JPH09192566A - 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造方法および製造装置 - Google Patents

塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造方法および製造装置

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JPH09192566A
JPH09192566A JP674496A JP674496A JPH09192566A JP H09192566 A JPH09192566 A JP H09192566A JP 674496 A JP674496 A JP 674496A JP 674496 A JP674496 A JP 674496A JP H09192566 A JPH09192566 A JP H09192566A
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slit die
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義之 北村
Shunei Sekido
俊英 関戸
Hiromitsu Kanamori
浩充 金森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットダイのノズル部40aに付着してい
る塗布液を確実に除去し、塗膜の形成を良好に行うこと
ができる塗布装置および塗布方法、並びに、これら塗布
装置および塗布方法を用いたカラーフィルタの製造装置
および製造方法を提供することにある。 【解決手段】 カラーフィルタの製造に用いられる塗布
方法を実施する塗布装置は、スリットダイ40の下方に
配置可能なガター92と、このガター92内に支持ユニ
ット96を介して取り付けられた一対の清掃部材94と
を備えており、支持ユニット96は一対の清掃部材94
を上方に向けて押圧付勢する圧縮コイルばね118と、
清掃部材94の取り付け位置を取り付けプレート120
を介して上下左右に調整するための調整ねじ130を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にカラー液晶
ディスプレイ用カラーフィルタの製造に好適し、カラー
フィルタのガラス基板などの被塗布部材に向け、塗布液
を吐出しながら塗膜を形成する塗布装置および塗布方
法、並びに、これらの装置および方法を用いたカラーフ
ィルタの製造およびその製造方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】カラー液晶ディスプレイ用のカラ
ーフィルタは、そのガラス基板上に3原色の細かな格子
模様を有しており、このような格子模様はガラス基板上
に先ず黒の塗膜を形成した後、赤、青、緑の塗膜により
塗り分けて得られる。それ故、カラーフィルタの製造に
は、ガラス基板上に黒、赤、青、緑の塗布液を塗布し、
これらの塗膜を順次形成していく塗工工程が必要不可欠
となる。この種の塗工工程には、従来塗布装置としてス
ピナー、バーコータあるいはローコータなどが使用され
ていたが、塗布液の消費量を削減し、また、塗膜の物性
向上を図るために近年に至ってはダイコータの使用が検
討されている。
【0003】この種のダイコータの一例はたとえば特開
平5-208154号公報に開示されている。この公知のダイコ
ータは塗布器としてのスリットダイを有し、このスリッ
トダイの吐出口から塗布液を吐出しながら、一方向に走
行するフィルムなどの被塗布部材に塗膜を形成するもの
となっている。また、公知のダイコータには洗浄ヘッド
が備えられており、この洗浄ヘッドはスリットダイの吐
出口周辺部と接触しながら、その吐出口の長手方向に移
動し、この移動に伴い、吐出口周辺部に付着している塗
布液を拭き取るものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した洗浄ヘッドは
発砲性ポリエチレンからなる弾性支持部を有し、この弾
性支持部がスリットダイの吐出口に押し付けられるよう
になっており、この際、弾性支持部は自身の弾性変形に
より、スリットダイの吐出口を跨ぐようにして、その吐
出口に沿って延びる周辺部にも密着することができる。
【0005】このような弾性支持部は、スリットダイが
その幅方向全域に亘って平坦な面に吐出口を有するタイ
プの場合に有効であり、その吐出口の開口した面が幅方
向全域に亘って平坦ではなく、吐出口の両端から傾斜し
ているような場合、上述の弾性支持部ではスリットダイ
の吐出口周辺部を良好に清掃できない。この点、より詳
しく説明すると、この場合、吐出口が開口する面に対
し、弾性支持部は自身の弾性変形だけでは良好に密着す
ることができず、吐出口周辺部に付着した塗布液を完全
に拭き取ることは困難である。特に、吐出口の両端近傍
に塗布液の拭き残しが発生し易い。このような拭き残し
の塗布液は、被塗布部材の塗膜に塗布むらや筋などを生
じさせる原因となる。
【0006】また、公知の洗浄ヘッドでは、スリットダ
イの吐出口周辺部に対する弾性支持部の摺接性を安定化
させる上で、その取り付けや調整に関しても何ら考慮さ
れていない。この発明は、上述の事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、塗布器の吐出口周
辺部に付着している塗布液を確実に除去でき、品質の高
い塗膜の形成を行うことができる塗布装置および塗布方
法、並びに、これらの装置および塗布方法を用いたカラ
ーフィルタの製造装置および製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、この発明
によって達成され、請求項1の塗布装置は、塗布液を供
給する供給手段と、この供給手段から供給された塗布液
を吐出するために一方向に延びる吐出口を有する塗布器
と、塗布器の吐出口から塗布液を吐出して被塗布部材に
塗膜を形成するとき、塗布器および被塗布部材の少なく
