JPH09240031A - 階調画像記録方法 - Google Patents
階調画像記録方法Info
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- JPH09240031A JPH09240031A JP8048952A JP4895296A JPH09240031A JP H09240031 A JPH09240031 A JP H09240031A JP 8048952 A JP8048952 A JP 8048952A JP 4895296 A JP4895296 A JP 4895296A JP H09240031 A JPH09240031 A JP H09240031A
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- Japan
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- dots
- dot
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/405—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
- H04N1/4055—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
- H04N1/4058—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/52—Arrangement for printing a discrete number of tones, not covered by group B41J2/205, e.g. applicable to two or more kinds of printing or marking process
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/40087—Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Discrete Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高解像度の画像を高品位かつリニア階調で再
現することができる階調画像記録方法を提供すること。 【解決手段】 1画素を左右ドットで構成し、1画素の
濃度を各ドットの面積の総和で表現する階調画像記録方
法であって、1画素の濃度を曲線A若しくは曲線Bに従
って左右ドッドに分配するとともに、少なくとも中間調
領域内の各画素で最大濃度を示すドットを右ドットとし
た。
現することができる階調画像記録方法を提供すること。 【解決手段】 1画素を左右ドットで構成し、1画素の
濃度を各ドットの面積の総和で表現する階調画像記録方
法であって、1画素の濃度を曲線A若しくは曲線Bに従
って左右ドッドに分配するとともに、少なくとも中間調
領域内の各画素で最大濃度を示すドットを右ドットとし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1画素を構成す
る複数のドットの記録面積を変えて多階調画像を記録す
る階調画像記録方法に関する。
る複数のドットの記録面積を変えて多階調画像を記録す
る階調画像記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いて多階調を感熱記
録する手段して、複数の発熱素子を記録紙の搬送方向
(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配列し
たサーマルヘッドを用い、1画素の濃度を複数のドット
の記録面積で表現する階調画像記録方法が知られてい
る。
録する手段して、複数の発熱素子を記録紙の搬送方向
(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配列し
たサーマルヘッドを用い、1画素の濃度を複数のドット
の記録面積で表現する階調画像記録方法が知られてい
る。
【0003】この方法は、1画素を構成する複数のドッ
トに、1画素の濃度を分配して1画素の濃度を表現する
ものであり、1画素の濃度は、各ドットの濃度の総和で
表現される。上記方法によれば、複数のドットがそれぞ
れ階調を表現するから、1画素の濃度を1ドットで表現
する場合に比して、表現可能な階調数が増えるととも
に、濃度をリニアに表現することができる。1画素を構
成する複数のドットの組み合わせとしては、例えば、主
走査方向に隣接する2つのドットがある。
トに、1画素の濃度を分配して1画素の濃度を表現する
ものであり、1画素の濃度は、各ドットの濃度の総和で
表現される。上記方法によれば、複数のドットがそれぞ
れ階調を表現するから、1画素の濃度を1ドットで表現
する場合に比して、表現可能な階調数が増えるととも
に、濃度をリニアに表現することができる。1画素を構
成する複数のドットの組み合わせとしては、例えば、主
走査方向に隣接する2つのドットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、より多階調画
像、高解像画像を表現したといと要望があり、上述の方
法で、多階調画像を表現する場合は、表現可能な階調数
を向上させるべく、1画素を構成する複数のドットの数
を増やすことよりで対処できる。一方、画像の階調度
