JPH09232919A - ラッチ回路およびフリップフロップ回路 - Google Patents

ラッチ回路およびフリップフロップ回路

Info

Publication number
JPH09232919A
JPH09232919A JP8060259A JP6025996A JPH09232919A JP H09232919 A JPH09232919 A JP H09232919A JP 8060259 A JP8060259 A JP 8060259A JP 6025996 A JP6025996 A JP 6025996A JP H09232919 A JPH09232919 A JP H09232919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
circuit
latch circuit
output
flip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8060259A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nogawa
正史 野河
Yusuke Otomo
祐輔 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8060259A priority Critical patent/JPH09232919A/ja
Publication of JPH09232919A publication Critical patent/JPH09232919A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小数トランジスタで構成でき、反転クロック
が不要で、クロック負荷が小さいラッチ回路を実現す
る。 【解決手段】 トランスミッションゲートとして機能す
るP型トランジスタMP11、MP12のドレインを、
クロスカップル接続されデータ保持を行なうN型トラン
ジスタMN11、MN12のドレインに各々接続し、そ
のMN11、MN12のソースを低電位電源P0に接続
し、MP11、MP12のソースを入力データ端子D、
反転入力データ端子DNとし、ドレインを出力データ端
子Q、反転出力データ端子QNとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果トランジ
スタ(以下、単にトランジスタという。)集積回路にお
いて、状態あるいはデータの保持を行なう回路に係り、
特にトランジスタ数が少なく、低消費電力を実現し、か
つ反転クロックを不要としたラッチ回路およびフリップ
フロップ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のラッチ回路を示す。このラ
ッチ回路は、インバータIV01、IV02、IV0
3、IV0CK、および相補型トランスミッションゲー
トTG01、TG02から構成されている。ここで、イ
ンバータは、入力信号を反転して出力するものである。
【0003】また、相補型トランスミッションゲート
は、ゲート入力が「H」(高レベル電圧)のときソース
・ドレイン間が導通状態となり、「L」(低レベル電
圧)のとき遮断状態となるN型トランジスタと、ゲート
入力が「L」のときソース・ドレイン間が導通状態とな
り、「H」のとき遮断状態となるP型トランジスタを組
み合せたものである。つまり、P型トランジスタとN型
トランジスタのソース同士、ドレイン同士をそれぞれ共
通接続して、一方を入力側、他方を出力側としたもの
で、P型トランジスタのゲートとN型トランジスタのゲ
ートに逆相の信号を与え、このゲート信号により、入出
力間の導通/遮断を切り替えるものである。このトラン
スミッションゲートは、例えばN型トランジスタのゲー
トに「H」、P型トランジスタのゲートに「L」の信号
を与えると導通状態となり、逆にN型トランジスタのゲ
ートに「L」、P型トランジスタのゲートに「H」の信
号を与えると遮断状態となる。
【0004】従来のラッチ回路の回路構成は、図6に示
したように、入力データ端子D0と出力データ端子Q0
との間に、インバータIV01、トランスミッションゲ
ートTG01、インバータIV02を順次接続し、イン
バータIV02に対して、トランスミッションゲートT
G02を介してインバータIV03を逆並列接続したも
のである。トランスミッションゲートTG01、TG0
2のクロック端子CK0、反転クロック端子CKN0の
内の反転クロック端子CKN0に与えられるクロック
は、クロッツク端子CK0に入力したクロックを反転す
るインバータIV0CKによって作成される。
【0005】このラッチ回路の動作は次の通りである。
クロック端子CK0のクロックが「L」のとき、反転ク
ロック端子CKN0のクロックは「H」であり、このと
きラッチ回路の入口に相当するトランスミッションゲー
