JPH09198733A - 光ディスク用光ヘッド及びそれを用いた再生方法 - Google Patents

光ディスク用光ヘッド及びそれを用いた再生方法

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JPH09198733A
JPH09198733A JP8007858A JP785896A JPH09198733A JP H09198733 A JPH09198733 A JP H09198733A JP 8007858 A JP8007858 A JP 8007858A JP 785896 A JP785896 A JP 785896A JP H09198733 A JPH09198733 A JP H09198733A
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optical
optical head
faraday rotator
optical disk
polarization direction
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Masatsugu Ogawa
雅嗣 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内溝付き光磁気ディスクを再生するとき、
案内溝の凹凸に応じて、入射光の偏光方向を任意に変え
ることが可能な光ヘッドを提供すること。 【解決手段】 従来の光ヘッドの対物レンズ2とPBS
3の間に、ファラデー回転子7,8を二つ挿入する。そ
のうちの一つには電磁コイル9等を設置する。ファラデ
ー回転子を挿入しない場合は、機械的に出し入れできる
1/2波長板を同様な位置に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用光ヘ
ッド、特に高密度記録に適する光ディスク用光ヘッドに
属する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の一般的な光ディスク用光ヘ
ッドの概略図を示す。光磁気ディスク1の中心を基準に
螺旋状に形成された案内溝に対して垂直な偏光方向6を
持つ光が半導体レーザ5から照射される。PBS(偏光
ビームスプリッタ)3及びPBS4は半導体レーザ5か
ら照射される光の偏光方向6と同じ偏光方向の光を70
〜90%透過するように設計されている。また、偏光方
向6と垂直な偏光方向の光はほぼ100%反射するよう
になっている。したがって、半導体レーザ5をでた光の
大部分はPBS3及びPBS4を透過し、最後に対物レ
ンズ2を通って光磁気ディスク1に照射される。この光
は光磁気ディスク1の磁気光学効果により偏光方向6と
垂直な偏光方向成分を加えられ、反射光となっていま通
った経路を戻っていく。その際、PBS3のところで磁
気光学効果による偏光方向6と垂直な偏光方向成分の光
はほぼすべて再生系へ反射される。また、偏光方向6と
同じ偏光方向成分の光の10〜30%も同時に再生系へ
反射される。PBS3を再び透過した光はPBS4によ
って10〜30%サーボ系に反射される。
【0003】光磁気ディスクでは、データ記録・再生の
信頼性を高めるためトラッキングサーボをかけている。
その際、光磁気ディスク基板に凹凸で形成された案内溝
をあらかじめ作製しておくという方法が採られることが
多い。この凹凸部はランド、グルーブと呼ばれており、
ここでは凹部をグルーブ、凸部をランドと呼ぶことにす
る。プシュプル法、3ビーム法などのトラッキング方法
を使って、この凹部又は凸部を光スポットがなぞってい
く。このように案内溝が存在する場合、案内溝によって
反射光が影響を受け、再生信号出力が案内溝形状や入射
ビーム偏光方向に再生出力が依存する。図7に示したよ
うに、磁性体からの反射光が、ランド、グルーブのどち
らに入射されるか、また、入射ビームの偏光方向がどう
かによって影響されることがわかっている。図7はラン
ド、グルーブ、入射ビーム偏光方向に関して再生条件を
いろいろ変えた場合のキャリアレベルの記録周波数依存
性を調べたものである。平坦な磁性体からの反射光の場
合、入射ビーム偏光方向に再生信号出力が依存しないこ
とから、各再生条件でキャリアレベルが異なっているの
は、案内溝によって再生信号出力が影響を受けているた
めであることがわかる。
【0004】現在、高密度化の一手法としてランド・グ
ルーブ記録が注目を集めている。これは、案内溝の凹部
と凸部の両方に記録を行うことによって記録密度を従来
の2倍にするという方法である(K.Kayanuma
et al.,Proc.SPIE,1316 19
