JPH09268651A - 逆梁工法 - Google Patents

逆梁工法

Info

Publication number
JPH09268651A
JPH09268651A JP8107896A JP8107896A JPH09268651A JP H09268651 A JPH09268651 A JP H09268651A JP 8107896 A JP8107896 A JP 8107896A JP 8107896 A JP8107896 A JP 8107896A JP H09268651 A JPH09268651 A JP H09268651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
precast concrete
concrete
construction method
girder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8107896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Iida
良春 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYU KOKEN KK
Original Assignee
TOKYU KOKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYU KOKEN KK filed Critical TOKYU KOKEN KK
Priority to JP8107896A priority Critical patent/JPH09268651A/ja
Publication of JPH09268651A publication Critical patent/JPH09268651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造物の品質を精度、耐力の面で十分に確保す
ることができ、施工が容易であって、熟練した専門工が
いなくとも短期間で確実に構築できる。 【解決手段】逆梁工法で、梁間方向梁2及び桁行方向梁
3をプレキャストコンクリート製とし、梁間方向梁2を
既に先行して梁下端までコンクリート打設が完了してい
る柱1の頂部に載置し、次いで桁行方向梁3を設置した
後、梁間方向梁2の上端主筋2iと現場にて挿入する柱
1内への定着用アンカー筋2bとを接続し、柱・梁接合
部、梁間方向梁2の梁端部上部切り込み部2g、桁行方
向梁・梁接合部及び周辺固定床板の接合部に現場打ちコ
ンクリートを打設して構造物を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築構造物の梁
の下部に床板を有するいわゆる逆梁工法に関し、詳しく
は梁及び床板をプレキャストコンクリートで構築する逆
梁工法に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等の構造物を逆梁工法で構築す
ると、床下収納・床下冷蔵庫・床下排気・床下設備配管
・床下電気配線等を自由に設けることができ、構造物の
耐用年限内に各戸の間取りを自由に変更することが可能
となる等、建物のソフト面での応用範囲を拡大すること
ができる。
【0003】このような逆梁工法は、現場打ちコンクリ
ートで各構造部材を構築するいわゆる在来工法で行われ
てきたが、梁の上部に床板を有するいわゆる順梁の工法
に比べて、従来の逆梁工法には品質管理上及び工程管理
上種々の問題点があった。例えば、構造物の主要部材で
ある梁は、その耐力を確保するため、梁内部にコンクリ
ートの水平打ち継目を設けない方が望ましい。従って、
在来工法によって逆梁を構築する場合には床板と梁とを
同時に施工する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の逆梁工法では、
梁の側面型枠は浮き型枠となるため、建入れや通りの精
度を確保することは非常に難しかった。また、順梁に比
べて型枠組立の施工日数が多くなる欠点もあった。ま
た、コンクリートの打設方法も難しく、熟練した作業員
を配置しないと精度良い躯体を構築することはできなか
った。このように浮き型枠を必要とする在来工法での逆
梁構造は熟練工による多くの煩雑な作業が不可避となる
ため、省力化や合理化を目指してもなかなかこれを達成
することが困難であった。
【0005】この発明は、上記課題を解決し、構造物の
品質を精度、耐力の面で十分に確保することができ、し
かも施工が容易であって、熟練した専門工がいなくとも
短期間で確実に構造物を構築することができる逆梁工法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、梁間方
向梁及び桁行方向梁の下部に周辺固定床板及び片持床板
を有する逆梁工法において、前記梁間方向梁は、梁下部
側面に周辺固定床板用の連結鉄筋を突設し、梁端部下端
から下端主筋を柱にアンカーするように突設すると共
に、梁端部上部切り込み部から上端主筋を柱の手前まで
突設した半プレキャストコンクリート製であり、他方前
記桁行方向梁は、梁下部側面に周辺固定床板用の連結鉄
筋を突設したプレキャストコンクリート製であり、さら
に前記周辺固定床板は、これら連結鉄筋に接続する重ね