とも一方を相対的に移動させる移動手段と、吐出口の長
手方向に沿って移動し、塗布器の吐出口周辺部に摺接し
ながら、この吐出口周辺部に付着している塗布液を除去
する清掃部材と、吐出口周辺部に対する清掃部材の摺接
動作を安定させる安定化手段とを備えている。
【0008】請求項1の塗布装置によれば、清掃部材は
安定化手段により塗布器の吐出口周辺部に良好に密着し
た状態で摺接し、この摺接に伴い、吐出口周辺部に付着
している塗布液は清掃部材により確実に除去される。請
求項2の塗布装置はその安定化手段が、塗布器の吐出口
に対して接離方向に前記清掃部材を移動自在に支持する
支持手段と、吐出口に向けて清掃部材を押圧付勢する付
勢手段とからなっている。この請求項2の場合、塗布器
の吐出口周辺部に対して清掃部材は押し付けられ、そし
て、その摺接の際、清掃部材は塗布器の吐出口が形成さ
れている面形状に追従すると共に、その吐出口に対して
接離する方向に移動可能である。
【0009】請求項3の塗布装置はその安定化手段が、
吐出口に対する接離方向およびこの接離方向と直交する
方向に清掃部材を変位可能に支持する調整手段を備えて
おり、この場合、清掃部材は調整手段の働きにより、塗
布器の吐出口周辺部に摺接するとき、その吐出口周辺部
にしっかりと密着する。請求項4の塗布装置は、清掃部
材が吐出口周辺部に対して線接触して摺接し、この場
合、清掃部材は吐出口周辺部に付着している塗布液を確
実に掻き取って除去する。
【0010】請求項5のカラーフィルタの製造装置は、
請求項1〜4に記載のいずれかの塗布装置を使用してカ
ラーフィルタを製造し、この場合、製造されたカラーフ
ィルタの品質が向上する。請求項6の塗布方法は、塗布
器の一方向に延びる吐出口から塗布液を吐出しながら、
塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移
動させて、塗布部材に塗膜を形成し、一方、塗布器の吐
出口から塗布液が吐出されないとき、吐出口の長手方向
に沿い清掃部材を塗布器の吐出口周辺部に摺接させ、か
つこの摺接動作を安定させて、その吐出口周辺部に付着
している塗布液を除去する。
【0011】請求項6の塗布方法によれば、清掃部材が
吐出口周辺部に安定して摺接し、この摺接に伴い、吐出
口周辺部に付着している塗布液は清掃部材により確実に
除去される。請求項7の塗布方法は、吐出口周辺部に清
掃部材を弾性的に押し付けることで、清掃部材の摺接動
作を安定化させており、この場合、清掃部材は、吐出口
が形成された塗布器の面形状に追従しながら摺接する。
【0012】請求項8の塗布方法は、吐出口に対する接
離方向およびその接離方向と直交する方向の少なくとも
一方に清掃部材を変位させ、その調整を行うことで、清
掃部材の摺接動作を安定させており、この場合、その摺
接時、清掃部材は塗布器の吐出口周辺部にしっかり密着
する。請求項9の塗布方法は、その摺接時、清掃部材を
塗布器の吐出口周辺部に線接触させ、この場合、塗布部
材はその吐出口周辺部に付着している塗布液を掻き取っ
て確実に除去する。
【0013】請求項10のカラーフィルタの製造方法
は、請求項6〜9に記載のいずれかの塗布方法を用いて
カラーフィルタを製造し、この場合、製造されたカラー
フィルタの品質が向上する。
【0014】
【発明の実施の態様】図1を参照すると、カラー液晶デ
ィスプレイのためのカラーフィルタの製造に適用される
塗布装置いわゆるダイコータが示されており、このダイ
コータは基台2を備えている。この基台2上には一対の
ガイド溝レール4が設けられており、これらガイド溝レ
ール4にはステージ6が配置されている。このステージ
6はその上面がサクション面として構成され、そして、
一対のスライド脚8を介してガイド溝レール4上を水平
方向に往復動自在となっている。
【0015】一対のガイド溝レール4間には送り機構が
あり、ケーシング12は送り機構を内臓する形で配置さ
れ、ガイド溝レール4に沿って延びている。送り機構
は、図2に示されているようにボールねじからなるフィ
ードスクリュー14を有している。このフィードスクリ
ュー14はステージ6の下部に固定されたナット状のコ
ネクタ16にねじ込まれ、このコネクタ16を貫通して
延びている。フィードスクリュー14の両端部は図示し
ない軸受に回転自在に支持されており、その一端にはA
Cサーボモータ18が連結されている。なお、ケーシン
グ12の側面にはコネクタ16の移動を許容する開口が
形成されているが、図1中、その開口が省略されてい
る。
【0016】図1に示されているように、基台2の上面
にはほぼ中央に逆字形のダイ支柱24が配置されてい
る。ダイ支柱24の先端はステージ6の往復動経路の上
方に位置付けられており、その先端には昇降機構26が
取り付けられている。昇降機構26は昇降可能な昇降ブ
ラケット(図示しない)を備えており、この昇降ブラケ
ットは昇降機構26におけるケーシング28内の一対の
ガイドロッドに昇降自在に取り付けられている。また、
ケーシング28内にはガイドロッド間にボールねじから
なるフィードスクリュー(図示しない)もまた回転自在
にして配置されており、昇降ブラケットは、そのフィー
ドスクリューに対しナット型のコネクタを介して連結さ
れている。フィードスクリューの上端にはACサーボモ
ータ30が接続されており、このACサーボモータ30
はケーシング28の上面に取り付けられている。
【0017】昇降ブラケットには支持軸(図示しない)
を介してダイホルダ32が取り付けられており、このダ
イホルダ32はコ字形をなしかつ一対のガイド溝レール
4の上方をこれらレール4間に亘って水平に延びてい
る。ダイホルダ32の支持軸は昇降ブラケット内にて回
転自在に支持されており、これにより、ダイホルダ32
は支持軸とともに垂直面内で回転可能となっている。
【0018】昇降ブラケットには水平バー36が固定さ
れており、この水平バー36はダイホルダ32の上方に
位置し、ダイホルダ32に沿って延びている。水平バー
36の両端部には、電磁作動型のリニアアクチュエータ
