JPH09230027A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH09230027A
JPH09230027A JP8067254A JP6725496A JPH09230027A JP H09230027 A JPH09230027 A JP H09230027A JP 8067254 A JP8067254 A JP 8067254A JP 6725496 A JP6725496 A JP 6725496A JP H09230027 A JPH09230027 A JP H09230027A
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pulse
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distance
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JP8067254A
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Inventor
Masahiro Onishi
雅弘 大西
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速の信号処理や演算を必要とせず、回路構
成が簡単で、消費電力も抑制されるレーダ装置を提供す
る。 【解決手段】 パルス信号送出部11は、4μ秒間隔で
一定の送出パルスを空間に放射する。物標による反射光
が反射パルス信号受信部12で検知されてノイズ成分を
含む受信信号が形成される。積分回路14は、反射パル
ス信号受信部12で形成された受信信号を、送出パルス
ごとに、50mの距離検出範囲に相当する長い位相区間
Δtで積分してノイズ成分を平均化し、コンデンサC1
に物標までの距離に対応した端子電圧を発生させる。コ
ンパレータ15は、この端子電圧を所定のしきい値VR
に比較し、しきい値を越えていれば警報部17を起動し
てブザー音を発生させる。運転者は、このブザー音を通
じて物標の異常な接近を即時に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波、光、超音波
等の送出パルスを空間に放射し、送出パルスの物標によ
る反射信号を検知するレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光等の送出パルスを車両の前方空
間に放射して、先行車両等による送出パルスの反射信号
を受信し、ノイズ成分を含む受信信号を処理して物標ま
での距離を計測する車両用レーダ装置が開発されてい
る。このような車両用レーダ装置の例が特開平7−07
2237号公報に示される。ここでは、送出パルスに同
期した複数の位相位置で受信信号の振幅を検知して多数
の送出パルスにまたがる加算または積分を行うことによ
り、複数の位相位置のそれぞれにおける反射信号の振幅
データを抽出する。そして、抽出された振幅データを補
間処理して反射信号のピーク位置が特定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−07223
7号公報に示される受信信号の処理では、送出パルスの
長さよりも短い間隔で設定した複数の位相位置で受信信
号を検知するから、送出パルスの周波数を増すと、極め
て高速の信号処理が必要となる。例えば、250kHz
(4μ秒の間隔)で送出パルスを送出して16個の位相
位置で受信信号を読み取る場合、クロック周波数や回路
基板上の信号処理速度は数10MHzにも達する。従っ
て、従来のレーダ装置に比較すれば回路構成は簡単であ
るが、依然として複数の高速素子や大型の回路基板が必
要であり、結果的にレーダ装置のさらなる小型化や低価
格化が妨げられる。また、高速処理に起因して回路の消
費電力が大きく、素子の放熱構造がかさばる等の問題も
ある。
【0004】本発明は、特開平7−072237号公報
に示される処理ほどには高速の処理を必要とせず、回路
構成がさらに簡単で、消費電力も抑制されるレーダ装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、間隔
を置いて継続的に送出パルスを空間に送出するパルス信
号送出手段と、前記送出パルスの物標による反射信号を
検知して受信信号を形成する反射パルス信号受信手段と
を有するレーダ装置において、前記送出パルスに同期し
て所定の距離範囲に相当する1個の位相区間で前記受信
信号を複数の送出パルスにまたがって積分して、前記反
