JPH09229813A - シール蓋密閉容器の漏れ検出方法 - Google Patents

シール蓋密閉容器の漏れ検出方法

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JPH09229813A
JPH09229813A JP5829496A JP5829496A JPH09229813A JP H09229813 A JPH09229813 A JP H09229813A JP 5829496 A JP5829496 A JP 5829496A JP 5829496 A JP5829496 A JP 5829496A JP H09229813 A JPH09229813 A JP H09229813A
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JP
Japan
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leakage
pressure
seal lid
container
sealed
Prior art date
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Pending
Application number
JP5829496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshijirou Watanabe
嘉二郎 渡辺
Kunikazu Ikenaga
訓和 池永
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ARC TECHNO RES KK
RINKEEJI KK
Original Assignee
ARC TECHNO RES KK
RINKEEJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、例えばカップ麺、フレッシュミル
ク、乳酸飲料水等の内容物をシール蓋を用いて容器内に
密閉した場合に、該シール蓋の容器への接着不具合によ
り発生する僅かな漏れにおいても、高精度に能率良く被
試験体の漏れを検出可能ならしめるシール蓋密閉容器漏
れ検出方法を提供する事を目的とする。 【構成】シール蓋により密閉された容器の漏れを検出す
る方法において、該容器の内側気圧よりも外側気圧を低
くする事で該容器に内側から外側へ向けての気圧差によ
る圧力を発生せしめると、もし該シール蓋に接着不具合
が存在すればその内側気体の漏出が誘発されるため、耐
圧試験となり、該内側気体の漏出を計測すれば、漏れの
異常を検出できる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカップ麺、フレ
ッシュミルク、乳酸飲料水などの内容物を、シール蓋を
用いて容器内に密閉した場合に、該シール蓋の容器への
接着の不具合により発生する漏れを検出する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、シール蓋により容器を密閉する
際には、該シール蓋の容器への接着の僅かな不具合のた
めに微少な漏れが発生する場合がある。発生件数はごく
少ないながらも、そのために例えば内容物である乳酸飲
料水が容器外部に漏れ出たり、例えば外気が容器内に浸
入して内容物であるカップ麺やフレッシュミルクの品質
を劣化させたりする原因となる。
【0003】この漏れを検出するのに従来、例えば人間
作業者による抜取り検査が行われたり、例えばロードセ
ルをシール蓋に押し当てる事でその接着の不具合(漏
れ)を検出しようと試みられてきたが、抜取り検査では
全ての製品を検査した事にはならず、ロードセルによる
方法でもそれのみでは満足な結果が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の欠点に
鑑みて、シール蓋の容器への接着不具合により発生する
僅かな漏れにおいても、高精度に能率良くその被試験体
の漏れを検出可能ならしめるシール蓋密閉容器漏れ検出
方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題を解決
するために本発明は、被試験体の容器の内側気圧より外
側気圧を適当な程度に低くする事で該容器に内側から外
側へ向けての気圧差による圧力を発生させしめるので、
もし該シール蓋に接着不具合が存在すればその内側気体
の漏出が誘発されるため、被試験体の耐圧試験を行える
同時に、該内側気体の漏出を計測すれば、該シール蓋密
閉容器の漏れの異常を検出する点を特徴とするものであ
る。
【0006】かかる構成に基づいて本発明は、例えば単
にロードセルをシール蓋に押し当ててその接着の不具合
による漏れを検出する従来方法よりも、格段に鋭敏で忠
実な反応を得ることができる。何故ならば、もし該シー
ル蓋に接着不具合があれば、該シール蓋の内側の気体は
外側に強制的に漏れ出るため、正常な製品のものよりそ
の内側気圧が低くなるので、そこへ例えばロードセルを
該シール蓋に押し当てれば、容易に該内側気圧の低下を
計測して漏れを検出できるからである。
【0007】
【実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明のシール