38がそれぞれ取り付けられており、これらリニアアク
チュエータ38は水平バー36の下面から突出する伸縮
ロッドを有している。これらの伸縮ロッドは下端がダイ
ホルダ32の両端にそれぞれ当接されている。
【0019】ダイホルダ32内には塗布器としてのスリ
ットダイ40が保持されており、図1から明らかなよう
にスリットダイ40はステージ6の往復動方向と直交す
る方向、つまり、ダイホルダ32の長手方向に水平に延
び、そして、その両端にてダイホルダ32に支持されて
いる。図2に示されているようにスリットダイ40から
は塗布液の供給ホース42が延びており、この供給ホー
ス42の先端はシリンジポンプ44、つまり、その電磁
切換え弁46の供給ポートに接続されている。電磁切換
え弁46の吸引ポートからは吸引ホース48が延びてお
り、この吸引ホース48の先端部は、塗布液を蓄えたタ
ンク50内に挿入されている。
【0020】シリンジポンプ44のポンプ本体52は、
電磁切換え弁46の切換え作動により、供給ホース42
および吸引ホース48の一方に選択的に接続可能となっ
ている。そして、これら電磁切換え弁46およびポンプ
本体52はコンピュータ54に電気的に接続されてお
り、このコンピュータ54からの制御信号を受けて、そ
れらの作動が制御されるようになっている。
【0021】さらに、シリンジポンプ44の作動を制御
するため、コンピュータ54にはシーケンサ56もまた
電気的に接続されている。このシーケンサ56は、ステ
ージ6側のフィードスクリュー14のためのACサーボ
モータ18や、昇降機構26側のACサーボモータ3
0、また、リニアアクチュエータ38の作動をシーケン
ス制御するものであり、そのシーケンス制御のために、
シーケンサ56にはACサーボモータ18,30の作動
状態を示す信号、ステージ6の移動位置を検出する位置
センサ58からの信号、そして、スリットダイ40の作
動状態を検出するセンサ(図示しない)からの信号など
が入力されるようになており、一方、シーケンサ56か
らはシーケンス動作を示す信号がコンピュータ54に出
力されるようになっている。なお、位置センサ58を使
用する代わりに、ACサーボモータ18にエンコーダを
組み込み、このエンコーダから出力されるパルス信号に
基づき、シーケンサ56にてステージ6の移動位置を検
出することも可能である。また、シーケンサ56自体に
コンピュータ54による制御を組み込むことも可能であ
る。
【0022】図2に概略的に示されているようにスリッ
トダイ40はステージ6の往復動方向と直交する方向、
すなわち幅方向に長尺なブロックであるフロントリップ
59およびリアリップ60を有している。これらリップ
59,60はステージ6の往復動方向に向かい合わさ
れ、図示しない複数の連結ボルトにより相互に一体的に
結合されている。両リップ59,60の結合により、ス
リットダイ40の下部は先細形状をなしたノズル部とし
て形成されている。
【0023】スリットダイ40内にはその中央部分に位
置してマニホールド62が形成されており、このマニホ
ールド62はスリットダイ40の幅方向水平に延びてい
る。マニホールド62は前述した塗布液の供給ホース4
2に内部通路(図示しない)を介して常時接続されてお
り、これにより、マニホールド62は塗布液の供給を受
けることができる。
【0024】スリットダイ40の内部にはその上端がマ
ニホールド62に連通したスリット64が形成されてお
り、このスリット64の下端がスリットダイ40の下面
にて開口している。すなわち、スリット64の下端開口
がスリットダイ40の吐出口として形成されている。具
体的には、スリット64はフロントリップ59とリアリ
ップ60との間に挟み込んだシムによって確保されてい
る。
【0025】再度、図1を参照すると、基台2の上面に
はダイ支柱24よりも手前側にセンサ柱20が配置され
ている。このセンサ支柱20もまた前述したダイ支柱2
4と同様に逆L字形をなし、その先端がステージ6の往
復動経路の上方に位置付けられている。センサ支柱20
の先端には昇降アクチュエータ21を介して厚みセンサ
22が取り付けられている。この厚みセンサ22は、ス
テージ6上にカラーフィルタの基板、つまり、ガラス基
板Aが載置されたとき、昇降アクチュエータ21により
所定の位置まで降下され、この降下位置にて、ステージ
6上のガラス基板Aの厚さを光学的に検出し、その厚さ
に対応した検出信号をコンピュータ54に出力する。具
体的には、厚みセンサ22は、測定対象であるガラス基
板Aに向けて測定光を出射する光源と、ガラス基板Aの
上面および下面からの反射光をそれぞれ受光する受光部
と、受光部への反射光の入射位置の差に基づき、ガラス
基板Aの厚みを演算する演算回路部とから構成されてい
る。なお、昇降アクチュエータ21の作動はコンピュー
タ54によって制御されるようになっており、また、厚
みセンサ22としては上述のタイプに限らず、レーザ変
位計、電子マイクロ変位計、超音波厚さ計などを使用す
ることができる。
【0026】センサ支柱20とダイ支柱24との間に
は、塗布液のための回収・清掃機構70が設けられてい
る。この回収・清掃機構70はサブ基台72を備えてお
り、このサブ基台72は前述した基台2の外側面から側
方に延びている。サブ基台72上にはキャリアガイド7
4が配置されており、このキャリアガイド74はスリッ
トダイ40の長手方向、つまり、ステージ6の往復動方
向と直交する方向に延びている。キャリアガイド74上
には矩形のキャリア76が摺動自在にして取り付けられ
ており、このキャリア76にはボールねじからなるフィ
ードスクリュー78が貫通されている。フィードスクリ
ュー78はキャリア76の摺動方向、すなわち、キャリ
アガイド74に沿って延びており、その両端部は一対の
軸受80に回転自在に支持されている。これら軸受80
はキャリアガイド74上に立設されている。さらに、基
台2から遠く離れた側のフィードスクリュー78の一端
は軸受80から突出し、電動モータ82の出力軸に連結
されている。この電動モータ82はモータ取付け板84
を介してサブ基台72に支持されている。
