JPH09266903A - X線断層撮影装置 - Google Patents

X線断層撮影装置

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JPH09266903A
JPH09266903A JP8344736A JP34473696A JPH09266903A JP H09266903 A JPH09266903 A JP H09266903A JP 8344736 A JP8344736 A JP 8344736A JP 34473696 A JP34473696 A JP 34473696A JP H09266903 A JPH09266903 A JP H09266903A
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勝弘 小野
Koichi Kitade
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Hideo Abu
秀郎 阿武
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隆幸 北見
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    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、架台回転部の回転時にも動圧式
すべり軸受を有するX線管の陽極ターゲットの回転数が
低下しないようにして必要十分なX線量を放射してX線
断層像を撮影できるX線断層撮影装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 この発明は、架台回転部15が被撮影物
配置領域のまわりを回転している間に動圧式すべり軸受
45〜47を有するX線管の陽極ターゲット26を所定
回転数で高速回転させながら陽極ターゲットからX線を
放射する時のステータコイル28bへの供給回転駆動電
力による回転トルクを、架台回転部の回転前よりも大き
く切り換える手段を有するX線断層撮影装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線断層撮影装
置に係わり、とくに液体金属を潤滑剤として使用する動
圧軸受を内蔵するX線管を備えたX線断層撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CTスキャナとして知られるX
線断層撮影装置は、医用をはじめ工業用にも広く普及し
ている。とくに大X線量を要する断層撮影装置では、多
くの場合、X線放射源として回転陽極型X線管が使用さ
れ、これは架台回転部にX線検出器とともに所定位置関
係で固定されている。
【0003】回転陽極型X線管は、周知のように、円盤
状の陽極ターゲットを相互間に軸受部を有する回転体お
よび固定体で機械的に支え、回転体の位置に対応した真
空容器外の位置に配置したステータの電磁コイルに、回
転駆動電力を供給して陽極ターゲットを例えば毎秒15
0回転(rps)という高速回転をさせながら陰極から
電子ビームを放出させて陽極ターゲットに当てて、X線
を放射させる。
【0004】このように陽極ターゲットを高速回転させ
てX線撮影を行うCTスキャナは、例えば特開昭58−
23199号公報、特開昭62−69495号公報、特
開平6−196113号公報、或いはUSP51402
46号明細書等開示されている。
【0005】X線管の軸受部は、ボールベアリングのよ
うなころがり軸受や、軸受面にらせん溝を形成するとと
もにガリウム(Ga)、又はガリウム−インジウム−錫
(Ga−In−Sn)合金のような、少なくとも動作中
は液状となる液体金属潤滑剤を用いた動圧式すべり軸受
で構成される。
【0006】前者のボールベアリングを有する回転陽極
型X線管が搭載されたX線CTスキャナは、ボールベア
リングの回転抵抗が比較的小さいので、架台回転部の回
転時にも陽極ターゲットの回転数はほとんど低下しない
ので、短時間に150rps又はそれ以上の回転数まで
上昇させこの回転数を維持しながらX線曝射を所要時間
継続して断層撮影をすることができる。
【0007】しかしながら、ボールベアリングを使用し
たX線管を搭載したCTスキャナでは、ベアリング中の
固体軟金属からなる潤滑剤の飛散や消耗等による寿命短
縮を抑制するため、X線撮影すなわちX線曝射の前後は
回転体及び陽極ターゲットの回転を停止しておき、X線