射信号の全体の振幅を反映した積分出力を形成する積分
手段と、前記積分出力を所定のしきい値と比較して前記
所定の距離範囲における物標距離を判定する比較判定手
段とを有するものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の構成におけ
る比較判定手段が、前記所定のしきい値を複数個有し、
複数個のしきい値の中から1つを選択して前記積分出力
と比較するものである。
【0007】請求項3の発明は、間隔を置いて継続的に
送出パルスを空間に送出するパルス信号送出手段と、前
記送出パルスの物標による反射信号を検知して受信信号
を形成する反射パルス信号受信手段とを有するレーダ装
置において、所定の距離範囲に相当する前記送出パルス
に同期した1個の位相区間で、前記受信信号を複数の送
出パルスにまたがって積分して、前記反射信号の全体の
振幅を反映した積分出力を形成する積分手段と、前記積
分出力のレベルに対応して連続的に変化する出力を形成
して操作者に報知する判定報知手段とを有するものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1のレーダ装置では、所定の距離範囲で
物標が移動しても反射信号の全体が確実に捕捉されるよ
うな比較的に長い期間について、積分手段が受信信号を
積分するから、高い周波数で振幅が変化するノイズ成分
が相殺される。また、多数の送出パルスにまたがってこ
の積分を繰り返すから、振幅が送出パルスと無関係に変
化するノイズ成分も相殺される。この結果、反射信号の
全体の振幅(エネルギー)に対応した積分出力の上乗せ
成分が抽出される。そして、同じ送出パルスに対する反
射信号の振幅は、物標までの距離の4乗に逆比例して大
きく変化するから、積分出力の値から物標までの距離を
1対1に特定できる。
【0009】積分出力が比較されるしきい値は、積分が
実行される所定距離の範囲に設定された距離の基準値に
対応する。比較結果は、物標が基準値の手前か遠方かの
区別を表わす。1つのしきい値によれば、所定の距離範
囲で2段階の判定が行われる。基準値よりも手前に物標
が存在すれば積分出力がしきい値を越え、基準値よりも
遠方に物標が存在すれば積分出力がしきい値に満たな
い。そして、しきい値に満たなかった積分出力が新たに
しきい値を越える場合、基準値を割り込んで物標が接近
している。逆に、しきい値を越えていた積分出力が新た
にしきい値を割り込む場合、基準値を越えて物標が遠ざ
かっている。
【0010】請求項2のレーダ装置では、2以上のN個
のしきい値から1つを選択して積分出力と比較するか
ら、所定の距離範囲に設定したN個の距離の基準値に対
して物標距離を判定することになる。得られた積分値を
N個のしきい値に対して順次比較すれば、所定の距離範
囲における物標距離をN+1段階のきざみ幅で特定でき
る。
【0011】請求項3のレーダ装置では、判定報知手段
が積分出力のレベルを反映した連続的な出力レベルで、
所定の距離範囲における物標の存在を操作者に報知し続
けるから、操作者は、報知の出力レベルの連続的な変化
状態から直感的に物標までの距離の変化(接近/遠ざか
るの区別)を連続的に認識できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して第1実施例
の車両用レーダ装置を説明する。図1は車両用レーダ装
置の構成の説明図、図2は受信信号の処理のタイムチャ
ート、図3は積分出力と物標距離の関係の説明図、図4
は物標距離の判定の線図である。ここでは、信号待ちや
渋滞等で先行車両と自車両の車間距離を監視させて、先
行車両の発進や異常接近を見逃さないで済むようにした
簡易型のレーダ装置が説明されている。
【0013】図1に示されるパルス信号送出部11は、
図2の(a)および図3の(a)に示すように、4μ秒
の間隔でレーザ光の送出パルスを車両前方の空間に送出
し続ける。反射パルス信号受信部12は、送出パルスの
先行車両等による反射信号を受信して受信信号を形成す
る。反射パルス信号受信部12は、受信された信号を所
定の増幅ゲインで増幅した後に、リミッター処理を行っ
て電圧VS以上の振幅成分を除去する。形成された受信
信号は、ノイズ成分を含むアナログ信号である。受信信
号は積分回路14に入力される。パルス信号送出部1
1、および反射パルス信号受信部12は、特開平7−0
72237号公報に示される構造と基本的に同様であ
る。制御回路13は、パルス信号送出部11をトリガー
制御して所定のタイミングで送出パルスを発生させると
