JPH09266859A - 食用揚油の変敗抑止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食用揚油の変敗を抑止する。 【構成】 微弱電流・高電圧を利用する食用揚油用
加熱器具油槽内に変圧器より得た電気を金属板に伝導す
る通電棒を装着することにより使用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】食品供給業の中で食用揚油で揚げ
た製品を供給する厨房器具として利用できる。

【０００２】

【従来の技術】従来揚物食品を生産する際、加熱調理の
みが主流であり微弱電流・高電圧を利用して生産する加
熱調理器具は一部存在はしていたが、実験的であり現在
実用に至っていない。また、再利用装置については、現
在存在していない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来通電装置、並びに
加熱器具の絶縁に満足できるものがなく、変敗を抑止す
るまでに至らなかった。本発明は、加熱により発生する
食用揚油の変敗を抑止し、また、食用揚油による産業廃
棄物を抑止する為になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）加熱器具油槽内の食用揚油に対して、微弱電流・
高電圧を充分作用させ、尚かつ、低温度で揚物の調理生
産が可能な様に特別、考案、工夫された加熱器具。 （ロ）加熱器具、油槽器具内に於ける食用揚油に対して
微弱電流・高電圧を機能良く作用させる為に、加熱器具
の油槽型態に対して変形対応できる通電性の良い金属材
を使用した伝導器具。 （ハ）廃油庫内に於ける食用揚油の再利用を計る為に微
弱電流・高電圧を充分作用させる為に考案された伝導器
具。

【０００５】

【作用】従来の加熱調理器具では食用揚油の中に含まれ
る物質、沃素価、酸価、ＰＯＶ、カルボニール価（脂肪
酸）等を抑止することが困難であった。また、粘度に於
いても同様であった。本発明に於いてこれら食用揚油の
加熱による変敗を抑止する事が可能であり、また、微弱
電流・高電圧の電気刺激により、食用揚油の廃油の再利
用が計れる。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 （イ）絶縁材を施した加熱器具と同油槽内内側面に接着
した絶縁材料の上に油カスが落ちる程度の穴が開いた
通電性の良い金属板を敷き、絶縁材を施した通電棒
を装置する。 （ロ）微弱電流・高電圧の変圧器からソケットに電
気を流し、通電棒を通じて、加熱器具油槽内の食用揚油
内の通電性の良い金属板に電気を通電し使用する。 （ハ）絶縁材を施した加熱器具上部に、同じく絶縁を
施した鍋受け台を置き、鍋内側底に油カスが落ちる程
度の穴が開いた通電性の良い金属板を敷き、微弱電流
・高電圧の電気を通電棒を通じて利用する。 （ニ）絶縁材を施した廃油庫内の食用揚油の中に、微弱
電流・高電圧の電気が充分効率良く作用できる様工夫さ
れた通電性の良い通電棒に変圧器より電気を通じて
利用する。

【０００７】

【発明の効果】

１．食用揚油の変敗抑止効果。 廃棄物の総量規制に寄与。 食用揚油の原料の減少は省資源に寄与。 揚物公害（油煙、油臭、油すす等） １）労働衛生環境の良化（油酔い）。 ２）建築付帯設備の維持管理費の軽減。 ３）低温度調理を可能にする為、脂肪酸の摂取を抑制し
て健康維持増進に寄与する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明加熱器具の斜視図である。

【図２】本発明加熱器具の側面、正面である。

【図３】本発明加熱器具の側面、正面図である。

【図４】本発明伝導装置の分解図である。

【図５】本発明廃油再利用伝導器具の正面、側面図であ
る。

【符号の説明】 絶縁材 油カスが落ちる程度に穴の開いた通電性の良い金属
板 絶縁を施した通電棒 微弱電流・高電圧変圧器 ソケット 電線 加熱器具上部 鍋受け台 通電棒 ▲１０▼ 絶縁材を施した油槽

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 微弱電流・高電圧を利用する食用揚油の
   加熱器具。
2. 【請求項２】 微弱電流・高電圧を食用揚油の加熱器具
   に伝導する器具。
3. 【請求項３】 微弱電流・高電圧を利用し、廃油庫内に
   於ける食用揚油を再利用する伝導器具。