継手用鉄筋を突設するプレキャストコンクリート製の床
板であって、これらの部材を用い、前記梁間方向梁を既
に先行して梁下端までコンクリート打設が完了している
柱の頂部に載置し、次いで前記桁行方向梁を設置した
後、前記梁間方向梁の上端主筋と現場にて挿入する柱内
への定着用アンカー筋とを接続し、柱・梁接合部、梁間
方向梁の梁端部上部切り込み部、桁行方向梁・梁接合部
及び周辺固定床板の接合部に現場打ちコンクリートを打
設して構造物を構築することを特徴としている。
【0007】逆梁工法で構築する構造物の柱は、プレキ
ャストコンクリート製、現場打ちコンクリート製の何れ
でもよい。梁間方向梁及び桁行方向梁をプレキャストコ
ンクリート製とし、梁間方向梁を既に先行して梁下端ま
でコンクリート打設が完了している柱の頂部に載置し、
次いで桁行方向梁を設置した後、梁間方向梁の上端主筋
と現場にて挿入する柱内への定着用アンカー筋とを接続
し、柱・梁接合部、梁間方向梁の梁端部上部切り込み
部、桁行方向梁・梁接合部及び周辺固定床板の接合部に
現場打ちコンクリートを打設するので、浮き型枠の面倒
な組立や難しいコンクリートの打設をせずにすみ、梁の
建入れや通りを正確にでき、しかも梁にコンクリートの
水平打ち継目が生じないので耐力も十分に確保すること
ができる。また、梁間方向梁は、その梁端部上部に切り
込み部を設け、上端主筋を柱の手前までしか突設してい
ないので、桁行方向梁の落とし込みが可能となり、柱・
梁接合部での接合作業が大幅に削減できる。
【0008】請求項2記載の発明は、前記片持床板が、
前記桁行方向梁と一体に製作したプレキャストコンクリ
ート製であることを特徴としている。柱外面に跳ね出す
床板を有する構造物の場合には、片持構造の床板を桁行
方向梁と一体にプレキャストコンクリートで製作する。
【0009】請求項3記載の発明は、片持梁を、前記片
持床板と一体に製作し、梁端部から主筋を柱にアンカー
するように柱の手前まで突設したプレキャストコンクリ
ート製であり、前記主筋と現場にて挿入する柱内への定
着用アンカー筋とを接続し、柱・梁接合部に現場打ちコ
ンクリートを打設して構造物を構築することを特徴とし
ている。柱外面に長く跳ね出す床板を有する構造物の場
合には、片持梁が片持床板に一体化され、片持床板の跳
ね出し長さが長い場合でも耐力を十分に確保することが
できる。
【0010】請求項4記載の発明は、前記梁間方向梁及
び前記桁行方向梁が、梁下部に型枠用プレキャストコン
クリート板を突設することを特徴としている。現場打ち
コンクリートにより周辺を固定する床板は、その下面に
型枠支保工を必要とするが、型枠用プレキャストコンク
リート板を梁間方向梁及び桁行方向梁の梁下部に突設す
ることで型枠部材が不要となる。
【0011】請求項5記載の発明は、前記梁間方向梁
が、その上下面にプレキャストコンクリート連層耐震壁
接合用のシャーコッタを設けると共に上下に貫通する複
数のシース管を埋設し、その両端部には壁・柱鉛直接合
部へのコンクリート打込用の打設孔を穿設するプレキャ
ストコンクリート製であって、これらシース管内にプレ
キャストコンクリート連層耐震壁の鉛直接合筋を挿通し
た後、グラウト材を注入して定着することを特徴として
いる。
【0012】梁間方向梁の上下面に耐震壁を接合する架
構の場合には耐震壁と枠梁とを分離してプレキャストコ
ンクリートにより製作する。その際各水平接合面にはシ
ャーコッタを設ける。また、耐震壁と柱が当接する部分
には鉛直接合部を設けておき打設孔を利用して同部にコ
ンクリートを打ち込み、耐震壁の鉛直接合筋は枠梁のシ
ース管を挿通し上部の耐震壁の鉛直接合筋に連結する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を添
付図面に基づき説明する。図1はこの発明の逆梁工法で
構築する構造物の平面図、図2乃至図6は図1のII-II
断面、III-III断面、IV-IV断面、V-V断面及びVI-VI断面
を各々示す断面図である。図1に示す構造物の主要構造
部材は柱1、梁間方向梁2、桁行方向梁3、周辺固定床
板4及び片持床板5である。
【0014】柱1は、プレキャストコンクリート製でも
現場打ちコンクリート製でもよいが、梁下までの高さに
して頂部には主筋1aを突設する。図1及び図2に示す
柱1はプレキャストコンクリート製であるが、この場合
には上層階の柱11とはグラウト充填方式のスリーブ1
bにより連結する。
【0015】梁間方向梁2は、梁下部側面に周辺固定床
板用の連結鉄筋2aを突設し、梁端部下端から下端主筋
2eを柱1にアンカーするように突設すると共に、梁端
部上部切り込み部2gから上端主筋2iを柱1の手前ま
で突設した半プレキャストコンクリート製である。梁端
部上部切り込み部2gを設け、上端主筋2iを柱1の手
前まで突設することで、柱1の手前にジョイント部2c
を設けることができ、桁行方向梁3の主筋3aを落とし
込むことができる。また、柱1との鉛直接合面にはシャ
ーコッタ2dを形成する。
【0016】桁行方向梁3もプレキャストコンクリート
製であり、室内側の梁下部側面には連結鉄筋3bを突設
するが、柱1近傍で梁間方向梁2の連結鉄筋2aと交差
する部分には特殊カプラー3cを埋設して梁設置後に連
結鉄筋をねじ込めるようにする。また、柱1の外面に廊
下やバルコニー等の片持床板5を有する構造物では桁行
