JPH09239250A - 分散機 - Google Patents

分散機

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JPH09239250A
JPH09239250A JP8048953A JP4895396A JPH09239250A JP H09239250 A JPH09239250 A JP H09239250A JP 8048953 A JP8048953 A JP 8048953A JP 4895396 A JP4895396 A JP 4895396A JP H09239250 A JPH09239250 A JP H09239250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
stud bolt
container
fixed container
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP8048953A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimasa Tsuji
憲昌 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8048953A priority Critical patent/JPH09239250A/ja
Priority to US08/812,842 priority patent/US5853132A/en
Publication of JPH09239250A publication Critical patent/JPH09239250A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超硬合金製のピン本体に対する応力集中を防
止し、折損することの無い良好な攪拌ピンを備えた分散
機を提供する。 【解決手段】 固定容器3の容器内筒24に突設される
撹拌ピン7は、前記容器内筒24の外周面に溶接された
ナット30に螺着して植設されたスタッドボルト42
と、有頭筒状をなして前記スタッドボルト42に被冠さ
れる超硬合金製のピン本体44とを具備し、かつ、前記
ピン本体44がろう付けによってスタッドボルト42に
固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散機に関し、更に
詳しくは少なくともアジテーターシャフの外周面又は固
定容器の内周面に突設され、該固定容器内に供給される
被処理材料の分散・混練を行う分散機用の攪拌ピンの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、被処理材料の分散・混練を行う
分散機1の要部を示す概略構成図である。ここに示した
分散機1は、所謂、横形サンドグラインダと呼ばれてい
るものであり、中心軸線(イ)を水平方向に向けた筒状
の固定容器3と、該固定容器3内で高速回転するアジテ
ーターシャフト5と、前記固定容器3の内周面及びアジ
テーターシャフト5の外周面のそれぞれに突設された多
数の攪拌ピン22と、予め固定容器3内に装填されてい
るガラスビーズや鋼球などのボール(図示略)とを備え
ている。そして、前記固定容器3内に供給される被処理
材料の分散・混練を前記ボール及び前記攪拌ピン22の
攪拌作用によって行うものである。
【0003】この様な分散機1により分散・混練された
被処理材料は攪拌により熱が発生するので、温度コント
ロールができるように、前記固定容器3及び前記アジテ
ーターシャフト5は、冷却水を循環させるジャケット構
造をそれぞれ有している。前記固定容器3は、容器外筒
23と容器内筒24とから成るジャケット構造を有して
おり、容器外筒23の下部に装備された冷却水給水口9
から給水された冷却水は、これら容器外筒23と容器内
筒24の間に構成された流路を循環して容器外筒23の
上部に装備された冷却水排出口11から排出される。
【0004】また、前記アジテーターシャフト5は、内
筒14及び外筒15から成る二重筒構造になっており、
回転軸上の支持端側に装備された冷却水給水口13から
内筒14内に給水された冷却水は、該内筒14内を自由
端側に流れ、自由端側で内筒14と外筒15との隙間に
移って、この内筒14と外筒15との隙間内を支持端側
に戻り、排出口17から排出される。
【0005】前記被処理材料は、固定容器3の自由端側
に装備された材料供給口19から固定容器3内に供給さ
れ、該固定容器3内で分散・混練を受けながら該固定容
器3の支持端側に送られ、固定容器3の支持端側に装備
された材料排出口20から排出される。ところで、この
ような分散機1に使用される前記攪拌ピン22は、供給
される被処理材料や、分散・混練を促進するために固定
容器3内に装填されるボールと激しい衝突を繰り返すた
め、高い耐摩耗性が要求される。
【0006】そこで、図4に示す様に、分散機用の攪拌
ピン22は、例えば固定容器3の容器内筒24の内周面
に植設されたスタッドボルト26と、有頭筒状をなして
前記スタッドボルト26に被冠される超硬合金製のピン
本体28とから構成されている。前記スタッドボルト2
6は、一端に形成されたねじ部29が、容器内筒24を
挿通して、該容器内筒24の外周面に溶接されたナット
30に螺着することで、容器内筒24の内周面に固定さ
れている。
