JPH09265123A - カメラ - Google Patents
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- JPH09265123A JPH09265123A JP8254723A JP25472396A JPH09265123A JP H09265123 A JPH09265123 A JP H09265123A JP 8254723 A JP8254723 A JP 8254723A JP 25472396 A JP25472396 A JP 25472396A JP H09265123 A JPH09265123 A JP H09265123A
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- irradiation angle
- eye
- field
- camera
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被写界の周辺部に位置する被写体の赤目現象
を防止する。 【解決手段】 閃光撮影に先だって赤目軽減のための予
備発光を行なうカメラ１において、赤目軽減用光源１１
の前に集光用レンズ３ａを配置し、その集光用レンズ３
ａによって光源１１の光を被写界の横方向に配光する。
を防止する。 【解決手段】 閃光撮影に先だって赤目軽減のための予
備発光を行なうカメラ１において、赤目軽減用光源１１
の前に集光用レンズ３ａを配置し、その集光用レンズ３
ａによって光源１１の光を被写界の横方向に配光する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光撮影時に赤目
軽減のための予備発光を行なうカメラに関する。
軽減のための予備発光を行なうカメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】閃光撮影の際、閃光が瞳で反射して目が
赤く写るのを防止するために、本発光に先だって赤目軽
減のための予備発光を行ない、瞳径が小さくなった時点
で本発光を行なうカメラが知られている。
赤く写るのを防止するために、本発光に先だって赤目軽
減のための予備発光を行ない、瞳径が小さくなった時点
で本発光を行なうカメラが知られている。
【０００３】また、予備発光の光量を増加するために、
赤目軽減用光源の前に集光用レンズを配置したストロボ
発光器が知られている（例えば、特開平４−３５５７３
５号公報参照）。
赤目軽減用光源の前に集光用レンズを配置したストロボ
発光器が知られている（例えば、特開平４−３５５７３
５号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ストロボ発光器では、予備発光における配光特性が被写
界の中央部に偏るため、予備発光の光が周辺部の被写体
まで十分に届かず、周辺部に位置する被写体の赤目現象
を防止することができないという問題がある。この問題
を解決するために予備発光の光量を増加することが考え
られるが、大型の赤目軽減用光源と大電力が必要とな
り、好ましくない。
ストロボ発光器では、予備発光における配光特性が被写
界の中央部に偏るため、予備発光の光が周辺部の被写体
まで十分に届かず、周辺部に位置する被写体の赤目現象
を防止することができないという問題がある。この問題
を解決するために予備発光の光量を増加することが考え
られるが、大型の赤目軽減用光源と大電力が必要とな
り、好ましくない。
【０００５】本発明の目的は、被写界の周辺部に位置す
る被写体の赤目現象を防止するカメラを提供することに
ある。
る被写体の赤目現象を防止するカメラを提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】発明の一実施の形態を示
す図３、図４を参照して本発明を説明すると、 （１） 請求項１の発明は、閃光撮影時に赤目軽減のた
