JPH09252109A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH09252109A
JPH09252109A JP6053796A JP6053796A JPH09252109A JP H09252109 A JPH09252109 A JP H09252109A JP 6053796 A JP6053796 A JP 6053796A JP 6053796 A JP6053796 A JP 6053796A JP H09252109 A JPH09252109 A JP H09252109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、dv/dt耐量を低下させることな
く、大電流化を実現できる素子構造を提供することを目
的とする。 【解決手段】本発明による半導体装置は、受光部および
補助サイリスタ部のpベース層の面積抵抗値がメインサ
イリスタ部の面積抵抗値より低い。 【効果】導電特性とdv/dt耐量を独立して調整でき
るで、dv/dt耐量と電流容量をともに向上すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイリスタの大電流化には、損失低減の
ため、任意のリカバリー電流Irpにおけるオン電圧を低
くする必要がある。Irpとは導通状態から阻止状態への
スイッチング時に逆方向に流れる最大電流のことで、3
000A以上の電流を流す電力変換等の用途では、Irp
は定格値より小さくする必要がある。オン電圧とIrp
間にはトレードオフの関係があるが、Irp一定の条件で
は、pベースの面積抵抗値が高い方がオン電圧が低い。
ここで、pベースはnエミッタ直下のp型拡散層領域を
意味し、nエミッタからの電子注入量を主に決める半導
体層である。しかし、pベースの面積抵抗値を高くする
とdv/dt耐量が悪化する。誤点弧を防ぎ、dv/d
t耐量を向上する手段としては、特開昭56−140661号公
報に記載されるように、主サイリスタ表面の多数の位置
においてnエミッタ層とpベース層を電極により接続す
る、いわゆるエミッタ短絡構造がよく知られている。
【0003】また、サイリスタの大電流化にはサイリス
タの大面積化も有効である。大面積のサイリスタでは、
普通、主サイリスタの内側に比較的小さな補助サイリス
タ部分を内蔵した構造を採用している。エミッタ面積が
大きくなると、主サイリスタ部分のより広い面積を初期
ターンオンさせる必要がある。それには、大きなゲート
電流が必要で、従って小さなゲート電流でまず、補助サ
イリスタ部分を点弧し、ここに流れ込む付加電流を主サ
イリスタに対するゲート電流とすることにより、主サイ
リスタをより広い部分で初期ターンオンさせることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】サイリスタにおいて、
rp一定でオン電圧を低減するために、pベースの面積
抵抗値を高くするとdv/dt耐量が小さくなり、誤点
弧しやすくなる。主サイリスタ部分においては、短絡構
造により、dv/dt耐量を制御することができる。一
方、補助サイリスタ部分で短絡によりdv/dt耐量を
調整するとこの部分でサイリスタをオンするために必要
なゲート電流が増大し、点弧感度の大幅な低下をもたら
す。このため、補助サイリスタ部のdv/dt耐量向上
は困難である。従って、面積抵抗値を高くする従来技術
では、オン電圧とdv/dt耐量を同時に最適化するの
は困難であった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を考慮して
なされたものであり、サイリスタ構造を有する半導体装
置のオン電圧とdv/dt耐量をともに最適化すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
主サイリスタ部を有する第2領域のpベースの面積抵抗
値が、受光部,補助サリスタ部を有する第1領域のpベ
ースの面積抵抗値より高い。
【0007】従って、主サイリスタ部は短絡構造を密に
することにより、dv/dt耐量を確保しながらオン電
圧を低くすることができる。
【0008】さらに補助サイリスタ部においては、点弧
感度を劣化させずにdv/dt耐量を確保できる。以上
により、サイリスタ構造を有する半導体装置のオン電圧
とdv/dt耐量を同時に最適化することが可能とな
る。
【0009】上記本発明の半導体装置を製造する方法と
しては、pベースの幅でpベースの面積抵抗値を制御す
るプロセスが最も容易である。特に、拡散によりp層を
形成し、エッチング等により、前記p層の基板表面側に
段差をつけ、pベースの厚さを制御するプロセスによ
り、容易に本発明の半導体装置を製造できる。
【0010】また、本発明の半導体装置は、エッチング
で基板表面に段差を形成した後、n層を拡散,エッチン
グにより、主サイリスタ部や補助サイリスタなどのn層
を分離するプロセスで最も容易に製造することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。なお、実施例を説明する全図に
おいて、同一の機能を有するものには同一の符号をつけ
る。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例である光トリガサイリスタ構造を示す要部断面図であ
