JPH09259266A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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Publication number
JPH09259266A
JPH09259266A JP8063059A JP6305996A JPH09259266A JP H09259266 A JPH09259266 A JP H09259266A JP 8063059 A JP8063059 A JP 8063059A JP 6305996 A JP6305996 A JP 6305996A JP H09259266 A JPH09259266 A JP H09259266A
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image signal
area
image
signal processing
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JP8063059A
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English (en)
Inventor
Takao Muraoka
隆雄 村岡
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Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の中間調等の画像を再現可能にγ補正す
る。 【解決手段】 光電変換部により得られた各多値画像信
号をγ補正するに際し、複数のγ補正曲線のいずれを用
いるか指示し、この指示に基づき、この光電変換部によ
り得られた各多値画像信号をγ補正を行い、1枚の原稿
内に複数の特性でγ補正を行う必要がある領域が存在す
る場合にも、それぞれ所要の特性でγ補正がなされるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ装置や
ファクシミリ装置等に適用される画像信号処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージセンサにより読み取った
画像信号に基づき、例えば、レーザプリンタを用いて中
間調によるプリントを行う場合には、多値画像信号をデ
ィザや誤差拡散或いは文字処理と言う手法により疑似的
に中間調を再現する画像信号処理回路を用いている。
【0003】具体的には、図11に示されるように、原
稿1を搬送手段12により搬送して、原稿イメージをイ
メージセンサ2により読み取って光電変換し、更にA/
D変換器3によりアナログ信号をディジタル化して画像
信号処理部30内に導く。画像信号処理部30には、γ
補正回路20と、このγ補正回路20の出力した画像信
号を処理して2値化してプリンタ5へ出力する画像信号
処理回路4が設けられている。
【0004】上記のγ補正回路20は、A/D変換され
た多値画像信号に対し所望のレベル調整を行うためのも
のであり、具体的には、次のような役割を有する。A/
D変換器3の出力は、図7の曲線Aに示されるように、
原稿濃度と画像信号レベルとがリニアに設定されてお
り、最も暗い黒から最も明るい白までが、例えば、0か
ら255までの256階調にて表現されている。このま
まの画像信号を用いて、2値化を行った場合には、写真
のような画像の黒側の階調度が少なくなってしまい、適
切な疑似中間調の画像出力を得ることができない。
【0005】そこで、写真のような中間調画像に対して
は、図7の曲線Bのように、黒側の階調表現を重視し
て、黒側の初期において急俊に立ち上がる特性でγ補正
を行う。つまり、A/D変換器3の出力が256階調で
「40」であった場合、γ補正により「130」に変更
する。また、文字が記載された原稿に対しては、図7の
曲線Cのように、曲線Aよりも黒側の階調表現をやや重
視した特性でγ補正を行う。このγ補正により、A/D
変換器3の出力が256階調で「40」であった場合、
γ補正により「60」に変更される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来装置
の処理により、例えば、原稿の全面が写真等のような中
間調で構成された対象物に対して、または、原稿の全面
が文字による文章となっている対象に対しては、それぞ
れ、適切なγ補正が行われ、所望の中間調等の画像を再
現することができる。しかしながら、一般的に、原稿内
