JPH09268875A - 発破パターンレーザー照射システム - Google Patents

発破パターンレーザー照射システム

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JPH09268875A
JPH09268875A JP9588096A JP9588096A JPH09268875A JP H09268875 A JPH09268875 A JP H09268875A JP 9588096 A JP9588096 A JP 9588096A JP 9588096 A JP9588096 A JP 9588096A JP H09268875 A JPH09268875 A JP H09268875A
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JP
Japan
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data
laser
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laser irradiation
face
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JP9588096A
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English (en)
Inventor
Tokiji Horio
時司 堀尾
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Chizaki Kogyo Kk
Original Assignee
Chizaki Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低廉であり、レーザー光が遮られないように
設置でき、各操縦者が穿孔順番を選択可能であり、且つ
盛り替え及び測量が容易である発破パターンレーザー照
射システムを提供する。 【解決手段】 レーザー照射装置10と、レーザー装置
をマニュアルでコントロールする無線コントローラー2
0と、データの入力、記憶、演算等を行うノート型パー
ソナルコンピューター30と、ノート型PC30に接続
されたパソコン用転送装置(転送手段)40とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削にお
いて切羽における穿孔位置をレーザーを照射することに
より特定する発破パターンレーザー照射システムに属す
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削の工法のひとつである発破
工法において、発破孔の位置を指示する装置として、各
社から開発販売されている発破パターン自動照射システ
ムがある。
【0003】このシステムは、レーザー照射機、このレ
ーザー照射機と切羽との位置関係を算出するトータルス
テーションと、レーザー照射器の制御装置とから構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0005】システム自体が、1000万円から200
0万円と非常に高額であった。
【0006】また、トンネル毎にトンネル線形の入力を
必要とするが、係る入力は当該ソフトウエア会社が行
い、その都度100万円以上の高額な費用を要した。
【0007】また、発破毎に発破パターン自動照射シス
テムをオペレーティングしなければならないが、係るオ
ペレーティングは当該ソフトウエア会社の専門のオペレ
ーターで若しくは同等の技量をある者でなければ操作で
きず費用が嵩んだ。その為、坑夫でも操作できるレーザ
ー自動照射システムが望まれていた。
【0008】また、1台のレーザー照射器を用いて後方
から照射するシステムでは、穿孔機械によりレーザー光
が遮られるためマーキングできない箇所が発生してい
た。
【0009】また、穿孔機械には2〜3台の削岩機が搭
載されており、各々を専属の操縦者が操作している。切
羽面の穿孔範囲は予め決められており、決められた範囲
の穿孔を削岩機が干渉しないように効率よく作業を行う
ためには、各操縦者が自由に穿孔順番を選べることが必
要である。しかし、発破パターン自動照射システムにお
ける穿孔順番は一人のオペレーターに委ねられるため、
各操縦者は穿孔順番を選択できないことが多かった。
【0010】また、発破パターン自動照射システムはそ
れ自体が複雑で盛り替え、測量に手間がかかった。
【0011】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、低廉であり、レー
ザー光が遮られないように設置でき、各操縦者が穿孔順
番を選択可能であり、且つ盛り替え及び測量が容易であ
る発破パターンレーザー照射システムを提供する点にあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の要
旨は、トンネル掘削において切羽における穿孔位置をレ
ーザーを照射することにより特定する発破パターンレー
ザー照射システムであって、レーザーを発信するレーザ
ー発信器と、該発信器が水平方向及び鉛直方向回りに回
動自在に固定される回転ステージと、該回転ステージの
回転を制御する回転制御装置と、受信手段とを有するレ
ーザー照射装置と、オペレーターが前記回転ステージを
手動操作するための操作レバーと、前記レーザー照射装
置からレーザーを照射させる照射スイッチと、前記操作
レバーの動きに対応して出力される操作信号と、前記照
射スイッチを入れると出力されるレーザー照射信号とを
発信する発信手段とを有するコントローラーと、入力手
段及び表示手段に接続され、切羽の高さデータ及び切羽
