JPH0916483A - アドレスバス試験装置 - Google Patents

アドレスバス試験装置

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JPH0916483A
JPH0916483A JP7163696A JP16369695A JPH0916483A JP H0916483 A JPH0916483 A JP H0916483A JP 7163696 A JP7163696 A JP 7163696A JP 16369695 A JP16369695 A JP 16369695A JP H0916483 A JPH0916483 A JP H0916483A
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JP7163696A
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Hironori Kobayashi
弘典 小林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリの領域の1部が試験実行不可領域の場
合でも、アドレスを効率的に発生して、全アドレスバス
を効率よく試験するアドレスバス試験装置を提供するこ
と。 【構成】 2の階乗アドレスと、試験実行不可領域用の
2の階乗オフセットアドレスよりなる試験アドレスを出
力するアドレス出力手段2と、メモリ1のこの試験アド
レスに対してデータをリード・ライトする書込読取手段
3と、この試験アドレスのメモリから読み取ったデータ
と既知データとを比較して、一致しなかったときアドレ
スバスエラーと識別する比較手段4を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアドレスバス試験装置に
係り、特にメモリの領域のうち1部が試験領域として使
用できない場合でも、アドレスを効率的に発生して全ア
ドレスバスを効率よくテストするものに関する。
【0002】
【従来の技術】アドレスバスが正常か否かをチェックす
るアドレスバスの試験として下記の試験が行われてい
る。
【0003】(1)アドレスバスの示す全アドレス空間
に対し、試験データのライト/リードをメモリに行い、
読み出したデータが書き込んだデータと一致するか否か
比較して、一致したときアドレスバスが正確であると判
断する。
【0004】(2)試験アドレスをシフトパターンで求
め、この試験アドレスに対し試験データのライト/リー
ドを行い、データの比較を行う。図9に示す如く、アド
レスレジスタ90の区分の1つ、例えば最下位区分に
「1」を記入し、これを順次上位にシフトして、アドレ
スを発生し、これについて試験データのライト/リード
を行い、データを比較して一致したときアドレスバスが
正確であると判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記(1)、
(2)の試験方式を実施したとき、以下の問題があっ
た。
【0006】(1)の場合、メモリの全領域に対して試
験データの書き込み・読み出しアクセスを行うため、こ
のテストに膨大な試験時間が必要となる。(2)の場合
は、前記(1)の問題点は解消できるものの、メモリの
全領域のうち1部の領域がリードのみ可能なコア領域と
して、例えばファームの共通領域とか、自分自身のテス
トプログラムの持つインタフェース領域として使用され
る場合があり、アドレスバスに対する一部の領域をライ
ト/リード試験を行うことができない。
【0007】従って、本発明の目的は、前記の如く、メ
モリの1部領域がリードのみ可能なコア領域として使用
される場合でも、前記(2)のシフト方式によりアドレ
スバスを全部テストすることが可能なアドレスバス試験
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では、図1(A)に示す如く、試験実行不可領域
1−0を有するメモリ1に対し、アドレス発生部2によ
り前記試験実行不可領域1−0と重ならない領域におい
て、そのアドレスバスについて1ビットだけ「1」のア
ドレスを発生させ、そのアドレス先にデータを書き込
み、このデータが所定のアドレス先に正確に記入されて
いるか否かをチェックする。
【0009】図1(A)の場合は、20 と2n の間に試
験実行不可領域が存在するので、2 n 以上のアドレスに
対し、前記の如きアクセスを行う。即ち、メモリ1に対
し2 n 、2n+1 、2n+2 ・・・2P のアドレスを発生さ
せ前記チェックを行う。
【0010】そしてこの2n 、2n+1 ・・・2P のうち
