JPH09180607A - 油圧ポンプの圧力スイッチ - Google Patents

油圧ポンプの圧力スイッチ

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JPH09180607A
JPH09180607A JP7352044A JP35204495A JPH09180607A JP H09180607 A JPH09180607 A JP H09180607A JP 7352044 A JP7352044 A JP 7352044A JP 35204495 A JP35204495 A JP 35204495A JP H09180607 A JPH09180607 A JP H09180607A
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pressure
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recess
hydraulic pressure
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哲司 林
Kenichi Hisaie
健一 久家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力スイッチの組み立てを簡易にして製造コ
ストの低減を図る。 【解決手段】 接地されるボディ1に開口形成される凹
部10へ吐出圧を導く油圧導入孔20と、凹部10を封
止するよう導電性のターミナル3を絶縁支持するプラグ
2は、ボディ1の凹部10へ向けて開口した筒状部2a
を備え、この開口端部には油圧導入孔20と連通するダ
ンピングオリフィス15aを穿孔した導電性のスリーブ
15を嵌合させ、このスリーブ15にはダンピングオリ
フィス15aからの油圧に応動するターミナル3に接離
可能な導電性のプランジャ14を収装する一方、このプ
ランジャ14を油圧に抗して付勢するスプリング9をプ
ラグ2の筒状部に収装し、スリーブ15の下端側を油圧
導入孔20の開口部に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプの圧力
スイッチに関し、特に車両のパワーステアリング装置等
の油圧源として最適なベーンポンプに採用される圧力ス
イッチの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両では油圧を用いたパワー
ステアリング装置を備えており、油圧供給源としては、
圧力スイッチを備えたベーンポンプが採用されている。
【0003】このようなベーンポンプの駆動源としての
エンジンが、特にアイドリング時における操舵に起因し
た負荷上昇の為にエンストを起こすおそれがあり、これ
を防止する目的で、アイドリング時の操舵に伴う吐出圧
(供給圧)の変化を検知してエンジンのアイドル回転数
を高める為の圧力スイッチが採用されており、例えば、
図5に示すようなものが知られている。
【0004】これは、ベーンポンプカートリッジ(図示
せす)を収装したボディ100は電気的に接地するとと
もに、圧力スイッチを構成するプラグ102を高圧通路
120と連通した凹部100Aへ螺合させたもので、プ
ラグ102は外周に形成したネジ部を、高圧通路12
0、低圧通路130とそれぞれ連通可能なベーンポンプ
のボディ100の凹部100Aへ螺合させる一方、ほぼ
中央部には貫通孔を備え、この貫通孔の内周には絶縁部
材105、107及びOリング106を介して導電性の
ターミナル103が絶縁支持され、このターミナル10
3は、プッシュナット104によってプラグ102へ固
定される。
【0005】ポンプボディ100における凹部100A
の小径部100Bには、上記ターミナル103と対向し
て軸方向へ変位可能な導電性のピストン110及びプラ
ンジャ109が収装されており、ターミナル103とプ
ランジャ109との間にはスプリング111が介装され
る。
【0006】そして、ピストン110は高圧通路120
の油圧による推力を受けて移動しプランジャ109と当
接し、高圧通路120へ加わる油圧が所定値を越える
と、スプリング111の付勢力に抗してプランジャ10
9が図中上方へ変位し、プランジャ109とターミナル
103が当接するため、ボディ100、ピストン11
0、プランジャ109を介してターミナル103は導通
状態となり、ターミナル103に接続された回路はオン
になって、ベーンポンプの供給圧が所定値を超えたこと
を検出する。なお、プランジャ109とプラグ102と
の間に画成された油室101は、ベーンポンプの低圧通
路130と連通している。
【0007】また、実公昭61−36040号公報のよ
うに、ターミナル212を支持する絶縁プラグ204が
導電性ケース201に結合され、この導電性ケース20