【0027】キャリア76の四隅からは4本のガイドロ
ッド86が上方に向けて突出されており、これらガイド
ロッド86には昇降ブラケット88が昇降自在にして取
り付けられている。この昇降ブラケット88とキャリア
76とは、図3から明らかなようにキャリア76の中央
に位置したエアシリンダ90を介して相互に連結されて
おり、このエアシリンダ90は昇降ブラケット88を支
持するとともに、昇降ブラケット88のレベル位置を調
整する。
【0028】図3には前述したスリットダイ40もまた
示されており、この実施例の場合、スリットダイ40の
ノズル部40aはスリットダイ40の両端部よりも下方
に向けてさらに突出しており、ノズル部40aの下面に
スリット64の下端、すなわち、吐出口が開口されてい
る。ノズル部40aの下面は水平な平坦面であり、ノズ
ル部40aの両端は傾斜面を経てスリットダイ40の両
端部下面に連なっている。なお、吐出口の開口長さはノ
ズル部40aの両端間にて決定されている。
【0029】昇降ブラケット88には、上面が開口した
ガター92が受け部材として取り付けられており、この
ガター92は電動モータ82側とは反対側を水平にして
延びている。より詳しくは、ガター92はその軸線とス
リットダイ40の軸線とが同一の垂直面内に含まれるよ
うにして配置されている。さらに、図4から明らかなよ
うにガター92はスリットダイ40よりも十分に大き
く、このスリット40を下方から覆うことができる。
【0030】ガター92内にはその先端部に位置して板
状の一対の清掃部材94が配置されており、これら清掃
部材94は後述する支持ユニット96を介してガター9
2に取り付けられている。これら清掃部材94はガター
92の長手方向に所定の間隔を存して位置付けられてお
り、これら清掃部材94の上面は図5から明らかなよう
にスリットダ40のノズル部40aと合致する形状を有
し、これにより、そのノズル部40aに密着することが
できる。スリットダイ40のノズル部40aは図5でみ
て、その両側面が水平面に対してθ(たとえば45°)
の角度を存しており、吐出口が開口する下端の厚みTは
たとえば5mmとなっている。なお、図4および図5に
は、スリットダイ40の前述したシムが参照符号41で
示されている。
【0031】清掃部材94の表面は高分子樹脂からな
り、その高分子樹脂としてはテフロン樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン
樹脂、フッ素樹脂、ポリブタジエン樹脂、ニトリルゴ
ム、シリコーンゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体な
どの一種または二種以上を混合したものを用いることが
できる。また、これらの中でも、スリットダイ40のノ
ズル部40aに対して密着性や、塗布液中に含まれる溶
剤(N−メチル−2−ピロリドンなど)に対する耐性、
さらには耐久性に優れたものが好ましく、これらの点を
考慮すると、シリコーンゴムが最も好ましいものとな
る。なお、清掃部材94の表面以外の部分はその表面と
同様な高分子樹脂であってもよいし、また、全く異なる
材質であってもよい。さらにまた、スリットダイ40に
おけるノズル部40aの密着性を十分に確保するため、
清掃部材94はその厚さが2mm以上に設定され、所定の
堅さが確保されている。
【0032】また、清掃部材94の表面に発生する静電
気を除去し、埃の付着を防止するために、その表面に使
用される高分子樹脂中に導電性粉末を混入するようにし
てもよい。導電性粉末としては、導電性カーボン、白
金、金、ニッケル、銀、銅、コバルト、錫、アルミニウ
ムおよびパラジウムなどの一種または二種以上の混合物
が好ましく、これらの導電性粉末は高分子樹脂に対して
40重量%〜100重量%程度混合される。
【0033】ガター92の内底面にはその中央部分の2
ヶ所に排出口98(図4参照)が形成されており、これ
ら排出口98はニップル100を介して排出ホース10
2に接続されている。この排出ホース102はガター9
2の外底面に沿ってキャリア76まで延び、そして、こ
のキャリア76およびキャリアガイド74を貫通して、
サブ基台72内まで延びている。なお、図示されていな
いけれども、キャリアガイド74には排出ホース102
をサブ基台72内に導くための開口が形成されており、
この開口はフィードスクリュー78に沿って延びてい
る。
【0034】サブ基台72内において、排出ホース10
2はキャリア76の移動を許容するのに十分な長さを有
しており、その先端は廃液タンク104の蓋を貫通し
て、この廃液タンク104内に挿入されている。廃液タ
ンク104の蓋には吸引ホース106が貫通して取り付
けられており、この吸引ホース106は真空ポンプ10
8に接続されている。
【0035】上述した回収・清掃機構70の電動モータ
82、エアシリンダ90を伸縮作動させる方向切換え弁
および真空ポンプ108は前述したシーケンサ56に電
気的に接続され、このシーケンサ56は回収・清掃機構
70の作動をも制御する。そして、前述した清掃部材9
4のための支持ユニット96はその詳細が図6に示され
ている。支持ユニット96は、ガター92の内底面上に
固定された台座110を備えており、この台座110は
ガター92の幅方向に延びている。台座110の直上に
はフォロアプレート112が配置されており、このフォ
ロアプレート112もまた台座110に沿い、その両端
部を越えてガター92の幅方向に延びている(図5参
照)。フォロアプレート112の下面からは一対のガイ
ドロッド114が突出されており、これらガイドロッド
114の下端部は台座110内に摺動自在に嵌合されて
いる。つまり、台座110の両端部には一対のガイド孔
が形成されており、これらガイド孔にガイドロッド11
4の下端部が摺動自在に挿入されている。
【0036】さらに、台座110の上面にはその中央部
に位置してばね装着穴116が形成されており、このば
ね装着穴116には圧縮コイルばね118が収容されて
いる。この圧縮コイルばね118はばね装着穴116の