トTG01が導通状態であるので、入力データ端子D0
のデータの変化に応じて、出力データ端子Q0のデータ
も変化する。
【0006】クロック端子CK0のクロックが「L」か
ら「H」に立ち上がると、トランスミッションゲートT
G01が遮断状態、トランスミッションゲートTG02
が導通状態となって、クロック端子CK0のクロックが
「L」から「H」に立ち上がった瞬間の入力データ端子
D0のデータが、クロック端子CK0のクロックが
「H」の期間中、インバータIV02、IV03とトラ
ンスミッションゲートTG02によって保持され、出力
データ端子Q0に出力される。この期間中は、入力デー
タ端子D0のデータの変化は出力データ端子Q0に現れ
ない。
【0007】クロック端子CK0のクロックが「H」か
ら「L」に立ち下がると、再び、入力データ端子D0の
データの変化がそのまま出力データ端子Q0に出力され
るようになる。
【0008】図7は従来のマスタースレーブ型のD形フ
リップフロップ回路を示す図である。このフリップフロ
ップ回路は、原則的に前記図6に示したラッチ回路の2
個を直列に接続したものである。前段のマスター回路は
図6のラッチ回路と全く同様の構成であり、インバータ
IV01、IV02、IV03、トランスミッションゲ
ートTG01、TG02から構成される。このマスター
回路のデータ出力点をノードQM0とする。
【0009】後段のスレーブ回路は、インバータIV0
4、IV05、IV06、トランスミッションゲートT
G03、TG04から構成される。このスレーブ回路
は、ノードQM0と出力データ端子Q0との間に、トラ
ンスミッションゲートTG03、インバータIV04、
IV06を直列接続し、そのインバータIV04に対し
て、トランスミッションゲートTG04を介してインバ
ータIV05を逆並列接続したものである。マスター回
路とスレーブ回路では、トランスミッションゲートへ供
給するクロックの極性が逆になっている。
【0010】このマスタースレーブ回路の動作は次の通
りである。クロック端子CK0のクロックが「L」のと
き、反転クロック端子CKN0のクロックは「H」であ
り、マスター回路の入口に相当するトランスミッション
ゲートTG01は導通状態、スレーブ回路の入口に相当
するトランスミッションゲートTG03は遮断状態とな
る。このとき、マスター回路では入力データ端子D0の
データを取り込んでいて、入力データ端子D0のデータ
の変化に対応して、ノードQM0の信号も変化する。一
方、スレーブ回路では、1つ前のサイクルのデータをイ
ンバータIV04、IV05、およびトランスミッショ
ンゲートTG04で保持し、出力データ端子Q0に出力
する。
【0011】ここで、クロック端子CK0が「L」から
「H」に立ち上がると、マスター回路の入口が閉じると
同時に、スレーブ回路の入口が開いて、マスター回路の
データがスレーブ回路に取り込まれ、出力データ端子Q
0のデータが更新される。よって、クロックの立ち上が
り時の入力データ端子D0のデータが、出力データ端子
Q0に出力されることになる。このとき、出力データの
保持は、マスター回路のインバータIV01、IV0
3、およびトランスミッションゲートTG02で行なわ
れる。
【0012】次いで、クロック端子CK0が「H」から
「L」に立ち下がると、再び、マスター回路の入口が開
くと同時に、スレーブ回路の入口が閉じる。マスター回
路では、入力データ端子D0から新たなデータを取り込
み、ノードQM0のデータを更新する。スレーブ回路で
は、クロック端子CK0のクロックが「L」に変化する
直前までマスター回路で保持していたデータを、インバ
ータIV04、IV05、トランスミッションゲートT
G04で保持する。よって、クロックが「H」から
「L」に変化したときは、出力データ端子Q0のデータ
は変化しない。
【0013】以上のように、このマスタースレーブ型の
D形フリップフロップ回路は、クロックが「L」から
「H」に立ち上がる瞬間の入力データ端子D0のデータ
が、クロックの次の立ち上がりまで保持され、出力され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラッチ回路およびフリップフロップ回路は、トランジス
タ数が多いという欠点がある。図6に示したラッチ回路
の場合、インバータで2個、相補型トランスミッション
ゲートで2個のトランジスタが必要であるので、合計で
12個のトランジスタを必要とする。図7に示したフリ
ップフロップ回路では、22個のトランジスタが必要と
なる。このフリップフロップでは、インバータIV0、
IV6が省略可能であるが、それでも18個のトランジ
スタが必要である。このようにトランジスタ数が多い
と、面積、消費電力ともに大きくなってしまう。
【0015】さらに、従来のラッチ回路およびフリップ
フロップ回路では、反転クロックを必要とするという欠
点がある。図6に示したラッチ回路では、クロックCK
0からインバータIV0CKによって、反転クロック端