ともに、各種の同期信号を形成して、積分回路14、コ
ンパレータ15、および判定回路16を通じた一連の処
理を送出パルスに同期させる。
【0014】図2の(b)に示すように、積分回路14
に入力される受信信号は、反射パルス信号受信部12の
受光素子の熱雑音等に起因する連続的なノイズ成分RN
に混在させて、送出パルスが物標で反射された反射光に
対応するパルス状の成分(以下反射信号HS)を有す
る。
【0015】積分回路14は、スイッチ素子G1、抵抗
R1、およびコンデンサC1で構成される。スイッチ素
子G1は、図2の(c)に示すように、制御回路13か
ら入力されるゲート信号によって制御され、送出パルス
ごとの同じ位相区間で閉じられ、送出パルスごとの別の
同じ位相区間で開かれる。図2の(d)に示すように、
スイッチ素子G1が閉じられた位相区間Δtには、抵抗
R1を通じた受信信号によるコンデンサC1の充放電が
発生する。また、スイッチ素子G1が開かれた期間に
は、コンデンサC1に蓄積された電圧(積分出力)がそ
のまま保持される。位相区間Δtは、前方50mまでの
範囲に対応し、光の往復距離100mに相当する300
n秒に設定されている。しきい値の前後で積分回路14
が飽和(反射信号の振幅が電圧VSを越えてリミッター
処理にかかってしまう)しないように、反射パルス信号
受信部12の増幅ゲインが選択されている。また、積分
回路14の積分定数(時定数R1*C1の逆数)は、ノ
イズ成分の相殺が不完全とならない範囲でなるべく大き
な値に選択して、反射信号の振幅の大小に対応して積分
出力が大きく変化するようにしている。
【0016】図2の(b)に示すように、リミッター処
理を経たノイズ成分の振幅は、0〜VSの範囲でランダ
ムな値を取る。従って、スイッチ素子G1が閉じられる
位相区間Δtに反射信号HSが存在しなければ、多数の
送出パルスにまたがった受信信号による充放電を経てノ
イズ成分が平均化されると、積分出力は一定値に収束し
てVS/2となる。しかし、スイッチ素子G1が閉じら
れた期間に反射信号HSが存在すれば、図2の(d)に
示すように、同じ位相区間Δtにノイズ成分RNと反射
信号HSによってコンデンサC1が充電されるから、積
分出力は、多数の送出パルスにまたがる充放電を経て別
の一定値に収束する。積分出力は、ノイズ成分を平均化
したVS/2に反射信号による上乗せを加えた高い電圧
値となる。
【0017】そして、送出パルスの振幅およびパルス長
さが一定であれば、図3の(b)〜(d)に示すよう
に、反射信号HS1〜HS3の振幅は、主として物標ま
での距離に応じて変化する。図3の(b)に示す物標が
近距離にある場合の積分出力からVS/2を差し引いた
値に比較して、図3の(c)に示す物標が中距離にある
場合の積分出力からVS/2を差し引いた値は小さくな
り、図3の(d)に示す物標が遠距離にある場合の積分
出力からVS/2を差し引いた値はさらに小さくなる。
【0018】積分出力からVS/2を差し引いた値は、
物標までの距離が増すと単調に低下するから、逆に積分
出力を計測すれば、時間Δtに対応する距離範囲におけ
る物標までの距離が特定される。ノイズ成分による電圧
(VS/2)を差し引いた積分出力を対数軸に取ると、
物標までの距離と積分出力の関係は、図4に示すよう
に、ほぼ一定の直線関係となる。物標が接近していれば
積分値が直線上を矢印(1)に示すように移動し、物標
が遠ざかっていれば積分値が直線上を矢印(2)に示す
ように移動する。
【0019】コンパレータ15は、コンパレータ電圧回
路18に準備されたしきい値VRと積分回路14の積分
出力を継続的に比較する。積分出力がしきい値VRに満
たない場合はLレベル、積分出力がしきい値VR以上で
はHレベルを出力する。しきい値VRは、図4に示され
る直線関係上の点Xに相当する。点Xは、50mの検知
範囲内に定めた距離Aに相当する。判定回路16は、数
10m秒の間隔でコンパレータ15の出力を取り込み、
Hレベルであれば警報部17を起動する。警報部17は
車室内に設けた電子ブザーである。運転者は、アラーム
音が鳴り出すと、距離Aを割り込んで物標が接近中であ
ることを理解する。
【0020】第1実施例の車両用レーダ装置によれば、
特開平7−72237号公報に示されるような高速の処
理や操作を行うことなく、また、高速のクロック信号を
使用することなく、距離Aを割り込んで接近した先行車
両を即刻に検知して速やかに運転者に通報できる。すな
わち、積分を行う位相区間Δtが比較的に長いから、1
つの位相区間Δtでもノイズ成分を相殺できる。従っ
て、積分回路14の積分定数を大きく(時定数を小さ