1の内部に収装されたプランジャ208が油圧導入孔2
05Aに加わる油圧に応じてストローク変移し、このプ
ランジャ208の一端に当接するピストン210がター
ミナル212と接離するよう構成され、この油圧導入孔
205とプランジャ208との間には、導電性ケース2
01とポンプのボディ200との間に小径のダンピング
オリフィスを有するオリフィス部材220が介装されて
プランジャ208との間に圧力室205Bを画成し、供
給圧の変動による不要なスイッチングを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の従来例においては、圧力スイッチの組み立ての際に
ターミナル103、スプリング11、プランジャー10
9及びピストン110がそれぞれ別部品で構成されるた
め、圧力スイッチの組み立ての際には、これらの部品を
所定の順序で順次組み込むため、組み立て工程の工数が
増大するだけでなく、誤組み付けが発生する虞れがあ
り、加えて、ボディ100の加工時には、細くて長い高
圧通路120と、小径のピストン110及びガイドフラ
ンジ部を有するプランジャー109を収装する為の小径
の孔部をそれぞれ機械加工する必要があり、さらに高圧
通路120の軸線に対し、斜めの低圧通路130も機械
加工により仕上げるため、加工工数が増大して製造コス
トが増大するという問題があった。さらに、上記プラン
ジャ109及びピストン110の作動性向上の為には、
両者の案内用ボディ側穴加工精度や両者の嵌合精度等を
上げる必要があり、その分の加工工数と製造コストの増
大を免れないものであった。また、直角度の低いスプリ
ング111が組み付けられた際には、プラグ102を締
結する際にかじり等の組み付け不良が発生して、組み立
てラインを一時停止する必要があり生産性を低下させる
場合があった。
【0009】また、上記後者の従来例においては、ダン
ピングオリフィス部材220をボディ200とケース2
01との間に介装する構造となっているため、ダンピン
グオリフィス部材220をボディ開口部の奥に傾かない
ように挿入するのが難しく、組立性と生産性が低下する
という問題があり、また、ダンピングオリフィス部材2
20の組み付け忘れを生じるおそれもあった。さらに、
プランジャー208とピストン210が別部品で構成さ
れるため、ケース201とプラグ204をサブアッセン
ブリーとして予め組み立てておいても、ボディ200へ
組み付ける際に、プランジャー208の組み付け忘れや
脱落等が起こり易く、上記と同様に組み立て工数の増加
や確認作業等が必要となる等生産性を大幅に低下させる
一因となっていた。
【0010】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ボディ側の機械加工工数を可能な限り削減
するとともに、容易かつ確実に組み付け可能で、しかも
作動のよい油圧ポンプの圧力スイッチを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、接地され
る油圧ポンプのボディに開口形成される凹部と、この凹
部へポンプの吐出圧を導く油圧導入孔と、前記凹部を封
止すべく導電性部材で構成されたターミナルを絶縁支持
するプラグとを備えた油圧ポンプの圧力スイッチにおい
て、前記プラグは、前記ボディの凹部へ向けて開口した
筒状部を備え、このプラグの開口端部には、前記油圧導
入孔と連通するダンピングオリフィスを穿孔してなる導
電性部材で形成されたスリーブを嵌合させ、このスリー
ブには導電性部材で構成されてダンピングオリフィスか
らの油圧に応じて前記ターミナルと接離可能なプランジ
ャを収装する一方、このプランジャを油圧に抗して付勢
するスプリングを前記プラグの筒状部内に収装し、前記
スリーブの下端側を油圧導入孔側の開口部に対向させて
嵌合させる。
【0012】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記凹部内周には雌ネジを形成する一方、プラグ
外周には雄ネジを形成し、前記凹部の軸線と油圧導入孔
の軸線を一致させる。
【0013】また、第3の発明は、前記第1又は第2の
発明において、前記スリーブの所定の位置にはプラグ内
部圧力を開放する切り欠き部を形成する一方、この切り
欠き部と連通する低圧通路をポンプボディの凹部内に開
口形成し、かつこの低圧通路と前記油圧導入孔を平行的
に配設する。
【0014】
【作用】したがって、第1の発明は、ボディの凹部に結
合されるプラグの内部には、油圧に応じてターミナルと
接離するプランジャと、このプランジャを油圧に抗して
付勢するスプリングが収装されてプラグの開口端に嵌合
したスリーブによってユニット化され、プランジャへの
油圧の供給は、スリーブに直接穿孔形成されたダンピン
グオリフィスを介して行われ、油圧導入孔から導かれた
