JPH09221028A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

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JPH09221028A
JPH09221028A JP2799896A JP2799896A JPH09221028A JP H09221028 A JPH09221028 A JP H09221028A JP 2799896 A JP2799896 A JP 2799896A JP 2799896 A JP2799896 A JP 2799896A JP H09221028 A JPH09221028 A JP H09221028A
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JP
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push rod
pivot
shoe head
force
shoe
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JP2799896A
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English (en)
Inventor
Izumi Hasegawa
泉 長谷川
Hideyuki Yasuda
秀行 保田
Daisei Yamazaki
大生 山崎
Norimichi Kumagai
則道 熊谷
Toshihiro Toyofuku
敏宏 豊福
Kuniaki Okesawa
邦章 涌沢
Toshitaka Seto
利孝 勢登
Masaaki Nishimura
昌明 西村
Hiroaki Yabu
宏明 籔
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Railway Technical Research Institute
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、実際のブレーキ力を正確に測定で
き、ブレーキ力のコントロールを容易に行なう上で好都
合となるブレーキ装置を得ることにある。 【解決手段】ブレーキ装置3 は、シューヘッド5 に水平
な枢軸20を介して枢支された押棒6 と、枢軸および押棒
を吊り下げるハンガー8a,8b と、押棒に垂直てこ15を介
して連結されたエアシリンダ13とを備えている。押棒と
枢軸とは、軸中心線を互いに直交させ、かつ枢軸の軸回
り方向への相対的な回動を不能とした状態で結合されて
いる。押棒の軸心および枢軸の軸心を含む面と交差する
枢軸の表面に、軸方向に離間した複数箇所に位置して、
一対の歪ゲージを一組とする複数の検出部を枢軸の軸線
に対し線対称に配置し、歪ゲージは、互いに交差された
姿勢で枢軸の表面に貼り付けられ、かつブリッジを組ん
で電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両に用いられる
空制機械ユニットブレーキのようなブレーキ装置に係
り、特にそのブレーキ力を測定するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両は、車輪を支持する台車を備え
ており、この台車には、車輪にブレーキ力を付与する空
制機械ユニットブレーキが組み込まれている。図10
は、この空制機械ユニットブレーキの一例を開示してい
る。
【0003】この図10において、符号1は、台車のフ
レームを示している。フレーム1には車輪2が回転自在
に支持されており、これらフレーム1と車輪2とは、相
対的に上下動するようになっている。
【0004】上記フレーム1には、車輪2にブレーキ力
を付加するブレーキ装置3が組み込まれている。ブレー
キ装置3は、車輪2の周面2aに押し付けられるブレー
キシュー4を備えており、このブレーキシュー4は、シ
ューヘッド5に支持されている。
【0005】図12や図13に示すように、シューヘッ
ド5のブレーキシュー4とは反対側には、一対の支持壁
5a,5bが形成されている。支持壁5a,5bは、互
いに間隔を存して向かい合っており、これら支持壁5
a,5bの間に押棒6の一端部が介在されている。押棒
6は、水平に延びる本体6aと、この本体6aの一端に
連なる中空筒状のボス部6bとを有し、このボス部6b
が上記支持壁5a,5bの間に配置されている。
【0006】上記フレーム1は、支持部材としての一対