90 pp.35−39)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク用光
ヘッドでは、ランドを再生するときとグルーブを再生す
るときで、入射光の偏光方向を変えることができない。
図7に示されているように、同じ偏光方向でランドとグ
ルーブを再生するとランドからの出力とグルーブからの
出力に数dBもの差が生じてしまう。この現象は、光デ
ィスクドライブを作成する上で電気信号が安定しないこ
とと等価となるため問題である。出力のばらつきはドラ
イブの設計を難しくし、ドライブの安定性を損なう。ま
た、例えば、偏光方向6でランドを再生したときは隣接
グルーブからのクロストークはグルーブからの出力がラ
ンドよりも小さいので比較的小さいが、グルーブを再生
したときは出力の関係が逆になるのでクロストークが比
較的大きくなる。このような現象はランド・グルーブ記
録を行う上で非常に厄介な問題である。
【0006】それ故に、本発明の課題は、溝が存在する
光磁気ディスクにおいて、溝が存在することにより再生
出力変動があった場合にも、出力を安定させる又はでき
るだけ大きな出力を得ることができる光ヘッド、及び隣
接部からの信号漏れをできる限り小さくすることができ
る光ヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、光ディスク用光ヘッドにおいて、対物レンズと偏
光ビームスプリッタ又はそれに相応する光学素子との間
に、ファラデー回転子又は1/2波長板を出し入れする
ことができるようにしたことを特徴とする光ディスク用
光ヘッドが得られる。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、前記ファラデー回
転子又は1/2波長板の出し入れをリニアモータを使用
して行うようにしたことを特徴とする光ディスク用光ヘ
ッドが得られる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、前記ファラデー回
転子又は1/2波長板透過後に光の偏光方向が90°回
転することを特徴とする光ディスク用光ヘッドが得られ
る。
【0010】請求項4記載の発明によれば、光ディスク
用光ヘッドにおいて、対物レンズと偏光ビームスプリッ
タ又はそれに相応する光学素子との間に、ファラデー回
転子が存在し、該ファラデー回転子に磁場を印加できる
機構を設けたことを特徴とする光ディスク用光ヘッドが
得られる。
【0011】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、前記ファラデー回
転子として、二つ以上のファラデー回転子を接着するこ
とで構成されるファラデー回転子を使用していることを
特徴とする光ディスク用光ヘッドが得られる。
【0012】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、少なくとも一つの
ファラデー回転子に磁場を遮蔽するものが取り付けられ
ていることを特徴とする光ディスク用光ヘッドが得られ
る。
【0013】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、磁場を遮蔽するも
のが取り付けられたファラデー回転子によって透過光が
45°偏光方向を変え、磁場を遮蔽するものが取り付け
られていないファラデー回転子によって透過光が45°
偏光方向を変えるようにしたことを特徴とする光ディス
ク用光ヘッドが得られる。
【0014】請求項8記載の発明によれば、光ディスク
用光ヘッドにおいて、対物レンズと偏光ビームスプリッ
タ又はそれに相応する光学素子との間に、ファラデー回
転子が二つ以上存在し、これらのファラデー回転子の少
なくとも一つに磁場を印加できる機構を設けたことを特
徴とする光ディスク用光ヘッドが得られる。
【0015】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の光ディスク用光ヘッドにおいて、磁場を印加しない
ファラデー回転子に磁場を遮蔽するものが取り付けられ
ていることを特徴とする光ディスク用光ヘッドが得られ
る。
【0016】請求項10記載の発明によれば、請求項8
又は請求項9記載の光ディスク用光ヘッドにおいて、磁
場を印加されるファラデー回転子透過後に光の偏光方向
が45°回転し、磁場を印加されないファラデー回転子
透過後に光の偏光方向が45°回転するようにしたこと
を特徴とする光ディスク用光ヘッドが得られる。
【0017】請求項11記載の発明によれば、請求項4
乃至請求項10のいずれか一つに記載の光ディスク用光
ヘッドにおいて、前記磁場を印加できる機構が、電磁コ
イルを含むものであることを特徴とする光ディスク用光
ヘッドが得られる。
