JPH09175979A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH09175979A JPH09175979A JP34101495A JP34101495A JPH09175979A JP H09175979 A JPH09175979 A JP H09175979A JP 34101495 A JP34101495 A JP 34101495A JP 34101495 A JP34101495 A JP 34101495A JP H09175979 A JPH09175979 A JP H09175979A
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Abstract
化処理された粉体を含有する化粧料。 【効果】 皮膚への密着性が高く、均一で美しい仕上り
が得られ、かつ延展性、非粘着性等に優れるものであ
る。
Description
高く、均一で美しい仕上りが得られ、かつ延展性、非粘
着性及び化粧持続性に優れた化粧料に関する。
使用する大きな目的の一つとして美しい肌を創り上げる
ことが挙げられる。その際、化粧料の密着性、塗布面の
均一性・なめらかさ、持続性が大いに問題にされるが、
従来の化粧料では密着性、持続性等の向上は必ずしも、
仕上りの美しさ、使用感の良さに通じるものではなかっ
た。すなわち、従来の化粧料においては、密着性向上成
分として(1)含有粉体の形状、粒径、表面処理方法及
び表面処理剤を改良したもの、(2)高粘性油剤、界面
活性剤、(3)高分子化合物(高融点ポリマー、増粘
剤、接着剤)等が配合されていたが、含有粉体を改良す
るためにその形状を多孔性のものに変えたり、粒径を微
細化すること等は、系の増粘を招き、延展性が阻害され
るという問題があった。また、油剤、界面活性剤、高分
子化合物を配合(特開平5−58840号公報)する
と、密着性は向上するものの、油性感、ベタつき、剥離
性、ヨレ性が悪化し、効果の有効性を希求するほど使用
感や化粧持続性が悪化するという問題があった。更に、
使用感を悪化させないで密着性を向上させる技術とし
て、含有粉体をコラーゲン(特開昭62−209011
号公報)、キトサン等の水溶性多糖類で表面処理する方
法も開示されているが、処理剤が親水性であるため、塗
布後の耐水性が低下し、化粧持続性が悪化するという問
題があった。
は、皮膚への密着性が高く、均一な仕上りが得られ、か
つ延展性、非粘着性及び化粧持続性等に優れた化粧料を
提供することにある。
おいて、鋭意検討を重ねた結果、酸性ヘテロ多糖類と疎
水化処理粉体とを配合した化粧料が、皮膚への密着性が
高く、均一な仕上りが得られ、かつ延展性、非粘着性及
び化粧持続性に優れるものであることを見出し、本発明
を完成するに至った。
(B): (A)酸性ヘテロ多糖類、(B)疎水化処理粉体を含有
することを特徴とする化粧料を提供するものである。
ヘテロ多糖類としては、ポリアンテス属(Polianthes
L.)に属する植物カルス由来の酸性ヘテロ多糖類、キサ
ンタンガム、カチオン化セルロース、ヒアルロン酸ナト
リウム、アルギン酸、カルボキシメチルキチン、カルボ
キシメチルセルロース及びアイオータカラギーナンから
選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましく、ポ
リアンテス属に属する植物カルス由来の酸性ヘテロ多糖
類が特に好ましい。このポリアンテス属に属する植物カ
ルス由来の酸性ヘテロ多糖類は、例えば、特開昭64−
10997号公報記載の方法に従って、ポリアンテス属
に属する植物から誘導されるカルスを培養し、得られた
培養物から採取することができる。ポリアンテス属に属
する植物としては、チューベローズ(Polianthes tuber
osa L.)が好ましい例として挙げられる。
ューベローズの場合、次の如き方法が挙げられる。すな
わち、チューベローズの花等の一部を外植片としてLins
maier-skoog の基本培地に植物ホルモンとして10-5M
のオーキシン及び10-6Mのサイトカイニンを添加し、
更に炭素源として3%のサッカロースを添加した培地を
用いたカルスを誘導した後、継代培養を行い、更に上記
カルス培養培地と同様の成分からなる液体培地を用いて
振とう培養する。その後、培養液から遠心分離又は濾過
等によって細胞を除去し、培養液をロータリーエバポレ
ーター等を用いて濃縮し、濃縮液にエタノール、アセト
ン等の溶媒を加えて沈澱させ、沈澱物を凍結乾燥するこ
とにより酸性多糖類を分離、取得することができる。
属する植物のカルス由来の酸性ヘテロ多糖類としては、
例えば特開昭64−10997号公報に記載のアラビノ
ース、マンノース、ガラクトース、キシロース及びグル
クロン酸を構成成分とするものが挙げられる。
以外の酸性ヘテロ多糖類としては、市販のものを用いる
ことができる。キサンタンガムとしては「サンエース
C−S」(三栄化学製)、「ネオソフトXK」(太陽化
学製)、「エコーガムBT」(大日本製薬製)などが、
カチオン化セルロースとしては「カチセロH60」(花
王製)などが、ヒアルロン酸ナトリウムとしては「ヒア
ルロン酸ナトリウム」(チッソ製)、「デンカヒアルロ
ン酸」(電気化学工業製)などが、アルギン酸としては
「キミツアルギン I−3F」(君津化学工業製)など
が、カルボキシメチルキチンとしては「CM−キチン
139T」(片倉チッカリン製)、「キチンリキッド
HV−10」(一丸ファルコス製)などが、カルボキシ
メチルセルロースとしては「CMC−12M31PT
P」(ハーキュリーズ・ファー・イースト製)などが、
アイオータカラギーナンとしては「カラギニン CS−
56」、「カラギニン CS−222」(いずれも三栄
化学工業製)などが挙げられる。