く)設定して、反射信号HSの振幅の変化に積分出力が
速やかに追従するようにしても、ノイズ成分の相殺の不
完全に起因して反射信号を誤検知する心配が無い。ま
た、判定回路16では、コンパレータ15の出力に応じ
て報知部17をON/OFFするだけで、何等の演算操
作も必要としないから、演算に起因して通報が遅れるこ
ともない。
【0021】また、特開平7−72237号公報に示さ
れるような高周波数の発振器、高速のスイッチ素子やカ
ウンタが不要で、受信信号を処理する回路の構成も簡略
であるから、部品点数が削減され、速度が遅くて消費電
力が少ない通常の素子を利用できる。従って、小型軽量
で低消費電力で信頼性の高い通報システムが実現され
る。なお、図1中、コンパレータ15と判定回路16が
発明の比較判定手段に相当する。
【0022】図5は第2実施例の車両用レーダ装置の構
成の説明図、図6は積分出力の比較操作の説明図であ
る。第2実施例では、物標の検出範囲に設定される比較
点が第1実施例よりも1つ増やされる。図5中、第1実
施例と共通する部分には、図1と共通の符号を付して詳
細な説明を省略している。
【0023】図5に示すように、コンパレータ25は、
コンパレータ電圧可変回路28に準備された2つのしき
い値V1、V2に対して積分回路14の積分出力を交互
に比較する。判定回路26がスイッチ素子S1、S2を
交互に閉じて、それぞれのタイミングでコンパレータ2
5による比較結果を読み込む。コンパレータ25は、積
分出力がしきい値V1(V2)に満たない場合はLレベ
ル、積分出力がしきい値V1(V2)以上ではHレベル
を出力する。
【0024】第2実施例における送出パルス、積分回路
14、積分される位相区間Δt等は第1実施例と共通に
してあるから、図6に示すように、物標までの距離と積
分出力の関係は、図4に示される第1実施例の場合と同
様である。しきい値V1、V2は、この直線関係上に設
定された2つの点X1、X2にそれぞれ相当する。点X
1、X2は、50mの検知範囲内に定めた距離B、Cに
それぞれ相当する。
【0025】判定回路26は、数10m秒の間隔でコン
パレータ25の出力を取り込み、その時のスイッチS
1、S2の操作状態を参照して、物標までの距離を3段
階に判定する。スイッチS1を閉じた状態でコンパレー
タ25の出力がHレベルであれば、物標が距離Cの内側
であると判断して、警報部17を大きな音量で作動させ
る。スイッチS1を閉じた状態でコンパレータ25の出
力がLレベルであってもその直後のスイッチS2を閉じ
た状態でHレベルであれば、物標が距離B〜Cの範囲で
あると判断して、警報部17を小さな音量で作動させ
る。スイッチS2を閉じた状態でコンパレータ25の出
力がLレベルであれば、物標が距離Bの外側であると判
断して、警報部17を作動させない。
【0026】第2実施例の車両用レーダ装置によれば、
コンパレータ電圧可変回路28に2つのしきい値V1、
V2を準備して、積分出力を交互に比較するから、第1
実施例よりも1段階多い3段階で物標までの距離を判定
できる。なお、第2実施例では2つのしきい値V1、V
2を用いて物標までの距離を3段階に判定したが、10
個のしきい値を用いて11段階に判定することとしても
よい。いずれにせよ、同じ積分回路14を使用でき、ス
イッチ素子は送出パルスとあまり変わらない周波数で制
御すればよく、高速のクロック信号や信号処理を必要と
することなく、しきい値の個数に応じたきめ細かさで物
標までの距離を特定できる。この場合、後述する第3実
施例のように受信信号の増幅ゲインを積分出力のレベル
に応じて変化させてもよい。
【0027】図7は第3実施例の車両用レーダ装置の構
成の説明図、図8は増幅ゲインの設定の説明図、図9は
報知の音量の制御の説明図である。第3実施例では、第
1実施例と同様に設定された50mの距離検出範囲で、
物標までの距離が連続的に判定される。図7中、第1実
施例と共通する部分には、図1と共通の符号を付して詳
細な説明を省略している。
【0028】図7に示すように、反射パルス信号受信部
12Aは、送出パルスの物標による反射光を受信してノ
イズ成分を含む受信信号を形成する。増幅回路21は、
受信信号を可変の増幅ゲインで増幅/減衰させた後に振
幅VSにリミッター処理して積分回路14に入力する。
制御回路13Aは、各種の同期信号を形成して、積分回
路14、A/D変換回路22、および判定回路23を通
じた一連の処理を送出パルスに同期させる。A/D変換
回路22は、数10m秒の間隔で積分回路14の積分出
力をサンプリングしてデジタル信号に変換する。判定回
路23は、デジタル化された積分出力を同じ間隔で読み
