JPH09230749A - 不要潜像形成防止装置 - Google Patents

不要潜像形成防止装置

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JPH09230749A
JPH09230749A JP8058207A JP5820796A JPH09230749A JP H09230749 A JPH09230749 A JP H09230749A JP 8058207 A JP8058207 A JP 8058207A JP 5820796 A JP5820796 A JP 5820796A JP H09230749 A JPH09230749 A JP H09230749A
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JP
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latent image
paper
laser beam
photoconductor
conveyance
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JP8058207A
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Takashi Kurihara
孝 栗原
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良く搬送用紙の形状情報を取得し、感光
体の有効画像領域外に潜像が形成されるのを防止するこ
とのできる不要潜像形成防止装置を提供すること。 【解決手段】 レーザ発生器17、18から出力された
露光走査用レーザ光および搬送用紙形状検出用レーザ光
は、共にポリゴンミラー19に当り、走査される。露光
走査用レーザ光は屈折レンズ20を経て感光体6に当
り、該感光体6上に潜像を形成する。一方、搬送用紙形
状検出用レーザ光は屈折レンズ20を経て平面鏡21に
当り、所定の角度で反射され、集光レンズ24を経てセ
ンサ25に入射する。搬送用紙23が搬送路を通ると、
前記搬送用紙形状検出用レーザ光は該搬送用紙23によ
って遮られ、センサ25に入射しなくなる。センサ25
の出力信号を図示されていない変調器制御手段に導くこ
とにより、感光体の有効画像領域外に潜像が形成される
のを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は不要潜像形成防止
装置に関し、特にプリンタ、ファクシミリ、デジタル複
合機等の画像形成装置において、搬送用紙形状の情報を
利用して感光体上の有効画像領域外に潜像が形成される
のを防止する不要潜像形成防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザビームプリンタにおいて
は、感光体の有効画像領域外に余分な潜像が形成される
ため、該有効画像領域外に余分なトナーが付着する。こ
の結果、転写や静電分離の効率が下がり、ジャムの発生
や濃度むらの発生の原因となっていた。また、感光体の
劣化を早め、クリーニング部に負荷をかけてクリーニン
グ効果を早期に薄れさせると共に、トナー回収ボトルの
回収サイクルを短くさせる原因にもなっていた。従来、
感光体に有効画像領域外で余分な潜像が形成されるため
に発生する余分なトナーを除去する方法として、特開昭
60−48664号公報、特開昭60−48665号公
報、特開昭60−48666号公報等にあるように、記
録装置に搬送用紙の紙サイズを検知する手段を設け、記
録情報発生部からの画像情報信号を遮断し、有効画像領
域外で余分な潜像が形成されないようにしている。これ
らの公知技術では、副走査方向の用紙サイズを検知する
機構として、搬送路途中にセンサを設け、用紙が該セン
サを通過する時間によって用紙サイズを検出する方式を
採用している。一方、主走査方向の用紙サイズを検知す
る機構としては、用紙トレイのガイドを用紙に合わせる
ことにより用紙サイズを検知する機構を設けることによ
り、用紙サイズを検出する方式を採用している。
【0003】また、潜像の領域を全て正確に搬送用紙に
転写するために次のような工夫をしている。主走査方向