【0018】請求項12記載の発明によれば、光ディス
ク用光ヘッドにおいて、再生信号検出のための光路中に
バビネ・ソレイユ補償器を設置していることを特徴とす
る光ディスク用光ヘッドが得られる。
【0019】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の光ディスク用光ヘッドを用いて、案内溝付き光
磁気ディスクを再生するとき、案内溝の凹凸のどちらを
再生するかによって、前記バビネ・ソレイユ補償器によ
る位相補償の値を変化させることを特徴とする光磁気デ
ィスクの再生方法が得られる。
【0020】請求項14記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項12のいずれか一つに記載の光ディスク用光
ヘッドを使用する際に、トラックジャンプに同期して、
光の偏光方向を変更し、又は位相補償量を変更すること
を特徴とする光磁気ディスクの再生方法が得られる。
【0021】請求項15記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項12のいずれか一つに記載の光ディスク用光
ヘッドを使用する際に、トラックジャンプに同期して、
該トラックジャンプによって再生する案内溝の凹凸が変
更されたか否かを判断し、変更されたときに、光の偏光
方向を変更し、又は位相補償量を変更することを特徴と
する光磁気ディスクの再生方法が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下具体的な実施形態について述
べる。
【0023】図1に本発明の光ヘッドの概略図を示す。
図6に比べ異なっている点は、対物レンズ2とPBS3
の間にファラデー回転子7、ファラデー回転子8、及び
電磁コイル9が挿入されている点である。対物レンズ2
の開口数は0.55、半導体レーザ5の波長は685n
m、偏光方向は光磁気ディスク1の案内溝に対して垂直
にした偏光方向6を用いた。また、PBS4は、偏光方
向6の光に対して透過率70%、反射率30%、偏光方
向6に垂直な偏光方向の光に対して98%の反射率のも
のを用いた。また、PBS3は、偏光方向6の光に対し
て透過率90%、反射率10%、偏光方向6に垂直な偏
光方向の光に対して98%の反射率のものを用いた。フ
ァラデー回転子7,は8としてはGd1.8 Bi1.2 Fe
5 12を使用した。ファラデー回転子8の周りには、磁
気を遮蔽するものとしてパーマロイをつけた(このよう
に、ファラデー回転子8の周りには、磁気を遮蔽するも
のを設けるのが好ましいが、必ずしもファラデー回転子
8の周りに磁気を遮蔽するものを設ける必要は無い)。
その他の材料としては、ファラデー回転子ではYIG
(イットリウム鉄ガーネット)、RIG(希土類鉄ガー
ネット)などを使用でき、磁気を遮蔽するものとして
は、純鉄、センダストなどの軟磁性膜全般が使用でき
る。
【0024】次に本実施形態の作用について説明する。
半導体レーザ5をでた光はPBS3までは従来の光ヘッ
ドと同様に進む。ファラデー回転子7及びファラデー回
転子8は、光透過後にそれぞれ偏光方向が45°回転す
るように設定しておく。PBS3をでた光は、先ずファ
ラデー回転子8で偏光方向を45°回転する。この光
は、次にファラデー回転子7に入り、さらに偏向方向を
45°回転するか、あるいはもとに45°回転する。フ
ァラデー回転子7でどちらに回転するかはファラデー回
転子7での磁性体の磁化の方向に依存し、この磁化の方
向は電磁コイル9によって可逆的に変えることができ
る。したがって、電気的にファラデー回転子7の磁化の
方向を変えることができ、それによって、光磁気ディス
ク1に形成された案内溝に水平な偏光方向の光と垂直な
偏光方向の光を任意に入射することができる。ファラデ
ー回転子7をでて光磁気ディスク1により反射した光
は、再びファラデー回転子7及びファラデー回転子8を
通り、それぞれ45°回転し、もとの偏光方向6と同じ
偏光方向に戻る。
【0025】本実施形態の光ヘッドを用いて、ランド・
グルーブ再生を行った。光磁気ディスクとしては以下の
構成のものを用いた。
【0026】 PC/SiNx(66)GdFeCo(30)/TbFeCo(30)/SiNx(130)/Al(40) ここで、PCはポリカーボネイト基板、SiNxは窒素
欠損窒化シリコンを意味している。( )の中味は各物
質の膜厚で、単位はnmであるる。今回は上記の光磁気
ディスクを用いたが、通常の反射構成の光磁気ディスク
など対象はなんでもよい。また、ディスク形状だけでな
くカード形状の光カードなどに対しても適応できる。
0.5μm程度のマークを0.5μmおきに記録した場
合に本実施形態の光ヘッドを用いて再生した。ランドは