の幅データと、爆薬を装填する孔の切羽における配置を
示す発破パターンデータと、切羽における前記基準点の
位置を示す想定基準点データとが予め入力され、トンネ
ル掘削現場において測量された、前記レーザー照射装置
の、高さ並びに切羽及びトンネル側壁からの距離のみか
らなる自己位置データとが現場において入力され、該自
己位置データ、並びに前記高さデータ、前記幅データ、
前記発破パターンデータ、及び前記想定基準点データの
みから回転角度データを算出するコンピューターと、該
コンピューターから出力された前記回転角度データを転
送する転送手段とを備えたことを特徴とする発破パター
ンレーザー照射システムに存する。請求項2記載の発明
の要旨は、トンネル掘削において切羽における穿孔位置
をレーザーを照射することにより特定する発破パターン
レーザー照射システムであって、レーザーを発信するレ
ーザー発信器と、該発信器が水平方向及び鉛直方向回り
に回動自在に固定される回転ステージと、該回転ステー
ジの回転を制御する回転制御装置と、受信手段とを有す
るレーザー照射装置と、オペレーターが前記回転ステー
ジを手動操作するための操作レバーと、前記レーザー照
射装置からレーザーを照射させる照射スイッチと、前記
操作レバーの動きに対応して出力される操作信号と、前
記照射スイッチを入れると出力されるレーザー照射信号
と、切羽における基準点に前記レーザー照射装置からレ
ーザーを照射した際に前記回転ステージの回転角度を示
す基準点データとを発信する発信手段とを有するコント
ローラーと、入力手段及び表示手段に接続され、切羽の
高さデータ及び切羽の幅データと、爆薬を装填する孔の
切羽における配置を示す発破パターンデータと、切羽に
おける前記基準点の位置を示す想定基準点データとが予
め入力され、トンネル掘削現場において測量された、前
記レーザー照射装置の、高さ並びに切羽及びトンネル側
壁からの距離のみからなる自己位置データとが現場にお
いて入力され、該自己位置データ、並びに前記高さデー
タ、前記幅データ、前記発破パターンデータ、及び前記
想定基準点データのみから回転角度データを算出し、前
記レーザー照射装置が前記基準点にレーザーを照射した
際に発信された前記基準点データと、前記想定基準点デ
ータとを比較し異なる場合には、記憶されている前記想
定基準点データを前記基準点データに置換し、自己位置
データ、並びに前記高さデータ、前記幅データ、前記発
破パターンデータ、及び置換された想定基準点データの
みから補正回転角度データを算出するコンピューター
と、該コンピューターから出力された前記回転角度デー
タ若しくは補正回転角度データを転送し、前記コントロ
ーラーから発信された前記基準点データを受信し前記コ
ンピュータに転送する転送手段とを備えたことを特徴と
する発破パターンレーザー照射システムに存する。請求
項3記載の発明の要旨は、前記レーザー照射装置は前記
コンピューターからのデータを受信した際に受信済み信
号を発信する発信手段を有し、前記コントローラーは受
信手段と、前記受信済み信号を受信したことをオペレー
ターに知らせる受信済みランプとを有し、前記コンピュ
ータは前記転送手段を介して前記受信済み信号を受信
し、前記受信済み信号を受信したことを前記表示手段に
表示することを特徴とする請求項1記載の発破パターン
レーザー照射システムに存する。請求項4記載の発明の
要旨は、前記レーザー照射装置はレーザーを照射した際
に照射済み信号を発信する発信手段を有し、前記コント
ローラーは受信手段と、前記照射済み信号を受信したこ
とをオペレーターに知らせる照射済みランプとを有し、
前記コンピュータは前記転送手段を介して前記照射済み
信号を受信し、前記照射済み信号を受信したことを前記
表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の発
破パターンレーザー照射システムに存する。請求項5記
載の発明の要旨は、前記レーザー照射装置は前記コンピ
ューターからのデータを受信した際に受信済み信号を発
信し、レーザーを照射した際に照射済み信号を発信する
受発信手段を有し、前記コントローラーは受信手段と、
前記受信済み信号を受信したことをオペレーターに知ら
せる受信済みランプと、前記照射済み信号を受信したこ
とをオペレーターに知らせる照射済みランプとを有し、
前記コンピュータは、前記転送手段を介して前記受信済
み信号を受信し、前記受信済み信号を受信したことを前
記表示手段に表示し、前記転送手段を介して前記照射済
み信号を受信し、前記照射済み信号を受信したことを前
記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の
発破パターンレーザー照射システムに存する。請求項6
記載の発明の要旨は、前記レーザー照射装置は、前記発
信手段から発信された前記回転角度データを記憶するメ
モリー装置を有することを特徴とする請求項1乃至4の
いずれか記載の発破パターンレーザー照射システムに存
する。請求項7記載の発明の要旨は、前記レーザー照射
装置は、マグネット固定装置を有することを特徴とする
請求項1乃至5のいずれか記載の発破パターンレーザー
照射システムに存する。
【0013】本発明に係る「発破パターン」とは穿孔位
置の集合を言う。
【0014】また、「基準点」とは、スプリングライン
の右端若しくは左端、天端等、本発明を実施する上で好
適な点を意味する。また、「基準点」は1点でもよい
し、複数点でもよい。
【0015】また、「入力手段」にはキーボード、所謂
マウス等を含む。
【0016】また、「表示手段」とはディスプレイ等を
いう。「記憶手段」にはアプリケーションプログラム等
を記憶するハードディスク等をいう。これらは外付けで
も内蔵でも良い。
【0017】また、「切羽の幅」は、トンネル断面の最
大幅、最小幅、スプリングライン(上半と下半との境界
