JPH09177914A - ベルト張力調整装置 - Google Patents

ベルト張力調整装置

Info

Publication number
JPH09177914A
JPH09177914A JP34127695A JP34127695A JPH09177914A JP H09177914 A JPH09177914 A JP H09177914A JP 34127695 A JP34127695 A JP 34127695A JP 34127695 A JP34127695 A JP 34127695A JP H09177914 A JPH09177914 A JP H09177914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
vertical wall
bracket
die
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34127695A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Takasugi
勇 高杉
Satoshi Inayoshi
悟志 稲吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP34127695A priority Critical patent/JPH09177914A/ja
Publication of JPH09177914A publication Critical patent/JPH09177914A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの型でブラケットを型成形できるように
する。 【解決手段】 ブラケット3の上面部3bにおいて、平
面部3a側端面の一部から貫通孔3c部分まで、上面部
3bの厚みに切り欠いた切欠部3dを、上面部3bに型
成形することにより、貫通孔3cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用冷房装置
のコンプレッサ等に使用するベルトの張力を調整するベ
ルト張力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベルト張力調整装置は、エン
ジンの回転動力を、クランクプーリを介して、車両用冷
凍サイクルのコンプレッサ用電磁クラッチ等へ伝達する
ベルト伝達機構に設けられている。図3(a)に示す従
来のベルト張力調整装置は、ブラケット3の上面部3b
に形成されたU字形状の切欠部3dにアジャストボルト
4が嵌合し、このアジャストボルト4にシャフト5の一
端が、ネジにて移動可能に結合され、このシャフト5の
他端に、ベルト1を支持するプーリ2が回動可能に保持
されたもので、アジャストボルト4の回転により、シャ
フト5をブラケット3の平面部3aの案内孔3eに沿っ
て移動させて、ベルト1の張力を調整するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、ブラ
ケット3はアルミニウム等の金属材料で鋳型成形される
が、従来技術では、図3(b)に示すように、切欠部3
dが案内孔3eの開口方向と垂直方向に切り欠かれてい
るため、案内孔3eの開口方向と平行な方向で、かつ、
上面部3bの伸びる方向(図3(b)中矢印A方向)に
抜く第1の型と、案内孔3eの開口方向と平行な方向
で、かつ、上記第1の型と反対方向(図3(b)中矢印
B方向)に抜く第2の型に加えて、さらに、U字形状の
切欠部3dを形成するための、図3(b)中矢印C方向
に抜く中子型が必要である。この結果、使用型数が増え
るため、コスト高となる。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
2つの型でブラケットを型成形できるようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし2に記載の発明では、ブラケット
(3)は、長孔状の案内孔(3e)が形成された平面部
(3a)と、平面部(3a)から略垂直に伸びる垂直壁
部(3b)とからなり、ブラケット(3)の垂直壁部
(3b)において、平面部(3a)側端面の一部から貫
通孔(3c)部分まで、垂直壁部(3b)の厚み以上に
切り欠いた切欠部(3d)を、垂直壁部(3b)に型成
形で形成することにより、貫通孔(3c)を形成するこ
とを特徴としている。
【0006】このような構成によれば、切欠部(3d)
は、垂直壁部(3b)の平面部(3a)側端面に開口
し、かつ、案内孔(3e)の開口方向と同じ方向に切り
欠かれているため、ブラケット(3)を型成形する場
合、案内孔(3e)の開口方向で、かつ、垂直壁部(3
b)の伸びる方向(A)に抜く第1の型と、案内孔(3
e)の開口方向で、かつ、上記第1の型と反対方向
