JPH09225860A - 工具及び工具本体 - Google Patents

工具及び工具本体

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Publication number
JPH09225860A
JPH09225860A JP8030898A JP3089896A JPH09225860A JP H09225860 A JPH09225860 A JP H09225860A JP 8030898 A JP8030898 A JP 8030898A JP 3089896 A JP3089896 A JP 3089896A JP H09225860 A JPH09225860 A JP H09225860A
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JP
Japan
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handle
tool
arms
arm
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Application number
JP8030898A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Machida
尚義 町田
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KANEMATSU KOGYO KK
Nikken Industry Co Ltd
Hasegawa Hamono KK
Original Assignee
KANEMATSU KOGYO KK
Nikken Industry Co Ltd
Hasegawa Hamono KK
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Publication date
Application filed by KANEMATSU KOGYO KK, Nikken Industry Co Ltd, Hasegawa Hamono KK filed Critical KANEMATSU KOGYO KK
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームよりなる工具本体とハンドルとを別体
とし、工具本体にはさみ、プライヤー又はナイフ等の工
具から2種の機能を備えて工具本体の装着方向を変えて
機能を選択できるようにした工具を提供するものであ
る。 【解決手段】 一対のアーム14をボルト15aにより
支持し工具本体12とする。アーム14にははさみ16
とプライヤー17を形成する。両アーム14のそれぞれ
外側面14aには係合プレート18を装着する。一方、
ハンドル片13a,13bには各アーム4のはさみ16
又はプライヤー17のいずれかを挿入するための挿入ス
ペース32を形成し、挿入スペース32内に工具本体1
2を挿入した場合にボルト15aとハンドル軸21,2
2の軸芯を一致させた状態でアームを固定するストッパ
33aを形成する。挿入スペース32内には嵌合溝33
を形成し、アーム14の係合プレート18が係合され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一対のアームに作用
部として例えばはさみとプライヤーを形成して2種の機
能を備えるようにした工具本体及び同工具本体を用いた
工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来から切断工具としてはさみ
やニッパーがある。また、押圧保持工具としてプライヤ
ーがある。これらは通常それぞれ単独の機能を有した単
独の工具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基本的にはさ
みとしての、或いはプライヤーとしての機能を有すると
しても他の機能を併せ持っていないため、例えばはさみ
があってもプライヤーが必要な場合にははさみの他に別
途プライヤーを用意する必要があった。また、鞘の中に
ナイフ、ドライバー及びはさみ等を格納して格納位置か
ら反転させて使用位置にセットする多機能ナイフがあ
る。しかし、多機能ナイフではコンパクト化を主眼にし
ており、例えば通常の単独の工具のはさみと比較すると
反転させなくてはならない、はさみがナイフの柄につい
た状態で使用しなければならない等使い勝手の悪いもの
