JPH0919044A - ディジタル形保護継電装置の試験方法 - Google Patents

ディジタル形保護継電装置の試験方法

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JPH0919044A
JPH0919044A JP7165656A JP16565695A JPH0919044A JP H0919044 A JPH0919044 A JP H0919044A JP 7165656 A JP7165656 A JP 7165656A JP 16565695 A JP16565695 A JP 16565695A JP H0919044 A JPH0919044 A JP H0919044A
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JP
Japan
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relay
sample
calculation
digital
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP7165656A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Matsui
俊章 松井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ周波数の変化に基づくリレー誤動作
を確かめるためのリレー単体試験を、リレー判定の基準
演算ソフトウェアを変えることなく行う。 【構成】 アナログ入力をA/D変換し、その変換され
たサンプリングデータからCPU部でリレー演算して系
統保護するディジタルリレーにおいて、CPU部に単体
試験モード機能を設定してA/D変換のサンプル位相を
一定周期t1毎に変化させ、各一定周期中、それぞれ位
相変化したサンプルデータを用いてリレー演算をしてリ
レーの判定を行い、各一定期間中においてリレー演算が
安定するまでの間t3は前のリレー判定値を保持して出
力し、リレー演算が安定した後新たなリレー判定値を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電系統を保護するデ
ィジタル形保護継電装置の試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル形保護継電装置(ディジタル
リレー)は図4に示すように、電圧,電流などのアナロ
グ入力信号を高調波分除去フィルタ11〜1nを通してサ
ンプルホールド回路21〜2nに入力し、図5に示すよう
に入力信号の規定周波数の30°サンプルでサンプリン
グホールドし、このサンプリングホールドされた各チャ
ネルのアナログ信号をマルチプレクサ3を介して順次A
/D変換器4に入力し、同時性のあるサンプリングデー
タを得て、CPU部5でリレー演算を行い、系統保護す
る。
【0003】上記ディジタルリレーは規定周波数の30
°サンプル信号でA/D変換しているので、アナログ入
力の周波数が変化するとリレー誤動作となる恐れがあ
る。
【0004】そのため、従来ディジタルリレーではその
動作試験を、A/D変換器4からのサンプリングデータ
を用いCPU部5で種々のアルゴリズムにより実効値演
算をして、規格値との比較によって行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来デ
ィジタルリレーは、その動作値に下記のような種々の誤
差要因がある。
【0006】(1)入力変換器、フィルタ、サンプルホ
ールド回路、A/D変換器の非線形型誤差 (2)A/D変換器の量子化誤差 (3)実効値演算アルゴリズムにおけるサンプル位相誤
差 (4)サンプル周期誤差 これらの中で(2)〜(4)は相互に関連して、規定動
作値近辺の入力に対し、リレー動作が不安定な状態とな
る。
【0007】ディジタルリレーでは一般にヒステリシス
特性を組込むような事をしていないので、リレー試験時
は下記の方法により、動作値、復帰値を測定している。
【0008】動作値…完全動作点 復帰値…完全復帰点 即ち、リレー動作のバタツキの開始と安定点を測定して
いる。
【0009】以上の現象により、動作値,復帰値は試験
者の判断による影響が大きく、また、試験時の入力とサ
ンプル位相の影響により測定の度に若干値が変わってく
るようなことも発生する。これらはまた、自動試験装置
を採用した場合の入力変化方法や動作値,復帰値判定方
法の設定にも大きな問題を及ぼす。
【0010】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、リレ
ー判定の基本演算ソフトウェアを変えることなくなしう
るディジタル保護継電装置の試験方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明におけるディジタル保護継電装置の
試験方法は、アナログ入力をA/D変換し、その変換さ
れたサンプリングデータからCPU部でリレー演算をし
て系統保護をする保護継電装置において、前記CPU部
に単体試験モード機能を設定して前記A/D変換のサン
プル位相を一定周期毎に変化させ、前記各一定周期中、
位相変化したサンプルデータを用いてリレー演算をな
し、そのリレー演算が安定するまでの間は前回リレー演
算によるリレー判定値を保持し、リレー演算が安定した
後リレー演算された新たなリレー判定値を出力させるよ
うにしたものである。この方法によれば、サンプル位相
を一定周期毎に変化させているので、リレー判定の基本
演算ソフトウェアを変えることなくアナログ入力の周波
数が変化した場合のリレー誤動作を試験できる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1はディジタルリレーの構成を示すもので、前
記従来図4に示したものと同一構成部分は、同一符号を
付してその重複する説明を省略する。図1において、6
はCPU部5からの指令に基づいたタイミングでA/D
変換がなしうるように、サンプルホールド回路21〜2n
とマルチプレクサ3及びA/D変換器4を制御するA/
D変換制御回路を示す。
【0013】まず、スイッチ,制御ピン等を用いてディ
ジタルリレーのCPU部5にリレーを単体試験するため
の単体試験モードの設定する機能を教え込み、単体試験
モード設定に切り替えた場合、CPU部5からA/D変
換制御回路6に一定周期でA/D変換のサンプリングタ
イミングを変化させるタイミング指令を出力するように
する。しかして単体試験モードに切り替えると、A/D