【0007】一方、超硬合金製であるピン本体28には
ねじの刻設ができないため、該ピン本体28が被冠する
スタッドボルト26の他端側はねじ部のない単純な円柱
状とされている。そして、ピン本体28の側面に穿設さ
れたスプリングピン挿入穴33を貫通してスタッドボル
ト26に嵌挿されたスプリングピン32により、ピン本
体28はスタッドボルト26の他端に固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き攪拌ピン22の構造では、スプリングピン32を挿
通するためにピン本体28に空けたスプリングピン挿入
穴33に応力集中が起こり、図5に示すような亀裂が入
り易いので、この亀裂から攪拌ピン22が折損に至ると
いう問題があった。そして、この様な攪拌ピン22の折
損が生じると、破片が被処理材料中に混入して製品の不
良化を招く可能性がある。
【0009】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、超硬合金製のピン本体に対する応力集中
を防止し、折損することの無い良好な攪拌ピンを備えた
分散機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、固
定容器と、該固定容器内で高速回転するアジテーターシ
ャフトと、少なくとも前記アジテーターシャフの外周面
又は前記固定容器の内周面に突設された攪拌ピンと、予
め固定容器内に装填されているボールとを備え、前記固
定容器内に供給される被処理材料の分散・混練を前記ボ
ール及び前記攪拌ピンの攪拌作用によって行う分散機に
おいて、前記攪拌ピンは、少なくとも前記アジテーター
シャフトの外周面又は前記固定容器の内周面に植設され
たスタッドボルトと、有頭筒状をなして前記スタッドボ
ルトに被冠される超硬合金製のピン本体とを具備し、か
つ、前記ピン本体がろう付けによってスタッドボルトに
固定されていることを特徴とする分散機により達成され
る。
【0011】上記構成によれば、超硬合金製のピン本体
はろう付けによってスタッドボルトに固定されるため、
応力集中の要因であったスプリングピン挿入穴をピン本
体から排除することができる。しかも、ろう付けに使用
した溶融金属がピン本体とスタッドボルトとの間の隙間
を埋めるので、固定容器内のボールや被処理材料との衝
突による衝撃によってピン本体とスタッドボルトとの間
にガタつきが発生することも無い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る分
散機に取り付けた状態を示す攪拌ピンの一部破断図、図
2は図1に示した分散機に使用される攪拌ピンの製造法
を説明する為の縦断面図である。
【0013】本実施形態の攪拌ピン7は、図3に示した
攪拌ピン22と同様に、分散機の固定容器3やアジテー
ターシャフト5に装備されるものである。尚、分散機全
体の構造は、図3に示した分散機1と同様の為、詳細な
説明を省略する。前記攪拌ピン7は、例えば前記固定容
器3の容器内筒24に植設されるスタッドボルト42
と、有頭筒状をなして前記スタッドボルト42の他端に
被冠される超硬合金製のピン本体44とから構成されて
いる。そして、前記スタッドボルト42は、一端に形成
されたねじ部46が、図1に示すように、例えば容器内
筒24の外周面に溶接されたナット30に螺着すること
で、該容器内筒24に固定されている。
【0014】一方、前記ピン本体44が被冠するスタッ
ドボルト42の他端側は、単純な円筒状であり、ピン本
体44との間に溶融金属(ろう材)を流す適度な隙間S
が形成されるように、外径寸法が設定されている。又、
前記スタッドボルト42の中心には、前記隙間Sに注入
される溶融金属を吸引する吸引孔48が該スタッドボル
ト42の中心軸線に沿って貫通形成されている。
【0015】即ち、前記ピン本体44は、スタッドボル
ト42の吸引孔48に適宜吸引手段を接続して吸引しな
がら、図2に矢印(ロ)で示すように、その裾側に開口
した前記隙間Sから溶融金属50を注入し、注入した溶
融金属50の固化によってスタッドボルト42の他端に
ろう付け固定される。そのため、前記スタッドボルト4
2は、超硬合金ではない一般の構造用金属材で形成され
るが、ピン本体44をろう付けするため、熱膨張特性が
ピン本体44の超硬合金と同等の金属材を使用すること
が好ましい。尚、使用するろう材としては、銀ろう、黄
銅ろう、りん銅ろう、その他の硬ろうなど、種々のもの
を使用することができる。
【0016】上述の如き攪拌ピン7を使用する分散機で
は、超硬合金製のピン本体44がろう付けによってスタ
ッドボルト42に固定されるため、応力集中の要因であ
ったスプリングピン挿入穴をピン本体44から排除する
ことができる。しかも、図1に示すように、ろう付けに
使用した溶融金属50がピン本体44とスタッドボルト
42との間の隙間Sを埋めるので、固定容器3内のボー
ルや被処理材料との衝突による衝撃によって、ピン本体
44とスタッドボルト42との間にガタつきが発生する
ことも無い。したがって、超硬合金製のピン本体44に
応力集中による亀裂が発生し、攪拌ピン7が折損するの
を防止することができる。
【0017】尚、本発明における分散機用の攪拌ピン
は、上記実施形態の攪拌ピン7の構成に限定されるもの
ではなく、本発明の主旨に基づいて種々の形状を採りう
ることは言うまでもない。例えば、上記実施形態におい