油圧に応じてプランジャをターミナルへ接離させること
で、電気回路の開閉を行うことができる。このプラグを
ボディへ組み付ける際には、プラグの内部に圧力スイッ
チを総て一体に構成してあるので、スリーブ下端を油圧
導入孔の開口部へ嵌合させるとともに、プラグをボディ
の凹部へ結合するだけでよいので、油圧ポンプの組み立
て工程において、迅速容易かつ確実に圧力スイッチを組
み付けることができる。
【0015】また、第2の発明は、プラグを結合するボ
ディの凹部には、プラグ外周の雄ネジと螺合する雌ネジ
と、プラグ下端と嵌合する油圧導入孔側の開口部を機械
加工するだけでよく、ボディの凹部の軸線と油圧導入孔
の軸線を一致させることで、プラグを螺合させるだけ
で、圧力スイッチを構成するとともにプラグを容易かつ
確実に組み付けることができる。
【0016】また、第3の発明は、プランジャ及びスプ
リングをプラグ内部に収容保持するスリーブの所定の位
置にはプラグ内部の圧力を開放する切り欠き部が形成さ
れ、プランジャの摺動部から漏れた圧油はこの切り欠き
部からプラグの外部へ排出されて内部に圧力がこもるこ
とがないとともに、この切り欠き部と連通する低圧通路
から漏油をポンプカートリッジの低圧側(吸込側)へ還
流させることができ、この低圧通路と油圧導入孔を平行
的に配設することで、ダイカストにより成型する場合に
は、凹部、油圧導入孔及び低圧通路を同時に鋳抜き形成
することが可能となり、ボディの成型後の機械穴加工工
数を大幅に低減することができる。
【0017】
【実施形態】図1〜図4に本発明を適用した圧力スイッ
チの一実施形態を示す。
【0018】図1において、ポンプボディ1はベーンポ
ンプカートリッジを収装するとともに電気的に接地され
ており、このボディ1の所定の位置には圧力スイッチを
構成するプラグ2を結合するための内周に雌ネジを備え
た凹部10が開口形成され、凹部10にはポンプカート
リッジの吐出側に連通する高圧の油圧導入孔20がほぼ
同軸的に開口する一方、油圧導入孔20と平行して形成
された低圧通路30が凹部10内に開口する。
【0019】この凹部10に取り付けられるプラグ2
は、図1、図2に示すように、凹部10に向けて開口す
る筒状部を備え、この筒状部の外周に形成された雄ネジ
2aを介して凹部10に螺合するもので、前記従来例と
同様に、プラグ2のほぼ中央部には絶縁部材5、Oリン
グ6及び絶縁部材7を介してターミナル3が絶縁支持さ
れ、プシュナット4によりターミナル3の落ち込みを防
止している。なお、ターミナル3は前記従来例と同様
に、図示しない電気回路へ接続される。
【0020】このプラグ2の開口端にはフランジ付きの
スリーブ15が嵌合され、このスリーブ15には油圧導
入孔20と連通するダンピングオリフィス15aを備え
るとともに、このダンピングオリフィス15aを介して
導かれる油圧導入孔20の油圧に応動するプランジャ1
4を軸方向へ変位可能に受容支持させる。なお、プラン
ジャ14及びスリーブ15は導電性部材で構成される。
【0021】このプランジャ14は、スリーブ15の内
周と摺接する小径部14aと、プラグ2の内周と摺接す
る大径部14bから構成され、大径部14bとプラグ2
の図中上方の底部との間には油圧導入孔20の油圧に対
抗するスプリング9が介装されてプランジャ14を付勢
する。
【0022】そして、スリーブ15は、そのフランジ部
が圧入によってプラグ2の開口端内周の大径部2bに嵌
合しており、このスリーブ15のフランジ部外周には、
低圧通路30とプラグ2の筒状部内周とを連通する切り
欠き部15bが設けられる。そして、プラグ2の大径部
2bの段部2cとスリーブ15との間に後述するOリン
グ17のはみ出し防止用スペーサ16が介装される。こ
のスペーサ16の所定の位置には切り欠き16aが形成
され、この切り欠き16aがスリーブ15の切り欠き部
15bと対向するようにスペーサ16が取り付けられ、
これら切り欠き16a、切り欠き部15bを介してプラ
ンジャ14の摺動面から漏れた圧油を低圧通路30へ導
く。
【0023】スリーブ15の内周にはプランジャ14の
小径部14aと摺接するOリング17が設けられ、軸方
向へ変位するプランジャ14に所定の摩擦力を付与しな
がら、ダンピングオリフィス15a側からプラグ2の筒
状部内周への圧油の漏れを抑制している。
【0024】そして、プランジャ14の小径部14aの
下端と、スリーブ15のダンピングオリフィス15aの
開口部との間には油室19が画成される。
【0025】プラグ2は図2に示すように、開口端部か
らスリーブ15が突出するように予め組み立てられ、一
方、ボディ1側の凹部10には、図4に示すように、内
周に雌ネジを備えた大径部11と、この大径部11に開
口する油圧導入孔20の開口部にはスリーブ15の下端
と嵌合する小径部12が形成され、この小径部12に嵌
