JPH09168898A - 粉末磁場成形用金型装置 - Google Patents

粉末磁場成形用金型装置

Info

Publication number
JPH09168898A
JPH09168898A JP35026395A JP35026395A JPH09168898A JP H09168898 A JPH09168898 A JP H09168898A JP 35026395 A JP35026395 A JP 35026395A JP 35026395 A JP35026395 A JP 35026395A JP H09168898 A JPH09168898 A JP H09168898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
powder
punch
cavity
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35026395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shinoda
博 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP35026395A priority Critical patent/JPH09168898A/ja
Publication of JPH09168898A publication Critical patent/JPH09168898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2999/00Aspects linked to processes or compositions used in powder metallurgy

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粒子の配向性のよい磁気特性の優れた磁
石の製造が可能な粉末磁場成形用金型装置を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明の粉末磁場成形用金型装置は、キ
ャビティ4bの形成された非磁性体から成るダイ4と強
磁性体から成る上下一対のパンチ5,7とを備えた金型
を有し、そのキャビティ4b内に給粉された磁性粉体を
コイルによって着磁しながらパンチ5,7によって高い
圧力を加えて直接固めるものであり、磁性粉体の給粉さ
れたキャビティ4b内にエアを供給するエア供給手段2
1,22,23,24,25,26を設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ等に
使用される粉末磁場成形用金型装置に関し、特に、磁性
粒子の配向性のよい磁気性能の優れた磁石を成形する粉
末磁場成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカーのカーテン、住宅窓用
カーテン等を自動的に開閉する装置には、リニアモータ
が使用されている。このリニアモータは、フレキシブル
配線と磁石とで構成されるレール内を小型可動コイルが
自走するシステムであり、シンプルな構造で取付等が容
易で便利であるため、広く使用されるようになってい
る。具体的には、図15の断面図で示すようにレールカ
バー42の左内面に電源を供給するためのフレキシブル
配線41、集電ブラシ45を介して電流が供給される可
動コイル43、そして所定の着磁ピッチで配列されたフ
ェライト磁石44が固設されている。そして、このよう
なリニアモータで使用されるフェライト磁石44は、そ
の一例として、厚さ4.2mm、横12mm×縦25m
mの直方体状に成形されたものが直列に密接して接着さ
れて形成される。
【0003】ところで、このようなフェライト磁石44
の製造には、従来から湿式成形法と乾式成形法による成
形方法が採用されている。湿式成形法は、フェライト粒
子粉体を水と混練したグリーン状態でキャビティ内に注
入し、そこで励磁した後に加圧脱水を行って成形するも
のである。これに対して乾式成形法は、フェライト粒子
粉体に高い圧力を加えて直接固める方法であり、フェラ
イト粒子粉体と水を混練するものではない。そのため、
湿式成形法における混練グリーンの濃度管理、脱水成
形、成形品の乾燥、そして焼成後の脱水穴の研磨工程等
が省け、フェライト磁石を低コストで製造することが可
能である。
【0004】ここで、乾式成形法によってフェライト磁
石を成形する従来の粉末磁場成形用金型装置について簡
単に説明する。キャビティの形成されたダイは非磁性体
から成り、上下一対のパンチは強磁性体から成ってい
る。そして、金型の周囲には、フェライト粒子粉体を固
める際にパンチの移動方向に粒子が整列し配向性のよい
磁石が得られるよう、パンチの移動方向に強磁界が発生
するようにコイルが設置されている。そして、パンチで
フェライト粒子を固めてフェライト磁石を成形するが、
そうした場合、成形品がパンチを上下方向に移動させた
ときに強磁性体である上下一対のパンチのいずれかに吸
着されてしまい、フェライト磁石を金型から取り外すの
が困難となる。そこで、それを解決するために、成形後
にフェライト磁石に成形時とは逆向きの磁界をかけて脱
磁することが行われている。
【0005】このような従来の粉末磁場成形用金型装置
を利用した乾式成形法では、湿式成形法によって成形す