子CK0Nに得られる反転クロックを作成している。一
般に、クロックは、1周期ごとに必ず、「L」→
「H」、「H」→「L」への変化を繰り返すので、デー
タの変化がほとんど無いときでも、インバータIV0C
Kで電力を消費してしまう。正相クロックと反転クロッ
クを共に供給し、インバータIV0CKを削除すること
も可能であるが、この場合、クロック用に2本の配線が
必要となるので、LSIチップ全体で考えると、面積が
大きくなり、且つ2本のクロック配線を駆動しなければ
ならないので、消費電力も大きくなる。クロックによる
消費電力は、LSIチップ全体の消費電力の半分以上を
占めることもあるので、駆動すべきクロック配線が2倍
になることによる消費電力増大の影響は深刻である。
【0016】また、従来のラッチ回路およびフリップフ
ロップ回路は、クロックの負荷(ファンイン数)が大き
いという欠点もある。クロック端子CK0のクロック
は、図6のラッチ回路では4個のトランジスタのゲート
を、図7のフリップフロップ回路では6個のトランジス
タのゲートをそれぞれ駆動しなければならない。クロッ
の負荷が大きいと、クロック遅延が増大してしまい、L
SIの動作周波数の低下につながる。クロック遅延の増
大を嫌って、クロックを駆動するバッファ回路の駆動力
を大きくすると、消費電力が大きくなってしまう。
【0017】本発明は以上のような欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、電界効果トランジスタ集積回路
において、少ないトランジスタ数で構成でき、反転クロ
ックを必要とせず、ロクック負荷が小さくなったラッチ
回路およびフリップフロップ回路を提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ソースに
入力データが入力され、ドレインから出力データ出力さ
れ、ゲートにクロックが入力される第1のP型電界効果
トランジスタと、ソースに反転入力データが入力され、
ドレインから反転出力データ出力され、ゲートに前記ク
ロックが入力される第2のP型電界効果トランジスタ
と、ソースが低電位電源に接続され、ドレインが前記第
1のP型電界効果トランジスタのドレインに接続され、
ゲートが前記第2のP型電界効果トランジスタのドレイ
ンに接続される第1のN型電界効果トランジスタと、ソ
ースが低電位電源に接続され、ドレインが前記第2のP
型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ゲート
が前記第1のP型電界効果トランジスタのドレインに接
続される第2のN型電界効果トランジスタと、を具備す
ることを特徴とするラッチ回路として構成した。
【0019】第2の発明は、ソースに入力データが入力
され、ドレインから出力データ出力され、ゲートにクロ
ックが入力される第1のN型電界効果トランジスタと、
ソースに反転入力データが入力され、ドレインから反転
出力データ出力され、ゲートに前記クロックが入力され
る第2のN型電界効果トランジスタと、ソースが高電位
電源に接続され、ドレインが前記第1のN型電界効果ト
ランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第2の
N型電界効果トランジスタのドレインに接続される第1
のP型電界効果トランジスタと、ソースが高電位電源に
接続され、ドレインが前記第2のN型電界効果トランジ
スタのドレインに接続され、ゲートが前記第1のN型電
界効果トランジスタのドレインに接続される第2のP型
電界効果トランジスタと、を具備することを特徴とする
ラッチ回路として構成した。
【0020】第3の発明は、第1の発明のラッチ回路の
出力および反転出力を、第2の発明のラッチ回路の入力
および反転入力にそれぞれ接続したことを特徴とするフ
リップフロップ回路として構成した。
【0021】第4の発明は、第2の発明のラッチ回路の
出力および反転出力を、第1の発明の入力および反転入
力にそれぞれ接続したことを特徴とするフリップフロッ
プ回路として構成した。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
のラッチ回路を示す図である。このラッチ回路は、第1
のP型トランジスタMP11、第2のP型トランジスタ
MP12、第1のN型トランジスタMN11、および第
2のN型トランジスタMN12から構成されている。
【0023】P型トランジスタMP11、MP12は、
ラッチ回路の入口を構成するトランスミッションゲート
として機能する。ラッチ回路の入力データ端子Dは、P
型トランジスタのMP11のソースに接続され、ラッチ
回路の反転入力データ端子DNはP型トランジスタMP
12のソースに接続される。
【0024】N型トランジスタMN11、MN12はデ
ータの保持を行なう。このN型トランジスタMN11、
MN12のソースは共に低電位電源P0(例えば、0.
