JPH09226538A - 廃車解体用の作業架台 - Google Patents

廃車解体用の作業架台

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JPH09226538A
JPH09226538A JP3381696A JP3381696A JPH09226538A JP H09226538 A JPH09226538 A JP H09226538A JP 3381696 A JP3381696 A JP 3381696A JP 3381696 A JP3381696 A JP 3381696A JP H09226538 A JPH09226538 A JP H09226538A
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JP
Japan
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work
scrap car
dismantling
work platform
residual liquid
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JP3381696A
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English (en)
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Jun Kaneko
純 金子
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃車の解体作業、特に残留液の抜き取り作業
を、効率的にかつ確実に行い得る有効な作業架台を提供
する。 【解決手段】 対向配置した左右一対の支持フレーム1
上に廃車を保持し、その下方に作業空間2を確保してそ
こに残留液を受ける受具3を旋回機構4により位置変更
可能に取り付ける。残留液の回収容器6を台車5に搭載
して作業空間内に進入せしめて残留液を回収する。作業
空間の床面2aを傾斜面としてその周囲に立ち上がり部
2bを設け、その上部にグレーチング2cをほぼ水平に
敷設する。支持フレームに収納部8,10を設ける。廃
車のボンネットに対する作業ステージ11とその昇降階
段12を設ける。車輪を取り外すための昇降機構14、
取り外した車輪を転がり下ろすスロープ16、ナットま
たはボルトを落下させるシュート17を設ける。クレー
ン18を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃車の解体作業を行
うための作業架台、特に残留液の抜き取り作業を効率的
にかつ確実に行い得る作業架台に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年においては資源の有
効活用や廃棄物の減量化の観点から、廃車を解体するに
際して再使用し得る各種の資源を可能なかぎり回収する
ことが広く行われるようになってきている。そして、廃
車を解体するに際しては、廃車に残留している各種の液
体、たとえばガソリンあるいは軽油等の燃料、エンジン
オイルやブレーキオイル等の各種オイル、ラジエータ液
やウォッシャ液等の水、を予め抜き取る作業が必要であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、廃車の残留
液を抜き取る作業は、廃車の底部から各タンクの底面に
穴を明けることにより、あるいは各タンクの底面に設け
られている栓を外すことによって、残留液を流下あるい
は滴下させることで行うのであるが、そのような作業は
手作業に頼らざるを得ないものであり、このため、作業
効率が良くないのみならず、残留液を効率的かつ確実に
回収することが必ずしも容易なものではない。したがっ
て残留液が作業床面にこぼれたり飛散して周囲が汚れて
しまうのみならず、作業環境衛生上も好ましくなく、有
効な改善策が要望されていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは廃車の解体作業、特に残留
液の抜き取り作業を効率的にかつ確実に行い得る有効な
作業架台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は廃車を解体する
に先立って該廃車に残留している種々の残留液を抜き取
る作業を行うための架台であって、廃車の左前後輪およ
び右前後輪をそれぞれ支持する左右一対の支持フレーム
を廃車の左右の車輪間の間隔に対応する間隔をおいて対
向配置し、それら支持フレーム上に廃車を搭載して該廃
車を床面上の所定高さの位置に保持することによって、
該廃車の下方に残留液の抜き取りのための作業空間を確
保し、前記支持フレームに、前記廃車の底面から流下す
る残留液を受けるための受具を前記作業空間内において
位置変更可能に取り付けてなるものである。