込み、図9に示すように、積分出力のレベルに応じて連
続的に変化する音量で報知部24の電位ブザーを作動さ
せる。
【0029】図2の(c)に示す時間Δtに対応する5
0mの範囲でも、反射信号HSの振幅は距離の4乗に逆
比例して大きく変化するから、受信信号の増幅ゲインを
固定とすると、距離0m側では、反射信号HSの先端が
振幅VSを越えてリミッター処理されてしまい、例えば
5mと10mの距離で積分出力が等しくなる可能性があ
る。逆に距離50m側では、反射信号HSに対応する積
分出力が極めて小さくなって、積分出力から40mと5
0mの距離差を識別できない可能性もある。第1実施例
や第2実施例では、しきい値から離れた両方の外側の積
分出力については比較の対象外であるが、第3実施例で
は、連続的な報知を行う都合上、50mの距離計測範囲
の全長に渡って物標までの距離と積分出力の対応を確保
することが望ましい。
【0030】そこで、第3実施例では、まず、増幅ゲイ
ン0で増幅した受信信号を用いて積分出力を形成させ
る。そして、判定回路23が積分出力のレベルを判定し
て、積分出力のレベルに応じた増幅ゲインを増幅回路2
1に設定する。積分出力がEからFの間では増幅ゲイン
の修正は実行されない。積分出力がE以下の場合、図8
に示すように直線状に増幅ゲインが増大される。積分出
力がF以上の場合、図8に示すように直線状に減衰がな
される。
【0031】このようにして増幅ゲインを調整された受
信信号が所定の送出パルス数に渡って積分回路14で積
分された後に、積分出力がA/D変換回路22でデジタ
ル変換されて判定回路23に取り込まれる。判定回路2
3では、増幅回路21に設定した増幅ゲインの逆数を、
取り込んだ積分出力に乗じる補正を行い、補正された積
分出力に応じた振幅の1kHz信号を形成して報知部2
4に送出し、電子ブザーを駆動する。
【0032】第3実施例の車両用レーダ装置によれば、
物標までの距離に応じて連続的に変化する音量で報知部
24の電子ブザーを作動させるから、音量の変化を識別
して物標が接近しているのか遠ざかっているのかを瞬時
に判断できる。また、耳を通じて報知がなされるから、
数字を読む必要が無く、運転や前方の視界に対する注意
を妨げられない。また、増幅回路21の増幅ゲインを積
分出力のレベルに応じて調整して、物標までの距離と積
分出力が対応する範囲を確保しているから、50mの距
離計測範囲の全長に渡って先行車両までの距離変化が通
報される。
【0033】なお、第3実施例では、電子ブザーの音量
を用いて先行車両までの距離変化を連続的に報知する構
成としたが、判定回路23で積分出力に応じたアナログ
電圧を形成して、アナログ/デジタル表示の電圧計を作
動させ、先行車両までの距離を数値で直接に表示する構
成としてもよい。さらに、第3実施例は単独でも物標ま
での距離を計測可能であるが、特開平7−72237号
公報に示されるレーダ装置に組み込んでもよい。パルス
信号送出部11等の多くの部品を共有して、わずかな回
路の追加で構成できる。特開平7−72237号公報に
示されるレーダ装置によって必要な距離検出精度や長い
距離計測範囲を確保しつつ、物標の誤検知を防止した
り、受信信号の増幅ゲインを調整したり、大きな相対速
度の物標を検知させる等、両者を相補的に活用したレー
ダシステムを構成できる。
【0034】ところで、反射信号HSの振幅は、物標の
反射効率や反射面の傾き角度や空間の伝達効率にも依存
するが、距離に関してその4乗に逆比例して振幅が低下
する影響が他の要因による影響と比較して桁違いに大き
くなる。また、1度捕捉した先行車両に関しては、反射
効率はほぼ一定となり、先行車両までの車間距離の刻々
の変化をさらに正確に判定できる。従って、信号待ちで
捕捉した先行車両が発進したことを通報したり、渋滞等
で先行車両が異常接近したことを警報させる場合に必要
な信頼性と精度を十分に発揮する。
【0035】以上の実施例を通じてレーザ光のパルスを
用いた車両用レーダ装置を説明したが、超音波、電波、
赤外線等のパルスを用いた車両用レーダ装置や、船舶等
他の用途のレーダ装置等でも本発明を実施できる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、距離計測範囲
の全域で反射信号の全体が捕捉されるような長い時間を
かけて送出パルスごとに受信信号を積分するから、比較
的に少ない送出パルスの繰り返し数でノイズ成分を相殺
できる。また、反射信号の振幅データからピーク位置を
演算する必要が無く、積分出力から直接に物標までの距