のハンガー8a,8bを備えている。ハンガー8a,8
bは、シューヘッド5の近傍において略垂直に配置され
ており、これらハンガー8a,8bの上端部は、支持軸
9を介してフレーム1に回動可能に枢支されている。
【0007】ハンガー8a,8bの下端部は、シューヘ
ッド5の支持壁5a,5bの両側に位置され,これら支
持壁5a,5bを挾み込んでいる。ハンガー8a,8b
の間には、枢軸としてのシューヘッドピン10が水平に
掛け渡されている。シューヘッドピン10の先端部に
は、ナット11がねじ込まれており、このナット11
は、ハンガー8a,8bからのシューヘッドピン10の
抜け止めをなしている。
【0008】図11や図13に示すように、シューヘッ
ドピン10は、ハンガー8a,8bの下端部、シューヘ
ッド5の支持壁5a,5bおよび押棒6のボス部6bを
軸回り方向に回動可能に貫通している。そのため、シュ
ーヘッド5および押棒6は、シューヘッドピン10を介
して互いに回動可能に連結されているとともに、ハンガ
ー8a,8bを介してフレーム1に吊り下げられてお
り、上記押棒6の軸中心線X1 とシューヘッドピン10
の軸中心線X2 とは、互いに直交されている。そして、
従来のブレーキ装置3の場合、上記シューヘッド5、押
棒6およびハンガー8a,8bは、シューヘッドピン1
0を支点に夫々独立して回動し得るようになっている。
【0009】図10に示すように、上記フレーム1に
は、押圧手段としてのエアシリンダ13が支持されてい
る。エアシリンダ13は、ピストンロッド14を有して
いる。このピストンロッド14は、上記押棒6の上方に
おいて、この押棒6と平行に配置されている。そして、
エアシリンダ13は、ブレーキ操作に伴う電気信号によ
って作動されるようになっており、このエアシリンダ1
3が作動されると、図10の(A)の矢印に示すよう
に、ピストンロッド14が水平方向に突出するようにな
っている。
【0010】ピストンロッド14は、倍力装置としての
垂直てこ15を介して上記押棒6と連動されている。垂
直てこ15は、略垂直な姿勢で配置されており、この垂
直てこ15の上端部は、ピボット軸16を介してピスト
ンロッド14の先端部に回動可能に連結されている。ま
た、垂直てこ15の下端部は、球面ブッシュ17を介し
て押棒6の中間部に連結されている。
【0011】垂直てこ15は、上記ピストンロッド14
と押棒6との間に位置される中間部15aを有してい
る。この中間部15aは、上記フレーム1にピボット軸
18を介して回動可能に連結されている。そして、垂直
てこ15とピストンロッド14との連結部から上記垂直
てこ15の中間部15aまでの距離をm、垂直てこ15
と押棒6との連結部から上記垂直てこ15の中間部15
aまでの距離をnとすると、m:n=3:1程度に規定
されている。
【0012】このような構成のブレーキ装置3におい
て、そのブレーキ作動時の作用について説明する。ブレ
ーキ操作に伴う電気信号がエアシリンダ13に入力され
ると、このエアシリンダ13が作動し、ピストンロッド
14が矢印方向に突出される。このピストンロッド14
は、垂直てこ15の上端部に連結されているので、垂直
てこ15は、中間部15aを支点として時計回り方向に
回動され、押棒6が車輪2の方向に向けて水平に押し出
される。この場合、垂直てこ15は、上記のようにm:
nが3:1の関係に規定されているので、押棒6に加わ
る押圧力をF1 、ピストンロッド14が突出する際の力
をF2 とすれば、 F1 =F2 ×m/n となる。通常のブレーキ装置3では、F2 =1000kg
f 程度に設定されているため、F1 =3000kgf とな
る。よって、ブレーキシュー4は、3000kgfの力で
車輪2の周面2aに押し付けられることになり、この車
輪2にブレーキ力が印加される。
【0013】ところで、図10の(A)の矢印に示すよ
うに、車輪2が反時計回り方向に回転しているとする
と、ブレーキ作動時におけるシューヘッドピン10の周
辺には、図11に示すような鉛直方向の力が作用する。
すなわち、この図11において、符号B1 およびB2
は、シューヘッド5が受けるブレーキ力、Rh1 および
Rh2 は、ハンガー8a,8bの反力、R0 は、押棒6
の反力を夫々示している。そして、この時のシューヘッ
ドピン10の周辺の荷重のバランスを式で表すと、 B1+B2 =Rh1 +Rh2 +R0 となる。
【0014】この式から分かるように、従来のブレーキ
装置3においては、ブレーキ作動時にシューヘッド5が
受ける鉛直方向のブレーキ力B1 およびB2 は、ハンガ