る際に必要となる脱水成形や乾燥等の手段を必要とせず
簡易な構成の装置とすることができ、また上記したよう
にフェライト磁石を低コストで提供することができる利
点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、湿式成形法で
は、水と磁性粉末材料を混練しているため磁性材料の粒
子間に水が入って励磁すると磁性材料の粒子が一方向に
配向し易いのに対し、乾式成形法では、フェライト粒子
粉体を固めるときに強い磁界をかけてフェライト粒子の
配向性を高めてはいるものの、磁性材料の粒子同志が直
接接触しているため配向しにくいという欠点があった。
従って、従来の粉末磁場成形用金型装置を利用した乾式
成形法によって成形された磁石は、磁気特性が十分とは
いえなかった。
【0007】そこで、本発明は、このような欠点を克服
すべく、磁性粒子の配向性のよい磁気特性の優れた磁石
の成形が可能な粉末磁場成形用金型装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の粉末磁場成形用
金型装置は、キャビティの形成された非磁性体から成る
ダイと強磁性体から成る上下一対のパンチとを備えた金
型と、該金型に磁場を形成するコイルとを有し、前記キ
ャビティ内に給粉された磁性粉体に対して前記パンチに
よって高い圧力を加えて直接固めるものであって、磁性
粉体の給粉された前記キャビティ内にエアを供給するエ
ア供給手段を設けたことを特徴とする。また、本発明の
粉末磁場成形用金型装置は、前記エア供給手段が、前記
上パンチ、下パンチまたは上下両パンチ内に形成された
エア供給孔であって、エア供給源に連通する太孔と、そ
の太孔から前記パンチ上端側面部に分離開孔した細孔と
から構成されたものであることが望ましい。
【0009】また、本発明の粉末磁場成形用金型装置
は、前記キャビティ内に給粉された磁性粉体を前記パン
チが圧縮する途中の過程で当該パンチを一時停止した時
点から、前記コイルへの印加電流が所定の最大値に到達
する時点まで前記エア供給手段から当該キャビティ内に
エアが供給されるものであることが望ましい。更に、本
発明の粉末磁場成形用金型装置は、前記エア供給手段に
よってキャビティ内に供給されるエア圧力が1.0〜
2.0kg/cm2 であることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した一実施
の形態である粉末磁場成形用金型装置を図面を用いて詳
細に説明する。図1に粉末磁場成形用金型装置1及びそ
の周辺装置の全体構成を概念図で示す。強磁性体からな
る下パンチプレート2が、金型装置の本体フレーム3に
固設されている。そして、非磁性体金属からなるダイで
あるダイプレート4が、下パンチプレート2、及びその
下パンチプレート2に複数個林立された下パンチ5,5
…に対して、上下方向に摺動可能に保持されている。ダ
イプレート4の中心部には、フェライト磁石Gを成形す
るための製品よりも焼結時の収縮代を見込んで若千大き
目めのキャビティ4b,4b…が、下パンチ5,5…に
対応して複数個穿設されている。
【0011】ダイプレート4は、移動シリンダ6により
上下に摺動され、そのダイプレート4の上部には上下方
向に移動可能な上パンチ7が付設されている。上パンチ
7は、下パンチ5に対応した数だけ上パンチプレート8
に林立されている。上パンチ7の上部には、その上パン
チ7を上下方向に移動させるための上部シリンダ9が上
パンチプレート8に付設されている。そして、ダイプレ
ート4及び上パンチプレート8の周囲には、成形するフ
ェライト粒子粉体に磁界を与えて配向性を高め、成形後
に脱磁を行うためのコイル10が配設されている。ダイ
プレート4の隣りには、成形されたフェライト磁石Gを
取り出すための取り出し装置11が配設されている。こ
の取り出し装置11は、ベルトコンベア12、フェライ
ト磁石Gを吸引する真空パッド13、真空パッド13を
ダイプレート4の上部まで移動させるための取り出しシ
リンダ14、真空パッド13に真空を与える真空ポンプ
15により構成されている。
【0012】次に、本発明の主要部である金型部分を説
明する。図2は、本発明の主要部である金型部分を示す
拡大断面図であり、図3は、その金型部分を構成する下
パンチを示した斜視図である。上述したように本実施の
形態の粉末磁場成形用金型装置1の金型部分は、下パン
チ5に対してダイプレート4に形成されたキャビティ4
bが嵌合され、その上部にはキャビティ4bに対して嵌
挿可能に上パンチ7が配設されている。下パンチ5の上
面(上パンチ7の下面も同様)には、図3に示すような
凹型が形成されている。そして下パンチ5及び上パンチ
7は、共に強磁性体金属を材料とし、本実施の形態では
ダイス鋼を用いて形成されている。
【0013】そして、この下パンチ5及び上パンチ7に
はエア供給手段としてのエア供給孔が形成されている。
具体的には、先ず、下パンチ5及び上パンチ7が固定さ
れた下パンチプレート2又は上パンチプレート8に、不
図示のエア供給源に連通した5mm径のエア孔21,2
2が形成されている。そして、そのエア孔21,22に
連通する同じく5mm径の未貫通のエア孔23,24
が、それぞれ下パンチ5及び上パンチ7に形成され、さ
らにそのエア孔23,24から上端又は下端近傍側面部
に開孔する1mm径の複数のエア孔25,25…,2
6,26…が形成されている。エア孔25,25…(エ
ア孔26,26…も同様)は、図3に示すように縦側面