離を判定できる。従って、物標の移動に対する物標の検
知および距離判定の追従性が高い。また、送出パルスの
周波数よりも桁違いに高い周波数のクロック信号や高速
の演算処理を必要としないから、特別な高速素子や大型
の回路基板が不要で、消費電力の削減も容易である。従
って、システムの小型化、低電力化、低価格化が容易で
ある。
【0037】請求項2の発明によれば、積分手段や送出
パルスごとの積分期間を変更することなく、しきい値の
個数を増して距離判定の分解能を高め得るから、分解能
を高めるために高速素子や大型の回路基板を使用した
り、消費電力を増したりする必要が無い。
【0038】請求項3の発明によれば、物標までの距離
が連続的に表示されるから、距離計測範囲の中であれば
物標がどこに位置していても、距離の変化、すなわち物
標が接近しているのか遠ざかっているかを即時に判断で
きる。また、送出パルスの周波数よりも桁違いに高い周
波数のクロック信号や高速の演算処理を必要としないか
ら、特別な高速素子や大型の回路基板が不要で、消費電
力の削減も容易である。従って、システムの小型化、低
電力化、低価格化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用レーダ装置の構成の説明図
である。
【図2】受信信号の処理のタイムチャートである。
【図3】積分出力と物標距離の関係の説明図である。
【図4】物標までの距離の判定の線図である。
【図5】第2実施例の車両用レーダ装置の構成の説明図
である。
【図6】積分出力の比較操作の説明図である。
【図7】第3実施例の車両用レーダ装置の構成の説明図
である。
【図8】増幅ゲインの設定の説明図である。
【図9】報知の音量の制御の説明図である。
【符号の説明】
11 パルス信号送出部 12、12B 反射パルス受信部 13,13B 制御回路 14 積分回路 15、25 コンパレータ 16、23、26 判定回路 17、24、27、 報知部 21 増幅回路 22 A/D変換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を置いて継続的に送出パルスを空間
    に送出するパルス信号送出手段と、前記送出パルスの物
    標による反射信号を検知して受信信号を形成する反射パ
    ルス信号受信手段とを有するレーダ装置において、 前記送出パルスに同期して所定の距離範囲に相当する1
    個の位相区間で前記受信信号を複数の送出パルスにまた
    がって積分して、前記反射信号の全体の振幅を反映した
    積分出力を形成する積分手段と、 前記積分出力を所定のしきい値と比較して前記所定の距
    離範囲における物標距離を判定する比較判定手段とを有
    することを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記比較判定手段は、前記所定のしきい
    値を複数個有し、複数個のしきい値から1つを選択して
    前記積分出力と比較することを特徴とする請求項1記載
    のレーダ装置。
  3. 【請求項3】 間隔を置いて継続的に送出パルスを空間
    に送出するパルス信号送出手段と、前記送出パルスの物
    標による反射信号を検知して受信信号を形成する反射パ
    ルス信号受信手段とを有するレーダ装置において、 所定の距離範囲に相当する前記送出パルスに同期した1
    個の位相区間で、前記受信信号を複数の送出パルスにま
    たがって積分して、前記反射信号の全体の振幅を反映し
    た積分出力を形成する積分手段と、 前記積分出力のレベルに対応して連続的に変化する出力
    を形成して操作者に報知する判定報知手段とを有するこ
    とを特徴とするレーダ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121509A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Daihatsu Motor Co Ltd 超音波測定装置
JP2006266801A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 衝突防止装置及び衝突防止装置搭載車両
JP2013003114A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Yamaha Motor Co Ltd 距離測定装置およびそれを備えた輸送機器

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