JPH0918499A - シリアル通信装置 - Google Patents

シリアル通信装置

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JPH0918499A
JPH0918499A JP15946795A JP15946795A JPH0918499A JP H0918499 A JPH0918499 A JP H0918499A JP 15946795 A JP15946795 A JP 15946795A JP 15946795 A JP15946795 A JP 15946795A JP H0918499 A JPH0918499 A JP H0918499A
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JP
Japan
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serial
local
serial communication
communication device
data
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Application number
JP15946795A
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English (en)
Inventor
Michio Hamana
通夫 浜名
Reizo Miyauchi
礼三 宮内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通信効率を向上させることによりリアルタイム
制御を促進するシリアル通信装置を提供する事。 【構成】シリアルメインバスと当該シリアル通信装置と
のデータの入出力を制御するメインバス制御部(12)
と、シリアルローカルバスと当該シリアル通信装置との
データの入出力を制御するローカルバス制御部(13)
と、前記シリアルメインバスと前記シリアルローカルバ
スとの間のデータの入出力を制御するハードウェアロジ
ックで構成されたマイクロコントローラ(11)と、こ
のマイクロコントローラ(11)で入出力を制御される
データを一時的に記憶する送受信データバッファ(1
1)と、マイクロコントローラ(11)内に設けられ、
メインバス制御部(12)、ローカルバス制御部(1
3)、送受信データバッファ(11)の動作の要否を切
替機能により制御する切替制御手段と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット等のリアルタ
イム制御に適用されるシリアル通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロボット等の制御を実施する
場合はリアルタイム性が要求されている。そのため、通
信中のデータの衝突による通信時間の不確定さを回避す
るために、トークンパッシング方式によるシリアル通信
装置を使用する場合が多い。
【0003】図12の(a)は、上記トークンパッシン
グ方式を説明するための図であり、同図に示すように各
ノードN1〜N4間でトークンTが送受信される。ま
た、図12の(b)は前記各ノードN1〜N4に設けら
れているトークンパッシング通信装置(トークンパッシ
ング方式によるシリアル通信装置)の構成を示すブロッ
ク図である。図12の(b)において100はトークン
パッシング通信装置であり、200はシリアル回線であ
る。
【0004】例えばノードN1に設けられているトーク
ンパッシング通信装置100は、シリアル回線200か
ら特異なデータコードとノードアドレスとからなるトー
クン(送信権)Tを受信レシーバ101で受信する。す
ると受信コントローラ103は送信コントローラ104
へ送信が可能になった旨を通知する。送信コントローラ
104は、送信バッファ107に送信すべくデータがセ
ットされていれば送信ドライバ102を介してシリアル
通信回線200に前記データの送信を開始する。またデ
ータがセットされていなければ、シリアル回線200を
介して次局すなわちノードN2へ前記トークンTをパス
(送信)する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
