JPH09160802A - テスト装置 - Google Patents

テスト装置

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Publication number
JPH09160802A
JPH09160802A JP7316922A JP31692295A JPH09160802A JP H09160802 A JPH09160802 A JP H09160802A JP 7316922 A JP7316922 A JP 7316922A JP 31692295 A JP31692295 A JP 31692295A JP H09160802 A JPH09160802 A JP H09160802A
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JP
Japan
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cpu
test
memory
bus
mcm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7316922A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Saito
義行 齊藤
Yukinobu Nishikawa
幸伸 西川
Takahiro Watabe
隆弘 渡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MCMの特徴を生かし、メモリを自由に選択
でき、しかもメモリを高精度かつ短時間にテストできる
テスト装置を提供することである。 【解決手段】 CPU制御部54Aは、CPU10Aの
テスト時に、バスB1を介してCPU10Aをテスト動
作させる。セレクタ58cは、バスB1にMEMCコア
40とCPU制御部54Aとのいずれか一方を選択的に
接続する。バス解放信号生成部53Aは、メモリ20の
テスト時に、CPU10Aを不能動化させる。メモリデ
ータ比較部52は、メモリ20のテスト時に、バスB2
を介してメモリ20をテスト動作させることにより、メ
モリが正常か否か判断し、判断結果をテスト端子Eを介
して出力する。セレクタ58m1〜58m3は、バスB
2にMEMCコア40とメモリデータ比較部52とのい
ずれか一方を選択的に接続する。テスト制御部51A
は、テスト端子SI,SCKから入力される信号に基づ
いて、メモリおよびCPUのテスト動作を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テスト装置に関
し、より特定的には、CPUとメモリとMEMCとを有
するMCMに備えられ、外部からメモリをテストできる
ようにしたテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコンや携帯情報端末
(PDA)等の電子機器の小型軽量化が進み、電子機器
に内蔵されるプリント基板の小型化が求められている。
このプリント基板の小型化を図る有力な手段の1つとし
て、現在、MCMが注目されている。MCMは、キャリ
ア基板上に複数の半導体チップをベアチップ実装し、各
半導体チップ間の配線をキャリア基板上で行ない、1つ
にモジュール化したものである。このようなMCMは、
従来のパッケージ半導体部品(例えば、QuadFla
t Packageや、Small Outline
Package等)を用いる場合に比べて、大幅に小型
化することができる。
【0003】また、従来のパッケージ部品を用いた場合
に比べて、各半導体チップについて、各半導体チップ間
の配線長を短くすることができ、かつ、MCM内で閉じ
た配線については、配線経路内からパッケージのピンを
削除することができる。このため、配線パターンや、ピ
ンに起因する負荷容量が減少し、高速動作が可能とな
る。
【0004】ところで、電子機器では、CPU、メモリ
およびMEMCが共通的に使用されており、CPUは、
MEMCを介してメモリを頻繁にアクセスしている。こ
のため、種々のCPU、メモリおよびMEMCを組み合
わせ、MCM化することにより、小型化、高速化が図ら
れている。
【0005】図13は、従来のMCMの構成を示すブロ
ック図である。図13において、MCM100は、CP
U101と、メモリ102と、MEMC103とを備え
ている。CPU101とMEMC103とはバスB10
1を介して接続され、メモリ102とMEMC103と
はバスB102を介して接続されている。バスB101
は外部端子(図示せず)に引き出されており、バスB1
02はMCM100内で閉じている。
【0006】図13のMCM100では、MEMC10
3−メモリ102間のバスB102の配線がMCM10
0内で閉じており、バス102に外部端子がないため、
MEMC103とメモリ102との間で高速動作させる
ことが可能であり、MCM化による一部高速化、一部小
型化が図られている。
【0007】図14は、従来の他のMCMの構成を示す
ブロック図である。図14において、MCM200は、
CPU201と、メモリ202と、MEMC203とを
備えている。CPU201とMEMC203とはバスB
201を介して接続され、メモリ202とMEMC20
3とはバスB202を介して接続されている。バスB2
01およびバスB202は、MCM200内で閉じてい
る。
【0008】図14のMCM200では、CPU201
−MEMC203間のバスB201の配線およびMEM
C203−メモリ202間のバスB202の配線がMC
M200内で閉じており、バスB201,B202に外
部端子がないため、CPU201−MEMC203間お
よびMEMC203−メモリ202間で高速動作させる
ことが可能であり、MCM化による小型化および高速化
が極めて高い。
【0009】ところで、CPUやメモリは、導電性接着
剤やワイヤボンディングでバスに接続されるが、CPU
やメモリの位置ずれ実装や、接着の過不足等に起因する
CPUやメモリの接続不良等により不良品が発生する場
合があり、不良個所を目視で確認できない場合が多い。
このため、従来からMCMのテストが行われている。
【0010】ここで、通常のパッケージ部品の場合、従
来からLSIテスタを用いてテストが行なわれるが、M
CMの場合、MCM内で閉じた信号線については、MC
Mの外部端子に信号が出てこない。このため、MCMで
は、プロービングすることが困難であり、外部からの信
号の可制御性/可観測性が極めて悪い。このため、従来
のLSIテスタを用いた方法では十分なテストを行なう
ことが困難である。この結果、MCMの普及を妨げてい
る。
【0011】図13のMCM100では、CPU101
−MEMC103間のアドレスおよびデータのバス10
1がMCM100の外部端子に引き出されており、外部
からの可観測性が優れているが、MEMC103−メモ
リ102間のバス102が内部で閉じている。また、図
14のMCM200では、CPU201−MEMC20
3間のバスB201およびMEMC203−メモリ20
2間のバスB202がMCM200内で閉じている。こ
のようなMCM100,200内で閉じた部分において
は、外部からの可観測性は極めて悪いものとなってい
る。
【0012】このため、従来から、以下に示す方法によ
るテストが考えられている。 (1) MCMの外部にテスト用端子を設け、MCM内
で閉じた部分の配線をテスト端子に引き出し、CPUを
動作させ、テスト端子の各信号を観測する。
【0013】(2) バウンダリスキャン(IEEE
Std 1149.1−1990)を用い、MCM内で
閉じた部分の信号を外部に引き出す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の場合、例えば、アドレス・データともにバス幅32ビ
ットの場合には、図13のMCM100ではバスB2を
観測するために少なくとも64本、図14のMCM20
0ではバスB1,B2を観測するために少なくとも12
8本のピンが増加する。また、各半導体チップ間の信号
の配線長が実質的に長くなり、動作速度を落す必要が生
じる。このため、(1)の場合、MCMの特徴である端
子数の減少による小型化や、高速化という特徴を損なっ
てしまうという第1の問題点があった。
【0015】(2)の場合、CPUおよびメモリにバウ
ンダリスキャンレジスタが追加されるため、CPUおよ
びメモリのコストアップが発生するという第2の問題点
がある。また、バウンダリスキャンレジスタが追加され
るため、CPUおよびメモリが大型化するとともに、通
常動作時にバウンダリスキャンレジスタでの遅延が発生
する。このため、(1)の場合と同様に、MCMの小型
化や、高速化という特徴を損なってしまうという第1の
問題点があった。また、バウンダリスキャン対応のCP
Uおよびメモリを用いる必要がるため、CPUおよびメ
モリの選択肢が制限されるという第2の問題点があっ
た。
【0016】特に、バウンダリスキャン対応のメモリを
使用したとしても、メモリが定期的にリフレッシュサイ
クルを実行しないと書き込んだ内容が消えてしまうDR
AMである場合には、MCMのテストに必要なテストベ
クタ(入力信号の経時変化および出力信号の期待値の経
時変化を記述したもの)が数100ビットと長いため、
リフレッシュのためのテストベクタを入力する余裕がな
く、メモリに対する読み書きのテストは困難であるた
め、メモリの選択肢が制限される。
【0017】また、(1)および(2)ともに、MCM
のテストに必要なテストベクタの入力とテストの実行結
果を得るのに多大な時間を要するという第3の問題点が
あった。
【0018】また、(1)および(2)ともに、CPU
およびメモリをバスに常時接続し、CPUを動作させる
ことにより、CPUやメモリのテストを行っていたの
で、このため、例えば、CPUに不良個所がある場合、
メモリのテストができなかったり、メモリのテスト結果
にCPUの故障の影響が出る。特に、MCM全体での良
否のテストだけでは足りず、不良個所を特定し、CPU
やメモリの交換等の必要があるが、従来のMCMのテス
トでは不良個所の特定ができず、各部を高精度にテスト
できないという第4の問題点があった。
【0019】それゆえに、本発明は、MCMの特徴を生
かし、メモリを自由に選択でき、しかもメモリを高精度
かつ短時間にテストできるテスト装置を提供することを
第1の目的とする。
【0020】また、CPUを自由に選択でき、しかもC
PUを高精度かつ短時間にテストできるテスト装置を提