に3個づつ、横側面には1個づつの計8個の開孔部25
a,25a…(開孔部26a,26a…)が設けられて
いる。またエア孔25,25…,26,26…は、エア
孔23,24から開孔部25a,25a…,26a,2
6a…に向けて傾斜して形成されているが、これはフェ
ライト粒子粉体Fが開孔部25a,25a…,26a,
26a…へ入り込まないように側面に設ける必要があ
り、供給されるエアが下パンチ5上方或は上パンチ7下
方へ吹き出す角度をとる必要があるためである。
【0014】次に、上記構成を有する粉末磁場成形用金
型装置1を用いてフェライト磁石Gを製造する方法につ
いて図4から図12により説明する。また、図13は、
この粉末磁場成形用金型装置1を用いてフェライト磁石
Gを製造する際の上パンチ7の昇降、ダイプレート4の
昇降、エアブロー、着磁そして脱磁の成形サイクル線図
を示したものである。なお、上パンチ7昇降及びダイプ
レート4は、上パンチ7下端、ダイプレート4上端の位
置関係を示し、エアブロー、着磁そして脱磁は、そのタ
イミングを示している。
【0015】図4に示すように、下パンチ5に対してダ
イプレート4が上昇し、下パンチ5とダイプレート4の
キャビティ4bとで凹部が形成されている。その凹部に
は、図5に示すように図示しない粉体供給装置よりフェ
ライト粒子粉体Fが給粉され、そこへ上パンチ7の下降
が開始される。
【0016】次に、図6に示すように、上部シリンダ9
が駆動して上パンチ7先端がダイプレート4に進入した
時点で、図13に示すように上パンチ7の下降が一時停
止する(a時点)。この上パンチ7が一時停止するタイ
ミングは、フェライト粒子粉体Fの圧縮過程で理論密度
が20〜30パーセントになった時点である。なお、本
実施の形態の粉末磁場成形用金型装置1によれば、フェ
ライト粒子粉体Fが圧縮され最終的に成形されるフェラ
イト磁石Gの理論密度は2.8である。そして、上パン
チ7が停止した後、不図示のエア供給源から供給された
エアがエア孔21,22、エア孔23,24を介してエ
ア孔25,25…,26,26…からキャビティ4b内
にエアが上方及び下方から吹き込まれ、エアブローが開
始される(b時点)。
【0017】次に、上パンチ7の下降が停止してエアブ
ローの継続中にコイル10に電流が流され、図7に示す
ようにフェライト粒子粉体Fに下方向に強い磁界Mが与
えられ着磁が開始される(c時点)。このときキャビテ
ィ4b内に吹き込まれたエアがフェライト粒子間の緩衝
を和らげるため、フェライト粒子が一定の方向に配向す
る際の抵抗が軽減され、フェライト磁石Gを構成する粒
子の配向性が高くなる。なお、エアブロー開始時(b)
と着磁開始時(c)とのタイミングをずらして、エアが
フェライト粒子間に入り込んで効果的に配向が行えるよ
うにしてある。また、フェライト粒子粉体Fが配向した
状態で安定するようにするためコイル10への電流が最
大になったところでエアブローは停止するが(d時
点)、このエアブローされた状態で着磁されるc−d間
は、0.5秒程度である。そして、エアブローを停止し
たところで、図8に示すように上パンチ7を再び下降さ
せてフェライト粒子粉体Fの加圧を行なう。
【0018】次に、図9に示すように、ダイプレート4
を上パンチ7と共に下方向に移動させて、フェライト粒
子粉体Fをさらに加圧する。ここで、ダイプレート4を
上パンチ7と共に移動させているのは、ダイプレート4
を移動させることにより、フェライト粒子粉体Fの密度
が均一化できるからである。そして、上パンチ7が最下
位置(e時点)まで達した後、コイル10への通電が切
られて着磁が終了する(f時点)。そして、上パンチ7
及びダイプレート4を移動してフェライト磁石Gが取り
出される前に、図10に示すように、コイル10に成形
時とは逆方向の電流が流され(g時点)、フェライト磁
石Gに逆方向の磁界Nが与えられることによって脱磁
(g−h間)が行われる。
【0019】次に、図11に示すように、ダイプレート
4を下方向にフェライト磁石Gの下面まで移動させる
(i時点)。そして、図12に示すように、上パンチ7
を上方向に移動させる(j時点)。このとき、複数ある
キャビティ4bのうち金型の中心部では磁束密度が高
く、周辺部では磁束密度が低いため場所によりフェライ
ト磁石Gの脱磁状態が異なってしまう。しかし、これ
は、上パンチ7の凹部表面に非磁性体であるハードクロ
ムメッキ層を形成しておくことにより、フェライト磁石
Gが磁力を有している場合でも当該ハードクロムメッキ
層のない下パンチ5に強く吸着されるため、上パンチ7
を移動させてもフェライト磁石Gを常に下パンチ5の凹
部に密着した状態で存在させることによって解決でき
る。
【0020】以上のようにしてフェライト磁石Gが成形
された後、成形されたフェライト磁石Gは常に下パンチ
5の所定の位置に存在するので、真空パッド13により
容易にコンベア12上に搬送される。フェライト磁石G
は、その後焼結炉で焼結されて、上記したリニアモータ
等に使用されるフェライト磁石とされる。すなわち、焼
結された状態で所定の外形寸法が正確に出来上がってい
るので、そのままリニアモータ用のフェライト磁石44
として、直列に密接して接着されて形成される。
【0021】以上説明した本実施の形態の粉末磁場成形
用金型装置1によれば、キャビティ4b内にエアを吹き
込む一連のエア孔を構成し、上パンチ7の下降を停止し
た状態でエアブローを行い、そして着磁を行なったの