めの予備発光を行なうカメラに適用され、赤目軽減用光
源１１の前に集光用レンズ３ａを配置し、その集光用レ
ンズ３ａによって赤目軽減用光源１１の光を被写界の横
方向に配光する。集光用レンズ３ａは被写界の横方向へ
の配光特性を有し、赤目軽減用光源１１から放射された
光を上下方向に集光し、その分だけ被写界の上下方向の
中央領域の照射量を増加させる。その結果、被写界の横
方向に対する照射量が増加する。つまり、赤目軽減のた
めの予備発光において、被写界の周辺部への照射量が増
加するので、周辺部に位置する被写体の赤目現象を防止
することができる。 （２） 請求項２のカメラの集光用レンズは、赤目軽減
用光源１１の前に配置される略透明カバー３に形成され
たフレネルレンズ３ａである。赤目軽減用光源１１の前
に配置される略透明カバー３に、水平方向のレンズを有
するフレネルレンズを形成する。集光用レンズを別に設
けずに上述した効果を得ることができる上に、フレネル
レンズは厚みが薄いので透明カバーを薄くすることがで
きる。 （３） 請求項３のカメラは、赤目軽減用光源と集光用
レンズとを一体に形成したものである。 （４） 請求項４のカメラは、赤目軽減のための予備発
光における被写界の縦方向の照射角を略３７度としたも
のである。 （５） 請求項５のカメラは、赤目軽減のための予備発
光における被写界の縦方向の照射角を可変とするための
照射角可変装置を設けたものである。 （６） 請求項６のカメラは、照射角可変装置により被
写界の縦方向の照射角を略１１〜３７の範囲で可変とし
たものである。 （７） 請求項７のカメラは、被写体までの撮影距離を
検出する測距装置を設け、照射角可変装置による被写界
の縦方向の照射角を、測距装置により検出された撮影距
離に基づいて設定するようにしたものである。 （８） 請求項８のカメラは、撮影レンズの焦点距離を
検出する焦点距離検出装置を設け、照射角可変装置によ
る被写界の縦方向の照射角を、焦点距離検出装置により
検出された焦点距離に基づいて設定するようにしたもの
である。 （９） 請求項９のカメラは、被写界の縦方向の照射角
の最大値を略３７度としたものである。
す図３、図４を参照して本発明を説明すると、 （１） 請求項１の発明は、閃光撮影時に赤目軽減のた
めの予備発光を行なうカメラに適用され、赤目軽減用光
源１１の前に集光用レンズ３ａを配置し、その集光用レ
ンズ３ａによって赤目軽減用光源１１の光を被写界の横
方向に配光する。集光用レンズ３ａは被写界の横方向へ
の配光特性を有し、赤目軽減用光源１１から放射された
光を上下方向に集光し、その分だけ被写界の上下方向の
中央領域の照射量を増加させる。その結果、被写界の横
方向に対する照射量が増加する。つまり、赤目軽減のた
めの予備発光において、被写界の周辺部への照射量が増
加するので、周辺部に位置する被写体の赤目現象を防止
することができる。 （２） 請求項２のカメラの集光用レンズは、赤目軽減
用光源１１の前に配置される略透明カバー３に形成され
たフレネルレンズ３ａである。赤目軽減用光源１１の前
に配置される略透明カバー３に、水平方向のレンズを有
するフレネルレンズを形成する。集光用レンズを別に設
けずに上述した効果を得ることができる上に、フレネル
レンズは厚みが薄いので透明カバーを薄くすることがで
きる。 （３） 請求項３のカメラは、赤目軽減用光源と集光用
レンズとを一体に形成したものである。 （４） 請求項４のカメラは、赤目軽減のための予備発
光における被写界の縦方向の照射角を略３７度としたも
のである。 （５） 請求項５のカメラは、赤目軽減のための予備発
光における被写界の縦方向の照射角を可変とするための
照射角可変装置を設けたものである。 （６） 請求項６のカメラは、照射角可変装置により被
写界の縦方向の照射角を略１１〜３７の範囲で可変とし
たものである。 （７） 請求項７のカメラは、被写体までの撮影距離を
検出する測距装置を設け、照射角可変装置による被写界
の縦方向の照射角を、測距装置により検出された撮影距