供することを第2の目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
CPUとメモリとMEMCとを有するMCMに備えら
れ、外部からメモリをテストできるようにしたテスト装
置であって、CPU不能動化手段、メモリ用テストパタ
ーン保持手段、メモリテスト手段、メモリバス接続手
段、テスト制御手段を備え、CPU不能動化手段は、C
PUを不能動化し、メモリ用テストパターン保持手段
は、数種のテスト用アドレスとテスト用データとを保持
し、メモリテスト手段は、メモリバス接続手段を介して
メモリのテスト用アドレスにテスト用データの書き込み
後読み出しを行い、発生したデータと読み出したデータ
とが一致するかを判断し、メモリバス接続手段は、通常
はメモリバスにMEMCを接続し、テスト時は当該メモ
リバスにMEMCの代わりにメモリテスト手段を接続
し、テスト制御手段は、テスト端子からメモリテストを
指示されると、CPU不能動化手段にCPUを不能動化
させ、メモリバス接続手段にメモリテスト手段を接続さ
せるとともにメモリテスト手段を起動して、判断結果を
当該テスト端子に出力する、ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】請求項1に係る発明においては、
CPUとメモリとMEMCとを有するMCMに備えら
れ、外部からメモリをテストできるようにしたテスト装
置である。テスト装置は、CPU不能動化手段、メモリ
用テストパターン保持手段、メモリテスト手段、メモリ
バス接続手段、テスト制御手段を備える。CPU不能動
化手段は、CPUを不能動化する。メモリ用テストパタ
ーン保持手段は、数種のテスト用アドレスとテスト用デ
ータとを保持する。メモリテスト手段は、メモリバス接
続手段を介してメモリのテスト用アドレスにテスト用デ
ータの書き込み後読み出しを行い、発生したデータと読
み出したデータとが一致するかを判断する。メモリバス
接続手段は、通常はメモリバスにMEMCを接続し、テ
スト時は当該メモリバスにMEMCの代わりにメモリテ
スト手段を接続する。テスト制御手段は、テスト端子か
らメモリテストを指示されると、CPU不能動化手段に
CPUを不能動化させ、メモリバス接続手段にメモリテ
スト手段を接続させるとともにメモリテスト手段を起動
して、判断結果を当該テスト端子に出力する。
【0023】請求項1の発明によれば、わずかな数のテ
スト端子を設けるだけですみ、メモリバスの配線長が実
質的に長くなることもない。このため、MCMの特徴で
ある端子数の減少による小型化や、高速化という特徴を
発揮できる。また、メモリにバウンダリスキャンレジス
タを追加する必要がないため、メモリのコストアップが
発生することもなく、メモリの大型化を防止でき、通常
動作時にバウンダリスキャンレジスタでの遅延が発生す
ることもない。このため、MCMの小型化や、高速化と
いう特徴を発揮できる。また、バウンダリスキャン対応
のメモリを用いる必要がないため、メモリの選択肢が制
限されることもない。また、メモリのテストに必要なテ
ストベクタが予め入力されており、テストの実行結果を
瞬時に得ることができるので、DRAMであってもリフ
レッシュすることなく短時間でテストを行える。CPU
およびメモリを相互に切り離した状態でCPUやメモリ
のテストを行え、CPUを不能動化してメモリをテスト
できるので、CPUが故障していてもメモリのテストが
行え、不良個所の特定が可能になり、各部を高精度にテ
ストできる。
【0024】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、CPU不能動化手段は、CPUのバス解放端子
にバス解放信号を出力することにより、CPUを不能動
化する。このため、メモリのテスト時にCPUからの干
渉を簡単になくすことができる。
【0025】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、CPU不能動化手段は、CPUに給電するCP
U用スイッチを遮断することにより、CPUを不能動化
する。このため、CPUにバス解放端子がなくても、メ
モリのテスト時にCPUからの干渉を簡単になくすこと
ができる。
【0026】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかの発明において、CPUの動作をMCMの外
からCPUバスを介してみれる。CPUテスト命令記憶
手段、CPUバス接続手段をさらに備える。CPUテス
ト命令記憶手段は、CPUバス接続手段を介してテスト
用無限ループを実現する命令を記憶する。
【0027】CPUバス接続手段は、通常はCPUバス
にMEMCを接続し、テスト時はCPUバスにMEMC
の代わりにCPUテスト命令記憶手段を接続する。テス
ト制御手段は、テスト端子からCPUテストを指示され
ると、CPUテスト命令記憶手段に命令を出力させ、C
PUバス接続手段にCPUテスト命令記憶手段を接続さ
せる。
【0028】この結果、わずかな数のテスト端子を設け
るだけですみ、CPUバスの配線長が実質的に長くなる
こともない。このため、MCMの特徴である端子数の減
少による小型化や、高速化という特徴を発揮でき、しか
も実速度でCPUをテストできる。また、CPUにバウ
ンダリスキャンレジスタを追加する必要がないため、C
PUのコストアップが発生することもなく、CPUの大
型化を防止でき、通常動作時にバウンダリスキャンレジ
スタでの遅延が発生することもない。このため、MCM
の小型化や、高速化という特徴を発揮できる。また、バ
ウンダリスキャン対応のCPUを用いる必要がないた
め、CPUの選択肢が制限されることもない。また、M
CMのテストに必要なテストベクタが予め入力されてお
り、テストの実行結果を瞬時に得ることができるので、
短時間でテストを行える。また、CPUだけにテストベ
クタを送ることができるので、不良個所の特定が可能に
なり、各部を高精度にテストできる。
【0029】請求項5に係る発明は、請求項4の発明に
おいて、CPUテスト命令切換手段をさらに備える。C
PUテスト命令記憶手段は、複数のCPUにそれぞれ応
じた複数の命令を記憶する。CPUテスト命令切換手段
は、CPUテスト命令記憶手段にテストするCPUの命
令を選択させる。テスト制御手段は、テスト端子からテ
ストするCPUの種類が指示されると、CPUテスト命
令切換手段に選択するCPUを指示する。このため、C
PUの選択性が高まり、テスト装置をMEMCコアと一
体化させれば、MEMCの汎用性が高まる。
【0030】請求項6に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかの発明において、CPUの動作をMCMの外
からみれないようにCPUバスがMCMの内部で閉じて
いる。CPUテスト命令記憶手段、期待値格納手段、C
PU出力比較手段、CPUバス接続手段をさらに備え
る。CPUテスト命令記憶手段は、CPUバス接続手段
を介してテスト用無限ループを実現する命令を記憶す
る。期待値格納手段は、テスト用無限ループの発生時の
期待値を格納する。CPU出力比較手段は、発生したテ
スト用無限ループと期待値とが一致するかを判断する。
CPUバス接続手段は、通常はCPUバスにMEMCを
接続し、テスト時はCPUバスにMEMCの代わりにC
PUテスト命令記憶手段を接続する。テスト制御手段
は、テスト端子からCPUテストを指示されると、CP
Uテスト命令記憶手段に命令を出力させ、CPUバス接
続手段にCPUテスト命令記憶手段を接続させるととも
にCPU出力比較手段を起動して、比較結果を当該テス
ト端子に出力する。
【0031】この結果、わずかな数のテスト端子を設け
るだけですみ、CPUバスの配線長が実質的に長くなる
こともない。このため、MCMの特徴である端子数の減
少による小型化や、高速化という特徴を発揮でき、しか
も実速度でCPUをテストできる。また、CPUにバウ
ンダリスキャンレジスタを追加する必要がないため、C
PUのコストアップが発生することもなく、CPUの大
型化を防止でき、通常動作時にバウンダリスキャンレジ
スタでの遅延が発生することもない。このため、MCM
の小型化や、高速化という特徴を発揮できる。また、バ
ウンダリスキャン対応のCPUを用いる必要がないた
め、CPUの選択肢が制限されることもない。また、M
CMのテストに必要なテストベクタが予め入力されてお
り、テストの実行結果を瞬時に得ることができるので、
短時間でテストを行える。また、CPUだけにテストベ
クタを送ることができるので、不良個所の特定が可能に
なり、各部を高精度にテストできる。
【0032】請求項7に係る発明は、請求項6の発明に
おいて、CPUテスト命令切換手段をさらに備える。C
PUテスト命令記憶手段は、複数のCPUにそれぞれ応
じた複数の命令を記憶する。期待値格納手段は、複数の
CPUにそれぞれ応じたテスト用無限ループの発生時の
複数の期待値を格納する。CPUテスト命令切換手段
は、CPUテスト命令記憶手段にテストするCPUの命
令を選択させる。テスト制御手段は、テスト端子からテ
ストするCPUの種類が指示されると、CPUテスト命
令切換手段に選択するCPUを指示するとともに、期待
値格納手段に選択する期待値を指示する。このため、C
PUの選択性が高まり、テスト装置の汎用性が高まる。
【0033】請求項8に係る発明は、請求項1ないし7
のいずれかの発明において、メモリ不能動化手段ををさ
らに備える。メモリ不能動化手段は、メモリに給電する
メモリ用スイッチを遮断することにより、メモリを不能
動化する。このため、CPUのテスト時にメモリからの
干渉を簡単になくすことができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1の実施例のMCMテスト装
置の構成を示すブロック図である。図1において、MC
M1は、CPU10Aと、メモリ20と、MEMC30
Aとを備えている。MEMC30Aは、MEMCコア部
40と、テスト装置50Aとを含む。テスト装置50A
は、テスト制御部51Aと、メモリデータ比較部52
と、バス解放信号生成部53Aと、CPU制御部54A
と、セレクタ58m1〜58m3,58cと、バッファ
59m,59cとを含む。
【0035】CPU10AとMEMC30AとはバスB
1で接続され、メモリ20とMEMC30AとはバスB
2で接続されている。バスB1のアドレスバスとデータ
バスはMCM1の外部端子(図示せず)に接続されてお
り、外部端子での観測が可能であるが、バスB2はMC
M1内部で閉じている。このため、このMCM1では、