であった。更に、従来プラスとマイナスのドライバーを
1本の軸の両端に形成し、柄に対して前後差し替えて使
用する工具はあるが例えばはさみのように開閉支軸を有
するものは、単に差し替えればよいのではないため従来
類似のものはなかった。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はアームよりなる工具本体
とハンドルとを別体とし、工具本体にはさみ、プライヤ
ー又はナイフ等の工具のうち2種の機能を備えるように
し、工具本体の装着方向を変えていずれかの機能を選択
できるようにした工具及び工具用工具本体を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、第1の開閉支軸にて回動可能
に支持され同支軸を挟んだ両側に作用部を形成した一対
のアームより構成された工具本体と、第2の開閉支軸に
て回動可能に支持されるとともに同工具本体が装着され
る一対のハンドル片より構成されるハンドルを有し、前
記両アームのそれぞれ外側面には第1の係合部を形成す
る一方、前記ハンドル片には各アームの一側の作用部を
挿入する挿入スペースを形成し、少なくとも一方の挿入
スペースには挿入されたアームを固定するアーム固定部
を形成して第1の開閉支軸とハンドルの第2の開閉支軸
の軸芯を一致させるとともに、第2の係合部を形成して
同係合部と前記アームの第1の係合部とを係合させてハ
ンドルの回動にアームを従動させるようにしたことを要
旨とする。このような構成では工具本体の一対のアーム
の一端を両ハンドルの挿入スペースに挿入させると、工
具本体側においてアーム固定部に当接して固定され、同
時にアームの第1の開閉支軸とハンドルの第2の開閉支
軸の軸芯が一致する。一方、アームの第1の係合部とハ
ンドルの第2の係合部が係合し、ハンドルを第2の開閉
支軸を中心に回動させると、アームはハンドルに従動し
て第1の開閉支軸を中心に回動する。
【0006】また、請求項2の発明では、請求項1のハ
ンドル片に装着される工具用工具本体を一対のアームを
開閉支軸にて回動可能に支持し、同開閉支軸を挟んだア
ームの両側に作用部を形成するとともに、両アームのそ
れぞれ外側面には第1の係合部を形成するようにしたこ
とを要旨とする。従って、請求項1と同様の作用が発揮
される。また、請求項3の発明では、請求項1の発明の
構成に加え、前記ハンドル片にはアームを装着した状態
で第1の係合部と係合して工具本体のハンドルからの取
り出しを不能とするロック部材を装着したことを要旨と
する。従って、アームがハンドルに従動して回動可能な
状態においてロック部材により工具本体の取り出しが不
能とされる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の工具をはさみ兼プ
ライヤーに具体化した実施の形態について図1〜図15
に基づいて説明する。尚、本実施の形態においては図2
における右方向を先端方向といい、左方向を基端方向と
いう。はさみ兼プライヤー11は工具本体12とハンド
ル13とにより構成されている。工具本体12の一対の
アーム14は第1の開閉支軸たるボルト15aにて回動
可能に軸支されている。ボルト15aはナット15bに
より締着されている。両アーム14はボルト15aの先
端側が作用部たるはさみの刃先16とされ、後端側がプ
ライヤーの顎片17とされている。尚、顎片17は先細
りに形成され、先端寄りに把持部17aが形成され、ボ
ルト15a寄りにはワイヤー等を切断する切断刃17b
が形成されている。
【0008】両アーム14の外側面14a上であって、
ボルト15aの挿通位置には第1の係合部たる係合プレ
ート18が装着されている。係合プレート18は長楕円
形状に形成され、アーム14の長手方向に沿って突条部
19が延設されている。係合プレート18の中央には円
形の透孔20が透設され、アーム14の外側面14aと
ボルト15aの頭部及びナット15bが同透孔20から
露出されている。尚、ボルト15aの頭部及びナット1
5bは突条部19の面よりも外方に突出することはな
い。
【0009】図1に示すように、合成樹脂製のハンドル
13は第1のハンドル片13aと第2のハンドル片13
bとが第2の開閉支軸たる一対の第1及び第2のハンド
ル軸21,22により回動可能に軸支されている。図2
〜図5及び図11に示すように、第1のハンドル片13
aはハンドル片本体25と同ハンドル片本体25の側方
に形成された指挿入部23とにより一体的に構成されて
いる。ハンドル片本体25は断面チャンネル状の棒状体
である。ハンドル片本体25は内側プレート24、外側