トークンパッシング方式によるシリアル通信装置は、各
ノード間を循環するトークンが自身の設けられているノ
ードに回ってこない限り、所定のデータを次のノードへ
送信することはできない。このため、データを緊急時に
迅速に伝達したり任意のタイミングで伝達することが困
難となっている。さらに通信回線へのシリアル通信装置
の接続台数が多くなるほど、各シリアル通信装置での通
信の待ち時間が増える等の理由により、全体として実質
の通信効率が低下する。また前記シリアル通信装置は各
々に付属するCPUを介在してデータの送受信を実施す
る必要があるため、そのCPUの入出力動作および処理
動作の遅れにより実質の通信速度が低下するといった問
題がある。また効率アップのために通信速度、CPU速
度を高速化させると消費電流が増加するため、それに伴
う発熱を考慮すると装置の小型化が困難になる等の問題
も生じている。本発明の目的は、通信効率を向上させる
ことによりリアルタイム制御を促進するシリアル通信装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のシリアル通信装置は以下の如
く構成されている。 (1)本発明のシリアル通信装置は、メインコントロー
ラを接続するシリアルメインバスと各々制御対象に直接
アクセスする複数のローカルコントローラを接続する複
数のシリアルローカルバスを設けた制御システムの前記
メインコントローラおよび前記複数のローカルコントロ
ーラに個別に備えられるシリアル通信装置であって、前
記シリアルメインバスと当該シリアル通信装置とのデー
タの入出力を制御するメインバス制御部と、前記シリア
ルローカルバスと当該シリアル通信装置とのデータの入
出力を制御するローカルバス制御部と、前記シリアルメ
インバスと前記シリアルローカルバスとの間のデータの
入出力を制御するハードウェアロジックで構成されたマ
イクロコントローラと、このマイクロコントローラで入
出力を制御されるデータを一時的に記憶する送受信デー
タバッファと、前記マイクロコントローラ内に設けら
れ、前記メインバス制御部、前記ローカルバス制御部、
前記送受信データバッファの動作の要否を切替機能によ
り制御する切替制御手段と、から構成されている。 (2)本発明のシリアル通信装置は上記(1)に記載の
装置であって、かつ各バスを外部のマイクロクンピュー
タから制御可能とするためのインタフェースを備える。
【0007】
【作用】上記手段(1)(2)を講じた結果、それぞれ
次のような作用が生じる。 (1)本発明のシリアル通信装置においては、シリアル
メインバスと当該シリアル通信装置とのデータの入出力
を制御するメインバス制御部と、シリアルローカルバス
と当該シリアル通信装置とのデータの入出力を制御する
ローカルバス制御部と、マイクロコントローラで入出力
を制御されるデータを一時的に記憶する送受信データバ
ッファの動作の要否を切替機能により制御するので、高
速なシリアルメインバスとシリアルローカルバスとの間
のデータの授受をCPUによるソフトウェア動作によら
ず簡略化して実行でき、実行の高速化、低消費電力化が
図れ、リアルタイム性、信頼性が大幅に改善される。こ
れにより、例えばロボット等のリアルタイム制御に適し
た通信が行なえる。また、一つの当該シリアル通信装置
で容易に各動作機能を切替設定することができ、任意の
タイミングで任意のシリアル通信装置に送信が可能にな
り、データ同士の衝突の回避、縮減が可能になる。また
当該シリアル通信装置の内部機能を切替制御可能とした
ことにより、同一のシリアル通信装置でメインバスコン
トローラ用あるいはローカルバスコントローラ用として
使用でき、共用によるコストダウンにも貢献できる。 (2)本発明のシリアル通信装置においては、前記シリ
アルメインバスを外部のマイクロクンピュータから制御
可能とするので、前記マイクロクンピュータと当該シリ
アル通信装置とを個別に設けてメインバスコントローラ
またはローカルバスコントローラを構成でき、当該シリ
アル通信装置を多機能で活用することが可能となるとと
もに、当該シリアル通信装置の小型化を促進できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明のシリアル通信装置を適用した
一実施例に係るロボット制御システムの構成を示す図で
ある。図1においてA、Bは各々メインコントローラで