離に基づいて設定するようにしたものである。 （８） 請求項８のカメラは、撮影レンズの焦点距離を
検出する焦点距離検出装置を設け、照射角可変装置によ
る被写界の縦方向の照射角を、焦点距離検出装置により
検出された焦点距離に基づいて設定するようにしたもの
である。 （９） 請求項９のカメラは、被写界の縦方向の照射角
の最大値を略３７度としたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は一実施形態のカメラの外観
図である。カメラ１の前面には撮影レンズ２と透明カバ
ー３が設けられており、透明カバー３には左から順にＡ
Ｆ窓４ａ、予備発光窓５、ＡＥ受光窓６、ＡＦ窓４ｂ、
ファインダー窓７、ストロボ窓８が設けられている。ま
た、カメラ１の上面にはＬＣＤ表示器９、撮影モード切
り換え釦１０などが設けられている。
図である。カメラ１の前面には撮影レンズ２と透明カバ
ー３が設けられており、透明カバー３には左から順にＡ
Ｆ窓４ａ、予備発光窓５、ＡＥ受光窓６、ＡＦ窓４ｂ、
ファインダー窓７、ストロボ窓８が設けられている。ま
た、カメラ１の上面にはＬＣＤ表示器９、撮影モード切
り換え釦１０などが設けられている。
【０００８】図２はＬＣＤ表示器９の表示内容を示す図
である。撮影モード切り換え釦１０により閃光撮影モー
ドを切り換えることができ、予備発光モードを選択する
と表示セグメント９ａが点灯し、自動発光モードを選択
すると表示セグメント９ｂが点灯する。また、スローシ
ンクロモードを選択すると表示セグメント９ｃが点灯
し、強制発光モードを選択すると表示セグメント９ｄが
点灯する。
である。撮影モード切り換え釦１０により閃光撮影モー
ドを切り換えることができ、予備発光モードを選択する
と表示セグメント９ａが点灯し、自動発光モードを選択
すると表示セグメント９ｂが点灯する。また、スローシ
ンクロモードを選択すると表示セグメント９ｃが点灯
し、強制発光モードを選択すると表示セグメント９ｄが
点灯する。
【０００９】図３は予備発光窓の内側の縦断面図、図４
は予備発光窓の内側からフレネルレンズを見た図であ
る。予備発光窓５の内側には、透明カバー３の裏側に集
光用のフレネルレンズ３ａが形成されている。このフレ
ネルレンズ３ａは、予備発光窓５の内側から見ると図４
に示すように水平方向にレンズが形成されている。赤目
軽減ランプ１１から放射された光は上下方向に集光さ
れ、その分だけ被写界の上下方向の中央領域の照射量が
増加する。その結果、被写界の横方向に対する照射量が
増加する。つまり、赤目軽減のための予備発光におい
て、被写界の周辺部への照射量が増加するので、周辺部
に位置する被写体の赤目現象を防止することができる。
は予備発光窓の内側からフレネルレンズを見た図であ
る。予備発光窓５の内側には、透明カバー３の裏側に集
光用のフレネルレンズ３ａが形成されている。このフレ
ネルレンズ３ａは、予備発光窓５の内側から見ると図４
に示すように水平方向にレンズが形成されている。赤目
軽減ランプ１１から放射された光は上下方向に集光さ
れ、その分だけ被写界の上下方向の中央領域の照射量が
増加する。その結果、被写界の横方向に対する照射量が
増加する。つまり、赤目軽減のための予備発光におい
て、被写界の周辺部への照射量が増加するので、周辺部
に位置する被写体の赤目現象を防止することができる。
【００１０】なお、上述した実施形態では透明カバー３
の裏側にフレネルレンズ３ａを設け、予備発光の光を被
写界の横方向へ配光するようにしたが、赤目軽減ランプ
１１の後方に反射笠を設け、反射笠により横方向への配
光を行なうようにしてもよい。集光用フレネルレンズの
形状は上述した実施形態の丸形に限定されず、例えば四
角形で横長形状としてもよい。また、集光用フレネルレ
ンズを赤目軽減用ランプと一体に形成してもよい。さら
に、集光用レンズを別部品として赤目軽減ランプと予備
発光窓の間に設けてもよい。上述した実施形態ではフレ