変換制御回路6はこのタイミング指令の入力によりサン
プリングホールド回路21〜2n及びA/D変換器4のサ
ンプルタイミングを制御すると共に、マルチプレクサ回
路3の切替タイミングを制御する。
【0014】タイミング指令は図2に示すように、一定
周期t1「1」,t1「2」,…毎にサンプルタイミング
(タイミング位相)を3°ずつ変化させる。周期t1
アルゴリズム上、リレー判定の演算が安定する時間t3
以上とする。一定期t1終了毎に次のサンプル位相の変
化量を設定する時間t2を設ける。
【0015】これにより周期t1でそのリレー判定演算
の安定する安定期間に少なくとも1回正常な結果を出力
し、リレー判定演算が安定するまでの時間t3は前の結
果を保持出力することで、短時間に幾つかのサンプル角
でのリレー動作を確認することが可能となる。
【0016】今、t3=50ms,t1=60ms,位相
変化を3°とすると、t=(60ms+α)×30/3
=600ms+(10・α)msの時間でサンプル角が
一周する。ただし、α=3°に相当時間を示す。
【0017】上記単体試験モードにおけるリレー動作の
確認は図3に示すフローで行う。すなわち、割込等によ
り単体試験モード設定がなされると、周期t1「1」の
設定、時間t2とサンプル位相量の変化量の設定(変化
量0に設定)、時間t3のスタート及びサンプル時間用
クロックの再スタートさせる(101〜105)。
【0018】変化量が0に設定されているので、リレー
は通常と同じくサンプルタイミング30°のリレーとし
て動作し、そのリレー演算値と規定値の比較によりリレ
ー判定される。リレー判定値が安定するまでは前のリレ
ー判定値を出力し、時間t3が経過するとリレー判定値
が出力する(106〜108)。
【0019】周期t1「1」が経過すると、周期t
1「2」の設定、時間t2とサンプル位相量の変化量の設
定(変化量3°に設定)、時間t3のスタート及びサン
プル時間用クロックの再スタートさせる(101〜10
5)。
【0020】変化量が3°に設定されているので、リレ
ーはサンプルタイミング33°のリレーとして動作し、
リレー判定される。このリレー判定値が安定するまでの
時間t3の間は前の判定値を保持して出力する(10
7,108)。時間t3が経過するとリレー判定値が出
力する(106〜108)。
【0021】周期t1「2」が経過すると、前と同様に
周期t1「3」の設定、時間t2とサンプル位相量の変化
量の設定(変化量6°に設定)、時間t3のスタート及
びサンプル時間用クロックを再スタートさせる(101
〜105)。
【0022】変化量が6°に設定されているので、リレ
ーはサンプルタイミング36°のリレーとして動作し、
時間t1「3」中、106〜108のフローが実行され
る。単体試験モード設定中は上記のようにサンプルタイ
ミングを3°ずつ変化させて単体試験を行うが、サンプ
ルタイミングはマイナス側にも変化させる。
【0023】単体試験モードを通常のリレーモードに切
り替えると、リレーはサンプルタイミング30°のリレ
ーに戻る。なお、図3中109は動作確認シーケンスを
示す。
【0024】実施例によれば、t1周期で少なくとも1
回は正常な結果を出力し、途中は前の結果を出力するこ
とで、短時間にいくつかのサンプル前でのリレー動作を
確認することができる。
【0025】なお、実施例ではサンプルタイミングの変
化量を3°としているがこれに限定されるものではな
い。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0027】(1)単体試験時にA/D変換のサンプル
信号のタイミングを変化させているので、複雑なアルゴ
リズムの必要がなく、動作値、復帰値の判定が容易にな
り、試験者の違いや、判定時間の違いによる値のバラツ
キが少なくなる。
【0028】(2)時間tを規定することで、自動試験
の場合の入力変化を設定できるので、測定時期によるバ
ラツキが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルリレーの構成説明図。
【図2】単体試験のタイムチャート。
【図3】単体試験のフローチャート。
【図4】従来ディジタルリレーの構成説明図。
【図5】サンプリング波形図。
【符号の説明】
1〜1n…高調波除去フィルタ 21〜2n…サンプルホールド回路 3…マルチプレクサ 4…A/D変換器 5…CPU部 6…A/D変換制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力をA/D変換し、その変換
    されたサンプリングデータからCPU部でリレー演算を
    して系統保護をする保護継電装置の試験方法において、 A/D変換制御回路を設け、 前記CPU部に単体試験モード機能を設定して前記A/
    D変換のサンプル位相を一定周期毎に変化させ、 前記各一定周期中、位相変化したサンプルデータを用い
    てリレー演算をなし、そのリレー演算が安定するまでの
    間は前回リレー演算によるリレー判定値を保持し、リレ
    ー演算が安定した後リレー演算された新たなリレー判定
    値を出力することを特徴としたディジタル形保護継電装
    置の試験方法。
JP7165656A 1995-06-30 1995-06-30 ディジタル形保護継電装置の試験方法 Pending JPH0919044A (ja)

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JP7165656A JPH0919044A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ディジタル形保護継電装置の試験方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU707660B2 (en) * 1996-04-01 1999-07-15 Cic Global Llc Distributed frequency relay

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU707660B2 (en) * 1996-04-01 1999-07-15 Cic Global Llc Distributed frequency relay
US6314378B1 (en) 1996-04-01 2001-11-06 Clc Global Llc Distributed frequency relay

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