あり、メインコントローラAはマイコロコンピュータ
(CPU)A1 とシリアル通信装置A2 を備えている。
またメインコントローラBはマイコロコンピュータ(C
PU)B1 とシリアル通信装置B2 を備えている。そし
てシリアル通信装置A2 とシリアル通信装置B2 は3ラ
イン(通信回線)からなるシリアルメインバスCに接続
されている。
【0009】シリアルメインバスCにはシリアル通信装
置C1 とシリアル通信装置C2 とが接続されている。さ
らにシリアル通信装置C1 にはシリアルローカルバスD
を介してローカルモジュールa、ローカルモジュール
b、その他図示しない複数のローカルモジュールが接続
されている。また、シリアル通信装置C2 にはシリアル
ローカルバスEを介してローカルモジュールc、ローカ
ルモジュールd、その他図示しない複数のローカルモジ
ュールが接続されている。
【0010】ローカルモジュールa、b、c、dはそれ
ぞれマイコロコンピュータ(CPU)a1、b1、c
1、d1とシリアル通信装置a2 、b2 、c2 、d2 を
備えている。またマイコロコンピュータ(CPU)a
1、b1、c1、d1にはそれぞれ制御対象機器(ロボ
ット)a3 、b3 、c3 、d3 が接続されている。
【0011】図2は上記各シリアル通信装置の概略構成
図である。図2において11はマイクロコントローラ・
バッファ・CPU−I/F部であり、このマイクロコン
トローラ・バッファ・CPU−I/F部11は、メイン
PS/SP部12、ローカルPS/SP部13、CPU
バス接続部16、モード設定用接続部17に接続されて
いる。またメインPS/SP部12にはシリアルメイン
バス接続部14が接続されており、ローカルPS/SP
部13にはシリアルローカルバス接続部15が接続され
ている。
【0012】図2におけるメインPS/SP部12は、
メインコントローラA、Bに接続している高速で複数の
通信回線からなるシリアルメインバスCとの入出力をシ
リアルメインバス接続部14を介して制御する。ローカ
ルPS/SP部13は、制御対象機器a3 〜d3 を直接
アクセスするローカルモジュールa〜dに接続するシリ
アルローカルバスD、Eとの入出力をシリアルローカル
バス接続部15を介して制御する。またマイクロコント
ローラ・バッファ・CPU−I/F部11は、後述する
マイクロコントローラ、バッファおよびCPUインタフ
ェース(I/F)からなっている。
【0013】前記マイクロコントローラはシリアルメイ
ンバスCとシリアルローカルバスD、Eとの間のデータ
の授受を制御するハードウェア(H/W)ロジックで構
成されている。また前記CPUインタフェースは、各シ
リアルバスをマイクロコンピュータ(CPU)から制御
可能とするためのものである。モード設定用接続部17
は、当該シリアル通信装置外部から動作モードを容易に
設定、切替可能にするためのものである。なおシリアル
メインバス接続部14にはシリアルメインバスCが接続
されており、シリアルローカルバス接続部15にはシリ
アルローカルバスD、Eが接続されている。CPUバス
接続部16には後述するCPUバスが接続されている。
なお、前記マイクロコントローラ内には各機能の使用の
要否を制御するオン/オフ切替機能を設けている。
【0014】図1に示したシリアル通信装置C1 、C2
は、後述するパケットデータをメインコントローラA、
Bから受信すると、そのパケットデータ内のコマンドコ
ードエリア内のコマンドを前記マイクロコントローラで
解析する。そして各ローカルモジュールa〜b、c〜d
へ該当するローカルデータを送信する。また各ローカル
モジュールa〜b、c〜dからの返信データをパケット
化しメインコントローラA、Bへ返信、あるいはシリア
ル通信装置C1 、C2 内部で処理を実施しメインコント
ローラA、Bへ返信する。
【0015】またシリアル通信装置A2 、B2 は外部か
らのモード設定により、前記CPUインタフェースを介
しメインコントローラA、BのCPUA1 、B1 にてシ
リアル通信装置A2 、B2 内のメインPS/SP12部
をアクセスすることが可能になる。この場合は、ローカ
ルPS/SP部13は停止させる。
【0016】またシリアル通信装置a2 〜b2 、c2 〜
d2 は、前記CPUインタフェースを介し、ローカルモ
ジュールa〜b、c〜dのCPUa1 〜b1 、c1 〜d