ネルレンズにより上下方向に集光する例を示したが、絞
り部品により光を上下方向に絞るようにしてもよい。
の裏側にフレネルレンズ３ａを設け、予備発光の光を被
写界の横方向へ配光するようにしたが、赤目軽減ランプ
１１の後方に反射笠を設け、反射笠により横方向への配
光を行なうようにしてもよい。集光用フレネルレンズの
形状は上述した実施形態の丸形に限定されず、例えば四
角形で横長形状としてもよい。また、集光用フレネルレ
ンズを赤目軽減用ランプと一体に形成してもよい。さら
に、集光用レンズを別部品として赤目軽減ランプと予備
発光窓の間に設けてもよい。上述した実施形態ではフレ
ネルレンズにより上下方向に集光する例を示したが、絞
り部品により光を上下方向に絞るようにしてもよい。
【００１１】以上の発明の実施の形態の構成において、
赤目軽減ランプ１１が赤目軽減用光源を、フレネルレン
ズ３ａが集光用レンズを、透明カバー３が透明カバーを
それぞれ構成する。
赤目軽減ランプ１１が赤目軽減用光源を、フレネルレン
ズ３ａが集光用レンズを、透明カバー３が透明カバーを
それぞれ構成する。
【００１２】−発明の他の実施の形態− 図５は、被写体である人物の目の高さ、撮影距離および
照射角の関係を示す図である。被写体となる人物の目の
高さＨは、幼児は大人に抱かれて撮影されることを考慮
すれば、子供３０から大人４０まで０．８ｍから１．８
ｍの範囲に入る。一方、撮影距離Ｄが１．５ｍより近い
場合には赤目が出にくいことが知られている。以上の条
件を考慮すれば、赤目軽減のための予備発光の照射角θ
は、撮影距離Ｄ＝１．５ｍにおいて高さＨ＝０．８〜
１．８ｍの範囲にある目を照射すればよいことになる。
照射角の関係を示す図である。被写体となる人物の目の
高さＨは、幼児は大人に抱かれて撮影されることを考慮
すれば、子供３０から大人４０まで０．８ｍから１．８
ｍの範囲に入る。一方、撮影距離Ｄが１．５ｍより近い
場合には赤目が出にくいことが知られている。以上の条
件を考慮すれば、赤目軽減のための予備発光の照射角θ
は、撮影距離Ｄ＝１．５ｍにおいて高さＨ＝０．８〜
１．８ｍの範囲にある目を照射すればよいことになる。
【数１】 θ＝２・ｔａｎ-1（Ｈ／２／Ｄ） ＝２・ｔａｎ-1｛（１．８−０．８）／２／１．５｝＝
３７ となり、赤目軽減用光源と集光用レンズによる照射角θ
が概ね３７度になるようにすれば、ほとんどの人物撮影
において赤目現象を防止することができる。
３７ となり、赤目軽減用光源と集光用レンズによる照射角θ
が概ね３７度になるようにすれば、ほとんどの人物撮影
において赤目現象を防止することができる。
【００１３】ここで、赤目軽減光の照射角とは、ＪＩＳ
Ｂ７０９３に定義されるストロボの照射角、すなわち
通常の姿勢においてストロボの上下および左右方向の照
射光量がはじめて光軸方向の照射光量の１／２に低下す
る方向の内角と同じに定義される。この実施形態では上
下方向のみ照射角を絞り、その分だけ左右方向の照射角
を広くする。なお、照射角は上記ＪＩＳ規格の定義に限
定されず、通常の姿勢においてストロボの上下および左
右方向の照射光量がはじめて光軸方向の照射光量の所定
の割合に低下する方向の内角と同じ角度と定義してもよ
い。
Ｂ７０９３に定義されるストロボの照射角、すなわち
通常の姿勢においてストロボの上下および左右方向の照
射光量がはじめて光軸方向の照射光量の１／２に低下す
る方向の内角と同じに定義される。この実施形態では上
下方向のみ照射角を絞り、その分だけ左右方向の照射角
を広くする。なお、照射角は上記ＪＩＳ規格の定義に限
定されず、通常の姿勢においてストロボの上下および左
右方向の照射光量がはじめて光軸方向の照射光量の所定
の割合に低下する方向の内角と同じ角度と定義してもよ
い。
【００１４】−発明の他の実施の形態− 赤目軽減のための予備発光の照射角を可変とする実施形
態を説明する。上述した実施形態では大人と子供を撮影
する場合を考慮したが、大人だけまたは子供だけを撮影