【0006】本発明においては、前記受具を旋回機構に
より少なくとも水平面内において旋回可能に支持して設
けることが好ましい。
【0007】また、前記受具により受けた残留液を回収
するための容器を台車に搭載し、該台車を前記作業空間
内に進入せしめて前記受具の直下に配置して残留液を回
収するように構成したり、前記作業空間の床面の周囲に
該床面にこぼれた残留液が外部へ流出することを防止す
るための立ち上がり部を設けるとともにこぼれた残留液
を集めるべく該床面を傾斜面としかつ該床面上にグレー
チングをほぼ水平に敷設したり、前記支持フレームの前
記作業空間に面する側もしくは外部に面する側に工具類
や関連装置類を収納するための収納部を設けたり、前記
支持フレームに搭載された廃車のボンネット内に対する
作業を行うための作業ステージを前記一対の支持フレー
ムの前部どうしの間に跨がるように設けて該作業ステー
ジに対する昇降用階段を設けることが考えられる。
【0008】さらに、残留液の抜き取り作業に前後して
車輪の取り外し作業を行うべく前記支持フレームに搭載
した廃車を持ち上げ得る昇降機構を該支持フレームに設
けたり、取り外した車輪を転がり下ろすためのスロープ
を前記支持フレームに設けたり、車輪を取り外すに先立
って取り外される車輪締結用のナットまたはボルトを落
下させて回収するためのシュートを前記支持フレームに
設けても良い。
【0009】そして、廃車から各種部品を取り外すため
の工具類や取り外した部品類を吊り上げて搬送するため
のクレーンを付設することが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図面は本実施例の作業架台の全体
概略構成を示すもので、図1は斜視図、図2は平面図、
図3は側面図、図4は正面図である。
【0011】本実施例の作業架台は、解体対象の廃車を
搭載する左右一対の支持フレーム1,1を主体として構
成されている。支持フレーム1,1は廃車の左右の車輪
間の間隔に対応して設定された所定の間隔をおいて対向
配置され、右側の支持フレーム1により廃車の右前輪お
よび右後輪を支持し、左側の支持フレーム1により左前
輪および左後輪を支持することにより、廃車を床面上の
所定高さの位置に保持してその下方、すなわち左右の支
持フレーム1,1の間に、作業員が残留液の抜き取り作
業を行うための作業空間2が確保されるようになってい
る。
【0012】上記の支持フレーム1,1に廃車を搭載す
るには、フォークリフトにより廃車を持ち上げて一方の
支持フレーム1(図1において手前側のもの)の側方か
ら接近することにより廃車を作業架台の上方に導き、廃
車を徐々に降下させて各車輪が支持フレーム1,1の上
面1aに支持されたらフォークリフトを後退させれば良
い。また、残留液の抜き取りや所望の解体が完了した後
には、同様にフォークリフトを用いて廃車を作業架台か
ら下ろして次工程へ移動させれば良い。
【0013】この作業架台の各部の寸法は解体対象の廃
車の寸法等を考慮して適宜設定すれば良いが、一例を挙
げれば、図2に示す支持フレーム1,1間の間隔W1お
よび各支持フレーム1の上面1aの幅寸法W2は、大型
車から軽自動車まで支障なく搭載し得るようにW1=
1,050mm程度、W2=450mm程度とすること
が好適である。また、図3に示す全長LはL=5,70
0mm程度、支持フレーム1の上面1aの周囲の床面か
らの高さHはたとえばH=1,800mm程度が好適で
ある。
【0014】上記支持フレーム1,1の間に確保される
作業空間2には、残留液を受けるための漏斗状をなす2
個の受具3が旋回機構4によりその位置を変更可能に設
けられている。旋回機構4は基端が支持フレーム1に対
して旋回可能に支持された第1アーム4aと、第1アー
ム4aの先端に旋回可能に支持された第2アーム4bに
より構成され、第2アーム4bの先端に上記の受具3が
支持されることによって受具3は水平面内において自由
に旋回可能とされ、かつ2個の受具3,3の旋回範囲内
に作業空間2全体がほぼ含まれるように各アーム4a,
4bの長さが設定されている。なお、必要であれば、受
具3を水平面内において旋回可能とするのみならず上下
方向にも位置変更可能としても良い。
【0015】上記の受具3は抜き取るべき残留液が貯留
されているタンクの直下の位置へ導かれ、そのタンクに
穴を明けるか栓を抜くことにより流下あるいは滴下する
残留液を受け取るものである。そして、本実施例では、
上記の受具3により受け取った残留液を、台車5に搭載
されて移動自在とされている回収容器6に回収するよう
にしている。すなわち、図1に示すようにたとえばドラ
ム缶を利用した2台の回収容器6,6をキャスタを有す
る移動自在な台車5に搭載しておき、その台車5を手押
しにより作業空間2内に進入させることによって、所望
の受具3の直下に所望の回収容器6を配置し、その状態
で残留液の抜き取りをすることにより、残留液が床面に
こぼれてしまったり周囲に飛散してしまうことなく回収