の1つのアドレスが発生している状態で、2n-1 〜20
のビットを順次1ビットずつ「1」にしたアドレスを発
生させ、ライト/リード試験を行う。例えば2n のビッ
トが「1」の状態で2n-1 〜21 のビットを順次1ビッ
トずつ「1」にして試験実施不可領域に対するオフセッ
ト用アドレスを発生する。これにより、図1(A)に示
す如く、試験実行不可領域に対するアドレスを発生させ
ることなく、全体のアドレスバスに「1」、「0」を入
力することが可能になる。
【0011】前記図1(A)に示す状態でアドレスバス
のテストを可能にするため、例えば図1(B)の如く構
成する。まずアドレス発生部2より2n のビットを
「1」とし、他のビットが「0」のアドレスを出力し、
書込読取部3はメモリ1のこのアドレス先にテストデー
タ保持部5から伝達されているテストデータD0 を記入
する。
【0012】次に書込読取部3は、メモリ1のこのアド
レス先より記入されているデータを読み取り、比較部4
においてテストデータD0 と比較する。これらが一致す
ればアドレスバスは正確であると判断する。
【0013】次に、この2n のビットを「1」にした状
態で、アドレス発生部2は、例えば下位側の20 のビッ
トを「1」に、他の2n-1 〜22 のビットを「0」にし
た「2n +20 」のアドレスを出力するので、書込読取
部3は、メモリ1のこのアドレスに対しテストデータD
0 を書込み、次にこのアドレス先からデータを読み出し
て、テストデータD0 と比較する。これらが一致すれ
ば、アドレスバスは正確であると判定する。
【0014】このように、アドレス発生部2は「2n
1 」、「2n +22 」、「2n +23 」・・・「2n
+2n-1 」のアドレスを順次出力し、前記の如きテスト
を行う。
【0015】それから2n+1 、2n+2 ・・・2P のアド
レスを順次出力し、同様のテストを行う。
【0016】
【作用】本発明では、メモリ1の試験実行不可領域1−
0を除いた状態でシフト状態でアドレスを発生させると
ともに、下位のアドレスバスに対しても、試験実行不可
領域用オフセット値を発生させることによりそのテスト
ができるので、きわめて簡単に、試験実行不可領域1−
0を除いてシフトパターン方式によりアドレスバスのテ
ストを行うことができる。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図2〜図4に基づき、
他図を参照して説明する。図2は本発明のシステム構成
図を示し(A)はそのアドレスバス試験に関する本発明
の一実施例構成図、(B)は本発明が適用されるデータ
処理システムの構成図である。図3はアドレスバス試験
プログラム説明図、図4は試験領域パラメータ説明図で
ある。
【0018】本発明を実施するデータ処理システムの概
略を図2(B)に基づき簡単に説明する。図2(B)に
おいて、1はメモリ、6はシステム・プロセッシング・
ユニット(以下SPUという)、7はインストラクショ
ン・プロセッシング・ユニット(以下IPUという)、
8はCPUバスであり、これらにより主コンピュータ9
を構成する。
【0019】ここでメモリ1は主コンピュータ9の主記
憶であり、図1に示す如く、試験実行不可領域1−0を
有するものである。SPU6はチャネルバス12を経由
して接続される、外部補助記憶アダプタ10−1、回線
アダプタ10−2・・・の如きアダプタと主コンピュー
タ9との間のデータの流れを制御するものである。また
IPU7はメモリ1を使用して与えられた命令を実行す
るものである。
【0020】データ処理システムにおいては、図2
(B)に示す如く、チャネルバス12にディスク11を
制御する外部補助記憶アダプタ10−1、外部回線とデ
ータの送受信を行う回線アダプタ10−2、フロッピィ
ディスクを制御するフロッピィディスクアダプタ(図示
省略)等のアダプタが接続されている。この実施例では
チャネルバス12のアドレスバスをテストする例につい
て説明するが、本発明は勿論これに限定されるものでは
ない。
【0021】図2(A)に示す如く、SPU6は試験領
域パラメータ作成部21、試験領域パラメータ保持部2
2、メモリ書込読取部23、書込先通知部24、書込デ
ータ保持部25、フラグ識別部26等を備えており、又
アダプタ10はアダプタメモリ31、パラメータ設定要
求部32、書込先アドレス受信部33、データ読取部3
4、比較検査部35、書込データ保持部36、試験終了
判定部37等を備えている。
【0022】試験領域パラメータ作成部21は、アダプ
タ10から伝達されたパラメータ設定要求に基づき、図
3(B)に示す如き試験領域パラメータを作成するもの
である。この試験領域パラメータは、フラグと試験領域