に0.0001〜15重量%(以下、「%」で示す)で
あるのが好ましく、特に0.001〜5%、更に0.0
01〜1%配合すると、密着性が向上するので好まし
い。
理粉体は通常化粧料に用いられる疎水性粉体のみなら
ず、粉体の表面を疎水化処理したものも含まれる。ここ
で、疎水化処理される母粉体としては、通常の化粧料に
用いられる粉体、色素等であれば特に制限されず、粉体
としては、例えばタルク、マイカ、カオリン、セリサイ
ト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチ
ア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、珪藻土、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウ
ム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸ストロンチ
ウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、
含水珪酸、無水珪酸、酸化マグネシウム、ベントナイ
ト、ゼオライト、セラミックスパウダー、水酸化アルミ
ニウム、硫酸バリウム等の無機粉体;ナイロンパウダ
ー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミ
ンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、四フ
ッ化エチレンパウダー、微結晶性セルロース、コメデン
プン、ラウロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシウ
ム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性剤金属塩
粉体;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化
鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸化
鉄、カーボンブラック、マンゴバイオレット、コバルト
バイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、コバルトチ
タン、群青、紺青等の無機着色粉体;酸化チタンコーテ
ィング雲母、酸化チタンコーティングオキシ塩化ビスマ
ス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーティングタル
ク、魚鱗箔、着色酸化チタンコーティング雲母等のパー
ル顔料;アルミニウムパウダー、ステンレスパウダー、
カッパーパウダー等の金属粉末などの化粧品に汎用され
る粉体が挙げられる。
色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202
号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色
226号、赤色227号、赤色228号、赤色230
号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5
号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色
401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色4
04号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色
205号、橙色201号、橙色203号、橙色204
号、橙色206号、橙色207号等のタール色素;カル
ミン酸、ラッカイン酸、ブラジリン、クロシン、コチニ
ール等の天然色素などの化粧品に汎用される色素が挙げ
られる。
水化処理剤としては、例えばシリコーン油、脂肪酸金属
塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩
又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)の脂肪
族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロアルキルエチル
リン酸などが挙げられる。
常の化粧料等に用いられるものであれば特に制限され
ず、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン等のS
i−H基を含むシリコーンオイル、Si−OH基を含む
シリコーンオイル、環状ジメチルポリシロキサン、ジメ
チルシリコーン等が挙げられ、具体的には、ジメチルポ
リシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロ
キサン、環状メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジ
メチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロ
キサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオ
キシプロピレン)シロキサン共重合体、ミリスチルシリ
コーン、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロ
キサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオ
キシシロキサン共重合体、メチルポリシロキサンエマル
ジョン、シリコーン樹脂、シリコーングリース、ポリエ
ーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコー
ン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性
シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フェノー
ル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン等が挙げ
られる。
18の脂肪酸のものが好ましく、またそれらの塩として
は例えばカルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウ
ム等の塩が挙げられ、就中、特にアルミニウム塩が好ま
しい。従って脂肪酸金属塩のうち、特に好ましいものと
しては、アルミニウムモノステアレート、アルミニウム
ジステアレート、アルミニウムモノオレエート、アルミ
ニウムモノパルミテート、アルミニウムモノラウレート
等が挙げられるがこれらの例に限定されない。
塩又はアミン塩としては、一般式(8)又は(9)で表
わされるものが挙げられ、例えばジセルリン酸、モノラ
ウリルリン酸、モノラウリルリン酸のナトリウム塩、カ
リウム塩又はアミン塩、ジセチルリン酸のナトリウム
塩、カリウム塩又はアミン塩等が挙げられる。
不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、X4 及び
X5 は水素原子、アルカリ金属原子又はアミンを示
す。)
飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、
X6 は水素原子、アルカリ金属原子又はアミンを示
す。)
16で示される炭化水素基は、炭素数1〜45のものであ
るが、特に炭素数8以上のものが好ましい。炭素数8未
満であると、そのアルキルリン酸金属塩が粘着性を示
し、滑沢性、延展性が低下する傾向がある。かかる炭化
水素基としては、例えばオクチル、ノニル、デシル、ド
デシル、ウンデシル、トリデシル、テトラデシル、ペン
タデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシ
ル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、ドコシ
ル、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサ
コシル、ヘプタコシル、オタコシル、ノナコシル、トリ
アコンチル、ヘントリアコンチル、ドトリアコンチル、
オクテニル、ノネニル、デセニル、ドデセニル、ウンデ
セニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニ
ル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニ
ル、ノナデセニル、エイコセニル、ヘンエイコセニル、
ドコセニル、トリコセニル、テトラコセニル、ペンタコ
セニル、ヘキサコセニル、ヘプタコセニル、オクタコセ
ニル、ノナコセニル、トリアコンテニル、ヘントリアコ
ンテニル、ドトリアコンテニル、オクタジエニル、ノナ
ジエニル、デカジエニル、ドデカジエニル、ウンデカジ
エニル、トリデカジエチル、テトラデカジエニル、ペン
タデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエ
ニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエニル、エイコ
サジエチル、ヘンエイコサジエニル、ドコサジエニル、
トリコサジエニル、テトラコサジエニル、ペンタコサジ
エニル、ヘキサコサジエニル、ヘプタコサジエニル、オ
クタコサジエニル、ノナコサジエニル、トリアコンタジ
エニル、ヘントリアコンタジエニル、ドトリアコンタジ
エニル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルウンデシ
ル、2−デシルテトラデシル、2−ウンデシルヘキサデ
シル、2−テトラデシルオクタデシル基等が挙げられ
る。また、上記一般式(8)及び(9)中、X4〜X6
で示されるアルカリ金属原子としては、カリウム、ナト
リウム等が挙げられ、X4〜X6 で示されるアミンとし
ては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モ
ルホリン、アルギニン等が挙げられる。
シル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミノ酸として
は、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチン、リジン、アル
ギニン、ヒスチジン等が挙げられる。これらは光学活性
体であってもラセミ体であってもよい。長鎖脂肪族アシ
ル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又
は分岐鎖脂肪族アシル基であって、単一長鎖のものであ
っても混合長鎖のものであっても良い。具体的には、2
−エチルヘキサノイル、カプリロイル、カプロイル、ラ
ウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイ
ル、イソステアロイル、オレオイル、ベヘノイル、ココ
イル、牛脂脂肪酸アシル、硬化牛脂脂肪酸アシル等が挙
げられる。長鎖アシル基の塩基性アミノ酸への結合部位
はα位のアミノ基あるいはω位のアミノ基であるが、ア
ルギニン及びヒスチジンにおいてはα位のアミノ基に限
定される。具体例としては、Nε−2−エチルヘキサノ
イルリジン、Nε−ラウロイルジリン、Nε−ココイル
リジン、Nε−パルミトイルリジン、Nε−イソステア
ロイルリジン、Nε−硬化牛脂脂肪酸アシルリジン、N
