JPH09230794A - 磁着表示板 - Google Patents

磁着表示板

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JPH09230794A
JPH09230794A JP8742696A JP8742696A JPH09230794A JP H09230794 A JPH09230794 A JP H09230794A JP 8742696 A JP8742696 A JP 8742696A JP 8742696 A JP8742696 A JP 8742696A JP H09230794 A JPH09230794 A JP H09230794A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet body
display plate
magnet sheet
magnetic
peripheral edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP8742696A
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English (en)
Inventor
Yoshi Ogikubo
好 荻久保
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MAGUETSUKUSU KK
Original Assignee
MAGUETSUKUSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多方向からの視認性に優れるとともに被着物
から容易に剥離することのない優れた磁着力を発揮する
使い易い磁着表示板を提供する。 【解決手段】 可撓性を有する磁石シート体2に対し表
示板3を立設状態で固定するに際し、磁石シート体2と
表示板3との固着部4上端、すなわち表示板3の取付部
3aの上端3bと磁石シート体2の上端縁2aとの間に
余域部5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチール等の磁性
体面に着脱自在に磁着させて使用する表示板に係り、特
に多方向からの視認性に優れるとともに被着物から容易
に剥離することのない優れた磁着力を発揮する使い易い
磁着表示板に関する。
【0002】
【従来の技術】磁性粉を混入した合成樹脂シートに対し
N極とS極とを細かな帯状に交互に着磁した、所謂異方
性磁石からなる可撓性を有するマグネットシートは、好
適な磁着力を有し扱い易いことから各種用途に使用され
ている。そのひとつとして、マグネットシートの表面に
各種表示を印刷形成し、例えば工場内の機械装置やエレ
ベータの修理中・点検中の表示、倉庫内における製品棚
の表示、オフィス内における各種表示、店舗等における
案内表示等として用いられる磁着表示板の需要が考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した磁着表
示板は、マグネットシート表面に表示を形成する平板状
の表示体であることから、正面からは良く見えるものの
斜め或いは横方向からは見えにくく、この磁着表示板を
表示目的に用いるには視認性の悪さを余儀なくされる。
【0004】これに対し、斜め及び横方向からの視認性
を向上すべく、図16に示す如く、マグネットシート1
1の表面に表示板12を立設させた略T字形状の磁着表
示板13が考えられるが、この磁着表示板13は表示板
12の荷重が常に下方向にかかることから、マグネット
シート11はその上端縁から捲れて剥離し易く、実用的
ではなかった。
【0005】そこで、本発明の磁着表示板にあっては、
多方向からの視認性に優れるとともに被着物から容易に
剥離することのない優れた磁着力を発揮する使い易い磁
着表示板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成すべ
く、本発明の磁着表示板は、可撓性を有する磁石シート
体に表示板を立設固定するとともに、この表示板におけ
る磁石シート体との固着部周縁と前記磁石シート体の外
周縁間には余域部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】または、中央部分を撓曲して二つ折り状に
折り畳み自在の可撓性を有する磁石シート体と、該磁石
シート体における撓曲する中央部分を対称軸とする対称
位置に両端を取付固定してなる山折れ状に折り畳み自在
な表示板とからなり、表示板における磁石シート体との
固着部周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部を
形成したことを特徴とするものである。
【0008】または、可撓性を有する磁石シート体に表
示板の基端部分を回動自在に軸支する係合部を固設する
とともに、この係合部における磁石シート体との固着部
周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部を形成し
たことを特徴とするものである。
【0009】また、磁石シート体と表示板との固着部の