アドレスと、試験領域終了アドレスが記入されている。
【0023】フラグは、図4(B)に示す如く、構成さ
れ、下位4ビットはオール「0」、最上位ビットは試験
開始を示し、以下のビットは試験継続、終了、試験実行
不可領域を順次示す。従って、フラグが0X 80のとき
試験開始を示し、0X 40のとき試験継続を示し、0X
20のとき試験終了を示し、0X 10のとき試験実行不
可領域に関する試験を示す。また0X 50のとき試験不
可領域に関する試験継続を示し、0X 30のとき試験が
終了する場合でかつ試験不可領域に関する試験を示す。
そして1回の試験で終了する場合は0X A0となる。
【0024】試験領域パラメータ保持部22は、前記試
験領域パラメータ作成部21で作成された試験領域パラ
メータを順次保持するものである。メモリ書込読取部2
3は、試験領域パラメータ保持部22から得られた試験
領域パラメータの試験領域アドレスに対して、メモリ1
に書込データ保持部25から伝達されたデータD0 を書
き込んだり、データ読取部34から伝達されたメモリ1
のアドレスからデータを読み取り、この読み取ったデー
タをアダプタ10側に送出するものである。
【0025】書込先通知部24は、メモリ書込読取部2
3がデータD0 をメモリ1に書込んだ書込み先アドレス
をアダプタ10側に送出するものである。書込データ保
持部25は、アドレスバス試験時にメモリ書込読取部2
3がメモリ1に書き込むデータD0 を保持するものであ
る。後述するように、書込データ保持部25の保持する
データD0 はアダプタ10側の書込データ保持部36の
保持するデータD0 と等しいものである。
【0026】フラグ識別部26は、試験領域パラメータ
に記入されているフラグを解読し、アドレスバス試験の
開始終了や、試験実行不可領域に関する試験か否か等を
識別するものである。
【0027】アダプタメモリ31は、オペレータが入力
した試験用のパラメータを一時保持するものであって、
例えばフラグ情報、試験領域アドレス、試験領域終了ア
ドレス等をオペレータが順次入力し、これらが保持され
るものである。
【0028】パラメータ設定要求部32は、アダプタ1
0からSPU6に対してアドレスバス試験を行うための
パラメータ設定要求を行うものであって、アダプタメモ
リ31に保持されている試験用のパラメータを順次SP
U6側の試験領域パラメータ作成部21に送出し、パラ
メータの設定要求を行うものである。
【0029】書込先アドレス受信部33は、SPU6の
メモリ書込読取部23が、データD 0 をメモリ1に書込
んだときの書込先アドレスを受信するものである。デー
タ読取部34は、書込先アドレス受信部33から伝達さ
れたメモリ1のアドレス先のデータを読取るため、この
アドレスに対してデータ読取りを行うものである。
【0030】比較検査部35は、データ読取部34が読
取ったアドレス先のデータと、書込データ保持部36の
保持データD0 とが一致するか否かチェックするもので
ある。
【0031】書込データ保持部36は、SPU6側の書
込データ保持部25と同じ保持データD0 を保持するも
のである。試験終了判定部37は、比較検査部35の出
力に基づき、試験の結果を判定するものであり、例えば
フラグ識別部26から通知された試験終了信号に基づ
き、この判定結果を出力する。
【0032】本発明の一実施例の動作を図3(A)に示
すフローチャートに基づき説明する。 (1)アドレスバス試験に際し、オペレータは先ずアダ
プタ10において、試験パラメータを入力する。試験パ
ラメータとしてはフラグ情報、試験領域アドレス情報、
試験領域終了アドレス等を入力する。図4(A)の例で
は、0X 80、2n 、2n+1 ;0X 40、2n+1 、2
n+2 ;0X 40、2n+2 、2n+3 ;0X 50、2n+3
n+3 +20 ;0X 50、2n+3 +20 、2n+3
1 ;0X 50、2n+3 +22 、2n+3 +23 ・・・0
X 30、2n+3 +2n-2 、2n+3 +2n- 1 を入力する。
これらの試験パラメータはアダプタメモリ31に入力さ
れる。それからオペレータはパラメータ設定要求部32
を動作させ、アダプタメモリ31に入力されたこれらの
試験パラメータをSPU6の試験領域パラメータ作成部
21に順次送出して試験領域パラメータの設定要求を行
う。
【0033】(2)このようにアダプタ10よりパラメ
ータ設定要求をSPU6に対して行ったあと、アダプタ
10ではこの設定完了待ちとなる。 (3)試験領域パラメータ作成部21では、これらの試
験パラメータを受信し、図4(A)に示す如き、フラ
グ、試験領域アドレス試験領域終了アドレスよりなる試