α−カプリロイルリジン、Nα−ラウロイルリジン、N
α−ミリストイルリジン、Nα−オレオイルリジン、N
α−ベヘノイルリジン、Nδ−ココイルオルニチン、N
δ−ステアロイルオルニチン、Nδ−牛脂脂肪酸アシル
オルニチン、Nα−エチルヘキサノイルオルニチン、N
α−ラウロイルオルニチン、Nα−イソステアロイルオ
ルニチン、Nγ−パルミトイル−α,γ−ジアミノ酪
酸、Nα−牛脂脂肪酸アシル−α,γ−ジアミノ酪酸、
Nα−カプロイルアルギニン、Nα−ラウロイルアルギ
ニン、Nα−パルミトイルアルギニン、Nα−硬化牛脂
脂肪酸アシルアルギニン、Nα−ココイルヒスチジン、
Nα−イソステアロイルヒスチジン等が挙げられる。
ては、次式(10)
オロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、直鎖又は分岐状でも、単一鎖長のものでも、混合鎖
長のものであってもよい。dは1〜12の整数を示し、
eは1〜3の数を示す。M1 は水素、金属、アンモニウ
ム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンを示す)で表
わされるパーフルオロアルキル基含有リン酸エステル
(米国特許第3632744号参照)、フルオロアルキ
ルリン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル
体及びジエステル体(特開昭62−250074号公報
参照)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭
55−167209号公報参照)、四弗化エチレン樹
脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化
合物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫
酸塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキ
ルシラン(特開平2−218603号公報参照)等で処
理された粉体を挙げることができる。これらのなかで
も、一般式(10)中、Rf が炭素数5〜18のパーフ
ルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を
示し、dが1〜4の整数を示し、eが1〜2の数を示
し、M1 が水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウ
ム等の水溶性カチオンであるパーフルオロアルキル基含
有エステルで処理された粉体が好ましい。
ては、通常行われるいずれの方法でもよい。例えば、母
粉体をシリコーン油で処理する方法としては、例えば前
記シリコーン油の1種又は2種以上を適量のヘキサン等
に溶解したものに母粉体を分散させ、溶剤留去後100
〜200℃で2〜10時間処理し、その後乾燥する方法
が挙げられる。母粉体をアルキルリン酸で処理する方法
としては、式(8)、(9)中、X1 及びX2 又はX3
が水素である場合、例えば前記したアルキルリン酸をイ
ソプロピルアルコールやヘキサン等の溶剤で溶解したも
のに母粉体を分散させ、50〜70℃で1〜3時間処理
し、その後溶剤留去後乾燥する方法が挙げられる。ま
た、式(8)、(9)中、X4 あるいはX5 及びX6 が
水素以外である場合(アルカリ金属原子又はアミンであ
る場合)は、例えば上記したアルキルリン酸のアルカリ
金属塩又はアミン塩を水に溶解したものに母粉体を分散
させ、50〜70℃で1〜3時間処理し、その後適当な
酸で中和した後、熱時濾過し、エタノール水溶液で洗浄
後、乾燥する方法が挙げられるが、母粉体を疎水化処理
する方法はこれらの例に限定されない。
アミノ酸で処理する方法としては乾式法及び湿式法のい
ずれの方法も用いることができる。乾式法は簡便かつ効
果的であって、N−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ
酸の微細粉末を母粉体と攪拌混合するか、若しくはN−
モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸と母粉体を混合し
た後、共粉砕することによって、母粉体の表面を容易に
処理できる。湿式法はN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性
アミノ酸が中性付近の水及び通常の油に殆ど溶解しない
ため、塩化カルシウムを可溶化剤として用いてN−モノ
長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸を有機溶剤に溶解した
後、母粉体を接触させ、更に水洗して塩化カルシウムを
除去して乾燥することにより、母粉体の表面を処理でき
る。あるいは酸性若しくはアルカリ性の水又は水性溶媒
中にN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸を溶解し
て母粉体を接触させた後、中性付近まで中和して母粉体
表面にN−モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸を析出
付着させ、中和によって生じた塩を水洗により除去し、
乾燥することによっても同様の表面処理ができる(特開
昭61−7202号、同61−10503号)。
常の方法に従って行えばよく、例えばコアセルベーショ
ン法、トッピッグ法等の湿式処理法や、スプレードライ
法、CVD法等の乾式処理法を用いて処理することがで
きる。
又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成
中に0.01〜99%配合するのが好ましく、特に0.