ー8a,8bおよび押棒6に連なる垂直てこ15によっ
て支えられる構成となっている。そして、この種のブレ
ーキ装置3において、シューヘッド5に印加されるブレ
ーキ力B1 およびB2 の制御は、エアシリンダ13の圧
力を制御することで行なわれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ブレーキ装置3によると、エアシリンダ13の作動によ
って得られるブレーキ力B1 およびB2 は、押棒6がブ
レーキシュー4を車輪2の周面2aに押し付ける水平方
向の押圧力F1 であって、車輪2の周面2aの接線方向
に作用する力ではない。そのため、車輪2に付加される
実際のブレーキ力は、上記水平方向の押圧力F1 に車輪
2とブレーキシュー4との摩擦係数を乗じたものとな
る。
【0016】この場合、上記摩擦係数は、天候あるいは
ブレーキシュー4と車輪2との当たり面の状態等によっ
て刻々と変化するために、エアシリンダ13の圧力制御
のみでは、正確なブレーキ力を得ることができない。す
なわち、従来のブレーキ装置3は、実際のブレーキ力を
直接測定する手段を備えていないために、ブレーキ力が
不足すれば、単にエアシリンダ13の圧力を上昇させて
上記押圧力F1 を増大させるといった単純な制御しかで
きず、今後予想される鉄道車両の高速化に対応すること
が困難となる。
【0017】しかも、鉄道車両の高速化を考えた場合、
制動距離の容易なコントロールが急務となっており、実
際のブレーキ力を正確に測定し得るシステムの構築が要
求されている。
【0018】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、車輪に印加される実際のブレーキ力を正
確に測定することができ、このブレーキ力のコントロー
ルを容易に行なうことができるブレーキ装置の提供を目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、回転する車輪と;こ
の車輪の周面に接するブレーキシューを有するシューヘ
ッドと;このシューヘッドを上記車輪に向けて押圧する
押棒と;この押棒と上記シューヘッドとを連結する水平
な枢軸と;上記枢軸を介して上記シューヘッドおよび上
記押棒を吊り下げ保持する支持部材と;上記押棒に倍力
手段を介して連結され、上記押棒を上記シューヘッドに
向けて押圧するための押圧手段と;を備えており、ブレ
ーキ作動時に、上記押圧手段の押圧力を上記倍力手段、
押棒およびシューヘッドを介してブレーキシューに伝え
るようにしたブレーキ装置を前提としている。
【0020】そして、上記押棒と上記枢軸とは、その軸
中心線を互いに直交させるとともに、上記枢軸の軸回り
方向への相対的な回動を不能とした状態で結合し、これ
ら押棒の軸心および上記枢軸の軸心を含む面と交差する
上記枢軸の表面に、その軸方向に離間した複数箇所に位
置して、一対の歪ゲージを一組とする複数の検出部を上
記枢軸の軸線に対し線対称に配置し、各検出部の歪ゲー
ジは、互いに交差された姿勢で上記枢軸の表面に貼り付
けられているとともに、所定のブリッジを組んで電気的
に接続されていることを特徴としている。
【0021】このような構成によると、シューヘッドと
押棒とを連結する枢軸は、ブレーキ作動時に鉛直方向の
せん断力を始めとして、捩り力、曲げ力、トルクおよび
回転力といった種々の力を受ける。この場合、枢軸の表
面に貼り付けられた歪ゲージは、所定のブリッジを組ん
で互いに接続されているので、これら歪ゲージによって
検出された各種の力のうち、曲げ力、捩り力、スラスト
力、トルクおよび回転力といった外乱が互いに相殺さ
れ、枢軸に働くせん断力のみを出力として取り出すこと
ができる。この取り出されたせん断力は、枢軸に対し鉛
直方向に働くので、このせん断力を、車輪とブレーキシ
ューとの当たり面の接線方向に働く実際のブレーキ力と
して見なすことができる。そのため、実際のブレーキ力
を直接検出することができ、この検出値にもとづいて押
圧手段を制御すれば、必要とするブレーキ力を正確に得
ることができる。
【0022】また、歪ゲージを有する複数の検出部は、
枢軸の軸方向に互いに離間して配置されているので、検
出部から検出される出力の感度が向上し、枢軸に働くせ
ん断力を精度良く計測できる。
【0023】それとともに、上記構成によると、押棒と
枢軸との相対的な回動が阻止され、押棒と検出部との位
置関係が一定に保たれるので、押棒に加わる軸方向への
押圧力が変動しても、枢軸に働く曲げ力を相殺すること
ができる。このため、押棒の押圧力の影響を排除するこ
