JPH09185717A - 物品のパターン認識方法 - Google Patents

物品のパターン認識方法

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JPH09185717A
JPH09185717A JP19998596A JP19998596A JPH09185717A JP H09185717 A JPH09185717 A JP H09185717A JP 19998596 A JP19998596 A JP 19998596A JP 19998596 A JP19998596 A JP 19998596A JP H09185717 A JPH09185717 A JP H09185717A
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quadrangle
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distance
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JP19998596A
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Takuya Haketa
卓哉 羽毛田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の四角形の物品が接触していたり、四角形
の物品に円形の物品が重なりあっていて平行辺が存在し
ていなくても四角形の物品のパターン及び大きさを正確
に認識する。 【解決手段】撮像した食器の輪郭から直線辺を抽出し、
この抽出した直線辺から四角形の食器を認識する場合
に、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
条件に、着目する辺の両端の内角間の距離を四角形の大
きさとすることで四角形の食器を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器や他の物品等
の物品のパターン認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパターン認識方法としては、例
えば特開平4−290174号公報のものが知られてい
る。これは、2値化した食器画像の輪郭を抽出し、この
抽出した輪郭上に適当な長さのベクトルを順次作成し、
このベクトル間の角度から変曲点を抽出する。そして、
変曲点間の輪郭が円弧であるか直線であるかを判別し、
円形については円弧の中心、半径を求めることにより判
別する。また、四角形については平行辺の検出を行い、
平行辺間の距離を四角形の大きさとすることで判別して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、社員食堂な
どではトレー上に御飯、味噌汁、おかずが入った食器が
複数配置されるため、食器が互いに接触する可能性が高
く、このため、トレー上の食器を撮像して得た食器画像
の輪郭は本来の食器の形状である円形や四角形にはなら
ずにこれらを合成した輪郭となる場合が多い。このよう
な場合に、従来のように平行辺の検出だけでは食器の配
置によっては認識できない問題があった。すなわち、食
器同士が接触すると平行辺が存在しない状態になる場合
が多々あった。
【0004】そこで、請求項1乃至11記載の発明は、
複数の四角形の物品が接触していたり、四角形の物品に
円形の物品が重なりあっていて平行辺が存在していなく
ても四角形の物品のパターン及び大きさを正確に認識で
きる物品のパターン認識方法を提供する。また、請求項
2及び4記載の発明は、さらに、角が完全に直角でない
物品の大きさも正確に認識できる物品のパターン認識方
法を提供する。また、請求項5記載の発明は、さらに、
同一四角形を構成する垂直辺を、正確かつ簡単に検出で
きる物品のパターン認識方法を提供する。また、請求項
7乃至11記載の発明は、さらに、平行辺が存在する場
合も四角形の物品のパターン及び大きさを正確に認識で
きる物品のパターン認識方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品を撮像カメラで撮像し、この撮像した物品の輪郭か
ら直線辺を抽出し、この抽出した直線辺から四角形の物
品を認識するパターン認識方法において、四角形の物品
を認識を、着目する辺の両端に四角形の内角が存在する
ことを条件に、着目する辺の両端の内角間の距離を四角
形の大きさとすることにある。
【0006】請求項2記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品を認識を、着目
する辺の両端に四角形の内角が存在することを条件に、
輪郭上で内角と判断した部分より、内角を挟んで両方向
に適当な間隔離した2つの小線分を輪郭上に取り、この
2つの小線分の直線方程式の交点を内角の座標とし、着
目する辺の両端の内角座標間の距離を四角形の大きさと
することにある。
【0007】請求項3記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品を認識を、着目
する辺の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を
構成する辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に
四角形の内角が存在することを条件に、着目する辺と垂
直な辺との交点と前記内角間の距離を四角形の大きさと
することにある。
【0008】請求項4記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品を認識を、着目
する辺の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を
構成する辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に
四角形の内角が存在することを条件に、同一四角形を構
成する垂直辺については、この垂直辺の直線方程式と着
目する辺の直線方程式の交点座標を求め、内角について
は輪郭上で内角と判断した部分より、内角を挟んで両方
向に適当な間隔離した2つの小線分を輪郭上に取り、こ
の2つの小線分の直線方程式の交点を内角の座標とし、
