JPH09222028A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

Info

Publication number
JPH09222028A
JPH09222028A JP8053931A JP5393196A JPH09222028A JP H09222028 A JPH09222028 A JP H09222028A JP 8053931 A JP8053931 A JP 8053931A JP 5393196 A JP5393196 A JP 5393196A JP H09222028 A JPH09222028 A JP H09222028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustor
pressurizer
shaft
main shaft
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8053931A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kuwabara
四郎 桑原
Akihide Kuwabara
彰秀 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8053931A priority Critical patent/JPH09222028A/ja
Publication of JPH09222028A publication Critical patent/JPH09222028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃費の向上ならびに排気ガスのクリーン化を
達成することを可能とした新規な内燃機関を提供する。 【解決手段】 (イ)加圧機中空円筒体と、該加圧機中
空円筒体内に内接させて挿通された加圧機主軸と、該主
軸に出没自在に取りつけられかつ該加圧機中空円筒体内
の内周面及び内側面に当接して摺動する1枚又は複数枚
の加圧機軸羽根と、を有する1又は複数の加圧機と、
(ロ)燃焼機中空円筒体と、該燃焼機中空円筒体内に内
接させて挿通された燃焼機主軸と、該主軸に出没自在に
取りつけられかつ該燃焼機中空円筒体内の内周面及び内
側面に当接して摺動する1枚又は複数枚の燃焼機軸羽根
と、を有する燃焼機と、をそれぞれ分離して設け、該加
圧機主軸と燃焼機主軸を同軸的に回転するように結合し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧機と燃焼機を
分離して設置し燃焼機における燃焼を完全燃焼に近づ
け、燃費の向上ならびに排気ガスのクリーン化を達成で
きるようにした新規な内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の殆んどの内燃機関は吸入・圧縮・
爆発・排気の4行程を一つの燃焼室の中でピストン運動
を操り返しながら直線運動をクランクによって回転運動
に変えて動力として利用している。4行程は一回転で吸
入・圧縮をし、もう一回転で爆発・排気をするのであ
る。動力は、半回転の中の爆発力で生みだされ、後の1
回転半は、準備と後始末である。
【0003】一方、公知の二種類のロータリーエンジン
〔日本のマツダ(株)製ロータリーエンジン及び独のヴ
ァンケルエンジン〕は、ローターと呼ばれるものを燃焼
室の中で回転させ、回転するローターから歯車を使って
軸を回転することによって動力として利用している。し
かし、このロータリーエンジンもやはり一つの燃焼室の
中で吸入・圧縮・爆発・排気の4行程を行っていること
に変わりはない。ただし、圧縮行程における爆発方法は
ピストンを利用したエンジンとは少し変えて圧縮をした
面で爆発をするようになっている。
【0004】また、この二種類のロータリーエンジンの
ローターは非常に工夫をされており形はそれぞれ違うの
であるが、圧縮するときの作用面と爆発力を受ける作用
面が軸に対してうまく左右入れかわるように工夫されて
いるところは似ている。マツダ(株)製のロータリーエ
ンジンは1回転で三回爆発をし、ヴァンケルエンジンは
1回転で2回爆発する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、長い
間内燃機関の殆んどがピストン運動によって圧縮・爆発
を行い動力源として利用して来た。ロータリーエンジン
が出現してかなりの年月が経過したが、その機構として
は優れているにしても燃費が若干高い等の難点もあり、
ピストンエンジンに取ってかわるまでにはいたっていな
い。
【0006】本発明者は、従来のエンジン機構以外の方
法で圧縮・爆発が効率よく行えないだろうかという観点
から、内燃機関の改良、特に次の〜の課題について
長年研究を重ねた。ピストンエンジンより効率の良い
エンジンを作りたい。公害の少ない排気ガスにしたい
(NOX 、CO2 等)。宇宙での動力源にしたい(水
素と酸素を使った場合排気ガスを冷やせば水にもどりそ
の水を電気分解すれば良いから)。1回転で1回爆発
することが出来ないか。
【0007】本発明者による長年の研究の成果として、
上記課題〜について次の結論〜を得た。燃焼
機への圧力の送り出しは加圧機の容器によって自由に設
定可能。加圧機の吸入口の圧力の変化によっても燃焼
機内の圧力調整も可能。加圧機を複数取り付け混合器
等を経由して完全混合気体に近づけて燃焼機室に送り込
める。このことは、燃える気体と燃やす気体を前もっ
て計算可能。排気ガスの成分も計算可能になり排気ガ
スではなくなる。
【0008】さらに、本発明者は、ピストン運動を行な
わないためには、前進するものに後方から圧縮を連続的
に行わなければならないと考え、往復運動を前進運動だ
けにすることとした。また、吸入・圧縮・爆発・排気と
いう四つの仕事を分離できることまで分けて検討した。
すると、吸入・加圧を一役とし、圧縮・爆発・排気をも
う一役とすることが可能であることが判明した。このこ
とによって、加圧機と燃焼機とを別々に設定することの
必要性に想到した。
【0009】ただし、加圧機は燃焼機の力で動くのでな
ければならず、これらは二つで一つの行程をするのでな
ければならないこと(即ち、同軸的に回転するものでな
ければならないこと)が重要であることを見い出した。
加圧機と燃焼機の形状も大切であることがわかった。加
圧機と燃焼機の中にそれぞれの軸羽根を取りつけるので
あるが、軸羽根の枚数は同数でなければならないことと
軸羽根の位置関係も重要であることもわかった。これら
の構成要素を取り込むことによって、本発明者はこの発
明を完成したものである。
【0010】本発明は、燃費の向上ならびに排気ガスの
クリーン化を達成することを可能とした新規なロータリ
ー内燃機関を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願第1発明の内燃機関は、(イ)加圧機中空円筒
体と、該加圧機中空円筒体内に内接させて挿通された加
圧機主軸と、該主軸に出没自在に取りつけられかつ該加