線)の長さ等、本発明を実施する上で好適なものにする
ことができる。
【0018】また、「高さ」は、スプリングラインから
のたかさ下半盤からの高さ等、本発明を実施する上で好
適なものにすることができる。
【0019】また、「受信手段」とは、無線、有線を問
わず、データー、信号等を受信する為に要する機能を備
えた、本発明を実施する上で好適なものをいう。
【0020】また、「発信手段」とは、無線、有線を問
わず、データー、信号等を発信する為に要する機能を備
えた、本発明を実施する上で好適なものをいう。
【0021】また、「転送手段」とは、無線、有線を問
わず、データー、信号等を受信及び送信する為に要する
機能を備えた、本発明を実施する上で好適なものをい
う。また、受信機能及び発信機能を有する単体でも良い
し、両機能を各別に有する別体でも良い。また、コンピ
ューター内に内蔵されても外付けでも良い。
【0022】また、「受発信手段」とは、無線、有線を
問わず、データー、信号等を受信及び送信する為に要す
る機能を備えた、本発明を実施する上で好適なものをい
う。また、受信機能及び発信機能を有する単体でも良い
し、両機能を各別に有する別体でも良い。
【0023】また、「メモリー装置」とは、所謂RA
M,ROM等、本発明を実施する上で好適な記憶手段を
言う。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1に示すように、本実施の形態に係る発
破パターンレーザー照射システムは、図6乃至図9に示
す支保工Uに固定されているレーザー照射装置10と、
レーザー装置をマニュアルでコントロールする無線コン
トローラー20と、データの入力、記憶、演算等を行う
ノート型パーソナルコンピューター30(以下、「ノー
ト型PC」と称する)と、ノート型PC30に接続され
たパソコン用データー転送装置(転送手段)40とから
なる。なお、図1は請求項2に対応した図面である。
【0026】ノート型PC30には、切羽Fの高さデー
タ及び幅データと、爆薬を装填する孔の切羽Fにおける
配置を示す発破パターンデータと、切羽Fにおける基準
点の位置を示す想定基準点データとがノート型PC30
に予め入力される。
【0027】トンネル掘削現場において測量された、レ
ーザー照射装置10の、高さ並びに切羽F及びトンネル
側壁からの距離のみからなる自己位置データとが現場に
おいてノート型PC30に入力される。
【0028】ノート型PC30は、入力された自己位置
データ、並びに高さデータ、幅データ、発破パターンデ
ータ、及び想定基準点データのみから回転角度データを
算出する。
【0029】他方、レーザー照射装置10が基準点にレ
ーザーを照射した際に発信された基準点データと、想定
基準点データとを比較し異なる場合には、記憶されてい
る想定基準点データを基準点データに置換し、自己位置
データ、並びに高さデータ、幅データ、発破パターンデ
ータ、及び置換された想定基準点データのみから補正回
転角度データを算出する。
【0030】ノート型PC30に接続されたパソコン用
データー転送装置40は、ノート型PC30から出力さ
れた回転角度データ若しくは補正回転角度データを転送
する。
【0031】無線コントローラー20は、操作信号と、
レーザー照射信号とを発信装置26から発信する。レー
ザー照射装置10の回転制御装置13が受発信装置14
を介して操作信号を受け取ると、回転ステージ12を所
要量回転させてレーザーの照射角度を変化させる。レー
ザー発信機11が受発信装置14を介してレーザー照射
信号を受け取ると、レーザーの照射を開始する。他方、
レーザー照射装置10は、受信した基準点データを転送
する。転送された基準点データを、パソコン用データー
転送装置40が受信しノート型PC30に転送する。
【0032】操作信号は、図6に示すオペレーターO1
が後述のジョイスティック21(操作レバー)を操作す
ると、この操作の動きに応じて発信される。
【0033】次に、各構成機器について説明する。
【0034】レーザー照射装置10は、 図2に示すよ
うにレーザー発信11と、レーザー発信11を水平面内
と鉛直面内とにおいて回転させる2つの回転ステージ1
2と、この回転ステージ12を回転を制御する回転制御
装置13と、図1にも示す受発信装置14と、メモリー
装置15と、これらを覆うケーシング16とを有してい
る。レーザー発信11には赤色半導体レーザー等、本発
明を実施する上で好適なものを用いることができる。ま
た、回転ステージ12は回転制御装置13若しくは図3
乃至図5に示す無線コントローラー20からの信号によ
り回転するものである。メモリー装置15は、前述の基
準転移レーザーを照射した際に無線コントローラー20
で操作した基準点データ、及びパソコン用データー転送
装置40から発信される回転角度データを記憶する。ケ
ーシング16はホルダーベース17に回動自在に固定さ
れている。ホルダーベース17にはマグネットベース1
7aが垂設され、支柱により固定されている。マグネッ
トベース17aの外側の面には永久磁石17bが固定さ
れ、レーザー照射装置10を鋼材に取り付け可能となっ
ている。さらに本実施の形態においては水準器18が設
けられている。
【0035】無線コントローラー20は図3乃至図5に
示すように、外輪郭略箱状のものである。上面にはジョ
イスティック21(操作レバー)、切替スイッチ22、
各種ランプ23(図5において図示略)等が配されてい
る。切替スイッチ22を「設定」にするとジョイスティ
ック21の動きに応じた操作信号が出力される。ジョイ
スティック21を図6に示すオペレーターO1が
「上」、「下」、「右」、「左」、或いはそれらの中間
位置に傾倒すると、当該位置に対応する操作信号が出力
される。操作信号を図2に示す回転制御装置13が受け
