JPH09165838A - 骨組み材の接合施工方法及び骨組み材の接合構造並びに接合金具 - Google Patents
骨組み材の接合施工方法及び骨組み材の接合構造並びに接合金具Info
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- JPH09165838A JPH09165838A JP34764095A JP34764095A JPH09165838A JP H09165838 A JPH09165838 A JP H09165838A JP 34764095 A JP34764095 A JP 34764095A JP 34764095 A JP34764095 A JP 34764095A JP H09165838 A JPH09165838 A JP H09165838A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 細長材を一対として用いる骨組み材同士を接
合して柱,梁等を設けるとき、一方の骨組み材に他方の
骨組み材を簡単に仮り固定して安全作業ができる技術の
提供。 【解決手段】 小口形状が同一な細長材11,11同士
一対の間に一定幅の間隙sを設けて対向させたものを骨
組み材1,2,3とし該骨組み材同士をボルト接合して
構造物を形成するときに使用する接合金具4,5であっ
て、一方の骨組み材1への接合面と該骨組み材から突出
し前記間隙内に沿って嵌合される平行面に形成された他
方の骨組み材への接合面20,20とを有すると共に該
他方の骨組み材への接合面には縦一列であって2個所の
ボルト貫通部が設けられ、上部のボルト貫通部はボルト
受け溝22aおよびボルト導入口23が設けられてい
る。
合して柱,梁等を設けるとき、一方の骨組み材に他方の
骨組み材を簡単に仮り固定して安全作業ができる技術の
提供。 【解決手段】 小口形状が同一な細長材11,11同士
一対の間に一定幅の間隙sを設けて対向させたものを骨
組み材1,2,3とし該骨組み材同士をボルト接合して
構造物を形成するときに使用する接合金具4,5であっ
て、一方の骨組み材1への接合面と該骨組み材から突出
し前記間隙内に沿って嵌合される平行面に形成された他
方の骨組み材への接合面20,20とを有すると共に該
他方の骨組み材への接合面には縦一列であって2個所の
ボルト貫通部が設けられ、上部のボルト貫通部はボルト
受け溝22aおよびボルト導入口23が設けられてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の構造物を
構築あるいは組立てるのに用いられる骨組み材の接合施
工方法、骨組み材の接合構造、接合金具に関する。
構築あるいは組立てるのに用いられる骨組み材の接合施
工方法、骨組み材の接合構造、接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば住宅等の構造物における骨
組み材としては、木材から削り出した所謂中実軸のもの
が一般的であるが、近年ではこのような材料を安価に入
手するのが困難となりつつあることから、様々な形態の
材料が提案されており、このうち、複数の木質板を一定
の隙間を設けて対向した状態に固着して形成したものが
ある。この場合、これ等を骨組み材として連結するに
は、一方の骨組み材の隙間に他方の骨組み材の材端を挿
入し接着剤やボルトで固着するようになされている。ま
た、一方の骨組み材の下部分にあらかじめタイプレート
を突出して設けておき、建入れ時に他方の骨組み材を載
せることによって位置決めさせると共に、荷重を受けさ
せることもできる(特開平1−174751号公報参
照)。
組み材としては、木材から削り出した所謂中実軸のもの
が一般的であるが、近年ではこのような材料を安価に入
手するのが困難となりつつあることから、様々な形態の
材料が提案されており、このうち、複数の木質板を一定
の隙間を設けて対向した状態に固着して形成したものが
ある。この場合、これ等を骨組み材として連結するに
は、一方の骨組み材の隙間に他方の骨組み材の材端を挿
入し接着剤やボルトで固着するようになされている。ま
た、一方の骨組み材の下部分にあらかじめタイプレート
を突出して設けておき、建入れ時に他方の骨組み材を載
せることによって位置決めさせると共に、荷重を受けさ
せることもできる(特開平1−174751号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構造では、例えば柱に梁等の横架材を連結する際、
一方の骨組み材の隙間に他方の骨組み材の材端を挿入し
たり連結部の下部分に突出させたタイプレートに他方の
骨組み材を載せただけでは、両骨組み材同士を仮固定し
たことにはならないから、この場合はレバーブロックや
トラワイヤ等で仮固定する必要がある。また、骨組み材
同士をボルト取りすることにより接合するものでは、接
続側の骨組み材を微調整してあらかじめ両骨組み材に穿
っておいたボルト穴同士を一致させた後、そのボルト穴
にボルトを挿入するという手間が必要となる。
来の構造では、例えば柱に梁等の横架材を連結する際、
一方の骨組み材の隙間に他方の骨組み材の材端を挿入し
たり連結部の下部分に突出させたタイプレートに他方の
骨組み材を載せただけでは、両骨組み材同士を仮固定し