撮影の直前に短時間に回転数を上昇させるようにしてい
る。また、X線曝射の終了後できるだけ早く回転を停止
させるため、電気的に回転にブレーキをかける制御をし
ている装置もある。
【0008】ところで、後者の動圧式すべり軸受を用い
たX線管の例は、たとえば特公昭60−21463号、
特開昭60−97536号、特開昭60−117531
号、特開昭60−160552号、特開昭62−287
555号、特開平2−227947号、或いは特開平2
−227948号等の各公報に開示されている。
【0009】この種の回転陽極型X線管の動圧軸受で
は、上記各公報にも記載されているように、回転体又は
固定体の軸受面に例えば20μmの深さのヘリンボンパ
ターンのらせん溝が形成されている。そして、回転体の
所定回転数での高速回転動作において、軸受部に所要の
動圧が発生し、回転体及び固定体の両軸受面はおよそ2
0μmの軸受間隙を保ち、実質的に非接触で動作するよ
うになっている。そのため、軸受を構成するらせん溝の
形状や寸法、或いは動作中の軸受間隙は、X線管の使用
中の設置状態や回転体の重量等を考慮して、最適な動圧
が発生するように設計される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、動圧軸受を
有する回転陽極型X線管は、軸受部の回転抵抗がボール
ベアリングよりもはるかに大きいので、150rps又
はそれ以上の高速回転をさせるためには非常に大きい回
転駆動電力を要する。また、この動圧軸受を有する回転
陽極型X線管を搭載したX線CTスキャナでは、断層撮
影のために架台回転部を回転させると、X線管の陽極タ
ーゲツトの回転数が相当下がってしまう現象がある。
【0011】例えば、架台回転部が静止している時のX
線管の陽極ターゲツトの回転数をX線放射に十分な50
rps(毎秒回転数)に設定してあっても、架台回転部
の回転時は例えば40rps程度まで下がってしまう。
そのため、陽極ターゲットの損傷を避けるようにターゲ
ットへの入射電子ピーム量を低く抑える等の配慮が必要
であった。
【0012】このように架台回転部の回転時にX線管陽
極ターゲツトの回転数が低下する理由は、架台回転部の
回転によってX線管に働く遠心力が大きいため、X線管
の軸受部に生じる回転に対する抵抗すなわち損失が大き
くなるためである。玉軸受の場合にはこのような架台回
転部の回転による回転抵抗の増大はそれほど問題になら
ないが、とくに、動圧式のすべり軸受ではこの遠心力に
よる回転抵抗が無視できないほど大きい。しかも、X線
CTスキャナの分野では、近来ますます短時間に被撮影
物の多くの部位の断層像を得る必要性が高まっている。
そのため、X線管から放射させるX線量を増大させるよ
うに、X線管陽極ターゲットの重量を増やすことや、架
台回転部の回転速度を高めること、或いは高速度のヘリ
カルスキャンモードを採用する必要性等から、X線管陽
極ターゲットに働く遠心力がますます増大する傾向にあ
る。とくに最近は、高速度ヘリカルスキャンモードのX
線撮影において、架台回転部の回転速度を例えば毎秒1
回転(rps)又はそれ以上に高める傾向があり、X線
管には相当大きい遠心力が加わる。そして、この架台回
転部の回転速度が高いほど、X線管の動圧軸受部の回転
抵抗が大きくなり、回転体及び陽極ターゲットの回転数
が低下の度合いが大きくなる。
【0013】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたもので、架台回転部の回転時にもX線管の陽極タ
ーゲットの回転数が低下しないようにして必要十分なX
線量を放射してX線断層像を撮影できるX線断層撮影装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、架台回転部
が回転している時のX線管回転体の回転トルクを、架台
回転部の回転開始前の回転継続時の平均回転トルクより
も大きい平均回転トルクに切り換える回転トルク制御手
段を有するX線断層撮影装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下その実施例を図面を参照して
説明する。なお同一部分は同一符号であらわす。概略構
成を示す図1のX線CTスキャナは、架台11の中央部
に形成されたドーム12の内側に、進退移動可能なベッ
ド13及びその上に載せられた被撮影物14が入る構造
になっている。架台11の内部には、リング状枠からな
る架台回転部15が配置され、これは主電源・制御装置