取ると回転ステージ12が回転する。ジョイスティック
21の上端中央には確定ボタン21aが設けられてい
る。切替スイッチ22を「基準点」に切り替え、確定ボ
タン21aを押すと、基準点データが発信される。切替
スイッチ22を「指示」にするとレーザー照射信号が出
力される。切替スイッチ22を「電源切」にすると電源
が切れる。前面には上面に対して垂直に延びる発信アン
テナ24が設けられている。斯かる無線コントローラー
20を操作するには、オペレーターO1が肩からベルト
(図示略)を掛けて行う。そのためのベルト用バックル
25が側面に設けられている。内部には、図1に示す発
信装置(図3乃至図5において略)26が設けられてい
る。この発信装置26から操作信号、レーザー照射信
号、基準点データが出力される。なお、駆動源はバッテ
リーである。
【0036】ノート型PC30は、キーボード(入力手
段)及び液晶ディスプレイ(表示手段)を有し、ハード
ディスクが内蔵された市販のMSーDOSマシンであ
る。
【0037】パソコン用データー転送装置40は、ノー
ト型PC30に所要のケーブルにより接続されている。
パソコン用データー転送装置40としては、D/Aコン
バーター、送信アンテナ等、本発明を実施する上で好適
な機能を有するものである。
【0038】次に、発破パターンレーザー照射システム
を用いた発破パターンの照射方法について図6乃至図1
9を用いて説明する。
【0039】通常の掘削と同様に好適な方法により、ト
ンネルT内において掘削、ずり出しを行った後、発破パ
ターンレーザー照射システムは、図6乃至8に示す如く
設置する。図6において符号O1は無線コントローラー
20を操作するオペレーター、符号O2はノート型PC
30を操作するオペレーターである。図6乃至図8にお
いて符号JはジャンボJ(掘削機)、符号BはブームB
(穿孔装置)、符号Uは支保工である。図7においてS
L−SLはスプリングラインである。本実施の形態にお
いてはオペレーターO1は、ジャンボJの穿孔者でもあ
る。
【0040】まず、図10に示すステップS1では、ノ
ート型PC30の初期画面において「メニュー」の中か
ら項目を選択する。メニュー画面には、図11で示す如
く「データ登録」、「自己位置入力」、「データ編
集」、「レーザー照射」、「データ削除」、「終了」の
項目がある。
【0041】ステップS2でメニューの中から「データ
ー登録」を選定する。データー登録において発破パター
ン、トンネルサイズ及び想定基準点データを入力する。
トンネルサイズは図12に示すステップ11からステッ
プ18に従っておこなう。ここでステップ14における
「トンネルサイズ入力」とは、本実施の形態においては
図16におけるセンターラインCLから天端までの長さ
a−d(トンネルTの高さ)、及びスプリングラインS
Lの長さb−c(トンネルTの幅)を入力することをい
う。また、ステップ15において「座標入力」とは、図
16に示されているセンターラインCLをY軸、スプリ
ングラインSLをX軸とし、dの座標を(0、0)とし
たときのa、b、cの座標をいう。発破パターンを選定
後、メニュー画面に戻る。発破パターンは岩質等により
定まるもので、例えば、図17に示すごときものであ
る。図17における白丸は穿孔位置を示し、当該各数字
は穿孔順序を示している。白丸の座標値を入力すること
により発破パターンの入力を行う。想定基準点データ
は、本実施の形態においては図6及び図7に示す天端及
びジャンボJの右側のレーザー照射装置10においては
スプリングラインSLの切羽Fに向かって右端(図16
における点c)、ジャンボJの左側のレーザー照射装置
10においては左端(同点b)をノート型PC30上に
おいて基準点として想定した座標データである。発破パ
ターン及び想定基準点データの入力は、トンネルサイズ
入力と同様に、図12に示すステップS14及びステッ
プS15に相当する部分でそれぞれ行う。
【0042】ステップS3でメニュー画面から「自己位
置入力」を選択し、当該画面において自己位置を入力す
る。本実施の形態における自己位置とは、レーザー照射
装置10の、図6に示すように切羽Fからの距離L、並
びに図9に示すようにスプリングラインSLからの高さ
H及び支保工Uからの距離Wのみをいう。自己位置入力
は、図13に示すステップS21からステップ29に従
っておこなう。通常はステップS21からステップS2
5を行い、ステップ29で終了する。
【0043】ステップS4では、「1点合わせ」を行
う。1点合わせは、オペレーターO1が設置された無線
コントローラー20を操作してレーザー照射装置10か
ら、基準点に向かってレーザーを照射する。その際の回
転ステージ12の回転角度に対応する基準点データを発
信する。具体的には、無線コントローラー20の切替ス
イッチ22を「基準点」に切り替え、レーザーを照射し
つつジョイスティック21によりレーザーの照射角度を
変化させて、基準点に併せる。基準点にはスプリングラ
インSLの右端又は左端とし、後方から例えばトンネル
Tの測量用のレーザー照射装置からレーザーを照射して
切羽Fにおける基準点をマーキングしておく。そして、
レーザー照射装置10からのレーザー光が基準点に合致
したときに、確定ボタン21aを押し、基準点データを
発信する。
【0044】ステップS5でレーザー照射装置10から
図17に示す発破パターンを穿孔位置毎に、例えば、数
字の1、2、3、…、…の順にしたがって照射する。発
破パターン(切羽Fにおけるレーザーの照射位置)は、
切羽Fにおける各穿孔位置から構成される。穿孔位置
は、の各回転角度データに対応する。回転角度データ
は、上記のステップにおいて入力されたトンネルサイズ
のデータ、発破パターンデータ及び想定基準点データ並
びに自己位置データから、実際に設置されたレーザー照
射装置10の位置から入力された発破パターン通りに照