TM偏光(案内溝に垂直な偏光方向)で、グルーブはT
E偏光(案内溝に平行な偏光方向)になるようにファラ
デー回転子7の磁化を電磁コイル9で電気的に変えて再
生したところ、両者とも53dB程度のC/Nを得るこ
とができた。これは、本実施形態の光ヘッドが良好に偏
光方向を変えることができることを意味している。因み
に、ランドとグルーブの両者を同一の偏光方向で再生し
たところ、両者で3dB程度のC/Nの差が見られた。
また、隣接トラックからのクロストークも6dB程度に
なり偏光方向を変えた場合に比べ大きくなってしまっ
た。これは、本実施形態の光ヘッドにより、最適な偏光
方向で再生することが大きなメリットを持つことを意味
している。
【0027】尚、図1において、対物レンズに近いファ
ラデー回転子7に磁場を印加したが、それとは逆にファ
ラデー回転子8に磁場を印加しても同様の効果が得られ
る。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図1に示す実施形態は、離散的に配置された二
つのファラデー回転子を用いたものだが、図2に示した
ようなファラデー回転子を代わりに使用することもでき
る。本実施形態の場合、ファラデー回転10とファラデ
ー回転子11が接着されており、各ファラデー回転子は
45°づつ光の偏光方向を回転させる。ファラデー回転
子11の回りには磁場を遮蔽する磁気シールド12が取
り付けられている。このファラデー回転子10,11を
上記の光ヘッドの磁場を印加する部分に挿入すれば、フ
ァラデー回転子10の磁化だけを可逆的に反転させら
れ、図1におけるファラデー回転子7及びファラデー回
転子8と同様のことができる。
【0029】ファラデー回転子10,11としてはGd
1.8 Bi1.2 Fe5 12を使用した。磁気シールド12
としてパーマロイを使用した。その他の材料としては、
ファラデー回転子ではYIG(イットリウム鉄ガーネッ
ト)、RIG(希土鉄ガーネット)などを使用でき、磁
気シールド12としては純鉄、センダストなどの軟磁性
膜全般が使用できる。このように、図1に示すファラデ
ータ回転子7,8の代わり図2に示すファラデー回転子
10,11を設置した光ヘッドを、第1の実施形態と同
様の実験を行ったところ同様な結果を得た。
【0030】尚、本実施形態において、ファラデー回転
子10とファラデー回転子11のどちらを対物レンズ側
にしてもかまわない。また、ファラデー回転子10,1
1の形状は円形でなくともかまわない。
【0031】次に本発明の第3の実施形態について説明
する。図3に本発明の第3の実施形態による光ディスク
用光ヘッドの概略図を示す。図6に比べ異なっている点
は、対物レンズ2とPBS3の間に出し入れ可能な1/
2波長板13が挿入されている点である。具体的に説明
すると、ファラデー回転子以外のところは図1に示す光
ヘッドと同じものを用いた。PBS3から半導体レーザ
5よりの光学部品と対物レンズを分離した構成を用い
た。1/2波長板13は、対物レンズ2とPBS3との
間に出退自在に設置した。また、1/2波長板13には
リニアモータが取り付けられ、このリニアモータにより
1/2波長板13を任意に対物レンズ2とPBS3との
間に出し入れができるように成っている。1/2波長板
13が挿入されたとき偏光方向が90°回転するように
設定しておく。これにより、TE偏光再生になるように
なっている。この1/2波長板13は、光透過後に偏光
方向が90°回転するように設定されたファラデー回転
子でも代用できる。このような機構を光ヘッドに付ける
と、1/2波長板13が挿入されない場合は図6に示し
た従来の光ヘッドと同様の振る舞いをし、1/2波長板
13が挿入された場合は偏光方向6と垂直な偏光方向の
光が光磁気ディスク1に照射されることになる。1/2
波長板13が挿入された場合、光磁気ディスク1からの
反射光は再び1/2波長板13を透過し、90°回転し
て、もとの偏光方向6に戻る。したがって、図1の光ヘ
ッド同様、1/2波長板13の出し入れによって任意に
入射光の偏光方向を切り替えることができる。本実施形
態を図1に示す光ヘッドと同様の実験を行ったところ同
様の結果を得ることができた。
【0032】次に本発明の第4の実施形態について説明
するが、その前に本実施形態の原理について説明する。
【0033】図4に再生出力検出系における偏光方向6
とそれに垂直な偏光方向間の位相差を変化させた場合の
キャリアの変化を示す。偏光方向、ランド、グルーブに
よってそれぞれで最適値があることがわかる。したがっ
て、再生出力検出系における偏光方向6とそれに垂直な
偏光方向間の位相差を適宜変えて再生することは信号の
最適化再生につながり、上記の手法同様効果があると考