メモリ20の動作をバスB2を介して内部観測するとと
もに、CPU10Aの動作を外部端子で観測するように
している。
【0036】CPU10Aは、バス解放端子(例えば、
CPU10Aがインテル社製の486DX2の場合、
「FLUSH#」端子)11を有し、バス解放端子11
にバス解放要求信号が入力された場合、バスB1を解放
状態にする(詳細はインテル社のデータブック「Int
el486プロセッサ・関連製品」参照)。
【0037】なお、ここでいうバス解放とは、CPU1
0Aが入力端子からの入力を受け付けず、出力端子をネ
ゲート状態に保ち、入出力端子をHigh−Z(ハイイ
ンピー)に保つ状態を表している。バス解放状態とは、
この図1の実施例および後述する図3,図5の実施例を
通じて、この状態を意味している。
【0038】メモリ20は、例えば、DRAMで、例え
ばアドレス・データともにバス幅32ビットに構成され
ている。
【0039】MEMCコア部40は、CPU10Aから
メモリ20へのアクセス、CPU10AからMCM1の
外部の資源(例えば、ROMやI/O等)へのアクセ
ス、およびMCM1の外部の資源(I/O等)からメモ
リ20へのDMA等、MCM1が実際に使用されるシス
テムにおいて必要なアクセスを制御する。
【0040】テスト制御部51Aは、テスト端子SI,
SCKから入力される指示に従って、バス解放信号生成
部53A、CPU制御部54A、メモリデータ比較部5
2へ制御信号を出力するとともに、メモリデータ比較部
52からの比較結果をテスト端子SI,SCKを通して
MCM1外部に出力する。また、実行するテストに応じ
て、セレクタ58m1〜58m3,58cおよびバッフ
ァ59m,59cを制御する。
【0041】より具体的に説明すると、テスト制御部5
1Aは、テスト用のMCM外部端子を少なくできるスキ
ャンパスを用いるため、その内部にシフトレジスタ51
1と、デコーダ512とを含む。シフトレジスタ511
は、5ビットのデータ記憶部D1〜D5を有し、データ
記憶部D1〜D5にテスト端子SIから入力されたデー
タをテスト端子SCKから入力されたシフトクロックに
したがってシリアルに順次記憶する。デコーダ512
は、シフトレジスタ511のデータ記憶部D1〜D4の
データをパラレルに入力し、テストモードがメモリかC
PUかを解読する。データ記憶部D1〜D4のデータが
例えば「××10」の場合には、メモリテストを示して
おり、「××11」の場合にはCPUのテストであるこ
とを示している。また、データ記憶部D1〜D4のデー
タが例えば「0000」の場合には、CPU10Aおよ
びメモリ20のテスト以外の、通常モードであることを
示している。この「0000」は、テスト端子SIから
入力しなくても、初期値としてセットされる。
【0042】解読の結果、メモリテストの場合には、デ
コーダ512は、バス解放信号生成部53A、メモリデ
ータ比較部52にメモリテストであることを知らせ、セ
レクタ58m1〜58m3およびバッファ59mを制御
する。なお、データ記憶部D5は、メモリデータ比較部
52からの比較結果を格納する部分である。このため、
テスト端子SCKからシフトクロックを入力すると、テ
スト端子Eからメモリ20の判定結果が得られる。一
方、解読の結果、CPUテストの場合には、デコーダ5
12は、CPU制御部54AにCPUテストであること
を知らせる。
【0043】メモリデータ比較部52は、テスト制御部
51Aからの信号を受けて、メモリ20へのデータの書
き込み、メモリ20からのデータの読み込み、書き込み
データと読み込みデータの比較、およびテスト制御部5
1Aへの比較結果出力を行なう。
【0044】より具体的には、メモリデータ比較部52
は、例えばアドレス・データバスともに32ビットの場
合、その内部にメモリ20の「0x55555555」
番地に対するデータ「0x55555555」,「0x
AAAAAAAA」と、「0xAAAAAAAA」番地
に対するデータ「0x55555555」,「0xAA
AAAAAA」をそれぞれテストベクタとして予め記憶
している。これらのアドレス・データは、バスB2の各
ビットが1と0とに交互に並ぶようになっており、補完
関係にある。このため、このテストベクタをメモリ20
に対して書き込み、書き込みデータと読み込みデータの
比較を実行すれば、バスB2とメモリ20との接続状態
を確実に知ることができる。また、この2つのアドレス
での書き込みデータと読み込みデータの比較を2つ実行
して一致することが確かめられれば、全アドレスにおい
てメモリ20が正常である場合が多い。このため、メモ
リデータ比較部52にこれらのテストベクトルを用意し
ておけば十分であり、テストベクトルの作成が短縮化さ
れる。
【0045】バス解放信号生成部53Aは、テスト制御
部51Aからの信号を受けて、CPU10Aに対してバ
ス解放要求信号を出力する。
【0046】CPU制御部54Aは、テスト制御部51
Aからの信号を受けて命令コードおよび制御信号を生成
し、CPU10Aからのアクセスに応じて生成した命令
コードあるいは制御信号を出力する。
【0047】より具体的には、CPU制御部54Aは、
その内部に例えば、「bra PC−2」を意味する2
バイトの命令「FEEA」をテストベクトルとして予め
記憶している。CPU10Aは、CPUテスト時にCP
U制御部54Aをアドレス指定し、CPU制御部54A
のテストベクトルを読み出し、これを実行する。すなわ
ち、CPU10Aは、その内部のプログラムカウンタの
値PC=8002(JMP FE)からPC=8000
(JUP −2)とし、再度CPU制御部54Aをアド
レス指定し、CPU制御部54Aのテストベクトルを読
み出し、これを繰り返し実行する。このため、このCP
U制御部54AのテストベクタをCPU10Aに実行さ
せ、外部端子からバスB1を観察すれば、バスB1とC
PU10Aとの接続状態を確実に知ることができる。ま
た、この実行結果が正しいことが確かめられれば、CP
U10Aが正常である場合が多い。このため、CPU制
御部54Aにこのテストベクトルを用意しておけば十分
であり、テストベクトルの作成が短縮化される。
【0048】セレクタ58m1〜58m3,58cは、
メモリ20およびCPU10AをMEMCコア40とメ
モリデータ比較部52およびCPU制御部54Aとに個
別的に接続し、また切り離す。
【0049】バッファ59m,59cは、データバスが
双方向であり、メモリ20およびCPU10Aから出力
されたデータがセレクタ58m2,58cに流入しない
ようにし、セレクタ58m2,58cの破壊を防止して
いる。
【0050】次いで、図1のMCM1の動作を図2を用
いて説明する。図2は、図1のMCM1のテスト動作を
示すフローチャートである。特に、図2(a)はメモリ
テスト時のフローチャートを、図2(b)はCPUテス
ト時のフローチャートをそれぞれ示している。まず、図
2(a)のメモリテスト時の動作から、処理の流れに沿
って詳細に説明する。
【0051】テスト選択ステップS1mA:MCM1外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM1上の
メモリ20をテスト対象とすることをテスト制御部51
Aに指示する。テスト制御部51Aは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、バス解放信号生成部5
3A、メモリデータ比較部52に制御信号を出力すると
ともに、セレクタ58m1〜58m3をテスト側に変更
する。
【0052】バス解放ステップS2mA:バス解放信号
生成部53Aは、CPU10Aにバス解放信号を出力
し、CPU10Aにバスを解放させる。これにより、メ
モリテスト中におけるCPU10Aからの干渉を防ぐこ
とができる。
【0053】メモリ書き込みステップS3mA:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0054】メモリ読み込みステップS4mA:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mAで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0055】比較ステップS5mA:メモリデータ比較
部52は、書き込んだデータと読み出したデータを比較
し、比較結果をテスト制御部51Aに出力する。この比
較結果は、例えば一致する場合には「1」で、一致しな
い場合には「0」である。
【0056】判定ステップS6mA:テスト制御部51
Aは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子Eに出力する。この比較結果をLSIテスタ等
でMCM1外部で観測し、メモリ20が正常に動作する
かどうかを判定する。
【0057】次いで、図2(b)のCPUテスト時の動
作を処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0058】テスト選択ステップS1cA:MCM1外
部からテスト端子SI,SCKを介して、MCM1上の
CPU10Aをテスト対象とすることをテスト制御部5
1Aに指示する。テスト制御部51Aは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、CPU制御部54Aに
制御信号を出力するとともに、セレクタ58cをテスト
側に変更する。
【0059】CPU応答ステップS4cA:CPU制御
部54Aは、命令コードおよび制御信号を生成し、生成
した命令コードおよび制御信号をCPU10Aからのア
クセスに応じて出力する。
【0060】判定ステップS6cA:CPU10Aは、
CPU制御部54Aからの命令コードおよび制御信号を
受け、受けとった信号に従って動作する。この時、MC
M1外部に表れる信号を観測し、命令コードおよび制御
信号が正しく読み込まれているかどうか、また正しく動
作しているかどうかを判定する。
【0061】以上のように、図1のMCM1によれば、
わずかな数のテスト端子SI,SCK,Eを設けるだけ
ですみ、チップ間の信号の配線長が実質的に長くなるこ
ともない。このため、MCMの特徴である端子数の減少
による小型化や、高速化という特徴を発揮できる。ま
た、CPU10Aおよびメモリ20にバウンダリスキャ
ンレジスタを追加する必要がないため、CPUおよびメ
モリのコストアップが発生することもなく、CPUおよ
びメモリの大型化を防止でき、通常動作時にバウンダリ
スキャンレジスタでの遅延が発生することもない。この