射するように算出される。係る算出はメニューの「デー
ター編集」により行われる。データー編集は図14に示
すステップS31からステップS37にしたがって行わ
れる。回転角度データがノート型PC30に接続された
パソコン用データー転送装置40を介して発信され、レ
ーザー照射装置10の受発信装置14を介して全ての回
転角度データがメモリー装置15に記憶される。オペレ
ーターO1の操作により回転制御装置13がメモリーか
ら回転角度データを受け取ると、回転ステージ12を回
転角度データに対応した回転角度に制御する。その結
果、発破パターンを切羽Fに照射することができる。レ
ーザー照射は、図15に示すステップS41からステッ
プS44にしたがって行われる。なお、穿孔順序は、発
破パターンにおける穿孔一のデーターの登録順序によ
る。具体的には、図17に示すような基本照射パターン
において、個々の穿孔位置(照射位置)の座標には、識
別番号がそれぞれ有り、これら識別番号を並べ替えるこ
とにより順序変更が可能となる。当該順序変更操作は編
集ステップS34で行う。係る操作は任意にいつでもで
きる訳ではない。しかし、照射順位は固定されたもので
はないので無線コントローラー20で順次行うことがで
きる。このことは、同じ発破パターンについて数種類の
照射順位の登録が可能であり、複数名のブームBの穿孔
者(オペレーターO1)に合わせて可能となる。
【0045】ステップS6において、目視により発破パ
ターンに許容値を越える歪みが発生するか、換言すれば
レーザー照射装置10によって照射される穿孔位置が切
羽F内に全て収まっているか否かを主としてジャンボJ
の穿孔者(オペレーターO1)、若しくはオペレーター
O2が判断する。図18に示すように歪みが発生してい
れば、ステップS4に戻る。この歪みは基準点データ
と、想定基準点データとが異なるために生じたのであ
る。したがって、記憶されている想定基準点データを基
準点データ(実際に基準点にレーザーを照射して得られ
た基準点の座標データである)に置換し、自己位置デー
タ、並びに高さデータ、幅データ、発破パターンデー
タ、及び置換された想定基準点データのみから補正回転
角度データを算出する。そして1点合わせを再度行いス
テップS5及びステップS6を行う。そして歪みが許容
範囲内になるまでステップS4からステップS6を繰り
返す。係る再設定の操作は、オペレーターO2のノート
型PC30からのみならず、オペレーターO1の無線コ
ントローラー20からも可能なシステムである。なお、
レーザー照射位置10を想定自己位置データにセットで
きた場合は上記操作は省略可能となる。ここで想定自己
位置データとは、前回の盛り替え時に保存された自己位
置データ(ステップS9)と、初期に登録された自己位
置データ(ステップ3)とを指す。すなわち、保存され
た自己位置データ(ステップS9)が有れば、保存され
た自己位置データ(ステップS9)のみを指し、保存さ
れた自己位置データ(ステップS9)が無ければ、初期
に登録された自己位置データ(ステップ3)とを指す。
したがって、初回はノート型PC30で自己位置データ
(ステップ3)からスタートしなければならないが、次
回の盛り替えからはステップ4から無線コントローラ2
0のみで照射可能となる。
【0046】ステップS7ではレーザー照射を継続しな
がらブームBにより穿孔する。斯かる場合、各オペレー
ターO1が当該無線コントローラー20をオペレーティ
ングして穿孔位置を定め、ブームBをそれぞれ操作して
穿孔して効率よく穿孔することができる。次孔の照射指
示はジョイスティック21の操作で簡単に行うことがで
きる。また、ジョイスティック21には前後の穿孔位置
の照射指示が可能であり穿孔順序に合わせ照射順序の順
送りが簡単にできる。具体的には、切替スイッチ22を
「指示」にし、ジョイスティック21を「右」に1回倒
せば次の穿孔位置を指示し、「左」に1回倒せば前の穿
孔位置を指示するように設定されている。各オペレータ
ーO1毎に上記の如く配置された3台のレーザー照射装
置10からレーザー照射を行うので、全てのレーザー照
射装置10がレーザーを照射した場合、その照射範囲は
互いに僅かに重複するように図19に示す如く各照射パ
ターンを登録しておく。各ブームBの穿孔の所要時間は
同一でないため重複する範囲に先に到達したブームBの
穿孔者が穿孔を行う。後に到達した隣接するブームBの
穿孔者は次の穿孔位置をジョイスティック21で順送り
指示させ穿孔する。
【0047】穿孔終了後、ステップ8においてレーザー
照射を終了する。
【0048】ステップ9において自己位置データ、穿孔
順序等のデーターをノート型PC30のハードディスク
に保存する。このようにデーターを保存すれば、仮に穿
孔作業を中断後、再開する場合においても、再度上記各
データーを入力する必要が無くなる。また、切羽Fとス
プリングラインSLに対して盛り替え後のレーザー照射
装置10の設置位置L,W,Hが同値であればステップ
S4から開始が可能となる。このとき発破パターンに図
18に示すごとき歪みが無ければステップS6からS7
へと進む。ステップS4からの操作は、すべて無線コン
トローラー20で行えるため、ノート型PC30のオペ
レーターO2は照射作業中常時操作しなくてもよい。
【0049】ステップS10で図11に示すメニュー画
面を呼び出し、必要ならば、メニューの「データー削
除」を行う。
【0050】メニューの「終了」を選択することにより
ステップSendとなり、穿孔工程を終了する。
【0051】発破パターンレーザー照射システムは以上
の如く設置されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。
【0052】本発明者は上記実施の形態に基づき発破パ
ターンレーザー照射システムを試作したが、その価格は
