JPH09227217A - ドロマイト及び黒鉛を含む不焼成耐火れんがの製造方法 - Google Patents
ドロマイト及び黒鉛を含む不焼成耐火れんがの製造方法Info
- Publication number
- JPH09227217A JPH09227217A JP8056740A JP5674096A JPH09227217A JP H09227217 A JPH09227217 A JP H09227217A JP 8056740 A JP8056740 A JP 8056740A JP 5674096 A JP5674096 A JP 5674096A JP H09227217 A JPH09227217 A JP H09227217A
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- JP
- Japan
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- raw material
- carbon
- refractory brick
- noncalcined
- powder
- Prior art date
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- Pending
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 死焼ドロマイト原料を主とする塩基性原料と
カーボンを含有する不焼成耐火れんがに、酸化抑制剤と
して金属および合金を添加してカーボンの酸化抑制を図
り、製鋼用取鍋れんがの耐用の向上を図る。 【構成】 ＣａＯを１５〜８０重量％含有する死焼ドロ
マイト原料を主とする塩基性原料９０〜９７重量％と黒
鉛および有機バインダーとからなる不焼成耐火れんが
に、酸化抑制剤として金属マグネシウム粉末と金属シリ
コン粉末または／およびマグネシウム・シリコン合金粉
末を添加した耐食性が良好な不焼成耐火れんが。
カーボンを含有する不焼成耐火れんがに、酸化抑制剤と
して金属および合金を添加してカーボンの酸化抑制を図
り、製鋼用取鍋れんがの耐用の向上を図る。 【構成】 ＣａＯを１５〜８０重量％含有する死焼ドロ
マイト原料を主とする塩基性原料９０〜９７重量％と黒
鉛および有機バインダーとからなる不焼成耐火れんが
に、酸化抑制剤として金属マグネシウム粉末と金属シリ
コン粉末または／およびマグネシウム・シリコン合金粉
末を添加した耐食性が良好な不焼成耐火れんが。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】高温の溶鋼ないしスラグが接触す
る取鍋の耐火れんがに関する。
る取鍋の耐火れんがに関する。
【０００２】
【従来の技術】取鍋に使用される耐火れんがは、高温に
溶融した鋼やスラグと接触するために耐食性に優れた耐
火れんがが要求されている。ドロマイトおよびドロマイ
トを含有する耐火物は、高塩基度のスラグに対する抵抗
性を有しており、カーボンを含有した不焼成耐火れんが
として取鍋に使用されている。
溶融した鋼やスラグと接触するために耐食性に優れた耐
火れんがが要求されている。ドロマイトおよびドロマイ
トを含有する耐火物は、高塩基度のスラグに対する抵抗
性を有しており、カーボンを含有した不焼成耐火れんが
として取鍋に使用されている。
【０００３】カーボンを含有する耐火物は、溶鋼やスラ
グに対して濡れにくく、耐食性に優れたカーボンの特性
を持続させるため、カーボンの酸化抑制が耐火物の耐食
性の向上に効果がある。
グに対して濡れにくく、耐食性に優れたカーボンの特性
を持続させるため、カーボンの酸化抑制が耐火物の耐食
性の向上に効果がある。
【０００４】マグネシアを主原料とするカーボン含有塩
基性耐火れんがに、カーボンの酸化抑制剤として金属ア
ルミニウムを添加する方法（昭６０−２２６９）が知ら
れているが、ドロマイトを主成分とするカーボン含有耐
火れんがに対しては、金属アルミニウムおよびその合金
は、れんがに多量に含まれるＣａＯと低融点物質を生成
し、スラグや溶鋼により容易に溶損されるため使用され
ていない。
基性耐火れんがに、カーボンの酸化抑制剤として金属ア
ルミニウムを添加する方法（昭６０−２２６９）が知ら
れているが、ドロマイトを主成分とするカーボン含有耐
火れんがに対しては、金属アルミニウムおよびその合金
は、れんがに多量に含まれるＣａＯと低融点物質を生成
し、スラグや溶鋼により容易に溶損されるため使用され
ていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ＣａＯを含有するドロ
マイト原料を主成分とするカーボン含有不焼成耐火れん
がの耐蝕性を阻害せずにカーボンの酸化を抑制すること
により、耐用を向上させる。
マイト原料を主成分とするカーボン含有不焼成耐火れん
がの耐蝕性を阻害せずにカーボンの酸化を抑制すること
により、耐用を向上させる。
【課題を解決するための手段】本発明は、死焼ドロマイ
ト原料を主とする塩基性原料とカーボンおよび有機バイ
ンダーからなる不焼成耐火れんがに、金属マグネシウム
粉末と金属シリコン粉末またはおよびマグネシウム・シ
リコン合金粉末を単独または組み合わせて添加すること
により、カーボンの酸化抑制を促進し、併せてスラグと
の化学反応を最小限におさえ、耐食性を向上させること
にある。
ト原料を主とする塩基性原料とカーボンおよび有機バイ
ンダーからなる不焼成耐火れんがに、金属マグネシウム
粉末と金属シリコン粉末またはおよびマグネシウム・シ
リコン合金粉末を単独または組み合わせて添加すること
により、カーボンの酸化抑制を促進し、併せてスラグと
の化学反応を最小限におさえ、耐食性を向上させること
にある。
【０００６】
【作用】本発明に使用される死焼ドロマイト原料は、Ｃ
ａＯを１５〜８０重量％含有するＭｇＯ−ＣａＯ系原料
であれば焼結および電融いずれも含まれる、またＭｇＯ
原料はＭｇＯを９５重量％以上含有する焼結または電融
原料であれば良い。
ａＯを１５〜８０重量％含有するＭｇＯ−ＣａＯ系原料
であれば焼結および電融いずれも含まれる、またＭｇＯ
原料はＭｇＯを９５重量％以上含有する焼結または電融
原料であれば良い。
【０００７】カーボン原料は鱗状および土状黒鉛やピッ
チが使用できる。
チが使用できる。