この内角座標と、着目する辺と垂直辺の交点座標との間
の距離を四角形の大きさとすることにある。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の物品のパターン認識方法において、着目する辺とこ
の辺と同一四角形を構成する垂直辺の検出は、先ず、2
辺のベクトルが垂直であることを検出し、次にこの2つ
の辺を結んだベクトルを利用して2辺の位置関係の検証
を行い、さらにこの2辺が同一四角形を構成するか否か
の検証を、一方の辺の端に内角が存在するならばその内
角ともう一方の辺を結んだベクトルを利用することによ
り行うことにある。
【0010】請求項6記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品を認識を、同一
四角形を構成する平行辺の検出を、2辺のベクトルが互
いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを検出す
ることにより行い、この平行辺が同一四角形を構成する
か否かの検証を、一方の辺の両端のいずれかに内角が存
在するならば、この内角ともう一方の辺を結んだベクト
ルを利用して行い、検出した平行辺間の距離を四角形の
大きさとすることにある。
【0011】請求項7記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品の認識を、平行
辺が存在するか否かを検出することによって行い、平行
辺の検出は、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に重
なり部分が存在することを検出して2辺の位置関係を検
証し、さらに2辺間の距離を判別することにより同一四
角形を構成する平行な2辺を検出することによって行
い、平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角
形の大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目す
る辺の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構
成する辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四
角形の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な
辺との交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、
又は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在すること
を条件に内角間の距離を四角形の大きさとすることにあ
る。
【0012】請求項8記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、4角形の物品の認識を、平行
辺が存在するか否かを検出することによって行い、平行
辺の検出は、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に重
なり部分が存在することを検出して2辺の位置関係を検
証し、さらに2辺間の距離を判別することにより同一四
角形を構成する平行な2辺を検出することによって行
い、平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角
形の大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目す
る辺の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構
成する辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四
角形の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な
辺との交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、
又は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在すること
を条件に内角間の距離を四角形の大きさとし、四角形の
内角の存在は、輪郭上を2つのベクトルで操作し、この
2つのベクトルのなす角度とこの2つのベクトル同士の
向きの関係から四角形の内角を識別することで確認する
ことにある。
【0013】請求項9記載の発明は、物品を撮像カメラ
で撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品の認識を、同一
四角形を構成する互いに垂直な2辺の検出を行うととも
に平行辺が存在するか否かを検出することによって行
い、互いに垂直な2辺の検出は、2辺のベルトルの垂
直、方向を検出して2辺の位置関係を検証し、さらに2
辺間の距離を判別することにより同一四角形を構成する
垂直な2辺を検出することによって行い、また、平行辺
の検出は、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に重な
り部分が存在することを検出して2辺の位置関係を検証
し、さらに2辺間の距離を判別することにより同一四角
形を構成する平行な2辺を検出することによって行い、
平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
条件に内角間の距離を四角形の大きさとすることにあ
る。
【0014】請求項10記載の発明は、物品を撮像カメ
ラで撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品の認識を、平行
辺が存在するか否かを検出するとともに物品の色を検出
することによって行い、平行辺の検出は、2辺のベクト
ルが互いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを
検出して2辺の位置関係を検証し、さらに2辺間の距離
を判別することにより同一四角形を構成する平行な2辺
を検出することによって行い、物品の色の検出は、輪郭
線により構成した物品の辺の膨脹処理を行い、この膨脹
処理した辺の画像と物品の画像との論理積画像を作成
し、この論理積画像の統計をとることにより行い、平行
辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の大き
さとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺の一
方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成する辺
が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形の内
角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺との交
点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又は、着
目する辺の両端に四角形の内角が存在することを条件に
内角間の距離を四角形の大きさとすることにある。
【0015】請求項11記載の発明は、物品を撮像カメ
ラで撮像し、この撮像した物品の輪郭から直線辺を抽出
し、この抽出した直線辺から四角形の物品を認識するパ
ターン認識方法において、四角形の物品の認識を、平行
辺が存在するか否かを検出するとともに物品の色を検出
することによって行い、平行辺の検出は、2辺のベクト
ルが互いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを
検出して2辺の位置関係を検証し、さらに2辺間の距離
を判別することにより同一四角形を構成する平行な2辺
を検出することによって行い、物品の色の検出は、輪郭
線により構成した物品の辺の膨脹処理を行い、この膨脹
処理した辺の画像と物品の画像との論理積画像を作成
し、この論理積画像の統計をとることにより行い、平行
辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の大き
さとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺の一
方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成する辺
が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形の内
角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺との交
点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又は、着
目する辺の両端に四角形の内角が存在することを条件に
内角間の距離を四角形の大きさとし、四角形の内角の存
在は、輪郭上を2つのベクトルで操作し、この2つのベ
クトルのなす角度とこの2つのベクトル同士の向きの関
係から四角形の内角を識別することで確認することにあ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、この実施の形態は本発明を
食堂における料金自動精算装置に適用したものについて
述べる。図1は全体の構成を示すブロック図で、物品と
してトレー1に載せた各種食器2,2,…を撮像カメラ
3で撮像する。そして、この撮像カメラ3からの画像信
号を食器認識装置4に供給する。
【0017】前記食器認識装置4は、食器画像取込部
5、食器画像分離部6、図形認識部7及び料金精算部8
からなり、前記食器画像取込部5が撮像カメラ3からの
画像信号を取込むと次段の食器画像分離部6に供給し、
この食器画像分離部6は画像から食器画像のみを分離し
て次段の図形認識部7に供給する。前記図形認識部7は
食器画像のパターンから図形の大きさや色などを認識
し、それぞれの図形がどの食器かを識別して前記料金精
算部8に供給する。
【0018】前記料金精算部8には予め食器の形状や大
きさに応じて内容物の価格が設定されており、この料金
精算部8は、図形認識部7での食器の識別結果に基づい
てトレー1の各種食器2に載っている内容物の合計金額
を算出して表示器に表示する。客は、この表示器に表示
した合計金額に基づいて金銭支払いを行い精算を行うこ
とになる。
【0019】前記図形認識部7は、本願発明にかかる要
部を構成し、図2に示す流れ図に基づく処理を行うよう
になっている。この処理は、先ず、S1にて、分離した
食器画像を2値化し輪郭を抽出する。続いて、S2に
て、直線、円弧への分解を行う。すなわち、抽出した輪
郭をベクタライズすることにより、輪郭を構成する個々
の点の座標を取り出す。例えば、輪郭が図3に示すよう
に抽出されたとすると、この輪郭を部分辺に分解する。
部分辺への分解は、図4に示すように、輪郭上を2つの
隣接した小ベクトルa,bで全て操作してベクトル同士
のなす角がある閾値以上の部分については四角形の食器
の内角、又は食器同士の隣接部分と判断して行う。図3
の輪郭は図5に示すように円弧や直線に分解する。
【0020】このとき、四角形の内角の検出を行い、さ
らに内角の座標を求める。図6に示すように、ベクトル
aから見て左回りを+、すなわち、ベクトルaとbのな
す角は+と定義し、また、ベクトルaから見て右回りを
−、すなわち、ベクトルaとcのなす角は−と定義す
る。四角形の内角は、例えば、図7に示すように、輪郭
を左回りに辿ると、内角の部分ではベクトルaから見て
ベクトルbは略+90度であり、四角形同士が接触した
部分では略−90度になる。なお、輪郭を右回りに辿れ
ばこの逆となる。同様な方法で、a,bのベクトルの向
きを互いに逆方向にして輪郭上を辿ってもベクトル同士
の向きの関係は内角と四角形の接触部分で逆になる。
【0021】このような条件に当てはまる内角の座標を
求める。ベクトルa、bのなす角が最も+90度に近く
なる輪郭上のベクトルbの始点(ベクトルaの終点)を
内角座標としてもよいが、食器の角は厳密には丸いこと
を考慮して、この内角点を挟んで両方向に適当な間隔を
離した2つの小線分a、bを輪郭上に作成し、この2つ
の小線分の直線方程式の交点を内角の座標とすることで
厳密に内角の座標を決定できる。この内角の座標の求め
方は図8に示す。なお、小線分を作成するのは2点を通
る直線を求めると考えることができる。このように部分
辺への分解と内角の検出、内角の座標を決定することが
できる。なお、部分辺が円弧であるか直線であるかは、
例えば、始点が同じで終点の違う2つのベクトルを部分
辺上に作成し、ベクトル間の角度により直線、円弧を判
別できる。
【0022】続いて、S3にて、辺の色を求める。これ