ては、攪拌ピン7を固定容器3の容器内筒24に植設す
る場合について説明したが、該容器内筒24に対するス
タッドボルト42の固定方法は上述の如きナット30に
よる固定方法に限るものではなく、該攪拌ピン7はアジ
テータシャフト5の外筒15にも植設できることは勿論
である。又、分散機の形式も横形サンドグラインダに限
らず、縦形サンドグラインダ等の他の形式の分散機にも
応用できる。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明の分散機によれ
ば、超硬合金製のピン本体はろう付けによってスタッド
ボルトに固定されるため、応力集中の要因であったスプ
リングピン挿入穴をピン本体から排除することができ
る。しかも、ろう付けに使用した溶融金属がピン本体と
スタッドボルトとの間の隙間を埋めるので、固定容器内
のボールや被処理材料との衝突による衝撃によってピン
本体とスタッドボルトとの間にガタつきが発生すること
も無い。したがって、超硬合金製のピン本体に対する応
力集中を防止し、折損することの無い良好な攪拌ピンを
備えた分散機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散機に取り付けた状態を示す攪
拌ピンの一部破断図である。
【図2】図1に示した攪拌ピンの製造法を説明する為の
縦断面図である。
【図3】分散機の要部を示す概略構成図である。
【図4】従来の攪拌ピンの構造を示す一部断面図であ
る。
【図5】図4に示した攪拌ピンの問題点を説明する為の
全体斜視図である。
【符号の説明】
1 分散機 3 固定容器 5 アジテーターシャフト 7 攪拌ピン 30 ナット 42 スタッドボルト 44 ピン本体 46 ねじ部 48 吸引孔 50 溶融金属 S 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定容器と、該固定容器内で高速回転す
    るアジテーターシャフトと、少なくとも前記アジテータ
    ーシャフの外周面又は前記固定容器の内周面に突設され
    た攪拌ピンと、予め固定容器内に装填されているボール
    とを備え、前記固定容器内に供給される被処理材料の分
    散・混練を前記ボール及び前記攪拌ピンの攪拌作用によ
    って行う分散機において、 前記攪拌ピンは、少なくとも前記アジテーターシャフト
    の外周面又は前記固定容器の内周面に植設されたスタッ
    ドボルトと、有頭筒状をなして前記スタッドボルトに被
    冠される超硬合金製のピン本体とを具備し、かつ、前記
    ピン本体がろう付けによってスタッドボルトに固定され
    ていることを特徴とする分散機。
JP8048953A 1996-03-06 1996-03-06 分散機 Pending JPH09239250A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048953A JPH09239250A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 分散機
US08/812,842 US5853132A (en) 1996-03-06 1997-03-06 Dispersing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048953A JPH09239250A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 分散機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09239250A true JPH09239250A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12817649

Family Applications (1)

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JP8048953A Pending JPH09239250A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 分散機

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JP (1) JPH09239250A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136762A (en) * 1977-04-29 1978-11-29 Buehler Ag Geb Ball mill of high stirring performance
JPS55155529U (ja) * 1979-04-23 1980-11-08
JPH06170199A (ja) * 1992-12-04 1994-06-21 Hitachi Powdered Metals Co Ltd アルカリ性スラリーの分散方法および分散用ボールミル
JPH0739925U (ja) * 1993-12-27 1995-07-18 明青エンジニアリング株式会社 羽 根

Patent Citations (4)

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