ため、MCMの小型化や、高速化という特徴を発揮でき
る。また、バウンダリスキャン対応のCPUおよびメモ
リを用いる必要がないため、CPUおよびメモリの選択
肢が制限されることもない。また、MCMのテストに必
要なテストベクタがメモリデータ比較部52およびCP
U制御部54Aに予め入力されており、テストの実行結
果を瞬時に得ることができるので、短時間でテストを行
える。CPUおよびメモリを相互に切り離した状態でC
PUやメモリのテストを行え、CPUを動作させずにメ
モリをテストできるので、CPUが故障していてもメモ
リのテストが行え、不良個所の特定が可能になり、各部
を高精度にテストできる。また、半導体チップ交換の工
数が減り、テストの効率化およびコスト削減が可能とな
る。また、メモリのテスト時に簡単にCPU10Aから
の影響をなくすことができる。
【0062】図3は、本発明の第2の実施例のMCMテ
スト装置の構成を示すブロック図である。なお、図1の
実施例と対応する部分には、同じ番号を付す。図3にお
いて、MCM2は、CPU10Aと、メモリ20と、M
EMC30Bとを備えている。MEMC30Bは、ME
MCコア部40と、テスト装置50Bとを含む。テスト
装置50Bは、テスト制御部51Bと、メモリデータ比
較部52と、バス解放信号生成部53Aと、CPU制御
部54Aと、CPU出力比較部56Aと、期待値格納部
57Aと、セレクタ58m1〜58m3,58cと、バ
ッファ59m,59cとを含む。
【0063】なお、CPU10Aと、メモリ20と、M
EMCコア部40と、メモリデータ比較部52と、バス
解放信号生成部53Aと、CPU制御部54Aと、セレ
クタ58m1〜58m3,58cと、バッファ59m,
59cとは、図1の第1の実施例と同様であり、その詳
細な説明を省略する。
【0064】ところで、MCM2では、CPU10Aと
MEMCコア40間のアドレス・データのバスB1もM
CM2内部で閉じており、高速化が図られているが、外
部端子からの観測ができない。このため、このMCM2
では、CPU10Aの動作をバスB1を介してMCM2
内部で観測するようにしている。
【0065】テスト制御部51Bは、図1のテスト制御
部51Aと基本的に同じであるが、テスト端子SI,S
CKから入力される指示に従って、バス解放信号生成部
53A、CPU制御部54A、CPU出力比較部56
A、メモリデータ比較部52へ制御信号を出力するとと
もに、CPU出力比較部56Aおよびメモリデータ比較
部52からの比較結果をデータ記憶部D5に格納し、テ
スト端子Eを通してMCM2外部に出力する。また、実
行するテストに応じてバッファ59m,59cおよびセ
レクタ58m1〜58m3,58cを制御する。
【0066】期待値格納部57Aは、CPU10Aの実
行結果の期待値を格納している。この期待値は、MEM
C30Bの製造段階でハード的に入れられている。
【0067】CPU出力比較部56Aは、テスト制御部
51Bの指示にしたがって、CPU10Aからデータバ
スに出力される信号を取り込み、期待値格納部57Aに
設定された期待値と比較し、比較結果をテスト制御部5
1Bに出力する。なお、この実施例では、CPU10A
から出力される信号のうち、データバス上のデータのみ
について比較を行なっているが、期待値格納部57Aに
アドレスや制御信号の期待値を格納しておき、アドレス
バスや制御信号も取り込んで比較するようにしてもよ
い。
【0068】次いで、図3のMCM2のテスト動作を図
4を用いて説明する。図4は、図3のMCM2のテスト
時の動作を示すフローチャートである。特に、図4
(a)はメモリテスト時のフローチャートを、図4
(b)はCPUテスト時のフローチャートをそれぞれ示
している。まず、図4(a)のメモリテスト時の動作か
ら、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0069】テスト選択ステップS1mB:MCM2外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM2上の
メモリ20をテスト対象とすることをテスト制御部51
Bに指示する。テスト制御部51Bは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じてバス解放信号生成部53
A、メモリデータ比較部52に制御信号を出力するとと
もに、セレクタ58m1〜58m3,58cをテスト側
に変更する。
【0070】バス解放ステップS2mB:バス解放信号
生成部53Aは、CPU10Aにバス解放信号を出力
し、CPU10Aにバスを解放させる。これにより、メ
モリテスト中におけるCPU10Aからの干渉を防ぐこ
とができる。
【0071】メモリ書き込みステップS3mB:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0072】メモリ読み込みステップS4mB:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mBで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0073】比較ステップS5mB:メモリデータ比較
部52は、書き込んだデータと読み出したデータを比較
し、比較結果をテスト制御部51Bに出力する。
【0074】判定ステップS6mB:テスト制御部51
Bは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子Eに出力する。この比較結果をLSIテスタ等
でMCM2外部で観測し、メモリ20が正常に動作する
かどうかを判定する。
【0075】次いで、図4(b)のCPUテスト時の動
作を、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0076】テスト選択ステップS1cB:MCM2外
部から、テスト端子SI,SCKを介して、MCM2上
のCPU10Aをテスト対象とすることをテスト制御部
51Bに指示する。テスト制御部51Bは、テスト端子
SI,SCKからの指示に応じて、CPU制御部54
A、CPU出力比較部56Aに制御信号を出力するとと
もに、セレクタ58m1〜58m3,58cをテスト側
に変更する。
【0077】CPU応答ステップS4cB:CPU制御
部54Aは、命令コードおよび制御信号を生成し、生成
した命令コードおよび制御信号をCPU10Aからのア
クセスに応じて出力する。
【0078】比較ステップS5cB:CPU10Aは、
CPU制御部54Aからの命令コードおよび制御信号を
受け、受け取った命令コードおよび制御信号に従って動
作する。CPU出力比較部56Aは、CPU10Aから
出力される信号と期待値格納部57Aに設定された期待
値を比較し、比較結果をテスト制御部51Bに出力す
る。
【0079】判定ステップS6cB:テスト制御部51
Bは、CPU出力比較部56Aから受けた比較結果をテ
スト端子Eに出力し、この比較結果をMCM2外部で観
測し、CPU10Aが正常に動作するかどうかを判定す
る。
【0080】以上のように、図3のMCM2によれば、
図1のMCM1と同じ効果をえることができ、かつバス
B1が内部で閉じていてもテスト結果を得ることがで
き、かつCPU10A−MEMCコア40間の高速性を
維持することができる。
【0081】図5は、本発明の第3の実施例のMCMテ
スト装置の構成を示すブロック図である。なお、図1お
よび図3の実施例と対応する部分には、同じ番号を付
す。図5において、MCM3は、CPU10Aと、メモ
リ20と、MEMC30Cとを備えている。MEMC3
0Cは、MEMCコア部40と、テスト装置50Cとを
含む。テスト装置50Cは、テスト制御部51Cと、メ
モリデータ比較部52と、バス解放信号生成部53A
と、CPU制御部54Bと、CPU切換部55と、期待
値格納部57Bと、CPU出力比較部56Bと、セレク
タ58m1〜58m3,58cと、バッファ59m,5
9cとを含む。
【0082】なお、CPU10Aと、メモリ20と、M
EMCコア部40と、メモリデータ比較部52と、バス
解放信号生成部53Aと、セレクタ58m1〜58m
3,58cと、バッファ59m,59cとは、図1およ
び図3の実施例で用いたものと同様であり、その詳細な
説明を省略する。
【0083】ところで、MCM3では、CPU10Aと
MEMCコア40間のアドレス・データのバスB1もM
CM2内部で閉じており、高速化が図られているが、外
部端子からの観測ができない。このため、このMCM3
では、図3のMCM2の場合と同様に、CPU10Aの
動作をバスB1を介してMCM3内部で観測するように
している。また、電子機器の使用にしたがって種々のC
PUが使用される。この場合、CPUが変われば、これ
に応じて、CPUをテストする命令や期待値が変化す
る。このため、このMCM3では、CPUが変化して
も、これに対応して種々のCPUのテストができ、テス
ト装置を共通に使用できるように考慮されている。
【0084】テスト制御部51Cは、図1および図3の
テスト制御部51A,53Bと基本的に同じであるが、
テスト端子SI,SCKから入力される指示に従って、
バス解放信号生成部53A、CPU制御部54B、CP
U切換部55、期待値格納部57B、CPU出力比較部
56B、メモリデータ比較部52へテストのための制御
信号を出力するとともに、CPU出力比較部56Bおよ
びメモリデータ比較部52からの比較結果をテスト端子
Eを通してMCM3外部に出力する。また、実行するテ
ストに応じてバッファ59m,59cおよびセレクタ5
8m1〜58m3,58cを制御する。なお、上述した
ようにデータ記憶部D3,D4のデータが「11」の場
合にはCPUのテストであることを示しているが、デー
タ記憶部D1,D2のデータで、テストするCPUの種
類が判別され、その種類がCPU切換部55および期待
値格納部57Aに通知される。
【0085】CPU制御部54Bは、テスト制御部51
Cからの信号を受けて、複数種類のCPUに対する命令
コードおよび制御信号を生成し、CPU切換部55から
の信号を受けて生成した命令コードおよび制御信号を選
択し、CPU10Aからのアクセスに応じて選択した命
令コードあるいは制御信号を出力する。
【0086】より具体的には、CPU制御部54Bは、
その内部に例えば、前述したCPU10A用の「bra
PC−2」を意味する2バイトの命令「FEEA」の
テストベクタ54Baと、その他のCPU用であって、
その他のCPUがCPU10Aの場合と同じように繰り
返し実行する命令をテストベクタ…,54Bnとして予