は、ドットピッチに依存するため、高階調画像を表現す
る場合は、サーマルヘッドの発熱体を狭ピッチで配列し
なければならない。
像、高解像画像を表現したといと要望があり、上述の方
法で、多階調画像を表現する場合は、表現可能な階調数
を向上させるべく、1画素を構成する複数のドットの数
を増やすことよりで対処できる。一方、画像の階調度
は、ドットピッチに依存するため、高階調画像を表現す
る場合は、サーマルヘッドの発熱体を狭ピッチで配列し
なければならない。
【0005】また、記録紙の発色濃度は、サーマルヘッ
ドから記録紙に供給されるエネルギに依存し、該エネル
ギが記録紙の発色閾値を越えたときに発色する。通常、
256階調程度の画像を400dpi程度の低解像度で
記録する場合は、サーマルヘッドの発熱体のピッチが、
階調数に比して十分確保される。このため、画素の記録
面積が大きいシャドウ領域を記録する場合でも、隣接画
素間の距離が十分確保されるため、隣接画素が互いに接
触することはない。
ドから記録紙に供給されるエネルギに依存し、該エネル
ギが記録紙の発色閾値を越えたときに発色する。通常、
256階調程度の画像を400dpi程度の低解像度で
記録する場合は、サーマルヘッドの発熱体のピッチが、
階調数に比して十分確保される。このため、画素の記録
面積が大きいシャドウ領域を記録する場合でも、隣接画
素間の距離が十分確保されるため、隣接画素が互いに接
触することはない。
【0006】しかし、600dpi程度の高解像度で記
録する場合は、発熱体のピッチが階調数に比して狭くな
るため、隣接画素間が狭くなる。このため、画素の記録
面積が大きいシャドウ領域は勿論のこと、画素の記録面
積が小さいハイライト領域においても、隣接画素が互い
に接触してしまう場合がある。従来、1画素を構成する
複数のドットに分配される濃度は、各画素毎にそれぞれ
設定されてる。このため、再現される画像は、画素毎に
1画素を構成する各ドットの濃度の濃淡関係が異なって
いる。
録する場合は、発熱体のピッチが階調数に比して狭くな
るため、隣接画素間が狭くなる。このため、画素の記録
面積が大きいシャドウ領域は勿論のこと、画素の記録面
積が小さいハイライト領域においても、隣接画素が互い
に接触してしまう場合がある。従来、1画素を構成する
複数のドットに分配される濃度は、各画素毎にそれぞれ
設定されてる。このため、再現される画像は、画素毎に
1画素を構成する各ドットの濃度の濃淡関係が異なって
いる。
【0007】図3は上記従来手段により再現された画像
の部分拡大図を示しており、1画素を2つのドットで再
現した場合を示している。図3に示されるように、1画
素を構成する2つのドットの濃度は面積階調で示される
が、図示円内領域では、1画素を構成する2つのドット
の濃度の濃淡関係が他の領域に対して逆転している。濃
度の濃淡関係が逆転すると、画素Pの方向が不揃いにな
るとともに、隣接画素が互いに接触し隣接画素間が潰れ
てしまう。画素Pの方向が不揃いになると、画像にザラ
ツキ感が生じ、また、隣接画素間が潰れると、特に、ハ
イライト領域で階調飛びが目立ち、延いてはリニアな階
調特性を得ることができなくなる。
の部分拡大図を示しており、1画素を2つのドットで再
現した場合を示している。図3に示されるように、1画
素を構成する2つのドットの濃度は面積階調で示される
が、図示円内領域では、1画素を構成する2つのドット
の濃度の濃淡関係が他の領域に対して逆転している。濃
度の濃淡関係が逆転すると、画素Pの方向が不揃いにな
るとともに、隣接画素が互いに接触し隣接画素間が潰れ
てしまう。画素Pの方向が不揃いになると、画像にザラ
ツキ感が生じ、また、隣接画素間が潰れると、特に、ハ
イライト領域で階調飛びが目立ち、延いてはリニアな階
調特性を得ることができなくなる。
【0008】そこでこの発明は、上記事情に鑑みて成さ
れたもので、高解像度の画像を高品位かつリニア階調で
再現することができる階調画像記録方法を提供すること
を目的とする。
れたもので、高解像度の画像を高品位かつリニア階調で
再現することができる階調画像記録方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる階調画
像記録方法は、1画素を複数のドットで構成し、1画素
の濃度を各ドットの面積の総和で表現する階調画像記録
方法であって、1画素の濃度を各濃度に対応して予め設
定された割合で各ドッドに分配するとともに、少なくと
も中間調領域内の各画素で最大濃度を示すドットが常に
同一としたものである。
像記録方法は、1画素を複数のドットで構成し、1画素
の濃度を各ドットの面積の総和で表現する階調画像記録
方法であって、1画素の濃度を各濃度に対応して予め設
定された割合で各ドッドに分配するとともに、少なくと
も中間調領域内の各画素で最大濃度を示すドットが常に
同一としたものである。
【0010】さらに、ハイライト領域内の各画素で、特
定ドットに対する分配率を高くするようにしたものであ
る。さらに、最小ドット間隔を50μm以下に設定した
ものである。なお、この発明において、中間調とは概ね
50%の濃度領域であり、ハイライト領域とは概ね20
%以下の濃度領域である。
定ドットに対する分配率を高くするようにしたものであ
る。さらに、最小ドット間隔を50μm以下に設定した
ものである。なお、この発明において、中間調とは概ね
50%の濃度領域であり、ハイライト領域とは概ね20