1 にてシリアル通信装置a2 〜b2 、c2 〜d2 内のロ
ーカルPS/SP部13をアクセスすることが可能とな
る。この場合は、メインPS/SP部12は停止させる
ことになる。
【0017】図3は上記各シリアル通信装置内部の構成
図である。図3において20はマイクロコントローラで
あり、このマイクロコントローラ20にはメイン送受信
ドライバレシーバ・コントローラ21が接続されてい
る。このメイン送受信ドライバレシーバ・コントローラ
21には3ラインからなる内部バス22の各ラインが接
続されており、これら内部バス22の各ラインはそれぞ
れシリアルメインバスCの一つのラインに接続されてい
る。またメイン送受信ドライバレシーバ・コントローラ
21は出力切替23により内部バス22からシリアルメ
インバスCへの出力を切替えるよう構成されている。な
お、上記メイン送受信ドライバレシーバ・コントローラ
21は、図2に示したメインPS/SP部12に相当す
る。
【0018】さらにメイン送受信ドライバレシーバ・コ
ントローラ21には三つの受信バッファ1A、2A、3Aが接
続されており、これら受信バッファ1A、2A、3Aはそれぞ
れ受信バッファ4A、5A、6Aを介して受信切替26に接続
されている。またマイクロコントローラ20は前記受信
切替26を制御するとともに、送信切替25を制御する
よう構成されている。この送信切替25は、送信バッフ
ァ2Bおよび送信バッファ1Bを介してメイン送受信ド
ライバレシーバ・コントローラ21に接続している。ま
たマイクロコントローラ20にはローカル送受信ドライ
バレシーバ・コントローラ24とCPU・I/F27が
接続されている。このCPU・I/F27は、CPUバ
スGを介して当該シリアル通信装置a2 、b2 、c2 、
d2 に付属するマイコロコンピュータ(CPU)a1、
b1、c1、d1が接続されている。なお上記したマイ
クロコントローラ20、各バッファ、CPU・I/F2
7が、図2に示したマイクロコントローラ・バッファ・
CPU−I/F部11に相当する。
【0019】さらにローカル送受信ドライバレシーバ・
コントローラ24はシリアルローカルバスD、Eと送信
バッファ4B、受信バッファ7Aに接続されている。また受
信バッファ7Aは受信バッファ8Aを介して送信切替25と
CPU・I/F27に接続されている。また上記受信切
替26はCPU・I/F27に接続しているとともに、
送信バッファ3Bを介して送信バッファ4Bに接続しいる。
また送信バッファ4Bと受信バッファ7Aは各々シリアルロ
ーカルバスD、Eに接続している。なお、上記したロー
カル送受信ドライバレシーバ・コントローラ24が図2
に示したローカルPS/SP部13に相当する。
【0020】図4の(a)は、メインコントローラA、
B−シリアル通信装置C1 、C2 間で通信されるパケッ
トデータFのフォーマットを示す図であり、図4の
(b)は、パケットデータFの一構成要素でありシリア
ル通信装置C1 、C2 −ローカルモジュールa〜d間で
通信されるローカルデータを示す図である。図4の
(a)に示すようにパケットデータFは、送信先IDf
1、送信元IDf2 、コマンドf3、ローカル数nf4、パ
ラメータf5、ローカル1データf6、ローカル2データf7
…ローカルnデータfnから構成されている。また図4の
(b)に示すように各ローカルデータは、送信先IDf6
1 、コマンドf62 、データf63 から構成されている。
【0021】次に以上のように構成されたロボット制御
システムの動作手順を図5〜図11に示すフローチャー
トを参照し説明する。本実施例では、メインコントロー
ラAからローカルモジュールa〜bへ制御対象機器a3
〜b3 の制御を指示するものとする。まずメインコント
ローラA内のCPUA1 がシリアル通信装置A2 にパケ
ットデータFをセットする。そしてシリアル通信装置A
2 はシリアルメインバスCの空ラインをチェックし、そ
の空ラインを介してシリアル通信装置C1 へ前記パケッ
トデータFを送信する。続いて前記パケットデータFに
おける各ローカルデータをシリアル通信装置C1 がロー
カルバスDを介して該当するローカルモジュールa〜b
へ送信する。そして前記ローカルデータを受信したロー
カルモジュールa〜bのシリアル通信装置a2 〜b2
が、前記ローカルデータにおけるコマンドf62 およびデ