(B)に抜く第2の型だけで、ブラケット(3)を型成
形できる。
【0007】従って、従来必要としていた、切欠部(3
d)を形成するための中子型が必要ないため、ブラケッ
ト(3)を低コストで型成形することができる。また、
アジャストボルト(4)をシャフト(5)の一端に結合
する組付け作業において、貫通孔(3c)が、切欠部
(3d)および平面部(3a)により囲まれているの
で、このアジャストボルト(4)が上記作業中にブラケ
ット(3)の垂直壁部(3b)から倒れることはなく、
作業効率をよくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のベルト張力調整装
置の実施形態を図に基づいて説明する。図1(a)に示
す本発明のベルト張力調整装置は、エンジンの回転動力
を、クランクプーリ(図示しない)を介して、車両用冷
凍サイクルのコンプレッサ用電磁クラッチ(図示しな
い)等へ伝達するベルト伝達機構に設けられている。こ
れは、ベルト1をプーリ2により支持するもので、この
プーリ2が、ブラケット3を介してエンジンブロック
(図示しない)に固定されている。
【0009】なお、図1(a)では、アジャストボルト
4の頭部4a近傍の構造を分かりやすくするため、この
頭部4aがブラケット3の上面部3bから開離した状態
で示してあるが、実際にベルト張力調整装置として上記
ベルト伝達機構に設けられる際には、図2に示す概略断
面図のように、アジャストボルト4の頭部4aが、ブラ
ケット3の上面部3bに支持された状態で、アジャスト
ボルト4が配置される。
【0010】そして、ブラケット3の平面部3aに対し
て略平行に設けられたアジャストボルト4に沿って、シ
ャフト5を図1中上下方向に移動させることにより、こ
のシャフト5に設けられたプーリ2に懸かるベルト1の
張力を調整している。以下、ベルト張力調整装置の具体
的構造について説明する。図1(a)において、ブラケ
ット3はアルミ合金材料からなり、鋳型成形にて形成さ
れている。このブラケット3は、長孔状の案内孔3eが
形成された平面部3aと、この平面部3aの端面からそ
れぞれ略垂直に伸びる上面部(垂直壁部)3b、およ
び、側面部3gを備えている。そして、上面部3bに
は、平面部3aと略平行方向に貫通する貫通孔3cが形
成されており、この貫通孔3cに、アジャストボルト4
が回動可能に嵌合されている。因みに、貫通孔3cの幅
wは、アジャストボルト4に一体成形されたフランジ部
4bの径よりも小さく構成されている。
【0011】そして、貫通孔3cは、ブラケット3の上
面部3bに、U字形状の切欠部3dを設けることで、形
成されるようになっている。具体的に、この切欠部3d
は、上面部3bにおいて、平面部3a側端面から貫通孔
3c部分まで、上面部3bを上面部3bの厚みに、幅w
のU字形状に切り欠いた形状である。この結果、貫通孔
3cは、U字形状の切欠部3dと平面部3aとで構成さ
れるD字形状となる。
【0012】また、図2において、アジャストボルト4
の雄ネジ(ネジ)4cと、ネジ結合部5aの雌ネジ(ネ
ジ)5bとにより、アジャストボルト4にシャフト5が
移動可能に結合されている。また、ブラケット3の平面
部3aには、長孔状の案内孔3eが形成されており、こ
の案内孔3eをシャフト5が略垂直に貫通している。な
お、ブラケット3の平面部3aにおいて案内孔3eの周
囲に相当する部分は、プーリ2側に向かって突出した形
状となっている。また、図1(a)において、シャフト
5の他端には、プーリ2がベアリング(図示しない)を
介して回動可能に設けられており、シャフト5の他端側
先端にナット7を締めつけることにより、上記ベアリン
グの内輪部分をブラケット3の平面部3aに対して固定
している。
【0013】そして、このベルト張力調整装置の組付け
方法としては、まず、シャフト5の他端側に、上記ベア
リングを介してプーリ2を回動可能に固定し、かつ、ボ
ルト7を軽く固定してから、ブラケット3の案内孔3e
にシャフト5を通す。そして、ブラケット3の貫通孔3
cにアジャストボルト4を通し、このアジャストボルト
4の雄ネジ4c(図2参照)をネジ結合部5aの雌ネジ
5b(図2参照)にネジ込んでいく。
【0014】そして、本実施形態では、図1(b)に示
すように、切欠部3dが、上面部3bの平面部3a側端
面に開口し、かつ、案内孔3eの開口方向と平行な方向
に切り欠いたU字形状であるため、ブラケット3を鋳型
成形する際、案内孔3eの開口方向と平行な方向で、か
つ、上面部3bの伸びる方向(図1(b)中矢印A方
向)に抜く第1の型と、案内孔3eの開口方向と平行な
方向で、かつ、上記第1の型と反対方向(図1(b)中
矢印B方向)に抜く第2の型との2つの型だけで、ブラ
ケット3を型成形できる。つまり、切欠部3dを、第2
の型にて同時に形成することができる。なお、ブラケッ
ト3の図示していない部分も、第1の型および第2の型
にて型抜き可能な形状となっている。