容器6に確実にかつ極めて容易に回収できるものとなっ
ている。
【0016】なお、残留液が万一こぼれてしまった場合
を想定して、作業空間2の床面2aの周囲には、こぼれ
た残留液が外部に流出してしまうことを防止するための
立ち上がり部2bが形成されており、かつ、その内側の
床面2aはこぼれた残留液を集めて処理するために傾斜
面に形成されている。そして、その床面2a上には、実
際の作業床面となるグレーチング(格子床)2cが床面
2aとの間に若干の間隔をおいてほぼ水平な状態で敷設
され、これにより作業員が立つ実際の作業床面に残留液
が溜まってしまうことがなく、かつ作業床面が傾斜して
作業性が損われてしまうことが回避されている。この場
合、グレーチング2cの床面2aからの敷設高さは、作
業員の身長等を考慮して上下方向に数段階にわたって調
節可能としておくことが好ましい。また、上記のグレー
チング2cは周囲の床面よりも一段高くなるので、上記
の台車5を作業空間2に容易に進入させるために作業空
間2の入口部にはスロープ7を設けることが良い。
【0017】また、上記の回収容器6および台車5は、
必要であれば残留液の種類ごとに分別して回収し得るよ
うに多数用意しておけば良い。そして、回収容器6を搭
載した台車5は、使用しないときには図2〜図4に示す
ように作業ステージ(後述)11の下方に確保される収
納場所に保管しておけば邪魔になることがない。
【0018】ところで、受具3により受けた残留液を回
収するためには、上記のように回収容器6を搭載した台
車5を作業空間2に進入させることに代えて、あるいは
それと併用して、他の手法、たとえば受具3の下方に適
宜容量の回収容器を着脱自在に取り付けておいたり、受
具3にホースを接続しておいてそのホースにより適宜位
置に配置した回収容器へ残留液を導く、等の手法が任意
に採用可能である。
【0019】また、図1に示すように、支持フレーム1
の内面側すなわち作業空間2に面する側には、作業空間
2内における残留液の抜き取り回収作業あるいはその他
の作業を行うために必要な各種の工具類を収納し得る収
納部8が設けられ、また、必要に応じて、回収した残留
液を溜めるためのタンクや作業用のガスボンベ9等を収
納するための収納部10が設けられており、これにより
支持フレーム1の上面1aの下方空間が有効に活用され
ている。なお、上記のような収納部8,10は、支持フ
レーム1の内面側から使用するように設けるのみならず
外面側(外部に面する側)から使用するように設けるこ
ともできる。
【0020】また、本実施例の作業架台には、支持フレ
ーム1に搭載した廃車に対する上記のような残留液の抜
き取り回収作業と前後して、ボンネット内に設置されて
いるカーエアコンから冷媒を抜き取る作業や、ボンネッ
ト内の各種部品に対する解体作業等を行うための作業ス
テージ11が設けられている。その作業ステージ11は
双方の支持フレーム1,1の前部どうしの間に跨がるよ
うに設けられ、そこに昇降するための階段12および手
摺13が設けられている。
【0021】さらに、本実施例の作業架台は、残留液の
抜き取り回収作業と前後して車輪を容易に取り外すため
の機構が備えられている。すなわち、各支持フレーム
1,1の上面中央部には廃車を持ち上げ得る昇降機構1
4,14たとえば油圧式のテーブルリフターが備えら
れ、車輪を取り外す際にはその昇降機構14,14によ
り廃車の底面を支持して持ち上げることで各車輪を支持
フレーム1,1の上面1a,1aより浮かせることがで
きるようにされている。そして、支持フレーム1,1の
外面側の下部には作業台15が設けられ、そこに作業員
が立って車輪の取り外し作業を容易に行い得るものとさ
れている。なお、図1に示すように、作業台15は前輪
に対応する前部15aと、後輪に対応する後部15b
と、それらの間の中央部15cに分割されており、前部
15aおよび後部15bは固定的に備えておいても支障
がないが、廃車を搭載あるいは下ろするためにフォーク
リフトが接近してくる側においては、作業台15の中央
部15cはフォークリフトの接近の邪魔にならないよう
に上方へ回動して退避し得るものとされている。
【0022】また、支持フレーム1,1の外面側にはそ
の前部側から後方側へ向かって下がり勾配となっている
スロープ16,16が設けられている。スロープ16の
幅は車輪の幅よりやや広く設定されており、作業員が取
り外した車輪をそのスロープ16に乗せるのみで車輪は
自ずと転がり落ちるようになっている。したがって、ス
ロープ16の終端に車輪回収用の容器を配置しておけば
重い車輪を持ち運ぶような必要なくきわめて簡単に回収
することができ、その容器をキャスタにより移動自在と
しておけば容易に所望位置へ運ぶことができる。しか
も、本実施例の作業架台には、車輪を取り外すに先立っ
て取り外されるナットもしくはボルトを落下させて回収
するためのシュート17も各車輪の位置に対応して設け
られている。シュート17は上部が漏斗状をなし、その