ータf63 をCPUa1 〜b1 へ伝送することにより、該
当する制御対象機器a3 〜b3 を制御することになる。
【0022】まず図5のステップS1で、各シリアル通
信装置で電源投入(パワーオン)またはリセット動作が
なされると、ステップS2で、各シリアル通信装置は自
身のIDをセーブするとともに、該当するメインコント
ローラAまたはBから自身の動作モードスイッチを入力
しセーブする。そしてステップS3で、前記各シリアル
通信装置は入力した動作モードスイッチに基づき動作設
定を行なう。
【0023】ここで前記動作モードスイッチには
“0”、“1”、“2”、“3”の4種があり、“0”
は単独シリアル通信モード(本実施例ではシリアル通信
装置C1 、C2 にて設定)、“1”はメインPS/SP
アクセスモード(本実施例ではシリアル通信装置A2 、
B2 にて設定)、“2”はローカルPS/SPアクセス
モード(本実施例ではシリアル通信装置a2 〜b2 、c
2 〜d2 にて設定)、“3”はメインPS/SP折返し
チェックモードを示している。
【0024】以下、単独シリアル通信モードに設定して
いるシリアル通信装置C1 の動作を図3と図6を参照し
説明する。図6のステップS4で、シリアル通信装置C
1 のマイクロコントローラ20はメイン送受信ドライバ
レシーバ・コントローラ21にシリアルメインバスCの
アクセスを禁止させる。そしてステップS5で、マイク
ロコントローラ20は送信切替25にてメイン側送信バ
ッファ2B側への送信を禁止させ、ローカル送受信ドラ
イバ・コントローラ24にて送信を送信バッファ4B側に
固定させる。さらにステップS6で、マイクロコントロ
ーラ20はローカル送受信ドライバ・コントローラ24
にてローカル側受信バッファ7Aへの受信を禁止させ、
受信切替26にて受信をメイン側受信バッファ1A〜3Aに
固定させる。
【0025】そしてステップS7で、シリアル通信装置
C1 のマイクロコントローラ20は、後述するようにシ
リアルローカルバスDに接続されている各ローカルモジ
ュールa〜bのIDをチェックし、ステップS8で、メ
イン送受信ドライバレシーバ・コントローラ21にシリ
アルメインバスCのアクセスを解除させる。これにより
シリアル通信装置C1 は送受信待ちとなる。
【0026】以下、上記ステップS7におけるシリアル
通信装置C1 のマイクロコントローラ20によるシリア
ルローカルバスDに接続されている各ローカルモジュー
ルa〜bのIDのチェック動作を説明する。図7のステ
ップS71で、マイクロコントローラ20は自身の登録
している各ローカルモジュールa〜bのIDおよび自身
の有するIDカウンタmをクリアし、ステップS72
で、ローカル送受信ドライバレシーバ・コントローラ2
4にローカル側送信バッファ4Bへ送信先ID接続チェッ
クコードをセットさせる。そしてステップS73で、前
記チェックコードをシリアルローカルバスDへ送信す
る。
【0027】その後ステップS74で、ローカルモジュ
ールa〜bから返信が有った場合、ステップS76でマ
イクロコントローラ20は該当するIDを登録し、上記
パケットデータFの該当するローカルデータのデータf6
3 に返信データをセットするとともに、IDカウンタm
に1を加算する。そしてステップS77で、前記IDを
前記ローカルデータの送信先IDf61 にセットする。な
お上記ステップS74で返信が無く、かつステップS7
5で所定の時間が経過した場合、ステップS77で、マ
イクロコントローラ20は送信先IDf61 を該当するI
Dに更新する。そしてステップS78で、更新した結果
ID終了CHでない限りすなわち前記IDカウンタm
が、ローカルバスDに接続されているローカルモジュー
ルa〜bの数を越えない限り、上記ステップS72〜S
77の処理を繰り返す。
【0028】次に、メインPS/SPアクセスモードで
あるシリアル通信装置A2 の動作を図3と図8を参照し
説明する。図8のステップS9で、シリアル通信装置A
2 のマイクロコントローラ20はメインバスメイン送受
信ドライバレシーバ・コントローラ21にシリアルメイ
ンバスCのアクセスを禁止させる。そしてステップS1
0で、マイクロコントローラ20はローカル送受信ドラ
イバ・コントローラ24に送受信を禁止させ、かつ送信
切替25にて送信バッファ2B側への送信を禁止させ、送