一端を前記磁石シート体の端縁に近接させてもよい。
【0010】また、表示板の両面に反射シート、蛍光体
若しくは蓄光体を被着形成してもよい。
【0011】また、磁石シート体の周縁には磁着した磁
石シート体を剥離するための摘みを付設してもよい。
【0012】また、表示板には表示用のシート体を装着
自在とする差し込み部を形成してもよい。
【0013】また、表示板はホワイトボード等の消去可
能な材質からなるものとしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図2は、本発明の磁着表示
板の第1の実施例を示し、1は本発明の磁着表示板であ
り、この磁着表示板1は、N極とS極が細かな帯状に交
互に着磁されてなる可撓性を有する矩形の所謂マグネッ
トシートと称される磁石シート体2と、基端部分に取付
部3aを設けた合成樹脂材からなる略T字形状の表示板
3とから構成されている。表示板3の表面には、文字、
記号、図案等が表記されるように適宜な表示域を形成す
る。
【0015】そして、取付部3a裏面全体に接着剤を塗
布して固着部4を形成した表示板3を、磁石シート体2
面に対し立設状態で接着固定するのであるが、この際固
着部4周縁と磁石シート体2外周縁との間、特に磁石シ
ート体2の上端縁2aと固着部4との間に接着されない
余域部5を形成する。尚、磁石シート体2と表示板3と
の固着手段としては、接着剤に限られるものではなく、
溶着等他の固着手段を用いてもよいものである。また、
取付部3aを設けた表示板3の形状としては、上述した
略T字形状に限られるものではなく、取付部3aが表示
板3を磁石シート体2に固定するに足る充分な面積を備
えていれば良いものである。
【0016】図3は、スチール面に磁着した磁着表示板
1を剥離させるのに要する剥離力を測定するための実験
の説明図であり、ここで表示板3の先端に吊り下げる錘
の質量Fkgと、表示板3の取付部3aの上端3bから
磁石シート体2の上端縁2aでの距離、すなわち固着部
4上端と磁石シート体2上端縁2aとの間の余域部5の
幅径Lmmの関係を測定する。この実験において、磁石
シート体2としては、N極とS極が細かな帯状に交互に
着磁された可撓性を有するマグネットシートを縦120
mm、横170mm、厚さ0.7mmの寸法にしたもの
を用い、表示板3としては、縦90mm、横20mmの
取付部3aに縦90mm、横60mmのアクリル板をT
字形状に固定したものを用いる。そして、表示板3の取
付部3aの上端3bを磁石シート体2の上端縁2aから
30mm、下端縁2bから50mm離間して縦に接着剤
により全面的に固定する。
【0017】そして、この実験用の磁着表示板1を垂直
なスチール面に磁着させ、表示板3における取付部3a
から50mm離れた先端部分に徐々に重い錘を懸架して
ゆき、磁着表示板1がスチール面から剥離するときの錘
の質量を測定する。つぎに、磁石シート体2の上端縁2
aから表示板3の取付部3a上端3bまでの距離を30
mmから0mmまで徐々に短くして、すなわち磁石シー
ト体2の上部を徐々に切り取っていったときの、余域部
5の各幅径Lmmにおける磁石シート体2がスチール面
から剥離するときの表示板3に懸架した錘の質量Fkg
を測定する。その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】余域部5の幅径Lmmが30〜20mmの
場合には、表示板3に5kgの錘を懸架しても磁着表示
板1磁石シート体2は剥離することなく、堅固にスチー
ル面に磁着している。つぎに、余域部5の幅径Lmmが
10mmの場合には、3kgの錘で磁着表示板1は剥離
し、余域部5の幅径Lmmが5mmの場合には、0.7
kgの錘で磁着表示板1は剥離する。そして、余域部5
の幅径Lmmが0mm、すなわち表示板3の上端3bが
磁石シート体2上端縁2aに位置するときには、0.3
5kgの錘で磁着表示板1は剥離することとなる。
【0020】このように余域部5の幅径Lmmが10m
m以上となると質量Fkgが急激に増大する理由として
は、磁着表示板1の剥離力はスチール面に磁着する磁石
シート体2の表面積のみに依存しているのではなく、表
示板3に錘を懸架すると取付部3aの上端がスチール面
の前方方向に付勢されることにより、可撓性を有する磁
石シート体2における取付部3aの上端3bに相当する
部分がスチール面から剥離しようと膨出する結果、磁石
シート体2が吸盤作用を発揮して磁石シート体2本来の
磁着力以上の吸着力を発揮するためである。
【0021】すなわち、可撓性を有する磁石シート体2
が磁性体に磁着している状態にあっては、磁石シート体
2の端縁をその磁場による磁着力以上の力で捲り上げる
ように引っ張ると容易に磁着表示板1を剥離させること
ができるが、磁石シート体2の端縁から離れた中央部分
を引っ張ると磁石シート体2が膨出して吸盤作用を発揮
し、この磁石シート体による吸盤作用での吸着力と磁着
力との優れた相剰効果により容易に剥離することのない
強固な磁着状態を保持することがわかった。
【0022】図4は、本発明の磁着表示板の第2の実施
例を示し、この磁着表示板6は、第1の実施例と同様の
可撓性を有する磁石シート体7の一方面に、合成樹脂材