は、図9に示す流れ図に基づいた処理を行う。これは、
先ず、S31にて、分解した辺を膨脹処理する。すなわ
ち、図10の(a) に示すような辺を膨脹して図10の
(b) に示すように太らせる。続いて、S32にて、食器
の彩度の画像と膨脹させた辺との論理積画像の統計をと
る。すなわち、図10の(c) から(d) に示すような処理
を行って論理積画像を作成し、さらに適当な閾値により
低色彩部分と高色彩部分とをわけ、それぞれの画素数の
統計をとる。これは、図10の(e) に示す色区分を2つ
にした場合に相当する。
【0023】続いて、S33にて、彩度の低い部分があ
る閾値以上あるかを判断し、彩度の低い部分がある閾値
以上あれば、低色彩部分の方が多く白又は黒になり、彩
度の低い部分がある閾値以上無ければ、高色彩部分の方
が多く他の色彩色となる。
【0024】彩度の低い部分がある閾値以上あり、低色
彩と判断すると、S34にて、膨脹させた辺と食器の明
度画像との論理積画像を作成する。そして、適当な閾値
により低明度部分と高明度部分にわけ、それぞれの画素
数の統計をとる。これは、図10の(e) に示す色区分を
2つにした場合に相当する。続いて、S35にて、明度
の低い部分がある閾値以上あるかを判断し、明度の低い
部分がある閾値以上あれば、S36にて辺の色は黒であ
ると判断し、また、明度の低い部分がある閾値以上無け
れば、S37にて、辺の色は白であると判断する。
【0025】また、彩度の低い部分がある閾値以上無
く、高色彩と判断すると、S38にて、膨脹させた辺と
食器の色相画像との論理積画像を作成する。そして、適
当な閾値によりいくつかの色区分にわけ、それぞれの色
区分に含まれる画素数の統計をとる。そして、S39に
て、最も画素数の多い色相区分をその辺の色とする。こ
のようにして、食器中に料理が存在しても食器の縁の色
を識別することにより食器の色を正確に判別できる。そ
して、辺の色を識別することにより、平行辺の検証、垂
直辺の検証などに色による検証も加えることができる。
【0026】以上のようにして分解した直線辺データと
内角データ、辺の色の情報を用いて、S4にて、四角形
の判断を行う。この四角形の判断は、図11に基づいて
行う。なお、この図11の処理は左向きに輪郭を辿った
場合の処理であり、また、ある閾値よりも短い辺は判断
の対象外としている。
【0027】すなわち、S41にて、直線辺の両端にど
のような角が存在するかを検出し、データとして登録す
る。続いて、S42にて、同一図形を構成する互いに垂
直な2辺を検出する。ここでは、着目する辺の右側に存
在する同一図形を構成する垂直な辺の検出を行う。図1
2の(a) に示すように、先ず、着目する辺Pのベクトル
aに対し辺Qのベクトルbは+90度でなければならな
い。この原理は内角を検出した時と同様の理論である。
さらに、辺Pと辺Qの間の距離はある閾値内であること
を条件として加えてもよい。
【0028】しかし、これだけの条件では確実な検出を
行うことはできない。例えば、図12の(b) に示すよう
な場合、着目する辺Pのベクトルaに対し辺Qのベクト
ルbは+90度でなければならないという条件は満たし
ているが、明らかに辺Pと辺Qは同一図形の縦と横の辺
ではない。そこで、辺Pの先と辺Qの始点を結んだベク
トルcを作成し、ベクトルaとベクトルcのなす角が−
ならNG、なす角が+ならOKとする。図12の(b) の
場合はなす角が−となるのでNGとなり、同一図形を構
成する互いに垂直な2辺として検出しない。
【0029】以上により同一図形を構成するであろう垂
直辺を検出したことになる。しかし、本当に同一図形を
構成するものであるか否かの検証は別途必要となる。そ
こで、着目する辺Pの右側にすでに内角を検出している
場合、内角と辺Qの始点(Q上ならどこでもよい。)を
結んだベクトルcと辺Pのベクトルaのなす角は略+9
0度でなければならないが、図13の(a) の場合はこの
条件を満たさないので同一四角形を構成する垂直辺とは
しない。これに対し、図13の(b) の場合は、内角と辺
Qの始点を結んだベクトルcと辺Pのベクトルaのなす
角が略+90度となっているので同一四角形を構成する
垂直辺とする。なお、図中○は検出済みの内角を示して
いる。これは2つの四角形が接触している場合などに生
じるケースである。
【0030】また、辺Qの左側にすでに内角を検出して
いる場合、辺Pの先とその内角をむすんだベクトルcと
辺Pのベクトルaとのなす角は略0度でなければならな
いが、図14の(a) 場合は、この条件を満たさないので
同一四角形を構成する垂直辺とはしない。これに対し、
図14の(b) の場合は、ベクトルcとベクトルaのなす
角が略0度となっているので同一四角形を構成する垂直
辺とする。これもまた、2つの四角形が接触している場
合などに生じるケースである。
【0031】ここで垂直辺として検出してはならない辺
Pと辺Qの例を図15に示す。この場合、図14の(a)
の場合と同様の方法で内角Yを利用したベクトルを作成
することにより、同一四角形を構成する垂直辺とはしな
い判断を行うことになる。
【0032】すなわち、辺Pと辺Qは同一図形を構成す
る横と縦の辺でないことを判断する。以上のように、2
辺の端のいずれかに存在する内角ともう一方の辺を結ん
だベクトルを利用することにより、同一図形を構成する
縦と横の辺か否かの検証を行うことができる。
【0033】続いて、S43にて、同一図形を構成する
互いに平行な2辺を検出する。ここでは先ず、図16に
示すように、着目する辺Pと検出対象の辺Qは重なり部
分を有し、辺Pのベクトルaと辺Qのベクトルbのなす
角は180度でなければならない。しかし、これだけで
は同一図形を構成する平行辺であるかどうかはわからな
い。例えば図17の(a) 及び(b) に示すように、辺Pの
終点側に内角を検出している場合、辺Pのベクトルaに
対し、内角と辺Qの始点を結んだベクトルcは+90度
〜+180度の範囲である必要がある。図17の(b) は
この条件を満たしているのでOK、すなわち、辺Pと辺
Qは同一図形を構成する平行辺となるが、図17の(a)
はこの条件を満たさずNGとなる。
【0034】また、図17の(c) 及び(d) に示すよう
に、辺Pの始点側に内角を検出している場合、辺Pのベ
クトルaに対し、内角と辺Qの始点を結んだベクトルc
は0度〜+90度の範囲である必要がある。図17の
(d) はこの条件を満たしているのでOK、すなわち、辺