シュート17の直下に適宜の回収容器を配置しておけ
ば、取り外したナットもしくはボルトをシュート17の
上部に投入することのみで直ちに回収することができ
る。
【0023】さらに、本実施例の作業架台の側部には解
体作業に使用されるクレーン18が設置されている。ク
レーン18としてはジブ18aを有するジブクレーンが
用いられ、ジブ18aの旋回範囲内に作業架台のほぼ全
体が含まれるようにされている。そして、ジブ18aの
先端に各種工具類たとえばナットやボルトを取り外すた
めのインパクトレンチや、取り外した各種部品を吊り上
げて搬送するためのウインチ等を適宜取り付けて使用す
ることにより、工具の運搬や解体した重量物の搬出を容
易に行うことができる。
【0024】以上で本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることなく、解体対象の廃
車の種類や形態に応じて、また、実施するべき作業内容
に応じて、種々の設計的変更を自由に行い得るものであ
る。たとえばタンクに穴明けするための穴明け装置を付
加したり、残留液をタンクから吸引して回収するための
吸引ポンプを設けたり、作業空間2の床面2aに万一こ
ぼれた残留液を処理するための廃液処置装置を設けた
り、作業空間2を照明するための照明器具、各工具類の
電源を供給するためのコンセントや配電盤類、冬季に使
用する暖房用ヒータ、夏季に使用する扇風機、等の作業
環境をより改善するための各種器具類を設けることが考
えられる。
【0025】
【発明の効果】以上で説明したように、請求項1に係る
発明は、一対の支持フレームの上面に廃車を保持してそ
の下方に作業空間を確保し、その作業空間内に残留液を
受ける受具を位置変更可能に設けた構成であるので、廃
車の底面に対して行う残留液の抜き取り回収作業を作業
空間において容易に行うことができることはもとより、
残留液がこぼれたり飛散することなく確実にしかも容易
に抜き取ることができ、その結果、残留液により周囲が
汚れたり残留液が外部に流出してしまうようなことを防
止できる。
【0026】請求項2に係る発明は、受具を少なくとも
水平面内において旋回可能に支持した構成であるので、
簡便な機構で受具を各タンクの直下の位置に自由にかつ
容易に導くことができる。
【0027】請求項3に係る発明は、残留液を回収する
ための容器を移動可能な台車に搭載しておく構成とした
ので、台車を移動させることで所望の容器を所望の受具
の直下の位置に容易に導くことができ、残留液を確実に
しかも必要であれば種類ごとに分別して回収することが
できる。
【0028】請求項4に係る発明は、作業空間の床面の
周囲に立ち上がり部を設けるとともにその床面を傾斜面
とし、かつ、その上に実際の作業床面となるグレーチン
グをほぼ水平に敷設した構成であるので、残留液が万一
こぼれたとしても外部に流出してしまうことを防止でき
るとともに、作業員が実際に立つ作業床面に残留液が溜
まってしまうことがなく、しかも、それが傾斜して作業
性が損われることもない。
【0029】請求項5に係る発明は、支持フレームに収
納部を設けた構成であるので、そこに残留液の抜き取り
作業あるいは解体作業に用いる工具類や関連装置類を収
納しておけばそれらの作業を効率的に行うことができ、
かつ、支持フレームの厚み分のスペースを有効に活用で
きる。
【0030】請求項6に係る発明は、支持フレームの前
部相互間に跨がる作業ステージを設けるとともにそこに
昇降するための階段を設けた構成であるので、廃車のボ
ンネット内に対する作業を容易にかつ効率的に行うこと
ができる。
【0031】請求項7に係る発明は、廃車を持上げ得る
昇降機構を支持フレームに設けた構成であるので、その
昇降機構により廃車の各車輪を支持フレームの上面から
浮かせることで各車輪を容易に取り外すことができる。
【0032】請求項8に係る発明は、車輪を転がり落と
すためのスロープを支持フレームに設けた構成であるの
で、取り外した車輪を持ち運ぶことなくスロープに乗せ
ることのみで容易に回収することができる。
【0033】請求項9に係る発明は、車輪を締結してい
たナットまたはボルトを落下させるためのシュートを支
持フレームに設けた構成であるので、それらナットまた
はボルトをシュートに投入することのみで容易にかつ確
実に回収することができる。
【0034】請求項10に係る発明は、工具類や解体し
た部品類を搬送するためのクレーンを付設した構成であ
るので、残留液の抜き取り回収作業や解体作業を効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である作業架台の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、側面図である。
