JPH09193192A - インサート金具 - Google Patents
インサート金具Info
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- JPH09193192A JPH09193192A JP2061796A JP2061796A JPH09193192A JP H09193192 A JPH09193192 A JP H09193192A JP 2061796 A JP2061796 A JP 2061796A JP 2061796 A JP2061796 A JP 2061796A JP H09193192 A JPH09193192 A JP H09193192A
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- metal fitting
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
く、強度設計をし易く、軽量でかつ廉価なインサート金
具1を提供する。 【解決手段】 円筒状の外周部4を備えた焼結金属製の
インサート金具1であって、外周部4の一端部に、軸方
向に長い長手溝5を所要数、等配状に形成し、外周部4
の他端部に、溝底部8aをテーパ状とした切欠溝8を所
要数、等配状に形成し、切欠溝8を長手溝5の円周上、
中間位置に配置することにした。
Description
係り、更に詳しくは、自動車用ウォーターポンプの樹脂
製インペラに組み込まれるのに適したインサート金具に
関する。
ペラには、その内周部を補強するためにインサート金具
が組み込まれており、従来、このインサート金具は、図
9および図10に示すように構成されていた。
C材によって全体に円筒状に成形されており、内周部5
2に二面幅53が設けられるとともに、外周部54に綾
目状のローレット55が設けられている。
問題がある。 内周部52の径寸法および二面幅53の寸法公差が
厳しいことから、SC材をブローチ加工するのでは、必
要な寸法を出すのに工数が多く、手間と時間がかかり過
ぎている。 内周部52をブローチ加工する際に、この内周部5
2と軸方向端面56との角57に加工ダレが発生するこ
とがあるために、一定の品質を維持するのが困難であ
る。 ローレット55を転造加工する際に、押付け圧のバ
ラツキによってローレット55の深さにバラツキが発生
することがあるために、軸方向および回りトルクに対す
る強度設計がしにくい。 SC材製であるために、重量が重く、コストが高
い。
み、寸法精度を出し易く、一定の品質を維持し易く、強
度設計をし易く、軽量でかつ廉価なインサート金具を提
供することを目的とする。
め、本発明のインサート金具は、円筒面状の外周部を備
えた焼結金属製のインサート金具であって、前記外周部
の軸方向一端部に、軸方向に長い長手溝を所要数、等配
状に形成し、前記外周部の軸方向他端部に、溝底部をテ
ーパ状とした切欠溝を所要数、等配状に形成し、前記切
欠溝を前記長手溝の円周上、中間位置に配置することに
した。
れば、以下の作用効果を奏することが可能である。 型を用いる焼結金属の一発成形であるために、内周
部の径寸法および二面幅の寸法精度を含めて部品各部の
寸法精度を出し易い。 同じ理由から、ブローチ加工特有の加工ダレがない
ために、一定の品質を維持し易い。 上記に関連して、長手溝および切欠溝の寸法精度
を出し易いために、軸方向および回りトルクに対する強
度設計がし易い。 焼結金属製であるために、SC材と比較して約20
%軽量であり、しかもコストが安い。
手溝が軸方向に長い形状であるために、溝の深さが浅く
ても、円周方向の投影面積(剪断面積)が比較的大き
い。したがって樹脂に対する係合力が大である。 外周部の軸方向他端部に設けられた切欠溝の溝底部
がテーパ状であるために、焼結成形時に、このテーパを
形成する型のキャビティ内壁に沿って焼結粉末が円滑に
流動する。したがって部品各部の粉末密度を均一化させ
易い。 切欠溝が長手溝の円周上、中間位置に配置されてい
るために、回転バランスが良く、また樹脂成形時に、樹
脂成形材料の流動を均一化させ易い。
ば、以下の構成を備えている。すなわち、焼結金属によ
って全体に円筒状に成形されており、内周部に二面幅が
設けられ、円筒面状の外周部の軸方向一端部に長手溝が
四つ、等配状に形成され、外周部の軸方向他端部に切欠
溝が同じく四つ、等配状に形成され、各切欠溝が長手溝
の円周上、中間位置に配置されている。各切欠溝の溝底
部は、軸方向一端側から他端側へかけて、径方向内方へ
向けて斜面が下っている。
明する。
に係るインサート金具1は、以下の構成を備えている。
に成形されており、内周部2に二面幅3が設けられ、円
筒面状の外周部4の軸方向一端部(図2における左端
部)に、軸方向に長い長手溝5が四つ、等配状に形成さ
れている。ここに軸方向に長いとは、図3に示したよう
に、その軸方向長さL1 が横幅L2 よりも長いことであ
って、このような寸法の長手溝5が軸方向一端面6に開
口するとともに軸方向他端面7に達しないように、金具
1の中心軸線と平行に設けられている。長手溝5の溝底
部5aは金具1の中心軸線を中心とした円筒面状、奥端
面部5bは金具1の中心軸線に対して直角な平面状、一
対の側面部5cは奥端面部5bに対して直角であって互
いに平行な平面状にそれぞれ形成されている。
端部)に、溝底部8aをテーパ状とした切欠溝8が四
つ、等配状に形成され、この切欠溝8がそれぞれ長手溝
5の円周上、中間位置に配置されている。各切欠溝8の
溝底部8aは、図2に示したように、その全面が、軸方
向一端側から他端側へかけて、径方向内方へ向けて斜面
が下っており、すなわち溝の深さが徐々に深くなってお
り、このようなテーパ状の溝底部8aを備えた切欠溝8
が軸方向他端面7に開口するとともに軸方向一端面6に
達しないように、金具1の中心軸線と平行に設けられて
いる。切欠溝8の溝底部8aは金具1の中心軸線を中心
とした曲率を備えている。奥端面部8bは金具1の中心
軸線に対して直角な平面状に形成されており、一対の側
面部8cは奥端面部8bに対して直角であって互いに平
行な平面状に形成されている。
状の突起9が設けられており、また図5に拡大して示し
たように、軸方向他端面7の外周縁部および内周縁部に
それぞれ、平面部10a,11aおよびテーパ面部10
b,11bを備えた環状の面取り部10,11が設けら
れている。
は、図上左右に対称な、面対称構造である。
て図示した形状に成形され、次いで樹脂製インペラを成
形する際に、インサート部品として型のキャビティ内に
挿入される。図7および図8は、このようにして成形さ
れた樹脂製インペラ21の一例を示しており、その内周
部22にインサート金具1が一体的に組み込まれてい
る。
用効果を奏する。相対表現の比較の対象は上記した従来