Pと辺Qは同一図形を構成する平行辺となるが、図17
の(c) はこの条件を満たさずNGとなる。
【0035】また、図17の(e) 及び(f) に示すよう
に、辺Qの始点側に内角を検出している場合、辺Pのベ
クトルaに対し、内角と辺Pの終点を結んだベクトルc
は+180度〜+270度の範囲である必要がある。図
17の(f) はこの条件を満たしているのでOK、すなわ
ち、辺Qと辺Pは同一図形を構成する平行辺となるが、
図17の(e) はこの条件を満たさずNGとなる。
【0036】また、図17の(g) 及び(h) に示すよう
に、辺Qの終点側に内角を検出している場合、辺Pのベ
クトルaに対し、内角と辺Pの始点を結んだベクトルc
は+270度〜+360度の範囲である必要がある。図
17の(h) はこの条件を満たしているのでOK、すなわ
ち、辺Qと辺Pは同一図形を構成する平行辺となるが、
図17の(g) はこの条件を満たさずNGとなる。また、
着目する辺Pの終点側にすでに検出した同一図形を構成
する垂直辺Rが存在するならば、垂直辺Rの始点(R上
ならどこでもよい。)と辺Qの始点を結んだベクトルc
と辺Pのベクトルaのなす角は+90度以上でなければ
ならないという条件を満たす必要がある。これに対し、
図18の(a) に示す図形の場合は、垂直辺Rの始点と辺
Qの始点を結んだベクトルcと辺Pのベクトルaのなす
角は+90度以下なのでNGとなる。
【0037】また、着目する辺Pの終点側に内角が存在
し、かつ辺Qの始点側にも内角が存在するならば、内角
同士を結んだベクトルcと辺Pのベクトルaのなす角は
+90度以上でなければならないという条件を満たす必
要がある。これに対し、図18の(b) に示す図形の場合
は、内角同士を結んだベクトルcと辺Pのベクトルaの
なす角は+90度以下なのでNGとなる。
【0038】また、辺Qの始点側に内角が存在し、辺P
の終点と内角を結んだベクトルcと辺Pのベクトルaの
なす角は+90度以下でなければならないという条件を
満たす必要があるのに対し、図18の(c) に示す図形の
場合は、ベクトルcと辺Pのベクトルaのなす角が+9
0度を越えているのでNGとなる。以上の場合において
もNGとなるのは四角形同士が接触した場合等に生じ
る。実際の図形の配置例を図19に示す。図19の(a)
は、辺Pと辺Qが同一図形を構成する平行辺でない場合
であり、内角Zに関し、図17の(a) の場合が当て嵌ま
りNGとなり、また、内角Wに関し、図17の(g) の場
合が当て嵌まりNGとなる。また、図19の(b) は、辺
Pと辺Qが同一図形を構成する平行辺である場合であ
り、内角Yに関し、図17の(d) の場合が当て嵌まりO
Kとなり、また、内角Zに関し、図17の(b) の場合が
当て嵌まりOKとなる。
【0039】以上のように、2つの平行辺の両端のいず
れかに内角が存在するならば、内角ともう一方の辺とを
結んだベクトルを利用することにより、同一四角形を構
成する平行辺であるか否かを正確、かつ簡単に検出でき
る。なお、この平行辺の検証の場合も食器の色の情報を
用いることでさらに精度を向上できる。以上のようにし
て、内角、同一図形を構成する垂直辺、平行辺の検出を
行うことになる。続いて、S44にて、同一図形に含ま
れる辺をまとめ、図形番号を与える。そして、S45に
て、各図形に対し、四角形の判別条件に基づき識別を行
う。すなわち、S42及びS43にて求めた情報を用い
て四角形の大きさを決定する。
【0040】先ず、四角形の判別条件は、「1つ、平行
辺が存在する。2つ、着目する辺の両側に内角が存在す
る。3つ、着目する辺の一方に同一図形を構成する垂直
辺が存在し、もう一方に内角が存在する。」という3つ
の条件とする。図20に示すように、同一図形として登
録した辺の中に平行辺P,Qが存在する場合は、平行辺
間の距離dを四角形の大きさとする。
【0041】また、S43にて食器の配置等により、平
行辺を検出することができなかったならば、2つ目、3
つ目の条件により四角形の識別を行うことになる。先ず
2つ目の条件を利用する場合を述べる。例えば、図21
に示す場合は、同一図形を構成する平行辺は存在しな
い。しかし、着目する辺Pの両端に内角Y、Zが存在す
るので、この内角間の距離dを四角形の大きさとするこ
とができる。このように、最低でも1辺と内角2つが存
在すれば平行辺が存在しなくても四角形を識別すること
ができる。内角間の距離を四角形の大きさとすることで
様々な置き方に対応できるようになるが、実際に利用さ
れる置き方例を示すと図23に示すような置き方例があ
る。この場合、内側の輪郭は食器の輪郭か、それとも料
理の輪郭であるか判断できないため、輪郭として確実な
のは外側の輪郭となる。従って、平行辺の検出も、対角
線の検出もできないが、1つの辺と内角2つは検出でき
るので、2つ目の条件を利用して四角形の大きさを識別
できる。
【0042】次に3つ目の条件を利用する場合を述べ
る。例えば、図22に示す場合は、同一図形を構成する
平行辺は存在しない。しかし着目する辺Pの一方に同一
図形を構成する垂直辺Qが存在し、かつもう一方に内角
Yが存在するので、辺Pと辺Qの交点と内角Y間の距離
を四角形に大きさとすることができる。同一四角形を構
成する垂直辺の求め方、内角座標の求め方については前
述した通りである。このように2つ目、3つ目の条件を
利用することで平行辺が存在しない場合でも四角形の大
きさを識別することができる。
【0043】結果として、四角形の大きさを識別する新
しい2条件(1辺とこの辺の両端に2内角が存在する。
1辺と同一四角形を構成する垂直辺と1つの内角が存在
する。)を平行辺が存在するという条件に加えること
で、平行辺間の距離だけを四角形の大きさとする場合に
比べて四角形の大きさを識別する精度を向上できる。特
に、1辺と2つの内角が存在するという条件は、食器同
士が接触した場合に非常に効果を発揮する。
【0044】また、S45にて条件に当てはまらない場
合が生じると、続いて、S46にて、条件を満たさない
図形が1つでも存在すればトレー1上の食器2を置き直
すという作業を行い、再度四角形の判断処理を繰り返す
ことになる。以上のように、平行辺、垂直辺、内角の情
報を用いることによって置き方への制約を緩和し、たと
え複数の四角形の食器2が接触していたり、四角形の食
器2に円形の食器2が重なっていても四角形の食器のパ
ターン及び大きさを精度よく、正確に認識することがで
きる。また、平行辺、垂直辺、内角の検証に辺の色の識