蓋密閉容器漏れ検出方法による実施の形態を例示的に詳
しく説明する。但しこの実施の形態に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置は、特に特定
的な記載がない限り、この発明の範囲を、それのみに限
定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎないものであ
る。
【0008】(A)実施の形態1 図1は本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法による
実施の形態1の説明例としてその装置の断面図を表わ
し、密閉カバー1の中に内容物2をシール蓋3によって
密閉された被試験体の密閉容器4が置かれ、該密閉容器
4の内側気体5の気圧よりも外側気体6の気圧が0.1
気圧低くなるように減圧ポンプ7で減圧され、一方では
該シール蓋3に接触するようにロードセル10が設置さ
れる。
【0009】この構成により、もし該シール蓋3に接着
の不具合による漏れが無ければ、該密閉容器4の内側で
は1平方cm当り100gの圧力差による力が内側から
外側へ向かって掛かるのでそれをロードセル10で計測
できるが、もし該シール蓋3に接着の不具合による漏れ
が在れば、前記の圧力差による力のために内側気体5が
外側気体6に漏出する現象が起こる為ロードセル10で
計測する力が正常なものよりも小さくなるので、被試験
体に漏れの異常が存在する事を検出できる。
【0010】(B)実施の形態2 図2は本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法による
実施の形態2の説明例としてその装置の断面図を表わ
し、密閉カバー1の中に内容物2をシール蓋3によって
密閉された被試験体の密閉容器4が置かれ、該密閉容器
4の内側気体5の気圧よりも外側気体6の気圧が0.1
気圧低くなるように減圧ポンプ7で減圧され、一方では
該シール蓋3の上に錘20が乗せてあり、その沈降度を
計測できるように静電容量型の沈降度メーター21が設
置される。
【0011】この構成により、もし該シール蓋3に接着
の不具合による漏れが無ければ、該密閉容器4の内側で
は1平方cm当り100gの圧力差による力が内側から
外側へ向かって掛かるのでそれに平衡するレベルまで錘
20が沈降するが、もし該シール蓋23に接着の不具合
による漏れが在れば、前記の圧力差による力のために内
側気体5が外側気体6に漏出する現象が起こるため、錘
20の沈降度が正常なものよりも増加する事を静電容量
型の沈降度メーター21の静電容量によって計測できる
ので、被試験体に漏れの異常が存在する事を検出でき
る。
【0012】(C)実施の形態3 図3は本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法による
実施の形態3の説明例としてその装置の断面図を表わ
し、密閉カバー1の中に内容物2をシール蓋3によって
密閉された被試験体の密閉容器4が置かれ、該密閉容器
4の内側気体5の気圧よりも外側気体6の気圧が0.1
気圧低くなるように減圧ポンプ7で減圧され、一方では
該シール蓋3の膨張度を計測できるように画像処理装置
30が設置される。
【0013】この構成により、もし該シール蓋3に接着
の不具合による漏れが無ければ、該密閉容器4の内側で
は1平方cm当り100gの圧力差による力が内側から
外側へ向かって掛かるのでそれに平衡するレベルまで該
シール蓋3が膨張するが、もし該シール蓋3に接着の不
具合による漏れが在れば、前記圧力差による力のために
内側気体5が外側気体6に漏出する現象が起こるため、
該シール蓋3の膨張度が正常なものより小さくなる事を
画像処理装置30によって計測できるので、被試験体に
漏れの異常が存在する事を検出できる。
【0014】(D)実施の形態4 図4は本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法による
実施の形態4の説明例としてその装置の断面図を表わ
し、密閉カバー1の中に内容物2をシール蓋3によって
密閉された被試験体の密閉容器4が置かれ、該密閉容器
4の内側気体5の気圧よりも外側気体6の気圧が0.1
気圧低くなるように減圧ポンプ7で減圧され、一方では
該シール蓋3に振動を与えるように超音波発生装置40
とその反射波を捉えるための超音波受信装置41が設置
される。
【0015】この構成により、もし該シール蓋3に接着
の不具合による漏れが無ければ、該密閉容器4の内側で
は1平方cm当り100gの圧力差による力が内側から
外側へ向かって掛かるので、超音波発生装置40で振動
を与えられた該シール蓋3は前記の力による張り具合い
に対応した反射波を超音波受信装置に伝えるが、もし該
シール蓋3に接着の不具合による漏れが在れば、前記の
圧力差による力のために内側気体5が外側気体6に漏出
する現象が起こるため、該シール蓋3の張り具合いが緩
くなる事によって超音波受信装置41で計測する反射波
が正常なものと異なるので、被試験体に漏れの異常が存
在する事を検出できる。
【0016】(E)実施の形態5 図5は本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法による
