JPH09183185A - 積層板 - Google Patents

積層板

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JPH09183185A
JPH09183185A JP35446695A JP35446695A JPH09183185A JP H09183185 A JPH09183185 A JP H09183185A JP 35446695 A JP35446695 A JP 35446695A JP 35446695 A JP35446695 A JP 35446695A JP H09183185 A JPH09183185 A JP H09183185A
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conductor pattern
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Yoshihiro Yonetani
佳浩 米谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接して積層されたパターン同士の密着力が
弱い場合、両者の密着力を補強した積層板を提供する。 【解決手段】 アルミナ基板1上に、アルミナ基板1と
の密着力が強く、複数の貫通孔2aが形成された下層導
体パターン2を積層する。この下層導体パターン2上
に、この下層導体パターン2との密着力が弱く且つアル
ミナ基板1との密着力の強い上層絶縁体パターン3を積
層する。下層導体パターン2に形成した複数の貫通孔2
aを介してアルミナ基板1と上層絶縁体パターン2とを
密着して、下層導体パターン2と上層絶縁体パターン3
との密着力を補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密着力の異なる材
料のパターンを積層してなる積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷方法として、例えばスクリーン印
刷、凸版印刷、凹版印刷等の印刷、またはディスペンサ
ー描画、インクジェット等の方法があり、ベースとなる
基板の表面に、ペーストまたはインク(以下、総称して
ペーストという。)を印刷する場合、目的によって一層
にとどまらず、異種のペーストを数回に分けて印刷して
二層以上の層を形成することがある。
【0003】異種ペーストを用いて二層以上のパターン
を基板上に形成した場合、所定ペーストにて基板上に形
成した下層パターンと基板との密着力が強くても、該下
層パターン上にさらに他のペーストにて形成した上層パ
ターンと前記下層パターンとの密着力が弱いと、これら
のパターンの界面から剥離する問題がある。これは、一
般的には下層ペースト成分と上層ペースト成分の相性や
収縮率の差によって生じる層間の斥力によると考えられ
ている。
【0004】以下、図4に示す、基材としてアルミナを
用いたアルミナ基板上に無機系の金ペーストにて積層し
た下層導体パターンと、その上層としてガラスペースト
にて積層した上層絶縁体パターンとを備えた従来の積層
板を例に挙げて前記問題点を説明する。図4において、
前記従来の積層板の平面を図4の(A)に、図4の
(A)のD−D’断面を図1の(B)にそれぞれ示して
いる。
【0005】図4に示す積層板は、アルミナ基板10上
に印刷した下層導体パターン11、該下層導体パターン
11上に印刷した上層絶縁体パターン12の二層からな
る積層板である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような積層板にお
いて、前記下層導体パターン11と前記アルミナ基板1
0との密着力が使用に耐えられる強度を有していても、
前記下層導体パターン11と前記上層絶縁体パターン1
2とは密着力が弱いという問題がある。
【0007】本発明は、前記問題点に鑑み、隣接して積
層されたパターン同士の密着力が弱い場合、両者の密着
力を補強した積層板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の積層板は、基板
に密着力の異なる複数の材料を積層した積層板におい
て、隣接する相互に密着力の弱い層の一方の層に複数の
貫通孔を形成し、他方の層を密着力の強い層に前記複数
の貫通孔を介して密着してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】前記問題点を解決した第1の実施
の形態を図1に基づいて説明する。図1において、第1
の実施の形態の積層構造の平面を図1の(A)に、図1
の(A)のA−A’断面を図1の(B)にそれぞれ示し
ている。
【0010】ところで、導体パターンは、通常ある一定
の断面積を満たせば、その表面形状にかかわらず電気導
通路として機能する。
【0011】そこで、アルミナ基板1の表面に無機系の
金ペーストを印刷した下層導体パターン2に円形状の複
数の貫通孔2aを形成する。そして、該下層導体パター
ン2上にガラスペーストを印刷して積層した上層絶縁体
パターン3とアルミナ基板1とが直接触れるようにすれ
ば、下層導体パターン2と上層絶縁体パターン3との密
着力が弱くても、両者の密着力を補強することができ
る。
【0012】この第1の実施の形態において、前記アル
ミナ基板1上に所定面積の下層導体パターン2を印刷焼
成して形成する。その後、該下層導体パターン2にフォ
トエッチング法等で複数の円形状の貫通孔2aを形成す
る。これら複数の貫通孔2aの配列は任意であるが、均
等に密着力を補強するために上下左右対称に形成するの
が好適である。
【0013】そして、前記複数の貫通孔2aから臨むア
ルミナ基板1を覆うように上層絶縁体パターン3を前記
下層導体パターン2に積層する。このように上層絶縁体
パターン3を積層すると、該上層絶縁体パターン3は前
記下層導体パターン2に密着するとともに、前記複数の
貫通孔2aを介して密着力の強いアルミナ基板1にも密
着して上層絶縁体パターン3の下層導体パターン2への
密着力を補強することができる。
【0014】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
基づいて説明する。図2の(A)はその平面を、図2の
(B)は図2の(A)のB−B’断面を、図2の(C)
はこの実施の形態の問題点を説明するB−B’断面をそ
れぞれ示している。
【0015】この第2の実施の形態は、アルミナ基板1
の側縁1aに平行に、下層導体パターン2に複数の細長