【0015】また、アジャストボルト4をシャフト5の
一端にネジ結合する組付け作業において、図3(a)に
示す従来技術では、切欠部3dが、上面部3bの端面3
fに開口した形状で、案内孔3eの開口方向と垂直方向
に切り欠かれているため、アジャストボルト4がブラケ
ット3の上面部3bから倒れやすく、作業効率が悪いと
いう問題があった。
【0016】これに対して、図1(a)に示す本実施形
態では、貫通孔3cが、切欠部3dおよび側面部3aに
囲まれているため、上記作業において、アジャストボル
ト4がブラケット3の上面部3bから倒れることはな
く、作業効率をよくすることができる。なお、上記実施
形態において、切欠部3dは、案内孔3eの開口方向と
平行な方向に切り欠いたU字形状であったが、本発明は
これに限定されることはなく、上記第2の型の型抜き方
向に向かって幅が広がるような切欠形状であってもよ
い。具体的には、上記第2の型の型抜き方向に向かって
テーパ状に幅が広がるような切欠形状であってもよい
し、上記第2の型の型抜き方向に向かって階段状に幅が
広がるような切欠形状であってもよい。
【0017】また、本実施形態において、上面部3bを
上面部3bの厚みに切り欠いて、貫通孔3cを形成した
が、本発明はこれに限定されることはなく、上面部3b
を上面部3bの厚み以上に切り欠いて、貫通孔3cを形
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のベルト張力調整装置の部分
斜視図で、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図2】本発明のベルト張力調整装置の部分断面図であ
る。
【図3】(a)は、従来のベルト張力調整装置の部分斜
視図で、(b)は(a)の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…ベルト、3…ブラケット、3a…平面部、3b…上
面部(垂直壁部)、3c…貫通孔、3d…切欠部、3e
…案内孔、4…アジャストボルト、5…シャフト、6…
プーリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型成形で形成されるブラケット(3)
    に、 長孔状の案内孔(3e)が形成された平面部(3a)
    と、 前記平面部(3a)から略垂直に伸びる垂直壁部(3
    b)とを備え、 前記垂直壁部(3b)には、前記平面部(3a)と略平
    行方向に貫通する貫通孔(3c)が形成され、 前記貫通孔(3c)には、アジャストボルト(4)が嵌
    合しており、 前記アジャストボルト(4)には、前記案内孔(3e)
    を貫通するシャフト(5)の一端がネジ(4c、5b)
    により移動可能に結合され、 前記シャフト(5)の他端側に、ベルト(1)を支持す
    るプーリ(6)を回動可能に備えたベルト張力調整装置
    において、 前記垂直壁部(3b)の前記平面部(3a)側端面の一
    部から、前記貫通孔(3c)部分まで、前記垂直壁部
    (3b)の厚み以上に切り欠いた切欠部(3d)を、前
    記垂直壁部(3b)に型成形で形成することにより、前
    記貫通孔(3c)を形成することを特徴とするベルト張
    力調整装置。
  2. 【請求項2】 前記切欠部(3d)の形状は、前記垂直
    壁部(3b)の前記平面部(3a)側端面の一部から、
    前記貫通孔(3c)部分まで伸びるU字形状であり、 前記貫通孔(3c)の形状は、前記切欠部(3d)と前
    記平面部(3a)とで構成されるD字形状であることを
    特徴とする請求項1に記載のベルト張力調整装置。
JP34127695A 1995-12-27 1995-12-27 ベルト張力調整装置 Withdrawn JPH09177914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34127695A JPH09177914A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ベルト張力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34127695A JPH09177914A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ベルト張力調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09177914A true JPH09177914A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18344805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34127695A Withdrawn JPH09177914A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 ベルト張力調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09177914A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1094096C (zh) * 1999-08-31 2002-11-13 现代自动车株式会社 用于驱动车辆空调压缩机的皮带传动装置