16からの制御で動作する回転駆動装置17により、撮
影時に被撮影物14のまわりを矢印18のように回転す
るようになっている。
【0016】架台回転部15の所定位置には、点線で示
すファンビーム状のX線19を被撮影物の方向に放射す
るX線管装置20が取り付けられており、またこれと反
対側にX線検出器21が配置されており、X線撮影時に
被撮影物14のまわりをこれらの位置関係を保って回転
する。X線検出器21から得られるX線画像信号は、コ
ンピュータ画像信号処理装置22に供給されて処理さ
れ、その画像出力信号がCRTモニタ23に送られて被
撮影物の断層画像が表示されるようになっている。
【0017】X線管装置20には、X線管動作用電源装
置24、及び回転駆動電源装置25からX線管内部の回
転体及び陽極ターゲット(点線で示す符号26)を回転
させるための回転駆動電力が供給されるようになってい
る。そして、この回転駆動電力又は回転体の回転状態を
検出する回転状態検出器27が接続されている。なおこ
の実施例では、架台回転部15の回転中心軸Oaと、X
線管の陽極ターゲット26の回転軸Obとが、平行又は
ほぼ平行に配置されいる。
【0018】X線管装置20は、図2に示すように、X
線管収容容器30の内部に絶縁支持体32,33で固定
された回転陽極型X線管31を有し、且つ内部空間に絶
縁油34が詰められている。またこのX線管装置20
は、X線管の回転体35及び陽極ターゲット26を回転
させるためのステータ28を備えている。なお、同図の
符号36はX線管の真空容器、37は陰極、38はX線
放射ゲート、39は陽極側接続ケーブル受、40は陰極
側接続ケーブル受をあらわしている。そして、図1に示
すCTスキャナの架台回転部の矢印18の方向の例えば
ヘリカルスキャンモードの回転動作中、X線管装置20
には図2の上方すなわち矢印Fで示す外方向への遠心力
が働くことになる。
【0019】回転陽極型X線管31は、その要部を図3
乃至図5に示すように、真空容器36の内部に重金属か
らなる円盤状陽極ターゲット26が円筒状回転体35の
一端に突設された回転シャフト41に一体的に固定され
ている。また、陽極ターゲット26の焦点軌道面に対向
して、電子ビームを放出する陰極37が配置されてい
る。
【0020】円筒状回転体35の内側には、円柱状の固
定体42が同軸状に嵌合されており、回転体の開口部に
スラストリング43が固着されている。固定体42の端
部は、陽極端子42aになっており、その一部は真空容
器のガラス円筒容器部36aに気密接合されている。回
転体35と固定体42との嵌合部分には、前述の各公報
に示されるような各一対のラジアル方向動圧軸受軸受4
4,45、及びスラスト方向動圧軸受46,47が設け
られている。
【0021】ラジアル方向動圧軸受44,45は、図4
にその一部を示すように、固定体42の外周軸受面に形
成された2組のヘリンボンパターンのらせん溝44a,
45aと、回転体の内周軸受面とで構成される。また、
一方のスラスト方向動圧軸受46は、固定体42の先端
軸受面42a面に形成された図5の(a)に示すような
サークル状のヘリンボンパターンらせん溝42bと回転
体の底面とで構成される。なお、図5の(a)は図4の
5a−5aにおける平面図である。他方のスラスト方向
動圧軸受47は、回転体の一部となるスラストリング4
3の軸受面43aに形成された図5の(b)のようなサ
ークル状のヘリンボンパターンらせん溝43bと、固定
体の肩部の軸受面42cで構成される。なお、図5の
(b)は図4の5b−5bにおける平面図である。各軸
受を構成する軸受面に形成されているらせん溝は、およ
そ20μmの深さを有している。
【0022】これら回転体及び固定体の各軸受の軸受面
は、動作中、およそ20μmの軸受間隙を保つようにな
っている。回転中心軸Ob上にある固定体42には、そ
の中心部分が軸方向にくり抜かれた孔からなる潤滑剤収
容室51が形成されている。また、この固定体51の中
間部の外周壁がわずかにテーパ状に削られて径小部52
が形成され、それによって構成される円筒状の空間に潤
滑剤の一部が溜まるようになっている。また、中心部分
の潤滑剤収容室51から径小部52の空間に通じる4つ
の放射方向通路53が等角度で対称的に形成されてい
る。そして、回転体と固定体との間の隙間や、各軸受の
らせん溝、潤滑剤収容室51、径小部52の空間、及び
放射方向通路53を含む内部空間には、Ga−In−S
n合金からなる液体金属潤滑剤が供給されている。この
金属潤滑剤の全体積は、上記の内部空間の全容積のおよ