については、用紙の搬送方向にサイドガイドを設け、こ
れに搬送用紙を押しつけ、ローラでニップして、用紙が
一定の場所を通過するようにしている。感光体の潜像に
対しては、レーザスキャン開始を検知するSOSセンサ
を設け、その検知信号を基準としある一定の時間又は距
離を経た後、レーザによる書き込みを開始することで、
位置の調整を行っている。副走査方向については、レジ
ストローラが、感光体の潜像とタイミングが合うよう
に、用紙の送り出しを行っている。
【0004】上記のようにして、有効画像領域内の潜像
が全て転写できるように、搬送用紙を潜像に合わせてい
るが、搬送用紙が斜行したり、搬送用紙の角が折れてい
たりした場合、データが一部欠損してしまう。この対策
として、斜行検知装置があり、異常として復帰の動作を
行い再プリントを実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、ファイル用の孔あき用紙の場合、用紙サイズを検
出して記録情報発生部からの画像情報信号を遮断して
も、孔あき部分を遮断することはできない。また、用紙
トレイのガイドを用紙に合わせることにより用紙サイズ
を検知する機構の場合、検知が多少不正確でも、事前に
A系列、B系列等の定型用紙を使用することが前提なら
ば正確に用紙サイズを知ることができるが、ユーザが使
用する任意の用紙サイズでは、検知に誤差が生じ、正確
に用紙サイズを知ることができない。この問題を解消し
ようとすると、用紙トレイのガイドの機構が複雑にな
り、コストも上がり、実使用に耐えないものとなってし
まう。また、用紙サイズの主走査方向および副走査方向
の情報をもとにして、記録情報発生部からの画像情報信
号を遮断するタイミングを制御することは、従来例でも
わかるようにその制御が大変複雑になり、ハード資源も
沢山必要になる。
【0006】また、搬送用紙と潜像を合わせるため、搬
送用紙が感光体上を通過する場所を一定になるようにサ
イドガイドを設けこれに搬送用紙を押しつける工夫がさ
れているが、搬送用紙のはね返り等により全ての搬送用
紙が必ずしも一定の場所を通過するとは限らない。この
結果として、搬送用紙が一定の場所であってかつ一定の
タイミングで感光体上を通過せずに、多少ずれると、潜
像が正しい搬送用紙の位置に転写されず、また、用紙の
外枠近辺の潜像トナーが搬送用紙に転写されず余分なト
ナーとして残り、前述のような不具合を発生させるとい
う問題が生ずる。
【0007】また、重要なデータをプリントする場合、
必ず全てのデータがプリントされなければならず、デー
タが欠損した場合には、修復不可能になってしまう。例
えば、転写時に搬送用紙の領域外に潜像がある場合は、
転写されずデータが一部欠損又は全て消えてしまう。こ
のデータがオンラインで送られてくるデータであると、
データの復帰ができない。特に、搬送用紙の先端が折れ
ていたり、レジストタイミング制御がうまくいかず、潜
像に比べて搬送用紙が遅れた場合には、本来用紙のある
べき領域に潜像があるのに用紙がないので転写ができな
い。
【0008】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去するために、精度良く搬送用紙の形状情報を
取得し、感光体の有効画像領域外に潜像が形成されるの
を防止することのできる不要潜像形成防止装置を提供す
ることにある。他の目的は、簡単な構成でかつ安価に作
成することができる不要潜像形成防止装置を提供するこ
とにある。さらに他の目的は、搬送用紙の搬送のタイミ
ングが潜像の形成のタイミングに比べて遅れた場合に、
異常を検知して、印刷を再度やり直すことのできる不要
潜像形成防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、搬送用紙の形状を検出するために、
無変調のレーザ光を出力する搬送用紙形状検出用レーザ
発生器と、該搬送用紙形状検出用レーザ発生器から出力
されたレーザ光を、感光体に潜像を作るための露光用レ
ーザ光と同時に走査する走査手段と、該走査手段によっ
て走査された搬送用紙形状検出用レーザ光を、前記感光
体に関し、搬送用紙の搬送方向の上流側で、かつ搬送路
の後方に設けられたセンサに導くレーザ光誘導手段と、