験領域パラメータを順次作成して、これらを順次試験領
域パラメータ保持部22に記入し、全部記入し終わる
と、設定完了通知をアダプタ10に通知する。
【0034】それからSPU6ではメモリ書込読取部2
3が試験領域パラメータ保持部22に記入された試験領
域パラメータを順次読み出し、その試験領域アドレスに
対してメモリ1に書込データ保持部25に保持されたデ
ータD0 を記入する。即ち最初にメモリ1の試験領域ア
ドレス2n に対しデータD0 の書き込みが行われる。そ
れからこの試験領域パラメータの試験領域アドレス2n
が書込先通知部24により送出され、アダプタ10の書
込先アドレス受信部33に受信される。
【0035】(4)この試験領域アドレス2n はデータ
読取部34に通知されるので、これによりデータ読取部
34は、メモリ1のアドレス2n に記入されたデータの
読み取りをSPU6に対して行う。このデータの読み取
り要求に対しメモリ書込読取部23は、メモリ1のアド
レス2n よりデータを読み出し、これをデータ読取部3
4に送出する。
【0036】(5)データ読取部34では、この送出さ
れたデータを比較検査部35に送る。このとき比較検査
部35では書込データ保持部36からデータD0 が伝達
されており、これとデータ読取部34から送出されたデ
ータとを比較する。もし、アドレスバスが正確に動作し
ていれば、前記(4)においてデータ読取部34からS
PU6に対して行われたアドレス2n は正確にメモリ書
込読取部23に伝達され、これによりメモリ1のアドレ
ス2n が読み出されることになる。
【0037】このときこのアドレスには前記(3)に説
明した如く、書込データ保持部25に保持されたデータ
0 が記入されており、このデータD0 はアダプタ10
における書込データ保持部36で保持されたデータD0
と等しいので、アドレスバスが正確でアドレス2n が正
確にメモリ書込読取部23に伝達されたとき、前記比較
検査部35におけるデータの比較は一致する。しかしア
ドレスバスが正確に動作しないときは2n とは別のアド
レス先のデータが読み出されるので、データの比較結果
は一致しない。
【0038】(6)次に試験領域パラメータ保持部22
に保持された試験領域パラメータにより、同様に試験領
域アドレス2n+1 、2n+2 に関する試験が行われる。そ
して試験領域アドレス2n+3 に関する試験が行われると
き、フラグは0X 50となる。そして試験領域アドレス
は2n+3 +20 、2n+3 +21 ・・・2n+3 +2n-1
なり、これらに対するアドレスバス試験が順次行われ、
メモリ1の試験実行不可領域に関するアドレスバスに対
しても試験を行うことができる。
【0039】そして最後の試験領域パラメータのフラグ
X 30をフラグ識別部26が検出したとき、これをア
ダプタ10の試験終了判定部37に通知すると、それま
で保持されていた比較検査部35における検査結果をオ
ペレータに、例えば図示省略した表示部に出力するので
これによりアドレスバスの状態をチェックすることがで
きる。
【0040】なお前記説明では、書込データ保持部25
と、書込データ保持部36の保持データを固定した値の
場合について説明したが、これらに複数のデータを保持
させこれらを順次使用するか、あるいはデータ作成式を
設定して1回毎に異なるデータ(ただし両方の出力デー
タは同一である)が発生するように構成すれば、アドレ
スバスの不備のためにすでにデータを書込ずみに領域に
誤ったアドレスが伝達された場合でも正確にチェックす
ることができる。
【0041】本発明の第2実施例を図5、図6に基づき
説明する。図5、図6に示す実施例では、メモリ1上に
2ヶ所の試験実行不可領域1−0、1−1が形成されて
いる場合である。図5に示す如く、メモリ1には、アド
レスの20 〜2n の間と、2 n+1 〜2m との間にそれぞ
れ前記試験実行不可領域1−0、1−1が存在してい
る。
【0042】この場合、前記と同様のアドレスバスのテ
ストを図5の例では2n の値が「1」のものより行い、
次に2n を「1」にした状態で、オフセット値を20
1・・・2n-1 として行う。即ち、「2n +20 」、
「2n +21 」、「2n +2 2 」・・・「2n
n-1 」のアドレスによりアドレスバスのテストを行
う。
【0043】次にアドレスを2m にした状態でオフセッ
ト値を2n+1 、2n+2 ・・・2m-1として行う。即ち
「2m +0」、「2m +2n+1 」、「2m +2n+2 」・
・・「2m +2m-1 」のアドレスによりアドレスバスの
テストを行う。それからアドレスを「2m+1 」・・・
「231」(アドレスバスが32ビットの場合)と順次シ
フトしてアドレスバスのテストを行う。