そ60%に相当する量である。
【0023】回転体35の主要部は、3重の円筒からな
り、内側が鉄合金製の軸受円筒で、その外側が鉄からな
る強磁性体円筒、外側が銅円筒であり、一体的に結合さ
れている。これらは、回転体35を取り巻くガラス円筒
容器部36aの外周に配置されたステータ28と協動し
て電磁誘導モータの回転子として動作する。ステータ2
8は、円筒状の鉄芯28aと、それに巻かれたステータ
コイル28bとを備えている。このステータコイル28
bに、前述のようにステータ駆動電源装置25から回転
駆動電力が供給され、X線管内の回転体に回転トルクが
生起される。
【0024】CTスキャナの動作において架台回転部1
5が回転すると、既に述べたように回転陽極型X線管3
1に図の上方すなわち矢印Fのように遠心力が働く。そ
して、真空容器及び固定体42はX線管収容容器に機械
的に固定されているのに対し、回転体35及び陽極ター
ゲット26は固定体に対して軸受間隙を介して実質的に
浮いた状態で回転している。そのため、固定体に対して
回転体及び陽極ターゲットは図の上方に強く押し付けら
れる遠心力を受ける。したがって、とくにラジアル方向
の動圧軸受44,45の軸受間隙は、図の下方で広くな
り、図の上方で狭くなり、円周方向に不均一になる。ま
た、液体金属潤滑剤も図の上方に押しやられる。しか
も、陽極ターゲット26の重量が回転体35の重量より
も相当重く、重心が陽極ターゲット側に片寄って存在す
ると、陽極ターゲットの部分に働く遠心力Faが回転体
の部分のそれよりも相当大きくなり、動圧軸受にさらに
不均一なねじれ方向の力が働く。
【0025】このようなことから、架台回転部が回転し
ている時には、X線管の動圧軸受が強い回転抵抗すなわ
ち大きい回転制動負荷を受け、架台回転部が静止してい
る場合の所期の軸受性能が発揮されず、回転数が大幅に
低下してしまう。
【0026】そこで、この実施例のCTスキャナでは、
図6の(a)及び(b)に示すような回転駆動制御手段
が施されている。すなわち、同図の(a)はX線管装置
のステータコイルへの供給回転駆動電圧の経時制御プロ
ファイルをあらわし、同図の(b)はそれによる陽極タ
ーゲット回転数の経時変化をあらわしている。
【0027】ある1日のCTスキャナの使用のために、
その主電源・制御装置やX線管動作用電源装置、回転駆
動電源装置等の各部電源をONにして立ち上げ、X線断
層撮影を行う時に備えて、常時、X線管装置のステータ
コイルに例えば100Vの回転駆動電圧を供給して回転
トルクを発生させ、X線管の回転体及び陽極ターゲット
を約50rpsで連続回転させている。なお、撮影装置
のある単位の撮影業務のための起動は、1日の場合に限
らず、撮影業務を予定している半日の場合もあれば、2
日間、或いは1週間継続等、種々の場合があり得る。装
置の主電源を投入して起動した後、X線管の回転体は、
撮影業務の終了すなわち主電源の遮断又はその少し前ま
で、回転駆動電力の連続又は断続的な供給により回転が
常時継続される。
【0028】そこで、X線断層撮影を行う時、まず架台
回転部の回転開始の制御信号をa時点で発生させる。そ
れによって、架台回転部の回転が開始されると同時にX
線管装置のステータコイルへの回転駆動電圧が例えば1
20Vに自動的に切り換えてX線管の回転体及び陽極タ
ーゲットを回転させる回転トルクを増加するようになっ
ている。なお、架台回転部の回転時間を(R)であらわ
している。
【0029】このように、この架台回転部の回転開始と
同時にステータコイルへの回転駆動電圧は120Vに自
動的に高められ、架台回転部の回転終了までこの電圧が
供給されるようになっている。それによって、もしステ
ータコイルへの回転駆動電圧が架台回転部の回転開始前
と同じ100Vのまま(一点鎖線で示すYe)である
と、架台回転部の回転による遠心力の影響で陽極ターゲ
ットの回転数は同図の(b)に一点鎖線Yrで示すよう
に約35rpsに低下してしまのが、この実施例では実
線で示すように陽極ターゲットの回転数は約50rps
を維持する。つまり、架台回転部の回転による遠心力で
X線管回転体の回転負荷の増加に対して回転駆動力を高
めて補い、必要十分な動圧を軸受部に発生されて回転数
を高めることができる。したがって、X線撮影時にX線
管から必要十分なX線量を安定に放射させるように制御
することができる。なお、100Vの回転駆動電圧(Y
e)は、架台回転部が静止状態の時に陽極ターゲットの
回転数がX線放射時に必要な上記約50rpsとなる値
である。