1〜99%、更に1〜95%配合すると、化粧もちに優
れ、使用感も良好であるので好ましい。また、パウダー
型ファンデーションの場合には20〜95%配合するの
が好ましく、リキッド型ファンデーションの場合には1
〜40%配合するのが好ましい。
処理する疎水化処理剤の処理量は、母粉体に対して0.
05〜20%、特に1〜10%であるのが好ましい。こ
の範囲内であれば、充分な疎水性と良好な感触が得られ
る。
2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に1
〜90%配合するのが好ましく、特に5〜70%配合す
ると満足できる化粧効果が得られ好ましい。
分(B)に加えて、更に成分(C)として以下に示すア
ミド誘導体(1)〜(4)を配合することができ、化粧
料の密着性向上の点から好ましい。成分(C)のうち、
アミド誘導体(1)は次の一般式(1)
は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R2 は
炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭
化水素基を示す。)で表わされるものである。
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナ
デシル、イコシル、ヘンイコシル、ドコシル、トリコシ
ル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、デセ
ニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テト
ラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタ
デセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、イコセニ
ル、ヘンイコセニル、ドコセニル、トリコセニル、テト
ラコセニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニル、デカジ
エニル、ウンデカジエニル、ドデカジエニル、トリデカ
ジエニル、テトラデカジエニル、ペンタデカジエニル、
ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエニル、オクタデカ
ジエニル、ノナデカジエニル、イコサジエニル、ヘンイ
コサジエニル、ドコサジエニル、トリコサジエニル、テ
トラコサジエニル、ペンタコサジエニル、ヘキサコサジ
エニル、イソヘキサデシル、2−ヘキシルデシル、2−
オクチルウンデシル、2−デシルテトラデシル等の基が
挙げられる。
のもの、中でも炭素数10〜20の飽和のもの、特に炭
素数12〜18の飽和のものが好ましい。
して例示した基からヘキサコシル、ヘキサコセニル、ヘ
キサコサジエニルを除き、ノニル、ノネニル、ノナジエ
ニルを加えた基等が挙げられる。
もの、中でも炭素数9〜20の飽和のもの、特に炭素数
9〜18の飽和のものが好ましい。
ば、ポリッシュ・ジャーナル・オブ・ケミストリー(Po
l. J. Chem.)52,1059(1978):同52,
1283(1978):特開昭54−117421号公
報、同54−144308号公報、同54−14793
7号公報、同62−228048号公報、同63−21
6852号公報〕に準じて製造することができる。すな
わち、次に表わされる反応式に従って、グリシジルエー
テルとエタノールアミンから得られる化合物(11)を
脂肪酸メチルエステルと反応させることによって製造す
ることができる。
る。) 成分(C)のうち、アミド誘導体(2)は次の一般式
(2)
個以上の水酸基が置換していてもよい炭素数8〜26の
直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示
す。)で表わされるものである。
して例示した基に加えて、オクチル、ノニル、オクチニ
ル、ノネニル、オクタジエニル、ノナジエニル、1,3
−ヒドロキシオクチル、1,3,5−トリヒドロキシヘ
キサコシル、1,3−ジヒドロキシノネニル、1,3,
5−トリヒドロキシヘキサコセニル、1,3−ジヒドロ
キシノナジエニル、1,3,5−トリヒドロキシヘキサ
コサジエニル等の基が挙げられる。
26のもの、中でも炭素数8〜20の飽和のもの、特に
炭素数8〜16の飽和のものが好ましい。
次の一般式(3)
−CH=CH−又は−CHOY−を示し、R4 は炭素数
1〜49の直鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは不飽和の
炭化水素基又は式(5)
25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を
示し、R5 、R7 、R8 及びR9 はそれぞれ水素原子又
は炭素数1〜25の直鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは
不飽和の炭化水素基を示し、mは0又は1であり、Yは
水素原子又は式(6)
は20〜40の整数であり、zは0〜4の整数であ
る。)で表わされる脂肪族残基を示し、aは7〜49の
整数であり、bは10〜98の整数である。〕で表わさ
れるものである。
ましい。R4 として具体的には、前記R及びR3 と同様
の基に加えて、メチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ル、イソブチル等の基が挙げられ、これらのうちメチル
基が好ましい。R6 として具体的には、前記R2 と同様