とができ、枢軸に働くせん断力のみを精度良く測定する
ことができる。
【0024】請求項2によれば、上記請求項1に記載の
歪ゲージの貼り付け位置は、上記支持部材とシューヘッ
ドとの境界部分の近傍および上記シューヘッドと押棒と
の境界部分の近傍であることを特徴としている。
【0025】この構成によると、枢軸にせん断力が作用
する位置と歪ゲージの貼り付け位置とが互いに対応する
ので、この枢軸に作用するせん断力を精度良く測定する
ことができ、実際のブレーキ力を正確に測定することが
できる。
【0026】請求項3によれば、上記請求項1に記載の
各検出部の歪ゲージは、その感度方向を上記枢軸の軸線
に対し45゜傾けた姿勢で上記枢軸の表面に貼り付けら
れていることを特徴としている。
【0027】この構成によると、個々の歪ゲージによっ
て検出された曲げ力、捩り力、スラスト力、トルクおよ
び回転力といった外力を相殺することができ、枢軸に働
くせん断力のみを精度良く取り出すことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、図1
ないし図9にもとづいて説明する。この実施の形態にお
いて、ブレーキ装置3の基本的な構成は、上記従来の技
術と同様であるため、この従来の技術と同一の構成部分
については同一の参照符号を付して、その説明を省略す
る。
【0029】この実施の形態においては、シューヘッド
5と押棒6とを連結するシューヘッドピン20の構成が
上記従来のブレーキ装置3と相違している。すなわち、
図2や図3に示すように、シューヘッドピン20の表面
には、第1ないし第4の溝部21a〜21dが軸方向に
間隔を存して形成されている。第1ないし第4の溝部2
1a〜21dは、シューヘッドピン20の周方向に連続
して形成されている。第1の溝部21aは、一方のハン
ガー8aとシューヘッド5の一方の支持壁5aとの境界
部分の近傍に位置され、第4の溝部21dは、他方のハ
ンガー8bとシューヘッド5の他方の支持壁5bとの境
界部分の近傍に位置されている。また、第2および第3
の溝部21b,21cは、シューヘッド5の支持壁5
a,5bと押棒6のボス部6bとの境界部分の近傍に位
置されている。
【0030】図2に示すように、シューヘッドピン20
の第1ないし第4の溝部21a〜21dは、夫々一対の
第1ないし第4の検出部22a〜22dを備えている。
これら検出部22a〜22dは、図5の(A)に示すよ
うに、シューヘッドピン20の軸中心線X2 に対し線対
称に配置されており、第1ないし第4の溝部21a〜2
1d内において、シューヘッドピン20の径方向に互い
に向かい合っている。そして、第1ないし第4の検出部
22a〜22dは、シューヘッドピン20の軸中心線X
2 に沿う同一直線状に位置されている。
【0031】各検出部22a〜22dは、図4に示すよ
うな一対の歪ゲージ23a,23bを有している。これ
ら歪ゲージ23a,23bは、通常の市販品を用いてお
り、その歪の感度方向に延びる長軸Lを有する短冊状を
なしている。これら歪ゲージ23a,23bは、その長
軸Lを互いに直交させるとともに、この長軸Lを上記シ
ューヘッドピン20の軸中心線X2 に対し45゜傾けた
姿勢で第1ないし第4の溝部21a〜21dの底面に貼
り付けられている。
【0032】なお、第1ないし第4の溝部21a〜21
dの溝深さは、歪ゲージ23a,23bの厚みに相当す
る程度であれば良いが、なるべく小さい方が望ましい。
同様に、第1ないし第4の溝部21a〜21dの溝幅に
しても、極力小さくすることが望まれるけれども、歪ゲ
ージ23a,23bの寸法を考慮すると、8〜10mm
程度は必要となる。
【0033】シューヘッドピン20の表面には、その軸
中心線X2 の方向に延びる一対のガイド溝24(一方の
みを図示)が形成されている。ガイド溝24は、シュー
ヘッドピン20の径方向に対向し合う位置に形成されて
おり、このシューヘッドピン20の軸中心線X2 に対し
線対称に配置されている。そして、ガイド溝24は、上
記第1ないし第4の溝部21a〜21dに連なってお
り、これらガイド溝24に上記歪ゲージ23a,23b
のリード線(図示せず)が導入されている。
【0034】このようなシューヘッドピン20は、図5
の(A)に示すように、歪ゲージ23a,23bの貼り
付け位置に互いに平行に接線X3 ,X4 を引いた場合
に、これら接線X3 ,X4 と上記押棒6の軸中心線X1
とを直交させた姿勢で押棒6のボス部6bに挿通されて
いる。そして、ボス部6bの径方向に互いに対向する二
箇所には、挿通孔25a,25bが開口されている。挿