0V)に接続される。N型トランジスタMN11のドレ
インはN型トランジスタMN12のゲートに接続され、
N型トランジスタMN12のドレインはN型トランジス
タMN11のゲートに接続される。すなわち、2個のN
型トランジスタMN11、MN12はクロスカップル接
続されている。さらに、N型トランジスタMN11のド
レインは、P型トランジスタMP11のドイレンに接続
され、ラッチ回路の出力データ端子Qとなる。一方、N
型トランジスタMN12のドレインは、P型トランジス
タMP12のドレインに接続され、ラッチ回路の反転出
力データ端子QNとなる。クロック端子CKは、P型ト
ランジスタMP11、MP12のゲートに接続される。
【0025】この図1に示したラッチ回路の動作は次の
通りである。クロック端子CKのクロックが「L」のと
き、ラッチ回路の入口にあたるP型トランジスタMP1
1、MP12は導通状態となる。よって、入力データ端
子Dと反転入力データ端子DNのデータの変化に応じ
て、出力データ端子Qと反転出力データ端子QNのデー
タも、それぞれ変化する。
【0026】クロック端子CKのクロックが「L」から
「H」に立ち上がると、P型トランジスタMP11、M
P12は遮断状態となる。クロック端子CKのクロック
が「H」の期間中は、クロック端子CKのクロックが
「L」から「H」に立ち上がった瞬間の入力データが、
N型トランジスタMN11、MN12によって保持され
て、出力データ端子Q、反転出力データ端子QNに出力
される。出力データ端子Q、または反転出力データ端子
QNのデータが「H」のときは、その出力データ端子
Q、反転出力データ端子QNに容量負荷が接続され、ク
ロックが高速な限り、問題なくその「H」のデータは保
持される。この期間中は、入力データ端子Dのデータ、
反転入力データ端子DNのデータの変化は、出力データ
端子Q、反転出力データ端子QNには現れない。
【0027】クロック端子CKのクロックが「H」から
「L」に立ち下がると、再び、入力データがそのまま出
力されるようになる。このように、クロックの立ち上が
り時の入力データを、クロックが「H」の期間中、保持
し出力する。
【0028】この図1に示したラッチ回路によれば、4
個のトランジスタで構成することができ、従来のラッチ
回路に比べてトランジスタ数を大幅に削減できる。よっ
て、面積、消費電力ともに削減できる。
【0029】また、ラッチ回路の入口にあたるトランス
ミッションゲートをP型トランジスタので構成している
ので、反転クロックが不要である。一般に、トランスミ
ッションゲートをP型トランジスタのみで構成すると、
「L」のデータがトランジスタの閾値電圧分だけ高く伝
達されてしまうが、図1に示したラッチ回路では、クロ
スカップル接続されたN型トランジスタMN11、MN
12によって「L」のデータが増幅されるので、全く問
題はない。これに対し、従来のラッチ回路では、例えば
図6に示したラッチ回路の入口のトランスミッションゲ
ートTG01をP型トランジスタのみで構成すると、イ
ンバータIV02の入力には、「L」のデータが閾値電
圧分だけ高く伝達されてしまうので、インバータIV0
2に貫通電流が流れてしまうという問題が発生する。
【0030】このように、図1に示したラッチ回路で
は、反転クロックを必要としない構成なので、従来の技
術では必要であった反転クロックを発生するインバータ
(図6のIV0CK)が不要となる。よって、データの
変化が少ないときは、ラッチ回路で消費される電力はた
いへん小さくなる。
【0031】さらに、図1に示したラッチ回路によれ
ば、クロックで制御されるトランジスタ数が2個に過ぎ
ない。これは、従来のラッチ回路(図6)の場合の4個
の1/2である。よって、クロックを駆動するバッファ
の駆動力を小さく設定できるので、クロックバッファに
おける消費電力を削減できる。逆に、従来のラッチ回路
に用いたときと同じ駆動力のクロックバッファを用いれ
ば、高速にクロックを駆動できる。
【0032】[第2の実施の形態]図2は本発明の第2
の実施の形態のラッチ回路を示す図である。このラッチ
回路は、第1のN型トランジスタNM21、第2のN型
トランジスタMN22、第1のP型トランジスタMP2
1、および第2のP型トランジスタMP22から構成さ
れている。
【0033】この図2に示したラッチ回路は、前記した
図1に示したラッチ回路のP型トランジスタMP11、
MP12をN型トランジスタMN21、MN22に置換
し、N型トランジスタMN11、MN12をP型トラン
ジスタMP21、MP22に置換し、低電位電源P0を
高電位電源P1(例えば2.0Vなど、電源電圧に等し
い電圧)に置換したものである。すなわち、ラッチ回路
の入口にあたるトランスミッションゲートは、N型トラ
ンジスタMN21、MN22で構成され、データの保持
はクロスカップル接続されたP型トランジスタMP2
1、MP22で行なわれる。
【0034】このラッチ回路の動作は次の通りである。
ラッチ回路入口にあたるN型トランジスタNMN21、
MN22は、クロック端子CKのクロックが「L」のと
き遮断状態、「H」のとき導通状態となる。よって、図
1のラッチ回路とは逆に、クロック端子CKのクロック
が「H」の期間中は、入力データ端子D、反転入力デー
タ端DNのデータの変化がそのまま出力データ端子Q、
反転出力データ端子QNにそれぞれ現れ、クロック端子
CKのクロックが「L」の期間中は、クロック端子CK
のクロックが「H」から「L」に立ち下がった瞬間の入
力データを、P型トランジスタMP21、MP22で保
持し、出力データ端子Q、反転出力データ端子QNに出
力する。この期間中、入力データ端子Dのデータ、反転
入力データ端子DNのデータの変化は、出力データ端子
Q、反転出力データ端子QNには現れない。
【0035】この第2の実施の形態のラッチ回路におい
ても、前述した第1の実施の形態のラッチ回路と同様の
作用効果が得られる。すなわち、このラッチ回路でも、
4個のトランジスタで構成しているので、従来のラッチ
回路に比べてトランジスタ数を大幅に削減できる。