め記憶している。
【0087】CPU切換部55は、テスト制御部51C
からの信号を受けて、CPU制御部54BにCPU切換
信号を出力する。
【0088】期待値格納部57Bは、テストベクタ54
Ba,…,54Bnにそれぞれ対応する複数種類の期待
値57Ba,…,57Bnを格納しており、テスト制御
部51Cからの信号により期待値57Ba,…,57B
nの一つを選択し、CPU出力比較部56Bに出力す
る。
【0089】CPU出力比較部56Bは、CPU10A
の外部端子から出力される信号を取り込み、期待値格納
部57Bから出力された期待値と比較し、比較結果をテ
スト制御部51Cに出力する。なお、この実施例では、
CPU10Aから出力される信号のうち、データバス上
のデータのみについて比較を行っているが、期待値格納
部57Bにアドレスや制御信号の期待値も格納してお
き、アドレスバスや制御信号も取り込んで比較するよう
にしてもよい。
【0090】次いで、図5のMCM3のテスト動作を図
6を用いて説明する。図6は、図5のMCM3のテスト
時の動作を示すフローチャートである。特に図6(a)
はメモリテスト時のフローチャートを、図6(b)はC
PUテスト時のフローチャートをそれぞれ示している。
まず、図6(a)のメモリテスト時の動作から、処理の
流れに沿って詳細に説明する。
【0091】テスト選択ステップS1mC:MCM3外
部からテスト端子SI,SCKを介してMCM上のメモ
リをテスト対象とすることをテスト制御部に指示する。
テスト制御部51Cは、テスト端子SI,SCKからの
指示に応じて、バス解放信号生成部53A、メモリデー
タ比較部52に制御信号を出力するとともに、セレクタ
58m1〜58m3,58cをテスト側に変更する。
【0092】バス解放ステップS2mC:バス解放信号
生成部53Aは、CPUにバス解放信号を出力し、CP
U10Aにバスを解放させる。これにより、メモリテス
ト中におけるCPU10Aからの干渉を防ぐことができ
る。
【0093】メモリ書き込みステップS3mC:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0094】メモリ読み込みステップS4mC:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mCで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0095】比較ステップS5mC:メモリデータ比較
部52は、書き込みデータと読み込みデータを比較し、
比較結果をテスト制御部51Cに出力する。
【0096】判定ステップS6mC:テスト制御部51
Cは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
517外部で観測しメモリ20が正常に動作するかどう
かを判定する。
【0097】次いで、図6(b)のCPUテスト時の動
作を、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0098】テスト選択ステップS1cC:MCM3外
部から、テスト端子SI,SCKを介して、MCM3上
のCPU10Aをテスト対象とすることをテスト制御部
51Cに指示する。テスト制御部51Cは、テスト端子
SI,SCKからの指示に応じて、CPU制御部54
B、CPU出力比較部56Bに制御信号を出力するとと
もに、セレクタ58m1〜58m3,58cをテスト側
に変更する。
【0099】CPU選択ステップS2cC:また、MC
M3外部から、テスト端子SI,SCKを介して、利用
可能なCPUの種類のうち、現在どのCPUが実装され
ているかをテスト制御部51Cに指示する。テスト制御
部51Cは、テスト端子SI,SCKからの指示に応じ
て、CPU切換部55、期待値格納部57Bに制御信号
を出力する。
【0100】CPU応答ステップS4cC:CPU制御
部54Bは、CPU切換部55からの出力に応じて、生
成可能な複数種類の命令コードおよび制御信号の内の一
つを選択し、CPU10Aからのアクセスに応じて選択
した命令コードおよび制御信号を出力する。また、期待
値格納部57Bは、あらかじめ格納している複数種類の
期待値のうちどの期待値を使うかを、テスト制御部51
Cからの信号により切り換える。
【0101】比較ステップS5cC:CPU10Aは、
CPU制御部54Bからの命令コードおよび制御信号を
受け、受け取った命令コードおよび制御信号に従って動
作する。CPU出力比較部56Bは、CPU10Aから
出力されるデータと期待値格納部57Bに設定された期
待値とを比較し、比較結果をテスト制御部51Cに出力
する。
【0102】判定ステップS6cC:テスト制御部51
Cは、CPU出力比較部56Bから受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
517外部で観測しCPU10Aが正常に動作するかど
うかを判定する。
【0103】以上のように、図5のMCM3によれば、
図1のMCM1および図3のMCM2と同じ効果をえる
ことができ、かつCPUの選択性が高まり、テスト装置
の汎用性が高まる。
【0104】図7は、本発明の第4の実施例のMCMテ
スト装置の構成を示すブロック図である。なお、図1、
図3および図5の実施例と対応する部分には、同じ番号
を付す。図7において、MCM4は、CPU10Bと、
メモリ20と、MEMC30Dとを備える。MEMC3
0Dは、MEMCコア部40と、テスト装置50Dとを
含む。テスト装置50Dは、テスト制御部51Dと、メ
モリデータ比較部52と、電源制御部53Bと、CPU
制御部54Aと、セレクタ58m1〜58m3,58c
と、バッファ59m,59cと、CPUの電源スイッチ
SW53cと、メモリの電源スイッチSW53mとを含
む。
【0105】なお、メモリ20と、MEMCコア部40
と、メモリデータ比較部52、CPU制御部54Aは、
図1の実施例で用いたものと同様であり、その詳細な説
明を省略する。
【0106】ところで、MCM4では、CPU10Bと
MEMC30D間のアドレス・データのバスB1がMC
M外部端子に接続されており、図1の場合と同様に、C
PU10Bの動作を外部端子からの観測が可能である。
また、CPU10Bは、CPU10Aと異なり、バス解
放端子11を備えておらず、バスB1を常時支配しよう
とする。このため、CPU10Bにかかわらず、バスB
1を解放できるように考慮されている。
【0107】テスト制御部51Dは、図1,図3および
図5のテスト制御部51A〜51Cと基本的に同じであ
るが、テスト端子SI,SCKから入力される指示に従
って、メモリデータ比較部52、電源制御部53Bおよ
びCPU制御部54Aへ制御信号を出力するとともに、
メモリデータ比較部52からの比較結果をテスト端子S
I,SCKを通してMCM4外部に出力する。また、実
行するテストに応じて、セレクタ58m1〜58m3,
58cおよびバッファ59m,59cを制御する。
【0108】電源制御部53Bは、テスト制御部51D
からの信号を受け、メモリテスト時にはCPU10Bの
電源スイッチSW53cをOFF、メモリ20の電源ス
イッチSW53mをONにする。これにより、CPU1
0Bが電力消勢され、バスB1が解放され、メモリテス
ト時にCPU10Bからの干渉を防ぐことができる。ま
た、電源制御部53Bは、CPUテスト時には、CPU
10Bの電源スイッチSW53cをON、メモリ20の
電源スイッチSW53mをOFFにする。これにより、
メモリ20が電力消勢され、CPUテスト時にメモリ2
0からの干渉を防ぐことができる。
【0109】次いで、図7のMCM4のテスト動作を説
明する。図8は、図7のMCM4のテスト時の動作を示
すフローチャートである。特に図8(a)はメモリテス
ト時のフローチャートを、図8(b)はCPUテスト時
のフローチャートをそれぞれ示している。まず、図8
(a)のメモリテスト時の動作から、処理の流れに沿っ
て詳細に説明する。
【0110】テスト選択ステップS1mD:MCM4外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM4上の
メモリ20をテスト対象とすることをテスト制御部51
Dに指示する。テスト制御部51Dは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、メ
モリデータ比較部52に制御信号を出力するとともに、
セレクタ58m1〜58m3をテスト側に変更する。
【0111】電源制御ステップS2mD:電源制御部5
3Bは、CPU10Bの電源スイッチSW53cをOF
F、メモリ20の電源スイッチSW53mをONにす
る。これにより、メモリテスト中におけるCPU10B
からの干渉を防ぐことができる。
【0112】メモリ書き込みステップS3mD:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0113】メモリ読み込みステップS4mD:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mDで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0114】比較ステップS5mD:メモリデータ比較
部52は、書き込みデータと読み込みデータを比較し、
比較結果をテスト制御部51Dに出力する。
【0115】判定ステップS6mD:テスト制御部51
Dは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
4外部で観測し、メモリが正常に動作するかどうかを判
定する。
【0116】次いで、図8(b)のCPUテスト時の動
作を、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0117】テスト選択ステップS1cD:MCM4外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM4上の
CPU10Bをテスト対象とすることをテスト制御部5
1Dに指示する。テスト制御部51Dは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、C
PU制御部54Aに制御信号を出力するとともに、セレ
クタ58cをテスト側に変更する。
【0118】電源制御ステップS3cD:電源制御部5
3Bは、CPU10Bの電源スイッチSW53cをO
N、メモリ20の電源スイッチSW53mをOFFに