別も加えているので、四角形の食器のパターン及び大き
さを精度よく、より正確に認識することができる。
【0045】S4での四角形の判断が終了すると、続い
てS5にて、円形の判断を行う。この円形の判断は、最
小2乗法を利用することにより、円弧の中心と半径を求
めることにより行う。これにより、円形の食器も正確に
識別することができる。
【0046】ここで実際に大きさを識別する例を述べる
と、予め四角形Aと四角形Bの大きさをメモリに登録し
ておく。例えば、四角形Aの大きさを8×10、四角形
Bの大きさを5×12として登録しておく。この場合、
同一四角形の2辺の長さは同一でもよいが、四角形同士
では2辺の長さは違わなければならない。そして、図2
1に示すように、内角Yと内角Z間の距離dから大きさ
10が測定されたとすると、大きさ10は四角形Aの1
つの辺に当て嵌まるので、この四角形は四角形Aと識別
することになる。
【0047】なお、この実施の形態は本発明を食堂にお
ける料金自動精算装置に適用し、食器のパターン認識を
行う場合について述べたが必ずしもこれに限定するもの
ではなく、食器以外の物品のパターン認識にも適用でき
る。
【0048】
【発明の効果】以上、請求項1乃至11記載の発明によ
れば、複数の四角形の物品が接触していたり、四角形の
物品に円形の物品が重なりあっていて平行辺が存在して
いなくても四角形の物品のパターン及び大きさを正確に
認識できる。また、請求項2及び4記載の発明によれ
ば、さらに、角が完全に直角でない物品の大きさも正確
に認識できる。また、請求項5記載の発明によれば、さ
らに、同一四角形を構成する垂直辺を、正確かつ簡単に
検出できる。また、請求項7乃至11記載の発明によれ
ば、さらに、平行辺が存在する場合も四角形の物品のパ
ターン及び大きさを正確に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す料金自動精算装置の
ブロック図。
【図2】同実施の形態における四角形及び円形の図形認
識処理を示す流れ図。
【図3】同実施の形態の図形認識処理における画像の輪
郭例を示す図。
【図4】同実施の形態の図形認識処理における部分辺へ
の分解方法を説明するための図。
【図5】同実施の形態の図形認識処理における分解した
画像の輪郭例を示す図。
【図6】同実施の形態の図形認識処理における四角形の
内角を検出する場合の角度の定義を説明するための図。
【図7】同実施の形態の図形認識処理における四角形の
内角及び接触部分の角の検出方法を説明するための図。
【図8】同実施の形態の図形認識処理における四角形の
内角の座標の求め方を説明するための図。
【図9】同実施の形態の図形認識処理における辺の色を
求める処理の内容を示す流れ図。
【図10】図9における辺の色を求める処理を説明する
ための模式図。
【図11】同実施の形態の図形認識処理における四角形
の判断処理の内容を示す流れ図。
【図12】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における垂直辺検出時のOK、NGの判断条件を説明
するための図。
【図13】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における垂直辺検出時のOK、NGの判断条件を説明
するための図。
【図14】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における垂直辺検出時のOK、NGの判断条件を説明
するための図。
【図15】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における垂直辺検出時のOK、NGの判断条件が実際
に利用される例を示した図。
【図16】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における平行辺検出時の判断条件を説明するための
図。
【図17】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における平行辺検出時のOK、NGの判断条件を説明
するための図。
【図18】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における平行辺検出時のNGの判断条件を説明するた
めの図。
【図19】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理における平行辺検出時のOK、NGの実際の図形にお
ける判断を説明するための図。
【図20】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理において平行辺が存在するときの四角形の大きさの決
定を説明するための図。
【図21】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理において1つの辺と両端の内角間の距離から四角形の
大きさを決定することを説明するための図。
【図22】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理において1つの辺の一方に同一図形を構成する垂直辺
と、もう一方に存在する内角との距離から四角形の大き
さを決定することを説明するための図。
【図23】同実施の形態の図形認識処理の四角形判断処
理において1つの辺と両端の内角間の距離から四角形の
大きさを決定する1例を示した図。
【符号の説明】
2…食器 3…撮像カメラ 4…食器認識装置 7…図形認識部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品を認識を、着目する辺の両端に四角形の内
    角が存在することを条件に、着目する辺の両端の内角間
    の距離を四角形の大きさとすることを特徴とする物品の
    パターン認識方法。
  2. 【請求項2】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品を認識を、着目する辺の両端に四角形の内
    角が存在することを条件に、輪郭上で内角と判断した部
    分より、内角を挟んで両方向に適当な間隔離した2つの
    小線分を輪郭上に取り、この2つの小線分の直線方程式
    の交点を内角の座標とし、着目する辺の両端の内角座標
    間の距離を四角形の大きさとすることを特徴とする物品
    のパターン認識方法。