圧機中空円筒体内の内周面及び内側面に当接して摺動す
る1枚又は複数枚の加圧機軸羽根と、を有する1又は複
数の加圧機と、(ロ)燃焼機中空円筒体と、該燃焼機中
空円筒体内に内接させて挿通された燃焼機主軸と、該主
軸に出没自在に取りつけられかつ該燃焼機中空円筒体内
の内周面及び内側面に当接して摺動する1枚又は複数枚
の燃焼機軸羽根と、を有する燃焼機と、をそれぞれ分離
して設け、該加圧機主軸と燃焼機主軸を同軸的に回転す
るように結合したことを特徴とする。
【0012】前記燃焼機の爆発力により、回転力を得、
加圧機軸羽根と燃焼機軸羽根によって燃料ガスを燃焼機
軸羽根の後方で圧縮し、所定圧の圧縮された燃料ガスを
燃焼機軸羽根の後方に得ることができる。
【0013】また、前記燃焼機の爆発力により加圧機も
吸入力と加圧力を得、燃焼機側の軸羽根の前進回転は後
方から加圧機の軸羽根を引きよせる形になって圧力を
得、その時に加圧機の吸入弁、排気弁及び燃焼機の吸入
弁の開閉のタイミングをとることによって、定量混合及
び定圧の燃料ガス(元素ガスを含む)を混合器を通して
燃焼機に送り込むことを特徴とする。元素ガスとして
は、酸素及び水素をあげることができる。
【0014】前記加圧機から常に一定量の燃料ガスを一
定加圧して燃焼機に送り込むことが出来、燃焼機の爆発
力により燃焼機の軸羽根を回転させ、これにより加圧機
の軸羽根も回転するように構成することができる。
【0015】さらに、本願第2発明は、(a)加圧機中
空円筒壁と該中空円筒壁の両側端を閉塞する左右側壁と
を有し内部に側面円形状の空間を有する加圧機中空円筒
体と、該加圧機中空円筒壁の内径よりも径小なる軸径を
有し該空間内に上記中空円筒壁の内周面に内接させた状
態で略三日月状の圧縮空間を形成するように挿通された
回転可能な加圧機主軸と、該加圧機主軸の直径方向で該
空間の全幅にわたって該加圧機主軸に穿設された加圧機
長溝と、該加圧機長溝内に出没自在に設けられかつ上記
左右側壁に密封状態で当接する幅を有しかつその先端が
該中空円筒壁の内周面に常時密封状態で当接するように
取りつけられた平板状の加圧機軸羽根と、該加圧機中空
円筒壁に設けられ吸入弁を備えた吸入口と、該吸入口に
連通する吸入管と、該加圧機中空円筒壁に設けられ排気
弁を備えた排気口と、該排気口に連通する排気管とを有
する1又は複数の加圧機と;(b)燃焼機中空円筒壁と
該中空円筒壁の両側端を閉塞する左右側壁とを有しかつ
内部に側面円形状の空間を有する燃焼機中空円筒体と、
該燃焼機中空円筒壁の内径よりも径小なる軸径を有し該
空間内に上記中空円筒壁の内周面に内接させた状態で略
三日月状の圧縮空間を形成するように挿通された回転可
能な燃焼機主軸と、該燃焼機主軸の直径方向で該空間の
全幅にわたって該燃焼機主軸に穿設された燃焼機長溝
と、該燃焼機長溝内に出没自在に設けられかつ上記左右
側壁に密封状態で当接する幅を有しかつその先端が該中
空円筒壁の内周面に常時密封状態で当接するように取り
つけられた平板状の燃焼機軸羽根と該燃焼機中空円筒壁
に設けられ吸入弁を備えた吸入口と、該吸入口に連通す
る吸入管と、該燃焼機中空円筒壁に設けられた排気ガス
口と、該排気ガス口に連通する排気ガス管とを有する燃
焼機と;からなり、上記加圧機主軸と燃焼機主軸とを同
軸的に接続しかつ上記加圧機排気管と上記燃焼機吸入管
とを連通してなることを特徴とする。
【0016】上記した加圧機主軸と燃焼機主軸とを同軸
的に接続する手段としては、加圧機主軸と燃焼機主軸と
を同一共通軸としてもよいし、加圧機主軸と燃焼機主軸
とを歯車機構を介して同軸的に回転するように結合する
こともできる。
【0017】前記加圧機中空円筒壁及び燃焼機中空円筒
壁のそれぞれの内径と加圧機主軸及び燃焼機主軸のそれ
ぞれの直径との比を10:7±0.8に設定するのが好
適である。
【0018】上記加圧機と燃焼機の軸羽根をそれぞれ1
枚づつ設け、該加圧機軸羽根と燃焼機軸羽根を互いに1
80°向きを変えて設置する構成が採用される。
【0019】上記加圧機主軸に相対向して一対の加圧機
長溝を設け、該一対の長溝にそれぞれ加圧機軸羽根を出
没自在に設け、一方前記燃焼機主軸に相対向して一対の
燃焼機長溝を設け、該一対の長溝にそれぞれ燃焼機軸羽
根を設ければ、加圧機及び燃焼機のそれぞれに2枚づつ
の軸羽根を設けた構成とすることができる。この構成の
場合には前記加圧機中空円筒壁における排気口の排気弁
を設置する必要がなくなる。また、この場合も該加圧機
軸羽根と燃焼機軸羽根は互いに180°向きを変えて設
置する構成が採用される。
【0020】上記加圧機を2つ及び上記燃焼機を1つ設
け、該2つの加圧機の排気管と燃焼機の吸入管とを混合
器を介して接続する構成とすれば、2種の燃料ガスを所
定の割合で混合して燃焼機に供給することができる。こ
の場合、燃料ガスとして酸素ガスと水素ガスを1:2で
使用し、また酸素ガスとして空気中の酸素を用いるのが
好適である。
【0021】前記軸羽根が回転力を失なった場合の対策
としては、与力プーリーによって軸羽根に回転力を付与
する構成とするか、又は一つの内燃機関に加えて同様の
構造を有する別の内燃機関を互いに同軸的に取りつけ、
別の内燃機関によって一つの内燃機関を連続的に回転さ
せる構成を採用すればよい。
【0022】本発明の内燃機関は、燃焼機の爆発力で回
転する主軸が、加圧機の軸羽根をも回転させることにな
り、そのことによって加圧機内の燃料ガスに圧力がかか
る。この状態を加圧機の排気弁を閉じたまま燃焼機の吸
入位置まで維持する。燃焼機側では燃料ガスの吸入と同
時に軸羽根の回転方向の後方から圧縮をうけ、加圧機内
の燃料ガスを引き込む形になる。
【0023】圧縮終了(加圧機の排気バルブが閉まり燃
焼機の吸気バルブも閉まる)と同時に燃焼機の点火プラ
グの発火により、燃料ガスが爆発を起しさらに回転力を
得る。この時、燃焼機の排気の位置に軸羽根が来たとき
与力プーリーで回転力を与えるか、別に設置したもう一
つの内燃機関による回転力で回転を続けるように構成す
る。本発明の内燃機関では、このようにして主軸の回転
を連続的に行なうことが可能である。
【0024】本発明のロータリー内燃機関では、共通軸
に加圧機及び燃料機の両機を固定させてもよいし、また
歯車機構によって当該両機を連結連動させ同一軸的に回
転をさせてもよいが、いずれの場合でも同じように軸羽
根の回転方向の後方から圧縮できる。加圧機と燃焼機と
に分けたのは安定した圧縮比を得るためと、従来の4行
程(吸入・圧縮・爆発・排気)の往復行程を前進行程の
みにするためである。軸羽根の角速度は同じであるから
動く空間の容積の差を作るために加圧機と燃焼機の軸羽
根の位置関係は180°変化させる必要がある。
【0025】最初に、加圧機と燃焼機の各軸羽根が一枚
の構成の場合について説明する。この構成の場合には、
圧縮される燃料ガスの容積は、加圧機の軸羽根が吸入開
始位置にあるところから、排気口の排気弁の閉まる位置
までの容積である。燃焼機に送り込めない圧縮ガスは混
合器又は吸入口に戻らないように燃焼機の吸入弁を加圧
機の排気弁を閉めるときと同時に閉める必要がある。