たことにはならないから、この場合はレバーブロックや
トラワイヤ等で仮固定する必要がある。また、骨組み材
同士をボルト取りすることにより接合するものでは、接
続側の骨組み材を微調整してあらかじめ両骨組み材に穿
っておいたボルト穴同士を一致させた後、そのボルト穴
にボルトを挿入するという手間が必要となる。
【0004】このように、従来構造のものでは、連結部
をボルト締め、釘打ち、接着剤等で固着するまでは何ら
かの方法で仮り固定したり微妙な位置調整をしなければ
ならず、その分人手や工具が必要となって費用も嵩む
し、特に住宅等のように長尺物を使用し足場の悪い場所
での仮固定作業は危険性もあるの等の問題があった。
をボルト締め、釘打ち、接着剤等で固着するまでは何ら
かの方法で仮り固定したり微妙な位置調整をしなければ
ならず、その分人手や工具が必要となって費用も嵩む
し、特に住宅等のように長尺物を使用し足場の悪い場所
での仮固定作業は危険性もあるの等の問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、住宅等の構造物を構築あるいは組立てる際、一方の
骨組み材に他方の骨組み材を簡単に仮り固定することが
できる骨組み材の接合施工方法を提供することにある。
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、住宅等の構造物を構築あるいは組立てる際、一方の
骨組み材に他方の骨組み材を簡単に仮り固定することが
できる骨組み材の接合施工方法を提供することにある。
【0006】また、本発明は、住宅等の構造物における
骨組み材同士の仮り組みを簡単に行える骨組み材の接合
構造および接合金具を提供することにある。
骨組み材同士の仮り組みを簡単に行える骨組み材の接合
構造および接合金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1記載の骨組み材の接合施工
方法では、小口形状が同一な細長材一対同士を、その間
に一定幅の間隙を設けて対向させたものを一本の骨組み
材とし、該骨組み材を接合する面を少くとも二本分有す
ると共にこのうち少くとも一本分の接合面が前記間隙内
に沿って嵌合される平行面に形成された接合金具を介し
て前記骨組み材をボルト接合することにより骨組み材同
士を接合していく施工方法であって、前記一方の骨組み
材に取付けた接合金具の該骨組み材からの突出側には、
その上端からボルトを水平に落し込み溝底で水平に保持
するボルト受け溝をあらかじめ設けておき、かつ他方の
骨組み材の接合金具取付予定部には、あらかじめ細長材
同士が接合金具の平行面と同一大きさの間隙を形成可能
な状態にして前記ボルト受け溝と符合するボルト穴のみ
にボルトを挿通しておき、前記他方の骨組み材を一方の
骨組み材に接合時は、他方の骨組み材における間隙が前
記接合金具に挿入されるように他方の骨組み材を上方か
ら落し込むと共に前記間隙内に露出したボルト軸を前記
ボルト受け溝内に落し込むことにより仮り固定の状態に
した後、接合部分の他のボルト取りを行うこととした。
この構成では、接続側の骨組み材、例えば柱に対し接続
側となる横架材の接合部分には、あらかじめ上部のボル
ト穴のみにボルトを挿入しておき、また、柱には横架材
への接合面が突出するように接合金具を取付けておき、
接合時には前記横架材を構成する細長材同士の間の間隙
に前記接合金具が挿入されるように横架材を上から落し
込むことにより、この横架材側のボルトが接合金具のボ
ルト受け溝に導入され、横架材は柱に対し仮り固定され
る。
の手段として本発明請求項1記載の骨組み材の接合施工
方法では、小口形状が同一な細長材一対同士を、その間
に一定幅の間隙を設けて対向させたものを一本の骨組み
材とし、該骨組み材を接合する面を少くとも二本分有す
ると共にこのうち少くとも一本分の接合面が前記間隙内
に沿って嵌合される平行面に形成された接合金具を介し
て前記骨組み材をボルト接合することにより骨組み材同
士を接合していく施工方法であって、前記一方の骨組み
材に取付けた接合金具の該骨組み材からの突出側には、
その上端からボルトを水平に落し込み溝底で水平に保持
するボルト受け溝をあらかじめ設けておき、かつ他方の
骨組み材の接合金具取付予定部には、あらかじめ細長材
同士が接合金具の平行面と同一大きさの間隙を形成可能
な状態にして前記ボルト受け溝と符合するボルト穴のみ
にボルトを挿通しておき、前記他方の骨組み材を一方の
骨組み材に接合時は、他方の骨組み材における間隙が前
記接合金具に挿入されるように他方の骨組み材を上方か
ら落し込むと共に前記間隙内に露出したボルト軸を前記
ボルト受け溝内に落し込むことにより仮り固定の状態に
した後、接合部分の他のボルト取りを行うこととした。
この構成では、接続側の骨組み材、例えば柱に対し接続
側となる横架材の接合部分には、あらかじめ上部のボル
ト穴のみにボルトを挿入しておき、また、柱には横架材
への接合面が突出するように接合金具を取付けておき、
接合時には前記横架材を構成する細長材同士の間の間隙
に前記接合金具が挿入されるように横架材を上から落し
込むことにより、この横架材側のボルトが接合金具のボ
ルト受け溝に導入され、横架材は柱に対し仮り固定され
る。
【0008】また、本発明請求項2記載の骨組み材の接