底とフォロアプレート112の下面に掛け渡され、フォ
ロアプレート112を上方に向けて押圧付勢している。
これにより、台座110とフォロアプレート112との
間には所定の間隔が確保されている。
【0037】フォロアプレート112の両側面には一対
の取り付けプレート120を介して前述した清掃部材9
4がそれぞれ取り付けられている。これら取り付けプレ
ート120の外側面にはその上部に凹所122が形成さ
れており、これら凹所122に清掃部材94の下端部が
それぞれはめ込まれている。各清掃部材94はその下端
部が一対の取り付けねじ124を介してフォロアプレー
ト112に固定されている。さらに、図6に示すように
各取り付けプレート120の下端部には一対の調整孔1
26が形成されており、これら調整孔126はガター9
2の幅方向に所定の間隔を存して離間している。各調整
孔126には締め付けプレート128を介して調整ねじ
130がそれぞれ挿通されており、これら調整ねじ13
0はその先端がフォロアプレート112にねじ込まれて
いる。それ故、各調整ねじ130のねじ込みにより、各
取り付けプレート120は締め付けプレート128を介
してフォロアプレート112に固定されている。ここ
で、図6から明らかなように、調整孔126はその調整
ねじ130よりも大径であり、調整ねじ130と調整孔
126の内周面との間には環状をなした所定の間隔が確
保されている。それ故、フォロアプレート112に対
し、各取り付けプレート120、すなわち、各清掃部材
94は上下方向およびガター92の幅方向に関し、その
取り付け位置をそれぞれ調整可能となっている。この調
整によって、清掃部材94が上昇してノズル部下面に接
触する時に、清掃部材94の上面をノズル部40aに密
着するようにすることができるので、完全に塗布液を除
去することができる。 なお、調整孔は長孔であっても
よい。なお、図示されていないけれども、ダイコータの
基台2の近傍には、基台2の一端部側および他端部側に
それぞれ位置して、ガラス基板Aのためのローダおよび
アンローダが配置されている。これらローダおよびアン
ローダはたとえば円筒座標系産業用ロボットから構成す
ることができる。
【0038】次に、カラーフィルタの製造に係わる一工
程、つまり、上述したダイコータを使用してガラス基板
Aに塗膜を形成する塗布方法を説明する。まず、塗膜の
形成に先立ち、ダイコータにおける各作動部の原点復帰
が行われ、ステージ6は図1に示されているように基台
2の一端部に位置付けられ、また、スリットダイ40は
上昇位置に位置付けられている。そして、この状態で、
スリットダイ40に向けて塗布液が供給され、タンク5
0から吸引ホース48および供給ホース42を経てスリ
ットダイ40のマニホールド62およびスリット64に
至る経路内に塗布液が満たされる。
【0039】この点に関して詳述すると、図7に示す如
く基台2に対して側方の待機位置に位置付けられていた
ガター92が図8に示されるようにスリットダイ40の
下方の回収位置まで移動される(図3の状態)。すなわ
ち、この際には、回収・清掃機構70の電動モータ82
によりフィードスクリュー78が一方向に回転され、ガ
ター92はキャリア76とともに待機位置から回収位置
まで移動される。この回収位置では、ガター92の清掃
部材94はスリットダイ40の一方の端部の下方に位置
付けられている。なお、図7以降の図面には1個の清掃
部材94のみが代表して示されている。
【0040】この状態で、シリンジポンプ44の電磁切
換え弁46がポンプ本体52と吸引ホース48との間を
接続すべく切換え作動され、ポンプ本体52はその内部
にタンク50内の塗布液を吸引ホース48を通じて吸引
する。この後、シリンジポンプ44の電磁切換え弁46
はポンプ本体52と供給ホース42との間を接続すべく
切換え作動され、ポンプ本体52はその内部の塗布液を
供給ホース42を通じてスリットダイ40に向けて吐出
する。
【0041】上述したポンプ本体52における塗布液の
吸引動作および吐出動作が繰り返されることにより、タ
ンク50からスリットダイ40のスリット64に至る経
路内に塗布液が供給され、その経路内は塗布液で満たさ
れていく。このような塗布液の供給過程において、スリ
ットダイ40の吐出口からは塗布液が吐出され、この塗
布液はガター92に受け取られる。この結果、タンク5
0からスリットダイ40のスリット64に至る経路内の
空気は全て排出され、その経路内は塗布液で完全に満た
される。この時点で、ポンプ本体52の吸引動作および
吐出動作が停止される。ここで、ガター92内の一対の
清掃部材94は、スリットダイ40のノズル部40a、
すなわち、その吐出口よりも外側に位置しており、ノズ
ル部40aから吐出された塗布液が一対の清掃部材94
に掛かることはない。
【0042】スリットダイ40の吐出口から吐出された
塗布液はガター92に受け取られ、そして、このガター
92から排出ホース102を通じて廃液タンク104に
排出される。ここで、廃液タンク104内は真空ポンプ
108および吸引ホース106により排気されているの
で、ガター92内の塗布液は廃液タンク104に良好に
導かれる。
【0043】上述したようにしてスリットダイ40内が
塗布液で満たされると、塗布準備作動として、シリンジ
ポンプ44の電磁切換え弁46はポンプ本体52と吸引
ホース48とを接続すべく切換え作動され、ポンプ本体
52はタンク50内の塗布液を吸引ホース48を通じ
て、その内部に所定量の塗布液を吸引し、そして、シリ
ンジポンプ44はその電磁切換え弁46がポンプ本体5
2と供給ホース42とを接続すべく切換え作動された状
態で待機する。
【0044】この後、回収・清掃機構70において、そ
のエアシリンダ90が伸張されることにより、図9に示
されているようにガター92がスリットダイ40に向け
て上昇され、一対の清掃部材94がスリットダイ40の
端部に当接される。ここで、支持ユニット96の各取り
付けプレート120が調整孔126および調整ねじ13
0により上下方向に既にレベル調整されている結果、一