の基が挙げられ、同様のものが好ましい。R5 、R7 、
R8 及びR9 の炭化水素基として具体的には、前記R2
として例示した基に加えて、メチル、エチル、プロピ
ル、n−ブチル、イソブチル等の基が挙げられる。この
うち、炭素数1〜20のもの、中でも炭素数1〜12の
飽和のもの、特に炭素数1〜10の飽和のものが好まし
い。xは12〜20 が好ましく、yは20〜40が好
ましく、zは0又は1〜4が好ましく、aは7〜25が
好ましく、bは10〜50が好ましい。
次の一般式(4)
示し、R10は炭素数9〜25の直鎖若しくは分岐鎖の飽
和若しくは不飽和の炭化水素基又は式(5)で表わされ
る基を示し、R11は炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の
飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R12は水素原子、
−(CH2)cCOOH(ここでcは1〜8の整数)で表
わされる基又は式(7)
素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数1〜5の
ヒドロキシルアルキル基を示し、dは0〜4の整数であ
り、gは0〜4の整数である。)で表わされる基を示
し、nは0〜4の整数であり、pは0〜4の整数であ
る。〕で表わされるものである。
は、R2 と同様の基が挙げられ、同様のものが好まし
い。R10としてはこの他に炭素数9〜20のものが好ま
しい。X1 、X2 及びX3 として具体的には、メチル、
エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチル、ヒドロキ
シメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル等の
基が挙げられる。cは1〜6が好ましく、dは0〜4が
好ましく、gは0又は1が好ましい。
は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、
全組成中に0.0001〜50%配合するのが好まし
く、特に0.01〜10%、更に0.01〜5%配合す
ると、密着性向上効果が得られ好ましい。
に応じて本発明の効果を阻害しない質的・量的範囲内
で、水、油剤、ワックス;非イオン性、カチオン性、ア
ニオン性等の界面活性剤;低級アルコール;多価アルコ
ール等の保湿剤;酸性ヘテロ多糖類以外の水溶性高分子
増粘剤、油溶性増粘剤;有機変性モンモリロナイト等の
鉱物性増粘剤;無機顔料や有機顔料等の色材;ビタミン
E、ビタミンEアセテート等の薬剤;クエン酸、クエン
酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、第2リン酸ナト
リウム等のpH調整剤;その他収斂剤、香料、酸化防止
剤、キレート剤、色素、防腐剤、紫外線吸収剤、無機あ
るいは有機の粉末、顆粒等の成分を適宜配合することが
できる。
ないが、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、フタル酸ジエチル、乳
酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン
酸セチル、乳酸セチル、l−イソステアロイル−3−ミ
リストイルグリセロール、コレステリルイソステアレー
ト、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−
エチルヘキシル、トリメチロールプロパントリイソステ
アレート、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−
2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、オレイ
ン酸−2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グ
リセロール、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エ
チルヘキサン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル
等のエステル類;2−ヘキシルデカノール、オレイルア
ルコール、2−オクチルドデカノール、バチルアルコー
ル、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコ
ール;スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、固形パ
ラフィン等の炭化水素;ユーカリ油、ハッカ油、オリー
ブ油、ヒマシ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ホホ
バ油、アボガド油、ラノリン、牛脂、豚脂、卵黄脂等の
油脂;その他ベンジルアルコール、フェニルエチルアル
コール、コレステロール、パルミチン酸デキストリン、
d−δ−トコフェロール、セレシン、マイクロクリスタ
リンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オ
レイン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、高級脂肪酸等の固型・半固型油脂;パーフルオロ
ポリエーテル等のフッ素含有油剤;ジメチルポリシロキ
サン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、高級アル
コール変性オルガノポリシロキサン、トリメチルシロキ
シシリケート等のシリコーン油などが挙げられる。かか