【0026】次に、吸入開始になるまで燃焼機の吸入弁
は閉じておく。燃焼機の軸羽根が燃焼機の吸入弁の開く
位置にあるとき、加圧機の軸羽根は加圧機の排気弁の開
く位置にあり、一気に両機の吸入弁及び排気弁を開放し
て圧縮ガスを燃焼機に送り込む。次に燃焼機の吸入弁を
閉める位置のとき、全ての弁を閉じて点火プラグを発火
させ爆発となる。そして、加圧機の軸羽根も同軸的に回
転して、吸入位置になって燃料ガスの吸入開始となる。
【0027】燃焼機の軸羽根が排気ガス口に来たとき両
機とも一気に回転力を失うので与力プーリーを使用し
て、与力回転させるか、もう一つの内燃機関を同軸的に
組合せて設置し、一方の内燃機関の軸羽根が排気ガス口
に位置するとき、もう片方の内燃機関の軸羽根が爆発位
置になるように組合せる必要がある。この行程を繰り返
すことによって主軸の連続回転が可能となる。この構成
によれば、1回転で1回の爆発である。
【0028】次に、加圧機と燃焼機の各軸羽根を2枚設
けた場合について以下に説明する。圧縮される燃料ガス
は、加圧機の第1軸羽根が吸入開始位置(図15及び図
17〜20のK)にあるとき加圧機の第2軸羽根は該第
1軸羽根と相対向する位置(図15及び図17〜20の
L)にある。この2枚の軸羽根によってできる空間18
a(図17)は、燃焼機の空間18c(図18)に圧縮
されることとなる。加圧機と燃焼機とをつなぐ空間は一
回転のときだけを考えるなら考慮しなければならない
が、連続でなおかつ両機の弁によって圧縮されたまま保
留される分も考えると始めだけ少しの変化を考慮すれば
加圧機の空間18aと燃焼機の空間18cの容積比がほ
ぼ圧縮比になる。
【0029】加圧機で圧縮した燃料ガスのうち、燃焼機
に送り込めない分は、次の軸羽根によって圧縮を受け又
は送り込めない分としてさらに次の軸羽根によって送り
込まれるというように連続動作が行なわれる。
【0030】図15において、第1軸羽根が位置Kにあ
るとき、第2軸羽根は、位置Lにある。吸入燃料ガス
は、空間18aの容積となる。第1軸羽根が位置Lにな
ったとき、空間18aの容積は、空間18bの容積に圧
縮され、加圧機の排気弁を開くと同時に燃焼機の吸入弁
も開けると燃焼機の第1軸羽根は位置M(図16)にあ
るので吸入開始となる。燃料ガスが容積18bまで圧縮
された状態から、さらに、移動して加圧機の第1軸羽根
が位置P(図15)になったとき、内燃機の吸入弁を閉
めると圧縮終了となる。燃焼機に送り込めない気化混合
ガスは次の第2の軸羽根の方へもどることになる。
【0031】燃焼機は、点火プラグの発火により、1回
目の爆発をして加圧機の軸羽根を回転させながら位置N
(図16)までくる。これで1回転となる。加圧機の第
2軸羽根は、位置L(図15)まで回転移動する。この
ことは、加圧機の第2軸羽根は空間18aの容積を最初
の時すでに空間18bの容積まで圧縮していたことにな
り、第2軸羽根が位置P(図15)のとき、1回圧縮を
行ない、燃焼機の第2軸羽根が位置R(図16)に達し
た時、1回爆発したことになり、この構成の場合には、
1回転で2回の爆発をすることになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一つの実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0033】図1は本発明の内燃機関の一つの構成例を
示す全体斜視説明図、図2は第1加圧機の直径方向の縦
断面説明図、図3は第1及び第2加圧機の吸気口側を示
す長手方向の縦断面説明図、図4は第1及び第2加圧機
の排気口側を示す長手方向の縦断面説明図、図5は主軸
を取り除いて示した第1及び第2加圧機中空円筒壁の内
上面を示す長手方向の横断面説明図、図6は燃焼機の直
径方向の縦断面説明図、図7は燃焼機の吸気口側を示す
長手方向の縦断面説明図、図8は燃焼機の排気ガス口側
を示す長手方向の縦断面説明図、図9は主軸を取り除い
て示した燃焼機中空円筒壁の内上面を示す長手方向の横
断面説明図、図10〜図13は第1及び第2加圧機の軸
羽根と燃焼機の軸羽根との位置関係を示す説明図で、図
10は第1系統、図11は第2系統、図12は第3系統
及び図13は第4系統を示す図面、図14は主軸に与力
プーリーを設けた場合の一つの構成例を示す要部の斜視
図、図15は2枚軸羽根を有する第1加圧機の直径方向
の縦断面説明図、図16は2枚軸羽根を有する燃焼機の
直径方向の縦断面説明図、図17〜図20は2枚軸羽根
の場合の第1及び第2加圧機と燃焼機における各軸羽根
の位置関係を示す説明図で、図17は第1系統、図18
は第2系統、図19は第3系統及び図20は第4系統を
示す図面である。
【0034】図中、2は本発明の内燃機関機構で、駆動
回転する主軸4と、該主軸4に取り付けられた一対の第
1及び第2内燃機関本体6a,6bを有している。該第
1及び第2内燃機関本体6a,6bは同一構成を有して
いるが、第1内燃機関6aの燃焼機10の軸羽根が排気
ガス口に位置するとき、第2内燃機関6bの燃焼機10
の軸羽根が爆発位置になるように組み合わされており、
主軸の連続回転ができるようになっている。その他の構
成は同様であるので、一方の内燃機関本体6aについて
更に詳細に説明する。
【0035】該第1内燃機関本体6aは、一対の第1及
び第2加圧機8a,8b及び燃焼機10を有している。
該第1及び第2加圧機8a,8bは同様の構成を有して
おり、同一又は類似部材については同一の符号を用いて
説明する。
【0036】図2〜図5に示したごとく、該第1加圧機
8aは、中空円筒体12を有している。該中空円筒体1
2は両側端を開口した中空円筒壁14と、該中空円筒壁
14の両側端を閉塞し、内面側に左右内側壁16a,1
6aを設けた左右側壁16,16とを有し、その内部は
側面円形状の空間17となっている。
【0037】該空間17内には、該空間17の側面円形
の直径よりも径小なる軸径を有する前記主軸4が上記中
空円筒壁14の内周面に内接させた状態で挿通され、三
日月状の圧縮空間18が形成されている。
【0038】該主軸4には、その直径方向で該空間17
の全幅に亘って、長溝20が穿設されている。該長溝2
0には平板状の軸羽根22が出没自在に設けられてい
る。該軸羽根22の基端部には棒状ベアリング21が取
りつけられ、該棒状ベアリング21を介して該軸羽根2
2が該長溝20内を円滑に滑動するようになっている。
該軸羽根22は上記左右側壁16,16に密封状態で当
接する幅を有している。23は、該長溝20の底部に形
成された開口通路で、主軸4内のオイルや空気の流通路
として作用する。該主軸4の該空間17内に位置する部
分は、主軸カバー部材4aによって保護されている。
【0039】25は該軸羽根22の先端部に取り付けら
れた軸羽根ローラである。27a,27aは前記左右側
壁16,16の周縁部に設けられたガイド部材で、該軸
羽根ローラ25の両端部に突設された突出部25a,2
5aを摺動自在に支持する。
【0040】この構成により、主軸4が回転すると、該
突出部25a,25aを介して軸羽根ローラ25及び軸
羽根22が該ガイド部材27a,27aに案内されて回