【0030】そして、架台回転部の回転が継続している
間の任意のタイミングでX線管からのX線放射を開始さ
せる制御信号を主電源・制御装置からX線管動作用電源
装置に送り、X線管の高電圧供給をONにして所要時間
にわたりX線管からX線を放射させ、X線撮影をする。
このX線曝射時間(X)は、b時点からc時点までで、
例えばヘリカルスキャンモードの撮影で例えば約1分間
である。そしてX線曝射が終了した後の時点dで、架台
回転部の回転を停止するとともに、ステータコイルへの
回転駆動電圧は元の100Vに自動的に切換えられ、X
線管陽極ターゲットは約50rpsでの回転が継続さ
れ、次のX線撮影に備えるようになっている。
【0031】図7に示す実施例は、X線断層撮影を行う
ためのスタンバイ開始時点aで、架台回転部の回転が開
始されると同時にX線管装置のステータコイルへの回転
駆動電圧が例えば150Vに自動的に切り換えられて約
3秒間(e時点まで)この回転駆動電圧が印加される。
これによって、陽極ターゲットの回転数は急速に高めら
れる。その後、回転駆動電圧は130Vに自動的に切換
えられ、陽極ターゲットの回転数は例えば約80rps
に落ちつくように制御される。そして、X線曝射(X)
が行われ、架台回転部の停止の後に回転駆動電圧は元の
100Vに自動的に切り換えて50rpsの回転が継続
されるようになっている。
【0032】この実施例によれば、架台回転部の回転時
間(R)及びX線曝射時(X)の陽極ターゲットの回転
数を、遠心力による低下分を補うとともにそれ以上に回
転数を高めてターゲットへの電子ビーム入力量を増加さ
せることができる。
【0033】図8に示す実施例は、X線撮影に備える待
機時間は、ステータコイルへの回転駆動電圧を間欠的に
供給して回転駆動電力を節減する方式のものである。す
なわち、例えば3分間隔で約1分間、120Vの回転駆
動電圧をステータコイルに供給する。それによる平均供
給電力は、点線で模式的に示すように、連続供給の場合
のおよそ3分1に相当する。
【0034】そして、X線撮影を行う際には、前述の実
施例と同様に、架台回転部の回転と同時にステータコイ
ルへの供給回転駆動電圧を120Vの連続供給に切り換
える。その後、架台回転部の回転停止と同時にステータ
コイルへの回転駆動電圧供給は、再び間欠的な供給に戻
すようになっている。
【0035】このように、架台回転部が回転している時
のX線管回転体の回転トルクを、架台回転部の回転開始
前の回転継続時の平均回転トルクよりも大きい平均回転
トルクに切り換える回転トルク制御手段を有する。な
お、平均回転トルクは、単位時間すなわち例えば5分、
10分、或いは30分単位での架台回転開始前後の回転
トルクの平均値である。
【0036】図9に示す実施例は、架台回転部の回転開
始前に、被撮影物の断層像の撮影場所を決定する透視撮
影を行うモードの場合である。すなわち、架台回転部の
回転開始に先だつ時点fで、まずステータコイルへの回
転駆動電圧をそれまで継続供給していた100Vから1
30Vに切り換えて3秒間供給し、陽極ターゲットの回
転数を急速に高める。この時点gで、ステータコイルへ
の回転駆動電圧を110Vに切り換えて陽極ターゲット
の回転数を例えば60rpsに維持する。この回転数を
維持している期間の任意の時点hからiまでの間に、被
撮影物の撮影場所を決定する透視撮影のためのX線曝射
(S)を行う。そして、撮影場所を決定した後の時点a
から、架台回転部の回転を開始すると同時に、ステータ
コイルへの回転駆動電圧を120Vに切り換えて陽極タ
ーゲットの回転数を例えば80rpsに高めてこの回転
数を維持する。この回転駆動電圧は、架台回転部の回転
による遠心力の影響を打ち消してなお高い例えば上記の
回転数にする電圧である。そして、断層撮影のためのX
線曝射(X)を行い、架台回転部の回転停止の後に、ス
テータコイルへの回転駆動電圧を元の100Vに切り換
えて、次の撮影に備えるようになっている。
【0037】図10に示す実施例は、X線曝射を繰り返
す場合のステータの温度上昇による陽極ターゲットの回
転数の漸減を補う制御手段を有するX線断層撮影装置の
場合である。すなわち、ある一日のX線撮影業務の開始
のためにこの撮影装置を立ち上げ、ステータコイルに1
00Vの回転駆動電圧を供給して陽極ターゲットの回転
数を50rpsで回転させる。
【0038】そして、撮影装置の起動後の第1回目のX
線撮影のために架台回転部を回転させて陽極ターゲット
を所定の回転数にし、(同図の回転時間R1)X線曝射
(X)を行う。それによって、陽極ターゲットは次第に