で、フェライト粒子間の抵抗が軽減されたことによって
配向性が高まり、その結果磁気特性の優れたフェライト
磁石Gの提供が可能となった。ところで、上記実施の形
態で成形後の収縮を見込んで横14mm、縦27mmの
断面のキャビティ4b内に6grのフェライト粒子粉体
Fが入っているものとすると、エア圧を変化させて成形
を行なった結果、図14で示したように1kg/cm2
程度から効果が現れ2.0kg/cm2 程度で最大の効
果を示した。
【0022】ここで、図14は、エア圧を除々に上げて
いった場合に各エア圧で成形したフェライト磁石G
(n:測定個数)の磁束量について示したものである。
図示した細線は、成形されたフェライト磁石G一個から
得られた磁束量の分布領域を示したものであり、短冊形
状の棒グラフはその平均値を示したものである。図が示
すように、エア圧を高めるに従って成形されるフェライ
ト磁石Gの磁束量の下限値が上昇し、それに伴って平均
値も上昇して2.0kg/cm2 で最高値を得た。これ
は、キャビティ4b内に給粉された状態のままではフェ
ライト粒子粉体Fの密度に偏りが生じてしまうのを、吹
き込むエア圧を高めれば偏った粒子はそれだけ分散して
平均化することによって配向性が高められる一方、エア
圧が高すぎる場合にはキャビティ4bから粒子が吹き出
してしまいフェライト磁石Gの密度が低下してしまうた
めである。
【0023】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な
変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、エア
孔を下パンチ及び上パンチの両方に形成したが、上パン
チのみに形成したものであっても構わない。また、本実
施の形態では、ダイプレート4がフローティングするタ
イプの成形装置について説明したが、ダイプレート4が
固定タイプであっても同様である。
【0024】
【発明の効果】本発明は、乾式成形法によって磁性粉体
から磁石を成形するのに、磁性粉体の給粉された前記キ
ャビティ内にエアを供給するエア供給手段を設けたの
で、磁性粒子の配向性のよい磁気特性の優れた磁石の製
造が可能な粉末磁場成形用金型装置を提供することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉末磁場成形用金型装置の一実施
の形態及びその周辺装置の構成を示す概念図である。
【図2】粉末磁場成形用金型装置の金型部分を示した断
面図である。
【図3】粉末磁場成形用金型装置の下パンチを示した斜
視図である。
【図4乃至図12】粉末磁場成形用金型装置による成形
工程を示した金型部分の図面である。
【図13】粉末磁場成形用金型装置による成形工程の成
形サイクル線図を示したものである。
【図14】エア圧による磁気性能を示した図である。
【図15】リニアモータで使用される直方体磁石を示す
断面図である。
【符号の説明】
4 ダイプレート 5 下パンチ 7 上パンチ 21,22,23,24,25,26 エア孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティの形成された非磁性体から成
    るダイと強磁性体から成る上下一対のパンチとを備えた
    金型と、該金型に磁場を形成するコイルとを有し、前記
    キャビティ内に給粉された磁性粉体に対して前記パンチ
    によって高い圧力を加えて直接固める粉末磁場成形用金
    型装置において、 磁性粉体の給粉された前記キャビティ内にエアを供給す
    るエア供給手段を設けたことを特徴とする粉末磁場成形
    用金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する粉末磁場成形用金型
    装置において、 前記エア供給手段が、前記上パンチ、下パンチまたは上
    下両パンチ内に形成されたエア供給孔であって、 エア供給源に連通する太孔と、その太孔から前記パンチ
    上端側面部に分離開孔した細孔とから構成されたことを
    特徴とする粉末磁場成形用金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する粉末
    磁場成形用金型装置において、 前記キャビティ内に給粉された磁性粉体を前記パンチが
    圧縮する途中の過程で当該パンチを一時停止した時点か
    ら、 前記コイルへの印加電流が所定の最大値に到達する時点
    まで前記エア供給手段から当該キャビティ内にエアが供
    給されることを特徴とする粉末磁場成形用金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の粉末磁場成形用金型装置において、 前記エア供給手段によってキャビティ内に供給されるエ
    ア圧力が1.0〜2.0kg/cm2 であることを特徴
    とする粉末磁場成形用金型装置。