通孔25a,25bには、夫々ねじ26が挿通されてお
り、これらねじ26は、シューヘッドピン20にねじ込
まれている。
【0035】そのため、押棒6のボス部6bとシューヘ
ッドピン20とは、軸回り方向への相対的な回動を不能
とした状態で一体的に結合されており、これら押棒6の
軸中心線X1 と上記歪ゲーシ23a,23bの貼り付け
位置を通る接線X3 ,X4 とが、互いに直交した位置関
係に保持されている。
【0036】なお、上記押棒6とシューヘッドピン20
とは、その軸中心線X1 と接線X3,X4 とを互いに直
交させた姿勢で結合されていれば良いから、その結合手
段は上記ねじ止めに特定されるものではなく、例えばキ
ーあるいはスプラインを用いても良い。
【0037】このような構成のブレーキ装置3におい
て、ブレーキ作動時にシューヘッド5に印加されるブレ
ーキ力は、次のようにして測定される。図1に示すよう
に、車輪2が反時計回り方向に回転している状態におい
て、ブレーキ操作に伴ってエアシリンダ13が作動され
ると、シューヘッドピン20には従来と同様に上向きの
ブレーキ力B1 およびB2 が印加される。この時、ハン
ガー8a,8bおよび押棒6には、従来と同様に下向き
の反力Rh1 、Rh2 およびR0 が夫々作用するため、
シューヘッドピン20の第1ないし第4の検出部22a
〜22dには、夫々せん断力が作用する。
【0038】図6は、ブレーキ作動時にシューヘッドピ
ン20全体に作用するせん断力を表している。この図6
に示すせん断力図(SFD)から明らかなように、上記
第1の検出部22aには、反力Rh1 によるせん断力S
1 が働き、第4の検出部22dには、反力Rh2 による
せん断力S4 が働く。同様に、第2の検出部22bおよ
び第3の検出部22cには、反力R0 によるせん断力S
2 ,S3 が働く。ここで、シューヘッド5に印加される
ブレーキ力Bは、上記せん断力図に基づいて下記の式の
ように表すことができる。 ブレーキ力B=−(S1)+(S2)−(S3)+(S4) =−(-Rh1)+(B1-Rh1)−(B1-Rh1-R0) +(B1-Rh1-R0+B2) =B1+B2 すなわち、ブレーキ力Bは、B1+B2=−(S1)+(S2)−(S
3)+(S4)のようにシューヘッドピン20の全体に働くせ
ん断力S1〜S4の合計で表示することができ、このせ
ん断力S1〜S4を測定することができれば、ブレーキ
力Bを求めることができる。
【0039】ところで、シューヘッドピン20には、実
際のところ上記せん断力S1〜S4の他に曲げ力V,捩
り力M、スラスト力P、トルクTおよび回転力Rといっ
た各種の成分の外力が作用している。この場合、シュー
ヘッドピン20の第1ないし第4の溝部21a,21d
に、その軸中心線X2 に対し線対称となるように歪ゲー
ジ23a,23bを有する第1ないし第4の検出部22
a〜22dを配置し、かつ、各検出部22a〜22dの
歪ゲージ23a,23bを所定のブリッジを組んで互い
に接続すれば、上記せん断力S1 〜S4 を除く全ての外
力を理論的に相殺することができ、上記せん断力S1 〜
S4 のみを取り出すことができる。
【0040】次に、このせん断力S1 〜S4 を取り出す
要領について詳細に説明する。図7は、シューヘッドピ
ン20に上記曲げ力V,捩り力M、スラスト力P、トル
クTおよび回転力Rのような各種の外力が作用している
状況を示している。ここで、上記のようにシューヘッド
ピン20には、第1ないし第4の検出部22a〜22d
が設置されているが、上記図7は、上記反力Rh1 、R
h2 によるせん断力S1 、S4 が作用する第1および第
4の検出部22a,22d又は上記反力R0 によるせん
断力S2 とS3 が作用する第2および第3の検出部22
b,22c回りの外力の作用状況を模擬している。その
ため、図7において、歪ゲージ23a,23bの貼り付
け位置は、第1および第4の溝部21a,21d又は第
2および第3の溝部21b,21cのいずれかであっ
て、合計四箇所となっている。そして、実際には、第1
および第4の検出部22a,22dにて測定されたせん
断力と、第2および第3の検出部22b,22cにて測
定されたせん断力とを合力として取り出すことで、ブレ
ーキ力Bが求められる。
【0041】本実施の形態においては、上記第1および
第4の検出部22a,22dからせん断力Sを取り出す
要領について,図7および図8を参照して説明する。先
にも述べたように、対をなす第1および第4の検出部2
2a,22dは、90゜の角度で交差された一対の歪ゲ
ージ23a,23bを有しているが、ここでは各検出部