高温になり、その輻射熱や伝導熱によって、動圧軸受部
の温度とともにステータのステータコイルの温度も徐々
に上昇する。ステータコイルの巻線抵抗は、それ自身の
消費電力で高くなるほか、上記陽極ターゲットから達す
る熱によっても高まる。これらの原因で、ステータコイ
ルに印加する回転駆動電圧を同じに維持しても、陽極タ
ーゲットの回転数は徐々に下がってしまう。そして、X
線撮影を同図にR2,R3,…と繰り返し行うと、陽極
ターゲットの回転数はさらに次第に下がってしまう。な
お、同図の回転数低下曲線は、理解を容易にするために
誇張して描いてある。また、架台回転部の回転で生じる
遠心力による陽極ターゲット回転数の低下を補ってX線
曝射を許容する元の回転数すなわち50rpsを架台回
転時も維持する回転駆動電圧は、同図の(a)に符号R
eで示すように108Vであるとする。
【0039】そこで、この実施例では、架台回転部の回
転時には、ステータコイルに印加する回転駆動電圧を上
記の108Vよりも高い例えば120Vに切り換えるよ
うにしてある。つまり、撮影装置の起動初期の第1回目
のX線曝射時間又はそれ以前すなわち陽極ターゲットか
らの熱伝達でステータコイルの温度が上昇する以前に、
架台回転部の回転で生じる遠心力による陽極ターゲット
回転数の低下を補うのに要する駆動電圧分(上記の例で
は、8V)よりも高い駆動電圧分を加算した電圧(上記
の例では、108Vを超える駆動電圧)をステータコイ
ルに供給する制御になっている。なお、この加算する電
圧分は、架台回転部の回転で生じる遠心力による陽極タ
ーゲット回転数の低下を補う最低電圧分(上記の例で
は、8V)の1.2倍以上に設定することが望ましい。
それによって、ステータコイルの温度上昇による悪影響
を、長時間の繰り返し撮影でも、実用上十分解消するこ
とができる。
【0040】このように、架台回転部を所定回転数で回
転させながらX線撮影を行う時のステータコイルに供給
する回転駆動電圧を、撮影装置の起動後の第1回目又は
それ以前に架台回転部の回転を停止させて上記の所定回
転数と同じ回転数が得られる供給回転駆動電圧に、この
条件で架台回転部を回転させて生じる遠心力による陽極
ターゲット回転数の低下を補って上記の所定回転数にす
るために必要な最低電圧分よりも高い電圧分を加算した
電圧としている。
【0041】この実施例によれば、架台回転部の回転時
の陽極ターゲットの回転数は、遠心力による影響のみな
らず、X線曝射を繰り返すことによる陽極ターゲットか
らの熱伝達の影響も補正して必要十分な高い回転数に維
持することができる。したがって、例えば陽極ターゲッ
トをほぼ同じ回転数で回転させてX線撮影を繰り返す場
合にも、ターゲットの温度上昇によるステータの回転性
能の低下を確実に補って必要十分な陽極回転数を維持さ
せることができる。こうして、より一層信頼性の高いX
線断層撮影装置を実現できる。
【0042】なお、架台回転部の回転方向に沿って回転
陽極型X線管の回転中心軸を向けた装置にもこの発明を
適用できる。その場合には、ラジアル方向の動圧軸受に
遠心力が働くだけでなく、スラスト方向の動圧軸受にも
架台回転部の回転による負荷が加わるが、この発明によ
ってそれによる回転数の低下を抑制することができる。
【0043】また、架台回転部が回転している時のX線
管の陽極ターゲット及び回転体の回転数は、2000r
pmから6000rpmまでの範囲の回転数になるよう
に制御することが望ましい。それによって、ステータコ
イルに供給する回転駆動電力を不所望に増やすことな
く、必要十分なX線曝射量を得ることができる。
【0044】さらにまた、架台回転部の回転速度を可変
に構成し、ステータコイルへの回転駆動電力供給による
回転体及び陽極ターゲットを回転させる回転トルクを、
架台回転部の回転速度に対応して増減する制御手段を有
してもよい。
【0045】さらにまた、X線管の回転体及び陽極ター
ゲットを回転させる回転トルク可変制御手段は、ステー
タコイルへの供給電力、供給電圧、供給電流、供給周波
数、又はこれらの少なくとも一つによる制御であっても
よい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
架台回転部を回転させてX線断層撮影を行う際のX線管
の陽極ターゲットの回転数の不所望な低下がなく、必要
十分なX線量を放射させて良質のX線断層像を得ること
ができる。したがって、信頼性の高いX線断層撮影が保