プレート26及び両板24,26を連結する連結部28
より構成されている。板状の内側プレート24の先端に
は第1の軸受け部27が形成されている。第1の軸受け
部27の中央には前記第1のハンドル軸21が装着され
る第1の装着孔27aが透設されている。第1の装着孔
27aの内周縁には一対の小突起29aが形成されてい
る。第1の装着孔27aの外周には4か所に長孔29b
が透設されている。
【0010】内側プレート24の外側面には第2のハン
ドル片13bの外側プレート26の内壁面30と接触す
る接触面31が形成されている。内側プレート24の内
側面には前記工具本体12のアーム14が挿入される挿
入スペース32が形成されている。図3に示すように、
内側プレート24の内側面の先端であって、挿入スペー
ス32上には嵌合溝33が形成されている。嵌合溝33
はU字状に切り欠かれており、前記長楕円形状の係合プ
レート18が同嵌合溝33が嵌合されるようになってい
る。嵌合溝33基端はアーム固定部たるストッパ部33
aとされており、係合プレート18が当接するようにな
っている。嵌合溝33には内側プレート24の長手方向
に沿って凹条部34が形成されており、前記係合プレー
ト18の突条部19が嵌合されるようになっている。
【0011】外側プレート26は図4において連結部2
8左端部から下方向に同内側プレート24と平行に延設
されている。外側プレート26は内側プレート24の外
郭とほぼ相似の形状を有する板体であって、内側プレー
ト24よりも薄肉とされている。外側プレート26の先
端であって、前記内側プレート24第1の軸受け27と
対向する位置には第2の軸受け35が形成されている。
第2の軸受け部35の中央には前記第2のハンドル軸2
2が装着される第2の装着孔35aが透設されている。
両軸受け27,35の装着孔27a,35aの軸心は一
致する。第2の軸受け35の外側面にはフランジ36が
形成されている。外側プレート26の外側面には曲面部
37が形成され、ハンドル13を把持した場合に握り易
いようになっている。曲面部37の表面には滑り止め3
7aが形成されている。同曲面部37と前記フランジ3
6との境界部には係止突起39が形成されている。尚、
内側プレート24は外側プレート26との間には内側方
(図3において下方向)に向かって開口された開口部3
8が形成される。
【0012】図6〜図9に示すように、第2のハンドル
片13bは内側プレート24と外側プレート26及び両
板24,26を連結する連結部28とにより一体的に構
成されている。第2のハンドル片13bは第1のハンド
ル片13aの構成と比べ指挿入部23が形成されていな
いだけで同様の構成であるため、説明を省略する。
【0013】図11に示すように、両ハンドル片13
a,13bは互いの内側プレート24と外側プレート2
6が交互に重複するように装着されている。従って、各
ハンドル片13a,13b自身の内側プレート24は他
方の内側プレート24と外側プレート26との間に配置
される。両ハンドル片13a,13bの各軸受け27,
35の装着孔27a,35aの軸心はすべて一致する。
また、それぞれ内側プレート24の接触面31と外側プ
レート26の内壁面30とは接触状態とされている。そ
の結果、図11及び図12に示すように、両ハンドル片
13a,13bの挿入スペース32は正対し、又両ハン
ドル片13a,13bの先端であって、両内側プレート
24間には工具本体12を挿入する挿入口Pが形成され
る。
【0014】図1及び図10〜図13に示すように、第
1及び第2のハンドル片13a,13bは開閉支軸及び
ロック部材たる第1及び第2のハンドル軸21,22に
より回動可能に軸支されている。第1のハンドル軸21
はつまみ部40と軸部41とより構成されている。軸部
41周縁には等間隔で切れ込み41aが形成され、前記
第1の装着孔27aに形成された小突起29aに係合さ
れている。図14及び図15に示すように、同軸部41
の先端には一対のロック片42が形成され、両ロック片
42間に凹部42aが形成されている。第1のハンドル
軸21の外方には固定カバー43が装着されている。固
定カバー43内周には爪43aが形成され、前記フラン
ジ36と係合して固定カバー43を固定している。ま
た、図1において固定カバー43下縁には切欠43bが
形成され、前記係止突起39と係合して固定カバー43
の回動を防止している。尚、軸部41の径は係合プレー
ト18の透孔20の径と一致する。
【0015】図1に示すように、第2のハンドル軸22
は大径部44と小径の軸部45とより構成されている。