【0036】また、トランスミッションゲートをN型の
トランジスタのみで構成しているので、反転クロックが
不要でありる。一般に、N型のトランジスタのみでトラ
ンスミッションゲートを構成すると、「H」のデータが
トランジスタの閾値電圧分だけ低くなって伝達されてし
まうが、図2に示したラッチ回路では、クロスカップル
接続されたP型トランジスタMP21、MP22によっ
て、「H」のデータが増幅されるので、全く問題ない。
さらに、クロックで制御されるトランジスタ数も、図1
に示したラッチ回路と同様に、2個にすぎない。
【0037】図1に示したラッチ回路と図2に示したラ
ッチ回路とは、その動作が相補の関係にあり、クロック
が「H」の期間中にデータの保持を行なうときは、図1
のラッチ回路を、クロックが「L」の期間中にデータの
保持を行なうときは、図2のラッチ回路を用いれば良
い。
【0038】[第3の実施の形態]図3は本発明の第3
の実施の形態のマスタースレーブ型のD形フリップフロ
ップ回路を示す図である。このフリップフロップ回路
は、図1に示したラッチ回路を前段のマスター回路と
し、図2に示したラッチ回路を後段のスレーブ回路とし
たものである。図1のラッチ回路の出力データ端子Q、
反転出力データ端子QNを、それぞれノードQM、ノー
ドQMNとして、図2のラッチ回路の入力データ端子
D、反転入力データ端子DNに接続すると、図3に示す
フリップフロップ回路となる。
【0039】このフリップフロップ回路の動作は次の通
りである。クロック端子CKのクロックが「L」のとき
は、マスター回路の入口にあたるP型トランジスタMP
11、MP12は導通状態、スレーブ回路の入口にあた
るN型トランジスタMN21、MN22は遮断状態とな
る。このとき、マスター回路では入力データ端子Dのデ
ータ、反転入力データ端子DNのデータ取り込んでい
て、入力データの変化に対応してノードQM、QMNも
変化する。スレーブ回路では、1つ前のサイクルのデー
タを保持し、出力データ端子Q、反転出力データ端子Q
Nに出力する。
【0040】クロック端子CKのクロックが「L」から
「H」に立ち上がると、マスター回路の入口のP型トラ
ンジスタMP11、MP12は遮断状態、スレーブ回路
の入口のN型トランジスタMN21、MN22は導通状
態となる。すなわち、マスター回路の入口が閉じると同
時にスレーブ回路の入口が開いて、マスター回路のデー
タをスレーブ回路に取り込み、出力データ端子Q、反転
出力データ端子QNのデータを更新する。よって、クロ
ックが立ち上がった瞬間の入力データ端子D、反転入力
データ端子DNのデータが、出力データ端子Q、反転出
力データ端子QNに出力されることになる。
【0041】次いで、クロック端子CKのクロックが
「H」から「L」に立ち下がると、再び、マスター回路
の入口のP型トランジスタMP11、MP12が導通状
態、スレーブ回路の入口のN型トランジスタMN21、
MN22が遮断状態となる。すなわち、マスター回路の
入口が開くと同時にスレーブ回路の入口が閉じて、マス
ター回路では新たな入力データ端子Dのデータ、反転入
力データ端子DNのデータを取り込み、スレーブ回路で
はクロック端子CKのクロックが「H」の期間中保持し
ていたデータを保持し続ける。
【0042】このように、クロックが「L」から「H」
に立ち上がる瞬間の入力データを、クロックの次の立ち
上がりまで保持し、出力するマスタースレーブ型のD形
フリップフロップ回路として動作する。
【0043】この図3に示したフリップフロップ回路に
おいても、前述した図1、図2に示したラッチ回路と同
様の作用効果が得られる。このフリップフロップ回路
は、8個のトランジスタで構成でき、図7に示した従来
のフリップフロップ回路の22個のトランジスタ数に対
して、大幅にトランジスタ数を削減できる。図7のフリ
ップフロップ回路ではインバータIV01、IV06を
省略しても18個のトランジスタが必要であるので、こ
れと比べても、10個のトランジスタ数を削減できる。
【0044】また、この図3に示したフリップフロップ
回路においても、マスター回路の入口のトランスミッシ
ョンゲートはP型トランジスタのみで、スレーブ回路の
入口のトランスミッションゲートはN型トランジスタの
みで構成しているので、反転クロックが不要である。P
型トランジスタのみで、あるいはN型トランジスタので
構成されたトランスミッションゲートにおいては、伝達
されるデータの振幅がトランジスタの閾値電圧分だけ小
さくなるという問題は、図1、図2のラッチ回路での説
明と同様に、クロックカップル接続されたトランジスタ
によって解決される。よって、この図3に示したフリッ
プフロップ回路においても、反転クロックを作るインバ
ータが不要であり、消費電力を削減できる。
【0045】さらに、この図3のフリップフロップ回路
において、クロック端子CKに接続されるトランジスタ
数は4個にすぎず、図7に示した従来のフリップフロッ
プ回路の場合の6個に比べて2/3で済む。よって、図
3のフリップフロップ回路を用いれば、クロックを駆動
するバッファの駆動力を小さく設定しても、従来のフリ
ップフロップ回路を用いた場合と同じ速度で駆動でき、
バッファの駆動力を同じに設定すれば、従来に比べて高
速に駆動できる。
【0046】[第4の実施の形態]図4は本発明の第4
の実施の形態のマスタースレーブ型のD形フリップフロ
ップ回路を示す図である。このフリップフロップ回路
は、図3に示したフリップフロップ回路にインバータI
V11、IV12、IN13を追加して、入力と出力を
それぞれ、入力データ端子D、出力データ端子Qの1本
にしたものである。
【0047】入力データ端子DはインバータIV11の
入力に接続され、このインバータIV11の出力はイン
バータIV12の入力とP型トランジスタMP11のソ
ースに接続され、そのインバータIV12の出力は、P
型トランジスタMP12のソースに接続される。また、
インバータIV13の入力はP型トランジスタMP21
のドレインに接続され、出力はフリップフロップ回路の
出力データ端子Qとなる。その他、P型トランジスタM