し、CPU10Bを動作させる。これにより、CPUテ
スト中におけるメモリ20からの干渉を防ぐことができ
る。
【0119】CPU応答ステップS4cD:CPU制御
部54Aは、命令コードおよび制御信号を生成し、生成
した命令コードおよび制御信号をCPU10Bからのア
クセスに応じて出力する。
【0120】判定ステップS6cD:CPU10Bは、
CPU制御部54Aからの命令コードおよび制御信号を
受け、受け取った命令コードおよび制御信号に従って動
作する。この時、MCM4外部に表れる信号を観測し、
命令コードおよび制御信号が正しく受けとられているか
どうか、また正しく動作しているかどうかを判定する。
【0121】以上のように、図7のMCM4によれば、
CPU10Bにバス解放端子11がなくても、図1のM
CM1と同様に、わずかな数のテスト端子SI,SC
K,Eを設けるだけですみ、チップ間の信号の配線長が
実質的に長くなることもない。このため、MCMの特徴
である端子数の減少による小型化や、高速化という特徴
を発揮できる。また、CPU10Bおよびメモリ20に
バウンダリスキャンレジスタを追加する必要がないた
め、CPUおよびメモリのコストアップが発生すること
もなく、CPUおよびメモリの大型化を防止でき、通常
動作時にバウンダリスキャンレジスタでの遅延が発生す
ることもない。このため、MCMの小型化や、高速化と
いう特徴を発揮できる。また、バウンダリスキャン対応
のCPUおよびメモリを用いる必要がないため、CPU
およびメモリの選択肢が制限されることもない。また、
MCMのテストに必要なテストベクタがメモリデータ比
較部52およびCPU制御部54Aに予め入力されてお
り、テストの実行結果を瞬時に得ることができるので、
短時間でテストを行える。CPUおよびメモリを相互に
切り離した状態でCPUやメモリのテストを行え、CP
Uを動作させずにメモリをテストできるので、CPUが
故障していてもメモリのテストが行え、不良個所の特定
が可能になり、各部を高精度にテストできる。また、半
導体チップ交換の工数が減り、テストの効率化およびコ
スト削減が可能となる。また、メモリのテスト時に簡単
にCPU10Bからの影響をなくすことができる。
【0122】図9は、本発明の第5の実施例のMCMテ
スト装置の構成を示すブロック図である。なお、図1、
図3、図5および図7の実施例と対応する部分には、同
じ番号を付す。MCM5は、CPU10Bと、メモリ2
0と、MEMC30Eとを備えている。MEMC30E
は、MEMCコア部40と、テスト装置50Eとを備え
ている。テスト装置50Eは、テスト制御部51Eと、
メモリデータ比較部52と、電源制御部53Bと、CP
U制御部54Aと、期待値格納部57Aと、CPU出力
比較部56Aと、セレクタ58m1〜58m3,58c
と、バッファ59m,59cと、CPU10Bの電源ス
イッチSW53cと、メモリ20の電源スイッチSW5
3mとを含む。
【0123】なお、メモリ20と、MEMCコア部40
と、メモリデータ比較部52と、CPU制御部54A
と、CPU出力比較部56Aと、期待値格納部57Aと
は、図3の実施例で用いたものと同様であり、CPU1
0Bと、電源制御部53Bとは、図8の実施例で用いた
ものと同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0124】ところで、MCM5では、CPU10Bと
MEMC30E間のアドレスバスとデータバスがMCM
5内部で閉じており、図3の場合と同様に、外部端子か
らの観測はできない。また、CPU10Bは、CPU1
0Aと異なり、バス解放端子11を備えておらず、バス
B1を常時支配しようとする。このため、CPU10B
にかかわらず、バスB1を解放できるように考慮されて
いる。
【0125】テスト制御部51Eは、図1,図3,図
5,図7のテスト制御部51A〜51Dと基本的に同じ
であるが、テスト端子SI,SCKから入力される指示
に従って、メモリデータ比較部52、電源制御部53
B、CPU制御部54A、CPU出力比較部56Aへ制
御信号を出力するとともに、CPU出力比較部56Aお
よびメモリデータ比較部52からの比較結果をテスト端
子SI,SCKを通してMCM5外部に出力する。ま
た、実行するテストに応じてバッファ59m,59cお
よびセレクタ58m1〜58m3,58cを制御する。
【0126】次いで、図9のMCM5のテスト動作を説
明する。図10は、図9のMCM4のテスト時の動作を
示すフローチャートである。特に図10(a)はメモリ
テスト時のフローチャートを、図10(b)はCPUテ
スト時のフローチャートをそれぞれ示している。まず、
図10(a)のメモリテスト時の動作から、処理の流れ
に沿って詳細に説明する。
【0127】テスト選択ステップS1mE:MCM5外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM5上の
メモリ20をテスト対象とすることをテスト制御部51
Eに指示する。テスト制御部51Eは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、メ
モリデータ比較部52に制御信号を出力し、セレクタ5
8m1〜58m3をテスト側に変更する。
【0128】電源制御ステップS2mE:電源制御部5
3Bは、CPU901の電源スイッチSW53cをOF
F、メモリ20の電源スイッチSW53mをONにす
る。これにより、メモリテスト中におけるCPU10B
からの干渉を防ぐ。
【0129】メモリ書き込みステップS3mE:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0130】メモリ読み込みステップS4mE:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mEで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0131】比較ステップS5mE:メモリデータ比較
部52は、書き込みデータと読み込みデータを比較し、
比較結果をテスト制御部51Eに出力する。
【0132】判定ステップS6mE:テスト制御部51
Eは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
5外部で観測し、メモリ20が正常に動作するかどうか
を判定する。
【0133】次いで、図10(b)のCPUテスト時の
動作を、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0134】テスト選択ステップS1cE:MCM5外
部から、テスト端子SI,SCKを通してMCM5上の
CPU10Bをテスト対象とすることをテスト制御部5
1Eに指示する。テスト制御部51Eは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、C
PU制御部54A、CPU出力比較部56Aに制御信号
を出力するとともにセレクタ58cをテスト側に変更す
る。
【0135】電源制御ステップS3cE:電源制御部5
3Bは、CPU10Bの電源スイッチSW53cをO
N、メモリ20の電源スイッチSW53mをOFFに
し、CPU10Bを動作させる。これにより、CPUテ
スト中におけるメモリ20からの干渉を防ぐことができ
る。
【0136】CPU応答ステップS4cE:CPU制御
部54Aは、命令コードおよび制御信号を生成し、生成
した命令コードおよび制御信号をCPU10Bからのア
クセスに応じて出力する。
【0137】比較ステップS5cE:CPU10Bは、
CPU制御部54Aからの命令コードおよび制御信号を
受け、受け取った命令コードおよび制御信号に従って動
作する。CPU出力比較部56Aは、CPUから出力さ
れるデータと期待値格納部57Aに設定された期待値を
比較し、比較結果をテスト制御部に出力する。
【0138】判定ステップS6cE:テスト制御部51
Eは、CPU出力比較部56Aから受けた比較結果をテ
スト端子Eに出力し、この比較結果をMCM5外部で観
測し、CPU10Bが正常に動作するかどうかを判定す
る。
【0139】以上のように、図9のMCM5によれば、
図7のMCM4と同じ効果をえることができ、かつバス
B1が内部で閉じていてもテスト結果を得ることがで
き、かつCPU10B−MEMCコア40間の高速性を
維持することができる。
【0140】図11は、本発明の第6の実施例のMCM
テスト装置の構成を示すブロック図である。なお、図
1、図3、図5、図7および図9の実施例と対応する部
分には、同一の番号を付す。図11において、MCM6
は、CPU10Bと、メモリ20と、MEMC30Fと
を備えている。MEMC30Eは、MEMCコア部40
と、テスト装置50Eとを含む。テスト装置50Eは、
テスト制御部51Fと、メモリデータ比較部52、電源
制御部53B、CPU制御部54B、CPU切換部5
5、期待値格納部57B、CPU出力比較部56B、セ
レクタ58m1〜58m3,58cと、バッファ59
m,59cと、CPUの電源スイッチSW53cと、メ
モリの電源スイッチSW53mとを含む。
【0141】なお、メモリ20と、MEMCコア部40
と、メモリデータ比較部52と、CPU制御部54B
と、CPU切換部55と、期待値格納部57Bと、CP
U出力比較部56Bとは、図5の実施例で用いたものと
同様であり、電源制御部53Bは、図7の実施例で用い
たものと同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0142】ところで、MCM6では、CPU10Bと
MEMC30F間のアドレスバスとデータバスがMCM
6内部で閉じており、図5の場合と同様に、外部端子で
の観測ができない。また、CPU10Bにかかわらず、
バスB1を解放できるように考慮されている。さらに、
このMCM3では、CPUが変化しても、これに対応し
て種々のCPUのテストができ、テスト装置を共通に使
用できるように考慮されている。
【0143】テスト制御部51Fは、図1,図3,図
5,図7および図9のテスト制御部51A〜51Eと基
本的に同じであるが、テスト端子SI,SCKから入力
される指示に従って、メモリデータ比較部52、電源制
御部53B、CPU制御部54B、CPU切換部55、
期待値格納部57B、CPU出力比較部56Bへ制御信
号を出力するとともに、CPU出力比較部56Bおよび
メモリデータ比較部52からの比較結果をテスト端子S
I,SCKを通してMCM6外部に出力する。また、実
行するテストに応じて、セレクタ58m1〜58m3,