する場合には目の高さＨの範囲はさらに狭くなり、せい
ぜい３０ｃｍ程度である。したがって、この場合の照射
角θは、
態を説明する。上述した実施形態では大人と子供を撮影
する場合を考慮したが、大人だけまたは子供だけを撮影
する場合には目の高さＨの範囲はさらに狭くなり、せい
ぜい３０ｃｍ程度である。したがって、この場合の照射
角θは、
【数２】 θ＝２・ｔａｎ-1（０．３／２／１．５）＝１２ となり、１２度もあれば十分である。
【００１５】一方、撮影距離Ｄが５ｍを超えると、撮影
倍率が小さくなって赤目が目立たなくなる。したがっ
て、撮影距離Ｄが５ｍで大人だけまたは子供だけを撮影
する場合の照射角θは、
倍率が小さくなって赤目が目立たなくなる。したがっ
て、撮影距離Ｄが５ｍで大人だけまたは子供だけを撮影
する場合の照射角θは、
【数３】θ＝２・ｔａｎ-1（０．３／２／５）＝３．５ となり、さらに狭くできる。しかし、実用的には、撮影
距離５ｍで大人と子供を撮影する場合を考慮して照射角
を決定することが望ましく、その場合の照射角θは、
距離５ｍで大人と子供を撮影する場合を考慮して照射角
を決定することが望ましく、その場合の照射角θは、
【数４】θ＝２・ｔａｎ-1｛（１．８−０．８）／２／
５｝＝１１ となる。
５｝＝１１ となる。
【００１６】数式１と数式４の算出結果から、任意の撮
影距離Ｄにおいて大人と子供を撮影する場合には、照射
角θを１１〜３７度の範囲で可変すればよい。
影距離Ｄにおいて大人と子供を撮影する場合には、照射
角θを１１〜３７度の範囲で可変すればよい。
【００１７】図６は照射角を可変とする実施形態の構成
を示す。カメラ５１は、ズーミング可能な撮影レンズ５
２、撮影レンズ５２の焦点距離ｆを検出する検出装置５
３、撮影レンズ５２のズーミング駆動装置５４、撮影距
離Ｄを検出する測距装置５５、制御装置５６を備えてい
る。カメラ５１にはまた、赤目軽減ランプ５７、集光レ
ンズ５８および照射角可変装置５９を備えている。集光
レンズ５８には上述したフレネルレンズを用い、被写体
の上下方向の照射角を絞り、その分だけ被写体の左右の
照射光量を多くする。照射角可変装置５９は、集光レン
ズ５８を撮影レンズ５２の光軸方向に移動して照射角θ
を変える。
を示す。カメラ５１は、ズーミング可能な撮影レンズ５
２、撮影レンズ５２の焦点距離ｆを検出する検出装置５
３、撮影レンズ５２のズーミング駆動装置５４、撮影距
離Ｄを検出する測距装置５５、制御装置５６を備えてい
る。カメラ５１にはまた、赤目軽減ランプ５７、集光レ
ンズ５８および照射角可変装置５９を備えている。集光
レンズ５８には上述したフレネルレンズを用い、被写体
の上下方向の照射角を絞り、その分だけ被写体の左右の
照射光量を多くする。照射角可変装置５９は、集光レン
ズ５８を撮影レンズ５２の光軸方向に移動して照射角θ
を変える。
【００１８】測距装置５５で撮影距離Ｄが検出された
ら、その撮影距離Ｄで大人と子供を撮影する場合の照射
角θを求める。
ら、その撮影距離Ｄで大人と子供を撮影する場合の照射
角θを求める。
【数５】 θ＝２・ｔａｎ-1｛（１．８−０．８）／２／Ｄ｝ ＝２・ｔａｎ-1（１／２／Ｄ） そして、制御装置５６により照射角可変装置５９を制御
し、算出された照射角θを設定する。ただし、上述した
ように、照射角θを３７度にすればほとんどの人物撮影
における赤目現象を防止できることから、数式５により
３７度以上の照射角が算出された場合には、照射角θを
３７度とする。
し、算出された照射角θを設定する。ただし、上述した
ように、照射角θを３７度にすればほとんどの人物撮影
における赤目現象を防止できることから、数式５により
３７度以上の照射角が算出された場合には、照射角θを
３７度とする。
【００１９】また、駆動装置５４により撮影レンズ５２
のズーミングが行なわれ、撮影レンズ５２の焦点距離が
標準の焦点距離から外れた場合には、焦点距離ｆに対す
る画角に合せて照射角θを調節する。アパーチャーの縦