には、写真と文字とが混在して構成されているから、上
記いずれかの特性の曲線を用いると、適切なγ補正が行
われず、所望の中間調等の画像を再現することは不可能
である。例えば、中間調用のγ補正を行うと、写真等の
ある領域では適切な中間調の画像を再現できるのである
が、文字の領域においては文字が掠れてしまい適切な画
像を再現することができない。
【0007】また、画像信号処理回路4としては、1枚
の原稿内の中間調領域と文字領域をと判別し、それぞれ
の領域に応じた処理モードにより画像処理を行うものが
知られているが、画像処理回路4が行う画像処理は、γ
補正の結果の画像信号に対して行うディザ画とする処理
等であるから、やはり適切な画像の再現を行うことはで
きない。
【0008】本発明はこのような従来の画像信号処理装
置が有する問題点を解決せんとしてなされたものであ
り、その目的は、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を
行う必要がある領域が存在する場合にも、適切にγ補正
を行って、最終的に適切な画像を再現することの可能な
画像信号処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像信号処理装置は、原稿イメージを光電変換し、多
値化して多値画像信号を得る光電変換部と、この光電変
換部により得られた各多値画像信号をγ補正するに際
し、複数のγ補正曲線のいずれを用いるか指示する補正
曲線指示手段と、この補正曲線指示手段の指示に基づ
き、この光電変換部により得られた各多値画像信号をγ
補正するγ補正回路とを具備することを特徴とする。こ
れによって、多値画像信号をγ補正するに際し、複数の
γ補正曲線のいずれを用いるか指示がなされ、この指示
に基づき、光電変換部により得られた各多値画像信号の
γ補正がなされ、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を
行う必要がある領域が存在する場合にも、それぞれ所要
の特性でγ補正がなされる。
【0010】本発明の請求項2に記載の画像信号処理装
置は、複数のγ補正曲線に対応して、入力多値画像信号
に対しγ補正結果の多値データが記憶された複数のメモ
リテーブルを備え、補正曲線指示手段の指示に基づき、
上記複数のメモリテーブルのいずれかのメモリテーブル
を選択的に用いてγ補正を行うことを特徴とする。これ
によって、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を行う必
要がある領域が存在する場合にも、それぞれ所要の特性
のメモリテーブルのデータが選択的に用いられてγ補正
がなされる。
【0011】本発明の請求項3に記載の画像信号処理装
置は、光電変換部により得られた各多値画像信号を用い
て、各多値画像信号毎に、複数のγ補正曲線のいずれを
用いるかを判定する判定手段を備えることを特徴とす
る。これによって、光電変換部により得られた各多値画
像信号を用いて、各多値画像信号毎に、複数のγ補正曲
線のいずれを用いるかの判定がなされ、1枚の原稿内に
複数の特性でγ補正を行う必要がある領域が存在する場
合に、それぞれ領域に相応しい曲線の特性にてγ補正が
なされる。
【0012】本発明の請求項4に記載の画像信号処理装
置は、判定手段は、光電変換部により得られた各多値画
像信号から、相前後する画像信号のレベル差の変動パタ
ーンを求め、この変動パターンに基づき判定を行うこと
を特徴とする。これによって、1枚の原稿内に複数の特
性でγ補正を行う必要がある領域が存在する場合に、相
前後する画像信号のレベル差の変動パターンから領域分
けが行われ、適切なγ補正を保証する。
【0013】本発明の請求項5に記載の画像信号処理装
置は、中間調領域用のγ補正曲線による補正データと、
2値画像領域用のγ補正曲線による補正データとを有
し、レベル差が緩やかに変動している領域においては、
中間調領域用のγ補正曲線による補正データを用い、レ
ベル差が急激に変動している領域においては、2値画像
領域用のγ補正曲線による補正データを用いることを特
徴とする。これによって、写真等のようにレベル差が緩
やかに変動している領域においては、中間調領域用のγ
補正曲線による補正データが用いられることになり、文
字により構成される文章の領域等のようにレベル差が急
激に変動している領域においては、2値画像領域用のγ
補正曲線による補正データが用いられ、それぞれの領域
において適切なγ補正がなされる。
【0014】本発明の請求項6に記載の画像信号処理装
置は、レベル差の変動を主走査方向または副走査方向に