信をCPU・I/F27側に固定する。さらにステップ
S11で、マイクロコントローラ20は受信切替26に
て受信をメインバス側に固定する。そしてステップS1
2で、ローカル送受信ドライバレシーバ・コントローラ
24の動作を禁止し、ステップS13で、CPU・I/
F27側のアクセスを解除するとともに、ステップS1
4で、シリアルメインバスCのアクセスを解除する。こ
れによりシリアル通信装置A2 は送受信待ちとなる。
【0029】以下、シリアル通信装置C1 のシリアルメ
インバスCからの受信、送信動作を図3と図9を参照し
説明する。図9のステップS15で、シリアルメインバ
スCからの受信完了信号を受信することにより、シリア
ル通信装置C1 のマイクロコントローラ20は受信切替
26を受信CHにセットし、ステップS16で、受信し
たパケットデータFの送信元IDf2をセーブする。そし
てステップS17で、パケットデータFのコマンドf3を
解析し、実行する。なお、このコマンド解析、実行動作
については後述する。
【0030】その後ステップS18で、シリアル通信装
置C1 のマイクロコントローラ20は、パケットデータ
Fの送信元IDf2を送信先IDエリアf1に、また自身の
IDを送信元IDエリアf2にセットする。それとともに
ステップS19で、送信データを送信バッファ1Bへセッ
トする。そしてステップS20で、メイン送受信ドライ
バレシーバ・コントローラ21へデータセット完了信号
を出力することにより、メイン送受信ドライバレシーバ
・コントローラ21がシリアルメインバスCの空ライン
へ前記データセット完了信号を出力する。
【0031】以下、上述したステップS17における、
パケットデータFのコマンドf3の解析、実行動作を図3
と図10および11を参照し説明する。なお図10と図
11は同様の複数のローカルモジュールに対する処理を
示しており、図11はn個のローカルモジュールに対す
る動作手順を示している。
【0032】シリアル通信装置C1 のマイクロコントロ
ーラ20は、図10のステップS21で、パケットデー
タFを入力すると、前記パケットデータF内のコマンド
コードエリアf3をのコマンドを解析する。そしてステッ
プS22で、ローカル1データエリアf6からデータを入
力し、ステップS23で、このローカル1データエリア
f6の送信先IDf61 の示す送信先すなわちシリアルロー
カルバスDに接続されている該当するローカルモジュー
ルa〜bへローカル1データエリアf6のデータを送信す
る。
【0033】そしてステップS24で、前記該当するロ
ーカルモジュールa〜bからの返信(受信)が完了した
なら、ステップS27でその受信したデータをメインバ
ス送信バッファ2Bへセットし、ステップS28で、ロ
ーカルIDを更新する。さらにステップS29で前記更
新をしていないローカルモジュールa〜bがなくなるま
で、上記ステップS23〜S28の動作を繰り返す。な
お上記ステップS24で返信(受信)が完了せず、かつ
ステップS25で所定の時間が経過した場合、ステップ
S26で、そのローカルIDをマスクし、上記ステップ
S28以降の動作を行なうことになる。
【0034】続いて図11に示した動作手順について説
明する。シリアル通信装置C1 のマイクロコントローラ
20は、上記ステップS21でパケットデータFを入力
すると、図11のステップS30で前記パケットデータ
F内のローカル数nエリアf4からローカルモジュール数
nを入力する。そしてステップS31で、初めのローカ
ルデータエリアf6からデータを入力し、ステップS32
で、このローカルデータエリアf6の送信先IDf61 の示
す送信先すなわちシリアルローカルバスDに接続されて
いる該当するローカルモジュールa〜bへローカルnデ
ータエリアf6のデータを送信する。
【0035】そしてステップS33で、前記該当するロ
ーカルモジュールa〜bからの返信(受信)が完了した
なら、ステップS36でその受信したデータをメインバ
ス送信バッファ2Bへセットし、ステップS37で上記
ローカルモジュール数nから1を減算する。そしてステ
ップS38で、n=0とならない限り、ステップS39
でローカルデータエリアを更新し、新しいローカルデー
タエリアのデータについて上記ステップS31〜S37
の動作を繰り返す。なお上記ステップS33で返信(受
信)が完了せず、かつステップS34で所定の時間が経