えられる。バビネ・ソレイユ補償器は偏光方向6とそれ
に垂直な偏光方向間の位相差を任意に変えることができ
る光学素子である。
【0034】そこで、第4の実施形態では、図5に示す
光学系を組み、再生出力検出系における偏光方向6とそ
れに垂直な偏光方向間の位相差を適宜変えて最適化再生
を行うようにした。バビネ・ソレイユ補償器14以外の
ところは図6に示す光ヘッドと同じものを用いた。PB
S3から再生系に入った光は、偏光方向6と同じ成分と
それに垂直な成分を持つが、両者の位相差をバビネ・ソ
レイユ補償器14で補正することができるようになって
いる。図1に示す光ヘッドと同様の実験を行ったところ
同様の結果を得ることができた。
【0035】次に本発明の光ヘッドを用いた案内溝付き
光磁気ディスクの再生方法について説明する。
【0036】図1に示す光ヘッドを使用して再生する場
合、トラックジャンプに同期して、電磁コイル9の磁場
を印加し或いは消失させ、又は磁場の印加方向を反転さ
せるようにして再生すると良い。また、図3に示す光ヘ
ッドを使用して再生する場合、トラックジャンプに同期
して、1/2波長板13を出し入れすると良い。更に、
図5に示す光ヘッドを使用して再生する場合、トラック
ジャンプに同期して、バビネ・ソレイユ補償器14の位
相補償量の偏光を行うようにすると良い。
【0037】次に本発明の光ヘッドを用いた他の案内溝
付き光磁気ディスクの再生方法について説明する。
【0038】図1に示す光ヘッドを使用して再生する場
合、トラックジャンプに同期して、このトラックジャン
プによって再生する案内溝の凹凸が変更されたか否かを
判断し、変更された時に、電磁コイル9の磁場を印加し
或いは消失させ、又は磁場の印加方向を反転させるよう
にして再生すると良い。また、図3に示す光ヘッドを使
用して再生する場合、トラックジャンプに同期して、こ
のトラックジャンプによって再生する案内溝の凹凸が変
更されたか否かを判断し、変更された時に、1/2波長
板13を出し入れすると良い。更に、図5に示す光ヘッ
ドを使用して再生する場合、トラックジャンプに同期し
て、このトラックジャンプによって再生する案内溝の凹
凸が変更されたか否かを判断し、変更された時に、バビ
ネ・ソレイユ補償器14の位相補償量の偏光を行うよう
にすると良い。
【0039】
【発明の効果】本発明の光ヘッドを用いれば、ランド、
グルーブそれぞれに対して適した偏光方向で再生ができ
るので、高いC/Nが得られ、また、ランドとグルーブ
での信号レベルの差がほとんどなくなり、ドライブ設計
も楽になる。さらに、ランド、グルーブどちらの再生に
関しても隣接トラックからの信号レベルが低く、クロス
トークに関しても比較的低いものが得られ有利となる。
【0040】ランド・グルーブ記録においては、ラン
ド、グルーブそれぞれで光の偏光方向を変えることが望
まれるので、本発明の光ヘッドは非常に有効な光ヘッド
として使用できる。これはすなわち大容量光磁気ディス
クを実現することができることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光ヘッドの概略
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による光ヘッドにおい
て使用したファラデー回転子を示し、(a)は正面図、
(b)は(a)のa−a線での断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態による光ヘッドの概略
図である。
【図4】キャリアレベルのランド再生、グルーブ再生、
偏光方向、TE偏光とTM偏光間位相差による依存性を
示すグラフである。
【図5】本発明の第5の実施形態による光ヘッドの概略
図である。
【図6】従来の光ヘッドの概略図である。
【図7】従来の光ヘッドにおけるキャリアレベルのラン
ド再生、グルーブ再生、偏光方向依存性を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 対物レンズ 3 PBS 4 PBS 5 半導体レーザ 6 偏光方向 7 ファラデー回転子 8 ファラデー回転子 9 電磁コイル 10 ファラデー回転子 11 ファラデー回転子 12 磁気シールド 13 1/2波長板 14 バビネ・ソレイユ補償器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク用光ヘッドにおいて、対物レ
    ンズと偏光ビームスプリッタ又はそれに相応する光学素
    子との間に、ファラデー回転子又は1/2波長板を出し
    入れすることができるようにしたことを特徴とする光デ
    ィスク用光ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、前記ファラデー回転子又は1/2波長板の出し