る油剤は1種又は2種以上を用いることができ、これら
を配合する場合には、全組成中に10〜90%配合する
のが好ましく、特に10〜85%、更に15〜80%が
好ましい。
が、ポリオキシエチレン(以下POEと略記)硬化ヒマ
シ油、POEアルキルエーテル、POE分岐アルキルエ
ーテル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪
酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POE
ソルビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油アル
キル硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、
POEアルキルリン酸エステル、脂肪酸アルカリ金属
塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリル
エーテル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、P
OEラウリルエーテルリン酸ナトリウム等の従来用いら
れている界面活性剤や、ポリエーテル変性シリコーン、
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン、
特開平4−108795号公報記載のシロキサン誘導体
等のシリコーン含有界面活性剤やパーフルオロアルキル
基を有する界面活性剤などを使用することができる。
しては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、それ以上のポリ
プロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコー
ル類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリ
セリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレンオ
キシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類の
EO、PO付加物、ガラクトース、フルクトース等の単
糖類とそのEO、PO付加物、マルトース、ラクトース
等の多糖類とそのEO、PO付加物、またポリオキシエ
チレンメチルグルコシド(EO 10以上)等のポリオ
キシアルキレンアルキルグリコシドが挙げられる。
することができ、油中水型乳化化粧料、水中油型乳化化
粧料、油性化粧料、固形化粧料等とすることができ、特
に油中水型乳化化粧料として好適である。
く、均一で美しい仕上りが得られ、かつ延展性、非粘着
性等に優れた使用感を付与することができる。
が、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。
製造し、皮膚の密着性、仕上り、使用感、化粧持続性を
評価した。
し、予め溶解・混合させた成分(1)〜(11)に加
え、分散混合する。このものに成分(12)〜(17)
を攪拌しながら添加して乳化し、油中水型液状ファンデ
ーションを調製した。
ンの性能について、専門パネラー10名により、「仕上
り感」、「使用感」、「化粧持続性」について、下記の
基準で実使用評価し、判定した。結果を表1に示す。
かな仕上り」、「仕上りのキメ細かさ」 使用感:「伸びの良さ」、「ベタつきのなさ」 化粧持続性:「化粧崩れのしにくさ」、「経時でのとれ
にくさ」、「経時でのくすみにくさ」
デシル基,R2 =ヘキサデシル基のもの *2:一般式(2)においてR=ヘキサデシル基,R3
=ドデシル基のもの *3:一般式(3)においてR4 =ヘキサデシル基,R
5 =H,R6 =デシル基,R7 =H,R8 =H,A=−
CH2−,m=1のもの *4:一般式(4)においてR10=ヘキサデシル基,R
11=デシル基,B=CHOH,R12=CH2COOH,
n=2,p=1のもの *5:Bはバランスを意味する。 *6:特開昭64−10997号公報の実施例1に準じ
て製造したもの。以後、このものは酸性ヘテロ多糖類と
いう。 *7:メチルハイドロジェンポリシロキサンにて5%被
覆したもの
水化処理粉体を含有する本発明の油中水型乳化化粧料
は、いずれも皮膚への密着性が高く、仕上り感・化粧持
続性に優れ、伸びが良く、ベタつきの少ない優れたもの
であった。
水型乳化化粧料(比較例1)は使用感は優れたものであ
ったが、密着性、仕上りの美しさ、均一性がやや劣り、
化粧持ちも劣るものであった。また、疎水化処理された
化粧料粉体単独(比較例2)では実施例と比較して性能
的に劣るものであった。更に、粉体を未処理のままで配
合したもの(比較例3)は酸性ヘテロ多糖類を含有した
ものであっても実施例と比較して性能的に全く劣るもの
であった。また、化粧料粉体を含有しないもの(比較例
4及び5)も同様であった。
粉体(8)〜(9)を分散させた後、予め溶解しておい
た成分(10)〜(15)を徐々に添加して乳化させ、
これを室温まで冷却し、化粧下地を調製した。
ョン)
粉体(9)〜(12)を分散させた後、予め加熱溶解し
ておいた成分(13)〜(18)を徐々に添加して乳化
させ、これを室温まで冷却し、乳液状ファンデーション
を調製した。
粉体(9)〜(12)を分散させた後、予め加熱溶解し
ておいた成分(13)〜(18)を徐々に添加して乳化
させ、これを室温まで冷却し、クリーム状ファンデーシ
ョンを調製した。
ン)
た後、これに、別に成分(10)〜(15)を予め混合
しておいたものを徐々に攪拌しながら添加し、スティッ