P11、MP12、MNP21、MP22、N型トラン
ジスタMN11、MN12、MN21、MN22の接続
は、図3に示したフリップフロップ回路と同じである。
【0048】この図4に示したフリップフロップ回路に
おいても、トランジスタ数は14個で済み、図7に示し
た従来のフリップフロップ回路に比べて少ないトランジ
スタ数で構成できる。また、反転クロックが不要あるこ
と、およびクロックで制御されるトランジスタ数が4個
であることも、図3に示したフリップフロップ回路と同
様である。
【0049】ここで、図4に示したフリップフロップ回
路と図7に示した従来のフリップフロップ回路の消費電
力を、回路シミュレーションにより比べると、次のよう
になる。0.25μmCMOSプロセスを対象として、
電源電圧2V、出力データ端子の負荷をファンアウト
3、クロック周波数250MHzの条件でシミュレーシ
ョンを行なった。データ変化率100%、すなわち、
「H」→「L」→「H」→「L」と毎回データが変化す
るときには、消費電力が従来例では450μW、本発明
の図4の回路では320μWであった。つまり、本発明
の図4の回路は、従来例の71%しか電力を消費しな
い。これは、従来例に比べてトランジスタ数が少なく、
かつクロック反転用のインバータが不要であることの効
果である。
【0050】データ変化率50%、すなわち、2回に1
回データが変化するときは、従来例では280μW、本
発明の図4の回路で160μWであった。つまり、デー
タの変化率が50%になると、本発明の図4の回路の消
費電力は、従来例の57%で済むようになる。このよう
に、データの変化率が小さくなると、本発明ではクロッ
ク反転用のインバータが無い分、従来例の回路に比べて
ますます少ない割合の消費電力で動作するようになる。
また、この結果は、反転クロックを不要とした代わり
に、反転データを必要とする本発明において、図4に示
す回路のように反転データを作るインバータを追加して
も、クロックに比べてデータの変化率が小さいので、消
費電力を従来例に比べて小さくできることを示してい
る。
【0051】[第5の実施の形態]図5は本発明の第5
の実施の形態のマスタースレーブ型のD型フリップフロ
ップ回路を示す図である。このフリップフロップ回路
は、図2のラッチ回路をマスター回路とし、図1のラッ
チ回路をスレーブ回路としたマスタースレーブ型のもの
である。すなわち、図2のラッチ回路の出力データ端子
Q、反転出力データ端子QNを、それぞれノードQM、
QMNとして、これを図1のラッチ回路の入力データ端
子D、反転入力データ端子DNに接続したものである。
つまり、この図5のフリップフロップ回路は、図3に示
したフリップフロップ回路における図1のラッチ回路
と、図2のラッチ回路を入れ替えたものである。
【0052】このフリップフロップ回路の動作は、次の
通りである。クロック端子CKのクロックが「H」のと
き、マスター回路の入口が開き、スレーブ回路の入口が
閉じる。また「L」のとき、マスター回路の入口が閉
じ、スレーブ回路の入口が閉じる。つまり、図3に示し
たフリップフロップ回路に対して、クロックによる動作
が逆になっている。よって、図3のフリップフロップ回
路ではクロック端子CKのクロックが「L」から「H」
に立ち上がる瞬間のデータをクロックの次の立ち上がり
まで保持し出力するが、図5のフリップフロップ回路で
は、クロック端子CKのクロックが「H」から「L」に
立ち下がる瞬間のデータをクロックの次の立ち下がりま
で保持し出力する。
【0053】この図5に示すフリップフロップ回路にお
いても、これを構成するトランジスタ数は8個で済み、
反転クロックは不要であり、かつクロックで制御される
トランジスタ数は4個で済むという、図3に示したフリ
ップフロップ回路と同様の作用効果がある。
【0054】図3に示したフリップフロップ回路と図5
に示したフリップフロップ回路とは、その動作に相補関
係があり、クロックの立ち上がりに同期して出力データ
の更新を行なうときは、図3のフリップフロップ回路
を、立ち下りに同期して出力データの更新を行なうとき
は、図5のフリップフロップ回路を用いれば良い。
【0055】[その他の実施の形態]以上、第1から第
5の実施の形態について述べたが、本発明の技術思想に
従う回路は、他にもさまざまな例が可能である。例え
ば、図4のフリップフロップ回路のように、インバータ
を付加して入力データ端子と出力データ端子の一方、あ
るいは両方を1本とすることは、図3のフリップフロッ
プ回路に対してだけでなく、図1、図2に示したラッチ
回路、図5に示したフリップフロップ回路に対しても可
能である。また、図3、図4、図5のフリップフロップ
回路はD形のものであるが、出力データの反転信号を入
力データにフィードバックするよう構成することで容易
にT形フリップフロップ回路を実現でき、またNAND
等のゲートを数個付加することでJ−K形フリップフロ
ップ回路への拡張も簡単にできる。そして、上記すべて
の例においても、少ないトランジスタ数で構成でき、反
転クロックが不要で、クロックの負荷が少なくて済むと
いう本発明の特徴を備えている。
【0056】
【発明の効果】以上から本発明によれば、データの保持
をクロスカップル接続した2個のトランジスタで行なう
ので、従来技術に比べて、少ないトランジスタ数でラッ
チ回路やフリップフロップ回路を構成でき、面積、消費
電力ともに小さくできる。
【0057】また、相補型のトランスミッションゲート
を用いず、P型トランジスタによるトランスミッション
ゲートやN型トランジスタによるトランスミッションゲ
ートの利用で、反転クロックを不要としているので、従
来技術で必要であった反転クロックを作るためのインバ
ータが不要となり、消費電力を削減できる。クロックは
常に「H」と「L」の変化を繰り返し、そのたびに従来
技術では反転クロックを作るインバータで電力を消費す
るので、本発明の効果はデータの変化率が小さいほど大
きくなる。
【0058】さらに、本発明においては、クロックで制
御されるトランジスタ数が従来技術に比べて少ないの
で、クロックを駆動するバッファ回路の駆動力を小さく