約100万円であった。したがって、本実施の形態によ
れば従来技術における発破パターン自動照射システムの
価格の二十分の一以下、安価なものと比較しても十分の
一以下と、極めて低廉化できた。
【0053】また、トンネル線形の入力も不要であるの
で、係る費用を削減することができる。
【0054】また、従来技術の如く後方に1つ設置する
のではなく、上記の如くジャンボJの側方及び上方に発
破パターンレーザー照射システムを設置できるので、レ
ーザー光が遮られないように設置することができる。
【0055】また、各ブームBに対応して発破パターン
レーザー照射システムを設置できるので、各ブームBの
操縦者が穿孔順番を選択することができる。
【0056】また、レーザー照射装置10はマグネット
ベース17aにより支保工Uに取り付けることができる
ので、盛り替えを極めて容易且つ短時間で行うことがで
きる。
【0057】また、水準器18によりレベルの盛り替え
の際に調整もすることができる。
【0058】また、支保工Uの設置間隔は設計値であ
り、最前列から切羽Fまでの距離は規定値であるため、
切羽Fからレーザー照射装置10までの距離Lを測量し
なくても当該距離を容易に算出することができる。
【0059】また、レーザー照射装置10は回転角度デ
ータを記憶可能なメモリを有するので、各穿孔位置にお
けるレーザーの照射をスムーズにすることができる。
【0060】また、ベルト用バックル25を設けている
ので、無線コントローラー20のオペレーターO1は作
業を楽にすることができる。
【0061】また、上記構成を採ることによりジャンボ
Jの穿孔者(オペレーターO1)が無線コントローラー
20の操作をすることが可能である。その結果、穿孔者
の他に、無線コントローラー20のみのオペレターを設
ける必要が無く、人件費を削減することができる。ま
た、当該穿孔者は穿孔順序を自らの判断で自由に選択す
ることができ穿孔効率を上げることができる。
【0062】また、1台のノート型PC30で3台のレ
ーザー照射装置10を稼働させることができるので、人
件費、機器費用が増加することはない。
【0063】また、発破パターン照射順序は、ブームB
のすべての穿孔者に専用のデータとして登録管理が可能
であり、人による穿孔順序の癖等も考慮でき、効率よく
穿孔作業を行うことができる。
【0064】また、照射順序は登録順序に依存するの
で、穿孔者の意向に従い自由に定めることができる。
【0065】また、従来技術における発破パターン自動
照射システムにおいては、レーザー光の残像効果を利用
して穿孔位置の全てを穿孔者に同時に視認させて発破パ
ターンを認識させるものである。したがって、残像効果
を与える装置、プログラム等が必要である。これに対
し、本実施の形態に係る発破パターン照射システムで
は、残像効果を利用して穿孔位置のすべてを穿孔者に同
時に視認させるものではなく、穿孔位置を1つずつ照射
し、穿孔後までレーザー照射を継続するものなので、残
像効果に係る装置、プログラム等は不要である。したが
って、装置を低廉化することができる。
【0066】本実施の形態によれば以上の効果を奏する
ので、トンネルの施工期間を短縮し、施工費用を減少す
ることができる。
【0067】なお、本実施の形態においてはノート型P
C30、レーザー照射装置10、無線コントローラー2
0とは無線化されているが、有線化することもできる。
斯かる場合にはさらに低価格にすることができる。
【0068】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0069】また、図20に示す如くレーザー照射装置
80に、ノート型PC30からのデータを受信した際に
受信済み信号を発信し、レーザーを照射した際に照射済
み信号を発信する発信装置81を設けることもできる。
斯かる場合には、無線コントローラー50に、受信装置
51と、受信済み信号を受信したことを無線コントロー
ラー50のオペレーターに知らせる受信済みランプ52
と、照射済み信号を受信したことを無線コントローラー
50のオペレーターに知らせる照射済みランプ53とを
設けておく。また、ノート型PCー60には、コンピュ
ーター用受発信装置70に接続され、このパソコン用デ
ーター転送装置70を介して受信済み信号を受信し、受
信済み信号を受信したことをディスプレイ61に表示す
るようにする。また、パソコン用データー転送装置70
を介して照射済み信号を受信し、照射済み信号を受信し
たことをディスプレイ61に表示するようにする。以上
のごとき構成により、コンピューター60のオペレータ
ーはデータの送信、及びレーザーの照射が確実に行われ
たことを確認することができる。また、無線コントロー
ラー50のオペレーターも操作、及びレーザーの照射が
確実に行われたことを確認することができる。なお、斯
かる構成においても各構成機器間において図1に示す信
号及びデーターの受発信が行われるが、図20において
は当該受発信は本実施の形態の効果を理解容易にするた
めに略されている。
【0070】なお、上図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0072】システム自体にトータルステーションのご
とき複雑な機器がない。また、切羽、支保及びスプリン
グラインからの距離から自己位置を決定するので、トン
ネル線形の入力を不要にすることができる。それ故、専
門のオペレーターも不要にすることができる。また、盛
り替え及び測量を容易にすることができる。
【0073】また、穿孔機械の数に応じて設置できるの
で、レーザー光が遮られないように設置でき、各操縦者
が穿孔順番を選択可能にすることができる。
【0074】本発明者は上記実施の形態に基づき発破パ
ターンレーザー照射システムを試作したが、その価格は
約100万円であった。したがって、本実施の形態によ