合構造では、柱部材として使用された一方の骨組み材に
横架材として使用された他方の骨組み材が接合金具を介
してボルト接合され、前記一対の骨組み材のうち少なく
とも他方の骨組み材は両対向面同士を連通状態に形成し
た間隙に前記接合金具が嵌合され、該接合金具は前記嵌
合部分に縦一列であって少くとも2個所のボルト貫通部
を有すると共に上部のボルト貫通部はボルト軸部の係止
部分より上方が上端まで切欠されている構成とした。こ
の構成では、柱部材に対し横架材は接合金具を介して最
低2本のボルトで接合されている。接合金具は、上下2
個所のボルト貫通部のうち、上部のものが上端まで切欠
されているから、仮設構造物等の場合、下のボルトを外
すだけで分解および再組立てを簡単で安全に行うことが
できる。また、上部のボルトも下向きと横向きの荷重に
対して有効に作用している。
合構造では、柱部材として使用された一方の骨組み材に
横架材として使用された他方の骨組み材が接合金具を介
してボルト接合され、前記一対の骨組み材のうち少なく
とも他方の骨組み材は両対向面同士を連通状態に形成し
た間隙に前記接合金具が嵌合され、該接合金具は前記嵌
合部分に縦一列であって少くとも2個所のボルト貫通部
を有すると共に上部のボルト貫通部はボルト軸部の係止
部分より上方が上端まで切欠されている構成とした。こ
の構成では、柱部材に対し横架材は接合金具を介して最
低2本のボルトで接合されている。接合金具は、上下2
個所のボルト貫通部のうち、上部のものが上端まで切欠
されているから、仮設構造物等の場合、下のボルトを外
すだけで分解および再組立てを簡単で安全に行うことが
できる。また、上部のボルトも下向きと横向きの荷重に
対して有効に作用している。
【0009】また、本発明請求項3記載の接合金具で
は、小口形状が同一な細長材同士一対の間に一定幅の間
隙を設けて対向させたものを一本の骨組み材とし該骨組
み材同士をボルト接合して構造物を形成するときボルト
接合部分に使用する接合金具であって、一方の骨組み材
への接合面と該骨組み材から突出し前記間隙内に沿って
嵌合される平行面に形成された他方の骨組み材への接合
面とを有すると共に該他方の骨組み材への接合面には縦
一列であって少くとも2個所のボルト貫通部が設けら
れ、かつ前記両ボルト貫通部のうち上部のボルト貫通部
はボルト受け溝およびこのボルト受け溝の上方を接合面
上端まで切欠して形成した導入口が設けられている この構成では、骨組み材に挿入したボルトを接合金具が
受けることにより、骨組み材同士を接合することにな
る。この場合、接合金具は、一方の骨組み材からボルト
受け溝のある側の接合面を突出させて取付けておき、接
合時は、あらかじめボルトを挿入していた他方の骨組み
材を、ボルトが導入口に入るようにして落し込む。した
がって、他方の骨組み材は、このボルトがボルト受け溝
に嵌着することにより一方の骨組み材側に仮り固定され
ることになるから、この後、外の部分のボルト締めを安
全で簡単に行うことができる。
は、小口形状が同一な細長材同士一対の間に一定幅の間
隙を設けて対向させたものを一本の骨組み材とし該骨組
み材同士をボルト接合して構造物を形成するときボルト
接合部分に使用する接合金具であって、一方の骨組み材
への接合面と該骨組み材から突出し前記間隙内に沿って
嵌合される平行面に形成された他方の骨組み材への接合
面とを有すると共に該他方の骨組み材への接合面には縦
一列であって少くとも2個所のボルト貫通部が設けら
れ、かつ前記両ボルト貫通部のうち上部のボルト貫通部
はボルト受け溝およびこのボルト受け溝の上方を接合面
上端まで切欠して形成した導入口が設けられている この構成では、骨組み材に挿入したボルトを接合金具が
受けることにより、骨組み材同士を接合することにな
る。この場合、接合金具は、一方の骨組み材からボルト
受け溝のある側の接合面を突出させて取付けておき、接
合時は、あらかじめボルトを挿入していた他方の骨組み
材を、ボルトが導入口に入るようにして落し込む。した
がって、他方の骨組み材は、このボルトがボルト受け溝
に嵌着することにより一方の骨組み材側に仮り固定され
ることになるから、この後、外の部分のボルト締めを安
全で簡単に行うことができる。
【0010】また、本発明請求項4記載の接合金具で
は、請求項3記載の接合金具において、前記一方の骨組
み材への接合面が他方の骨組み材への接合面と直交して
設けられた構成とした。この構成では、両接合面は直交
しており、また、両骨組み材は細長材の組み合わせであ
るから間隙のない側の面に前記接合面の一方を合せて取
付けると、接合金具における他方の接合面はこの間隙の
ない側の面に対し直交して突出した状態に固定されるこ
とになる。従って、前記他方の接合面に他方の骨組み材
を取付けると、骨組み材同士は間隙のない面同士を直交
した状態に接合されることになる。
は、請求項3記載の接合金具において、前記一方の骨組
み材への接合面が他方の骨組み材への接合面と直交して
設けられた構成とした。この構成では、両接合面は直交
しており、また、両骨組み材は細長材の組み合わせであ
るから間隙のない側の面に前記接合面の一方を合せて取
付けると、接合金具における他方の接合面はこの間隙の
ない側の面に対し直交して突出した状態に固定されるこ
とになる。従って、前記他方の接合面に他方の骨組み材