%以下の濃度領域である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は1画素の濃度を2つのド
ット(左ドット及び右ドット)に分配するための濃度分
配特性を示している。ここで、縦軸及び横軸はそれぞれ
右ドット及び左ドットの濃度を示しており、各ドットの
濃度値は0乃至255で示される。1画素の濃度は各ド
ットの濃度値の総和である0乃至510で示される。
面を参照して説明する。図1は1画素の濃度を2つのド
ット(左ドット及び右ドット)に分配するための濃度分
配特性を示している。ここで、縦軸及び横軸はそれぞれ
右ドット及び左ドットの濃度を示しており、各ドットの
濃度値は0乃至255で示される。1画素の濃度は各ド
ットの濃度値の総和である0乃至510で示される。
【0012】図1において曲線A及び曲線Bは、この発
明に係わる濃度分配曲線を示すもので、濃度値の低いハ
イライト領域を起点にして、濃度値の高いシャドウ領域
を終点とする。曲線A及び曲線Bに従って、1画素の階
調を再現すると、右ドットの分配率が高く、曲線Aと曲
線Bとを比べると、曲線Aの方が右ドットの分配率が高
い。一方、直線Cに従って、1画素の濃度を再現する
と、右ドットと左ドットとの濃度値が等しくなる。
明に係わる濃度分配曲線を示すもので、濃度値の低いハ
イライト領域を起点にして、濃度値の高いシャドウ領域
を終点とする。曲線A及び曲線Bに従って、1画素の階
調を再現すると、右ドットの分配率が高く、曲線Aと曲
線Bとを比べると、曲線Aの方が右ドットの分配率が高
い。一方、直線Cに従って、1画素の濃度を再現する
と、右ドットと左ドットとの濃度値が等しくなる。
【0013】よって、直線Cよりも左上領域内にある曲
線に従って、1画素の濃度を再現することにより、常
に、右ドットの分配率が高くなり、逆に、直線Cよりも
右下領域にある曲線に従って、1画素の濃度を再現する
ことにより、今度は、左ドットの分配率が高くなる。
線に従って、1画素の濃度を再現することにより、常
に、右ドットの分配率が高くなり、逆に、直線Cよりも
右下領域にある曲線に従って、1画素の濃度を再現する
ことにより、今度は、左ドットの分配率が高くなる。
【0014】表1乃至表3は、曲線A及び曲線Bにおい
て、それぞれハイライト領域、中間調領域及びシャドウ
領域内での左右ドットの各濃度値を表している。
て、それぞれハイライト領域、中間調領域及びシャドウ
領域内での左右ドットの各濃度値を表している。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】図1及び表1乃至表3に示されるように、
曲線Aは、右ドットの階調値を優先的に略255に至ら
せ、次に、左ドットの階調値を255まで増分して、左
右ドットの階調値の総和を画素の最大階調値である51
0に至らせるものである。曲線Bは、曲線Aに比して、
右ドットの分配率を低くして、左右ドットの階調値の総
和を画素の最大階調値である510に至らせるものであ
る。
曲線Aは、右ドットの階調値を優先的に略255に至ら
せ、次に、左ドットの階調値を255まで増分して、左
右ドットの階調値の総和を画素の最大階調値である51
0に至らせるものである。曲線Bは、曲線Aに比して、
右ドットの分配率を低くして、左右ドットの階調値の総
和を画素の最大階調値である510に至らせるものであ
る。
【0019】図2は曲線Aに従って、1画素の濃度を左
右ドットに分配して得られる画像の中間調領域の部分拡
大図を示している。図2に示されるように、右ドットの
分配率を高くして画素の階調を再現することにより、常
に右ドットの面積が大きくなるため、画素Pの方向が揃
うことが分かる。また、右ドットの分配率を大きくする
ことにより、画素が互いに隣接する部分では、大面積の
右ドットと小面積と左ドットとが隣接する配置となる。
このため、隣接画素間が潰れ難くなり、よって、リニア
な階調が再現される。
右ドットに分配して得られる画像の中間調領域の部分拡
大図を示している。図2に示されるように、右ドットの
分配率を高くして画素の階調を再現することにより、常
に右ドットの面積が大きくなるため、画素Pの方向が揃
うことが分かる。また、右ドットの分配率を大きくする
ことにより、画素が互いに隣接する部分では、大面積の
右ドットと小面積と左ドットとが隣接する配置となる。
このため、隣接画素間が潰れ難くなり、よって、リニア
な階調が再現される。
【0020】従来、1画素の濃度は、図1のグラフ内に
おいて、直線Cを境に、左上領域と右下領域とにある全
ての座標を使って左右ドットに分配される。このため、
左右ドットの濃度の大小関係が統一されず、先の図3に
示されるように、画素Pの方向が不揃いとなる。一方、
この発明では、グラフ内の左上領域内にある座標のみを
使って、1画素の濃度を左右ドットに分配しているた
め、左右ドットの濃度の大小関係は全画素において同一
となり、画素Pの方向が揃う。
おいて、直線Cを境に、左上領域と右下領域とにある全
ての座標を使って左右ドットに分配される。このため、
左右ドットの濃度の大小関係が統一されず、先の図3に
示されるように、画素Pの方向が不揃いとなる。一方、
この発明では、グラフ内の左上領域内にある座標のみを
使って、1画素の濃度を左右ドットに分配しているた
め、左右ドットの濃度の大小関係は全画素において同一
となり、画素Pの方向が揃う。
【0021】なお、上記説明では、全ての階調におい
て、左右ドットの大小関係を同一にして画素の方向を揃
える場合について説明したが、最も目に付き易い中間調