軸部45周縁には等間隔で切れ込み45aが形成され、
前記第1の装着孔27aに形成された小突起29aに係
合されている。第2のハンドル軸41の外方には固定カ
バー45が装着されている。固定カバー43の構成は第
1のハンドル軸21側の固定カバー43の構成と同様で
あるため、説明を省略する。
【0016】第2のハンドル片13bの基端寄りにはコ
イルスプリング46が装着されている。コイルスプリン
グ46は内側プレート24と外側プレート26の間に挿
通された取付ピン50に取着されている。コイルスプリ
ング46の第1の作動棒46aは第2のハンドル片13
bの立設部28に当接され、第2の作動棒46bは第1
のハンドル片13aの立設部28に当接されている。第
1及び第2のハンドル片13a,13bはコイルスプリ
ング46によって、第1及び第2のハンドル軸21,2
2を中心に外方に回動するように付勢されている。第1
のハンドル片13aの基端寄りであって、立設部28に
形成された取付孔48には掛け金47が装着されてい
る。掛け金47はハンドル13を閉じた状態で第2のハ
ンドル片13bの立設部28外側に形成された係止溝4
8に係止される。
【0017】次に、本実施の形態の格納式プライヤー1
1の作用について説明する。図12のように両ハンドル
片13a,13bをコイルスプリング46の付勢力に抗
して閉じ、掛け金47を係止溝48に係止して両ハンド
ル片13a,13bを開閉不能としたハンドル13があ
る。両内側プレート24間に形成された挿入口Pにプラ
イヤーの顎片17側から工具本体12を挿入する。工具
本体12の両アーム14はそれぞれ内側プレート24に
形成された挿入スペース32に挿入されていく。アーム
14上の係合プレート18が挿入口Pに達すると、係合
プレート18は内側プレート24に形成された嵌合溝3
3と係合される。同時に係合プレート18の突条部19
も嵌合溝33の凹条部34と係合される。嵌合溝33及
び凹条部34に案内された状態で工具本体12を挿入し
続けると、係合プレート18の挿入側先端は嵌合溝33
のストッパ部33aに当接する。すると、その状態で両
アーム14のボルト15aは第1及び第2のハンドル軸
21,22の軸心と一致する(以下、この状態をセット
位置という)。
【0018】一方、工具本体12が挿入されセット位置
にセットされると工具本体12の抜け落ちを防止するた
めに第1のハンドル軸21をロック位置に回動させる。
しかし、工具本体12の挿入時においては係合プレート
18の突条部19の通過を許容しなければならない。従
って、第1のハンドル軸21を次のように操作する。図
14のように工具本体12の挿入時においては突条部1
9が通過するために凹条部34と第1のハンドル軸21
の軸部41に形成された通過溝42aは連通状態となっ
ている。そして、工具本体12が挿入され突条部19が
凹条部34及び通過溝42a内を移動してセット位置に
セットされると、図15のように第1のハンドル軸21
の軸部41は係合プレート18の透孔20上に配置され
る。
【0019】この状態で第1のハンドル軸21のつまみ
部40をつまんで回動させる。すると、図16のように
軸部41は係合プレート18の透孔20内を回動してロ
ック片42が係合プレート18の突条部19の移動を阻
止する位置、すなわち凹条部34内に進出することとな
る。従って、係合プレート18の突条部19は嵌合溝3
3内をスライド移動させようとしてもこのロック片42
に当接してロック状態となるため抜け落ちることがな
い。そして、両ハンドル片13a,13bを開閉させる
と両アーム14は両ハンドル片13a,13bに従動し
て両アーム14も開閉され、はさみとして機能する。
【0020】一方、工具本体12の前後を変えてプライ
ヤー側を使用する場合には、まず両ハンドル片13a,
13bを閉じ挿入スペース32を正対させる。そして、
上記と逆に図16のロック状態における第1のハンドル
軸21を再び回動させ、図15の突条部19の通過を許
容状態とする。そして、工具本体12を挿入スペース3
2から抜きだす。次いで、工具本体12の前後を変え挿
入口Pから挿入し上記と同じようにセット状態とする。
【0021】以上のように構成することで、本実施の形
態は次のような効果が奏される。 1)工具本体12の挿入方向を変えるだけではさみとプ
ライヤーの2種類の機能を選択することができる。一
方、外見は通常の単独のはさみ又はプライヤーと変わら
ないため、使い勝手がよい。特に、従来からあったプラ
スとマイナスのドライバーのように棒状のものを単に差