転する。該軸羽根22は、該主軸4の外周面と該中空円
筒壁14の内周面によって形成される圧縮空間18の幅
の広狭に応じて該圧縮空間18内に進出する。
【0041】この時、該軸羽根ローラ25の存在によっ
て、該軸羽根22の先端は該中空円筒壁14の内周面に
常時密封状態で当接するようになっている。
【0042】一方、該中空円筒壁14には該圧縮空間1
8に開口する吸入口24が穿設されている。26は該吸
入口24に連通する吸入管で、28は該吸入口24を開
閉自在に閉塞する吸入弁である。28aは該吸入弁28
に接続する吸入弁シャフトである。
【0043】30は排気口で、該吸入口24から所定の
間隔をおいて該中空円筒壁14に穿設されている。32
は該排気口30に連通する排気管で、34は該排気口3
0を開閉自在に閉塞する排気弁である。34aは該排気
弁34に接続する排気弁シャフトである。30aは該排
気口30に連通する逃げ溝で、排気しきれずに加圧機8
a内に残った燃料ガスを逃がす作用を行なう。該逃げ溝
30aは図4及び図5に示すごとく、多数の溝を穿設し
て形成するのが逃げ作用の点から好ましい。
【0044】36,36は密封ローラで、該吸入口24
と該排気口30との間に位置して該中空円筒壁14の内
周面に取り付けられている。38,38は該密封ローラ
36,36の圧力を調整するために該中空円筒壁14に
設けられた圧力調整ロッドである。
【0045】40は該主軸4の長手方向に設けられた冷
却水通路である。42は該中空円筒壁14の長手方向に
設けられた冷却水通路である。
【0046】一方、図6〜図9に示したごとく、前記燃
焼機10は、中空円筒体44を有している。該中空円筒
体44は、両側端を開口した中空円筒壁46と、該中空
円筒壁46の両側端を閉塞し、内面側に左右内側壁48
a,48aを設けた左右側壁48,48とを有し、その
内部は側面円形状の空間49となっている。
【0047】該空間49内には、該空間49の側面円形
の直径よりも径小なる軸径を有する前記主軸4が上記中
空円筒壁46の内周面に内接させた状態で挿通され、三
日月状の燃焼空間50が形成されている(図6)。
【0048】該主軸4には、その直径方向で該空間49
の全幅に亘って、長溝52が穿設されている。該長溝5
2には平板状の軸羽根54が出没自在に設けられてい
る。該軸羽根54の基端部には棒状ベアリング53が取
りつけられ、該棒状ベアリング53を介して該軸羽根5
4が該長溝52内を円滑に滑動するようになっている。
該軸羽根54は、上記左右内側壁48a,48aに密封
状態で当接する幅を有している。56は該長溝52の底
部に形成された開口通路で、該主軸4内のオイルや空気
の流通路として作用する。
【0049】58は該軸羽根54の先端部に取り付けら
れた軸羽根ローラである。60a,60aは前記左右側
壁48,48の周縁部に設けられたガイド部材で、該軸
羽根ローラ58の両端部に突設された突出部58a,5
8aを摺動自在に支持する。
【0050】この構成により、該主軸4が回転すると、
該突出部58a,58aを介して該軸羽根ローラ58及
び該軸羽根54が該ガイド部材60a,60aに案内さ
れて回転する。該軸羽根54は、該主軸4の外周面と該
中空円筒壁46の内周面によって形成される該燃焼空間
50の幅の広狭に応じて該燃焼空間50内に進出する。
【0051】この時、該軸羽根ローラ58の存在によっ
て、該軸羽根54の先端は該中空円筒壁46の内周面に
常時密封状態で当接するようになっている。
【0052】一方、該中空円筒壁46には該燃焼空間5
0に開口する吸入口51が穿設されている。51aは該
吸入口51に連通する吸入管で、55は該吸入口51を
開閉自在に閉塞する吸入弁である。55aは該吸収弁5
5に接続する吸入弁シャフトである。
【0053】57は排気ガス口で、該吸入口51から所
定の間隔をおいて該中空円筒壁46に穿設されている。
59は該排気ガス口57に連通する排気ガス管である。
57aは該排気ガス口57に連通する逃げ溝で、排気し
きれずに燃焼機10内に残ったガスを逃がす作用を行
う。
【0054】61,61は密封ローラで、該吸入口51
と該排気ガス口57との間に位置して該中空円筒壁46
の内周面に取りつけられている。63,63は該密封ロ
ーラ61,61の圧力を調整するために該中空円筒壁4
6に設けられた圧力調整ロッドである。
【0055】62は該主軸4の長手方向に設けられた冷
却水通路である。64は該中空円筒壁46の長手方向に
設けられた冷却水通路である。56は開口通路で、該主
軸4内のオイルや空気の流通路として作用する。
【0056】66は点火スイッチで、該燃焼空間50に
臨むように設けられた点火プラグ68に接続して、該中
空円筒壁46に設けられている。該点火スイッチ66が
作動すると、該点火プラグ68に火花が飛ぶようになっ
ている。従って、該燃焼空間50に圧縮された燃料ガス
が存在すると、該点火プラグ68の火花によって該燃料
ガスが爆発燃焼する。
【0057】図1において、70a,70bはガスボン
ベで、図示の例では70aが酸素ボンベ、70bが水素
ボンベである。72a、72bはガス定圧器で、ガス定
圧器ハンドル74a,74bによって調整される。76
a,76bはアクセルで、ガス定圧器72a,72bか
ら加圧機8a,8bへのガス供給の調整を行なう。78
はアクセルレバーで、該アクセル76a、76bの供給
速度を調整する手段である。
【0058】前記吸入管26,26は、ガス供給管P
1,P2を介して該アクセル76a、76bと加圧機8
a,8bの吸入口24,24とを接続する。80は該ガ
スボンベ70a、70bの温度調整を行なうラジエータ
ーである。82は前記主軸4に隣接して設けられたラジ
エーターである。84は該ラジエーター80,82と前
記した冷却水通路42,64に連通するラジエーターホ
ースである。
【0059】86は該ラジエーターホース84内を流れ
る水を流動させるウォーターポンプである。該ウォータ
ーポンプ86の駆動軸86aに取りつけられたプーリ8
7には該主軸4に巻回されたベルト87が巻回され、該
主軸4が回転することにより該駆動軸86aが回転す
る。
【0060】88はオイルポンプで、該主軸4内へ潤滑
オイルをオイル管90を介して供給する。91はオイル
フィルター、92は潤滑オイル流動装置である。
【0061】94は始動モータで、モータ軸96に取り
つけられた小歯車97には、該主軸4に設けられた大歯
車98が噛合されている。したがって、該始動モータ9
4が回転すると、該モータ軸96を介して該主軸4が回
転する。
【0062】100は該主軸4に取りつけられた中歯車
で、該中歯車100には小歯車102を介して駆動歯車
104が互いに噛合するように取りつけられている。該
主軸4が回転すると該駆動歯車104が回転する。
【0063】該駆動歯車104には駆動軸106が取り
つけられ、該駆動軸106には5個のカム107,10
8,109,110,111が設けられている。各カム
107〜111は、前記吸入口24の吸入弁28及び排
気口30の排気弁34及び吸入口51の吸入弁55を弁