【図4】同、正面図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム 2 作業空間 2a 床面 2b 立ち上がり部 2c グレーチング 3 受具 4 旋回機構 4a 第1アーム 4b 第2アーム 5 台車 6 回収容器 8,10 収納部 11 作業ステージ 12 階段 14 昇降機構 16 スロープ 17 シュート 18 クレーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃車を解体するに先立って該廃車に残留
    している種々の残留液を抜き取る作業を行うための架台
    であって、 廃車の左前後輪および右前後輪をそれぞれ支持する左右
    一対の支持フレームを廃車の左右の車輪間の間隔に対応
    する間隔をおいて対向配置し、それら支持フレーム上に
    廃車を搭載して該廃車を床面上の所定高さの位置に保持
    することによって、該廃車の下方に残留液の抜き取りの
    ための作業空間を確保し、 前記支持フレームに、前記廃車の底面から流下する残留
    液を受けるための受具を前記作業空間内において位置変
    更可能に取り付けてなることを特徴とする廃車解体用の
    作業架台。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の廃車解体用の作業架台で
    あって、 前記受具を旋回機構により少なくとも水平面内において
    旋回可能に支持して設けてなることを特徴とする廃車解
    体用の作業架台。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の廃車解体用の作
    業架台であって、 前記受具により受けた残留液を回収するための容器を台
    車に搭載し、該台車を前記作業空間内に進入せしめて前
    記受具の直下に配置して残留液を回収するように構成し
    てなることを特徴とする廃車解体用の作業架台。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の廃車解体用
    の作業架台であって、 前記作業空間の床面の周囲に該床面にこぼれた残留液が
    外部へ流出することを防止するための立ち上がり部を設
    けるとともに、こぼれた残留液を集めるべく該床面を傾
    斜面とし、かつ、該床面上にグレーチングをほぼ水平に
    敷設してなることを特徴とする廃車解体用の作業架台。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の廃車解
    体用の作業架台であって、 前記支持フレームの前記作業空間に面する側もしくは外
    部に面する側に、工具類や関連装置類を収納するための
    収納部を設けてなることを特徴とする廃車解体用の作業
    架台。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5に記載の
    廃車解体用の作業架台であって、 前記支持フレームに搭載された廃車のボンネット内に対
    する作業を行うための作業ステージを、前記一対の支持
    フレームの前部どうしの間に跨がるように設け、該作業
    ステージに対する昇降用階段を設けてなることを特徴と
    する廃車解体用の作業架台。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    の廃車解体用の作業架台であって、 残留液の抜き取り作業に前後して車輪の取り外し作業を
    行うべく、前記支持フレームに搭載した廃車を持ち上げ
    得る昇降機構を該支持フレームに設けてなることを特徴
    とする廃車解体用の作業架台。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の廃車解体用の作業架台で
    あって、 取り外した車輪を転がり下ろすためのスロープを前記支
    持フレームに設けてなることを特徴とする廃車解体用の
    作業架台。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の廃車解体用の作
    業架台であって、 車輪を取り外すに先立って取り外される車輪締結用のナ
    ットまたはボルトを落下させて回収するためのシュート
    を前記支持フレームに設けてなることを特徴とする廃車
    解体用の作業架台。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8または9記載の廃車解体用の作業架台であって、 廃車から各種部品を取り外すための工具類や取り外した
    部品類を吊り上げて搬送するためのクレーンを付設して
    なることを特徴とする廃車解体用の作業架台。
JP3381696A 1996-02-21 1996-02-21 廃車解体用の作業架台 Withdrawn JPH09226538A (ja)

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