【０００８】これらカーボンの酸化抑制剤としては各種
金属、合金類が使用可能であるが、ＣａＯを多量に含有
するドロマイト系においてはＣａＯと反応し低融点物質
を生成するものは酸化抑制の効果はあっても耐用の向上
に結び付かない。
金属、合金類が使用可能であるが、ＣａＯを多量に含有
するドロマイト系においてはＣａＯと反応し低融点物質
を生成するものは酸化抑制の効果はあっても耐用の向上
に結び付かない。
【０００９】また金属マグネシウムは加熱の初期段階に
おける酸化抑制効果は大きいが、耐火物は長時間にわた
って使用されるものであり、その効果を持続することが
難しく、金属マグネシウム単体添加の効果は僅かであ
る。本発明者らは上記の点に着目し金属マグネシウムと
金属シリコンを併用することにより酸化抑制効果を長時
間持続させ、かつ耐食性を阻害しない本発明をなすに至
った。すなわち金属マグネシウム粉末と金属シリコン粉
末を重量比３：１〜１：２の混合物、または／およびマ
グネシウム・シリコン合金（組成比１.５〜０.７）粉末
を単独または組み合わせの合量で０.５〜３重量％含有
することで達成された。
おける酸化抑制効果は大きいが、耐火物は長時間にわた
って使用されるものであり、その効果を持続することが
難しく、金属マグネシウム単体添加の効果は僅かであ
る。本発明者らは上記の点に着目し金属マグネシウムと
金属シリコンを併用することにより酸化抑制効果を長時
間持続させ、かつ耐食性を阻害しない本発明をなすに至
った。すなわち金属マグネシウム粉末と金属シリコン粉
末を重量比３：１〜１：２の混合物、または／およびマ
グネシウム・シリコン合金（組成比１.５〜０.７）粉末
を単独または組み合わせの合量で０.５〜３重量％含有
することで達成された。
【００１０】金属マグネシウム粉末と金属シリコン粉末
の併用において金属マグネシウム粉末が重量比３：１以
上の混合物では加熱初期の酸化抑制効果は大きいものの
長期加熱ではその効果は著しく低下する。同様に重量比
１：２以下の混合物では酸化抑制効果が少なく、添加量
の増大は耐食性を低下させる。
の併用において金属マグネシウム粉末が重量比３：１以
上の混合物では加熱初期の酸化抑制効果は大きいものの
長期加熱ではその効果は著しく低下する。同様に重量比
１：２以下の混合物では酸化抑制効果が少なく、添加量
の増大は耐食性を低下させる。
【００１１】これら金属および合金の添加量は、その合
量が３重量％を越えると酸化抑制効果は大きいが耐食性
が低下し、０.５重量％以下では酸化抑制効果が認めら
れない。
量が３重量％を越えると酸化抑制効果は大きいが耐食性
が低下し、０.５重量％以下では酸化抑制効果が認めら
れない。
【００１２】
【実施例】本発明品および従来品の配合および物性を表
１に示す。
１に示す。
【００１３】本発明はドロマイト原料を主成分とするカ
ーボン含有不焼成れんがにカーボンの酸化抑制剤として
金属マグネシウム粉末または金属シリコン粉末またはマ
グネシウム・シリコン合金粉末を単独または組み合わせ
て含有させることによりカーボンの酸化抑制効果を持続
させて耐食性を向上させ、かつドロマイトとカーボンと
金属類を含有する耐火れんがとスラグとの化学反応によ
る損傷をを最小限におさえることによって、不焼成耐火
れんがの耐用をのばすものである。
ーボン含有不焼成れんがにカーボンの酸化抑制剤として
金属マグネシウム粉末または金属シリコン粉末またはマ
グネシウム・シリコン合金粉末を単独または組み合わせ
て含有させることによりカーボンの酸化抑制効果を持続
させて耐食性を向上させ、かつドロマイトとカーボンと
金属類を含有する耐火れんがとスラグとの化学反応によ
る損傷をを最小限におさえることによって、不焼成耐火
れんがの耐用をのばすものである。
【００１４】
【発明の効果】本発明品は、従来品と比較してカーボン
の酸化が少なく、しかもスラグに対する耐蝕性が優れて
おり、耐用延長に効果をもたらす。
の酸化が少なく、しかもスラグに対する耐蝕性が優れて
おり、耐用延長に効果をもたらす。
【表１】
Claims (1)
- 【請求項１】 ＣａＯを１５〜８０重量％含有する死焼
ドロマイト原料を主とし、その他をマグネシア原料とす
る塩基性原料９０〜９７重量％に対して、カーボンない
し炭素含有物質をカーボンに換算して３〜１０重量％含
有する不焼成耐火れんがに、金属マグネシウム粉末と金
属シリコン粉末をその比率３：１〜１：２の範囲または
およびマグネシウム・シリコン合金粉末を単独または組
み合わせた合量で０.５〜３重量％含有する不焼成耐火
れんが。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8056740A JPH09227217A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ドロマイト及び黒鉛を含む不焼成耐火れんがの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8056740A JPH09227217A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ドロマイト及び黒鉛を含む不焼成耐火れんがの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227217A true JPH09227217A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13035932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8056740A Pending JPH09227217A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ドロマイト及び黒鉛を含む不焼成耐火れんがの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09227217A (ja) |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8056740A patent/JPH09227217A/ja active Pending
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