前記センサが搬送用紙形状検出用レーザ光を検知してい
る時には、前記感光体上に潜像を作らないように前記露
光用レーザ光を制御する変調器制御手段とを設け、前記
感光体上の潜像が露光位置から感光体が回転して搬送用
紙に転写する位置まで移動する時間と、前記搬送用紙形
状検出用レーザ光が搬送用紙に当った位置から、該搬送
用紙上の位置が感光体から転写される位置まで移動する
時間が等しくなるようにした点に、第1の特徴がある。
【0010】また、本発明は、前記感光体上の潜像が露
光位置から感光体が回転して搬送用紙に転写する位置ま
で移動する時間と、前記搬送用紙形状検出用レーザ光が
搬送用紙に当った位置から、該搬送用紙上の位置が感光
体から転写される位置まで移動する時間が異なる時に、
その時間差を補償する時間差補正手段を、前記変調器制
御手段に設けた点に第2の特徴がある。また、本発明
は、1個のレーザ発生器と、該レーザ発生器から出力さ
れたレーザ光を二つの平行なレーザ光に分割する分光器
と、一方のレーザ光の通路に配置された変調器とを具備
し、該変調器に前記変調器制御手段からの信号を印加し
て前記露光用レーザ光とすると共に、他方のレーザ光を
搬送用紙形状検出用レーザ光とした点に第3の特徴があ
る。さらに、本発明は、前記センサの搬送用紙形状検出
信号と、画像情報信号とを論理処理することにより、搬
送用紙に転写される領域外に潜像が形成される状態とな
った場合に、異常信号を出力する異常信号発生手段と、
該異常信号発生手段から出力された異常信号が入力する
と、印字動作を禁止すると共に印字データを保持するよ
うにするプリンタコントロール部とを具備した点に第4
の特徴がある。
【0011】本発明の第1の特徴によれば、搬送用紙の
形状を精度良く検出することができ、かつ検出した搬送
用紙の形状を露光用レーザ光の変調に反映することがで
きるので、感光体上の搬送用紙に転写される領域外に潜
像が形成されるのを確実に防止することができる。ま
た、第2の特徴によれば、感光体上に形成された潜像の
転写位置と、搬送用紙の該転写位置への到達時間を調整
することができるから、画像形成装置の各部品の配置の
設計を容易にすることができる。第3の特徴によれば、
レーザ発生器を一個にすることができ、コストの低減を
図ることができる。また、第4の特徴によれば、何らか
の間違いで搬送用紙の有効画像領域外に潜像が形成され
る事態になった場合に、これを事前に検知することがで
きる。このため、搬送用紙の有効画像領域外に潜像が形
成されそうになった時には、印刷動作を一時禁止し、こ
れを再度やり直すことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施形態の搬送用紙形状検知装置を搭載したレーザプリン
タの概略構成を示す。電子写真方式を用いた画像形成装
置の本体には、カット紙が収納可能な給紙カセット2が
備えられ、フィードロール3、センサ25、集光レンズ
24、レジストロール5、レーザ書込み装置8、感光体
6、現像装置9、転写ロール10、定着装置12、排出
トレイ14、エンジンコントロール部15およびプリン
タコントロール部16から構成されている。前記集光レ
ンズ24、センサ25は、後述の説明から明らかなよう
に、本発明の要部を構成している。
【0013】前記フィードロール3は、給紙カセット2
にセットされている用紙を送り出すのに使用される。セ
ンサ25は、用紙形状検出走査のためのレーザ光を検知
するのに使用され、レーザ光を受光するとその出力はロ
ーレベルになり、受光していない時はハイレベルになっ
ている。集光レンズ24は、検出走査のためのレーザ光
をセンサ25に集める働きをする。プリンタコントロー
ル部16は、外部との入出力のインタフェイスおよびプ
リンタの制御をする。該プリンタコントロール部16の
中には記録情報発生部があり、これは画像情報信号を発
生する。エンジンコントロール部15は、各プロセス、
メカ関係の制御をする。レジストロール5は、感光体上
の潜像と搬送用紙を重ね合わせるために紙送りタイミン
グを調整する。レーザ書込み装置8は、露光のためのレ
ーザ発生器、変調器、ポリゴンミラー、屈折レンズ、反
射鏡から構成され、レーザ光を走査線にする働きをして
いる。
【0014】以下に、本実施形態の具体的構成と動作を