を取付けると、骨組み材同士は間隙のない面同士を直交
した状態に接合されることになる。
【0011】また、本発明請求項5記載の接合金具で
は、請求項4記載の接合金具において、前記他方の骨組
み材への接合面と直交して設けられた一方の骨組み材へ
の接合面に代えて該一方の骨組み材への接合面が前記他
方の骨組み材への接合面と同一面上に設けられている構
成とした。この構成では、両接合面は同一面上にあり、
一方の接合面は一方の骨組み材の間隙内に嵌合して取付
けると、接合金具における他方の接合面は隙間のない側
の面に対し平行して突出した状態に固定されることにな
る。従って、前記他方の接合面に他方の骨組み材を取付
けると、骨組み材同士は間隙のない面同士を同一面内で
平行した状態に接合されることになる。
は、請求項4記載の接合金具において、前記他方の骨組
み材への接合面と直交して設けられた一方の骨組み材へ
の接合面に代えて該一方の骨組み材への接合面が前記他
方の骨組み材への接合面と同一面上に設けられている構
成とした。この構成では、両接合面は同一面上にあり、
一方の接合面は一方の骨組み材の間隙内に嵌合して取付
けると、接合金具における他方の接合面は隙間のない側
の面に対し平行して突出した状態に固定されることにな
る。従って、前記他方の接合面に他方の骨組み材を取付
けると、骨組み材同士は間隙のない面同士を同一面内で
平行した状態に接合されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は骨組み材の接合施工方法を
(イ),(ロ),(ハ)の順に示した説明図であり、図
中1は一方の骨組み材としての柱、2は他方の骨組み材
としての通り側横架材、3は同じく妻側横架材、4は通
り側接合金具、5は妻側接合金具である。
(イ),(ロ),(ハ)の順に示した説明図であり、図
中1は一方の骨組み材としての柱、2は他方の骨組み材
としての通り側横架材、3は同じく妻側横架材、4は通
り側接合金具、5は妻側接合金具である。
【0013】前記柱1は、細長材として板厚tに対し幅
Wを3tの大きさに設定して形成した長尺な板材11を
一対同一方向に対向させると共に、その板材11,11
同士の間に板厚tと同一大きさの間隙sを有する組合わ
せ材として形成されている。このように形成することに
より、柱1の端部には、前記間隙sによって材端(小
口)が開口した平行溝13が設けられている。そして、
前記平行溝13を設けた両板材部分には、板幅中心であ
って長手方向に向けボルト固定用穴14が1列2個所穿
設されている。尚、前記板材同士の間に、該板材と同質
で厚さtとなる駒状のスペーサを板材の端部を除いて適
宜ピッチで配置し、同スペーサと前記板材11,11と
を強固に一体化したものを使用してもよい。
Wを3tの大きさに設定して形成した長尺な板材11を
一対同一方向に対向させると共に、その板材11,11
同士の間に板厚tと同一大きさの間隙sを有する組合わ
せ材として形成されている。このように形成することに
より、柱1の端部には、前記間隙sによって材端(小
口)が開口した平行溝13が設けられている。そして、
前記平行溝13を設けた両板材部分には、板幅中心であ
って長手方向に向けボルト固定用穴14が1列2個所穿
設されている。尚、前記板材同士の間に、該板材と同質
で厚さtとなる駒状のスペーサを板材の端部を除いて適
宜ピッチで配置し、同スペーサと前記板材11,11と
を強固に一体化したものを使用してもよい。
【0014】前記通り側横架材2および妻側横架材3
は、前記柱1と同様の構造を有するが、このうち柱1に
おけるボルト固定用穴14のみが横架材の長手方向に直
交しボルト接合用穴15として1列2個所穿設されてい
る。そして、それぞれ横架材として上架したとき、その
ボルト接合用穴15のうち上側位置となる穴のみ、あら
かじめボルト16が挿通され、座金17を介しナット1
8で仮り締めされている。
は、前記柱1と同様の構造を有するが、このうち柱1に
おけるボルト固定用穴14のみが横架材の長手方向に直
交しボルト接合用穴15として1列2個所穿設されてい
る。そして、それぞれ横架材として上架したとき、その
ボルト接合用穴15のうち上側位置となる穴のみ、あら
かじめボルト16が挿通され、座金17を介しナット1
8で仮り締めされている。
【0015】前記通り側接合金具4は、図2にも示すよ
うに、柱1の側面への接合面19と、その接合面19の
両側からそれぞれ直角に折れ曲がり間隔tを有して配置
された接合面20,20と、で略コ字状に形成されてい
る。そして、前記接合面19には、前記柱1のボルト固
定用穴14と符合するボルト固定用穴21が穿設されて
いる。また、前記接合面20,20の縦方向中心には前
記通り側横架材2を接合するためそのボルト接合用穴1
5に符合するボルト貫通部22が上下2個所設けられ、
このうち上部のボルト貫通部はボルト受け溝22aとこ
のボルト受け溝22aの上方を接合面20の上端まで切
欠して形成した導入口23が設けられ、また、下部のボ
ルト貫通部はボルト接合用穴22bが設けられている。
尚、図中bは一体に成形した補強リブである。
うに、柱1の側面への接合面19と、その接合面19の
両側からそれぞれ直角に折れ曲がり間隔tを有して配置
された接合面20,20と、で略コ字状に形成されてい
る。そして、前記接合面19には、前記柱1のボルト固