寸法をａ［ｍｍ］、撮影レンズ５２の焦点距離をｆ［ｍ
ｍ］とすると、照射角θは、
のズーミングが行なわれ、撮影レンズ５２の焦点距離が
標準の焦点距離から外れた場合には、焦点距離ｆに対す
る画角に合せて照射角θを調節する。アパーチャーの縦
寸法をａ［ｍｍ］、撮影レンズ５２の焦点距離をｆ［ｍ
ｍ］とすると、照射角θは、
【数６】θ＝２・ｔａｎ-1（ａ／２／ｆ） で求められる。ただし、上述したように、照射角θを３
７度にすればほとんどの人物撮影における赤目現象を防
止できるから、数式６により３７度以上の照射角が算出
された場合には、照射角θを３７度とする。
７度にすればほとんどの人物撮影における赤目現象を防
止できるから、数式６により３７度以上の照射角が算出
された場合には、照射角θを３７度とする。
【００２０】以上の発明の他の実施形態の構成におい
て、赤目軽減ランプ５７が赤目軽減用光源を、集光レン
ズ５８が集光用レンズを、測距装置５５が測距装置を、
焦点距離検出装置５３が焦点距離検出装置をそれぞれ構
成する。
て、赤目軽減ランプ５７が赤目軽減用光源を、集光レン
ズ５８が集光用レンズを、測距装置５５が測距装置を、
焦点距離検出装置５３が焦点距離検出装置をそれぞれ構
成する。
【００２１】
（１） 以上説明したように請求項１の発明によれば、
赤目軽減用光源の前に集光用レンズを配置し、その集光
用レンズによって赤目軽減用光源の光を被写界の横方向
に配光するようにしたので、予備発光の光が周辺部の被
写体まで十分に届き、周辺部に位置する被写体の赤目現
象を防止することができる。また、大型の赤目軽減用光
源と大電力を必要とせずに周辺部への照射量を増加する
ことができるので、カメラの小型化とバッテリの消費電
力を節約できる。 （２） 請求項２の発明によれば、赤目軽減用光源の前
に配置される略透明カバーに集光用のフレネルレンズを
形成するようにしたので、集光用レンズを別に設けずに
上述した効果を得ることができる上に、フレネルレンズ
は厚みが薄いので透明カバーを薄くすることができる。 （３） 請求項３の発明によれば、赤目軽減用光源と集
光用レンズとを一体に形成しても、集光用レンズを別に
設けずに上述した効果を得ることができる。赤目軽減の
ための予備発光における被写界の縦方向の照射角を略３
７度とした （４） 請求項４の発明によれば、赤目軽減のための予
備発光における被写界の縦方向の照射角を略３７度とし
たので、ほとんどの人物撮影において赤目現象を防止で
きる。 （５） 請求項５の発明によれば、赤目軽減のための予
備発光における被写界の縦方向の照射角を可変とするた
めの照射角可変装置を設けたので、あらゆる条件の人物
撮影において予備発光の光が被写界の周辺部の被写体ま
で十分に届き、周辺部に位置する被写体の赤目現象を防
止することができる。 （６） 請求項６の発明によれば、照射角可変装置によ
り被写界の縦方向の照射角を略１１〜３７の範囲で可変
としたので、任意の撮影距離において予備発光の光が被
写界の周辺部の大人と子供まで十分に届き、周辺部に位
置する大人と子供の赤目現象を防止することができる。 （７） 請求項７の発明によれば、被写体までの撮影距
離を検出し、撮影距離に基づいて被写界の縦方向の照射
角を設定するようにしたので、被写界の周辺部において
撮影距離に応じて最大の照射光量が得られ、周辺部に位
置する人物の赤目現象を防止することができる。 （８） 請求項８の発明によれば、撮影レンズの焦点距
離を検出し、予備発光における被写界の縦方向の照射角
を撮影レンズの焦点距離に基づいて設定するようにした
ので、被写界の周辺部において撮影レンズの焦点距離に
応じて最大の照射光量が得られ、周辺部に位置する人物
の赤目現象を防止することができる。 （９） 請求項９の発明によれば、被写界の縦方向の照
射角の最大値を略３７度としたので、無駄な方向への照
射が避けられ、その分だけ必要な方向への照射光量が多
くなり、あらゆる撮影条件において最大の赤目防止効果