対の清掃部材94は支持ユニット96の圧縮コイルばね
118を若干収縮させた状態で、スリットダイ40の一
端部に押し付けられることになる。
【0045】この後、ガター92が待機位置に向けて戻
されていくと、一対の清掃部材94はスリットダイ40
の一端端部から前述した一方の傾斜面を経てノズル部4
0aに達する。この過程で、一対の清掃部材94はスリ
ットダイ40の傾斜面により下方に向けて押圧され、こ
の傾斜面に追従して下降し、この際、支持ユニット96
の圧縮コイルばね118はさらに収縮される。清掃部材
94がスリットダイ40のノズル部40aに到達する
と、その清掃部材94はノズル部40aにはめ合わされ
て完全に密着し、そして、圧縮コイルばね118の付勢
力によりノズル部40aに所定の力で下方から押し付け
られることで、その密着が安定化される。
【0046】ここで、前述した支持ユニット96の各取
り付けプレート120は調整孔126および調整ねじ1
30によりスリットダイ40の厚み方向(ステージ6の
往復動方向)にも既に位置決め調整されており、それ
故、この調整によっても、ノズル部40aに対する清掃
部材94の密着をさらに安定させることができ、掻き取
り能力が向上する。
【0047】この後、ガター92がその待機位置に向け
てさらに移動されると、図10に示されているように一
対の清掃部材94がスリットダイ40のノズル部40
a、すなわち、スリットダイ40の吐出口を含む吐出口
周辺部に密着した状態で、このノズル部40aに対して
摺接し、これら清掃部材94はスリットダイ40のノズ
ル部40aの外面に付着している塗布液を掻き取りなが
ら除去する。
【0048】清掃部材94がスリットダイ40のノズル
部40aから他方の傾斜面に達すると、前述の場合とは
逆に、その傾斜面に追従しながら清掃部材94は上昇
し、そして、スリットダイ40の他方の端部を経てスリ
ットダイ40の側方に完全に抜け出すことになる。上述
したように一対の清掃部材94はスリットダイ40の下
部形状に拘わらず、そのノズル部40aに対して摺接す
るときにはノズル部40aに完全に密着した状態にある
から、ノズル部40aと傾斜面との間の境目も含め、ノ
ズル部40aの全域に亘ってその外面に付着している塗
布液を完全に除去することができる。
【0049】スリットダイ40のノズル部40aから除
去された塗布液は、清掃部材94および支持ユニット9
6の外面を伝ってガター92に受け取られる。図11に
示されているようにガター92が待機位置の上方まで戻
されると、この後、前述のエアシリンダ90が収縮さ
れ、ガター92は図7の待機位置に戻される。
【0050】一方、ステージ6上には図示しないローダ
を介してガラス基板Aが位置決めされた状態で載置さ
れ、このガラス基板Aはステージ6の上面にサクション
により吸着保持される。ガラス基板Aのローディング完
了すると、厚みセンサ22が下降し、この厚みセンサ2
2によりステージ6上のガラス基板Aの厚さが光学的に
検出され、その検出信号がコンピュータ54に供給され
る。厚みの測定が完了すると、厚みセンサ22は元の位
置まで上昇される。
【0051】この後、ステージ6がスリットダイ40に
向けて往動され、そのガラス基板A上への塗膜の形成開
始ラインがスリットダイ40の吐出口位置に達した時点
で、ステージ6の往動が一旦停止される。そして、スリ
ットダイ40は、既に測定されているガラス基板Aの厚
みを考慮して下降され、スリットダイ40の吐出口とガ
ラス基板Aとの間に所定のクリアランスが確保される。
ここで、ガター92は待機位置に戻されているから、ガ
ター92がスリットダイ40の下降を阻害することはな
い。
【0052】クリアランスが設定されると、シリンジポ
ンプ44、すなわち、そのポンプ本体52は塗布液の吐
出動作を開始し、その内部の塗布液をスリットダイ40
に向けて吐出する。したがって、スリットダイ40の吐
出口からガラス基板A上の形成開始ラインに沿って塗布
液が一様に吐出され、この結果、スリットダイ40とガ
ラス基板Aとの間にはメニスカスと称される液溜まりC
(図2参照)が形成される。
【0053】このような液溜まりCの形成と同時に、ス
リットダイ40、つまり、その吐出口からの塗布液の吐
出を継続しながら、ステージ6を一定の速度で往動方向
に進行させると、図2に示されているようにガイド基板
Aの上面に塗布液の塗膜Dが連続して形成される。ステ
ージ6の進行に伴い、ガラス基板A上にて塗膜Dの形成
を終了すべき形成終了ラインがスリットダイ40の吐出
口の直前位置に到達すると、この時点で、シリンジポン
プ44の吐出動作が停止される。このようにしてスリッ
トダイ40からの塗布液の吐出が停止されても、ガラス
基板A上においてはその液溜まりCの塗布液を消費(ス
キージ)しながら、塗膜Dの形成が形成終了ラインまで
継続される。なお、ガラス基板A上の形成終了ラインが
スリットダイ40の吐出口を通過した時点で、シリンジ
ポンプ44の吐出動作を停止するようにしてもよい。
【0054】シリンジポンプ44の吐出動作が停止され
ると、このシリンジポンプ44はわずかに吸引動作を行
い、スリットダイ40におけるスリット64内の塗布液
をマニホールド62側に吸い戻す。このようなシリンジ
ポンプ44の吸い戻し動作と同時に、スリットダイ40
は元の位置まで上昇される。一方、ステージ6の往動は
スリットダイ40からの塗布液の吐出が停止されても継
続され、ステージ6がガイド溝レール4の終端に到達し
た時点で、その往動が停止される。この後、ステージ6
上へのガラス基板Aのサクションが解除され、塗膜Dが
形成されたガラス基板Aはアンローダによりステージ6
から取り外され、そして、次工程に向けて供給される。
【0055】ステージ6がスリットダイ40を通過した
後、ガター92は再び図7の待機位置から図8の回収位
置に移動される。この状態で、シリンジポンプ44は吸
い戻した量だけ、塗布液を吐出し、スリットダイ40の
スリット64内に空気が残るのを防止する。この際、ス
リットダイ40の吐出口から塗布液が吐出されても、そ