【0044】試験実行不可領域が複数存在する場合は、
試験アドレスが実行不可領域に重なった時点でオフセッ
ト値「2n 」を変更し、新オフセット値「2m 」を求め
てアドレスバスの試験を継続する。このように試験開始
アドレスを2の階乗によるオフセットにより求めて試験
を行うが、このオフセット値を可変することにより試験
開始アドレスを複数指定することができる。
【0045】図6の場合は、試験実行不可領域が20
n-1 と2n+3 〜2m-1 の間に存在する場合について、
試験実行不可領域1−0に関するアドレスバスのテスト
をアドレス2n+2 の試験実行不可領域用オフセット値と
して20 〜2n-1 を順次作成し、次に試験実行不可領域
1−1に関するアドレスバスのテストを、アドレス2 m
のオフセット値として2n+3 〜2m-1 を順次作成するこ
とにより行う例についてその試験領域パラメータについ
て説明する。
【0046】初めに、オぺレータは試験パラメータとし
て0X 80、2n 、2n+1 を図2に示すアダプタより入
力する。これが図2に示す試験領域パラメータ作成部に
伝達されて、図6に示す如き、第1回試験開始用の試験
領域パラメータが作成される。即ち、フラグとして0X
80が、試験領域アドレスとして2n が、試験領域終了
アドレスとして2n+1 が記入された試験領域パラメータ
が作成され、これによりアドレス2n に対するアドレス
バスの試験が行われる。
【0047】オぺレータは、前記試験パラメータに続い
て、試験パラメータとして0X 40、2n+1 、2n+2
X 40、2n+2 、2n+2 +20 ;0X 50、2n+2
0、2n+2 +21 ・・・0X 50、2n+2 +2n-1
m ;0X 40、2m 、2m+2n+3 ;0X 50、2m
+2n+3 、2m +2n+4 ・・・0X 50、2m
m- 1 ,2m+1 ・・・を順次入力する。
【0048】これらに基づき、図6に示す如き試験領域
パラメータを作成し、これに基づき、まずアドレス
n 、2n+1 、2n+2 のアドレスバスの試験を行う。そ
れから試験実行不可領域1−0に関するオフセットのア
ドレス2n+2 +20 、2n+2 +2 1 ・・・2n+2 +2
n-1 のアドレスバスの試験を行う。
【0049】それからアドレス2m のアドレスバスの試
験を行い、さらに試験実行不可領域1−1に関するオフ
セットのアドレス2m +2n+3 、2m +2n+4 ・・・2
m +2m-1 のアドレスバスの試験を行う。そしてアドレ
スが32ビットの場合、2m+ 1 、2m+2 ・・・231とア
ドレスを順次1ビットシフトしてすべてのアドレスバス
の試験が行われる。
【0050】図7により、メモリ1上に試験実行不可領
域1−0、1−1、1−2、1−3・・・が存在する場
合について説明する。試験開始アドレスを、オフセット
値2n が試験実行不可領域と重ならない最小値となるア
ドレスから試験を開始する。そして試験アドレスが試験
実行不可領域と重なった場合、オフセット値2n のnの
値を+1したアドレス2n+1 により試験を継続する。
【0051】このnの値を+1加算した試験アドレスも
試験実行不可領域と重なった場合は、さらにオフセット
値2n+1 のn+1の値に+1加算した2n+2 のオフセッ
ト値により試験を継続する。このようにして、図7の例
では、試験開始アドレスを2 n 、2n+1 、2n+2 ・・・
n+x として、試験を行うことができる。このようにし
てオフセット値2n をnの最小値から始めることができ
る。即ち、オフセット値2n を最小値から始めることが
できる。
【0052】図8によりメモリ1上に試験実行不可領域
1−0、1−1、・・・1−(n−1)、1−nが存在
する場合について説明する。試験開始アドレスをオフセ
ット値2n が最大値となるアドレスから試験を開始す
る。そして試験アドレスが試験実行不可領域と重なった
場合、オフセット値2 n のnの値を−1したアドレス2
n-1 により試験を継続する。
【0053】このオフセット値2n のnの値を−1減算
した試験アドレス2n-1 も試験実行不可領域と重なった
場合、もしくは試験を終了したアドレスバスであった場
合は、さらにオフセット値2n-1 のn−1の値を−1減
算した2n-2 のオフセット値により試験を継続する。こ
のようにして、図8の例では、試験開始アドレスを
n 、2n-1 、2n-2 ・・・2n-x としてオフセット値
n をnの最大値から試験を行うことができる。通常、
試験実行不可領域はメモリの先頭(アドレスの小さいと
ころ)に存在するため、この試験方式は試験時間短縮に
有効である。
【0054】なお前記説明では、SPU6側の書込デー