技術である。 型を用いる焼結金属の一発成形であるために、内周
部2の径寸法および二面幅3の寸法精度を含めて部品各
部の寸法精度を出し易い。したがって寸法的に高精度な
インサート金具1を容易に製造することができる。 同じ理由から、ブローチ加工特有の加工ダレがない
ために、一定の品質を維持し易い。したがって加工ダレ
がなく、高品質のインサート金具1を容易に製造するこ
とができる。 上記に関連して、長手溝5および切欠溝8の寸法
精度を出し易いために、軸方向および回りトルクに対す
る強度設計がし易い。したがって一定の強度を備えたイ
ンサート金具1を容易に製造することができる。 焼結金属製であるために、SC材と比較して約20
%軽量であり、しかもコストが安い。したがって駆動ト
ルクが小さくて済み、しかも経済的なインサート金具1
を提供することができる。
長手溝5が軸方向に長い形状であるために、溝の深さが
浅くても、円周方向の投影面積が比較的大きい。したが
って樹脂に対する係合力が大であって、回止め効果に優
れ、回転トルクを確実に伝達することができる。 外周部4の軸方向他端部に設けられた切欠溝8の溝
底部8aがテーパ状であるために、焼結成形時、図6に
矢印で示すように、このテーパを形成する型31のキャ
ビティ内壁32に沿って焼結粉末が円滑に流動する。し
たがって部品各部の粉末密度を均一化させ易く、この点
からも高品質のインサート金具1を提供することができ
る。 切欠溝8が長手溝5の円周上、中間位置に配置され
ているために、回転バランスが良く、また樹脂成形時
に、樹脂成形材料の流動を均一化させ易い。したがって
これらの点からも、高品質のインサート金具1を提供す
ることができる。
ために、内周部の径寸法および二面幅の寸法精度を含め
て部品各部の寸法精度を出し易い。したがって寸法的に
高精度なインサート金具を容易に製造することができ
る。 同じ理由から、ブローチ加工特有の加工ダレがない
ために、一定の品質を維持し易い。したがって加工ダレ
がなく、高品質のインサート金具を容易に製造すること
ができる。 上記に関連して、長手溝および切欠溝の寸法精度
を出し易いために、軸方向および回りトルクに対する強
度設計がし易い。したがって一定の強度を備えたインサ
ート金具を容易に製造することができる。 焼結金属製であるために、SC材と比較して約20
%軽量であり、しかもコストが安い。したがって駆動ト
ルクが小さくて済み、しかも経済的なインサート金具を
提供することができる。
手溝が軸方向に長い形状であるために、溝の深さが浅く
ても、円周方向の投影面積が比較的大きい。したがって
樹脂に対する係合力が大であって、回止め効果に優れ、
回転トルクを確実に伝達することができる。 外周部の軸方向他端部に設けられた切欠溝の溝底部
がテーパ状であるために、焼結成形時に、このテーパを
形成する型のキャビティ内壁に沿って焼結粉末が円滑に
流動する。したがって部品各部の粉末密度を均一化させ
易く、この点からも高品質のインサート金具を提供する
ことができる。 切欠溝が長手溝の円周上、中間位置に配置されてい
るために、回転バランスが良く、また樹脂成形時に、樹
脂成形材料の流動を均一化させ易い。したがってこれら
の点からも、高品質のインサート金具を提供することが
できる。
図
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒面状の外周部(4)を備えた焼結金
属製のインサート金具(1)であって、 前記外周部(4)の軸方向一端部に、軸方向に長い長手
溝(5)を所要数、等配状に形成し、 前記外周部(4)の軸方向他端部に、溝底部(8a)を
テーパ状とした切欠溝(8)を所要数、等配状に形成
し、 前記切欠溝(8)を前記長手溝(5)の円周上、中間位
置に配置したことを特徴とするインサート金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061796A JP3232500B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インサート金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2061796A JP3232500B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インサート金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193192A true JPH09193192A (ja) | 1997-07-29 |
JP3232500B2 JP3232500B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=12032212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2061796A Expired - Fee Related JP3232500B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | インサート金具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232500B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-01-12 JP JP2061796A patent/JP3232500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US20230311381A1 (en) * | 2020-01-31 | 2023-10-05 | Diamet Corporation | Insert sintered part and manufacturing method for same |
CN114901449A (zh) * | 2020-01-31 | 2022-08-12 | 大冶美有限公司 | 嵌入烧结部件及其制造方法 |
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US11999088B2 (en) | 2020-01-31 | 2024-06-04 | Diamet Corporation | Insert sintered part and manufacturing method for same |
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JP3232500B2 (ja) | 2001-11-26 |
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