定用穴14と符合するボルト固定用穴21が穿設されて
いる。また、前記接合面20,20の縦方向中心には前
記通り側横架材2を接合するためそのボルト接合用穴1
5に符合するボルト貫通部22が上下2個所設けられ、
このうち上部のボルト貫通部はボルト受け溝22aとこ
のボルト受け溝22aの上方を接合面20の上端まで切
欠して形成した導入口23が設けられ、また、下部のボ
ルト貫通部はボルト接合用穴22bが設けられている。
尚、図中bは一体に成形した補強リブである。
【0016】前記妻側接合金具5は、前記通り側接合金
具4と同様に間隔tを有した接合面20,20とボルト
受け溝22a,導入口23,およびボルト接合用穴22
bを有し、この接合面20,20は下縁側同士が連結さ
れて略U字状に形成され、また接合面20,20を一側
方に略平行溝13の幅(つまり板材の幅)分だけ拡長し
て前記接合面19に代わる接合面24,24が設けら
れ、この接合面24,24に前記柱1のボルト固定用穴
14と符合するボルト固定用穴21が穿設されている。
以上説明した接合金具4,5におけるボルト受け溝22
aのボルト軸心位置とボルト接合用穴22bとのピッ
チ、およびボルト固定用穴21同士間ピッチは、いずれ
も同一寸法同一水平位置にて設定されている。
具4と同様に間隔tを有した接合面20,20とボルト
受け溝22a,導入口23,およびボルト接合用穴22
bを有し、この接合面20,20は下縁側同士が連結さ
れて略U字状に形成され、また接合面20,20を一側
方に略平行溝13の幅(つまり板材の幅)分だけ拡長し
て前記接合面19に代わる接合面24,24が設けら
れ、この接合面24,24に前記柱1のボルト固定用穴
14と符合するボルト固定用穴21が穿設されている。
以上説明した接合金具4,5におけるボルト受け溝22
aのボルト軸心位置とボルト接合用穴22bとのピッ
チ、およびボルト固定用穴21同士間ピッチは、いずれ
も同一寸法同一水平位置にて設定されている。
【0017】そして、前記通り側接合金具4は柱1の側
面に、また妻側接合金具5は柱1の平行溝13に挿入し
た状態にして、あらかじめボルト25,座金26,ナッ
ト27を使用して固定されている。
面に、また妻側接合金具5は柱1の平行溝13に挿入し
た状態にして、あらかじめボルト25,座金26,ナッ
ト27を使用して固定されている。
【0018】次に、接合施工を説明する。まず、通り側
接合金具4、妻側接合金具5を上側にして柱1を立設す
る。この状態で図1(ロ)に示すように、通り側横架材
2を水平にしボルト16を上辺側にして材端を前記柱1
の側面に沿わせる。そして前記通り側横架材2の平行溝
13に柱1の通り側接合金具4を挿入するようにして通
り側横架材2を落し込む。このとき、通り側横架材2の
ボルト16が導入口23から導入され、その下方のボル
ト受け溝22aに係止する。このとき通り側横架材2の
下辺側にあるもう一つのボルト接合用穴15と通り側接
合金具4の下辺側にあるもう一つのボルト接合用穴22
bが符号するから、ここにボルト28を挿通し座金29
を介してナット30で仮り締めしておく。
接合金具4、妻側接合金具5を上側にして柱1を立設す
る。この状態で図1(ロ)に示すように、通り側横架材
2を水平にしボルト16を上辺側にして材端を前記柱1
の側面に沿わせる。そして前記通り側横架材2の平行溝
13に柱1の通り側接合金具4を挿入するようにして通
り側横架材2を落し込む。このとき、通り側横架材2の
ボルト16が導入口23から導入され、その下方のボル
ト受け溝22aに係止する。このとき通り側横架材2の
下辺側にあるもう一つのボルト接合用穴15と通り側接
合金具4の下辺側にあるもう一つのボルト接合用穴22
bが符号するから、ここにボルト28を挿通し座金29
を介してナット30で仮り締めしておく。
【0019】次に、妻側横架材3を柱1の妻側接合金具
5に接合するが、この場合も前記と同様にして妻側横架
材3の平行溝13を柱1から突出した妻側接合金具5
(つまり接合面20,20)に挿入することにより、ま
ずボルト受け溝22aにボルト16を係止し、その後下
辺側のボルト接合用穴15によりボルト(図示せず)で
仮り固定しておく。
5に接合するが、この場合も前記と同様にして妻側横架
材3の平行溝13を柱1から突出した妻側接合金具5
(つまり接合面20,20)に挿入することにより、ま
ずボルト受け溝22aにボルト16を係止し、その後下
辺側のボルト接合用穴15によりボルト(図示せず)で
仮り固定しておく。
【0020】図4は前記のようにして組立てた接合部の
通り側横架材部分を断面して示したものであり、横架材
2の上辺側ボルト16は接合金具4のボルト受け溝22
aに支持され、その下方のボルト28と共に横架材2を
柱1に連結した状態となしている。
通り側横架材部分を断面して示したものであり、横架材
2の上辺側ボルト16は接合金具4のボルト受け溝22
aに支持され、その下方のボルト28と共に横架材2を
柱1に連結した状態となしている。
【0021】図5は妻側横架材3が柱1の両側に連設さ
れる場合を(イ),(ロ)の順に示しており、この場
合、妻側接合金具5aは、図6にも示すように、接合面
24を間に挟んで両側に接合面20を設けたものとなっ
ている。以下、前記図1で説明した構成部分と同一構成