からなる山折れ状の表示板8を立設固定しているのであ
るが、磁石シート体7に対し表示板8の取付部8aを接
着剤等により固定する際、磁石シート体7と表示板8と
の固着部4上端と磁石シート体7の上端縁7aとの間に
接着剤が介在しない余域部5を形成している。この磁石
シート体7は、その厚さが1mm以下ときわめて薄く、
その中央部分の縦方向において二つ折り状に折り畳み自
在に撓曲される撓曲部7bが形成されている。
【0023】前記表示板8は、その中央部分に折曲自在
の折曲部8cが形成され、その取付部8a,8aは磁石
シート体7に接着される糊代としての機能を有し、磁石
シート体7の撓曲部7bを対称軸とする対称位置に固定
されている。このような構成からなる第2の実施例の磁
着表示板6にあっては、使用しない際には図5に示す如
く折り畳むことができ、これにより効率良く机や工具箱
等に収納することが可能となる。
【0024】図6〜図7は、本発明の磁着表示板の第3
の実施例を示し、この磁着表示板6にあっては、表示板
8の取付部8aの上端8bが磁石シート体7の上端縁7
aに重なっているが、取付部8aにおける接着剤が塗布
される固着部4を取付部8aの中央部分のみとすること
により、固着部4上端と磁石シート体7の上端縁7aと
の間に余域部5を形成している。これにより、第3の実
施例の磁着表示板6にあっても上述した第1の実施例及
び第2の実施例と同様に磁石シート体による吸盤作用を
発揮して強固に磁着保持するものである。
【0025】図8〜図9は、本発明の磁着表示板の第4
の実施例を示し、この磁着表示板6は、磁石シート体7
と表示板8との固着部4上端と磁石シート体7の上端縁
7aとの間に余域部5を形成するとともに、表示板8の
取付部8aの下端8dを磁石シート体7の下端縁7cに
合致させるか、若しくは下端縁7cのごく近傍に位置す
るように接着固定している。この場合の固着部4は、取
付部8aの裏面全体、若しくは図10に示す如く、取付
部8aの上部を除いた下方域とする。
【0026】このように、表示板8の取付部8aの下端
8d、すなわち固着部4下端を磁石シート体7の下端縁
7cに合致させるか、若しくは下端縁7cのごく近傍に
位置するように接着固定することで、磁着表示板6の表
示板8先端を上方向に押動付勢した場合に、磁石シート
体7は吸盤作用を発揮せずに下端縁7cから捲り上げら
れることから、スチール面に強固に磁着してなる磁着表
示板6であっても容易に剥離することが可能となる。
【0027】図11は、本発明の磁着表示板の第5の実
施例を示し、この磁着表示板6は、磁石シート体7の縦
幅径よりも表示板8の取付部8aの縦幅径が大径な場合
であるが、この場合にあっても上述した第4の実施例と
同様に、磁石シート体7と表示板8との固着部4上端と
磁石シート体7の上端縁7aとの間に余域部5を形成す
るとともに、固着部4下端を磁石シート体7の下端縁7
cに合致させるか、若しくは下端縁7cのごく近傍に位
置させるものである。このように、本発明の磁着表示板
が吸盤作用を発揮するのは、磁石シート体に対する表示
板の取付部の位置関係や大きさに依るものではなく、磁
石シート体に対する固着部の位置関係に依るものであ
る。
【0028】図12は、本発明の磁着表示板の第6の実
施例を示し、この磁着表示板1は、前述した実施例にお
ける磁石シート体2の表面に、アーチ状の係合受部9を
縦に2個並設するとともに、表示板3の基端部分には係
合受部9に対し回動自在に軸支される係合軸部10を縦
に2個並設している。係合受部9の中央部には凹段部9
aが形成されており、この凹段部9aに表示板3の係合
軸部10を係合させることで、表示板3は磁石シート体
2に対して直角位置に固定され、また表示板3の係合軸
部10を凹段部9aから持ち上げて離脱することで、表
示板3は係合受部9に対し回動自在でかつ着脱自在とな
る。尚、2個の係合受部9における磁石シート体2に対
する位置設定が手間を要することを考慮して、予め2個
の係合受部9を治具等を用いてシート状の背板に貼着さ
せておき、この係合受部9を貼着した背板を磁石シート
体2に付設することが好ましい。
【0029】図13は、本発明の磁着表示板の第7の実
施例を示し、この磁着表示板1にあっては、前述した実
施例における磁石シート体2(又は磁石シート体7)の
周縁に合成樹脂片等からなる摘み11を接着等により付
設している。この磁石シート体の周縁に付設された摘み
11を摘み上げることで、磁石シート体1は吸盤作用を
発揮せずに摘み11部分から捲り上げられることから、
スチール面に強固に磁着してなる磁着表示板1であって
も容易に剥離することが可能となる。この摘み11を付
設する位置としては、磁石シート体2の周縁であればど
こでもよく、また摘み11の形状も図13に示す平板状
に限ることなく、特に図示しないが手指で摘み易いよう
にリング状としてもよいものである。
【0030】図14は、本発明の磁着表示板の第8の実
施例を示し、この磁着表示板1は、表示板3そのものに
表示を施すのではなく、例えば適宜な表示を施した紙片
12を表示板3の上下に形成された凹溝からなる差し込
み部13に着脱自在に差し込むものである。このように
することで、磁着表示板1を取り替えることなく所望す