設定しても、遅れなく同じ速度でクロックを駆動するこ
とができる。よって、本発明によるラッチ回路、フリッ
プフロップ回路を用いることにより、クロックバッファ
における消費電力を抑えることができる。逆に、同じ駆
動力のクロックバッファを用いれば、従来技術に比べて
高速にクロックを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のラッチ回路の回
路図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態のラッチ回路の回
路図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態のマスタースレー
ブ型のD形フリップフロップ回路の回路図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態のマスタースレー
ブ型のD形フリップフロップ回路の回路図である。
【図5】 本発明の第5の実施の形態のマスタースレー
ブ型のD形フリップフロップ回路の回路図である。
【図6】 従来のラッチ回路の回路図である。
【図7】 従来のマスタースレーブ型のD形フリップフ
ロップ回路の回路図である。
【符号の説明】
MP11、MP12:P型トランジスタによるトランス
ミッションゲート MN11、MN12:クロスカップル接続されたN型ト
ランジスタ MN21、MN22:N型トランジスタによるトランス
ミッションゲート MP21、MP22:クロスカップル接続されたP型ト
ランジスタ IV01〜IV06、IV11〜IV13、IV0C
K:インバータ TG01〜TG04:相補型トランスミッションゲート D、D0:入力データ端子 DN:反転入力データ端子 Q、Q0:出力データ端子 QN:反転出力データ端子 CK、CK0:クロック端子 CKN0:反転クロック端子 P0:低電位電源 P1:高電位電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースに入力データが入力され、ドレイン
    から出力データ出力され、ゲートにクロックが入力され
    る第1のP型電界効果トランジスタと、 ソースに反転入力データが入力され、ドレインから反転
    出力データ出力され、ゲートに前記クロックが入力され
    る第2のP型電界効果トランジスタと、 ソースが低電位電源に接続され、ドレインが前記第1の
    P型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ゲー
    トが前記第2のP型電界効果トランジスタのドレインに
    接続される第1のN型電界効果トランジスタと、 ソースが低電位電源に接続され、ドレインが前記第2の
    P型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ゲー
    トが前記第1のP型電界効果トランジスタのドレインに
    接続される第2のN型電界効果トランジスタと、 を具備することを特徴とするラッチ回路。
  2. 【請求項2】ソースに入力データが入力され、ドレイン
    から出力データ出力され、ゲートにクロックが入力され
    る第1のN型電界効果トランジスタと、 ソースに反転入力データが入力され、ドレインから反転
    出力データ出力され、ゲートに前記クロックが入力され
    る第2のN型電界効果トランジスタと、 ソースが高電位電源に接続され、ドレインが前記第1の
    N型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ゲー
    トが前記第2のN型電界効果トランジスタのドレインに
    接続される第1のP型電界効果トランジスタと、 ソースが高電位電源に接続され、ドレインが前記第2の
    N型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ゲー
    トが前記第1のN型電界効果トランジスタのドレインに
    接続される第2のP型電界効果トランジスタと、 を具備することを特徴とするラッチ回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のラッチ回路の出力および
    反転出力を、請求項2に記載のラッチ回路の入力および
    反転入力にそれぞれ接続したことを特徴とするフリップ
    フロップ回路。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のラッチ回路の出力および
    反転出力を、請求項1に記載のラッチ回路の入力および
    反転入力にそれぞれ接続したことを特徴とするフリップ
    フロップ回路。
JP8060259A 1996-02-23 1996-02-23 ラッチ回路およびフリップフロップ回路 Withdrawn JPH09232919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8060259A JPH09232919A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ラッチ回路およびフリップフロップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8060259A JPH09232919A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ラッチ回路およびフリップフロップ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09232919A true JPH09232919A (ja) 1997-09-05

Family