部分は同一の符号を付してその説明は省略する。尚、図
面上係止用以外のボルト,ナット,座金の表示は省略し
ている。
れる場合を(イ),(ロ)の順に示しており、この場
合、妻側接合金具5aは、図6にも示すように、接合面
24を間に挟んで両側に接合面20を設けたものとなっ
ている。以下、前記図1で説明した構成部分と同一構成
部分は同一の符号を付してその説明は省略する。尚、図
面上係止用以外のボルト,ナット,座金の表示は省略し
ている。
【0022】図7は柱1に横架材がクロス状に接合され
る場合を(イ),(ロ)の順に示しているが、通り側で
あって柱から一方向のみの横架材2aを、上弦材31と
下弦材32を通常の板材からなる圧縮材33で連結した
組合せ材としている。この場合、下弦材32は柱の中間
部分で接合することになるため、柱1の間隙sに間座ブ
ロック34を挿入した後、通り側接合金具4を装着す
る。35は間座ブロックのボルト穴、36は柱のボルト
穴でいずれも通り側接合金具4のボルト固定用穴21に
ピッチと大きさを合せて穿設している。
る場合を(イ),(ロ)の順に示しているが、通り側で
あって柱から一方向のみの横架材2aを、上弦材31と
下弦材32を通常の板材からなる圧縮材33で連結した
組合せ材としている。この場合、下弦材32は柱の中間
部分で接合することになるため、柱1の間隙sに間座ブ
ロック34を挿入した後、通り側接合金具4を装着す
る。35は間座ブロックのボルト穴、36は柱のボルト
穴でいずれも通り側接合金具4のボルト固定用穴21に
ピッチと大きさを合せて穿設している。
【0023】図8は横架材に単純な一枚の板を混用した
場合を示しており、この板37は厚さをt板幅をWとし
て前記柱1の平行溝13に挿入し、両端のボルト穴38
に通り側接合金具4をセットする側はその固定用ボルト
によって、また、接合金具を取付けない側は柱1に直接
ボルト取りして固定する。この場合、板37は間座ブロ
ックとしても作用することになる。以上のようにして各
接合部を仮組した後、各部の寸法精度を調整し、全ての
ボルトを本締めして組立てを行うことができる。
場合を示しており、この板37は厚さをt板幅をWとし
て前記柱1の平行溝13に挿入し、両端のボルト穴38
に通り側接合金具4をセットする側はその固定用ボルト
によって、また、接合金具を取付けない側は柱1に直接
ボルト取りして固定する。この場合、板37は間座ブロ
ックとしても作用することになる。以上のようにして各
接合部を仮組した後、各部の寸法精度を調整し、全ての
ボルトを本締めして組立てを行うことができる。
【0024】
【実施例】 前記板材11を木質系とし、その厚さを4
0mm板幅を120mmとして柱1,通り側横架材2,
妻側横架材3を形成し、板厚を40mm板幅を160m
mとして土台梁や大引,軒桁を形成し、板厚を40mm
板幅を240mmとして二階梁,小屋梁等を形成し住宅
の骨組み材として使用する。また、板厚や板幅を前記よ
り小さくし、あるいは混用して縁台や物干し台等の住宅
付属物等を構築あるいは組立てるのに骨組み材として使
用できる。
0mm板幅を120mmとして柱1,通り側横架材2,
妻側横架材3を形成し、板厚を40mm板幅を160m
mとして土台梁や大引,軒桁を形成し、板厚を40mm
板幅を240mmとして二階梁,小屋梁等を形成し住宅
の骨組み材として使用する。また、板厚や板幅を前記よ
り小さくし、あるいは混用して縁台や物干し台等の住宅
付属物等を構築あるいは組立てるのに骨組み材として使
用できる。
【0025】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0026】例えば、本接合金具は、イス、机、棚、家
具、二段ベッド等のインテリア、床几、植木台、デッ
キ、門、フエンス、パーゴラ、車庫等のエクステリアを
構築あるいは組立てるのにも適している。
具、二段ベッド等のインテリア、床几、植木台、デッ
キ、門、フエンス、パーゴラ、車庫等のエクステリアを
構築あるいは組立てるのにも適している。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の骨組み材の接合施工方法にあっては、前記構成と
したため、一対の骨組み材を接合するとき柱等の一方の
骨組み材へ梁等の他方の骨組み材をその接合部となる場
所を仮り固定することができるから、住宅等の重量のあ
る構造物や継手の多い構造物等を手軽く安全に組立てる
ことができるという効果が得られる。
記載の骨組み材の接合施工方法にあっては、前記構成と
したため、一対の骨組み材を接合するとき柱等の一方の
骨組み材へ梁等の他方の骨組み材をその接合部となる場
所を仮り固定することができるから、住宅等の重量のあ
る構造物や継手の多い構造物等を手軽く安全に組立てる
ことができるという効果が得られる。
【0028】請求項2記載の骨組み材の接合構造では、
前記構成としたため、ボルト接合において、接合金具は
骨組み材に設けた間隙内に収まり、少くとも2個所ボル
トを貫通させることにより骨組み材同士を接合し、この
接合部分は下方のボルトのみ取外せば上部のボルト接合
部分はボルトを抜かなくても上方へ移動させることで一
方の骨組み材を抜くことができ、このため簡単に分解再
組立てを行うことができる。また、接合部は、このため