合するスリーブ15の外周には油圧導入孔20からの圧
油の漏れを抑制するOリング17が設けられる。
【0026】なお、プラグ2の雄ネジ2aより外側にお
けるボディ1との間にもOリング8が介装される。
【0027】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0028】図1に示すように、油圧導入孔20からの
圧油はダンピングオリフィス15aを介してスリーブ1
5内の油室19へ導かれ、この油圧によるプランジャ1
4に対する推力がスプリング9の付勢力より大になる
と、プランジャ14は図中上方へ変位して、プランジャ
14の上端とターミナル3が当接して、接地されたボデ
ィ1とターミナル3は導通状態となって図示しない電気
回路をONにする。
【0029】一方、油圧導入孔20の油圧が所定値未満
になると、スプリング9が油圧によるプランジャ14の
推力に抗してプランジャ14を下方へ押し戻し、ターミ
ナル3とプランジャ14が離れて図示しない電気回路は
OFFとなる。
【0030】このとき、プランジャ14の小径部14a
と摺接するOリング18の所定の摩擦力によって、プラ
ンジャ14の変位にはヒステリシスを生じ、その結果電
気回路がONになる油圧とOFFになる油圧の間に差を
設けて、圧力スイッチの設定圧近傍での電気回路の不要
なON−OFF作動が適度に抑制され、さらに、油圧導
入孔20と油室19との間にはダンピングオリフィス1
5aが介装されるため、ポンプの脈動等に起因した油圧
導入孔20の油圧の僅かな圧力変動による圧力スイッチ
の誤動作を防ぐことができる。
【0031】ここで、プランジャ14の小径部14aと
スリーブ15内周の摺接面からプラグ2の筒状部内周へ
漏れた作動油は、スペーサ16に形成した切り欠き部1
6aからスリーブ15のフランジ部に形成したテーパー
面による隙間を通って、スリーブ15に形成した切り欠
き部15bから低圧通路30へ還流し、同様に、スリー
ブ15とボディ1の嵌合面に介装したOリング17から
漏れた作動油も凹部10の底部から低圧通路30へ還流
する。
【0032】こうして、圧力スイッチを構成するプラグ
2の油圧ポンプのボディ1への組み付けは、スリーブ1
5の下端を油圧導入孔20の開口部に同軸的に形成した
小径部12へ嵌合させるとともに、雄ネジ2aをボディ
1の大径部11に形成された雌ネジへ螺合させるだけで
良いので、前記従来例のように、油圧ポンプの組み立て
工程において、圧力スイッチを構成する複数の部品を順
次組み付けるような繁雑な作業をする必要がなく、スプ
リング9やプランジャ14等をスリーブ15で封止する
ように、予めサブアッセンブリとして別工程で組み立て
れらたプラグ2のみを螺合させるだけなので、前記従来
例のような誤組み付けや、部品の脱落を生ずることがな
くなって、容易かつ確実に組み付けることが可能となっ
て、油圧ポンプの組み立て工程の工数を大幅に低減する
とともに、前記従来例のような誤組み付けに対処するた
めの検査工程なども不要となり、生産性を向上させて製
造コストの大幅な低減を図ることができるとともに、圧
力スイッチの信頼性を向上させることが可能となる。ま
た、圧力スイッチの組み立ては、プラグ2を螺合させる
ことで行われるため、ロボット等による組み立て工程の
自動化も容易に推進することができる。
【0033】一方、ボディ1側の加工は、図3に示すよ
うに、ボディ1の凹部10の軸線Caに油圧導入孔20
の軸線を一致させ、低圧通路30の軸線Cbを油圧導入
孔20の軸線Caと平行的に配設することにより、凹部
10、油圧導入孔20及び低圧通路30を鋳抜きピンに
よってダイカスト成形時に鋳抜き成形することができ、
そして、機械加工は、図4に示すように、大径部11の
内周にプラグ2と螺合するための雌ネジと、スリーブ1
5の下端を受容するための小径部12を油圧導入孔20
の開口部に形成することの2カ所のみでよく、圧力スイ
ッチを取り付けるためのボディ1側の機械加工工数も大
幅に削減して、製造コストの低減をさらに推進できるの
であり、しかも、このボディ側の穴加工精度は、プラグ
側におけるプランジャ14の嵌合精度とは無関係である
ので、圧力スイッチとしての感知精度(性能)の管理が
極めて容易となり一定で安定した精度が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、予め
内部に圧力スイッチの接点部を構成したプラグをボディ
へ組み付ける際には、スリーブ下端を油圧導入孔の開口
部へ嵌合させるとともに、プラグ外周ネジ部をボディの
凹部ネジ部へ螺合するだけでよいので、前記従来例のよ
うに、油圧ポンプの組み立て工程において、圧力スイッ
チを構成する複数の部品を順次組み付けるような繁雑な
作業をする必要がなく、スプリングやプランジャ等をス
リーブで封止するように、予めサブアッセンブリとして