る。半導体基体10において、点弧サイリスタ部Qx
中央に、補助サイリスタ部分Qy はそのすぐ周辺に位置
する。QxとQyの存在する領域が第1領域Aである。そ
の周辺部の第2領域Bに主サイリスタ部Qzが存在す
る。
【0013】主サイリスタ部Qz のnエミッタ層4(第
4半導体層)は、平面的にある程度規則的に配置されて
いる点状に削除された領域を有し、この削除部分でpベ
ース層3(第3半導体層)がカソードに露出して、カソ
ード電極7(主電極2)と接続される。すなわち、nエ
ミッタ層4とpベース層3とは部分的に短絡されてい
る。一般に、これはエミッタ短絡構造41と呼ばれてお
り、エミッタ短絡構造41により主サイリスタ部のdv
/dt耐量は高まる。
【0014】また、主サイリスタ部Qz のカソード側は
すべて主サイリスタカソード電極7zで覆われている
が、その内側の補助サイリスタ部Qy 領域のカソード電
極7yとは接続されていない。
【0015】本実施例では、pベース層3の第2領域B
の面積抵抗値を第1領域Aのものより高い領域としてい
る。具体的には、第1領域においては500〜900Ω
/□、第2領域においては900〜2000Ω/□とす
る。これにより第2領域Bのpベース層濃度が低くなり
低オン電圧化が達成され、かつdv/dt耐量を保つこ
とができる。pベース層3の面積抵抗値の低い第1領域
Aと第2領域Bの境は、補助サイリスタ部Qyのnエミ
ッタが存在する領域の最外郭から0.5mm内側と、主サ
イリスタ部Qz のnエミッタが存在する領域の最も内側
との間に存在する。この範囲内では第1領域Aと第2領
域Bの境界をかえても、オン電圧とdv/dt耐量は、
共に影響を受けない。
【0016】図16は、本発明者の検討により明らかに
なった、主サイリスタ部QZ におけるオン電圧と短絡間
隔の関係を示す。本関係は、主サイリスタ部のpベース
層の面積抵抗値を変えて検討した結果であり、またリカ
バリー電流Irpを一定としている。本図が示すように、
面積抵抗値が900〜2000Ω/□の範囲では、オン
電圧に対する短絡間隔の影響は少ないが、面積抵抗値の
影響は大きい。図1の実施例では、主サイリスタ部であ
る第2領域のpベースの面積抵抗値を900〜2000
Ω/□に設定されるので、オン電圧が低減されると共
に、オン電圧に影響されること無く短絡間隔を密にする
ことによりdv/dt耐量を向上することができる。
【0017】さらに、本実施例においては、補助サイリ
スタ部である第2領域のpベースの面積抵抗値を第1領
域よりも小さくしているので、補助サイリスタ部では短
絡間隔を密にしなくてもdv/dt耐量を向上すること
ができる。このため、補助サイリスタの点弧感度を損な
うことは無い。
【0018】以上のように本実施例の光トリガサイリス
タは、点弧感度を損なうこと無く低オン電圧特性と高d
v/dt耐量を兼ね備えることができる。なお、本実施
例においては、主サイリスタ部と補助サイリスタ部のd
v/dt耐量を独立に調整できる。このような場合、光
トリガサイリスタ全体としてのdv/dt耐量は主サイ
リスタ部および補助サイリスタ部のdv/dt耐量の内
どちらか低い方で制限される。従って、本実施例では、
補助サイリスタ部のdv/dt耐量が主サイリスタ部お
よび補助サイリスタ部のdv/dt耐量と略同じになる
ように補助サイリスタ部のpベースの面積抵抗値が設定
される。
【0019】次に本実施例のサイリスタの製造方法を説
明する。
【0020】まず、図4に示すように抵抗率が350Ω
/□・cmで、厚さが1200μmのn型シリコンの半導
体基体10を用意する。
【0021】次に図5に示すようにn型半導体基体10
の主表面に熱酸化法で0.1〜0.05μmの厚さのシリコ
ン酸化膜60を形成する。次に図6に示すようにホトレ
ジストマスク70を用いて片側の主表面の中央部のみ
に、打ち込み量が1×1014〜1×1016cm-2、エネル
ギーが10〜200keVの条件でボロンをイオン注入
する。次に、ホトレジストマスク70を除去し、再度、
全面にボロンを打ち込み量が1×1014〜1×1016cm
-2、エネルギーが10〜200keVの条件でイオン注
入する。次にもう片方の主表面にボロンを打ち込み量が
1×1014〜1×1016cm-2、エネルギーが10〜20
0keVの条件でイオン注入する。
【0022】次に、1000℃〜1200℃の熱処理で
活性化と引き伸ばし拡散を行い、図7に示すように、所
定の深さのpエミッタ層2,pベース層3を形成する。
この時、pベース層3の第1領域Aの面積抵抗値は50
0〜900Ω/□、第2領域Bの面積抵抗値は900〜
2000Ω/□となる。
【0023】その後さらに、半導体基体10の両主表面
の全面に渡り、n型の不純物リンを拡散させてn+ 型拡
散層を形成する。そして、図8の様にアノード面のn+
型拡散層を除去し、カソード面にのみnエミッタ層4を
残す。
【0024】次に図9に示すように、n+ 型拡散層4を
所定の平面パターンに加工してnエミッタ層4を得る。
中央に受光部Qx その周りに補助サイリスタ部Qy 、さ
らにその周辺部が主サイリスタ部Qz であり、受光部Q
xと補助サイリスタ部Qyと主サイリスタ部Qz のnエミ
ッタはそれぞれ独立しており、受光部Qx と補助サイリ