領域(濃度値30〜70%)においてのみ、左右ドット
の大小関係を同一にして画素の方向を揃えるようにして
も良い。これにより、最も目に付き易い中間調領域での
ザラツキ感が解消される。
て、左右ドットの大小関係を同一にして画素の方向を揃
える場合について説明したが、最も目に付き易い中間調
領域(濃度値30〜70%)においてのみ、左右ドット
の大小関係を同一にして画素の方向を揃えるようにして
も良い。これにより、最も目に付き易い中間調領域での
ザラツキ感が解消される。
【0022】また、特に、隣接画素間隔が広いハイライ
ト領域で、右ドットへの分配率を高くして、右ドットの
濃度値を優先して増やして階調を再現することにより、
リニアな階調を再現することができる。なお、シャドウ
領域では、隣接画素間隔が狭く、隣接画素が互いに接近
しているため、ハイライト領域に比して階調飛びは目立
ち難い。従って、ハイライト領域での階調飛びを回避す
ることにより、全体としてリニアな階調を再現すること
ができる。
ト領域で、右ドットへの分配率を高くして、右ドットの
濃度値を優先して増やして階調を再現することにより、
リニアな階調を再現することができる。なお、シャドウ
領域では、隣接画素間隔が狭く、隣接画素が互いに接近
しているため、ハイライト領域に比して階調飛びは目立
ち難い。従って、ハイライト領域での階調飛びを回避す
ることにより、全体としてリニアな階調を再現すること
ができる。
【0023】先の図1において、1画素の濃度を左右ド
ットに分配して再現するための曲線は多数存在し、これ
ら曲線は、記録紙の種類、サーマルヘッドの形状に依存
して最適な曲線が選択される。例えば、曲線A及び曲線
Bにあっては、記録紙の搬送速度が速い場合、曲線Aに
従って1画素の濃度を左右ドットに分配したときの方
が、曲線Bに従った場合よりも画像の濃度ムラがなくな
ることが確認されている。
ットに分配して再現するための曲線は多数存在し、これ
ら曲線は、記録紙の種類、サーマルヘッドの形状に依存
して最適な曲線が選択される。例えば、曲線A及び曲線
Bにあっては、記録紙の搬送速度が速い場合、曲線Aに
従って1画素の濃度を左右ドットに分配したときの方
が、曲線Bに従った場合よりも画像の濃度ムラがなくな
ることが確認されている。
【0024】以下、ドットの形状について説明する。上
述のように、1画素の濃度は左右ドットの組み合わせで
表現され、先の図2に示されるように、画素の形状は鱗
状となる。これは、右ドットの面積が左ドットの面積に
比して大きいためである。右ドットと左ドットとの面積
比を変えることにより、画素の形状を変えることができ
る。例えば、図2に示した鱗状の画素を基準に、右ドッ
トの分配率を低くしていくことにより、左ドットの面積
が大きくなり、ドットの形状は鱗状から楕円状に変化す
る。
述のように、1画素の濃度は左右ドットの組み合わせで
表現され、先の図2に示されるように、画素の形状は鱗
状となる。これは、右ドットの面積が左ドットの面積に
比して大きいためである。右ドットと左ドットとの面積
比を変えることにより、画素の形状を変えることができ
る。例えば、図2に示した鱗状の画素を基準に、右ドッ
トの分配率を低くしていくことにより、左ドットの面積
が大きくなり、ドットの形状は鱗状から楕円状に変化す
る。
【0025】また、ドットの面積は、サーマルヘッドか
ら供給される熱エネルギ量に比例する。従って、エネル
ギ量が小さいときは、記録紙上の熱分布が狭いため、ド
ットの面積は小さくかつ円状になる。一方、熱エネルギ
量が大きいときは、記録紙上の熱分布が広いため、ドッ
トの面積は大きくかつ楕円状になる。
ら供給される熱エネルギ量に比例する。従って、エネル
ギ量が小さいときは、記録紙上の熱分布が狭いため、ド
ットの面積は小さくかつ円状になる。一方、熱エネルギ
量が大きいときは、記録紙上の熱分布が広いため、ドッ
トの面積は大きくかつ楕円状になる。
【0026】このように、ドットの形状は、左右ドット
の分配率及びサーマルヘッドから供給される熱エネルギ
量に依存する。従って、これら2つの条件を制御するこ
とにより、ドットの形状を変えることができる。
の分配率及びサーマルヘッドから供給される熱エネルギ
量に依存する。従って、これら2つの条件を制御するこ
とにより、ドットの形状を変えることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、1画素を複
数のドットで構成し、1画素の濃度を各ドットの面積の
総和で表現する階調画像記録方法であって、1画素の濃
度を各濃度に対応して予め設定された割合で各ドッドに
分配するとともに、各画素で、最大濃度を示すドットを
常に同一とすることにより、画素の方向を揃えることが
でき、よって、ザラツキ感のない高品位の画像を提供す
ることができる。また、画素の方向が揃うことにより、
隣接画素間が潰れることがなく、よって、リニアな階調
を再現することができる。特に、中間調領域内の各画素
で、最大濃度を示すドットが同一であることにより、最
も目に付き易い中間調領域でのザラツキ感が解消され、
高品位の画像を再現することができる。
数のドットで構成し、1画素の濃度を各ドットの面積の
総和で表現する階調画像記録方法であって、1画素の濃
度を各濃度に対応して予め設定された割合で各ドッドに
分配するとともに、各画素で、最大濃度を示すドットを
常に同一とすることにより、画素の方向を揃えることが
でき、よって、ザラツキ感のない高品位の画像を提供す