  3. 【請求項3】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品を認識を、着目する辺の一方に、この着目
    する辺と垂直で同一四角形を構成する辺が存在し、かつ
    この着目する辺のもう一方に四角形の内角が存在するこ
    とを条件に、着目する辺と垂直な辺との交点と前記内角
    間の距離を四角形の大きさとすることを特徴とする物品
    のパターン認識方法。
  4. 【請求項4】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品を認識を、着目する辺の一方に、この着目
    する辺と垂直で同一四角形を構成する辺が存在し、かつ
    この着目する辺のもう一方に四角形の内角が存在するこ
    とを条件に、同一四角形を構成する垂直辺については、
    この垂直辺の直線方程式と着目する辺の直線方程式の交
    点座標を求め、内角については輪郭上で内角と判断した
    部分より、内角を挟んで両方向に適当な間隔離した2つ
    の小線分を輪郭上に取り、この2つの小線分の直線方程
    式の交点を内角の座標とし、この内角座標と、着目する
    辺と垂直辺の交点座標との間の距離を四角形の大きさと
    することを特徴とする物品のパターン認識方法。
  5. 【請求項5】 着目する辺とこの辺と同一四角形を構成
    する垂直辺の検出は、先ず、2辺のベクトルが垂直であ
    ることを検出し、次にこの2つの辺を結んだベクトルを
    利用して2辺の位置関係の検証を行い、さらにこの2辺
    が同一四角形を構成するか否かの検証を、一方の辺の端
    に内角が存在するならばその内角ともう一方の辺を結ん
    だベクトルを利用することにより行うことを特徴とする
    請求項3又は4記載の物品のパターン認識方法。
  6. 【請求項6】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品を認識を、同一四角形を構成する平行辺の
    検出を、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に重なり
    部分が存在することを検出することにより行い、この平
    行辺が同一四角形を構成するか否かの検証を、一方の辺
    の両端のいずれかに内角が存在するならば、この内角と
    もう一方の辺を結んだベクトルを利用して行い、検出し
    た平行辺間の距離を四角形の大きさとすることを特徴と
    する物品のパターン認識方法。
  7. 【請求項7】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品の認識を、平行辺が存在するか否かを検出
    することによって行い、平行辺の検出は、2辺のベクト
    ルが互いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを
    検出して2辺の位置関係を検証し、さらに2辺間の距離
    を判別することにより同一四角形を構成する平行な2辺
    を検出することによって行い、 平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
    大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
    の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
    る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
    の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
    の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
    は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
    条件に内角間の距離を四角形の大きさとすることを特徴
    とする物品のパターン認識方法。
  8. 【請求項8】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 4角形の物品の認識を、平行辺が存在するか否かを検出
    することによって行い、平行辺の検出は、2辺のベクト
    ルが互いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを
    検出して2辺の位置関係を検証し、さらに2辺間の距離
    を判別することにより同一四角形を構成する平行な2辺
    を検出することによって行い、 平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
    大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
    の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
    る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
    の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
    の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
    は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
    条件に内角間の距離を四角形の大きさとし、 四角形の内角の存在は、輪郭上を2つのベクトルで操作
    し、この2つのベクトルのなす角度とこの2つのベクト
    ル同士の向きの関係から四角形の内角を識別することで
    確認することを特徴とする物品のパターン認識方法。
  9. 【請求項9】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像し
    た物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線辺