スタ部Qy はpベースの面積抵抗値の低い領域(第1領
域A)に存在する。
【0025】最後に、半導体基体10の両主表面にアル
ミニウムを蒸着し、フォトレジストを用いてアノード面
とカソード面のアルミニウム膜を所定のパターンになる
ように加工してサイリスタが完成する。
【0026】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例である光トリガサイリスタ構造を示す要部断面図であ
る。
【0027】半導体基体10において、点弧サイリスタ
部Qx は中央に、補助サイリスタ部Qy はそのすぐ周辺
に位置する。QxとQyの存在する領域が第1領域Aであ
る。その周辺部の第2領域Bに主サイリスタ部Qz が存
在する。本実施例の半導体基体は、半導体基体10のカ
ソード側表面において第1領域Aが第2領域Bより凸に
なっているため、第1領域Aの面積抵抗値が第2領域B
の面積抵抗値より低い。従って、補助サイリスタ部のd
v/dt耐量を劣化することなく、オン電圧を低減する
ことが可能となる。
【0028】次に本実施例のサイリスタの製造方法を説
明する。まず、図4に示すように抵抗率が350Ω/□
・cmで、厚さが1200μmのn型シリコンの半導体基
体10を用意する。
【0029】次にp型不純物であるアルミニウムを90
0℃〜1100℃の気相拡散法により拡散する。さらに
前記気相拡散時より高温で引き伸ばし拡散を行い、図1
0の様にnベース層1の両側に、所定の厚さのpエミッ
タ層2,pベース層3を形成する。pエミッタ層2、及
びpベース層3の面積抵抗値は500〜900Ω/□と
する。次に、図11の様にエッチング法により周辺部
(第2領域B)を除去し、周辺部(第2領域B)のpベ
ース層の面積抵抗値を900〜2000Ω/□とする。
その後さらに、半導体基体の両主表面の全面に渡り、n
型の不純物リンを拡散させてn+ 型拡散層を形成する。
そして、アノード面のn+ 型拡散層を除去し、図12の
様にカソード面にのみn+ 拡散層(4)を残す。
【0030】次に図13に示すように、n+ 型拡散層
(4)を所定のパターンに加工してnエミッタ層4を得
る。本発明においては、補助サイリスタ部Qy の最外郭
部分は半導体基体10の段差部に存在することが望まし
い。但し、本発明者の検討結果によれば補助サイリスタ
部Qyは半導体基体の凸部より0.5mm以上はみ出しては
ならない。0.5mm 以上はみ出すと急速にdv/dt耐
量が低下する。このような検討結果の一例として、補助
サイリスタ部のはみだし量Xとdv/dt耐量の関係を
図14に示しておく。
【0031】最後に、半導体基体10の両主表面にアル
ミニウムを蒸着し、フォトレジストを用いてアノード面
とカソード面のアルミニウム膜を所定のパターンになる
ように加工してサイリスタが完成する。補助サイリスタ
部の最外郭部分の半導体基体10の段差部に存在すると
アルミニウム電極の加工が容易である。
【0032】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施
例である光トリガサイリスタ構造を示す要部断面図であ
る。半導体基体10においてQxは受光部、Qyは補助サ
イリスタ部を示す。QxとQyの存在する領域が第1領域
Aである。他の部分はメインサイリスタ部Qz(第2領
域B)である。
【0033】本実施例の半導体基体は、基体内において
第1領域Aのpベース層の拡散フロントが第2領域Bの
pベース層より凸になっていることに特徴がある。この
ため、第1領域Aの面積抵抗値が第2領域Bの面積抵抗
値より低い。従って、補助サイリスタ部のdv/dt耐
量を劣化することなく、オン電圧を低減することが可能
となる。
【0034】実施例1乃至3において、p層と電極のオ
ーミックコンタクトをとる目的で、nエミッタ層4を形
成した後、p型不純物であるアルミニウムを気相拡散
し、アノード電極8とpエミッタ層の接触部分や、カソ
ード電極とpベース層の接触部分にp+ 層を形成するこ
とがある。p+ 層は面積抵抗値がきわめて小さくなるも
ののdv/dt耐量には大きな影響せず、p+ 層が存在
しないnエミッタ層直下のpベース層の面積抵抗値でd
v/dt耐量が決まる。従って、電極とp層の接触部分
にp+ 層が存在するサイリスタにおいては、nエミッタ
層の直下の部分のpベース層の面積抵抗値をpベース層
の面積抵抗値と定義する。
【0035】実施例1乃至3の構造により、直径140
mm,nベース幅960μm,pエミッタ幅70μm,短
絡間隔1.0mm ,直径40mmの第1領域のpベース層の
面積抵抗値が900Ω/□、第2領域のpベース層の面
積抵抗値が1500Ω/□の光サイリスタを作製する
と、耐圧:6kV,オン電圧:1.7V(電流5.5k
A),dv/dt耐量:3500V/μsを実現するこ
とができる。
【0036】また、本発明を適用した光サイリスタと、
従来技術であるpベースの面積抵抗値が一定の光サイリ
スタを用いて、Irpを固定したときのオン電圧とdv/
dt耐量の関係を図17に示す。本発明を適用した光サ
イリスタは、低いオン電圧で高いdv/dt耐量を実現
することがわかる。
【0037】なお、本発明は光トリガサイリスタのみな
らず電気ゲートサイリスタにも実施可能である。また上
述の各実施例において各半導体層の導電型を逆にしても