順を追って説明する。給紙カセット2の用紙は、フィー
ドロール3によって送り出され、ターンロール4によっ
てレジストロール5に送られる。レジストロール5は、
転写ロール10にて感光体上の潜像が搬送用紙の所望の
位置に重なるようにタイミングをはかり、搬送用紙を送
り出す。レーザ書込み装置8は、露光走査のための画像
情報信号により変調されたレーザ光と、用紙形状検出走
査のための変調を加えられないレーザ光を走査させる。
ポリゴンミラー19にて走査された用紙形状検出走査の
ためのレーザ光は常に点灯しており、反射鏡によって反
射され、集光レンズ24によって集光されてセンサ25
に入射する。レーザ光を受けている時は、センサ25は
ローレベルの信号を出力する。一方、搬送用紙が該レー
ザ光を遮ると、センサ25はハイレベルの信号を出力す
る。この信号を変調制御回路に送り、画像情報信号とア
ンドを取ることによって、有効画像領域外での潜像禁止
を実現する。詳細は、図4と図5で説明する。
【0015】一方、露光走査のためのレーザ光は、感光
体6に照射して潜像を作り、該潜像は現像機9にて現像
される。レジストロール5でレジスト合わせされた搬送
用紙は、感光体6上の現像された像と重なり、転写ロー
ル10にて圧力、または電気作用により転写される。転
写された像は、定着装置12にて圧力と熱を加えられる
ことにより、搬送用紙に定着する。その後、搬送用紙
は、排出トレイ14に排出され、積載する。
【0016】図2は、露光走査のためのレーザ光と同期
の取れた用紙形状走査のためのレーザ光が搬送用紙上を
走査する具体例を示す。図示した機構は、変調制御信号
/LDON(ここに、「/」は負の信号が有効であるこ
とを示している。以下でも同様である。)を印加され
て、変調されたレーザ光を発生する。露光用レーザ発生
器17、搬送用紙の形状検出用レーザ発生器18、SO
S(Start Of Scan)センサ27、EOS(End Of Scan)
センサ28、ポリゴンミラー19、屈折レンズ20、平
面鏡21、集光レンズ24、光センサ25から構成され
ている。
【0017】露光用レーザ発生器17より出た変調レー
ザ光はポリゴンミラー19に当たる。ポリゴンミラー1
9により走査されたレーザ光がSOSセンサ27に当た
ると、該SOSセンサ27はこれを検知してプリンタコ
ントロール部16に信号を送り、走査の開始を通知す
る。一方、EOSセンサ28に前記走査されたレーザ光
が当たると、該EOSセンサはこれを検知して、プリン
タコントロール部16に信号を送り、走査の終了を通知
する。なお、露光用レーザ光は、SOSセンサ27、E
OSセンサ28にレーザ光が常に当たるように、発光タ
イミングを制御されている。詳細は、図4にて説明す
る。ポリゴンミラー19で反射されたレーザ光は屈折レ
ンズ20を介して感光体6に至り、これを露光して潜像
を作る。
【0018】次に、搬送用紙の形状検出走査のためのレ
ーザ光は、ポリゴンミラー19に向けて搬送用紙形状検
出用レーザ発生器18より出力され、ポリゴンミラー1
9に当たる。ポリゴンミラー19により走査されたレー
ザ光は、屈折レンズ20を介して平面鏡21に当たり、
方向を変えられて集光レンズ24に到達する。集光レン
ズ24に到達したレーザ光は、センサ25に集められ
る。センサ25の出力信号は、レーザ光が当たった時ロ
ーレベルとなり、外れた時ハイレベルの信号となる。そ
の信号は、変調制御回路に伝えられる。搬送用紙が平面
鏡21と集光レンズ24の間を通過する時レーザ光を遮
るので、センサ25の信号はハイレベルになる。
【0019】図4は、前記露光用レーザ発生器17に印
加される変調制御信号を作る変調制御回路の回路図を示
す。図中の/VDOは、画像情報信号を表す。/LDO
Nは変調制御信号であり、ローレベルの時露光用レーザ
発生器17はレーザ光を出力する。レーザ光が感光体6
に当たると、電荷が移動し、感光体上にトナーが乗る。
センサ25からの用紙有り、無しの、ハイレベル、ロー
レベルの信号を比較器26で正規化する。この信号を反
転した上で、/VDOと論理積(負論理)を取り、制御
信号/LDONを生成する。用紙が無い時は、レーザの
点灯を禁止して、潜像を作らないようにする。
【0020】図5に図4の動作のタイミングを示す。図