JP35026395A 1995-12-21 1995-12-21 粉末磁場成形用金型装置 Pending JPH09168898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35026395A JPH09168898A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 粉末磁場成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35026395A JPH09168898A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 粉末磁場成形用金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168898A true JPH09168898A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18409324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35026395A Pending JPH09168898A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 粉末磁場成形用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09168898A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000036414A (ja) * 1998-05-12 2000-02-02 Murata Mfg Co Ltd インダクタ及びその製造方法
JP2002361495A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Sumitomo Special Metals Co Ltd 粉末プレス装置および粉末プレス方法
US10607773B2 (en) 2015-03-05 2020-03-31 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Powder molding apparatus and manufacture of rare earth sintered magnet using the apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000036414A (ja) * 1998-05-12 2000-02-02 Murata Mfg Co Ltd インダクタ及びその製造方法
JP2002361495A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Sumitomo Special Metals Co Ltd 粉末プレス装置および粉末プレス方法
US10607773B2 (en) 2015-03-05 2020-03-31 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Powder molding apparatus and manufacture of rare earth sintered magnet using the apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6280137B2 (ja) 希土類焼結磁石の製造方法及び当該製法にて使用される製造装置
US6033198A (en) Apparatus for the formation and polarization of micromagnets
JPH04363010A (ja) 永久磁石の製造方法、製造装置及び磁界中配向成形用ゴムモールド
JPH09168898A (ja) 粉末磁場成形用金型装置
US3274303A (en) Method and apparatus for making magnetically anisotropic permanent magnets
JPH10259403A (ja) 圧縮成形装置および圧縮成形方法
JPH0543904A (ja) 永久磁石圧粉体の製造方法
CN116329546A (zh) 一种钕铁硼小圆柱的成型方法
US3755515A (en) Utilizing a magnetic field to restrain a ferrite slurry during pressure filtration and particle orientation
JPH11176682A (ja) ボンド(登録商標)磁石の製造方法
CN1258919A (zh) 一种各向异性烧结磁体的成形方法
JPH09268302A (ja) 直接通電を利用した連続焼結体の製造方法
JPH0935974A (ja) 粉末磁場成形用金型装置
JPH10264119A (ja) 圧縮成形装置および圧縮成形方法
JP3012492B2 (ja) 乾式成形法による異方性磁石の製造方法
CN107958776B (zh) 一种提高永磁铁氧体矩形磁体成型取向度的方法
JPS61140126A (ja) 複合フエライト磁石の製造方法
JPS5923448B2 (ja) 異方性磁石
JPH01124208A (ja) 径方向2極磁石の製造方法
JPH06142487A (ja) 粉末の造粒方法、造粒装置、成形体の製造方法、成形体の処理方法およびボンド磁石の製造方法
CN116748515A (zh) 一种钕铁硼磁铁粉料成型方法
JPH03265102A (ja) 径方向異方性円筒状永久磁石及びその製造方法
JPH0642116U (ja) 粉末成形用金型
JP3916981B2 (ja) 永久磁石の製造装置及び永久磁石の製造方法
JPH05101956A (ja) 円筒状異方性磁石の製造装置