ることができる。また、画素の方向が揃うことにより、
隣接画素間が潰れることがなく、よって、リニアな階調
を再現することができる。特に、中間調領域内の各画素
で、最大濃度を示すドットが同一であることにより、最
も目に付き易い中間調領域でのザラツキ感が解消され、
高品位の画像を再現することができる。
【0028】さらに、ハイライト領域内の各画素で、特
定ドットに対する分配率を高くすることにより、隣接画
素間隔が広く階調飛びが目立つハイラト領域でリニアな
階調を再現することができる。
定ドットに対する分配率を高くすることにより、隣接画
素間隔が広く階調飛びが目立つハイラト領域でリニアな
階調を再現することができる。
【0029】さらに、最小ドット間隔を50μm以下に
設定することにより、600dpi相当の高解像画像に
おいて、高品位の画像を再現することができる。
設定することにより、600dpi相当の高解像画像に
おいて、高品位の画像を再現することができる。
【図1】1画素の濃度を左右ドットに分配するための濃
度分配特性を示す図。
度分配特性を示す図。
【図2】図1に示した曲線Aに従って再現された画像の
中間調領域を示す部分拡大図。
中間調領域を示す部分拡大図。
【図3】従来手段により再現された画像の中間調領域を
示す部分拡大図。
示す部分拡大図。
P 画素
Claims (3)
- 【請求項1】 1画素を複数のドットで構成し、1画素
の濃度を各ドットの面積の総和で表現する階調画像記録
方法であって、 1画素の濃度を各濃度に対応して予め設定された割合で
各ドッドに分配するとともに、少なくとも中間調領域内
の各画素で最大濃度を示すドットが常に同一であること
を特徴とする特徴とする階調画像記録方法。 - 【請求項2】 ハイライト領域内の各画素で、特定ドッ
トに対する分配率を高くすることを特徴とする請求項1
に記載の階調画像記録方法。 - 【請求項3】 最小ドット間隔が50μm以下であるこ
とを特徴とする請求項1若しくは2に記載の階調画像記
録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048952A JPH09240031A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 階調画像記録方法 |
US08/811,965 US5953038A (en) | 1996-03-06 | 1997-03-05 | Multilevel image recording method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048952A JPH09240031A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 階調画像記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240031A true JPH09240031A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12817620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048952A Pending JPH09240031A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 階調画像記録方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5953038A (ja) |
JP (1) | JPH09240031A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011062922A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Naltec Inc | 多階調の記録を行う方法および装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0528618B1 (en) * | 1991-08-21 | 1996-11-06 | Konica Corporation | Image forming apparatus |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8048952A patent/JPH09240031A/ja active Pending
-
1997
- 1997-03-05 US US08/811,965 patent/US5953038A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011062922A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Naltec Inc | 多階調の記録を行う方法および装置 |
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Publication number | Publication date |
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US5953038A (en) | 1999-09-14 |
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