タ保持部25とアダプタ10側の書込データ保持部36
には常時同一のデータを保持する場合について説明した
が、本発明は勿論これに限定されるものではなく、例え
ば書込データ保持部25と書込データ保持部36に複数
の保持データを保持させてこれらを順次使用してもよ
く、あるいはこれらにデータ作成手段を設けてそのデー
タ作成アルゴリズムを同一とし、両者は同一時刻では同
一のデータを作成しているが、それぞれ時刻により同一
の書込データ保持部25、36内では前回の作成データ
とは異なるデータを発生させるようにしてもよい。これ
により常時同一の場合には、アドレスに誤りがあったと
き先に記入済みのデータを読み出したとき、一致するも
のと判断する場合が存在するが、このように構成するこ
とにより先に記入済みのデータを誤って読み出した場
合、一致しないので、もっと正確な判断が可能となる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば2
の階乗アドレスと2の階乗オフセットアドレスにより、
メモリの全領域のうち1部領域が試験実行不可領域のた
めアクセスできない場合でも、メモリの全領域をアクセ
スせず1部領域のみのアクセスにより、全アドレスバス
の試験が可能である。
【0056】また最大アドレスに対応するすべてのバス
のビットに対応することができる。テスト開始アドレス
が任意に設定可能である。データバス/メモリの試験も
可能である。
【0057】請求項2に記載された本発明によれば2の
階乗アドレスによるオフセット値を可変することにより
試験開始アドレスを複数指定できるので、メモリに複数
の試験実行不可領域があっても全アドレスバスの試験が
可能である。
【0058】請求項3に記載された本発明によれば、メ
モリのアドレスの2の階乗の最大値から試験を行うた
め、通常メモリの下位の先頭付近に存在する試験実行不
可領域に対する回避処理が不要となるので、試験時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明のシステム構成図である。
【図3】アドレスバス試験プログラム説明図である。
【図4】試験領域パラメータ説明図である。
【図5】本発明の第2実施例説明図である。
【図6】試験領域パラメータ説明図である。
【図7】本発明の第3実施例説明図である。
【図8】本発明の第4実施例説明図である。
【図9】シフトパターン説明図である。
【符号の説明】
1 メモリ 2 アドレス発生部 3 書込読取部 4 比較部 5 テストデータ保持部 6 システムプロセッシングユニット(SPU) 7 インストラクションプロセッシングユニット(IP
U) 8 CPUバス 10 アダプタ 10−1 外部補助記憶装置アダプタ 10−2 回線アダプタ 11 ディスク 12 チャネルバス 21 試験領域パラメータ作成部 22 試験領域パラメータ保持部 23 メモリ書込読取部 24 書込先通知部 25 書込データ保持部 26 フラグ識別部 31 アダプタメモリ 32 パラメータ設定要求部 33 書込先アドレス受信部 34 データ読取部 35 比較検査部 36 書込データ保持部 37 試験終了判定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2の階乗アドレスと、試験実行不可領域
    用の2の階乗オフセットアドレスよりなる試験アドレス
    を出力するアドレス出力手段と、 メモリのこの試験アドレスに対してデータをリード・ラ
    イトする書込読取手段と、 この試験アドレスのメモリから読み取ったデータと既知
    データとを比較して、一致しなかったときアドレスバス
    エラーと識別する比較手段を具備したことを特徴とする
    アドレスバス試験装置。
  2. 【請求項2】 試験開始アドレスを、前記2の階乗アド
    レスによるオフセット値により求めるとともに、このオ
    フセット値を可変としたことにより試験開始アドレスを
    複数指定可能としたことを特徴とする請求項1記載のア
    ドレスバス試験装置。
  3. 【請求項3】 前記2の階乗アドレスによるオフセット
    値を、メモリのアドレスの2の階乗の最大値から始める
    ことを特徴とする請求項2記載のアドレスバス試験装
    置。
JP7163696A 1995-06-29 1995-06-29 アドレスバス試験装置 Pending JPH0916483A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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