シャフト28a,34a,55aを介して開閉するよう
に動作する。
【0064】112はガス混合器で、第1加圧機8a及
び第2加圧機8bからの排気管32,32に接続され、
かつ燃焼機10の吸入管53に接続されている。該ガス
混合器112は、該第1加圧機8a及び第2加圧機8b
から供給される加圧圧縮ガス(燃料ガス)を所定の割合
で混合し、該燃焼機10に供給する役割を果たす。
【0065】図1において、28b、34b及び55b
は、前記弁シャフト28a、34a及び55aの周囲に
設けられたスプリングで、該弁シャフト28a、34
a、55aを常時上方に付勢し、該カム107〜111
の動きに呼応して、該吸入弁28、排気弁34及び吸入
弁55の開閉を円滑に行なうように作動する。
【0066】上述した構成により、その作用を説明す
る。まず、第一のスイッチ(図示せず)を入れると、ガ
ス定圧器72a,72bのハンドル74a,74bが設
定圧に開放される。次に、アクセルレバー78を少し動
かし加圧機8a,8bの吸入口28,28への圧力を伝
える(アクセルを動かさなくても少しの間待てば良
い)。第2のスイッチ(図示せず)を入れると始動モー
タ94が動く。主軸4は時計回り(右回転)に動き出
す。
【0067】さらに、加圧機8a,8bと燃焼機10の
軸羽根は同時に右回転する。図10に示すごとく、加圧
機8a,8bの軸羽根22が原点Z1(0°)から右へ
45°回転してDの位置に来たとき、吸入弁28が開
き、燃料ガスG1の吸入を開始し、燃料ガスG1を吸入
しながら軸羽根22の前方の燃料ガスG2を押し進め
る。このとき排気弁34は閉じている。燃料ガスG2は
燃料ガスG1の前に加圧機8a、8bに吸入圧縮されて
いたものである。また、図10の燃焼機10中に示され
た符号G3、G4はG2の前に吸入された燃料ガスを示
している。なお、加圧機8a、8bにはそれぞれ別種の
燃料ガス、例えば酸素ガスと水素ガスがそれぞれ吸入圧
縮され、混合器112によって所定の割合(例えば、酸
素1容:水素2容)混合されて燃焼機10に供給され
る。しかし、説明を簡単化するため燃料ガスは同一符号
で示した。
【0068】燃焼機10の軸羽根54は、加圧機8a,
8bの軸羽根22がDの位置のとき、原点Z2(0°)
から右へ225°回転してHの位置にある。なぜなら、
加圧機8a,8bの軸羽根22と燃焼機10の軸羽根5
4は主軸4の中心点Oに対して180°ずれているから
である。加圧機8a,8bの軸羽根22が原点Z1から
右へ225°回転してEの位置に来たとき、燃焼機10
の軸羽根54は原点Z2から右へ45°回転したAの位
置にある(図11)。このとき、燃焼機10の吸入口5
1の吸入弁55が開放され同時に加圧機8a,8bの排
気弁34,34も開放されて排気口30が開口し、ガス
混合器112を経て燃焼機10の吸入口51へと燃料ガ
スG2は移動する。なお、ガス混合器112において
は、加圧機8a、8bから一定の割合で供給された燃料
ガス、例えば酸素ガス1容に対して水素ガス2容が混合
されて燃焼機10に供給される。
【0069】燃焼機10の軸羽根54が原点Z2から1
05°右回転してBの位置に移動したとき燃焼機10の
吸入弁55は閉じる(図12)。同時に加圧機8a,8
bの排気弁34,34と吸入弁28,28も閉じる。吸
入弁28,28を閉じるのは送り込めない燃料ガスを逆
流させないためである。燃焼機10の軸羽根54がさら
に5°右回転してCの位置に移動したとき(図13)、
点火スイッチ66が作動し点火プラグ68に花火が飛
ぶ。
【0070】この点火プラグ68による花火によって空
間X(図13)に供給された圧縮燃料ガスG2は爆発を
する。爆発した時点で始動モータ94のスイッチは切っ
てもよい。燃焼機10の軸羽根54は右回転力を得て主
軸4を動かす。燃焼機10の軸羽根54は原点Z1から
225°回転したHの位置からさらに右回転を続けIの
位置へと移動しながら排気もして排気口57の所で回転
推進力を失う。
【0071】さらに、燃焼機10の軸羽根54が原点Z
2から285°右回転してIの位置に移動したとき回転
推進力はほとんど無くなる。一方、加圧機8a,8bの
軸羽根22は原点Z1から105°右回転したJの位置
に有る。
【0072】このような事情を考慮して、回転力を持続
させるために、次に挙げる二つの方法のうち1つの方法
を取り入れることになる。一つは、図1に示したごと
く、加圧機8a,8bと燃焼機10の別の1組を主軸に
設置して(歯車機構で連動をとってもよい)別の1組の
燃焼機が爆発する様に設置して回転力を継いでいく方法
である。
【0073】他の一つは、図14に示したごとく、主軸
4の適宜位置に与力プーリー114を設け、該与力プー
リー114によって軸羽根をIの位置から、Bの位置ま
で移動させる方法である。これらのいずれかの方法を採
用することにより、連続運動を繰り返して主軸4を連続
回転させることができる。
【0074】上記説明では、燃料ガスとして酸素ガスと
水素ガスを1:2で使用する場合について説明したが、
水素ガスと空気を燃料ガスとして用いることもできる。
クリーンエネルギーと云われる水素エネルギーの使用に
は空気より酸素の方が良いが重い酸素を余分に積載しな
ければならない不利がある。水素ガスと空気を燃料ガス
として用いる場合には空気中の酸素(21%)と燃料の
水素の割合を1:2にすると窒素酸化物の量は大変少な
くなる利点がある。本発明の内燃機関に対しては、その
他に、一般的な気体状の燃料ガスを用いることも勿論可
能である。
【0075】上記の例では、加圧機と燃焼機の軸羽根を
1枚ずつ設けた場合について説明したが、加圧機と燃焼
機の各軸羽根を2枚設けることも可能であり、その場合
について図15〜図20に基づいて以下に説明する。同
図において、図1〜図14と同一又は類似部材は同一符
号で示す。
【0076】図15に示すごとく、2枚の軸羽根を有す
る加圧機8cにおいては、その主軸4に相対向して一対
の加圧機長溝20a,20bが設けられ、該一対の長溝
20a,20bにそれぞれ加圧機軸羽根22a,22b
が出没自在に設けられている。該加圧機8cの中空円筒
壁14の排気口24における排気弁は不要である。一
方、図16に示すごとく、2枚の軸羽根を有する燃焼機
10aにおいては、その主軸4に相対向して一対の燃焼
機長溝52a,52bが設けられ、該一対の長溝52
a,52bにそれぞれ燃焼機軸羽根54a,54bが出
没自在に設けられている。その他の構成は前記した1枚
の軸羽根を有する場合の構成と略同様であり、同一又は
類似部材についての説明は重複を避けるために省略す
る。
【0077】この構成により、その作用を説明する。図
17〜図20に示した作用の説明において、加圧機は図
10〜図13に示した場合と同様に設置した例を示す
が、加圧機8c及び8dは互いに同一構成を有するもの
であり、燃焼機10aの軸羽根54a,54bは加圧機
8c,8dの軸羽根22a,22bと主軸4の中心点0
を中心として相対向(180°反転)するように設定さ
れている。
【0078】圧縮される燃料ガスは、加圧機8c,8d
の第1軸羽根22aが吸入開始位置(図15及び図17