る内容の表示に直ちに変更することができる。尚、紙片
等を差し込む差し込み部13としては図示した凹溝に限
られることなく、表示板3を透明としこれに紙片等が挿
入し得るスリットを設けてもよいものである。また、特
に図示しないが、表示板3の材質としてホワイトボード
等を用い、この表面にフェルトペンにて各種表示を書
き、そしてイレーサで消す消去自在な構成としてもよ
い。
【0031】図15は、本発明の磁着表示板の使用状態
を示すもので、本発明の磁着表示板1,6はスチール等
の磁性体であれば垂直面のみならず、水平面や傾斜面等
あらゆる面に強固に磁着保持させることができる。
【0032】また、本発明の磁着表示板の用途のひとつ
としては、例えば夜間走行中の自動車が故障、事故等で
道路上に停車を余儀なくされた場合に自動車のボディー
に磁着させて用いる緊急表示板として用いることもでき
る。このような緊急表示板としては、表示板の両面に光
を良好に反射する反射シートや、それ自身が発光する蛍
光体若しくは蓄光体を被着形成した上で「事故車」、
「⇒」等の緊急状態を表わす表示を施すことにより夜間
における表示板の視認性を著しく向上させることができ
るものである。このような緊急状態を表わす磁着表示板
を自動車のボディー側面に磁着させることで、後方のみ
ならず前方から来る自動車も光を発する緊急表示を容易
に視認できることから、きわめて有効な緊急表示による
事故予防効果が得られるものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の磁着表示板
によれば、可撓性を有する磁石シート体に表示板を立設
固定するとともに、この表示板における磁石シート体と
の固着部周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部
を形成したことで、磁着面に対して表示板が立設して斜
め方向や横方向等多方向から表示板が見易くなって視認
性が向上するとともに、表示板が重力等で付勢されて
も、余域部の分だけ磁石シート体の内方に位置する固着
部が磁石シート体の内方部分を膨出させることで磁石シ
ート体が吸盤作用を発揮し、この磁石シート体による吸
盤作用での吸着力と磁着力との優れた相剰効果により磁
着表示板は強固な磁着状態を保持することができる。
【0034】または、中央部分を撓曲して二つ折り状に
折り畳み自在の可撓性を有する磁石シート体と、該磁石
シート体における撓曲する中央部分を対称軸とする対称
位置に両端を取付固定してなる山折れ状に折り畳み自在
な表示板とからなり、表示板における磁石シート体との
固着部周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部を
形成したことで、磁着面に対して表示板が立設して斜め
方向や横方向等多方向から表示板が見易くなって視認性
が向上し、さらに表示板が重力等で付勢されても、余域
部の分だけ磁石シート体の内方に位置する固着部が磁石
シート体の内方部分を膨出させることで磁石シート体が
吸盤作用を発揮し、この磁石シート体による吸盤作用で
の吸着力と磁着力との優れた相剰効果により磁着表示板
は強固な磁着状態を保持することができるとともに、磁
石シート体の撓曲部と表示板の折曲部を折り曲げること
で平板状となる収納効率に優れた磁着表示板が得られる
ものである。
【0035】または、可撓性を有する磁石シート体に表
示板の基端部分を回動自在に軸支する係合部を固設する
とともに、この係合部における磁石シート体との固着部
周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部を形成し
たことで、表示性に優れた表示板が重力等で付勢されて
も、余域部の分だけ磁石シート体の内方に位置する固着
部が磁石シート体の内方部分を膨出させることで磁石シ
ート体が吸盤作用を発揮し、この磁石シート体による吸
盤作用での吸着力と磁着力との優れた相剰効果により磁
着表示板は強固な磁着状態を保持することができるとと
もに、表示板を回動させ磁石シート体に重ねることで平
板状となり、これにより収納効率に優れた磁着表示板が
得られる。
【0036】また、磁石シート体と表示板との固着部の
一端を前記磁石シート体の端縁に近接させた場合には、
磁石シート体の端縁に近接した固着部の一端を下方向に
位置させることで、重力等の下方向への付勢に対しては
強固に磁着保持するものの、磁着表示板の表示板先端を
上方向に押動付勢した場合には、磁石シート体の下端縁
は吸盤作用を発揮せずに捲り上げられることから、スチ
ール面等に強固に磁着してなる磁着表示板を容易に剥離
することが可能となる。
【0037】また、表示板の表面には反射シート、蛍光
体若しくは蓄光体を被着形成した場合には、夜間に故
障、事故等で道路上に停車を余儀なくされた自動車のボ
ディー側面にこの磁着表示板を磁着させることで、後方
のみならず前方から来る自動車も光を発する表示を容易
に視認できることから、きわめて有効な緊急表示による
事故予防効果が得られるものである。
【0038】また、磁石シート体の周縁には磁着した磁
石シート体を剥離するための摘みを付設した場合には、
磁石シート体の周縁に付設された摘みを摘み上げること