22a,22dの歪ゲージ23a,23bを、夫々1
A、1D、2A、2D、3A、3D、4A、4Dの8本
に分けて考えることとする。
【0042】これら8本の歪ゲージ1A、1D、2A、
2D、3A、3D、4A、4Dからせん断力Sのみを取
り出すためには、歪ゲージ1A、1D、2A、2D、3
A、3D、4A、4Dを、図9に示すようなホイースト
ンブリッジに組んで接続する。そして、歪ゲージ1A、
1D、2A、2D、3A、3D、4A、4Dをブリッジ
接続する際の符号を、歪ゲージ1Aでは(+)、歪ゲー
ジ1Dでは(−)、歪ゲージ2Aでは(−)、歪ゲージ
2Dでは(+)、歪ゲージ3Aでは(−)、歪ゲージ3
Dでは(+)、歪ゲージ4Aでは(+)、歪ゲージ4D
では(−)と初期設定する。
【0043】下記の表1は、上記曲げ力V,捩り力M、
スラスト力P、トルクTおよび回転力Rのような外力が
図7の矢印に示すような向きでシューヘッドピン20に
作用した状態において、上記各歪ゲージ1A、1D、2
A、2D、3A、3D、4A、4Dによって検出される
歪の出力方向を示している。
【0044】
【表1】
【0045】この表1では、各歪ゲージ1A、1D、2
A、2D、3A、3D、4A、4Dの出力歪の方向を、
伸び勝手に対しては(+)、縮み勝手に対しては(−)
で表示している。
【0046】さらに、上記表1は、初期設定された各歪
ゲージ1A、1D、2A、2D、3A、3D、4A、4
Dの符号と、上記出力歪の方向を示す符号との積によ
り、実際にホイストーンブリッジ内で得られる計算歪の
出力を、(+)又は(−)で表している。
【0047】つまり、初期設定された符号が(+)の歪
ゲージにおいて、この歪ゲージの出力歪が(+)であれ
ばブリッジ計算歪は(+)となり、この歪ゲージの出力
歪が(−)であればブリッジ計算歪は(−)となる。ま
た、初期設定された符号が(−)の歪ゲージにおいて
は、この歪ゲージの出力歪が(+)であればブリッジ計
算歪は(−)となり、この歪ゲージの出力歪が(−)で
あればブリッジ計算歪は(+)となる。
【0048】このことから、各歪ゲージ1A、1D、2
A、2D、3A、3D、4A、4Dのブリッジ計算歪
は、上記表1に示すように、(+)又は(−)で表示さ
れる。この結果を歪ゲージ1A、1D、2A、2D、3
A、3D、4A、4Dの全体で見ると、捩り力M、スラ
スト力P、曲げ力V、トルクTおよび回転力Rについて
は、上記計算歪(+)と(−)とが互いに相殺される。
そのため、歪合計では出力が0となり、理論的には出力
歪が全てキャンセルされることになる。
【0049】これに対し、せん断力Sについては、上記
表1から明らかなように、(+)の出力として取り出す
ことができる。そして、実際には各歪ゲージ1A、1
D、2A、2D、3A、3D、4A、4Dの出力を平均
でUとすると、第1および第4の検出部22a,22d
からの出力は4Uとなり、4倍の感度でせん断力Sを取
り出すことができる。
【0050】この考え方は、上記第1および第4の検出
部22a,22dばかりでなく、対をなす第2および第
3の検出部22b,22cにも同様に適用することがで
きる。そして、図9に示すように、ブリッジを組んだ歪
ゲージ1A、1D、2A、2D、3A、3D、4A、4
Dでは、一定の入力電圧を印加すると、歪に応じて出力
電圧が変化する。このため、上記第1および第4の検出
部22a,22dの出力端を図示しない動歪計に接続
し、かつ、第2および第3の検出部22b,22cの出
力端を図示しない動歪計に接続すれば、各々の出力電圧
(出力歪)からせん断力Sを計算することができ、これ
ら両方のせん断力Sを加えることで、ブレーキ力B1 +
B2 を計測することができる。
【0051】なお、上記実施の形態では、第1および第
4の検出部22a,22dの出力端と、第2および第3
の検出部22b,22cの出力端を個々に動歪計に接続
したが、これら両方の出力端を動歪計に接続する以前
に、これら出力端からの出力電圧(出力歪)を結合する
ようにしても良い。
【0052】また、上記構成のブレーキ装置3におい
て、図5の(B)に示すように、歪ゲーシ23a,23
bの貼り付け位置を通る接線X3 ,X4 と押棒6の軸中
心線X1 とが、直角以外の任意な角度で交わっている
と、押棒6を介してシューヘッドピン20の中間部に水
平方向の曲げ力が加わった場合に、この曲げに伴う歪分
を歪ゲージ1A、1D、2A、2D、3A、3D、4
A、4Dの出力側で相殺することができなくなり、誤差
の要因となる。
【0053】これに対し、上記実施の形態では、押棒6