れば従来技術における発破パターン自動照射システムの
価格の二十分の一以下、安価なものと比較しても十分の
一以下と、極めて低廉化できる。
【0075】また、従来技術の如く後方に1つ設置する
のではなく、上記の如くジャンボの側方及び上方に発破
パターンレーザー照射システムを設置できるので、レー
ザー光が遮られないように設置することができる。
【0076】また、各ブームの数及び場所に応じてレー
ザー照射装置を設置できるので、各ブームの操縦者が穿
孔順番を選択することができる。
【0077】その結果、本発明によればトンネルの施工
期間を短縮し、施工費用を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る発破パターンレーザー照射
システムの構成を示す図である。
【図2】レーザー照射装置の正面図である。
【図3】無線コントローラーの平面図である。
【図4】無線コントローラーの前面図である。
【図5】無線コントローラーの側面図である。
【図6】発破パターンレーザー照射システムが設置され
たトンネルの平面図である。
【図7】発破パターンレーザー照射システムが設置され
たトンネルの横断面図である。
【図8】発破パターンレーザー照射システムが設置され
たトンネルの縦断面図である。
【図9】トンネル内におけるレーザー照射装置の位置を
示す横断面図である。
【図10】発破パターンレーザー照射システムを用いた
発破パターンの照射方法のフローチャートを示す図であ
る。
【図11】メニュー画面を示す図である。
【図12】データー登録のフローチャートを示す図であ
る。
【図13】自己位置登録のフローチャートを示す図であ
る。
【図14】データー編集のフローチャートを示す図であ
る。
【図15】レーザー照射のフローチャートを示す図であ
る。
【図16】トンネルの横断面図である。
【図17】切羽の正面図である。
【図18】発破パターンに歪みが生じた状態を示すトン
ネルの横断面図である。
【図19】三台のレーザー照射装置からレーザー照射し
た状態を示すトンネルの横断面図である。
【図20】他の実施の形態に係る構成を示す図である。
【符号の説明】
B ブーム F 切羽 H レーザー照射装置の高さ J ジャンボ L レーザー照射装置の、切羽からの距離 O1 無線コントローラーのオペレーター O2 ノート型PCのオペレーター T トンネル U 支保工 W レーザー照射装置の、トンネル側壁からの距離 10 レーザー照射装置 11 レーザー発信機 12 回転ステージ 13 回転制御装置 14 受発信装置 15 メモリー装置 16 ケーシング 17 ホルダーベース 17a マグネットベース 17b 永久磁石 18 水準器 20 無線コントローラー 21 ジョイスティック 21a 切替スイッチ 22 切替スイッチ 23 各種ランプ 24 発信アンテナ 25 ベルト用バックル 26 発信装置 30 ノート型PC 40 パソコン用データー転送装置 50 無線コントローラー 51 受信装置 52 受信済みランプ 53 照射済みランプ 60 コンピュータ 70 パソコン用データー転送装置 71 ディスプレイ 80 レーザー照射装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削において切羽における穿孔
    位置をレーザーを照射することにより特定する発破パタ
    ーンレーザー照射システムであって、 レーザーを発信するレーザー発信器と、該発信器が水平
    方向及び鉛直方向回りに回動自在に固定される回転ステ
    ージと、該回転ステージの回転を制御する回転制御装置
    と、受信手段とを有するレーザー照射装置と、 オペレーターが前記回転ステージを手動操作するための
    操作レバーと、前記レーザー照射装置からレーザーを照
    射させる照射スイッチと、前記操作レバーの動きに対応
    して出力される操作信号と、前記照射スイッチを入れる
    と出力されるレーザー照射信号とを発信する発信手段と
    を有するコントローラーと、 入力手段及び表示手段に接続され、切羽の高さデータ及
    び切羽の幅データと、爆薬を装填する孔の切羽における
    配置を示す発破パターンデータと、切羽における前記基
    準点の位置を示す想定基準点データとが予め入力され、
    トンネル掘削現場において測量された、前記レーザー照
    射装置の、高さ並びに切羽及びトンネル側壁からの距離
    のみからなる自己位置データとが現場において入力さ
    れ、該自己位置データ、並びに前記高さデータ、前記幅
    データ、前記発破パターンデータ、及び前記想定基準点
    データのみから回転角度データを算出するコンピュータ
    ーと、 該コンピューターから出力された前記回転角度データを
    転送する転送手段とを備えたことを特徴とする発破パタ
    ーンレーザー照射システム。
  2. 【請求項2】 トンネル掘削において切羽における穿孔
    位置をレーザーを照射することにより特定する発破パタ
    ーンレーザー照射システムであって、 レーザーを発信するレーザー発信器と、該発信器が水平
    方向及び鉛直方向回りに回動自在に固定される回転ステ
    ージと、該回転ステージの回転を制御する回転制御装置
    と、受信手段とを有するレーザー照射装置と、 オペレーターが前記回転ステージを手動操作するための
    操作レバーと、前記レーザー照射装置からレーザーを照
    射させる照射スイッチと、前記操作レバーの動きに対応
    して出力される操作信号と、前記照射スイッチを入れる
    と出力されるレーザー照射信号と、切羽における基準点
    に前記レーザー照射装置からレーザーを照射した際に前
    記回転ステージの回転角度を示す基準点データとを発信