検出することを特徴とする。これにより、主走査方向ま
たは副走査方向におけるレベル差の変動を検出して、対
応する適切なγ補正曲線を得てγ補正がなされる。
【0015】本発明の請求項7に記載の画像信号処理装
置は、原稿上の領域を指定して、複数のγ補正曲線のい
ずれを用いるか指示入力するための入力手段が備えら
れ、γ補正回路は上記入力手段から入力された指示に基
づき、この光電変換部により得られた各多値画像信号を
γ補正することを特徴とする。これにより、オペレータ
が指示を与えて領域を指定し、対応する適切なγ補正曲
線を得てγ補正がなされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の実施の形態に係る画像信号処理装置を説明する。各図
において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重
複する説明を省略する。図1には、本発明の第1の実施
の形態に係る画像信号処理装置の構成図が示されてい
る。
【0017】画像信号処理装置には、搬送路12によっ
て搬送された原稿1のイメージを読み取り光電変換して
アナログ画像信号を得るイメージセンサ2が備えられて
いる。イメージセンサ2の出力はA/D変換器3により
ディジタル多値化され、画像信号処理部40内の像域分
離回路6に与えられる。像域分離回路6は、各多値信号
が中間調領域に属するかまたは2値領域に属するかを判
定する判定手段として機能する。この像分離回路6によ
り得られた、各多値信号が中間調領域に属するかまたは
2値領域に属するかの判定結果と、各多値信号がγ補正
回路50へ与えられ、ここでγ補正され、γ補正結果が
画像信号処理回路4へ送出される。画像信号処理回路4
は、γ補正された多値画像信号をディザや誤差拡散或い
は文字処理等の手法により画像処理する2値化回路また
はハーフトーンプロセッサと称される回路である。この
画像信号処理回路4により処理された画像信号は、プリ
ンタ5へ送出される。プリンタ5は与えられた画像信号
に基づきプリント処理を行い、疑似中間調等のプリント
結果が得られる。
【0018】上記のγ補正回路50は、γ補正値が記憶
されたメモリテーブルを備える変換テーブル52と、こ
の変換テーブル52のデータを用いてγ補正を行うメモ
リ制御部51を具備する。変換テーブル52は、中間調
用のγ補正値が記憶されたメモリテーブル及び2値信号
用のγ補正値が記憶されたメモリテーブルを備える。つ
まり、図7の曲線Bの特性のγ補正値が記憶されたメモ
リテーブル及び図7の曲線Cの特性のγ補正値が記憶さ
れたメモリテーブルを具備している。図4には、メモリ
制御部51及び変換テーブル52の具体的な構成が示さ
れている。メモリ71は、上記の2つのメモリテーブル
をバンクとして含むものであり、像域分離回路6からの
変換テーブル選択信号がバンクアドレスとしてA8端子
に与えられ、多値化された画像信号(8ビット)がデー
タアドレスとしてA7〜A0端子に与えられている。上
記アドレスに応じてメモリ71から8ビットのデータが
出力され、F/F(フリップフロップ)回路72に与え
られる。F/F回路72のクロック端子には、制御回路
13からデータラッチパルスが与えられ、メモリ71の
出力のラッチが行われる。F/F回路72の出力はγ補
正された多値画像信号として画像信号処理回路4へ送出
される。
【0019】制御回路13は各部を制御するものであ
り、各種の起動信号やタイミング信号を与えている。ま
た、制御回路13に対しては、オペレーションパネル1
0からスタート等の指示が与えたれ、オペレーションパ
ネル10の表示部には動作状態等の表示がなされる。
【0020】以上のように構成された画像信号処理装置
の動作を説明する。オペレータが原稿1を装置にセット
して、原稿1内の画像状態から画像信号の処理モード
(ディザや誤差拡散等)をオペレーションパネル10を
用いて設定入力し、起動を指示する。すると、装置は図
2のフローチャートに示すように動作を行う。まず、原
稿1を搬送手段12により搬送して、原稿イメージをイ
メージセンサ2により読み取って光電変換し、更にA/
D変換器3によりアナログ信号をディジタル化する(S
1)。これにより多値の画像信号が得られる。この多値
の画像信号は、像域分離回路6へ送出され、像域の判定
が行われる(S2)。この判定動作は図5のフローチャ
ートに示されるようにして行われる。
【0021】イメージセンサ2の読み取りにより得られ
る1ラインの画像信号のレベルが、図3に示されるよう
に変化している場合を例として動作を説明する。像域分
離回路6は、1ラインの画像信号レベル(多値信号)を