の軸中心線X1 と上記歪ゲーシ23a,23bの貼り付
け位置を通る接線X3 ,X4 とが互いに直交するような
位置関係を保ったまま、押棒6とシューヘッドピン20
とが結合されているので、ブレーキ作動時に押棒6が図
1の矢印方向に押圧された場合に、この押棒6を介して
シューヘッドピン20の中間部に加わる曲げ力の影響を
排除することができる。したがって、シューヘッドピン
20に加わる鉛直方向のせん断力S1 〜S4 のみを精度
良く取り出すことができ、正確なブレーキ力Bを測定す
ることができる。
【0054】一方、鉄道車両においては、その車輪2は
台車のフレーム1に上下動可能に支持されているので、
図1に示すように、車輪2とブレーキ装置3との上下方
向への位置関係は、車輪2の上下動および車輪2の摩耗
によって時々刻々と変化する。
【0055】この場合、車輪2の上下方向への変位量h
は、一般的に±20mm程度であり、かつまた、車輪2
の半径は、一般に390〜430mm程度で、この車輪
2とブレーキシュー4との接触点Cからシューヘッドピ
ン20の軸中心線X2 までの距離にしても一般的に約1
00mmであることを考慮すると、車輪2の回転中心O
からシューヘッドピン20の軸中心線X2 までの距離Y
は、最小490mm程度となっている。
【0056】上記図1は、ブレーキ装置3が車輪2に対
し下方に変位した状態を示している。ここでブレーキ装
置3の変位量hを20mm、車輪2の回転中心Oからシ
ューヘッドピン20の軸中心線X2 までの距離を490
mmとして、この車輪2の中心Oとシューヘッドピン2
0の軸中心線X2 とを結ぶ線分の傾斜角度θを計算する
と、車輪2にブレーキ力Bが印加される方向は、鉛直線
に対し最大で約2.34゜傾くことになる。
【0057】そのため、上記第1ないし第4の検出部2
2a〜22dによって求められるブレーキ力(せん断
力)に対し、本来のブレーキ力Bは、ブレーキ力(せん
断力)に1/Cos 2.34゜を乗じる補正が必要とな
る。
【0058】しかしながら、1/Cos 2.34゜の値
は、1.00083程度であって、例えば上記ブレーキ
力(せん断力)を1000kgf とした場合、その補正値
は、1000.8kgf となり、その差は僅かに0.1%
程度のものでしかない。そのため、現状で要求されてい
るブレーキ力Bの誤差±3%に比べて1/30程度と遥
かに小さく、実質的に車輪2の上下方向への変位による
補正を考慮する必要はないものとなる。
【0059】よって、現状では把握しきれていない実際
のブレーキ力Bを、直接しかも精度良く計測することが
でき、このブレーキ力Bを制御する上で好都合となると
いった利点がある。
【0060】
【発明の効果】請求項1によれば、ブレーキ作動時に枢
軸に作用する曲げ力や捩り力さらにはスラスト力のよう
な外力を除去して、真のブレーキ力をせん断力として取
り出すことができる。しかも、検出部から取り出される
出力歪の感度が向上し、枢軸に働くせん断力を精度良く
計測できるとともに、押棒に加わる軸方向への押圧力が
変動しても、枢軸に働く曲げ力を相殺して、押棒の押圧
力の影響を排除することができ、枢軸に働くせん断力の
みを精度良く測定することができる。したがって、従来
その把握が困難とされていた実際のブレーキ力を直接か
つ精度良く測定することが可能となり、この測定値に基
づいて押圧手段を制御することにより、必要とするブレ
ーキ力を正確に得ることができる。
【0061】請求項2によれば、枢軸に作用するせん断
力を精度良く測定することができ、実際のブレーキ力を
より正確に測定することができる。請求項3によれば、
個々の歪ゲージによって検出された曲げ力、ねじり力、
スラスト力、トルクおよび回転力といった外力を互いに
相殺することができ、枢軸に働くせん断力のみを精度良
く取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において、車輪にブレーキ
力を印加するブレーキ装置の側面図。
【図2】シューヘッドピンの取り付け部分の断面図。
【図3】シューヘッドピンの斜視図。
【図4】歪ゲージの貼り付け状態を拡大して示す図。
【図5】(A)は、押棒の軸中心線と歪ゲーシの貼り付
け位置を通る接線とが互いに直交するような位置関係を
保ったまま、押棒とシューヘッドピンとが結合されてい
る状態を示す断面図。(B)は、押棒の軸中心線と歪ゲ
ーシの貼り付け位置を通る接線とが、直角以外の角度で
交差した状態を示す押棒とシューヘッドピンとの結合部
分の断面図。
【図6】シューヘッドピン全体に作用するせん断力を表
したせん断力図。