    から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品の認識を、同一四角形を構成する互いに垂
    直な2辺の検出を行うとともに平行辺が存在するか否か
    を検出することによって行い、互いに垂直な2辺の検出
    は、2辺のベルトルの垂直、方向を検出して2辺の位置
    関係を検証し、さらに2辺間の距離を判別することによ
    り同一四角形を構成する垂直な2辺を検出することによ
    って行い、また、平行辺の検出は、2辺のベクトルが互
    いに逆向きで2辺に重なり部分が存在することを検出し
    て2辺の位置関係を検証し、さらに2辺間の距離を判別
    することにより同一四角形を構成する平行な2辺を検出
    することによって行い、 平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
    大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
    の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
    る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
    の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
    の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
    は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
    条件に内角間の距離を四角形の大きさとすることを特徴
    とする物品のパターン認識方法。
  10. 【請求項10】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像
    した物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線
    辺から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品の認識を、平行辺が存在するか否かを検出
    するとともに物品の色を検出することによって行い、平
    行辺の検出は、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に
    重なり部分が存在することを検出して2辺の位置関係を
    検証し、さらに2辺間の距離を判別することにより同一
    四角形を構成する平行な2辺を検出することによって行
    い、物品の色の検出は、輪郭線により構成した物品の辺
    の膨脹処理を行い、この膨脹処理した辺の画像と物品の
    画像との論理積画像を作成し、この論理積画像の統計を
    とることにより行い、 平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
    大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
    の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
    る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
    の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
    の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
    は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
    条件に内角間の距離を四角形の大きさとすることを特徴
    とする物品のパターン認識方法。
  11. 【請求項11】 物品を撮像カメラで撮像し、この撮像
    した物品の輪郭から直線辺を抽出し、この抽出した直線
    辺から四角形の物品を認識するパターン認識方法におい
    て、 四角形の物品の認識を、平行辺が存在するか否かを検出
    するとともに物品の色を検出することによって行い、平
    行辺の検出は、2辺のベクトルが互いに逆向きで2辺に
    重なり部分が存在することを検出して2辺の位置関係を
    検証し、さらに2辺間の距離を判別することにより同一
    四角形を構成する平行な2辺を検出することによって行
    い、物品の色の検出は、輪郭線により構成した物品の辺
    の膨脹処理を行い、この膨脹処理した辺の画像と物品の
    画像との論理積画像を作成し、この論理積画像の統計を
    とることにより行い、 平行辺が存在する場合には、平行辺間の距離を四角形の
    大きさとし、平行辺が存在しない場合には、着目する辺
    の一方に、この着目する辺と垂直で同一四角形を構成す
    る辺が存在し、かつこの着目する辺のもう一方に四角形
    の内角が存在することを条件に着目する辺と垂直な辺と
    の交点と内角との距離を四角形の大きさとするか、又
    は、着目する辺の両端に四角形の内角が存在することを
    条件に内角間の距離を四角形の大きさとし、 四角形の内角の存在は、輪郭上を2つのベクトルで操作
    し、この2つのベクトルのなす角度とこの2つのベクト
    ル同士の向きの関係から四角形の内角を識別することで
    確認することを特徴とする物品のパターン認識方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446184B1 (ko) * 2001-02-28 2004-08-30 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 컬러화상의 영역분할

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446184B1 (ko) * 2001-02-28 2004-08-30 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 컬러화상의 영역분할

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