方向梁3と一体にプレキャストコンクリートで製作し、
その跳ね出し長さが長い場合には適宜片持梁5aを配置
する。
【0017】片持梁5aの梁端部から主筋5bを柱1に
アンカーするように柱1の手前まで突設し、梁間方向梁
2及び桁行方向梁3を設置後に定着用アンカー筋を接続
できるようにジョイント部5eを設け、鉛直接合面には
シャーコッタ5cを形成する。
【0018】また、一体に製作する桁行方向梁3と片持
床板5の部材には、適当なスパンでジョイント部6を設
けておき、梁主筋をエンクローズ溶接により連結する。
このジョイント部6は梁間方向梁2にも設けてもよい。
また、構造物の妻側にバルコニー等の跳ね出し床板を設
ける場合には、梁間方向梁2に片持床板を取り付けて一
体にプレキャスト化する。
【0019】構造物の室内側に逆梁構造で構築する周辺
固定床板4は、複数枚のプレキャストコンクリート床板
4aとその外周の現場打ちコンクリート床板4bからな
る。プレキャストコンクリート床板4aは、連結鉄筋2
a,3bに接続する重ね継手用鉄筋4cを外周面に突設
し、また同床板同士の接合部にはシャーコッタ4dを設
ける。現場打ちコンクリート床板4bは、連結鉄筋2
a,3bと重ね継手用鉄筋4cを連結し、コンクリート
を打設して構築するが、梁間方向梁2及び桁行方向梁3
の梁下部より突設する型枠用プレキャストコンクリート
板7を型枠として用いる。
【0020】上記のような構造部材を用いて逆梁の構造
物を構築する場合には、梁間方向梁2を既に先行して梁
下端までコンクリート打設が完了している柱1の頂部に
載置し、次いで桁行方向梁3を設置した後、梁間方向梁
2の上端主筋2iと現場にて挿入する柱1内への定着用
アンカー筋2bとを接続し、柱・梁接合部、梁間方向梁
2の梁端部上部切り込み部2g、桁行方向梁・梁接合部
及び周辺固定床板の接合部に現場打ちコンクリートを打
設して構造物を構築する。
【0021】このようにして固定される梁間方向梁2及
び桁行方向梁3の梁下部側面より突設する連結鉄筋2
a,3bと、内部に配置したプレキャストコンクリート
床板4aの重ね継手用鉄筋4cを連結し、現場打ちコン
クリート床板4bを構築する。これにより内部の床板は
周辺固定となり各梁に剛接合することになる。重ね継手
を利用することで特殊な継手部材を必要とせず容易、か
つ安価な逆梁構造の床板構築が実現できる。
【0022】以上説明した構造物はいわゆるラーメン架
構の例であるが、この発明の逆梁工法は連層耐震壁架構
の構造物にも適用可能である。その実施の形態を図7乃
至図9に基づき説明する。図7は他の実施形態の逆梁工
法で構築する構造物の平面図、図8及び図9は図7のVI
II-VIII断面、IX-IX断面を各々示す断面図である。な
お、この実施形態では、耐震壁の存在する部分を除く他
の構造部材の構成、作用は前述したラーメン架構のそれ
と同一であるので図1乃至図6で用いた符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0023】連層耐震壁8は、梁間方向梁である枠梁2
2の上下面に接続するプレキャストコンクリートの構造
部材であるが、一般的にプレキャスト部材の重量に制限
があるため、枠梁22と連層耐震壁8とは分離して製作
する。枠梁22も両端部の上部を除いてプレキャストコ
ンクリートで製作し、下部側面には所定長さの連結鉄筋
2aを突設する。また、現場打ちコンクリート床板4b
を構築するための型枠用プレキャストコンクリート板7
も下面より突設する。また、現場打ちコンクリート内に
埋設する両端部の上端主筋2bは、柱21の手前にジョ
イント部2cを設ける。
【0024】この枠梁22の上下面には、耐震壁との水
平接合部を構成するシャーコッタ22aを設け、また上
下に貫通する複数のシース管22bを埋設し、両端部に
は壁・柱鉛直接合部へのコンクリート打込用の打設孔2
2cを穿設する。また、柱21と連層耐震壁8との間に
は鉛直接合部9を設け各々にシャーコッタ9aを形成す
る。
【0025】連層耐震壁8の上部には複数本の鉛直接合
筋8aを突設するが、これをシース管22b内に挿通し
てグラウト材を注入し相互を連結する。また、打設孔2
2cよりコンクリートを鉛直接合部9に打ち込み、柱・
耐震壁・枠梁の一体化を図る。なお、鉛直接合筋8aは
柱主筋と同様に上層階の連層耐震壁18とグラウト充填
方式のスリーブ8bにより連結する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、梁間方向梁及び桁行方向梁をプレキャストコン
クリート製とし、梁間方向梁を既に先行して梁下端まで
コンクリート打設が完了している柱の頂部に載置し、次
いで桁行方向梁を設置した後、梁間方向梁の上端主筋と
現場にて挿入する柱内への定着用アンカー筋とを接続
し、柱・梁接合部、梁間方向梁の梁端部上部切り込み
部、桁行方向梁・梁接合部及び周辺固定床板の接合部に
現場打ちコンクリートを打設するので、浮き型枠の面倒
な組立や難しいコンクリートの打設をせずにすみ、梁の
建入れや通りを正確にでき、しかも梁にコンクリートの
水平打ち継目が生じないので耐力も十分に確保すること
ができる。また、梁間方向梁は、その梁端部上部に切り
込み部を設け、上端主筋を柱の手前までしか突設してい
ないので、桁行方向梁の落とし込みが可能となり、柱・