証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】図1のX線管装置を示す概略縦断面図。
【図3】図2のX線管の要部を示す縦断面図。
【図4】図3の一部の平面図。
【図5】図3の一部の平面図。
【図6】図1の装置の動作を説明するシーケンス制御
図。
【図7】この発明の他の実施例の装置の動作を説明する
シーケンス制御図。
【図8】この発明のさらに他の実施例の装置の動作を説
明するシーケンス制御図。
【図9】この発明のさらに他の実施例の装置の動作を説
明するシーケンス制御図。
【図10】この発明のさらに他の実施例の装置の動作を
説明するシーケンス制御図。
【符号の説明】
11…架台 14…被撮影物 15…架台回転部 Oa…架台回転部の回転中心軸 Ob…陽極ターゲットの回転中心軸 16…主電源・制御装置 25…回転駆動電源装置 21…X線検出器 18…架台回転部の回転方向 20…X線管装置 31…回転陽極型X線管 36…真空容器 26…陽極ターゲット 35…回転体 42…固定体 37…陰極 44,45…ラジアル方向動圧軸受 46,47…スラスト方向動圧軸受 28…ステータ 28b…ステータコイル
フロントページの続き (72)発明者 北見 隆幸 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須電子管工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極ターゲット、この陽極ターゲットに
    向けて電子ビームを放出する陰極、上記陽極ターゲット
    が固定された回転体、この回転体に同軸状に嵌合する固
    定体、これら回転体及び固定体の嵌合部に所定の融点を
    もつ液体金属潤滑剤が充填された動圧軸受を有するX線
    管と、このX線管の回転体の外周位置に配置されたステ
    ータコイルと、このステータコイルに回転駆動電力を供
    給するように接続されたステータ駆動電源装置と、上記
    X線管から放射し被撮影物が置かれる領域を通過したX
    線を検出するX線検出器と、上記X線管及びステータコ
    イルが所定位置に取り付けられて被撮影物が置かれる領
    域のまわりをX線撮影時に回転するように設けられた架
    台回転部とを具備するX線断層撮影装置において、 上記X線管の回転体は、上記架台回転部の回転開始前か
    ら上記ステータコイルへの回転駆動電力供給で生起され
    る回転トルクにより回転が継続させられ、 上記架台回転部が回転している時の上記X線管回転体の
    回転トルクを、上記架台回転部の回転開始前の前記回転
    継続時の平均回転トルクよりも大きい平均回転トルクに
    切り換える回転トルク制御手段を有することを特徴とす
    るX線断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記X線管の陽極ターゲットの回転中心
    軸の方向と上記架台回転部の回転中心軸の方向とが、平
    行又はほぼ平行に配置されている請求項1記載のX線断
    層撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記X線管回転体の回転トルク制御手段
    は、上記架台回転部の回転開始よりも前に上記X線管回
    転体の回転トルクを上昇させる制御手段を備えている請
    求項1記載のX線断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記X線管回転体の回転トルク制御手段
    は、上記架台回転部の回転開始と同時又はその後に上記
    X線管回転体の回転トルクを上昇させる制御手段を備え
    ている請求項1記載のX線断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記X線管回転体の回転トルク制御手段
    は、上記架台回転部が回転している時の上記X線管回転
    体の回転数を、上記架台回転部の回転開始前の前記回転
    継続時の平均回転数の90%以上の回転数に制御する手
    段を備えている請求項1記載のX線断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 上記X線管回転体の回転トルク制御手段
    は、上記架台回転部が回転している時の上記X線管回転
    体の回転数を、2000rpmから6000rpmまで
    の範囲の回転数に制御する手段を備えている請求項1記