    する発信手段とを有するコントローラーと、 入力手段及び表示手段に接続され、切羽の高さデータ及
    び切羽の幅データと、爆薬を装填する孔の切羽における
    配置を示す発破パターンデータと、切羽における前記基
    準点の位置を示す想定基準点データとが予め入力され、
    トンネル掘削現場において測量された、前記レーザー照
    射装置の、高さ並びに切羽及びトンネル側壁からの距離
    のみからなる自己位置データとが現場において入力さ
    れ、該自己位置データ、並びに前記高さデータ、前記幅
    データ、前記発破パターンデータ、及び前記想定基準点
    データのみから回転角度データを算出し、前記レーザー
    照射装置が前記基準点にレーザーを照射した際に発信さ
    れた前記基準点データと、前記想定基準点データとを比
    較し異なる場合には、記憶されている前記想定基準点デ
    ータを前記基準点データに置換し、自己位置データ、並
    びに前記高さデータ、前記幅データ、前記発破パターン
    データ、及び置換された想定基準点データのみから補正
    回転角度データを算出するコンピューターと、 該コンピューターから出力された前記回転角度データ若
    しくは補正回転角度データを転送し、前記コントローラ
    ーから発信された前記基準点データを受信し前記コンピ
    ュータに転送する転送手段とを備えたことを特徴とする
    発破パターンレーザー照射システム。
  3. 【請求項3】 前記レーザー照射装置は前記コンピュー
    ターからのデータを受信した際に受信済み信号を発信す
    る発信手段を有し、 前記コントローラーは受信手段と、前記受信済み信号を
    受信したことをオペレーターに知らせる受信済みランプ
    とを有し、 前記コンピュータは前記転送手段を介して前記受信済み
    信号を受信し、前記受信済み信号を受信したことを前記
    表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の発
    破パターンレーザー照射システム。
  4. 【請求項4】 前記レーザー照射装置はレーザーを照射
    した際に照射済み信号を発信する発信手段を有し、 前記コントローラーは受信手段と、前記照射済み信号を
    受信したことをオペレーターに知らせる照射済みランプ
    とを有し、 前記コンピュータは前記転送手段を介して前記照射済み
    信号を受信し、前記照射済み信号を受信したことを前記
    表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の発
    破パターンレーザー照射システム。
  5. 【請求項5】 前記レーザー照射装置は前記コンピュー
    ターからのデータを受信した際に受信済み信号を発信
    し、レーザーを照射した際に照射済み信号を発信する受
    発信手段を有し、 前記コントローラーは受信手段と、前記受信済み信号を
    受信したことをオペレーターに知らせる受信済みランプ
    と、前記照射済み信号を受信したことをオペレーターに
    知らせる照射済みランプとを有し、前記コンピュータ
    は、前記転送手段を介して前記受信済み信号を受信し、
    前記受信済み信号を受信したことを前記表示手段に表示
    し、前記転送手段を介して前記照射済み信号を受信し、
    前記照射済み信号を受信したことを前記表示手段に表示
    することを特徴とする請求項1記載の発破パターンレー
    ザー照射システム。
  6. 【請求項6】 前記レーザー照射装置は、前記発信手段
    から発信された前記回転角度データを記憶するメモリー
    装置を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か記載の発破パターンレーザー照射システム。
  7. 【請求項7】 前記レーザー照射装置は、マグネット固
    定装置を有することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか記載の発破パターンレーザー照射システム。
JP9588096A 1996-03-27 1996-03-27 発破パターンレーザー照射システム Pending JPH09268875A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023960A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Sooki:Kk トンネル施工情報投影システム
JP2016008399A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 鹿島建設株式会社 切羽面監視方法
JP2022037786A (ja) * 2020-08-25 2022-03-09 大成建設株式会社 切羽前方の地山性状評価方法と地山性状評価システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023960A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Sooki:Kk トンネル施工情報投影システム
JP2016008399A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 鹿島建設株式会社 切羽面監視方法
JP2022037786A (ja) * 2020-08-25 2022-03-09 大成建設株式会社 切羽前方の地山性状評価方法と地山性状評価システム

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