し替えるのではなく、はさみのように回動軸を有する工
具において差し替えが実現でき、従来ない画期的な工具
を提供することとなる。
【0022】2)ハンドル片13a,13bを閉じると
互いに重複し、両アーム14を挿入する挿入スペース3
2が正対するため、ハンドル13に対して工具本体12
を装着する際に両アーム14を畳んだ状態で挿入スペー
ス32内に差し込むだけで簡単にセットできる。そし
て、挿入スペース32内に差し込むだけでハンドル片1
3a,13bの係合プレート18は嵌合溝33に嵌合さ
れるため両アーム14はハンドル13の開閉に従動す
る。
【0023】3)両アーム14のはさみの刃先16又は
プライヤーの顎片17は両アーム14を挿入スペース3
2に挿入するとハンドル片13a,13b内に収納さ
れ、外部に露出することがなく安全である。
【0024】4)第1のハンドル軸21のつまみ部40
を回動させるだけで、ロック片42が係合プレート18
の突条部19と当接状態となって両アーム14はハンド
ル13に対してロック状態となる。この場合、第1のハ
ンドル軸21がロック機構を兼ねるため別途ハンドル1
3にロック部材を形成する必要はない。
【0025】5)第1のハンドル軸21を回動させる場
合には同軸21の切れ込み41aと係合状態にある第1
の装着孔27aの小突起29aとが一旦非係合状態とな
るが、その際に第1の装着孔27aの外周に長孔29b
によって同孔27a周縁が撓むため第1のハンドル軸2
1を回動させる際の抵抗が緩和される。
【0026】6)挿入スペース32内に工具本体12を
挿入していくと係合プレート18の突条部19は嵌合溝
33の凹条部34と係合され両アーム14がハンドル片
13a,13bに対してより密接に装着される。しか
も、両アーム14を軸着するボルト15a及びナット1
5bが突条部19より突出していないため、ボルト15
a又はナット15bが凹条部34に接触することもな
い。
【0027】以上、本実施の形態について詳述したが、
本発明は他の態様に変更して実施することも可能であ
る。 a.工具本体12のはさみやプライヤーの代わりに、爪
きりややっとこ、ニッパー等に変更することは自由であ
る。また、工具本体12の治具の一方、例えばプライヤ
ーの顎片17の代わりに、図16のようにナイフ51と
するようにしてもよい。また、上記実施の形態の工具本
体12に加え、このような工具本体12を新たに用意し
てもよい。また、ナイフ51の代わりにプラスとマイナ
スのドライバーやきり、やすり等でもよい。これらは工
具本体12の少なくともいずれか一側がはさみやプライ
ヤー、ニッパー等の回動支軸を有する治具であれば他側
の作用部は自由である。
【0028】b.図17のようにアーム14の片方だけ
に係合プレート18を装着するようにしてもよい。 c.係合プレート18には突条部19が形成され内側プ
レート24に形成された凹条部34と嵌合するようにな
っていた。しかし、これら突条部19と凹条部34の凹
凸関係を逆にしてもよい。
【0029】d.アーム14をボルト15aとナット1
5bで軸着したが、その他の軸着手段であっても勿論構
わない。その際にアーム14の外側面14aから開閉支
軸が突出しなければ係合プレート18の突条部19は不
要であり、対応する凹条部34も不要となる。
【0030】e.指挿入部23のないハンドル片13b
を図17のように指挿入部23を形成させるようにして
もよい。この場合、ハンドル片13a,13b付勢用の
コイルスプリング46は必ずしもなくともよい。又逆に
指挿入部23のあるハンドル片13aから図18のよう
に指挿入部23を削除してもよい。すると、よりコンパ
クトになる。
【0031】f.図18のように外側プレート26の外
側面の曲面部37は必ずしもなくともよい。また、滑り
止め37aも形成するしないは自由である。その他、本
発明の実施の形態はその趣旨を逸脱しない態様で変更し
て実施することは自由である。
【0032】また、以上の実施形態によって把握される
その他の技術的思想について、その効果とともに以下に
記載する。 (1)ロック部材はアームの第1の係合部と係合されて
工具本体のハンドルからの取り出しが不能とされる請求
項3に記載の工具。これにより、アーム自身にロック部
材との係合部を形成する必要がなくなる。
【0033】(2)ロック部材を第2の開閉支軸と一体
に構成し、同開閉支軸はハンドル内に挿入されたアーム
の通過を許容する通過許容位置と、通過を阻止する通過
阻止位置を取りうる請求項3又は付記(1)に記載の工
具。これにより、第2の開閉支軸の他に別途ロック部材
を装着する必要がない。