ク状ファンデーションを調製した。
合した後、金型に流し込み、口紅を調製した。
に、別に成分(1)〜(6)を予め混合しておいたもの
を徐々に攪拌しながら添加し、成分(13)〜(15)
も添加し、均一に混合する。これを金皿等の容器中に圧
縮成型し、固形状ファンデーションを調製した。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)酸性ヘテロ多糖類、(B)疎水化処理粉体を含有
することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 油中水型化粧料である請求項1記載の化
粧料。 - 【請求項3】 成分(A)を0.0001〜15重量
%、成分(B)を1〜90重量%含有する請求項1又は
2記載の化粧料。 - 【請求項4】 更に成分(C)として、次の一般式
(1)、(2)、(3)及び(4) 【化1】 (式中、R1 は炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の飽
和又は不飽和の炭化水素基を示し、R2 は炭素数9〜2
5の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示
す。) 【化2】 (式中、R及びR3 は同一又は異なって、1個以上の水
酸基が置換していてもよい炭素数8〜26の直鎖又は分
岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。) 【化3】 〔式中、Aは−CH2−、−CHOR9−、−CH=CH
−又は−CHOY−を示し、R4 は炭素数1〜49の直
鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又
は式(5) 【化4】 で表わされる基を示し、 R6 は炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽
和の炭化水素基を示し、R5 、R7 、R8 及びR9 はそ
れぞれ水素原子又は炭素数1〜25の直鎖若しくは分岐
鎖の飽和若しくは不飽和の炭化水素基を示し、mは0又
は1であり、Yは水素原子又は式(6) 【化5】 (式中、xは10〜20の整数であり、yは20〜40
の整数であり、zは0〜4の整数である。)で表わされ
る脂肪族残基を示し、aは7〜49の整数であり、bは
10〜98の整数である。〕 【化6】 〔式中、Bは−OCH2−又はCHOHを示し、R10は
炭素数9〜25の直鎖若しくは分岐鎖の飽和若しくは不
飽和の炭化水素基又は式(5)で表わされる基を示し、
R11は炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽
和の炭化水素基を示し、R12は水素原子、−(CH2)c
COOH(cは1〜8の整数)で表わされる基又は式
(7) 【化7】 (式中、X1 、X2 及びX3 はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜5のアルキル基又は炭素数1〜5のヒドロキシル
アルキル基を示し、dは0〜4の整数であり、gは0〜
4の整数である。)で表わされる基を示し、nは0〜4
の整数であり、pは0〜4の整数である。〕で表わされ
るアミド誘導体から選ばれる1種又は2種以上を含有す
る請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧料。 - 【請求項5】 成分(C)を0.0001〜50重量%
含有する請求項4記載の化粧料。 - 【請求項6】 成分(A)の酸性ヘテロ多糖類が、ポリ
アンテス属(Polianthes L.)に属する植物カルス由来
の酸性ヘテロ多糖類、キサンタンガム、カチオン化セル
ロース、ヒアルロン酸ナトリウム、アルギン酸、カルボ
キシメチルキチン、カルボキシメチルセルロース及びア
イオータカラギーナンから選ばれる1種又は2種以上で
ある請求項1〜5のいずれか1項記載の化粧料。
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010006781A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Kao Corp | 油中水型乳化化粧料 |
JP2013053088A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Pola Chemical Industries Inc | 粉体含有皮膚外用剤 |
JP2013071926A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Mandom Corp | 化粧料用組成物 |
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JP2015168662A (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-28 | 花王株式会社 | 油中水型乳化化粧料 |
WO2020162303A1 (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 疎水性アルギン酸粒子群及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34101495A patent/JP3342624B2/ja not_active Expired - Lifetime
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