無駄のない効率的な接合状態になっているという効果が
得られる。
前記構成としたため、ボルト接合において、接合金具は
骨組み材に設けた間隙内に収まり、少くとも2個所ボル
トを貫通させることにより骨組み材同士を接合し、この
接合部分は下方のボルトのみ取外せば上部のボルト接合
部分はボルトを抜かなくても上方へ移動させることで一
方の骨組み材を抜くことができ、このため簡単に分解再
組立てを行うことができる。また、接合部は、このため
無駄のない効率的な接合状態になっているという効果が
得られる。
【0029】請求項3記載の接合金具では、前記構成と
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を仮り固定できるから、安全作業が行
えるし、固定用としても使用できるから無駄のない効率
的な接合部を設けることができる等の効果が得られる。
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を仮り固定できるから、安全作業が行
えるし、固定用としても使用できるから無駄のない効率
的な接合部を設けることができる等の効果が得られる。
【0030】請求項4記載の接合金具では、前記構成と
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を直交状態として仮り固定できるか
ら、安全作業が行えるし、固定用としても使用できるか
ら無駄のない効率的な接合部を設けることができる等の
効果が得られる。
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を直交状態として仮り固定できるか
ら、安全作業が行えるし、固定用としても使用できるか
ら無駄のない効率的な接合部を設けることができる等の
効果が得られる。
【0031】請求項5記載の接合金具では、前記構成と
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を平行状態として仮り固定できるか
ら、安全作業が行えるし、固定用としても使用できるか
ら無駄のない効率的な接合部を設けることができる等の
効果が得られる。
したため、構造を大変簡単としながらも骨組み材の接合
部に仮りほぞ状に使用することにより、住宅等の重量の
ある構造物や継手の多い構造物等を組立て時、一方の骨
組み材の間隙のない方の表面に他方の骨組み材をその間
隙のない方の表面を平行状態として仮り固定できるか
ら、安全作業が行えるし、固定用としても使用できるか
ら無駄のない効率的な接合部を設けることができる等の
効果が得られる。
【図1】本発明の骨組み材の接合施工方法を(イ),
(ロ),(ハ)の順に示す説明図である。
(ロ),(ハ)の順に示す説明図である。
【図2】通り側接合金具を示す斜視図である。
【図3】妻側接合金具を示す斜視図である。
【図4】接合部構造を示す断面図である。
【図5】横架材が柱の左右に連続する場合の組立て前と
組立て後を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
組立て後を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
【図6】妻側接合金具を示す斜視図である。
【図7】横架材がクロスする場合の組立て前と組立て後
を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
【図8】横架材を通常の板材と混用する場合の組立て前
と組立て後を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
と組立て後を(イ),(ロ)の順に示す説明図である。
s 間隙 1 柱(骨組み材) 2 通り側横架材(骨組み材) 3 妻側横架材(骨組み材) 4 通り側接合金具 5,5a 妻側接合金具 11 板材 16 係止用ボルト 19 通り側接合金具の柱側接合面 20,24 通り側接合金具の横架材側接合面 21 柱側接合面のボルト固定用穴 22a 横架材側接合面のボルト受け溝 22b ボルト受け溝側のボルト接合用穴
Claims (5)
- 【請求項1】 小口形状が同一な細長材一対同士を、そ
の間に一定幅の間隙を設けて対向させたものを一本の骨
組み材とし、該骨組み材を接合する面を少くとも二本分
有すると共にこのうち少くとも一本分の接合面が前記間
隙内に沿って嵌合される平行面に形成された接合金具を
介して前記骨組み材をボルト接合することにより骨組み
材同士を接合していく施工方法であって、 前記一方の骨組み材に取付けた接合金具の該骨組み材か
らの突出側には、その上端からボルトを水平に落し込み
溝底で水平に保持するボルト受け溝をあらかじめ設けて
おき、かつ他方の骨組み材の接合金具取付予定部には、
あらかじめ細長材同士が接合金具の平行面と同一大きさ
の間隙を形成可能な状態にして前記ボルト受け溝と符合
するボルト穴のみにボルトを挿通しておき、 前記他方の骨組み材を一方の骨組み材に接合時は、他方
の骨組み材における間隙が前記接合金具に挿入されるよ
うに他方の骨組み材を上方から落し込むと共に前記間隙
内に露出したボルト軸を前記ボルト受け溝内に落し込む
ことにより仮り固定の状態にした後、接合部分の他のボ
ルト取りを行うことを特徴とする骨組み材の接合施工方