図3の左側から受け取る。初期状態においては、2値領
域(または、中間調領域)としてスタートする(S1
0)。そして、第1画素のレベルを取り込み(S1
1)、中間調のレベルであるか否かを検出する(S1
2)。中間調のレベル(例えば、256階調で、40以
上210以下)であれば、変換テーブル選択信号を中間
調領域を示す信号に切り換えて(S13)、更に次の画
素のレベルを取り込む(S11)。上記ステップS12
において、中間調レベルにないときには次の画素のレベ
ルとのレベル差を算出する(S14)。算出の結果判定
を行い(S15)、レベル差「0」または所定値以上で
あれば、2値領域と判定し、変換テーブル選択信号を2
値領域を示す信号のままとする(S16)。また、上記
判定の結果所定以内の変化であれば、更に次に画素のレ
ベルを取り込み、差を求める(S17)。そして、レベ
ル差が所定以上であるかを検出して(S18)、レベル
差が所定以上であれば変換テーブル選択信号を2値領域
を示す信号とする(S16)。また、レベル差が所定以
上でなければ、画像信号のレベルが僅かずつ変動してい
るので、中間調領域であるとして変換テーブル選択信号
を中間調領域を示す信号に切り換えて(S13)、ステ
ップS17へ進んで処理を継続する。なお、この例は、
1つの例を示したに過ぎず、例えば、上記では、所定以
内であるレベルの変化が2度連続したときに、中間調と
したが、3度またはそれ以上連続したときに中間調とし
ても良い。更に、前後画素の所定以上のレベルの変化は
全て2値領域としたが、所定レベル以上変化があって
も、変化後のレベルが所定画素数連続しなければ、中間
調とするようにしても良い。要は、中間調の領域では、
レベルは僅かずつ変化し、しかも、一般的に、同一レベ
ルが余り連続しないので、これを検出するアルゴリズム
により中間調領域を検出するようにする。
【0022】上記のような処理の結果、図3に示す1ラ
インの画像信号は、文字等が存在して、単に白と黒との
間でレベルが変動する領域は2値領域とされ、写真等の
ようにレベルが僅かずつ徐々に変動する領域は中間調領
域とされて、変換テーブル選択信号が出力される。制御
回路13からのデータクロックに同期して、図6に示さ
れるように、画像信号がγ補正回路50へ送出され、ま
た、像域分離回路6から変換テーブル選択信号がγ補正
回路50へ送出される。そして、メモリ71に変換テー
ブル選択信号及び画像信号が与えられ、γ補正されたデ
ータが出力される。次に、データラッチパルスが制御回
路13から出力され、γ補正された画像信号がF/F回
路72へラッチされ、画像信号処理回路4へ送出され
る。
【0023】上記の処理が図2のステップS2〜S5に
示す処理である。ここで、γ補正回路50においては、
変換テーブル選択信号が2値領域を示す「0」であると
きには、例えば、256階調で「40」である画像信号
は、γ補正により「60」に変更される(図7参照)。
これに対し、変換テーブル選択信号が中間調領域を示す
「1」であるときには、例えば、256階調で「40」
である画像信号は、γ補正により「130」に変更され
る(図7参照)。このようにして、画素毎に変換テーブ
ルの指定がなされ、きめ細かくγ補正の特性が制御され
る。このため、次段の画像処理回路4がこのγ補正され
た画像信号を2値化すると、写真などの中間調領域では
階調の再現性に優れた画像になり、また、文字などの2
値領域では細線や細字の再現性に優れた画像になる。
【0024】なお、上記の例においては、2種類の変換
テーブルを用意したが、例えば、図7の曲線Bをそのま
ま白色側にシフトして「淡色用」の特性を得て変換テー
ブルとし、また、図7の曲線Bをそのまま黒色側にシフ
トして「濃色用」の特性を得て変換テーブルとし、当初
のテーブルと合わせて、中間調用に3種類持たせる。そ
して、オペレータが原稿の読み取りに先だって、オペレ
ーションパネル10から「淡色用」、「標準色用」、
「濃色用」のいずれかを指定して動作を行わせる。γ補
正回路50では、制御回路13からの指示に応じて、上
記で選択された中間調用のテーブルと、2値領域用のテ
ーブルを選択的に用いて、前述と同様の動作を行う。
【0025】この結果、例えば、「淡色用」のテーブル
が選択された場合には、中間調領域において、全体的に
淡色側に寄った色調で画像が再生され、オペレータの所
望する通りのものとなる。
【0026】また、以上の説明では、A/D変換器3か
らの出力をリアルタイムで処理して、像域の分離を行っ
たが、図8に示すように、原稿1の1シート分の画像信
号を記憶可能なバッファメモリ90を設け、このバッフ
ァメモリ90内において主走査方向(上記実施の形態と
同じ方向)に像分離を行っても良い。また、バッファメ
モリ90内において副走査方向(上記実施の形態と直角
方向)に像分離を行っても良い。更に、このバッファメ
モリ90を用いる場合においては、2値領域と中間調領
域との境界線が破線91に示すように求められた場合に
おいて、誤検出による境界が破線92、93に示すよう
に、破線91から離れている場合には、これを誤検出と
して正常な境界線に係る破線91に含まれるように補正
を行う。つまり、バッファメモリ90の画像信号全体を
処理した後に、破線91の座標に沿って補正する。
【0027】図9には、第2の実施の形態に係る画像信
号処理装置が示されている。この装置においては、原稿
1上の領域を指定して、複数のγ補正曲線のいずれを用
いるか指示入力するための入力手段であるディジタイザ
15が備えられ、γ補正回路50Aには、領域設定回路
53が設けられている。原稿1をイメージセンサ2によ
り読み取らせる前に、ディジタイザ15上に置き、例え
ば図10に示す2点鎖線で示す2値領域を指定する入力
を行う。例えば、四角の領域の四隅を指示して座標を入
力する。この座標値は制御回路13Aを介して領域設定
回路53へ与えられる。領域設定回路53は、制御回路
13Aから出力されるデータクロックにより、現在到来
している画像信号が第何ラインの第何番目であるかを検
出しており、図10に示されるように指定された2値領
域の座標に対応するライン数と画素数となったときに
は、変換テーブル選択信号に2値領域を示す信号を送
り、他のときには、中間調領域を示す信号を送る。
【0028】上記の構成によっても、中間調の領域と2
値領域とが適切に分けられてγ補正が行われることによ
り、写真などの中間調領域では階調の再現性に優れた画
像になり、また、文字などの2値領域では細線や細字の
再現性に優れた画像になることが保証される。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の画像信号処理装置によ
れば、多値画像信号をγ補正するに際し、複数のγ補正
曲線のいずれを用いるか指示がなされ、この指示に基づ
き、光電変換部により得られた各多値画像信号のγ補正
がなされ、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を行う必
要がある領域が存在する場合にも、それぞれ所要の特性
でγ補正がなされるので、各領域に合ったγ補正がなさ
れ、適切な画像の再生が行われる。
【0030】請求項2に記載の画像信号処理装置によれ
ば、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を行う必要があ
る領域が存在する場合にも、それぞれ所要の特性のメモ
リテーブルのデータが選択的に用いられてγ補正がなさ
れるので、各領域に合ったγ補正値が複数のメモリテー
ブルから読み出されるようにでき、適切な画像の再生を
確保することができる。
【0031】請求項3に記載の画像信号処理装置によれ
ば、光電変換部により得られた各多値画像信号を用い
て、各多値画像信号毎に、複数のγ補正曲線のいずれを
用いるかの判定がなされ、1枚の原稿内に複数の特性で
γ補正を行う必要がある領域が存在する場合に、それぞ
れ領域に相応しい曲線の特性にてγ補正がなされ、適切
な画像の再生を確保することができる。
【0032】請求項4に記載の画像信号処理装置によれ
ば、1枚の原稿内に複数の特性でγ補正を行う必要があ
る領域が存在する場合に、相前後する画像信号のレベル
差の変動パターンから領域分けが行われ、γ補正を区分
して適切に行うことを保証する。
【0033】請求項5に記載の画像信号処理装置によれ
ば、写真等のようにレベル差が緩やかに変動している領
域においては、中間調領域用のγ補正曲線による補正デ
ータが用いられることになり、文字により構成される文
章の領域等のようにレベル差が急激に変動している領域
においては、2値画像領域用のγ補正曲線による補正デ
ータが用いられ、それぞれの領域において適切なγ補正
がなされ、適切な画像の再生を確保することができる。
【0034】請求項6に記載の画像信号処理装置によれ
ば、主走査方向または副走査方向におけるレベル差の変
動を検出して、対応する適切なγ補正曲線を得てγ補正
がなされ、適切な画像の再生を確保することができる。
【0035】請求項7に記載の画像信号処理装置によれ
ば、オペレータが指示を与えて領域を指定し、対応する
適切なγ補正曲線を得てγ補正がなされ、適切な画像の