    載のX線断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 上記X線管回転体の回転トルク制御手段
    は、上記ステータコイルへの供給電力、供給電圧、供給
    電流、供給周波数、又はこれらの少なくとも一つによる
    制御手段を備えている請求項1記載のX線断層撮影装
    置。
  8. 【請求項8】 上記架台回転部の回転速度が可変であっ
    て、上記X線管回転体の回転トルク制御手段は、該回転
    トルクを上記架台回転部の回転速度に対応して増減する
    制御手段を備える請求項1記載のX線断層撮影装置。
  9. 【請求項9】 当該X線断層撮影装置の主電源を投入し
    て起動した後、前記主電源を遮断する時又は遮断する直
    前まで上記X線管の回転体の回転を常時継続する回転駆
    動手段を備えている請求項1記載のX線断層撮影装置。
  10. 【請求項10】 陽極ターゲット、この陽極ターゲット
    に向けて電子ビームを放出する陰極、上記陽極ターゲッ
    トが固定された回転体、この回転体に同軸状に嵌合する
    固定体、これら回転体及び固定体の嵌合部に所定の融点
    をもつ液体金属潤滑剤が充填された動圧軸受を有するX
    線管と、このX線管の回転体の外周位置に配置されたス
    テータコイルと、このステータコイルに回転駆動電力を
    供給するように接続されたステータ駆動電源装置と、上
    記X線管から放射し被撮影物が置かれる領域を通過した
    X線を検出するX線検出器と、上記X線管及びステータ
    コイルが所定位置に取り付けられて被撮影物が置かれる
    領域のまわりをX線撮影時に回転するように設けられた
    架台回転部とを具備するX線断層撮影装置において、 上記X線管の回転体は、上記架台回転部の回転開始前か
    ら上記ステータコイルへの回転駆動電力供給で生起され
    る回転トルクにより回転が継続させられ、 上記架台回転部の回転開始前にX線曝射による第1のX
    線撮影が行なわれ、その後前記架台回転部が回転させら
    れ且つ上記X線管回転体の回転駆動トルクが切り換えら
    れた後にX線曝射による第2のX線撮影が行なわれる制
    御手段を有することを特徴とするX線断層撮影装置。
  11. 【請求項11】 上記架台回転部が回転している時の上
    記X線管回転体の回転駆動トルクは、上記架台回転部の
    回転開始前よりも大きい値に切り換えられる構成の請求
    項10記載のX線断層撮影装置。
  12. 【請求項12】 陽極ターゲット、この陽極ターゲット
    に向けて電子ビームを放出する陰極、上記陽極ターゲッ
    トが固定された回転体、この回転体に同軸状に嵌合する
    固定体、これら回転体及び固定体の嵌合部に所定の融点
    をもつ液体金属潤滑剤が充填された動圧軸受を有するX
    線管と、このX線管の回転体の外周位置に配置されたス
    テータコイルと、このステータコイルに回転駆動電力を
    供給するように接続されたステータ駆動電源装置と、上
    記X線管から放射し被撮影物が置かれる領域を通過した
    X線を検出するX線検出器と、上記X線管及びステータ
    コイルが所定位置に取り付けられて被撮影物が置かれる
    領域のまわりをX線撮影時に回転するように設けられた
    架台回転部とを具備するX線断層撮影装置において、 上記架台回転部を所定回転数で回転させながらX線撮影
    を行う時の上記ステータコイルに供給する回転駆動電圧
    は、上記撮影装置の起動後の第1回目又はそれ以前に上
    記架台回転部の回転を停止させて上記の所定回転数と同
    じ回転数が得られる供給回転駆動電圧に、この条件で上
    記架台回転部を回転させて生じる遠心力による上記陽極
    ターゲット回転数の低下を補って上記の所定回転数にす
    るために必要な最低電圧分よりも高い電圧分を加算した
    電圧であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  13. 【請求項13】 上記の加算した電圧は、上記の遠心力
    による陽極ターゲット回転数の低下を補うのに必要な最
    低電圧の1.2倍以上である請求項12記載のX線断層
    撮影装置。
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