58cおよびバッファ59m,59cを制御する。
【0144】次いで、図11のMCM6のテスト動作を
説明する。図12は、図11のMCM6のテスト時の動
作を示すフローチャートである。特に図12(a)はメ
モリテスト時のフローチャートを、図12(b)はCP
Uテスト時のフローチャートをそれぞれ示している。ま
ず、図12(a)のメモリテスト時の動作から、処理の
流れに沿って詳細に説明する。
【0145】テスト選択ステップS1mF:MCM6外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM6上の
メモリ20をテスト対象とすることをテスト制御部51
Fに指示する。テスト制御部51Fは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、メ
モリデータ比較部52に制御信号を出力するとともに、
セレクタ58m1〜58m3をテスト側に変更する。
【0146】電源制御ステップS2mF:電源制御部5
3Bは、CPU10Bの電源スイッチSW53cをOF
F、メモリ20の電源スイッチSW53mをONにす
る。これにより、メモリテスト中におけるCPU10B
からの干渉を防ぐことができる。
【0147】メモリ書き込みステップS3mF:メモリ
データ比較部52は、メモリ20にデータを書き込む。
【0148】メモリ読み込みステップS4mF:メモリ
データ比較部52は、ステップS3mFで書き込んだデ
ータをメモリ20から読み出す。
【0149】比較ステップS5mF:メモリデータ比較
部52は、書き込みデータと読み込みデータを比較し、
比較結果をテスト制御部51Fに出力する。
【0150】判定ステップS6mF:テスト制御部51
Fは、メモリデータ比較部52から受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
6外部で観測し、メモリ20が正常に動作するかどうか
を判定する。
【0151】次いで、図12(b)のCPUテスト時の
動作を、処理の流れに沿って詳細に説明する。
【0152】テスト選択ステップS1cF:MCM6外
部から、テスト端子SI,SCKを介してMCM6上の
CPU10Bをテスト対象とすることをテスト制御部5
1Fに指示する。テスト制御部51Fは、テスト端子S
I,SCKからの指示に応じて、電源制御部53B、C
PU制御部54B、CPU出力比較部56Bに制御信号
を出力するとともにセレクタ58m1〜58m3,58
cをテスト側に変更する。
【0153】CPU選択ステップS2cF:また、MC
M6外部から、テスト端子SI,SCKを介して利用可
能なCPU種類のうち、現在どのCPUが実装されてい
るかをテスト制御部51Fに指示する。テスト制御部5
1Fは、テスト端子SI,SCKからの指示に応じて、
CPU切換部55、期待値格納部57Bに制御信号を出
力する。
【0154】電源制御ステップS3cF:電源制御部5
3Bは、CPUの電源スイッチSW53cをON、メモ
リ20の電源スイッチSW53mをOFFにし、CPU
10Bを動作させる。これにより、CPUテスト中にお
けるメモリ20からの干渉を防ぐことができる。
【0155】CPU応答ステップS4cF:CPU制御
部54Bは、複数種類の命令コードおよび制御信号を生
成し、生成した命令コードおよび制御信号をCPU切換
部55からの出力に応じて切り換え、CPU10Bから
のアクセスに応じて出力する。また、期待値格納部57
Bは、あらかじめ格納している複数種類の期待値のうち
どの期待値を使うかをテスト制御部51Fからの信号に
より切り換える。
【0156】比較ステップS5cF:CPU10Bは、
CPU制御部54Bからの命令コードおよび制御信号を
受け、受け取った命令コードおよび制御信号に従って動
作する。CPU出力比較部56Bは、CPU10Bから
出力されるデータと期待値格納部57Bに設定された期
待値とを比較し、比較結果をテスト制御部51Fに出力
する。
【0157】判定ステップS6cF:テスト制御部51
Fは、CPU出力比較部56Bから受けた比較結果をテ
スト端子SI,SCKに出力し、この比較結果をMCM
6外部で観測し、CPU10Bが正常に動作するかどう
かを判定する。
【0158】以上のように、図11のMCM6によれ
ば、図7のMCM4および図9のMCM5と同じ効果を
えることができ、かつCPUの選択性が高まり、テスト
装置の汎用性が高まる。
【0159】なお、メモリ20は、1つのチップで構成
されていてもよく、複数のチップで構成されていてもよ
い。また、バス幅も例えば16ビット、64ビット等の
他のビット数でもよい。
【0160】また、テスト端子SI,SCK,Eからス
キャンパスで実施したが、アドレス・データ・制御信号
を持つバス構造で実施するようにしてもよい。
【0161】また、メモリテストでは、2つのアドレス
「0x55555555」,「0xAAAAAAAA」
番地にそれぞれデータ「0x55555555」,「0
xAAAAAAAA」を読み書きするようにしたが、読
み書きするアドレス・データの値や数を他のもので実施
してもよく、また、全アドレスに対してあるデータ(例
えば0x00000000、0xFFFFFFFF)を
読み書きするようにしても良い。ただし、読み書きする
アドレス・データ数が増えると、メモリデータ比較部5
2のゲート数が増加し、MEMCのサイズが大きくなる
可能性があるため、できるだけ少なくする方が望まし
い。
【0162】また、期待値格納部57Aへの期待値をM
EMC30Bの製造段階でハード的に入れておいたが、
テスト制御部51Bを通して期待値を書き込むようにし
ても良い。
【0163】また、ステップS1mA〜S1mF,S1
cA〜S1cFでのテスト対象の指示、およびステップ
S6mA〜S6mF,S6cA〜S6cFでの判定を、
半導体チップのテストに用いられているLSIテスタ
や、インサーキットテスタ等を用いてテストの自動化を
図るようにしてもよい。
【0164】さらに、図1および図7のMCMにおい
て、CPU制御部54Aに代えてCPU制御部54B、
CPU切換部55を用いるようにしてもよい。これによ
り、CPUの選択性が高まり、テスト装置の汎用性が高
まる。
【0165】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、わずかな数の
テスト端子を設けるだけですみ、メモリバスの配線長が
実質的に長くなることもない。このため、MCMの特徴
である端子数の減少による小型化や、高速化という特徴
を発揮できる。また、メモリにバウンダリスキャンレジ
スタを追加する必要がないため、メモリのコストアップ
が発生することもなく、メモリの大型化を防止でき、通
常動作時にバウンダリスキャンレジスタでの遅延が発生
することもない。このため、MCMの小型化や、高速化
という特徴を発揮できる。また、バウンダリスキャン対
応のメモリを用いる必要がないため、メモリの選択肢が
制限されることもない。また、メモリのテストに必要な
テストベクタが予め入力されており、テストの実行結果
を瞬時に得ることができるので、DRAMであってもリ
フレッシュすることなく短時間でテストを行える。CP
Uおよびメモリを相互に切り離した状態でCPUやメモ
リのテストを行え、CPUを不能動化してメモリをテス
トできるので、CPUが故障していてもメモリのテスト
が行え、不良個所の特定が可能になり、各部を高精度に
テストできる。
【0166】請求項2の発明によれば、CPU不能動化
手段がCPUのバス解放端子にバス解放信号を出力する
ことにより、CPUを不能動化するので、メモリのテス
ト時にCPUからの干渉を簡単になくすことができる。
【0167】請求項3の発明によれば、CPU不能動化
手段がCPUに給電するCPU用スイッチを遮断するこ
とにより、CPUを不能動化するので、CPUにバス解
放端子がなくても、メモリのテスト時にCPUからの干
渉を簡単になくすことができる。
【0168】請求項4の発明によれば、CPUの動作を
MCMの外からCPUバスを介してみれ、CPUテスト
命令記憶手段がCPUバス接続手段を介してテスト用無
限ループを実現する命令を記憶し、CPUバス接続手段
が通常はCPUバスにMEMCを接続し、テスト時はC
PUバスにMEMCの代わりにCPUテスト命令記憶手
段を接続し、テスト制御手段が、テスト端子からCPU
テストを指示されると、CPUテスト命令記憶手段に命
令を出力させ、CPUバス接続手段にCPUテスト命令
記憶手段を接続させるので、わずかな数のテスト端子を
設けるだけですみ、CPUバスの配線長が実質的に長く
なることもない。このため、MCMの特徴である端子数
の減少による小型化や、高速化という特徴を発揮でき、
しかも実速度でCPUをテストできる。また、CPUに
バウンダリスキャンレジスタを追加する必要がないた
め、CPUのコストアップが発生することもなく、CP
Uの大型化を防止でき、通常動作時にバウンダリスキャ
ンレジスタでの遅延が発生することもない。このため、
MCMの小型化や、高速化という特徴を発揮できる。ま
た、バウンダリスキャン対応のCPUを用いる必要がな
いため、CPUの選択肢が制限されることもない。ま
た、MCMのテストに必要なテストベクタが予め入力さ
れており、テストの実行結果を瞬時に得ることができる
ので、短時間でテストを行える。また、CPUだけにテ
ストベクタを送ることができるので、不良個所の特定が
可能になり、各部を高精度にテストできる。
【0169】請求項5の発明によれば、CPUテスト命
令記憶手段が、複数のCPUにそれぞれ応じた複数の命
令を記憶し、CPUテスト命令切換手段が、CPUテス
ト命令記憶手段にテストするCPUの命令を選択させ、
テスト制御手段がテスト端子からテストするCPUの種
類が指示されると、CPUテスト命令切換手段に選択す
るCPUを指示するので、CPUの選択性が高まり、テ
スト装置の汎用性が高まる。
【0170】請求項6の発明によれば、CPUテスト命
令記憶手段が、CPUバス接続手段を介してテスト用無
限ループを実現する命令を記憶し、期待値格納手段が、
テスト用無限ループの発生時の期待値を格納する。CP
U出力比較手段が、発生したテスト用無限ループと期待
値とが一致するかを判断し、CPUバス接続手段が、通
常はCPUバスにMEMCを接続し、テスト時はCPU
バスにMEMCの代わりにCPUテスト命令記憶手段を
接続し、テスト制御手段が、テスト端子からCPUテス
トを指示されると、CPUテスト命令記憶手段に命令を
出力させ、CPUバス接続手段にCPUテスト命令記憶
手段を接続させるとともにCPU出力比較手段を起動し