のK)にあるとき加圧機8c,8dの第2軸羽根22b
は該第1軸羽根22aと相対向する位置(図15及び図
17のL)にある。この2枚の軸羽根22a,22bに
よってできる空間は、燃焼機10aの空間に圧縮される
こととなる。
【0079】加圧機8c,8dと燃焼機10aとをつな
ぐ空間は一回転のときだけを考えるなら考慮しなければ
ならないが、連続でなおかつ加圧機8c,8d及び燃焼
機10aの弁によって圧縮されたまま保留される分も考
えると始めだけ少しの変化を考慮すれば加圧機8c,8
dの空間と燃焼機10aの空間の容積比がほぼ圧縮比に
なる。
【0080】加圧機8c,8dで圧縮した燃料ガスのう
ち、燃焼機10aに送り込めない分は、次の軸羽根によ
って圧縮を受け又は送り込めない分としてさらに次の軸
羽根によって送り込まれるというように連続動作が行な
われる。
【0081】上述したごとく、図15及び図17におい
て、加圧機8c,8dの第1軸羽根22aが位置Kにあ
るとき、第2軸羽根22bは、位置Lにある。この時、
燃焼機10aの第1軸羽根54aは位置N及び第2軸羽
根54bは位置Mにある。吸入された燃料ガスは、空間
18aの容積となる。加圧機8c,8dの第1軸羽根2
2aが位置Lになったとき、空間18aの容積は、空間
18bの容積となり(図19)、加圧機8c,8dの排
気弁34を開くと同時に燃焼機10aの吸入弁55も開
けると燃焼機10aの第1軸羽根54aは位置M(図1
6及び図19)にあるので吸入開始となる。燃料ガスが
容積18bまで圧縮された状態から、さらに、移動して
加圧機8c,8dの第1軸羽根22aが位置P(図15
及び図20)になったとき、燃焼機10aの吸入弁55
を閉めると圧縮終了となる。燃焼機10aに送り込めな
い気化混合ガスは次の第2の軸羽根の方へもどることに
なる。
【0082】燃焼機10aは、点火プラグ68の発火に
より、1回目の爆発をして加圧機8c,8dの軸羽根2
2a,22bを回転させながらその第1軸羽根54aは
位置N(図17)までくる。これで1回転となる。加圧
機8c,8dの第2軸羽根22bは、位置L(図17)
まで回転移動する。
【0083】このことは、加圧機8c,8dの第2軸羽
根22bの回転ついていえば、該第2軸羽根22bは空
間18aの容積を最初の時(図17)すでに空間18b
の容積まで圧縮していたことになる。第2軸羽根22b
が位置P(図18)のとき、1回圧縮を行ない、燃焼機
10aの第2軸羽根54bが位置R(図18)に達した
時、1回爆発したことになる。したがって、この構成の
場合には、1回転で2回の爆発をすることになる。
【0084】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の内燃機関は
一つの燃焼室の中で全ての行程を行ってきた今までの方
式を全く新規な方式に変更することにより、爆発力を低
下させずに1回転で1回の爆発もしくは1回転で2回の
爆発を行うことを可能とした。
【0085】また、本発明の内燃機関においては、加圧
機と燃焼機とに分けたことにより加圧機の大きさを変え
ることで自由な圧縮比を燃焼機に与えることができ、燃
焼気化ガスの種類を巾広く使えることが可能となる。排
気も完全な排気が出来るし、燃焼ガスによっては水分を
多く含む種類のものなども燃焼室の中に水分を残さずに
排出できる利点がある。
【0086】本発明の内燃機関によれば、ピストンを使
用した時に出る内燃機関特有の振動をなくすことがで
き、又余分な圧力を捨てないですむ有利さもある。さら
に、燃料ガスとして使用される気化ガスとの混合時間が
今までよりはるかに永くなったことにより、今まで以上
に完全気化混合に近い混合状態を達成することができ
る。
【0087】本発明の内燃機関によれば、加圧機と燃焼
機に分離することにより、定量の燃焼物質を別々に又は
個々に圧縮しかつ気体混合比がうまく行なって燃焼機に
送り込むことができ定量混合が可能である。
【0088】さらに、本発明においては、加圧機の吸入
圧の調整によって燃焼機への排出圧の調整も可能にな
る。すなわち動力の回転力の調整も細かに調整可能とな
り、燃費の向上が計れる。完全燃焼に近づけることによ
り、エネルギー出力の増大が計れる。
【0089】本発明では、排気ガスは燃料ガスの化学構
成で決まり、燃料ガスとして、例えば酸素ガスと水素ガ
スを用いれば、クリーンな燃えかす、即ち水とすること
ができる。酸素と水素は電気分解により容易に製造可能
なことはいうまでもない。
【0090】本発明の内燃機関によれば、燃料の燃える
物(例えば、水素ガス)と燃やす物(例えば、酸素ガ
ス)の両方を積載することになるが取り扱いに注意を払
えば容易に安全を保てる取替も保存も可能となる。
【0091】本発明によれば、ガソリンに替えて酸素ガ
スと水素ガスなどを燃料ガスとして使用できるため、有
限の化石燃料を消費することがなくなり、将来的にもエ
ネルギーを大量に確実に確保でき、ひいては国民生活が
豊かにすることができるという大きな効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の一つの構成例を示す全体斜
視説明図である。
【図2】第1加圧機の直径方向の縦断面説明図である。
【図3】第1及び第2加圧機の吸気口側を示す長手方向
の縦断面説明図である。
【図4】第1及び第2加圧機の排気口側を示す長手方向
の縦断面説明図である。
【図5】主軸を取り除いて示した第1及び第2加圧機中
空円筒壁の内上面を示す長手方向の横断面説明図であ
る。
【図6】燃焼機の直径方向の縦断面説明図である。
【図7】燃焼機の吸気口側を示す長手方向の縦断面説明
図である。
【図8】燃焼機の排気ガス口側を示す長手方向の縦断面
説明図である。
【図9】主軸を取り除いて示した燃焼機中空円筒壁の内
上面を示す長手方向の横断面説明図である。
【図10】第1及び第2加圧機の軸羽根と燃焼機の軸羽
根との第1系統における位置関係を示す説明図である。
【図11】第1及び第2加圧機の軸羽根と燃焼機の軸羽
根との第2系統における位置関係を示す説明図である。
【図12】第1及び第2加圧機の軸羽根と燃焼機の軸羽
根との第3系統における位置関係を示す説明図である。
【図13】第1及び第2加圧機の軸羽根と燃焼機の軸羽
根との第4系統における位置関係を示す説明図である。
【図14】主軸に与力プーリーを設けた場合の一つの構
成例を示す要部の斜視図である。
【図15】2枚軸羽根を有する第1加圧機の直径方向の
縦断面説明図である。
【図16】2枚軸羽根を有する燃焼機の直径方向の縦断
面説明図である。
【図17】2枚軸羽根の場合の第1及び第2加圧機と燃
焼機との第1系統における各軸羽根の位置関係を示す説
明図である。
【図18】2枚軸羽根の場合の第1及び第2加圧機と燃
焼機との第2系統における各軸羽根の位置関係を示す説
明図である。
【図19】2枚軸羽根の場合の第1及び第2加圧機と燃
焼機との第3系統における各軸羽根の位置関係を示す説
明図である。
【図20】2枚軸羽根の場合の第1及び第2加圧機と燃
