、23fを有す
る。なお、前記リブ23a〜23dは、いずれも平板に
折曲げ加工を施すことによって形成され、各折曲部P1
1〜P16において鈍角を形成する。また、前記溝部2
3e、23fも、同様に、平板に折曲げ加工を施すこと
によって形成され、折曲部P21〜P23において鈍角
を形成する。なお、平板の両側縁は二つ折りにされる。
【0019】この場合、前記集塵極23において、被処
理ガス中のダストを良好に付着させるために必要な表面
積を十分に確保することができるだけでなく、断面強度
を高くすることができる。したがって、14〜15
〔m〕の長さを有する集塵極23の場合でも、撓んでし
まうことがなくなるので、平面度を維持することができ
る。
【0020】また、前記リブ23a〜23d及び溝部2
3e、23fは、いずれも、各折曲部P11〜P16、
P21〜P23において鈍角を形成するので、集塵極2
3を積み重ねると、隣接する集塵極23のリブ23a〜
23d同士及び溝部23e、23f同士が入子状に重な
る。図4は本発明の実施の形態における集塵極を積み重
ねた状態を示す図である。
【0021】図において、23は集塵極、23a〜23
dはリブ、23e、23fは溝部である。図に示すよう
に、複数の集塵極23を積み重ねると、リブ23a〜2
3d及び溝部23e、23fが、隣接する集塵極23の
リブ23a〜23d及び溝部23e、23fにそれぞれ
収容される。そして、平板の厚さをδとし、積み重ねら
れる集塵極23の枚数をnとすると、全体がn×δの高
さになり、ほぼ平板を積み重ねたのと同じ状態にするこ
とができる。
【0022】したがって、一度に輸送することができる
集塵極23の枚数が多くなり、輸送効率を高くすること
ができる。また、複数の集塵極23を積み重ねたとき
に、上段の集塵極23の荷重によって下段の集塵極23
が変形させられることがなくなる。なお、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に
基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本
発明の範囲から排除するものではない。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電気集塵装置の集塵極においては、両側縁より内
側において長手方向に延びるリブと、両側縁において長
手方向に延びる溝部とを有する。そして、前記リブ及び
溝部は折曲部において鈍角を形成する。
【0024】この場合、リブ及び溝部が形成されるの
で、集塵極において、被処理ガス中のダストを良好に付
着させるために必要な表面積を十分に確保することがで
きるだけでなく、断面強度を高くすることができる。し
たがって、集塵極が自重で撓んでしまうことがなくなる
ので、平面度を維持することができる。また、各集塵極
のリブ及び溝部は、折曲部において鈍角を形成するの
で、集塵極を積み重ねたとき、隣接する集塵極のリブ及
び溝部にそれぞれ収容される。
【0025】したがって、一度に輸送することができる
集塵極の枚数が多くなり、輸送効率を高くすることがで
きる。また、複数の集塵極を積み重ねたときに、上段の
集塵極の荷重によって下段の集塵極が変形させられるこ
とがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電気集塵装置のガ
ス流路を示す図である。
【図2】従来の電気集塵装置のガス流路を示す図であ
る。
【図3】従来の集塵極を積み重ねた状態を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態における集塵極を積み重ね
た状態を示す図である。
【符号の説明】
23 集塵極 23a〜23d リブ 23e、23f 溝部 P11〜P16、P21〜P23 折曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)両側縁より内側において長手方向
    に延びるリブと、(b)両側縁において長手方向に延び
    る溝部とを有するとともに、(c)前記リブ及び溝部
    は、折曲部において鈍角を形成することを特徴とする電
    気集塵装置の集塵極。
  2. 【請求項2】 両側縁は二つ折りにされる請求項1に記
    載の電気集塵装置の集塵極。
JP8386996A 1996-04-05 1996-04-05 電気集塵装置の集塵極 Withdrawn JPH09271694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8386996A JPH09271694A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 電気集塵装置の集塵極

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JP8386996A JPH09271694A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 電気集塵装置の集塵極

Publications (1)

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JPH09271694A true JPH09271694A (ja) 1997-10-21

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ID=13814679

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JP8386996A Withdrawn JPH09271694A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 電気集塵装置の集塵極

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JP (1) JPH09271694A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102270319B1 (ko) * 2020-12-09 2021-06-28 한하림 배출 가스 처리 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Effective date: 20030701