が得られる。
赤目軽減用光源の前に集光用レンズを配置し、その集光
用レンズによって赤目軽減用光源の光を被写界の横方向
に配光するようにしたので、予備発光の光が周辺部の被
写体まで十分に届き、周辺部に位置する被写体の赤目現
象を防止することができる。また、大型の赤目軽減用光
源と大電力を必要とせずに周辺部への照射量を増加する
ことができるので、カメラの小型化とバッテリの消費電
力を節約できる。 （２） 請求項２の発明によれば、赤目軽減用光源の前
に配置される略透明カバーに集光用のフレネルレンズを
形成するようにしたので、集光用レンズを別に設けずに
上述した効果を得ることができる上に、フレネルレンズ
は厚みが薄いので透明カバーを薄くすることができる。 （３） 請求項３の発明によれば、赤目軽減用光源と集
光用レンズとを一体に形成しても、集光用レンズを別に
設けずに上述した効果を得ることができる。赤目軽減の
ための予備発光における被写界の縦方向の照射角を略３
７度とした （４） 請求項４の発明によれば、赤目軽減のための予
備発光における被写界の縦方向の照射角を略３７度とし
たので、ほとんどの人物撮影において赤目現象を防止で
きる。 （５） 請求項５の発明によれば、赤目軽減のための予
備発光における被写界の縦方向の照射角を可変とするた
めの照射角可変装置を設けたので、あらゆる条件の人物
撮影において予備発光の光が被写界の周辺部の被写体ま
で十分に届き、周辺部に位置する被写体の赤目現象を防
止することができる。 （６） 請求項６の発明によれば、照射角可変装置によ
り被写界の縦方向の照射角を略１１〜３７の範囲で可変
としたので、任意の撮影距離において予備発光の光が被
写界の周辺部の大人と子供まで十分に届き、周辺部に位
置する大人と子供の赤目現象を防止することができる。 （７） 請求項７の発明によれば、被写体までの撮影距
離を検出し、撮影距離に基づいて被写界の縦方向の照射
角を設定するようにしたので、被写界の周辺部において
撮影距離に応じて最大の照射光量が得られ、周辺部に位
置する人物の赤目現象を防止することができる。 （８） 請求項８の発明によれば、撮影レンズの焦点距
離を検出し、予備発光における被写界の縦方向の照射角
を撮影レンズの焦点距離に基づいて設定するようにした
ので、被写界の周辺部において撮影レンズの焦点距離に
応じて最大の照射光量が得られ、周辺部に位置する人物
の赤目現象を防止することができる。 （９） 請求項９の発明によれば、被写界の縦方向の照
射角の最大値を略３７度としたので、無駄な方向への照
射が避けられ、その分だけ必要な方向への照射光量が多
くなり、あらゆる撮影条件において最大の赤目防止効果
が得られる。
【図１】 一実施形態のカメラの外観図。
【図２】 ＬＣＤ表示器の表示内容を示す図。
【図３】 予備発光窓の内側の縦断面図。
【図４】 予備発光窓の内側からフレネルレンズを見た
図。
図。
【図５】 被写体である人物の目の高さ、撮影距離およ
び照射角の関係を示す図。
び照射角の関係を示す図。
【図６】 照射角を可変とする実施形態の構成を示す
図。
図。
１ カメラ ３ 透明カバー ３ａ フレネルレンズ ５ 予備発光窓 １１ 赤目軽減ランプ ５１ カメラ ５２ 撮影レンズ ５３ 焦点距離検出装置 ５４ ズーミング駆動装置 ５５ 測距装置 ５６ 制御装置 ５７ 赤目軽減ランプ ５８ 集光レンズ ５９ 照射角可変装置
Claims (9)
- 【請求項１】 閃光撮影時に赤目軽減のための予備発光
を行なうカメラにおいて、 赤目軽減用光源の前に集光用レンズを配置し、その集光
用レンズによって前記赤目軽減用光源の光を被写界の横
方向に配光するようにしたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のカメラにおいて、 前記集光用レンズは、前記赤目軽減用光源の前に配置さ
れる略透明カバーに形成されたフレネルレンズであるこ