示されているように、センサ25の出力がハイレベルの
時、すなわち用紙ありの時には、画像情報信号/VDO
を反映した制御信号/LDONが出力される。逆に、用
紙なしの時には、常に制御信号/LDONはハイレベル
の信号を出力し、露光用レーザ発生器17のレーザの点
灯を禁止する。
【0021】図3は、露光走査のためのレーザ光と搬送
用紙の形状検出走査のためのレーザ光の位置関係を示す
図である。T1 は、露光走査のためのレーザ光が感光ド
ラム6に照射して当たる地点から転写位置まで軌道上を
移動する時間を表す。T2 は、用紙形状検出走査のため
のレーザ光が搬送用紙上に当たる地点から転写位置まで
の搬送時間を表す。用紙形状検出走査のためのレーザ光
をもとに搬送用紙の形状を認識し、有効画像領域外で余
分な画像情報信号を遮断するためには、少なくとも、T
1 ≦T2 の関係が必要である。本発明の実施例では、T
1 =T2 の関係にある。
【0022】さて、搬送用紙に孔があった場合の動作を
説明する。搬送用紙に孔があいていると、その部分でセ
ンサ25にレーザ光が入射する。このため、該孔の部分
は用紙なしと判定され、図4の制御信号/LDONはハ
イレベルとなり、露光用レーザ発生器17からはレーザ
光が出力されない。この結果、露光走査のためのレーザ
光は該孔の部分で感光体6に潜像を作らず、ファイル用
の孔あき用紙に対しても、効果を奏することができる。
【0023】図6は、変調制御回路に時間遅延手段34
を付加した図を示す。T1 <T2 の関係の時は、センサ
25の出力信号を画像情報信号とアンドをとる前に、T
2 とT1 の差分だけ時間遅延手段34により遅らせる。
例えば、ある地点で搬送用紙を検知してから(T2 −T
1 )後に、この地点から搬送用紙上に転写する潜像を作
るための変調を制御する。このようにすれば、センサ2
5の検知信号と感光ドラム6上での潜像の作成の有無と
を同期させることができる。
【0024】図7は、本発明において、レーザ発生器を
一つにした場合を示す。前記の実施形態では、レーザ発
生器を二個使用して搬送用紙の検出走査用と露光走査用
に分けていたが、本実施形態は、該レーザ発生器を一つ
にしたものである。この実施形態では、レーザ発生器2
8と変調器29との間に分光器を入れている。レーザ発
生器28は無変調のレーザ光を発生する。該レーザ光は
分光器35にて2本のビームら分離され、一方のビーム
は反射板21aを経て変調器29に入る。この変調器2
9は前記変調制御回路から制御信号/LDONを受け
て、前記無変調のレーザ光を変調する。変調されたレー
ザ光は、感光体19に当たり潜像を形成する。一方、反
射板21bで反射されたビームは、前記センサ25に導
かれる。この実施形態においても、前記した実施形態と
同様に、感光体上の有効画像領域外に余分な潜像が形成
されるのを防止するという効果を得ることができる。
【0025】図8は搬送用紙の転写領域外に潜像ができ
る場合、これを異常としてプリンタコントロール部16
に知らせる回路図を示し、図9は該回路図の信号のタイ
ミングチャートを示す。センサ25の出力がローレベル
の時、搬送用紙の検出走査用レーザ光は、搬送用紙がな
いことを示している。同時に、露光走査用のレーザ光
は、搬送用紙に転写される領域外を露光している。この
時、図9に示されているように、記録情報発生部から供
給される潜像を作るための画像情報信号/VDOがロー
レベルになると、センサ出力と画像情報信号/VDOの
論理積(負論理)出力はローレベルとなる。このローレ
ベルの信号は異常発生を知らせる信号/ERRになる。
【0026】この信号をプリンタコントロール部16の
CPUポートに入力したり、またCPU割込みに使用し
たりすることにより、プリンタコントロール部16が異
常を表示したり、プリンタを止めたり、異常プリント紙
を排出し、再度同じデータをプリントしたりする動作を
させることができる。この結果、搬送用紙の先端が折れ
ていたり、レジストタイミング制御がうまくいかず、潜
像に比べて搬送用紙が遅れたりして、データが用紙上に
プリントされない事態になった時に、事前にこの異常を
検知し、プリント動作をやり直すことにより、該データ
を失うことなくリカバリすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、露光走査のためのレーザ光と同期の取れたレ