焼機との第4系統における各軸羽根の位置関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 内燃機関機構 4 主軸 4a 主軸カバー部材 6a 第1内燃機関本体 6b 第2内燃機関本体 8a,8c 第1加圧機 8b,8d 第2加圧機 10,10a 燃焼機 12 加圧機中空円筒体 14 加圧機中空円筒壁 16 側壁 17 空間 18 圧縮空間 20 加圧機長溝 21 棒状ベアリング 22,22a,22b 加圧機軸羽根 23 流通路 24 加圧機吸入口 25 加圧機軸羽根ローラ 25a 加圧機軸羽根ローラの突出部 26 加圧機吸入管 27a 加圧機軸羽根ローラのガイド部材 28 加圧機吸入弁 28a 加圧機吸入弁の弁シャフト 30 加圧機排気口 30a 逃げ溝 32 加圧機排気管 34 加圧機排気弁 34a 加圧機排気弁の弁シャフト 36,61 密封ローラ 38,63 圧力調整ロッド 40,42,62,64 冷却水通路 44 燃料機中空円筒体 46 燃料機中空円筒壁 48 側壁 49 空間 50 燃焼空間 51 燃焼機吸入口 51a 燃焼機吸入管 52 燃焼機長溝 53 棒状ベアリング 54,54a,54b 燃焼機軸羽根 55a 燃焼機吸入弁の弁シャフト 56 開口通路 57 排気ガス口 57a 逃げ溝 58 燃焼機軸羽根ローラ 58a 燃焼機軸羽根ローラの突出部 59 排気ガス管 60a 燃焼機軸羽根ローラのガイド部材 66 点火スイッチ 68 点火プラグ 70a,70b ガスボンベ 72a,72b ガス定圧器 74a,74b ガス定圧器ハンドル 76a,76b アクセル 80,82 ラジエーター 84 ラジエーターホース 86 ウォーターポンプ 86a 駆動軸 87 ベルト 88 オイルポンプ 90 オイル管 91 オイルフィルター 92 潤滑オイル流動装置 94 始動モータ 96 モータ軸 97,102 小歯車 98 大歯車 100 中歯車 104 駆動歯車 106 駆動軸 107,108,109,110,111 カム 112 ガス混合器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)加圧機中空円筒体と、該加圧機中
    空円筒体内に内接させて挿通された加圧機主軸と、該主
    軸に出没自在に取りつけられかつ該加圧機中空円筒体内
    の内周面及び内側面に当接して摺動する1枚又は複数枚
    の加圧機軸羽根と、を有する1又は複数の加圧機と、
    (ロ)燃焼機中空円筒体と、該燃焼機中空円筒体内に内
    接させて挿通された燃焼機主軸と、該主軸に出没自在に
    取りつけられかつ該燃焼機中空円筒体内の内周面及び内
    側面に当接して摺動する1枚又は複数枚の燃焼機軸羽根
    と、を有する燃焼機と、をそれぞれ分離して設け、該加
    圧機主軸と燃焼機主軸を同軸的に回転するように結合し
    たことを特徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記燃焼機の爆発力により、回転力を
    得、加圧機軸羽根と燃焼機軸羽根によって燃料ガスを燃
    焼機軸羽根の後方で圧縮し、所定圧の圧縮された燃料ガ
    スを燃料機軸羽根の後方に得ることができるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記燃焼機の爆発力により加圧機も吸入
    力と加圧力を得、燃焼機側の軸羽根の前進回転は後方か
    ら加圧機の軸羽根を引きよせる形になって圧力を得、そ
    の時に加圧機の吸入弁、排気弁及び燃焼機の吸入弁の開
    閉のタイミングをとることによって、定量混合及び定圧
    の燃料ガス(元素ガスを含む)を混合器を通して燃焼機
    に送り込むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 加圧機から常に一定量の燃料ガスを一定
    加圧して燃焼機に送り込むことが出来、燃焼機の爆発力
    により燃焼機の軸羽根が回転することにより加圧機の軸
    羽根も回転するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項記載のロータリー内燃機関。
  5. 【請求項5】 (a)加圧機中空円筒壁と該中空円筒壁
    の両側端を閉塞する左右側壁とを有しかつ内部に側面円
    形状の空間を有する加圧機中空円筒体と、該加圧機中空
    円筒壁の内径よりも径小なる軸径を有し該空間内に上記
    中空円筒壁の内周面に内接させた状態で略三日月状の圧
    縮空間を形成するように挿通された回転可能な加圧機主
    軸と、該加圧機主軸の直径方向で該空間の全幅にわたっ
    て該加圧機主軸に穿設された加圧機長溝と、該加圧機長
    溝内に出没自在に設けられかつ上記左右側壁に密封状態
    で当接する幅を有しかつその先端が該中空円筒壁の内周
    面に常時密封状態で当接するように取りつけられた平板
    状の加圧機軸羽根と、該加圧機中空円筒壁に設けられ吸
    入弁を備えた吸入口と、該吸入口に連通する吸入管と、
    該加圧機中空円筒壁に設けられ排気弁を備えた排気口
    と、該排気口に連通する排気管とを有する1又は複数の
    加圧機と;(b)燃焼機中空円筒壁と該中空円筒壁の両
    側端を閉塞する左右側壁とを有しかつ内部に側面円形状
    の空間を有する燃焼機中空円筒体と、該燃焼機中空円筒
    壁の内径よりも径小なる軸径を有し該空間内に上記中空
    円筒壁の内周面に内接させた状態で略三日月状の燃焼空
    間を形成するように挿通された回転可能な燃焼機主軸
    と、該燃焼機主軸の直径方向で該空間の全幅にわたって
    該燃焼機主軸に穿設された燃焼機長溝と、該燃焼機長溝
    内に出没自在に設けられかつ上記左右側壁に密封状態で
    当接する幅を有しかつその先端が該中空円筒壁の内周面
    に常時密封状態で当接するように取りつけられた平板状
    の燃焼機軸羽根と該燃焼機中空円筒壁に設けられ吸入弁
    を備えた吸入口と、該吸入口に連通する吸入管と、該燃
    焼機中空円筒壁に設けられた排気ガス口と、該排気ガス
    口に連通する排気ガス管とを有する燃焼機と;からな
    り、上記加圧機主軸と燃焼機主軸とを同軸的に接続しか
    つ上記加圧機排気管と上記燃焼機吸入管とを連通してな
    ることを特徴とする内燃機関。
  6. 【請求項6】 前記加圧機主軸と燃焼機主軸を同一共通
    軸としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    記載の内燃機関。
  7. 【請求項7】 前記加圧機主軸と燃焼機主軸を歯車機構
    を介して同軸的に回転するように結合したことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項記載の内燃機関。
  8. 【請求項8】 前記加圧機中空円筒壁及び燃焼機中空円
    筒壁のそれぞれの内径と加圧機主軸及び燃焼機主軸のそ