    入れをリニアモータを使用して行うようにしたことを特
    徴とする光ディスク用光ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、前記ファラデー回転子又は1/2波長板透過後
    に光の偏光方向が90°回転することを特徴とする光デ
    ィスク用光ヘッド。
  4. 【請求項4】 光ディスク用光ヘッドにおいて、対物レ
    ンズと偏光ビームスプリッタ又はそれに相応する光学素
    子との間に、ファラデー回転子が存在し、該ファラデー
    回転子に磁場を印加できる機構を設けたことを特徴とす
    る光ディスク用光ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、前記ファラデー回転子として、二つ以上のファ
    ラデー回転子を接着することで構成されるファラデー回
    転子を使用していることを特徴とする光ディスク用光ヘ
    ッド。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、少なくとも一つのファラデー回転子に磁場を遮
    蔽するものが取り付けられていることを特徴とする光デ
    ィスク用光ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、磁場を遮蔽するものが取り付けられたファラデ
    ー回転子によって透過光が45°偏光方向を変え、磁場
    を遮蔽するものが取り付けられていないファラデー回転
    子によって透過光が45°偏光方向を変えるようにした
    ことを特徴とする光ディスク用光ヘッド。
  8. 【請求項8】 光ディスク用光ヘッドにおいて、対物レ
    ンズと偏光ビームスプリッタ又はそれに相応する光学素
    子との間に、ファラデー回転子が二つ以上存在し、これ
    らのファラデー回転子の少なくとも一つに磁場を印加で
    きる機構を設けたことを特徴とする光ディスク用光ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光ディスク用光ヘッドに
    おいて、磁場を印加しないファラデー回転子に磁場を遮
    蔽するものが取り付けられていることを特徴とする光デ
    ィスク用光ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の光ディス
    ク用光ヘッドにおいて、磁場を印加されるファラデー回
    転子透過後に光の偏光方向が45°回転し、磁場を印加
    されないファラデー回転子透過後に光の偏光方向が45
    °回転するようにしたことを特徴とする光ディスク用光
    ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項4乃至請求項10のいずれか一
    つに記載の光ディスク用光ヘッドにおいて、前記磁場を
    印加できる機構が、電磁コイルを含むものであることを
    特徴とする光ディスク用光ヘッド。
  12. 【請求項12】 光ディスク用光ヘッドにおいて、再生
    信号検出のための光路中にバビネ・ソレイユ補償器を設
    置していることを特徴とする光ディスク用光ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の光ディスク用光ヘッ
    ドを用いて、案内溝付き光磁気ディスクを再生すると
    き、案内溝の凹凸のどちらを再生するかによって、前記
    バビネ・ソレイユ補償器による位相補償の値を変化させ
    ることを特徴とする光磁気ディスクの再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項12のいずれか一
    つに記載の光ディスク用光ヘッドを使用する際に、トラ
    ックジャンプに同期して、光の偏光方向を変更し、又は
    位相補償量を変更することを特徴とする光磁気ディスク
    の再生方法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項12のいずれか一
    つに記載の光ディスク用光ヘッドを使用する際に、トラ
    ックジャンプに同期して、該トラックジャンプによって
    再生する案内溝の凹凸が変更されたか否かを判断し、変
    更されたときに、光の偏光方向を変更し、又は位相補償
    量を変更することを特徴とする光磁気ディスクの再生方
    法。
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