の塗布液はガター92に受け取られる。
【0056】この後、ガター92は図8〜図11の状態
を経て、その待機位置に戻され、この際、ガター92の
一対の清掃部材94は前述しようにスリットダイ40の
ノズル部40aに付着している塗布液を掻き取って除去
する。ガター92が待機位置に戻されると、ステージ6
は図1に示す初期位置まで戻され、これにより、一連の
塗布工程が完了する。なお、初期位置にて、ステージ6
は新たなガラス基板Aがローディングされるまで待機
し、そして、シリンジポンプ44は前述した塗布準備動
作を行って待機する。
【0057】なお、ガラス基板A上に形成された塗膜D
が黒の塗膜である場合には、この後、ガラス基板Aの塗
膜D上に公知の如くポジ型フォトレジストの塗布、マス
ク露光、現像、エッチングによるレリーフパターンの形
成、レリーフパターンをマスクとした塗膜のエッチン
グ、レリーフパターンの除去などの各工程を赤、青、緑
の塗膜に対して繰り返して行うことにより、カラーフィ
ルタが製造される。
【0058】上述したダイコータにあっては、ガター9
2が回収位置から待機位置に戻される過程にて、スリッ
トダイ40のノズル部40aに付着している塗布液は一
対の清掃部材94により掻き取って除去されるので、塗
膜が形成される際、スリットダイ40のノズル部40a
は必ずクリーニングされた状態にある。それ故、ガラス
基板Aへの塗膜の形成前の段階で、スリットダイ40の
ノズル部40aから塗布液が垂れ落ち、その周囲を汚す
こともない。また、塗膜の形成開始時にあっては、スリ
ットダイ40の吐出口とガラス基板Aとの間に前述した
液溜まりCを安定して形成できるので、形成された塗膜
Dの厚さのむらが生じたり、または、その塗膜Dに筋が
発生したりすることもなく、均一な膜厚の塗膜Dを形成
でき、カラーフィルタの品質が向上する。
【0059】さらに、前述したようにスリットダイ40
のノズル部40aに摺接するとき、一対の清掃部材94
はそのノズル部40aに向けて押し付けられた状態にあ
るので、スリットダイ40の下部形状に拘わらず、その
ノズル部40aに良好に密着することができ、この結
果、ノズル部40aの両端に付着している塗布液をも含
め、ノズル部4aの外面全域から塗布液を確実に除去す
ることができる。それ故、ノズル部40aにおける両端
部での塗布液の残留に起因し、塗膜Dにおける両側縁の
厚みがその中央に比べて増大してしまうこともない。
【0060】一対の清掃部材94のための取り付けプレ
ート120は調整孔126および調整ねじ130を介し
てフォロアプレート112に取り付けられているので、
その取り付けプレート120、つまり、清掃部材94の
取り付け位置をスリットダイ40のノズル部40aに対
して簡単に調整することができる。それ故、一対の清掃
部材94の組み付けが容易に行えるばかりでなく、スリ
ットダイ40のノズル部40aに対する清掃部材94の
良好な密着を確実に確保できる。
【0061】調整ねじ130がルーズフィットされてい
れば、取り付けプレート120は調整孔126の遊びの
分だけ移動することができる。この場合、清掃作業中、
清掃部材94はステージ6の往復動方向にもノズル部4
0aの形状にしたがって動くことができ、より密着性が
よくなって清掃能力を向上させることができる。また、
清掃部材94は取り付けプレート120の凹所122に
はめ込み式にして固定されているので、清掃部材94の
交換をも簡単に行うことができ、この交換時、フォロア
プレート112に対し、取り付けプレート120の取り
付け位置を再調整する必要もない。
【0062】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、
図12に示されているようにスリットダイ40はその下
面が全域に亘って平坦であってもよく、また、清掃部材
94は鉛直面に対して5〜45°の角度を存して傾斜さ
れていてもよいし、さらには、図13に示されているよ
うに清掃部材94の傾斜が逆向きであってもよい。この
ように清掃部材94が傾斜して取り付けられていると、
一実施例での面接触ではなく、清掃部材94はスリット
ダイ40のノズル部40aに線接触することになる。つ
まり、清掃部材94はそのエッジがスリットダイ40の
ノズル部40aに摺接することから、そのノズル部40
aに付着している塗布液をより確実に掻き取って除去す
ることができる。また、この場合、ノズル部40aに対
する清掃部材94の押し付け力が小さくて済むので、清
掃部材94の摩耗が少なくなり、その交換頻度を低減で
きる。また、図12,13に示されているように、この
場合にも、清掃部材94はばねを用いて上下方向に移動
可能であってもよいし、また、上下方向でみて、清掃部
材94は固定されていてもよい。
【0063】一実施例では清掃部材94を2個備えるよ
うにしたが、図12および図13から明らかなように清
掃部材94は1個であってもよいし、また、3個以上で
あってもよい。なお、実施例ではステージ6を移動させ
たが、スリットダイ40をステージ6に対して移動させ
てもよいし、両者を同時に移動させてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,6の塗布
装置および塗布方法によれば、塗布器における吐出口周
辺部に清掃部材を摺接させる際、その摺接動作の安定が
図られているので、その吐出口周辺部に付着している塗
布液を清掃部材により確実に除去でき、この結果、被塗
布部材上に均一な膜厚の塗膜を安定して形成することが
できる。
【0065】請求項2,7の塗布装置および塗布方法に
よれば、摺接時、清掃部材は塗布器の吐出口周辺部に対
して押圧付勢されているから、塗布器の形状に拘わら
ず、その吐出口周辺部に良好に密着でき、塗布液の除去
を確実に行える。請求項3、8の塗布装置および塗布方
法によれば、清掃部材の取り付け位置が調整可能である
から、吐出口周辺部に対する清掃部材の摺接を容易に安
定化させることができ、また、清掃部材の組み付けをも
容易となる。
【0066】請求項4,9の塗布装置および塗布方法に