い貫通孔2bを形成する。
【0016】この第2の実施の形態において、上層絶縁
体パターン3の側端(d−e)及び(f−g)では、上
層絶縁体パターン3とアルミナ基板1とが断続的に接触
しているため、これらの側端においては剥離の問題は生
じない。
【0017】一方、上層絶縁体パターン3の側端(d−
f)及び(e−g)では、前記細長い貫通孔2bが下層
導体パターン2に形成されていないため、図2の(C)
に示すように、これらの側端から下層導体パターン2と
上層絶縁体パターン3との剥離4及び5が始まることが
ある。
【0018】そこで、前記剥離4及び5の発生を防止す
るために、第2の実施形態を改善した第3の実施の形態
を図3に基づいて説明する。図3の(A)はその平面
を、図3の(B)は図3の(A)のC−C’断面をそれ
ぞれ示している。
【0019】第3の実施の形態は、複数の小さい貫通孔
2cの貫通孔列を下層導体パターン2に形成して、上層
絶縁体パターン3の側端(d−f)及び(e−g)が前
記貫通孔2cの貫通孔列を配列方向に跨ぐように積層す
る。これによって図3の(B)に示すように、前記剥離
4及び5(図2)の発生を防止することができる。
【0020】以上、前記各発明の実施の形態は、導体パ
ターン及び絶縁体パターンの二層構造で説明したが、二
層構造に限らず、基板−貫通孔を形成した導体パターン
−絶縁体パターン−貫通孔を形成した導体パターン−絶
縁体パターン・・と多層構造にして実施することができ
ることはいうまでもない。
【0021】また、積層するパターンは前記導体パター
ン、前記絶縁体パターンに限定されるものではなく、密
着力の弱い材料のパターンと密着力の強い材料のパター
ンとを複数積層した構造の積層板であれば全ての積層板
に適用することができる。
【0022】前記各発明の実施の形態において、絶縁性
基板としてアルミナを用いたアルミナ基板、下層として
無機系の金ペーストを用いた導体パターン、上層として
ガラスペーストを用いた上層絶縁体パターンからなる積
層板の例で説明したが、(1)絶縁性基板としてアルミ
ナを主体としたセラミックスの表面にグレーズ層を設け
た基板、下層として有機系金ペーストを用いた下層導体
パターン、上層として銀ペーストを用いた上層導体パタ
ーンからなる積層板、(2)絶縁性基板としてアルミナ
基板、下層としてグレーズ層、上層としてパラジウム含
有の銀ペーストを用いた上層導体パターンからなる積層
板などの積層板にも本発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、積層したパターン同士
の密着力が弱くても、両者の剥離を防止した積層板を得
ることができる。
【0024】また、下層パターンとの密着力が弱い材料
を使用して上層パターンを厚く形成しても、本発明によ
れば密着力を補強できるため、上層パターンを必要とす
る厚さに成膜した積層板を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図及び断面図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の平面図及び断面図
である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の平面図及び断面図
である。
【図4】従来例の平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 導体パターン 3 絶縁体パターン 2a、2b、2c 導体パターンに形成した貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に密着力の異なる複数の材料を積
    層した積層板において、隣接する相互に密着力の弱い層
    の一方の層に複数の貫通孔を形成し、他方の層を密着力
    の強い層に前記複数の貫通孔を介して密着してなること
    を特徴とする積層板。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板と、該絶縁性基板上に積層さ
    れ、該絶縁性基板との密着力が強く、複数の貫通孔が形
    成された下層導体パターンと、 該下層導体パターン上に積層され、該下層導体パターン
    との密着力が弱く且つ前記絶縁性基板との密着力が強い
    上層導体パターンとからなり、前記複数の貫通孔を介し
    て前記絶縁性基板と前記上層導体パターンとを密着した
    ことを特徴とする積層板。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板と、該絶縁性基板上に積層さ
    れ、該絶縁性基板との密着力が強く、複数の貫通孔が形
    成された下層絶縁体パターンと、 該下層絶縁体パターン上に積層され、該下層絶縁体パタ
    ーンとの密着力が弱く且つ前記絶縁性基板との密着力が
    強い上層導体パターンとからなり、前記複数の貫通孔を
    介して前記絶縁性基板と前記上層導体パターンとを密着
    したことを特徴とする積層板。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板と、該絶縁性基板上に積層さ
    れ、該絶縁性基板との密着力が強く、複数の貫通孔が形
    成された下層導体パターンと、 該下層導体パターン上に積層され、該下層導体パターン
    との密着力が弱く且つ前記絶縁性基板との密着力が強い
    上層絶縁体パターンとからなり、前記複数の貫通孔を介
    して前記絶縁性基板と前記上層絶縁体パターンとを密着
    したことを特徴とする積層板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9050784B2 (en) 2010-12-22 2015-06-09 E I Du Pont De Nemours And Company Fire resistant back-sheet for photovoltaic module

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9050784B2 (en) 2010-12-22 2015-06-09 E I Du Pont De Nemours And Company Fire resistant back-sheet for photovoltaic module

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