過した場合、ステップS35で、そのローカルIDをマ
スクし、上記ステップS37以降の動作を行なうことに
なる。
【0036】(実施例のまとめ)実施例に示された構成
および作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施例に示されたシリアル通信装置は、メインコ
ントローラA、Bを接続するシリアルメインバスCと各
々制御対象(a3 〜d3 )に直接アクセスする複数のロ
ーカルコントローラa〜dを接続する複数のシリアルロ
ーカルバスD、Eを設けた制御システムの前記メインコ
ントローラA、Bおよび前記複数のローカルコントロー
ラa〜dに個別に備えられるシリアル通信装置であっ
て、前記シリアルメインバスCと当該シリアル通信装置
とのデータの入出力を制御するメインバス制御部(1
2)と、前記シリアルローカルバスD、Eと当該シリア
ル通信装置とのデータの入出力を制御するローカルバス
制御部(13)と、前記シリアルメインバスCと前記シ
リアルローカルバスD、Eとの間のデータの入出力を制
御するハードウェアロジックで構成されたマイクロコン
トローラ20と、このマイクロコントローラ20で入出
力を制御されるデータを一時的に記憶する送受信データ
バッファと、前記マイクロコントローラ20内に設けら
れ、前記メインバス制御部(12)、前記ローカルバス
制御部(13)、前記送受信データバッファの動作の要
否を切替機能により制御する切替制御手段と、から構成
されている。
【0037】したがって上記シリアル通信装置において
は、シリアルメインバスCと当該シリアル通信装置との
データの入出力を制御するメインバス制御部(12)
と、シリアルローカルバスD、Eと当該シリアル通信装
置とのデータの入出力を制御するローカルバス制御部
(13)と、マイクロコントローラ20で入出力を制御
されるデータを一時的に記憶する送受信データバッファ
の動作の要否を切替機能により制御するので、高速なシ
リアルメインバスCとシリアルローカルバスD、Eとの
間のデータの授受をCPUによるソフトウェア動作によ
らず簡略化して実行でき、実行の高速化、低消費電力化
が図れ、リアルタイム性、信頼性が大幅に改善される。
これにより、例えばロボット等のリアルタイム制御に適
した通信が行なえる。また、一つの当該シリアル通信装
置で容易に各動作機能を切替設定することができ、任意
のタイミングで任意のシリアル通信装置に送信が可能に
なり、データ同士の衝突の回避、縮減が可能になる。ま
た当該シリアル通信装置の内部機能を切替制御可能とし
たことにより、同一のシリアル通信装置でメインバスコ
ントローラ用あるいはローカルバスコントローラ用とし
て使用でき、共用によるコストダウンにも貢献できる。 [2]実施例に示されたシリアル通信装置は上記[1]
に記載の装置であって、かつ各バスを外部のマイクロク
ンピュータから制御可能とするためのインタフェース2
7を備える。
【0038】したがって上記シリアル通信装置において
は、前記シリアルメインバスCを外部のマイクロクンピ
ュータから制御可能とするので、前記マイクロクンピュ
ータと当該シリアル通信装置とを個別に設けてメインバ
スコントローラ(A、B)またはローカルバスコントロ
ーラ(a〜d)を構成でき、当該シリアル通信装置を多
機能で活用することが可能となるとともに、当該シリア
ル通信装置の小型化を促進できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、通信効率を向上させる
ことによりリアルタイム制御を促進するシリアル通信装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリアル通信装置を適用した一実施例
に係るロボット制御システムの構成を示す図。
【図2】本発明の一実施例に係る図であり、シリアル通
信装置の概略構成図。
【図3】本発明の一実施例に係る図であり、シリアル通
信装置内部の構成図。
【図4】本発明の一実施例に係る図であり、(a)はメ
インコントローラ−シリアル通信装置間で通信されるパ
ケットデータのフォーマットを示す図、(b)はシリア
ル通信装置−ローカルモジュール間で通信されるローカ
ルデータを示す図。
【図5】本発明の一実施例に係るロボット制御システム