とを特徴とするカメラ。 - 【請求項３】 請求項１に記載のカメラにおいて、 前記赤目軽減用光源と前記集光用レンズとを一体に形成
したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかの項に記載のカ
メラにおいて、 赤目軽減のための予備発光における被写界の縦方向の照
射角を略３７度としたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかの項に記載のカ
メラにおいて、 赤目軽減のための予備発光における被写界の縦方向の照
射角を可変とするための照射角可変装置を設けたことを
特徴とするカメラ。 - 【請求項６】 請求項５に記載のカメラにおいて、 前記照射角可変装置により被写界の縦方向の照射角を略
１１〜３７の範囲で可変としたことを特徴とするカメ
ラ。 - 【請求項７】 請求項５または請求項６に記載のカメラ
において、 被写体までの撮影距離を検出する測距装置を設け、 前記照射角可変装置による被写界の縦方向の照射角を、
前記測距装置により検出された撮影距離に基づいて設定
することを特徴とするカメラ。 - 【請求項８】 請求項５〜７のいずれかの項に記載のカ
メラにおいて、 撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出装置を設
け、 前記照射角可変装置による被写界の縦方向の照射角を、
前記焦点距離検出装置により検出された焦点距離に基づ
いて設定することを特徴とするカメラ。 - 【請求項９】 請求項７または請求項８に記載のカメラ
において、 被写界の縦方向の照射角の最大値を略３７度としたこと
を特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8254723A JPH09265123A (ja) | 1996-01-24 | 1996-09-26 | カメラ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-9736 | 1996-01-24 | ||
| JP973696 | 1996-01-24 | ||
| JP8254723A JPH09265123A (ja) | 1996-01-24 | 1996-09-26 | カメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09265123A true JPH09265123A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=26344517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8254723A Pending JPH09265123A (ja) | 1996-01-24 | 1996-09-26 | カメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09265123A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012220787A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Canon Inc | 撮像装置及びカメラシステム |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP8254723A patent/JPH09265123A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012220787A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Canon Inc | 撮像装置及びカメラシステム |
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