ID=13136996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8060259A Withdrawn JPH09232919A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ラッチ回路およびフリップフロップ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09232919A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029828A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Toshiba Corp 半導体集積回路
JP2014075785A (ja) * 2012-09-11 2014-04-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd フリップフロップ回路および半導体装置
JP2014147074A (ja) * 2007-10-31 2014-08-14 Qualcomm Incorporated ラッチ構造及びラッチを用いる自己調整パルス生成器
US9564881B2 (en) 2015-05-22 2017-02-07 Qualcomm Incorporated Area-efficient metal-programmable pulse latch design
US9979394B2 (en) 2016-02-16 2018-05-22 Qualcomm Incorporated Pulse-generator

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014147074A (ja) * 2007-10-31 2014-08-14 Qualcomm Incorporated ラッチ構造及びラッチを用いる自己調整パルス生成器
JP2011029828A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Toshiba Corp 半導体集積回路
US8519743B2 (en) 2009-07-23 2013-08-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit
US9106225B2 (en) 2009-07-23 2015-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit
JP2014075785A (ja) * 2012-09-11 2014-04-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd フリップフロップ回路および半導体装置
US9564881B2 (en) 2015-05-22 2017-02-07 Qualcomm Incorporated Area-efficient metal-programmable pulse latch design
US9979394B2 (en) 2016-02-16 2018-05-22 Qualcomm Incorporated Pulse-generator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4845675A (en) High-speed data latch with zero data hold time
US6121807A (en) Single phase edge-triggered dual-rail dynamic flip-flop
JP2621993B2 (ja) フリップフロップ回路
US20010050583A1 (en) High speed latch and flip-flop
KR100246194B1 (ko) 고속동작 디 플립플롭
WO2001009900A2 (en) High speed latch and flip-flop
JP3653170B2 (ja) ラッチ回路およびフリップフロップ回路
US6937173B2 (en) Serializer and method of serializing parallel data into serial data stream
US5880613A (en) Logic storing circuit and logic circuit
US6573775B2 (en) Integrated circuit flip-flops that utilize master and slave latched sense amplifiers
JPS6250916A (ja) 最小遅延高速バスドライバ
JPH10190416A (ja) フリップフロップ回路
US4621208A (en) CMOS output buffer
JP2004064557A (ja) フリップフロップ回路およびシフトレジスタ
JPH09312553A (ja) 論理回路
JPH09232919A (ja) ラッチ回路およびフリップフロップ回路
JPH06197006A (ja) 同期式論理回路
JP3928938B2 (ja) 電圧変換回路および半導体装置
US6252449B1 (en) Clock distribution circuit in an integrated circuit
US20210328579A1 (en) Semiconductor device for controlling voltage at an input node of a circuit during a low power mode
JP2005184774A (ja) レベルシフト回路
JP2786463B2 (ja) フリップフロップ回路
US6172527B1 (en) Output circuit capable of reducing feedthrough current
JP2569750B2 (ja) 同期型ドライバ回路
KR100275955B1 (ko) 고속동작 디 플립플롭

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506