    れぞれの直径との比が10:7±0.8であることを特
    徴とする請求項5〜7のいずれか1項記載の内燃機関。
  9. 【請求項9】 前記加圧機と燃焼機の軸羽根をそれぞれ
    1枚づつ設け、該加圧機軸羽根と燃焼機軸羽根を互いに
    180°向きを変えて設置したことを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか1項記載の内燃機関。
  10. 【請求項10】 前記加圧機主軸に相対向して一対の加
    圧機長溝を設け、該一対の長溝にそれぞれ加圧機軸羽根
    を出没自在に設け、一方前記燃焼機主軸に相対向して一
    対の燃焼機長溝を設け、該一対の長溝にそれぞれ燃焼機
    軸羽根を出没自在に設け、該加圧軸羽根と燃焼機軸羽根
    を互いに180°向きを変えて設置し、かつ前記加圧機
    中空円筒壁における排気口の排気弁を不要としたことを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の内燃機
    関。
  11. 【請求項11】 前記加圧機を2つ及び前記燃焼機を1
    つ設け、該2つの加圧機の排気管と燃焼機の吸入管とを
    混合器を介して接続したことを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれか1項記載の内燃機関。
  12. 【請求項12】 燃料ガスとして酸素ガスと水素ガスを
    1:2で使用することを特徴とする請求項1〜11のい
    ずれか1項記載の内燃機関。
  13. 【請求項13】 前記酸素ガスとして空気中の酸素を用
    いることを特徴とする請求項12記載の内燃機関。
  14. 【請求項14】 前記軸羽根が回転力を失なった時、与
    力プーリーによって軸羽根に回転力を付与することを特
    徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載の内燃機
    関。
  15. 【請求項15】 前記請求項1〜13記載の内燃機関に
    加えて同様の構造を有する別の内燃機関を互いに同軸的
    に取りつけ、別の内燃機関によって前記内燃機関を連続
    的に回転させるようにしたことを特徴とする内燃機関構
    造。
JP8053931A 1996-02-16 1996-02-16 内燃機関 Pending JPH09222028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8053931A JPH09222028A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8053931A JPH09222028A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 内燃機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09222028A true JPH09222028A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12956493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8053931A Pending JPH09222028A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09222028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393982C (zh) * 2002-12-15 2008-06-11 张强 橄榄形活塞旋转增压内燃发动机
WO2021088135A1 (zh) * 2019-11-04 2021-05-14 何金潜 具有泽仑圆形状的腔体、流体工作装置以及发动机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393982C (zh) * 2002-12-15 2008-06-11 张强 橄榄形活塞旋转增压内燃发动机
WO2021088135A1 (zh) * 2019-11-04 2021-05-14 何金潜 具有泽仑圆形状的腔体、流体工作装置以及发动机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6782866B2 (en) Rotary machine and thermal cycle
US11098588B2 (en) Circulating piston engine having a rotary valve assembly
US3809026A (en) Rotary vane internal combustion engine
JP2557616B2 (ja) 燃焼機関
US3203406A (en) Rotary engine
JPH09112289A (ja) ターボコンパウンドアークピストンエンジン
US5479887A (en) Rotary internal combustion engine and compressor
US3902465A (en) Rotary engine
US3797237A (en) Internal combustion engine having two pistons rotatable through separate intersecting circular paths
JPH09222028A (ja) 内燃機関
CN104903544B (zh) 循环式活塞发动机
JPH07500890A (ja) 内燃ロータリーピストンエンジン
US20050235957A1 (en) Engine systems and methods
US4403581A (en) Rotary vane internal combustion engine
US5125379A (en) Rotary engine
EP0171135B1 (en) Rotary fluid-handling mechanism
US8978619B1 (en) Pistonless rotary engine with multi-vane compressor and combustion disk
JPH1068301A (ja) ベーン回転式容積変化装置及びそれを用いた内燃機関
US4355603A (en) Internal combustion engine
CN101133236A (zh) 转子发动机
US3848575A (en) Sliding vane rotary combustion engine
JP2003120305A (ja) 多シリンダーロータリーモータおよびその操作方法
JPH028121B2 (ja)
JP2744980B2 (ja) 回転式内燃機
RU2212550C2 (ru) Двигатель внутреннего сгорания