別工程で組み立てておいたプラグのみを螺合させるだけ
なので、前記従来例のような誤組み付けや、部品の脱落
を生ずることがなくなって、容易かつ確実に組み付ける
ことが可能となって、油圧ポンプの組み立て工程の工数
を大幅に低減するとともに、前記従来例のような誤組み
付けに対処するための検査工程なども不要となり、生産
性を向上させて製造コストの大幅な低減を図ることがで
きるとともに、ポンプボディ側の穴加工精度と接点部の
プランジャの嵌合精度とは無関係となるようなサブアッ
センブリ構成されているので、ボディとプラグ間におけ
る種々の嵌合精度の高度な加工管理をする必要がなく、
圧力スイッチの信頼性を向上させることが可能となるの
である。
【0035】また、第2の発明は、プラグを結合するボ
ディには、プラグ外周の雄ネジと螺合する雌ネジと、プ
ラグ下端を受容する油圧導入孔の開口部を機械加工する
だけでよく、ボディの凹部の軸線と油圧導入孔の軸線を
一致させることで、プラグを螺合させるだけで、圧力ス
イッチを構成するプラグを容易かつ確実に組み付けるこ
とができ、生産性を向上させながらも、前記従来例に比
して圧力スイッチを取り付けるためのボディ側の機械加
工工数を大幅に削減して、製造コストの低減をさらに推
進できるのである。
【0036】また、第3の発明は、プランジャ及びスプ
リング等をプラグ内部に封止するためのスリーブの所定
の位置には、プラグが内部の圧力を開放する切り欠き部
が形成され、プランジャ側から漏れた圧油はこの切り欠
き部からプラグの外部へ排出されるとともに、この切り
欠き部と連通す低圧通路をポンプボディの凹部内に開口
形成し、この低圧通路を介してポンプカートリッジの吸
込側へ漏れ油を還流させることができ、この低圧通路と
油圧導入孔を平行的に配設することで、ダイカストによ
り成型する場合には、凹部、油圧導入孔及び低圧通路を
同時に鋳抜き形成することが可能となり、油圧ポンプボ
ディの成型後の機械加工工数をさらに低減して、製造コ
ストのさらなる削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す圧力スイッチ部の断
面図である。
【図2】同じくプラグ単体の断面図を示す。
【図3】同じくプラグを取り付けるボディの凹部の機械
加工前の断面図。
【図4】同じく凹部の機械加工後の断面図。
【図5】従来の圧力スイッチの断面図。
【図6】他の従来例を示す圧力スイッチの断面図。
【符号の説明】
1 ボディ 2 プラグ 3 ターミナル 4 プッシュナット 5、7 絶縁体 6、8 Oリング 10 凹部 11 大径部 12 小径部 14 プランジャ 14a 小径部 15 スリーブ 15a ダンピングオリフィス 15b 切り欠き部 16 スペーサ 16a 切り欠き 17、18 Oリング 20 油圧導入孔 30 低圧通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地される油圧ポンプのボディに開口形
    成される凹部と、この凹部へポンプの吐出圧を導く油圧
    導入孔と、前記凹部を封止すべく導電性部材で構成され
    たターミナルを絶縁支持するプラグとを備えた油圧ポン
    プの圧力スイッチにおいて、前記プラグは、前記ボディ
    の凹部へ向けて開口した筒状部を備え、このプラグの開
    口端部には、前記油圧導入孔と連通するダンピングオリ
    フィスを穿孔してなる導電性部材で形成されたスリーブ
    を嵌合させ、このスリーブには導電性部材で構成されて
    ダンピングオリフィスからの油圧に応じて前記ターミナ
    ルと接離可能なプランジャを収装する一方、このプラン
    ジャを油圧に抗して付勢するスプリングを前記プラグの
    筒状部内に収装し、前記スリーブの下端側を油圧導入孔
    側の開口部に対向させて嵌合させたことを特徴とする油
    圧ポンプの圧力スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記凹部内周には雌ネジを形成する一
    方、プラグ外周には雄ネジを形成し、前記凹部の軸線と
    油圧導入孔の軸線を一致させたことを特徴とする請求項
    1に記載の油圧ポンプの圧力スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの所定の位置にはプラグ内
    部圧力を開放する切り欠き部を形成する一方、この切り
    欠き部と連通する低圧通路をポンプボディの凹部内に開
    口形成し、かつこの低圧通路と前記油圧導入孔を平行的
    に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の油圧ポンプの圧力スイッチ。
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