実施の形態5の説明例としてその装置の断面図を表わ
し、密閉カバー1の中に内容物2をシール蓋3によって
密閉された被試験体の密閉容器4が置かれ、該密閉容器
4の内側気体5の気圧よりも外側気体6の気圧が0.1
気圧低くなるように減圧ポンプ7で減圧され、一方では
該外側気体6の雰囲気内にコンデンサーマイクロホン5
0が設置される。
【0017】この構成により、もし該シール蓋3に接着
の不具合による漏れが無ければ、該密閉容器4の内側で
は1平方cm当り100gの圧力差による力が内側から
外側へ向かって掛かるだけであるが、もし該シール蓋3
に接着の不具合による漏れが在れば、前記の圧力差によ
る力のために内側気体5が外側気体6に漏出する現象が
起こるため、該外側気体6の気圧の増加をコンデンサー
マイクロホン50によって計測できるので、被試験体に
漏れの異常が存在する事を検出できる。
【0018】前記の実施の形態1から5に記述した説明
例に限らず、要は密閉容器4の内側気体5の漏出を直接
間接に計測すれば、結果的に被試験体の漏れを検出し得
ることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上記載した如く本発明によれば、シー
ル蓋密閉容器の内側気圧より外側気圧を適当な気圧に低
くする事で該容器に内側から外側へ向けての気圧差によ
る圧力を発生せしめるので、もし該シール蓋に接着不具
合が存在すれば強制的に内側の気体の漏出が誘発される
ため、耐圧試験を行うと同時に、該容器の漏れを自動的
にかつ容易に検出できる等、著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法によ
る実施の形態1の説明例としてその装置の断面図を表
す。
【図2】本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法によ
る実施の形態2の説明例としてその装置の断面図を表
す。
【図3】本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法によ
る実施の形態3の説明例としてその装置の断面図を表
す。
【図4】本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法によ
る実施の形態4の説明例としてその装置の断面図を表
す。
【図5】本発明のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法によ
る実施の形態5の説明例としてその装置の断面図を表
す。
【符号の説明】
1 密閉カバー(密閉容器を更に密閉してカバーす
る) 2 密閉容器内の内容物 3 密閉容器のシール蓋 4 被試験体の密閉容器 5 密閉容器の内側気体 6 密閉容器の外側気体 7 減圧ポンプ 10 ロードセル 20 錘 21 静電容量型の沈降度メーター 30 画像処理装置 40 超音波発生装置 41 超音波受信装置 50 コンデンサーマイクロホン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シール蓋により密閉された容器の漏れ検出
    方法であって、該容器の内側気圧より外側気圧を低くす
    る事で該容器に内側から外側へ向けての気圧差による圧
    力を発生せしめると、もし該シール蓋に接着不具合が存
    在すればその内側気体の漏出が誘発される事を利用し
    て、漏れの異常を検出する事を特徴とするシール蓋密閉
    容器の漏れ検出方法。
  2. 【請求項2】前記内側気体の漏出の計測を、該シール蓋
    上にロードセルを接触させて、その反作用力の低下を計
    測して行う事を特徴とする請求項1に記載のシール蓋密
    閉容器の漏れ検出方法。
  3. 【請求項3】前記内側気体の漏出の計測を、該シール蓋
    上に錘を乗せて、該錘の沈降度の増加を計測して行う事
    を特徴とする請求項1に記載のシール蓋密閉容器の漏れ
    検出方法。
  4. 【請求項4】前記内側気体の漏出の計測を、該シール蓋
    の外側方向への膨張度の低下を計測して行う事を特徴と
    する請求項1に記載のシール蓋密閉容器の漏れ検出方
    法。
  5. 【請求項5】前記内側気体の漏出の計測を、該シール蓋
    に振動を与えて、その振動により惹起される該シール蓋
    の振動周波数の異常を計測して行う事を特徴とする請求
    項1に記載のシール蓋密閉容器の漏れ検出方法。
  6. 【請求項6】前記内側気体の漏出の計測を、該漏出に因
    る外側気圧の増加を計測して行う事を特徴とするシール
    蓋密閉容器の漏れ検出方法。
JP5829496A 1996-02-20 1996-02-20 シール蓋密閉容器の漏れ検出方法 Pending JPH09229813A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440168B1 (ko) * 2002-08-23 2004-07-12 현대자동차주식회사 차량의 웨더 스트립 압축 하중 측정장치
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