で、磁石シート体は吸盤作用を発揮せずに摘み部分から
捲り上げられることから、スチール面に強固に磁着して
なる磁着表示板1であっても容易に剥離することが可能
となる。
【0039】また、表示板には表示用のシート体を装着
自在とする差し込み部を形成した場合には、1つの磁着
表示板でも表示用のシート体を取り替えるだけで所望す
る多くの内容の表示に対応することができる。
【0040】また、表示板をホワイトボード等の消去可
能な材質から構成した場合には、フェルトペンを使用し
て所望する表示内容を表示板に適宜に描くことができ、
またそれをイレーサで消して描き直すことも可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁着表示板の第1の実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明の磁着表示板の第1の実施例を示す側面
図である。
【図3】本発明の磁着表示板における剥離力の測定実験
の説明図である。
【図4】本発明の磁着表示板の第2の実施例を示す斜視
図である。
【図5】図4の磁着表示板を撓曲した状態を示す斜視図
である。
【図6】本発明の磁着表示板の第3の実施例を示す斜視
図である。
【図7】本発明の磁着表示板の第3の実施例を示す側面
図である。
【図8】本発明の磁着表示板の第4の実施例を示す斜視
図である。
【図9】本発明の磁着表示板の第4の実施例を示す側面
図である。
【図10】本発明の磁着表示板の第4の実施例を示す側
面図である。
【図11】本発明の磁着表示板の第4の実施例を示す側
面図である。
【図12】本発明の磁着表示板の第6の実施例を示す斜
視図である。
【図13】本発明の磁着表示板の第7の実施例を示す斜
視図である。
【図14】本発明の磁着表示板の第8の実施例を示す側
面図である。
【図15】本発明の磁着表示板の使用状態を示す説明図
である。
【図16】従来の磁着表示板を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 磁着表示板 2 磁着シート体 2a 上端縁 3 表示板 3a 取付部 3b 上端 4 固着部 5 余域部 6 磁着表示板 7 磁着シート体 7a 上端縁 7b 撓曲部 7c 下端縁 8 表示板 8a 取付部 8b 上端 8c 折曲部 8d 下端 9 係合受部 10 係合軸部 11 摘み 12 紙片 13 差し込み部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する磁石シート体に表示板を
    立設固定するとともに、この表示板における磁石シート
    体との固着部周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余
    域部を形成したことを特徴とする磁着表示板。
  2. 【請求項2】 中央部分を撓曲して二つ折り状に折り畳
    み自在の可撓性を有する磁石シート体と、該磁石シート
    体における撓曲する中央部分を対称軸とする対称位置に
    両端を取付固定してなる山折れ状に折り畳み自在な表示
    板とからなり、表示板における磁石シート体との固着部
    周縁と前記磁石シート体の外周縁間には余域部を形成し
    たことを特徴とする磁着表示板。
  3. 【請求項3】 可撓性を有する磁石シート体に表示板の
    基端部分を回動自在に軸支する係合部を固設するととも
    に、この係合部における磁石シート体との固着部周縁と
    前記磁石シート体の外周縁間には余域部を形成したこと
    を特徴とする磁着表示板。
  4. 【請求項4】 磁石シート体と表示板との固着部の一端
    を前記磁石シート体の端縁に近接させてなることを特徴
    とする請求項1又は2記載の磁着表示板。
  5. 【請求項5】 表示板の両面には反射シート、蛍光体若
    しくは蓄光体を被着形成してなることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の磁着表示板。
  6. 【請求項6】 磁石シート体の周縁には磁着した磁石シ
    ート体を剥離するための摘みを付設したことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の磁着表示板。
  7. 【請求項7】 表示板には表示用のシート体を装着自在
    とする差し込み部を形成したことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の磁着表示板。
  8. 【請求項8】 表示板はホワイトボード等の消去可能な
    材質からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の磁着表示板。
JP8742696A 1995-12-21 1996-03-15 磁着表示板 Pending JPH09230794A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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