本発明は同じ効果を奏する。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、dv/dt耐量を劣化
することなく、サイリスタの大電流化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である光トリガサイリス
タの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例である光トリガサイリス
タの断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例である光トリガサイリス
タの断面図である。
【図4】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図5】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図6】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図7】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図8】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図9】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの製
造方法を説明するための図。
【図10】図2に示す実施例2の光トリガサイリスタの
製造方法を説明するための図。
【図11】図2に示す実施例2の光トリガサイリスタの
製造方法を説明するための図。
【図12】図2に示す実施例2の光トリガサイリスタの
製造方法を説明するための図。
【図13】図2に示す実施例2の光トリガサイリスタの
製造方法を説明するための図。
【図14】図2に示す実施例2の光トリガサイリスタの
製造方法を説明するための図。
【図15】図1に示す実施例1の光トリガサイリスタの
特性を示す。
【図16】オン電圧と短絡間隔の関係を示す。
【符号の説明】
1…nベース層、2…pエミッタ層、3…pベース層、
4…nエミッタ層、7…カソード電極、7y…補助サイ
リスタカソード電極、7z…主サイリスタカソード電
極、8…アノード電極、10…半導体基体、31…pベ
ース層低面積抵抗値部、32…pベース層高面積抵抗値
部、41…エミッタ短絡構造、50…高濃度層、60…
酸化膜マスク、70…ホトマスク、A…第1領域、B…
第2領域、Qx …点弧サイリスタ部、Qy…補助サイリ
スタ部、Qz…主サイリスタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 武司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石川 勝美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 斉藤 克明 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方導電型の第1半導体層と、第1半導体
    層に隣接する他方導電型の第2半導体層と、第2半導体
    層に隣接する一方導電型の第3半導体層と、第3半導体
    層に隣接する他方導電型の第4半導体層と、を含む半導
    体基板を備え、該半導体基体は、補助サイリスタ部を含
    む第1領域と、主サイリスタ部を含む第2領域とを有す
    る半導体装置において、 前記第1領域の第3半導体層の面積抵抗値が、前記第2
    領域における第3半導体層の面積抵抗値よりも低いこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、第1領域の第3半導体
    層の厚さが第2領域の第3半導体層の厚さより厚いこと
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、第1領域の第3半導体
    層と第4半導体層の界面が、第2領域の第3半導体層と
    第4半導体層の界面より、凸出していることを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1において前記第1領域における第
    3半導体層の面積抵抗値が500Ω/□から900Ω/
    □、前記第2領域における第3半導体層面積抵抗値が9
    00Ω/□から2000Ω/□であることを特徴とする
    半導体装置。
  5. 【請求項5】一方導電型の半導体基体の片側の中央部に
    他方導電体型の第1の不純物をイオン注入する第1工程
    と、半導体基体両面の全面に他方導電体型の第2の不純
    物をイオン注入する第2工程を有する半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】一方導電型の半導体基体の片側の中央部に
    他方導電体型の第1の不純物をイオン注入する第1工程
    と、前記不純物を半導体基体中に拡散させる第2工程
    と、半導体基体両面の全面に他方導電体型の第2の不純
    物をイオン注入する第3工程を有する半導体装置の製造
    方法。
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