EP1645779A3 (de) * 2004-10-09 2007-04-25 Bayerische Motorenwerke Aktiengesellschaft Spannrollenanordnung für einen Endlostrieb an einer Brennkraftmaschine, insbesondere Linearspanner für Keilrippenriemen
CN104847854A (zh) * 2015-05-13 2015-08-19 安徽安凯汽车股份有限公司 一种过渡轮安装机构
CN108644331A (zh) * 2018-05-11 2018-10-12 临沂市沃达机械有限公司 一种纺织机械用过桥轮

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1094096C (zh) * 1999-08-31 2002-11-13 现代自动车株式会社 用于驱动车辆空调压缩机的皮带传动装置
EP1645779A3 (de) * 2004-10-09 2007-04-25 Bayerische Motorenwerke Aktiengesellschaft Spannrollenanordnung für einen Endlostrieb an einer Brennkraftmaschine, insbesondere Linearspanner für Keilrippenriemen
CN104847854A (zh) * 2015-05-13 2015-08-19 安徽安凯汽车股份有限公司 一种过渡轮安装机构
CN108644331A (zh) * 2018-05-11 2018-10-12 临沂市沃达机械有限公司 一种纺织机械用过桥轮

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6397524B1 (en) Door glass raising and falling apparatus
JPH09177914A (ja) ベルト張力調整装置
JPH06278096A (ja) パンチング金型
US6971168B2 (en) Compressor valve plate
US6679664B2 (en) Plate nut assembly
WO2008031274A1 (fr) Dispositif de réglage d'un meuble de type siège ou inclinable
US6553606B1 (en) Motor device to be easily fixed to frame
KR20030008230A (ko) 컴퓨터 픽업 프레임 제조용 프로그레시브 금형 및 그의스트립레이아웃
JPH08270565A (ja) ベルト駆動形往復圧縮機のベルトガードセット
US4519235A (en) Louver tool
FR2488534A3 (fr) Procede d'obtention d'une poulie multigorges et poulie ainsi obtenue
JPH0729335Y2 (ja) ベルト伝動装置のバネ加圧式テンション装置
JPH06154926A (ja) ラチェット歯を備えた板金部品の製造方法
JP3531692B2 (ja) シュラウドに対する防振部材の取付構造
CN213944489U (zh) 一种金属制品生产切边模具
CN217916931U (zh) 一种轮径可调式压力机轮毂
CN217991094U (zh) 一种紧固件加工切割装置
CN219543443U (zh) 一种行线槽底孔冲孔设备
KR200331008Y1 (ko) 샤시 절단 가공장치
CN216803838U (zh) 一种装配式模台振捣加固装置
CN114784592B (zh) 一种线缆压端子机
CN220742238U (zh) 一种模具调节机构
US5123299A (en) Gear box of air fan
CN211101097U (zh) 一种复合冲头速拆精密结构
JPS605955Y2 (ja) パ−ツフオ−マにおけるノツクアウトピンの突出量調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040728