梁接合部での接合作業が大幅に削減できる。
【0027】請求項2記載の発明では、片持床板が桁行
方向梁と一体に製作したプレキャストコンクリート製で
あるから、浮き型枠の面倒な組立や難しいコンクリート
の打設をせずにすみ、構造体の精度や耐力も十分確保す
ることができる。
【0028】請求項3記載の発明では、柱外面に長く跳
ね出す床板を有する構造物の場合には、片持梁が片持床
板に一体化され、片持床板の跳ね出し長さが長い場合で
も耐力を十分に確保することができる。
【0029】請求項4記載の発明では、現場打ちコンク
リートにより周辺を固定する床板は、その下面に型枠支
保工を必要とするが、型枠用プレキャストコンクリート
板を梁間方向梁及び桁行方向梁の梁下部に突設すること
で型枠部材が不要となる。
【0030】請求項5記載の発明では、梁間方向梁の上
下面にシャーコッタを設け上下に貫通する複数のシース
管を埋設し両端部にコンクリート打込用の打設孔を穿設
するので、枠梁・耐震壁及び柱を一体に構築することが
可能となり、連層耐震壁架構の構造物であってもラーメ
ン架構と同様に品質の確保された逆梁構造の構造物を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆梁工法で構築する構造物の平面図である。
【図2】図1のII-II断面を示す断面図である。
【図3】図1のIII-III断面を示す断面図である。
【図4】図1のIV-IV断面を示す断面図である。
【図5】図1のV-V断面を示す断面図である。
【図6】図1のVI-VI断面を示す断面図である。
【図7】他の実施形態の逆梁工法で構築する構造物の平
面図である。
【図8】図7のVIII-VIII断面を示す断面図である。
【図9】図7のIX-IX断面を示す断面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 梁間方向梁 2a 連結鉄筋 3 桁行方向梁 3b 連結鉄筋 4 周辺固定床板 4a プレキャストコンクリート床板 4b 現場打ちコンクリート床板 4c 重ね継手用鉄筋 5 片持床板 7 型枠用プレキャストコンクリート板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁間方向梁及び桁行方向梁の下部に周辺固
    定床板及び片持床板を有する逆梁工法において、前記梁
    間方向梁は、梁下部側面に周辺固定床板用の連結鉄筋を
    突設し、梁端部下端から下端主筋を柱にアンカーするよ
    うに突設すると共に、梁端部上部切り込み部から上端主
    筋を柱の手前まで突設した半プレキャストコンクリート
    製であり、他方前記桁行方向梁は、梁下部側面に周辺固
    定床板用の連結鉄筋を突設したプレキャストコンクリー
    ト製であり、さらに前記周辺固定床板は、これら連結鉄
    筋に接続する重ね継手用鉄筋を突設するプレキャストコ
    ンクリート製の床板であって、これらの部材を用い、前
    記梁間方向梁を既に先行して梁下端までコンクリート打
    設が完了している柱の頂部に載置し、次いで前記桁行方
    向梁を設置した後、前記梁間方向梁の上端主筋と現場に
    て挿入する柱内への定着用アンカー筋とを接続し、柱・
    梁接合部、梁間方向梁の梁端部上部切り込み部、桁行方
    向梁・梁接合部及び周辺固定床板の接合部に現場打ちコ
    ンクリートを打設して構造物を構築することを特徴とす
    る逆梁工法。
  2. 【請求項2】前記片持床板は、前記桁行方向梁と一体に
    製作したプレキャストコンクリート製であることを特徴
    とする請求項1記載の逆梁工法。
  3. 【請求項3】片持梁は、前記片持床板と一体に製作し、
    梁端部から主筋を柱にアンカーするように柱の手前まで
    突設したプレキャストコンクリート製であり、前記主筋
    と現場にて挿入する柱内への定着用アンカー筋とを接続
    し、柱・梁接合部に現場打ちコンクリートを打設して構
    造物を構築することを特徴とする請求項2記載の逆梁工
    法。
  4. 【請求項4】前記梁間方向梁及び前記桁行方向梁は、梁
    下部に型枠用プレキャストコンクリート板を突設するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の逆梁工法。
  5. 【請求項5】前記梁間方向梁は、その上下面にプレキャ
    ストコンクリート連層耐震壁接合用のシャーコッタを設
    けると共に上下に貫通する複数のシース管を埋設し、そ
    の両端部には壁・柱鉛直接合部へのコンクリート打込用
    の打設孔を穿設するプレキャストコンクリート製であっ
    て、これらシース管内にプレキャストコンクリート連層
    耐震壁の鉛直接合筋を挿通した後、グラウト材を注入し
    て定着することを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の逆梁工法。