【0034】(3)ハンドルを構成する一対のハンドル
片は閉じた状態で互いに重複して前記両アームを挿入す
る挿入スペースが正対される請求項1〜3、付記(1)
又は(2)のいずれかに記載の工具。これにより、工具
本体をハンドルに装着する場合に、両アームを閉じた状
態で挿入スペースに挿入することができる。また、ハン
ドルが重複するため嵩張らない。
【0035】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1及び2
の発明でははさみやプライヤー等の開閉支軸にて回動可
能とされた機能を有する工具本体を差し替えることがで
き、簡単に2種類の機能を選択することができる。ま
た、従来からあったプラスとマイナスのドライバーのよ
うに棒状のものを差し替えるのではなく、に回動軸を有
する工具において工具本体を交換できるという従来ない
画期的な工具を提供できる。請求項3の発明では請求項
1の発明の効果に加えて、挿入した工具本体が抜け落ち
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のはさみ兼プライヤーの分
解斜視図。
【図2】同じ実施の形態の指挿入部付きハンドル片の正
面図。
【図3】同じ実施の形態のハンドル片の正断面図。
【図4】同じ実施の形態のハンドル片の右側面図。
【図5】同じ実施の形態のハンドル片の背面図。
【図6】同じ実施の形態の指挿入部のないハンドル片の
正面図。
【図7】同じ実施の形態のハンドル片の正断面図。
【図8】同じ実施の形態のハンドル片の右側面図。
【図9】同じ実施の形態のハンドル片の背面図。
【図10】同じ実施の形態のであって、(a)は正面側
斜視図(a)背面側斜視図。
【図11】同じ実施の形態において図12のC断面を矢
印方向から見た断面図。
【図12】同じ実施の形態において工具本体を挿入する
方向を示す斜視図。
【図13】同じ実施の形態においてハンドルが開いた状
態を示す斜視図。
【図14】同じ実施の形態の第1ハンドル軸であって、
(a)は正面図(b)は背面図。
【図15】同じ実施の形態における工具本体のロック動
作を説明するものであって、(a)工具本体挿入初期
(b)は工具本体挿入完了状態(c)はロック状態であ
る。
【図16】他の実施形態の工具本体の斜視図。
【図17】更に他の実施形態の工具本体の側面図。
【図18】更に他の実施形態の斜視図。
【図19】更に他の実施形態の斜視図。
【図20】更に他の実施形態の斜視図。
【符号の説明】
11…工具たるはさみ兼プライヤー、12…工具本体、
13…ハンドル、14…アーム、15…第1の開閉支軸
たるボルト、18…第1の係合部たる係合プレート、2
1…第2の開閉支軸たる第1のハンドル軸、22…第2
の開閉支軸たる第2のハンドル軸、16…作用部たる刃
先、17…作用部たる顎片、32…挿入スペース、33
…第2の係合部たる嵌合溝、33a…アーム固定部たる
ストッパ、42…ロック部材たる部材たるロック片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の開閉支軸にて回動可能に支持され
    同支軸を挟んだ両側に作用部を形成した一対のアームよ
    り構成された工具本体と、第2の開閉支軸にて回動可能
    に支持されるとともに同工具本体が装着される一対のハ
    ンドル片より構成されるハンドルを有し、 前記両アームのそれぞれ外側面には第1の係合部を形成
    する一方、前記ハンドル片には各アームの一側の作用部
    を挿入する挿入スペースを形成し、少なくとも一方の挿
    入スペースには挿入されたアームを固定するアーム固定
    部を形成して第1の開閉支軸とハンドルの第2の開閉支
    軸の軸芯を一致させるとともに、第2の係合部を形成し
    て同係合部と前記アームの第1の係合部とを係合させて
    ハンドルの回動にアームを従動させるようにしたことを
    特徴とする工具。
  2. 【請求項2】 一対のアームを開閉支軸にて回動可能に
    支持し、同開閉支軸を挟んでアームの両側に作用部を形
    成するとともに、両アームのそれぞれ外側面には第1の
    係合部を形成するようにした請求項1のハンドル片に装
    着される工具の工具本体。
  3. 【請求項3】 前記ハンドル片にはアームを装着した状
    態で工具本体のハンドルからの取り出しを不能とするロ
    ック部材を装着した請求項1に記載の工具。
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