再生を確保することができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置における像分離処理を説明するための図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置の要部のブロック図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置における像分離処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置におけるγ補正処理を説明するためのタイミングチ
ャート。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像信号処理
装置におけるγ補正の特性を説明するための図。
【図8】本発明の実施の形態に係る画像信号処理装置に
おける像分離処理の他の例を説明するための図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像信号処理
装置の構成図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像信号処
理装置により用いられる原稿を示す図。
【図11】従来の画像信号処理装置の構成図。
【符号の説明】
1 原稿 2 イメージ
センサ 3A/D変換器 4 画像処理
回路 5 プリンタ 6 像域分離
回路 10 オペレーションパネル 12 搬送路 13、13A 制御回路 40、40A
画像処理部 50、50A γ補正回路 51、51A
メモリ制御部 52 変換テーブル 53 領域設
定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿イメージを光電変換し、多値化して
    多値画像信号を得る光電変換部と、 この光電変換部により得られた各多値画像信号をγ補正
    するに際し、複数のγ補正曲線のいずれを用いるか指示
    する補正曲線指示手段と、 この補正曲線指示手段の指示に基づき、この光電変換部
    により得られた各多値画像信号をγ補正するγ補正回路
    と、 を具備することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のγ補正曲線に対応して、入力多値
    画像信号に対しγ補正結果の多値データが記憶された複
    数のメモリテーブルを備え、 補正曲線指示手段の指示に基づき、上記複数のメモリテ
    ーブルのいずれかのメモリテーブルを選択的に用いてγ
    補正を行うことを特徴とする請求項1記載の画像信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 光電変換部により得られた多値画像信号
    を用いて、多値画像信号毎に、複数のγ補正曲線のいず
    れを用いるかを判定する判定手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 判定手段は、光電変換部により得られた
    各多値画像信号から、相前後する画像信号のレベル差の
    変動パターンを求め、この変動パターンに基づき判定を
    行うことを特徴とする請求項3記載の画像信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 中間調領域用のγ補正曲線による補正デ
    ータと、2値画像領域用のγ補正曲線による補正データ
    とを有し、 レベル差が緩やかに変動している領域においては、中間
    調領域用のγ補正曲線による補正データを用い、レベル
    差が急激に変動している領域においては、2値画像領域
    用のγ補正曲線による補正データを用いることを特徴と
    する請求項4に記載の画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 レベル差の変動を主走査方向または副走
    査方向に検出することを特徴とする請求項5に記載の画
    像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 原稿上の領域を指定して、複数のγ補正
    曲線のいずれを用いるか指示入力するための入力手段が
    備えられ、 γ補正回路は上記入力手段から入力された指示に基づ
    き、この光電変換部により得られた各多値画像信号をγ
    補正することを特徴とする請求項1に記載の画像信号処
    理装置。
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