の動作手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の一実施例に係るロボット制御システム
の動作手順を示すフローチャート。
【図7】本発明の一実施例に係るロボット制御システム
の動作手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の一実施例に係るロボット制御システム
の動作手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の一実施例に係るロボット制御システム
の動作手順を示すフローチャート。
【図10】本発明の一実施例に係るロボット制御システ
ムの動作手順を示すフローチャート。
【図11】本発明の一実施例に係るロボット制御システ
ムの動作手順を示すフローチャート。
【図12】従来例に係る図であり、(a)はトークンパ
ッシング方式を説明するための図、(b)はトークンパ
ッシング通信装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
A…メインコントローラ B…メインコントローラ A1 …マイコロコンピュータ(CPU) A2 …シリアル通信装置 B1 …マイコロコンピュータ(CPU) B2 …シリアル通信装置 C…シリアルメインバス C1 …シリアル通信装置 C2 …シリアル通信装置 D…シリアルローカルバス E…シリアルローカルバス a…ローカルモジュール a1 …マイコロコンピュータ(CPU) a2 …シリアル通信装置 a3 …制御対象機器 b…ローカルモジュール b1 …マイコロコンピュータ(CPU) b2 …シリアル通信装置 b3 …制御対象機器 D…シリアルローカルバス E…シリアルローカルバス c…ローカルモジュール c1 …マイコロコンピュータ(CPU) c2 …シリアル通信装置 c3 …制御対象機器 d…ローカルモジュール d1 …マイコロコンピュータ(CPU) d2 …シリアル通信装置 d3 …制御対象機器 11…マイクロコントローラ・バッファ・CPU−I/
F部 12…メインPS/SP部 13…ローカルPS/SP部 14…シリアルメインバス接続部 15…シリアルローカルバス接続部 16…CPUバス接続部 17…モード設定用接続部 20…マイクロコントローラ 21…メイン送受信ドライバレシーバ・コントローラ 22…内部バス 23…出力切替 24…ローカル送受信ドライバレシーバ・コントローラ 25…送信切替 26…受信切替 27…CPU・I/F 1A〜8A…受信バッファ 1B〜4B…送信バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインコントローラを接続するシリアルメ
    インバスと各々制御対象に直接アクセスする複数のロー
    カルコントローラを接続する複数のシリアルローカルバ
    スを設けた制御システムの前記メインコントローラおよ
    び前記複数のローカルコントローラに個別に備えられる
    シリアル通信装置であって、 前記シリアルメインバスと当該シリアル通信装置とのデ
    ータの入出力を制御するメインバス制御部と、 前記シリアルローカルバスと当該シリアル通信装置との
    データの入出力を制御するローカルバス制御部と、 前記シリアルメインバスと前記シリアルローカルバスと
    の間のデータの入出力を制御するハードウェアロジック
    で構成されたマイクロコントローラと、 このマイクロコントローラで入出力を制御されるデータ
    を一時的に記憶する送受信データバッファと、 前記マイクロコントローラ内に設けられ、前記メインバ
    ス制御部、前記ローカルバス制御部、前記送受信データ
    バッファの動作の要否を切替機能により制御する切替制
    御手段と、 を具備したことを特徴とするシリアル通信装置。
  2. 【請求項2】各バスを外部のマイクロクンピュータから
    制御可能とするためのインタフェースを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のシリアル通信装置。
JP15946795A 1995-06-26 1995-06-26 シリアル通信装置 Withdrawn JPH0918499A (ja)

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