ーザ光によって、搬送用紙上をレーザ走査して搬送用紙
の形状を検知し、その検知した情報と、記録情報発生部
からの画像情報信号とでレーザ秘利を変調し、変調した
レーザ光で感光体上を露光し潜像を作成するようにして
いるため、搬送用紙に転写する領域以外の潜像は、記録
情報発生部からの画像情報信号によって遮断され、有効
画像領域外で余分な潜像が形成されるのを防ぐことがで
きる。したがって、画像形成装置において、感光体に有
効画像領域外に余分な潜像が形成されるのを、簡単な構
成で防止することができるようになる。また、感光体の
有効画像領域外に余分トナーが付着することにより発生
する次のような不具合、すなわち、転写や静電分離の効
率が下がること、ジャムの発生や濃度むらの発生の原因
となり感光体の劣化が早まること、またクリーニング部
に負荷がかかり、クリーニング効果も早期に薄れ、トナ
ー回収ボトルの回収サイクルも短くなること等の不具合
を防止することができる。
【0028】また、センサからの信号を時間補正する手
段を設けたことにより、プリンタ内部の部品配置の制約
のため、感光体上の潜像が、露光位置から感光体が回転
して、搬送用紙に転写する位置まで移動する時間より搬
送用紙の形状を走査しているレーザ光が搬送用紙に当た
った位置から、その搬送用紙上の位置が感光体から転写
される位置まで移動する時間の方が長くなるように、前
記鏡、集光レンズおよびセンサが配置された場合でも、
前記効果を期待することができる。
【0029】また、感光体に潜像を作るための露光用レ
ーザ発生器と搬送用紙の形状を検出するための搬送用紙
検出用レーザ発生器の二つのレーザ発生器を一つのレー
ザ発生器で使用できるようにしたことにより、その分コ
ストが下がり、部品点数が減ったことにより、故障率も
低くなる。
【0030】また、搬送用紙の転写領域以外に潜像がで
きる場合の異常検知手段を設けたことにより、重要なデ
ータをプリントする時、搬送用紙に全てのデータが転写
できない場合は、異常として、プリントを中止して、異
常プリント用紙を排出し、再度プリントを実行するの
で、データが一部欠損または全て消えてしまうことがな
くなる。よって、必ず重要なデータはプリントすること
ができ、装置の信頼性を高めることができる。
【0031】特に、搬送用紙の先端が折れたり、レジス
トタイミング制御がうまくいかず、潜像に比べて搬送用
紙が遅れた場合は、潜像が、本来用紙があるべき領域に
あるのに用紙がないので転写できない。しかし、露光走
査用のレーザ光が先端用紙折れを検知して、なおかつ、
そこにプリントデータが存在する時には、異常を事前に
検知して、プリント動作をやり直すことによりプリント
のリガバリができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される装置の一例であるレーザ
ビームプリンタの概略構成を示す図である。
【図2】 レーザ光走査手段の一構成例を示す図であ
る。
【図3】 感光体に形成された潜像を用紙に転写する装
置の構成を示す図である。
【図4】 変調器制御手段の一構成例を示す回路図であ
る。
【図5】 前記変調器制御手段の要部の信号のタイミン
グチャートである。
【図6】 本発明の第2実施形態の変調器制御手段の一
構成例を示す回路図である。
【図7】 本発明の第3実施形態の構成を示す説明図で
ある。
【図8】 本発明の第4実施形態の異常信号発生手段の
一構成例を示す回路図である。
【図9】 前記異常信号発生手段の要部の信号のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…レーザビームプリンタ本体、2…給紙カセット、3
…フィードロール、4…ターンロール、5…レジストロ
ール、6…感光体、7…帯電ロール、8…レーザ書込み
装置、9…現像装置、10…転写ロール、11…クリー
ニング装置、12…定着装置、13…排出ロール、14
…排紙トレイ、15…エンジンコントロール部、16…
プリンタコントロール部、17…露光用レーザ発生器、
18…搬送用紙検出用レーザ発生器、19…ポリゴンミ
ラー、20…屈折レンズ、21、21a、21b…平面
鏡、22…感光体、23…搬送用紙、24…集光レン