て、比較結果を当該テスト端子に出力するので、CPU
の動作をMCMの外からみれないようにCPUバスがM
CMの内部で閉じていても、わずかな数のテスト端子を
設けるだけですみ、CPUバスの配線長が実質的に長く
なることもない。このため、MCMの特徴である端子数
の減少による小型化や、高速化という特徴を発揮でき、
しかも実速度でCPUをテストできる。また、CPUに
バウンダリスキャンレジスタを追加する必要がないた
め、CPUのコストアップが発生することもなく、CP
Uの大型化を防止でき、通常動作時にバウンダリスキャ
ンレジスタでの遅延が発生することもない。このため、
MCMの小型化や、高速化という特徴を発揮できる。ま
た、バウンダリスキャン対応のCPUを用いる必要がな
いため、CPUの選択肢が制限されることもない。ま
た、MCMのテストに必要なテストベクタが予め入力さ
れており、テストの実行結果を瞬時に得ることができる
ので、短時間でテストを行える。また、CPUだけにテ
ストベクタを送ることができるので、不良個所の特定が
可能になり、各部を高精度にテストできる。
【0171】請求項7の発明によれば、CPUテスト命
令記憶手段が、複数のCPUにそれぞれ応じた複数の命
令を記憶し、期待値格納手段が、複数のCPUにそれぞ
れ応じたテスト用無限ループの発生時の複数の期待値を
格納し、CPUテスト命令切換手段が、CPUテスト命
令記憶手段にテストするCPUの命令を選択させ、テス
ト制御手段が、テスト端子からテストするCPUの種類
が指示されると、CPUテスト命令切換手段に選択する
CPUを指示するとともに、期待値格納手段に選択する
期待値を指示するので、CPUの選択性が高まり、テス
ト装置の汎用性が高まる。
【0172】請求項8の発明によれば、メモリ不能動化
手段がメモリに給電するメモリ用スイッチを遮断するこ
とにより、メモリを不能動化するので、CPUのテスト
時にメモリからの干渉を簡単になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のMCMテスト装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のMCM1のテスト動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施例のMCMテスト装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3のMCM2のテスト時の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第3の実施例のMCMテスト装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】図5のMCM3のテスト時の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第4の実施例のMCMテスト装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】図7のMCM4のテスト時の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第5の実施例のMCMテスト装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】図9のMCM5のテスト時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第6の実施例のMCMテスト装置の
構成を示すブロック図である。
【図12】図11のMCM6のテスト時の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】従来のMCMの構成を示すブロック図であ
る。
【図14】従来の他のMCMの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1〜6…MCM 10A,10B…CPU 20…メモリ 30A〜30F…MEMC 40…MEMCコア部 50A〜50F…テスト装置 51A〜51F…テスト制御部 52…メモリデータ比較部 53A…バス解放信号生成部 53B…電源制御部 SW53c…CPU用電源スイッチ SW53m…メモリの電源スイッチ 54A,54B…CPU制御部 55…CPU切換部 56A,56B…CPU出力比較部 57A,57B…期待値格納部 58m1〜58m3,58c…セレクタ 59m,59c…バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 31/28 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとメモリとメモリコントローラ
    (以下、MEMCと記す)とを有するマルチチップモジ
    ュール(以下、MCMと記す)に備えられ、外部からメ
    モリをテストできるようにしたテスト装置であって、 CPU不能動化手段、メモリ用テストパターン保持手
    段、メモリテスト手段、メモリバス接続手段、テスト制
    御手段を備え、 前記CPU不能動化手段は、前記CPUを不能動化し、 前記メモリ用テストパターン保持手段は、数種のテスト
    用アドレスとテスト用データとを保持し、 前記メモリテスト手段は、前記メモリバス接続手段を介
    して前記メモリの前記テスト用アドレスに前記テスト用
    データの書き込み後読み出しを行い、発生したデータと
    読み出したデータとが一致するかを判断し、 前記メモリバス接続手段は、通常はメモリバスに前記M
    EMCを接続し、テスト時は当該メモリバスに前記ME
    MCの代わりに前記メモリテスト手段を接続し、 前記テスト制御手段は、テスト端子からメモリテストを
    指示されると、前記CPU不能動化手段に前記CPUを
    不能動化させ、前記メモリバス接続手段に前記メモリテ
    スト手段を接続させるとともに前記メモリテスト手段を
    起動して、判断結果を当該テスト端子に出力する、 ことを特徴とするテスト装置。
  2. 【請求項2】 前記CPU不能動化手段は、前記CPU
    のバス解放端子にバス解放信号を出力することにより、
    前記CPUを不能動化する、 ことを特徴とする請求項1に記載のテスト装置。
  3. 【請求項3】 前記CPU不能動化手段は、前記CPU
    に給電するCPU用スイッチを遮断することにより、前
    記CPUを不能動化する、 ことを特徴とする請求項1に記載のテスト装置。
  4. 【請求項4】 前記CPUの動作を前記MCMの外から
    CPUバスを介してみれ、 CPUテスト命令記憶手段、CPUバス接続手段をさら
    に備え、 前記CPUテスト命令記憶手段は、前記CPUバス接続
    手段を介してテスト用無限ループを実現する命令を記憶
    し、 前記CPUバス接続手段は、通常は前記CPUバスに前
    記MEMCを接続し、テスト時は前記CPUバスに前記
    MEMCの代わりに前記CPUテスト命令記憶手段を接
    続し、 前記テスト制御手段は、テスト端子からCPUテストを
    指示されると、前記CPUテスト命令記憶手段に命令を
    出力させ、前記CPUバス接続手段に前記CPUテスト
    命令記憶手段を接続させる、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    テスト装置。
  5. 【請求項5】 CPUテスト命令切換手段をさらに備
    え、 前記CPUテスト命令記憶手段は、複数のCPUにそれ
    ぞれ応じた複数の命令を記憶し、 前記CPUテスト命令切換手段は、前記CPUテスト命
    令記憶手段にテストするCPUの命令を選択させ、 前記テスト制御手段は、テスト端子からテストするCP
    Uの種類が指示されると、前記CPUテスト命令切換手
    段に選択するCPUを指示する、 ことを特徴とする請求項4に記載のテスト装置。
  6. 【請求項6】 前記CPUの動作を前記MCMの外から
    みれないようにCPUバスが前記MCMの内部で閉じて
    おり、 CPUテスト命令記憶手段、期待値格納手段、CPU出
    力比較手段、CPUバス接続手段をさらに備え、 前記CPUテスト命令記憶手段は、前記CPUバス接続
    手段を介してテスト用無限ループを実現する命令を記憶
    し、 前記期待値格納手段は、前記テスト用無限ループの発生
    時の期待値を格納し、 前記CPU出力比較手段は、発生したテスト用無限ルー
    プと期待値とが一致するかを判断し、 前記CPUバス接続手段は、通常は前記CPUバスに前
    記MEMCを接続し、テスト時は前記CPUバスに前記
    MEMCの代わりに前記CPUテスト命令記憶手段を接
    続し、 前記テスト制御手段は、テスト端子からCPUテストを
    指示されると、前記CPUテスト命令記憶手段に命令を
    出力させ、前記CPUバス接続手段に前記CPUテスト
    命令記憶手段を接続させるとともに前記CPU出力比較
    手段を起動して、比較結果を当該テスト端子に出力す
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    テスト装置。
  7. 【請求項7】 CPUテスト命令切換手段をさらに備
    え、 前記CPUテスト命令記憶手段は、複数のCPUにそれ
    ぞれ応じた複数の命令を記憶し、 前記期待値格納手段は、複数のCPUにそれぞれ応じた
    テスト用無限ループの発生時の複数の期待値を格納し、 前記CPUテスト命令切換手段は、前記CPUテスト命
    令記憶手段にテストするCPUの命令を選択させ、 前記テスト制御手段は、テスト端子からテストするCP
    Uの種類が指示されると、前記CPUテスト命令切換手
    段に選択するCPUを指示するとともに、前記期待値格
    納手段に選択する期待値を指示する、 ことを特徴とする請求項6に記載のテスト装置。
  8. 【請求項8】 メモリ不能動化手段ををさらに備え、 前記メモリ不能動化手段は、前記メモリに給電するメモ
    リ用スイッチを遮断することにより、前記メモリを不能
    動化する、 ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の
    テスト装置。
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