よれば、摺接時、吐出口周辺部に対して清掃部材が線接
触されるから、面接触に比べて、塗布液を良好に除去で
きる。請求項5、10のカラーフィルタの製造装置およ
び製造方法によれば、塗膜の形成の度に、吐出口周辺部
が清掃されるので、塗膜の形成が安定し、品質の高いカ
ラーフィルタの製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のダイコータを概略的に示した斜視図
である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて
示した概略構成図である。
【図3】図1のダイコータの回収・清掃機構を示した正
面図である。
【図4】図4のガターの一部を示した斜視図である。
【図5】図4のガターを示した横断面図である。
【図6】清掃部材の支持ユニットを示した断面図であ
る。
【図7】スリットダイに対し、待機位置にあるガターを
示した図である。
【図8】図7の状態からガターが回収位置に移動した状
態を示す図である。
【図9】図8の状態からガターが上昇した状態を示す図
である。
【図10】図9の状態からガターが待機位置に向けて戻
る状態を示した図である。
【図11】図10の状態からガターが待機位置の上方に
達した状態を示す図である。
【図12】変形例の清掃部材の支持構造を示した図であ
る。
【図13】さらに別の変形例に係る清掃部材の支持構造
を示した図である。
【符号の説明】
6 ステージ 14 フィードスクリュー 22 厚みセンサ 40 スリットダイ(塗布器) 44 シリンジポンプ 50 タンク 62 マニホールド 64 スリット 70 回収・清掃機構 76 キャリア 78 フィードスクリュー 82 電動モータ 88 昇降ブラケット 90 エアシリンダ 92 ガター 94 清掃部材 96 支持ユニット 98 排出口 102 排出ホース 104 廃液タンク 106 吸引ホース 108 真空ポンプ 110 台座 112 フォロアプレート 114 ガイドロッド 118 圧縮コイルばね 120 取り付けプレート 122 凹所 124 取り付けねじ 126 調整孔 130 調整ねじ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を供給する供給手段と、 前記供給手段から供給された塗布液を吐出するために一
    方向に延びる吐出口を有する塗布器と、 前記塗布器の前記吐出口から塗布液を吐出して被塗布部
    材に塗膜を形成するとき、前記塗布器および前記被塗布
    部材の少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と
    を備えた塗布装置において、 前記吐出口の長手方向に沿って移動し、前記塗布器の吐
    出口周辺部に摺接しながら、この吐出口周辺部に付着し
    ている塗布液を除去する清掃部材と、前記吐出口周辺部
    に対する前記清掃部材の摺接動作を安定させる安定化手
    段とを備えたことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記安定化手段は、前記塗布器の前記吐
    出口に対して接離方向に前記清掃部材を移動自在に支持
    する支持手段と、前記吐出口に向けて前記清掃部材を押
    圧付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする、
    請求項1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記安定化手段は、前記吐出口に対する
    接離方向およびこの接離方向と直交する方向に前記清掃
    部材を変位可能に支持する調整手段を備えていることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材は、前記吐出口周辺部に対
    して線接触されることを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載のいずれかの塗布装
    置を使用してカラーフィルタを製造することを特徴とす
    るカラーフィルタの製造装置。
  6. 【請求項6】 塗布器の一方向に延びる吐出口から塗布
    液を吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少な
    くとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜
    を形成する塗布方法において、 前記塗布器の前記吐出口から塗布液が吐出されないと
    き、前記吐出口の長手方向に沿い清掃部材を前記塗布器
    の吐出口周辺部に摺接させ、かつこの摺接動作を安定化
    させて、前記吐出口周辺部に付着している塗布液を除去
    することを特徴とする塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記清掃部材を前記吐出口周辺部に前記
    清掃部材を弾性的に押し付けて安定させることを特徴と
    する、請求項6に記載の塗布方法。
  8. 【請求項8】 前記清掃部材を前記吐出口に対する接離
    方向および前記接離方向と直交する方向の少なくとも一
    方に前記清掃部材を変位調整して安定させることを特徴
    とする、請求項6または7に記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】 前記清掃部材の摺接時、前記清掃部材を
    前記吐出口周辺部に線接触させることを特徴とする請求
    項6〜8のいずれかに記載の塗布方法。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9に記載のいずれかの塗布
    方法を用いてカラーフィルタを製造することを特徴とす
    るカラーフィルタの製造方法。
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