JP8107896A 1996-04-03 1996-04-03 逆梁工法 Pending JPH09268651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107896A JPH09268651A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 逆梁工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107896A JPH09268651A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 逆梁工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09268651A true JPH09268651A (ja) 1997-10-14

Family

ID=13736366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8107896A Pending JPH09268651A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 逆梁工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09268651A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10584478B2 (en) 2017-08-14 2020-03-10 Yau Lee Wah Concrete Precast Products (Shenzhen) Company Limited Building frame structure having edge beam and construction method thereof
CN115853116A (zh) * 2022-12-12 2023-03-28 北京市建筑工程研究院有限责任公司 一种外附自复位构件加固钢筋混凝土框架结构及施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10584478B2 (en) 2017-08-14 2020-03-10 Yau Lee Wah Concrete Precast Products (Shenzhen) Company Limited Building frame structure having edge beam and construction method thereof
CN115853116A (zh) * 2022-12-12 2023-03-28 北京市建筑工程研究院有限责任公司 一种外附自复位构件加固钢筋混凝土框架结构及施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1821501B (zh) 建筑物的柱梁连接构造体及其连接方法
JP3160748B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなるプレキャスト構造部材及びそれを用いた構造体の構築方法
JP2004346587A (ja) 建物の柱梁接合構造体およびその接合方法
JP3841124B2 (ja) 逆梁工法
JPH0480444A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接続ユニット
JPH09268651A (ja) 逆梁工法
KR101685632B1 (ko) 강도와 연성을 증가시킬 수 있는 전단 접합부
JP2769937B2 (ja) 地下逆打工法における鋼管コンクリート柱
JPH05156654A (ja) 逆打ち工法
JPH0366878A (ja) プレキヤスト柱梁とプレキヤスト耐震壁の構築方法
JPH1025840A (ja) プレキャスト耐震壁を有する建物躯体の構築方法
JPH0732706Y2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合用交叉鉄骨との配筋構造
JPS62264230A (ja) 多階建築物の躯体構築工法
JP2656175B2 (ja) 柱梁の接合構造
JP2005002585A (ja) キャピタル部材及びこれを使用したrcft柱の施工方法
JPH07103620B2 (ja) 鉄骨造構造物の構築工法
JPH0781307B2 (ja) 超高層建築物の構築方法
JPH01137032A (ja) 柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法
JP3094198B2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート造部材及びそれを用いる構造体の構築方法
JPH07139057A (ja) 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造の接合法
JP2006144256A (ja) 建物の柱梁接合構造体におけるグラウト注入方法
JP2984626B2 (ja) Pc柱構法及びそのpc柱
JPH0749680B2 (ja) プレキヤスト鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築工法
JPH045605Y2 (ja)
JPH032435A (ja) 柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁との接合工法