法。 - 【請求項2】 柱部材として使用された一方の骨組み材
に横架材として使用された他方の骨組み材が接合金具を
介してボルト接合され、前記一対の骨組み材のうち少な
くとも他方の骨組み材は両対向面同士を連通状態に形成
した間隙に前記接合金具が嵌合され、該接合金具は前記
嵌合部分に縦一列であって少くとも2個所のボルト貫通
部を有すると共に上部のボルト貫通部はボルト軸部の係
止部分より上方が上端まで切欠されていることを特徴と
する骨組み材の接合構造。 - 【請求項3】 小口形状が同一な細長材同士一対の間に
一定幅の間隙を設けて対向させたものを一本の骨組み材
とし該骨組み材同士をボルト接合して構造物を形成する
ときボルト接合部分に使用する接合金具であって、 一方の骨組み材への接合面と該骨組み材から突出し前記
間隙内に沿って嵌合される平行面に形成された他方の骨
組み材への接合面とを有すると共に該他方の骨組み材へ
の接合面には縦一列であって少くとも2個所のボルト貫
通部が設けられ、かつ前記両ボルト貫通部のうち上部の
ボルト貫通部はボルト受け溝およびこのボルト受け溝の
上方を接合面上端まで切欠して形成した導入口が設けら
れていることを特徴とする接合金具。 - 【請求項4】 請求項3記載の接合金具において、 前記一方の骨組み材への接合面が他方の骨組み材への接
合面と直交して設けられたことを特徴とする接合金具。 - 【請求項5】 請求項4記載の接合金具において、前記
他方の骨組み材への接合面と直交して設けられた一方の
骨組み材への接合面に代えて該一方の骨組み材への接合
面が前記他方の骨組み材への接合面と同一面上に設けら
れていることを特徴とする接合金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347640A JP2816127B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 骨組み材の接合施工方法及び骨組み材の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347640A JP2816127B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 骨組み材の接合施工方法及び骨組み材の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09165838A true JPH09165838A (ja) | 1997-06-24 |
JP2816127B2 JP2816127B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=18391593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7347640A Expired - Fee Related JP2816127B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 骨組み材の接合施工方法及び骨組み材の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816127B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104358755A (zh) * | 2014-10-11 | 2015-02-18 | 谭健民 | 可手工拼砌的柱梁错层连接组件及其拼砌而成的框架结构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013091A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-23 | テクトロニツクス・インコ−ポレイテツド | 銅・スズ・亜鉛合金用めつき溶液 |
JPH0441002U (ja) * | 1990-08-08 | 1992-04-07 | ||
JPH0732660A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7347640A patent/JP2816127B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013091A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-23 | テクトロニツクス・インコ−ポレイテツド | 銅・スズ・亜鉛合金用めつき溶液 |
JPH0441002U (ja) * | 1990-08-08 | 1992-04-07 | ||
JPH0732660A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104358755A (zh) * | 2014-10-11 | 2015-02-18 | 谭健民 | 可手工拼砌的柱梁错层连接组件及其拼砌而成的框架结构 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2816127B2 (ja) | 1998-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |