JPH09260346A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09260346A
JPH09260346A JP9609896A JP9609896A JPH09260346A JP H09260346 A JPH09260346 A JP H09260346A JP 9609896 A JP9609896 A JP 9609896A JP 9609896 A JP9609896 A JP 9609896A JP H09260346 A JPH09260346 A JP H09260346A
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JP
Japan
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oxide film
film
natural oxide
polycrystalline silicon
hydrofluoric acid
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JP9609896A
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English (en)
Inventor
Hideki Takeuchi
英樹 武内
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多結晶シリコン膜上に形成されたCVD酸化膜
のパターンを実質的に削ることなく、多結晶シリコン膜
表面の自然酸化膜を除去する。 【解決手段】ゲート電極を形成すべくCVD酸化膜のマ
スク9が形成された多結晶シリコン膜6の表面を、水蒸
気分圧0〜2000Pa、弗化水素分圧300〜150
0Paの条件で処理し、自然酸化膜10を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に、多結晶シリコン膜上に形成された自然
酸化膜をエッチング除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上にゲート電極を形成する一
般的な方法では、ゲート電極となる多結晶シリコン膜上
に化学的気相成長法によりシリコン酸化膜を形成し、ゲ
ート電極形成部のシリコン酸化膜上にフォトリソグラフ
ィー法によりレジストをパターン形成し、レジストが塗
布されていない部分のシリコン酸化膜をエッチング除去
してゲート電極形成部にシリコン酸化膜のマスクを形成
し、このシリコン酸化膜のマスクを用いて多結晶シリコ
ン膜をエッチングする。この時、多結晶シリコン膜のエ
ッチングに先立ち、多結晶シリコン膜上にできた自然酸
化膜を除去することが必要である。これは、自然酸化膜
といえども、例えば、フィールド領域との境界部分の段
差部における実効的な膜厚は1000Å程度になり、除
去しきれなかった自然酸化膜が、多結晶シリコン膜のエ
ッチング工程においてマスクとなって多結晶シリコン膜
のエッチ残りを引き起こさないようにするためである。
【0003】特開平6−291091号公報には、SF
6 (六弗化硫黄)及びCF4 (四弗化メタン)を用いて
自然酸化膜をエッチング除去することが開示されている
が、この場合、シリコン酸化膜と自然酸化膜とのエッチ
ング選択比はほぼ1対1である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、自然酸化膜を
エッチング除去する場合、自然酸化膜とシリコン酸化膜
とのエッチング選択比がほぼ1対1であったため、自然
酸化膜除去時にオーバーエッチをかけすぎると、後の多
結晶シリコン膜エッチング工程においてマスクとなるシ
リコン酸化膜が削れすぎてしまい、更に後の工程で形成
する配線層とゲート多結晶シリコン配線層との間で層間
リークを引き起こす虞があったので、自然酸化膜除去時
に充分なオーバーエッチをかけることができず、自然酸
化膜厚換算100〜400Å程度のエッチング処理しか
できなかった。このため、自然酸化膜除去が不充分とな
り、特に、フィールドシールド構造の半導体装置におけ
るフィールド領域端部の段差部では自然酸化膜の実効膜
厚が1000Å程度と厚くなるため、除去され切らなか
った自然酸化膜がマスクとなって多結晶シリコン膜のエ
ッチング残渣が発生してしまうという問題があった。
【0005】そこで、この発明は、例えば、多結晶シリ
コンゲート電極形成のためのエッチングにおいてマスク
となるシリコン酸化膜を削ることなく、選択的に多結晶
シリコン膜上の自然酸化膜を除去し、シリコン酸化膜の
膜減りや、或いは、多結晶シリコン膜のエッチング残渣
発生を防止し、電気的特性の良好な半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に形成された多結晶シリコン膜
の上にシリコン酸化膜を形成する第1の工程と、前記シ
リコン酸化膜を所定パターンに加工する第2の工程と、
前記多結晶シリコン膜上に形成された自然酸化膜を蒸気
弗酸を用いて除去する第3の工程とを有する。
【0007】本発明の一態様では、前記蒸気弗酸の分圧
が300〜1500Paの範囲である。
【0008】本発明の一態様では、前記第3の工程にお
いて、前記蒸気弗酸と水蒸気との混合気体を用いて、前
記多結晶シリコン膜上に形成された自然酸化膜を除去す
る。
【0009】本発明の一態様では、前記水蒸気の分圧が
2000Pa以下である。
【0010】
【作用】例えば、弗化水素(HF)蒸気は、自然酸化膜
除去のためのエッチングにおいて、化学的気相成長法に
より形成した酸化膜(CVD酸化膜)と自然酸化膜とで
1対10〜2000程度の選択比を取ることができるの
で、CVD酸化膜を膜減りさせることなく、自然酸化膜
に対し充分なオーバーエッチをかけることができる。従
って、後に形成する配線層とゲート多結晶シリコン配線
層との間で層間リークを引き起こすことなく、段差部の
多結晶シリコン膜のエッチング残渣を防ぐことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2を用いて、フィール
ドシールド構造トランジスタにおける多結晶シリコンゲ
ート電極形成に本発明を適用した一実施の形態を説明す
る。なお、図2は、図1の平面図で表されるフィールド
シールド構造トランジスタのA−A線断面図を示してい
る。
【0012】図1において、201はゲート配線、20
2はアクティブ領域、203はフィールド領域である。
【0013】まず、図2(a)に示すように、シリコン
半導体基板1上に膜厚200〜500Åのシールドゲー
ト酸化膜2、膜厚1000〜2000Åのシールドゲー
ト電極3、幅0.10〜0.20μmのシールドサイド
ウォール4を順次形成して、フィールド領域203を形
成した後、シリコン半導体基板1上に膜厚70〜300
Åのゲート酸化膜5を形成し、このゲート酸化膜5上に
膜厚1500〜3000Åの多結晶シリコン膜6を形成
し、この多結晶シリコン膜6上に化学的気相成長法によ
り膜厚1000〜3000Åのシリコン酸化膜7を堆積
し、このシリコン酸化膜7上に膜厚7800〜2000
0Åのフォトレジスト8を塗布後、図示の如く、このフ
ォトレジスト8をゲート配線のパターンにパターニング
する。
【0014】次に、図2(b)に示すように、パターニ
ングされたフォトレジスト8をマスクにシリコン酸化膜
7のエッチングを行って酸化膜マスク9を形成し、その
後、プラズマアッシング、硫酸過水洗浄によりフォトレ
ジスト8を除去するが、この際、多結晶シリコン膜6の
表面上に10〜40Å程度の自然酸化膜10が形成され
る。
【0015】次に、図2(c)に示すように、弗酸気相
洗浄装置(不図示)にて、基板温度15〜60℃、水蒸
気分圧0〜2000Pa、弗化水素分圧300〜150
0Paの条件で弗化水素蒸気により自然酸化膜10の除
去を行う。本例では、酸化膜マスク9と自然酸化膜10
とのエッチング選択比が1:10〜2000程度あるた
め、自然酸化膜厚換算3000〜5000Åのエッチン
グ処理を行うことにより、酸化膜マスク9の膜減りを2
0〜200Å程度に抑制しつつ、高段差端部11におけ
る自然酸化膜10のエッチング残渣の発生を完全に防止
できる。この時、水蒸気分圧が低いほど選択比を高くす
ることができる傾向をもつ。
【0016】次に、図2(d)に示すように、平行平板
型反応性イオンエッチング装置(不図示)を用い、圧力
0.1〜0.8Torr、RFパワー100〜300W、C
2流量200cc/min 、HBr流量100cc/min
の条件で酸化膜マスク9を用いて多結晶シリコン膜6
の異方性エッチングを行い、ゲート電極12のパターニ
ングを行う。この際、自然酸化膜10の除去が完全に行
われているため、高段差端部11における多結晶シリコ
ン膜6のエッチング残渣の発生を完全に抑制することが
できる。
【0017】なお、上述の例では、弗化水素蒸気による
自然酸化膜10の除去工程と多結晶シリコン膜6のエッ
チング工程とを夫々別の装置で行ったが、平行平板型反
応性イオンエッチング装置に弗酸気相導入ラインを設
け、上述の2つの工程とも、この平行平板型反応性イオ
ンエッチング装置で行っても同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、多結晶シリコ
ンゲート電極形成の際のエッチングにおいて多結晶シリ
コン膜のマスクとなるシリコン酸化膜を膜減りさせるこ
となく、自然酸化膜に対して充分なオーバーエッチをか
けることができるので、多結晶シリコン膜のエッチング
残渣発生を防止し、電気的特性の良好な半導体装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による半導体装置の平面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン半導体基板 6 多結晶シリコン膜 7 シリコン酸化膜 9 酸化膜マスク 10 自然酸化膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された多結晶シリコ
    ン膜の上にシリコン酸化膜を形成する第1の工程と、 前記シリコン酸化膜を所定パターンに加工する第2の工
    程と、 前記多結晶シリコン膜上に形成された自然酸化膜を蒸気
    弗酸を用いて除去する第3の工程とを有する半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記蒸気弗酸の分圧が300〜1500
    Paの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程において、前記蒸気弗酸
    と水蒸気との混合気体を用いて、前記多結晶シリコン膜
    上に形成された自然酸化膜を除去することを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記水蒸気の分圧が2000Pa以下で
    あることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製
    造方法。
JP9609896A 1996-03-26 1996-03-26 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH09260346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750149B2 (en) 1998-06-12 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing electronic device
JP2008192644A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法及び基板処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750149B2 (en) 1998-06-12 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing electronic device
US6960531B2 (en) 1998-06-12 2005-11-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing electronic device
JP2008192644A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法及び基板処理装置

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