ズ、25…フォトセンサ、26…転写ロール、27…S
OSセンサ、28…EOSセンサ、29…変調器、34
…時間遅延回路、35…分光器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用紙の形状を検知し、感光体の有効
    画像領域外に潜像が形成されるのを防止する不要潜像形
    成防止装置において、 搬送用紙の形状を検出するために、無変調のレーザ光を
    出力する搬送用紙形状検出用レーザ発生器と、 該搬送用紙形状検出用レーザ発生器から出力されたレー
    ザ光を、感光体に潜像を作るための露光用レーザ光と同
    時に走査する走査手段と、 該走査手段によって走査された搬送用紙形状検出用レー
    ザ光を、前記感光体に関し、搬送用紙の搬送方向の上流
    側で、かつ搬送路の後方に設けられたセンサに導くレー
    ザ光誘導手段と、 前記センサが搬送用紙形状検出用レーザ光を検知してい
    る時には、前記感光体上に潜像を作らないように前記露
    光用レーザ光を制御する変調器制御手段とを設け、 前記感光体上の潜像が露光位置から感光体が回転して搬
    送用紙に転写する位置まで移動する時間と、前記搬送用
    紙形状検出用レーザ光が搬送用紙に当った位置から、該
    搬送用紙上の位置が感光体から転写される位置まで移動
    する時間が等しくなるようにしたことを特徴とする不要
    潜像形成防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不要潜像形成防止装置に
    おいて、 前記感光体上の潜像が露光位置から感光体が回転して搬
    送用紙に転写する位置まで移動する時間と、前記搬送用
    紙形状検出用レーザ光が搬送用紙に当った位置から、該
    搬送用紙上の位置が感光体から転写される位置まで移動
    する時間が異なる時に、その時間差を補償する時間差補
    正手段を、前記変調器制御手段に設けたことを特徴とす
    る不要潜像形成防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の不要潜像形成防止装置に
    おいて、 1個のレーザ発生器と、該レーザ発生器から出力された
    レーザ光を二つの平行なレーザ光に分割する分光器と、
    一方のレーザ光の通路に配置された変調器とを具備し、 該変調器に前記変調器制御手段からの信号を印加して前
    記露光用レーザ光とすると共に、他方のレーザ光を搬送
    用紙形状検出用レーザ光としたことを特徴とする不要潜
    像形成防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の不要潜像形成防止装置に
    おいて、 前記センサの搬送用紙形状検出信号と、画像情報信号と
    を論理処理することにより、搬送用紙に転写される領域
    外に潜像が形成される状態となった場合に、異常信号を
    出力する異常信号発生手段と、 該異常信号発生手段から出力された異常信号が入力する
    と、印字動作を禁止すると共に印字データを保持するよ
    うにするプリンタコントロール部とを具備したことを特
    徴とする不要潜像形成防止装置。
JP8058207A 1996-02-22 1996-02-22 不要潜像形成防止装置 Pending JPH09230749A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105277143A (zh) * 2014-06-13 2016-01-27 中兴通讯股份有限公司 一种测量面积的装置和方法

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CN105277143A (zh) * 2014-06-13 2016-01-27 中兴通讯股份有限公司 一种测量面积的装置和方法
CN105277143B (zh) * 2014-06-13 2019-04-12 中兴通讯股份有限公司 一种测量面积的装置和方法

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