【図7】シューヘッドピンに作用する力の種類と方向を
示す図。
【図8】シューヘッドピンに歪ゲージを貼り付けた状態
を示す斜視図。
【図9】複数の歪ゲージをブリッジを組んで互いに接続
した状態を示す回路図。
【図10】(A)は、従来のブレーキ装置の側面図。
(B)は、図10の(A)のA−A線の方向から見た矢
視図。
【図11】シューヘッドピンの取り付け部分の断面図。
【図12】シューヘッドと押棒との連結部分を示す断面
図。
【図13】シューヘッド、押棒およびハンガの連結部分
を示す断面図。
【符号の説明】 2…車輪 4…ブレーキシュー 5…シューヘッド 6…押棒 8a,8b…支持部材(ハンガー) 13…押圧手段(エアシリンダ) 15…倍力手段(垂直てこ) 20…枢軸(シューヘッドピン) 22a〜22d…第1ないし第4の検出部 23a,23b…歪ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 大生 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 熊谷 則道 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 豊福 敏宏 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 涌沢 邦章 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 勢登 利孝 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 (72)発明者 西村 昌明 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 (72)発明者 籔 宏明 広島県広島市西区観音新町一丁目20番24号 菱明技研株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する車輪と;この車輪の周面に接す
    るブレーキシューを有するシューヘッドと;このシュー
    ヘッドを上記車輪に向けて押圧する押棒と;この押棒と
    上記シューヘッドとを連結する水平な枢軸と;上記枢軸
    を介して上記シューヘッドおよび上記押棒を吊り下げ保
    持する支持部材と;上記押棒に倍力手段を介して連結さ
    れ、上記押棒を上記シューヘッドに向けて押圧するため
    の押圧手段と;を備えており、 ブレーキ作動時に、上記押圧手段の押圧力を上記倍力手
    段、押棒およびシューヘッドを介してブレーキシューに
    伝えるようにしたブレーキ装置において、 上記押棒と上記枢軸とは、その軸中心線を互いに直交さ
    せるとともに、上記枢軸の軸回り方向への相対的な回動
    を不能とした状態で結合し、 これら押棒の軸心および上記枢軸の軸心を含む面と交差
    する上記枢軸の表面に、その軸方向に離間した複数箇所
    に位置して、一対の歪ゲージを一組とする複数の検出部
    を上記枢軸の軸線に対し線対称に配置し、 各検出部の歪ゲージは、互いに交差された姿勢で上記枢
    軸の表面に貼り付けられているとともに、所定のブリッ
    ジを組んで電気的に接続されていることを特徴とするブ
    レーキ装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1の記載において、上記歪ゲ
    ージの貼り付け位置は、上記支持部材とシューヘッドと
    の境界部分の近傍および上記シューヘッドと押棒との境
    界部分の近傍に定められていることを特徴とするブレー
    キ装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1の記載において、上記各検
    出部の歪ゲージは、その感度方向を上記枢軸の軸線に対
    し45゜傾けた姿勢で上記枢軸の表面に貼り付けられて
    いることを特徴とするブレーキ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081894A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Isuzu Motors Ltd 車両の衝突エネルギ吸収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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